JP5817170B2 - 画像形成構造体、画像形成装置および現像装置 - Google Patents

画像形成構造体、画像形成装置および現像装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成構造体、画像形成装置および現像装置に関する。
例えば、特許文献1には、回転するパドルローラが内蔵されたトナーカートリッジを有する現像器が示されている。この現像器には、トナーカートリッジの開口部を塞ぐ蓋と、この蓋とパドルローラとを連結した連結アームとがさらに備えられている。これらの蓋および連結アームは、パドルローラとともにトナーカートリッジ内に配備されている。
特許文献2には、トナー容器と、現像器と、トナー容器のトナー供給口を密封したシールと備えたプロセスカートリッジが示されている。このプロセスカートリッジには、トナー容器の使用開始にあたり回転してシールを巻き取る巻取り軸と、この巻取り軸を駆動する機構とがさらに備えられている。
特開平5−127524号公報 特開平1−193872号公報
本発明は、部品数が少ない画像形成構造体、そのような画像形成構造体が装着される画像形成装置、および現像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る画像形成構造体は、
潜像を保持し粉体による現像を受けて現像像を保持する像保持体と、
上記像保持体上の潜像を粉体で現像してこの像保持体上に像を形成する現像器と、
上記現像器への補給用の粉体が収容された収容容器が着脱自在に装着される容器装着部と、
上記容器装着部に装着された収容容器から上記現像器に至る、この現像器の粉体の受入部分を含む補給経路上に配置された、この補給経路を塞ぐ閉塞部材と、
上記閉塞部材と係合する位置に配置された、回転して粉体を回転軸方向に搬送する搬送部材とを有し、
上記搬送部材が、螺旋形状の羽根を有し、回転により上記閉塞部材を羽根で押して、上記閉塞部材を、上記補給経路を開放した開放位置まで移動させるものであって、上記羽根が、開放位置まで移動した閉塞部材との係合を解除する切欠きを有することを特徴とする。
請求項2に係る画像形成構造体は、
潜像を保持し粉体による現像を受けて現像像を保持する像保持体と、
上記像保持体上の潜像を粉体で現像してこの像保持体上に像を形成する現像器と、
上記現像器への補給用の粉体が収容された収容容器が着脱自在に装着される容器装着部と、
上記容器装着部に装着された収容容器から上記現像器に至る、この現像器の粉体の受入部分を含む補給経路上に配置された、この補給経路を塞ぐ閉塞部材と、
上記閉塞部材と係合する位置に配置された、回転して粉体を回転軸方向に搬送する搬送部材と、
上記補給経路の少なくとも一部を画定し、上前記閉塞部材を内側に収容する筐体とを有し、
上記搬送部材が、回転により、上記閉塞部材を上記補給経路を開放した開放位置に移動させるものであり、
上記閉塞部材が、上記開放位置への移動に伴って上記筐体外側に突出する突出片を有することを特徴とする。
請求項に係る画像形成構造体は、上記閉塞部材を上記補給経路を閉塞する閉塞位置に留める留め部を有し、
上記搬送部材は、上記閉塞位置にある上記閉塞部材を、上記留め部による反力に抗して上記開放位置に移動させるものであることを特徴とする。
請求項に係る画像形成装置は、
請求項1からいずれか1項記載の画像形成構造体と、
上記画像形成構造体が着脱自在に装着される画像形成構造体装着部と、
上記像保持体上の像を被転写体に転写する転写器と、
上記被転写体上に転写された像をこの転写体上に定着する定着器とを有することを特徴とする。
請求項に係る現像装置は、
粉体を収容し、外部から補給された粉体を受け入れる開口を有する筐体と、
上記筐体に取り付けられ、上記開口を塞ぐ閉塞部材と、
上記閉塞部材と係合する位置に配置され、回転して、上記筐体内の粉体を回転軸方向に搬送する粉体搬送部材と、
像保持体上の潜像を粉体で現像する現像部材とを有し、
上記搬送部材が、螺旋形状の羽根を有し、回転により上記閉塞部材を羽根で押して、上記閉塞部材を、上記補給経路を開放した開放位置まで移動させるものであって、上記羽根が、開放位置まで移動した閉塞部材との係合を解除する切欠きを有することを特徴とする。
請求項6に係る現像装置は、
粉体を収容し、外部から補給された粉体を受け入れる開口を有する筐体と、
上記筐体に取り付けられ、上記開口を塞ぐ閉塞部材と、
上記閉塞部材と係合する位置に配置され、回転して、上記筐体内の粉体を回転軸方向に搬送する粉体搬送部材と、
像保持体上の潜像を粉体で現像する現像部材とを有し、
上記搬送部材が、回転により、上記閉塞部材を、上記開口を開放した開放位置に移動させるものであり、
上記閉塞部材が、上記開放位置への移動に伴って上記筐体外側に突出する突出片を有することを特徴とする。
請求項1に係る画像形成構造体および請求項5に係る現像装置は、例えば、閉鎖部材の駆動機構を別に設けた場合と比較して部品数が少なく、また、閉鎖部材を予め定め設定した位置に停止させることができる。
請求項2に係る画像形成構造体および請求項6に係る現像装置は、例えば、閉鎖部材の駆動機構を別に設けた場合と比較して部品数が少なく、また、閉塞部材の状態が外側から視認できる。
請求項に係る画像形成構造体は、留め部を有していない場合と比較して、トナー補給経路の不用意な開放が抑制される。
請求項4に係る画像形成装置は、例えば、閉鎖部材の駆動機構を別に設けた場合と比較して部品数が少ない。
本発明の一実施形態である画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 プロセスカートリッジの構成を示す断面図である。 トナー容器を示す斜視図である。 図2に示す現像器を上方から見た図である。 図4に示す第2撹拌搬送部材を現像器から取り出して示す斜視図である。 図4に示す現像器に蓋体が装着された状態を示す平面図である。 図6に示す蓋体に取り付けられた部品の分解斜視図である。 図7に示す閉塞部材の裏面を示す斜視図である。 図6に示す蓋体のトナー供給口付近の部分を示す斜視図である。 現像器のトナー供給口付近の内部構造を示す断面図である。 図9に示す蓋体のトナー供給口付近の部分を第2撹拌搬送部材の側から見た図である。 閉塞部材がトナー供給口を開放した状態を示す断面図である。 閉塞部材がトナー供給口を開放した状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るプロセスカートリッジ構成を示す断面図である。 図14に示すプロセスカートリッジにおいて閉塞部材が移動した状態を示す断面図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
図1に示す画像形成装置1は、用紙上に電子写真方式により画像をプリントするプリンタである。画像形成装置1は、トナー像形成部10、露光器20、用紙搬送装置30、転写器40、定着器50、および用紙収容部60を備えている。トナー像形成部10は、感光体11、帯電器12、および現像器13を備えている。
感光体11は、円筒状の表面を有しており、円筒の軸周りである矢印a方向に回転する。感光体11は、表面に形成される静電潜像およびトナー像を保持する。帯電器12は、感光体11の表面を帯電させる。帯電器12は、ここに示す例では、感光体11に接触して回転する帯電ロールであるが、他の例としては、例えばコロトロンによる非接触式の帯電手段も採用され得る。
露光器20は、感光体11を露光して感光体11上に静電潜像を形成する。露光器20は、帯電器12によって帯電された感光体11の表面を、外部から供給される画像信号に基づいた光ビームBmで走査し、感光体11の表面上に潜像を形成する。露光器20は光ビームBmで感光体11の表面を、感光体11の回転軸が延びる軸方向Xに走査する。
現像器13は、感光体11上の潜像をトナーで現像して感光体11上にトナー像を形成する。現像器13は、トナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を感光体11上に搬送する現像ロール131とを有する。現像器13の内部構造については、後述する。
転写器40は、感光体11との間に用紙を挟んで回転するロールであり、感光体11上のトナー像を用紙上に転写する。定着器50は、感光体11から転写を受けたトナー像を用紙上に定着する。定着器50は、加熱ロール51および加圧ロール52を備えており、定着前のトナー像が形成された用紙を挟んで通過させることによりトナーを加熱および加圧する。
用紙収容部60は、画像が形成される用紙を収容している。用紙収容部60は、3種類の用紙を収容する3つの用紙収容器61,62,63を備えている。3つの用紙収容器61〜63のうち、上に配置された用紙収容器61は、画像形成装置1の前面に設けられた手差し扉81が前方向Fに開かれることで外部に露出し、用紙が補給される。
用紙搬送装置30は、用紙を、転写位置を経由する搬送経路Rを搬送する。転写位置は、用紙が感光体11からトナー像の転写を受ける位置であり、感光体11と転写器40とに挟まれた位置である。用紙搬送装置30は、取出しロール31、捌きロール32、レジストレーションロール33、排出ロール34、および反転搬送ロール35を備えている。取出しロール31は、用紙収容器61〜63から用紙を取り出す。捌きロール32は、取出しロール31で取り出された用紙を1枚ずつに捌く。レジストレーションロール33は、感光体11にトナー像が形成されるタイミングに合わせて用紙を転写器40に送り込む。排出ロール34は、定着器50によってトナー像が定着された用紙を画像形成装置1の外部に排出する。排出ロール34によって排出された用紙は、画像形成装置1の上部に設けられた排出台83の上に排出される。排出された用紙のうち、排出台83からはみ出た一部が扉82の上に載る。扉82は、画像形成装置1の前面と上面を覆う部材である。扉82が画像形成装置1の前面に設けられた軸82aを中心として前方向Fに回転することで、画像形成装置1の内部の機構が露出する。排出ロール34は、両面プリントが実行される場合には、用紙を途中まで搬送した状態で逆転し、用紙を反転搬送経路R’に沿って搬送する。反転搬送ロール35は、用紙を反転搬送経路R’に沿って搬送し、レジストレーションロール33に送り込む。これによって用紙の、画像がすでに形成された面の反対面に新たな画像が形成される。
本実施形態の画像形成装置1は、画像形成装置1の前面側に用紙収容器62,63が引き出されて用紙が補給される。この画像形成装置1では、画像形成装置1より前方向Fの位置から用紙収容器61〜63に補給された用紙Pは、画像形成装置1の後部、具体的には、感光体11より後ろ方向Bに設けられた搬送経路Rを下から上に向かって搬送される。画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の上部にある排出台83の上に前方向Fに向かって排出される。この画像形成装置1では、作業者による新たな用紙の補給と、画像が形成された用紙の取り出しが装置より前方向Fの位置から行われる。したがって、画像形成装置1の軸方向Xの両脇に空間的な余裕がない場所にも設置され得る。また、画像形成装置1の上方には、用紙取出しおよび部品交換のための隙間をあけて、画像読取装置が配置され得る。
また、画像形成装置1には、清掃器71、回収トナー収容箱72、容器装着部73、トナー供給器74、および制御部1Cも備えられている。
清掃器71は、感光体11上に接触し、用紙へのトナー像の転写後に感光体11上に残存するトナーを除去することにより感光体11を清掃する。清掃器71は、感光体11に沿って延びた板状のブレードである。回収トナー収容箱72は、清掃器71により感光体11から除去されたトナーを収容する。容器装着部73は、トナー容器(トナーカートリッジ)TCが着脱自在に装着される。トナー容器TCには、現像器13への補給用のトナーが収容されている。トナーが消耗した場合には、作業者によってトナー容器TCが取り外され、新たなトナー容器TCと交換される。
トナー供給器74は、トナー容器TCに収容されたトナーを現像器13に供給する。トナー供給器74は、トナー容器TCの下部から現像器13の上部まで延びた管の中に、螺旋形状の羽根を有する羽根部材741が配置された構造を有している。トナー供給器74は、羽根部材741が回転することでトナーをトナー容器TCから現像器13に向けて搬送する。制御部1Cは、画像形成装置1の各部を制御する。
上述したトナー像形成部10、清掃器71、回収トナー収容箱72、容器装着部73、およびトナー供給器74は、プロセスカートリッジCRに備えられている。プロセスカートリッジCRは、画像形成装置1の本体1Aに設けられた装着部90に対し着脱自在に装着されている。また、プロセスカートリッジCRに対し、トナー容器TCが着脱自在に装着されている。プロセスカートリッジCRは、画像形成装置1に装着された、図1に示す状態で市場に出荷されるほか、プロセスカートリッジCR単体で、交換用部品としてトナー容器TCが装着された状態で市場に出荷される。画像形成装置1では、前面および上面を覆う扉82が前方向Fに開かれることで、プロセスカートリッジCRが画像形成装置1の外部に露出する。より詳細には、扉82が開かれることで、プロセスカートリッジCRのうち、容器装着部73とトナー容器TCと把手76とが露出する。操作者が把手76を掴んで引くと、プロセスカートリッジCRは、画像形成装置1の本体1Aから、前方向F斜め上に、すなわち取外し方向Kに引き出される。ここで、プロセスカートリッジCRが本体1Aに装着される方向を装着方向Jと称し、装着方向Jの反対方向を取外し方向Kと称する。また、装着方向Jおよび取外し方向Kを含む双方向を着脱方向JKと称する。
ここで、プロセスカートリッジCRが本発明の画像形成構造体の一実施形態に相当し、現像器13が本発明の現像装置の一実施形態に相当する。また、感光体11が本発明にいう像保持体の一例に相当し、現像ロール131が本発明にいう現像部材の一例に相当する。また、トナーが本発明にいう粉体の一例に相当する。
[画像形成装置の基本動作]
図1に示す画像形成装置1の基本動作を説明すると、トナー像形成部10では、感光体11が矢印a方向に回転駆動され、感光体11の表面に帯電器12によって電荷が付与される。露光器20は、外部から供給される画像信号に基づく露光光を感光体11の表面に照射することで、感光体11の表面に静電潜像を形成する。感光体11は、静電潜像を保持しながら回転する。
現像器13は、感光体11上の静電潜像をトナーで現像することで、トナー像を形成する。現像器13には、トナー供給器74によって、トナー容器TCからトナーが供給される。感光体11は、現像器13によって形成されたトナー像を保持しながら回転する。
用紙収容器61,62,63に収容された用紙Pは、取出しロール31によって取り出され、捌きロール32、およびレジストレーションロール33によって搬送経路Rを転写器40に向かって搬送される。用紙Pは、レジストレーションロール33によって、感光体11上にトナー像が形成されていくタイミングに合わせて、転写器40に送り込まれる。転写器40は、感光体11と用紙との間に転写用のバイアス電圧を与えることによって、感光体11のトナー像を用紙に転写する。転写器40によって、トナー像が転写された用紙は定着器50に搬送され、転写されたトナー像が用紙上に定着される。このようにして、用紙上に画像が形成される。画像が形成された用紙は排出ロール34によって排出台83の上に排出される。
転写器40による転写後、感光体11に残存したトナーは、清掃器71によって除去される。清掃器71により感光体11から除去されたトナーは、回収トナー収容箱72に収容される。
[プロセスカートリッジの構成]
図2は、プロセスカートリッジの構成を示す断面図である。
プロセスカートリッジCRは、トナー像形成部10、清掃器71、回収トナー収容箱72、容器装着部73、トナー供給器74、および把手76が一体化された交換ユニットである。このうちトナー像形成部10は、感光体11、帯電器12、および現像器13を有する。画像形成装置1(図1参照)において、プロセスカートリッジCRが交換されると、感光体11、帯電器12、現像器13、清掃器71、および回収トナー収容箱72のすべてが新品と交換されることになる。トナー容器TCは、プロセスカートリッジCRの容器装着部73に着脱自在に装着されるので、プロセスカートリッジCRが本体1A(図1参照)に装着されたままの状態で、容器装着部73から取り外して新しいものに交換される。
図3は、トナー容器を示す斜視図である。
図3に示すトナー容器TCは、側面の一部にこのトナー容器TCの向きを示す突部TC2が設けられた有底円筒形状を有しており、内部にはトナーが収容されている。トナー容器TCの周面にはトナーの通路を塞ぐ扉TC3が設けられている。
再び図2を参照してプロセスカートリッジCRの説明を続ける。
プロセスカートリッジCRの容器装着部73には、周面の一部が欠如した有底円筒状の拘束部材732が回転自在に保持されている。トナー容器TCが拘束部材732の内側に収容された状態で、拘束部材732が操作によって矢印dに示す方向に図2に示す状態まで回転すると、トナー容器TCが容器装着部73に拘束される。このとき、扉TC3が拘束部材732と係合して通路を開く位置に移動する。したがって、トナー容器TC内のトナーがトナー供給器74内に落下して、トナー供給器74で搬送され得る状態となる。
画像形成装置1は、画像形成装置1の本体1A(図1参照)に対し、プロセスカートリッジCRが装着され、さらにプロセスカートリッジCRにトナー容器TCが装着された、図2に示す状態で、市場に出荷される。すなわち、トナー容器TCの扉TC3(図3参照)が通路を開く位置にあり、トナー容器TC内のトナーがトナー供給器74内に落下する状態で出荷される。このことは、交換用のプロセスカートリッジCRが単体で出荷される場合も同様である。
出荷されたプロセスカートリッジCRが、始動前に、搬送に伴う振動や設置作業に伴う振動を受けると、トナー容器TCから落下したトナーは、羽根部材741が回転していなくともトナー供給器74内を移動する。トナーが停止状態の現像器13内に流入すると、トナーが現像器13内で凝集し、形成される画像に欠陥が生じる場合がある。本実施形態のプロセスカートリッジCRでは、現像器13に、始動前のトナーの流入を回避する機構が設けられている。
[現像器]
図4は、図2に示す現像器を上方から見た図である。図4には、現像器13の上部から蓋体が除かれた状態が示されている。
図2および図4に示す現像器13は、現像剤を収容する現像剤収容器130と、現像ロール131と、現像剤収容器130の内部で現像剤を撹拌しながら搬送する第1撹拌搬送部材132および第2撹拌搬送部材133と、現像剤制限部材134とを備えている。
現像剤収容器130は、トナーと磁性キャリアとが混合されてなる現像剤を収容している。現像剤収容器130は、内部が、現像ロール131に並行して延びた壁1301によって第1収容室130aと第2収容室130bとに分けられている。第1収容室130aは現像ロール131に隣り合っており、第2収容室130bは第1収容室130aを挟んで現像ロール131の反対側に配置されている。第1収容室130aには第1撹拌搬送部材132が配備され、第2収容室130bには第2撹拌搬送部材133が配備されている。第2収容室130bの端には上向きに開口したトナー供給口130cが配置されている。
2つの撹拌搬送部材132,133は、現像ロール131に並行して延びる回転軸1321,1331と回転軸1321,1331の周囲に設けられた螺旋羽根1322,1332とをそれぞれ備えている。第2撹拌搬送部材133の螺旋羽根1332と、第1撹拌搬送部材132とは旋回の向きが互いに逆になっている。第1撹拌搬送部材132および第2撹拌搬送部材133は、それぞれの回転軸1321,1331の両端部分が図示しない軸受によって現像剤収容器130に回転自在に支持されている。回転軸1321,1331の端は図示しないギアに接続され、現像ロール131および2つの撹拌搬送部材132,133は、図示しないモータの駆動を受けて回転する。
図5は、図4に示す第2撹拌搬送部材を現像器から取り出して示す斜視図である。
第2撹拌搬送部材133は、回転軸1331の周囲に螺旋羽根1332が設けられており、螺旋羽根1332には切欠き1333が形成されている。切欠き1333の機能については後述する。なお、図5に示す切欠き1333は、第2撹拌搬送部材133にのみ設けられており、第1撹拌搬送部材132(図4参照)には設けられていない。
再び図4を参照すると、第1撹拌搬送部材132は、回転軸1321の軸回りに回転することによって、第1収容室130aの現像剤を矢印dに示す第1搬送方向に搬送する。第2撹拌搬送部材133は、回転軸1331の軸回りに第1撹拌搬送部材132と同じ方向に回転することによって、第2収容室130bの現像剤を第1搬送方向とは逆の矢印eに示す第2搬送方向に搬送する。
第1収容室130aと第2収容室130bとを仕切る壁1301には、循環口1301a,1301bが設けられており、現像剤収容器130に収容されている現像剤は循環口1301a,1301bを経由して壁1301の周囲を循環する。
現像ロール131は、第1収容室130aの現像剤を周面に保持して回転する。現像ロール131の周面の現像剤は、現像剤制限部材134で高さ(厚み)が制限され、感光体11の周面に搬送される。現像剤中のトナーが感光体11上の静電潜像に付着してトナー像が形成される。感光体11に搬送された現像剤のうち付着したトナー以外のものは、現像ロール131周面に保持され、第1収容室130aに戻ってくる。現像により消費された分の新たなトナーは、トナー供給口130cを経てトナー供給器74から供給される。
[閉塞部材]
図6は、図4に示す現像器に蓋体が装着された状態を示す平面図である。
図6に示す蓋体136の縁からは現像ロール131の一部が露出している。また、蓋体136には、トナー供給口130cが形成されており、さらに、閉塞部材137が取り付けられている。閉塞部材137は、図2に示すトナー容器TCから現像器13に至るトナー補給路S上のトナー供給口130cに配置されており、図6に示す状態では、閉塞部材137は、トナー供給口130cを塞ぐ閉鎖位置にある。
図7は、図6に示す蓋体に取り付けられた部品の分解斜視図である。
蓋体136のトナー供給口130c近傍には、閉塞部材137の他に、抑え部材1381、第1漏止め部材1382、および第2漏止め部材1383が取り付けられている。
蓋体136、閉塞部材137および抑え部材1381は、樹脂材料からなる成型品である。また、2つの漏止め部材1382,1383は、スポンジ製の部材である。
抑え部材1381および閉塞部材137は、現像器13の内側すなわち蓋体136の第2撹拌搬送部材133(図4参照)に対向する側に配置されている。抑え部材1381は、蓋体136との間に閉塞部材137を挟む位置に取り付けられる。抑え部材1381には、突起1381aおよび突出片1381bが設けられている。突起1381aおよび突出片1381bについては後述する。
蓋体136と抑え部材1381との間に挟まれた閉塞部材137は、トナー供給口130cを塞ぐ位置と開放する位置との間で移動自在に保持されている。図7に示すように、閉塞部材137は、トナー供給口130cを塞ぐ板部1371と、板部1371の縁の一部から直線棒状に突出した指示棒1372とを備えている。
図8は、図7に示す閉塞部材の裏面を示す斜視図である。
図7および図8に示す閉塞部材137は、トナー供給口130cを塞ぐ板部1371と、板部1371の縁の一部から直線棒状に突出した指示棒1372とを備えている。また、板部1371には、第2撹拌搬送部材133(図4参照)に向かって突出した係合突起1373と、係合突起1373を挟んだ両側の縁近傍に、係合突起1373と同じ向きに突出したロック片1374が設けられている。閉塞部材137の板部1371、指示棒1372、係合突起1373、およびロック片1374は一体に形成されている。
図9は、図6に示す蓋体のトナー供給口付近の部分を示す斜視図である。図9には、図7に示す各部品が蓋体136に取り付けられた状態が示されている。また、図10は、現像器のトナー供給口付近の内部構造を示す断面図である。図10には、各部品が蓋体136に取り付けられた図9の蓋体136がさらに現像剤収容器130に取り付けられた状態における内部構造が示されている。なお、図10では、撹拌搬送部材133の形状を分かり易くするため断面ではなく側面が示されている。
図10には、蓋体136との間に閉塞部材137を挟んだ抑え部材1381が示されている。抑え部材1381には、蓋体136のトナー供給口130cの近傍に設けられた脇孔136aから現像器13の外に突出した突出片1381bが形成されている。突出片1381bは、第2の漏止め部材1383に挟み込まれる。抑え部材1381の突出片1381bと反対側の端には、蓋体136に掛け止まる掛止め爪1381cが設けられている。抑え部材1381は、突出片1381bが脇孔136aを貫通した状態で脇孔136aに向かって押し込まれて掛止め爪1381cが蓋体136に掛け止まるいわゆるスナップフィット固定によって蓋体136に保持されている。
閉塞部材137の指示棒1372もまた、蓋体136の脇孔136aから現像器13の外にわずかに突出する。指示棒1372の先端は、一対の保護壁1361の間に達している。一対の保護壁1361は、指示棒1372が間を通る程度の間隔をあけて略平行に延びた突条である。指示棒1372および保護壁1361は、ともに第2搬送方向eに延びている。
指示棒1372は、脇孔136a近傍で、第1漏止め部材1382および第2漏止め部材1383によって上下から挟み込まれている。指示棒1372が貫通した蓋体136の脇孔136aの隙間は、第1漏止め部材1382および第2漏止め部材1383によって塞がれており、現像器13内部のトナーが脇孔136aから漏れることが防がれている。
また、図10に示すように、閉塞部材137の係合突起1373は、板部1371から、第2撹拌搬送部材133に向かって(図10で下向きに)突出し、螺旋羽根1332の旋回範囲まで延びている。すなわち、係合突起1373は、第2撹拌搬送部材133が回転した場合に螺旋羽根1332に当たる位置まで延びている。
[留め部]
図11は、図9に示す蓋体のトナー供給口付近の部分を下すなわち第2撹拌搬送部材の側から見た図である。
閉塞部材137の板部1371から突出した係合突起1373を挟んだ両側には、一対のロック片1374が配置されている。抑え部材1381の、閉塞部材137の移動に伴い係合突起1373が通過する経路上には、一対の突起1381aが設けられている。
閉塞部材137は、係合突起1373が突起1381aに当たることで閉塞位置に留められる。したがって、トナー補給経路の不用意な開放が抑制される。ただし、閉塞部材137に対し、係合突起1373と突起1381aとの間の反力に抗して移動する力が加えられると、係合突起1373が突起1381aを乗り越え、閉塞部材137が閉塞位置から移動するようになる。
ここで、指示棒1372が、本発明にいう突出片の一例に相当する。係合突起1373および突起1381aが、本発明にいう留め部の一例に相当する。また、第2撹拌搬送部材133が本発明にいうトナー搬送部材の一例に相当する。また、現像剤収容器130および蓋体136の組合せが、本発明にいう筐体の一例に相当する。
[閉塞部材の移動]
上述した現像器13を備えたプロセスカートリッジCR(図2参照)は、図9および図10に示すように、現像器13の閉塞部材137がトナー供給口130cを塞いだ閉塞位置にある状態で、画像形成装置1(図1参照)に装着されて出荷される。出荷状態では、トナーが収容されたトナー容器TCは、プロセスカートリッジCRに、扉TC3(図3参照)が開いた状態で装着されている。
また、交換用部品としてのプロセスカートリッジCR(図1参照)は単体で出荷される。この場合も、交換用のプロセスカートリッジCRには、トナーが収容されたトナー容器TCが、扉TC3(図3参照)が開いた状態で装着されて出荷される。出荷状態では、画像形成装置1(図1参照)に装着された場合と同様、現像器13の閉塞部材137がトナー供給口130cを塞いだ閉塞位置にある。
トナー容器TC内のトナーは、出荷後、より詳細には工場でトナー容器TCが取り付けられた後、使用開始前にトナー供給器74内に落下し、トナー供給器74内を少しずつ移動してくる。本実施形態のプロセスカートリッジCRでは、現像器13の閉塞部材137がトナー供給口130cを塞いだ閉塞位置にあるため、トナー供給器74内を移動してきたトナーが閉塞部材137に妨げられ、現像器13内に入らない。したがって、使用開始前の現像器13では撹拌搬送部材132,133が動作しないが、現像器13内におけるトナーの凝集は生じない。
ここで、交換用のプロセスカートリッジCR、またはプロセスカートリッジCRが装着された画像形成装置1が出荷された後に、使用場所での設置を経て、電源が投入された後(または少なくとも画像データが外部より供給されてきた後には)、画像形成装置1内の各部が制御部1Cの制御によって始動する。トナー供給器74では羽根部材741が回転を開始する。また、現像器13(図4参照)では、撹拌搬送部材132,133が回転を開始する。
第2撹拌搬送部材133は、この初回の始動時の回転により、閉塞部材137(図10参照)を移動させる。より詳細には、図10に示すように、第2撹拌搬送部材133が矢印fで示す方向に回転することで、螺旋羽根1332が、閉塞部材137の係合突起1373に当たり、第2撹拌搬送部材133の回転に伴い、閉塞部材137に、回転軸が延びる矢印gで示す方向の力を加える。閉塞部材137は、螺旋羽根1332に押され、矢印gで示す方向に移動する。第2撹拌搬送部材133が回転する方向fは、現像動作時に、第2撹拌搬送部材133が現像剤を搬送するために回転する方向と同じであり、閉塞部材137が移動する方向(g)は、第2撹拌搬送部材133が現像剤を搬送する第2搬送方向e(図4参照)である。
図11を参照して説明したように、抑え部材1381には、突起1381aが設けられており、閉塞部材137のロック片1374は、移動する際、突起1381aに当たる。第2撹拌搬送部材133は、ロック片1374と突起1381aが押し合う反力に抗して、閉塞部材137を移動させる。このとき、ロック片1374または突起1381aが弾性変形し、ロック片1374が突起1381aを乗り越える。
図12は、閉塞部材がトナー供給口を開放した状態を示す断面図である。また、図13は、閉塞部材がトナー供給口を開放した状態を示す斜視図である。
第2撹拌搬送部材133が閉塞部材137をさらに移動させると、閉塞部材137の板部1371が、図12に示すトナー供給口130cを開放した開放位置に移動する。閉塞部材137がトナー供給口130cを開放することで、トナー補給路S(図2参照)が開放され、トナーが現像器13内に入り現像に使用される。また、閉塞部材137が開放位置に移動するのに伴い、閉塞部材137の指示棒1372が、蓋体136の外側に突出してくる。つまり、外から見た指示棒1372の長さが伸びる。指示棒1372は、一対の保護壁1361と同じ長さに伸びる。これによって、トナー供給口130cが開放されたことが、現像器13の外部から視認によって把握される。なお、指示棒1372は、閉塞部材137に一体形成された棒であるので、開放位置への移動の状態を表示する他に、閉塞部材137を閉塞位置に戻すために利用することができる。例えば出荷時調整等の事情で、使用開始前に予期せずあるいは余儀なく第2撹拌搬送部材133が回転して閉塞部材137が移動してしまった場合には、工場の作業者が第2撹拌搬送部材133を逆回転させながら指示棒1372を現像器13の外から押し戻すことで、閉塞部材137が閉塞位置に戻る。また、指示棒1372の一対の保護壁1361間に配置されているので、プロセスカートリッジCRが例えば点検等で取り外された場合に、指示棒1372が他の部材に接触して、閉塞部材137が不用意に閉塞位置に戻る事態が防止される。
図12に示すように、第2撹拌搬送部材133の螺旋羽根1332に設けられた切欠き1333は、閉塞部材137が図12に示す開放位置に移動したときに、係合突起1373と螺旋羽根1332との係合が解除される位置に配置されている。このため、閉塞部材137は、開放位置に移動したところで螺旋羽根1332による駆動が終了し、開放位置に止まる。
このようにして、第2撹拌搬送部材133の初回の始動時の回転によって閉塞部材137がトナー供給口130cを開放するので、使用開始に先立って作業者がトナー容器TCから現像器13に至る経路を開放する作業を行うことなく、画像形成が開始される。
トナー容器TCは、収容するトナーが空になる都度交換されるため、例えば感光体11等の寿命に応じて交換されるプロセスカートリッジCRに比べ、相対的に高頻度で交換・回収される。高頻度で交換・回収されるトナー容器TCの複雑化および高コスト化を抑える場合には、トナーの経路を使用開始前に塞ぐ部材、および当該部材を作業者の操作なしに開放させる機構を、トナー容器TCではなくプロセスカートリッジCRに設けることが考えられる。しかし、この場合には、開放させるための機構をトナー容器TC外部に新たに設けることが求められる。
本実施形態では、現像器13でトナーを搬送および攪拌する第2撹拌搬送部材133が、閉塞部材137を開放させるための駆動源としての機能を兼ね備えている。したがって、閉塞部材137を、係合突起1373が突出した形状をするのみで、閉塞部材137の駆動機構が形成される。したがって、例えば開放のため機構を別途設けた場合に比べて、部品数が少なく駆動のための機構も小さい。また、閉塞部材137や係合突起1373は、トナー容器の中ではなく現像器13の内部に設けられており、しかも、現像器13内を搬送されるトナーの流れに干渉しない第2収容室130b(図4参照)の上部に設けられている。したがって、例えば、トナー容器の内部にトナーの移動を塞ぐ部材やその移動機構が設けられた場合に比べ、トナー容器の容量が大きい。
また、本実施形態では、螺旋羽根1332に切欠き1333が設けられているため、閉塞部材137は2撹拌搬送部材133の端まで移動せず、切欠き1333の位置で止まる。閉塞部材137が停止する位置は、設計製造時に切欠き133の位置が調整されることによって、予め定められた開放位置で停止する。また、開放位置に移動した後、閉塞部材137は駆動されないため、開放後の第2撹拌搬送部材133の駆動負荷が低減する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の第2実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図14は、本発明の第2実施形態に係るプロセスカートリッジ構成を示す断面図である。
本実施形態のプロセスカートリッジCR2は、閉塞部材707が現像器213に設けられておらず、トナー供給器74に設けられている。また、トナー供給器74の羽根部材741には、切欠き7411が形成されている。
閉塞部材707は、トナー供給器74の上部、すなわち、トナー容器TCからトナーがトナー供給器74内に供給される供給口74aに配置されている。閉塞部材707は、図7および図8を参照して説明した第1実施形態に係る閉塞部材137と同じ形状を有している。閉塞部材707に設けられた係合突起7073は、羽根部材741に係合する位置まで突出している。
ここで、トナー供給器74の羽根部材741が、本発明にいうトナー搬送部材の一例に相当する。
閉塞部材707は、プロセスカートリッジCR2が出荷される状態では、トナー供給器74の、トナー容器TCからトナーが通る供給口74aを塞ぐ閉鎖位置に配置されている。したがって、プロセスカートリッジCR2が出荷後始動前に加わる振動等で、トナー容器TC内のトナーが現像器213内に入り込んで凝集することがない。また、本実施形態では、トナーがトナー供給器74内に入り込むこともない。
図15は、図14に示すプロセスカートリッジにおいて閉塞部材が移動した状態を示す断面図である。
プロセスカートリッジCR2が始動を開始すると、トナー供給器74の羽根部材741が回転を開始する。すると、羽根部材741は、閉塞部材707の係合突起7073と係合し、閉塞部材707を、供給口74aが開放された開放位置に移動させる。羽根部材741の切欠き7411は、閉塞部材707が開放位置に移動したときの、係合突起7073の位置に設けられている。このため、羽根部材741と係合突起7073との係合が切欠き7411によって解除され、閉塞部材が開放位置に留まる。
プロセスカートリッジCRによれば、使用開始に先立って作業者がトナー容器TCから現像器13に至る経路を開放する作業を行うことなく、画像形成が開始される。
本実施形態のプロセスカートリッジCRでは、羽根部材741が回転してトナーを搬送する機能と、閉塞部材707を移動させる駆動源としての機能を兼ね備えている。したがって、例えば駆動のため特別な部材や装置を別途設けた場合に比べて、部品数が少なく駆動のための機構も小さい。また、例えば、トナー容器の内部にトナーを塞ぐ蓋やその移動機構が設けられた場合に比べ、トナー容器の容量が大きい。また、閉塞部材707は、切欠き7411によって予め定められた開放位置で停止し、第2撹拌搬送部材133の負荷が低減される。
なお、上述した実施形態では、本発明にいうトナー搬送部材の例として、切欠きが設けられた第2撹拌搬送部材133や羽根部材741が示されている。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、トナー搬送部材は切欠きがなく、閉塞部材は回転するトナー搬送部材の回転軸方向に対し斜めに移動し、開放位置で、トナー搬送部材から離れる構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう像保持体の例として、円筒状の表面を有する感光体11が示されている。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、像保持体は例えば、ベルト状であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう画像形成部の例として、感光体11上のトナー像が用紙に直接転写される構成が示されている。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、像保持体上のトナー像が中間転写体への転写を経て用紙に間接転写される構成であってもよい。
なお、上述した実施形態では、画像形成装置の例としてモノクロプリンタが示されている。しかし、本発明にいう画像形成装置はこれに限られず、例えば、カラー画像を形成するカラープリンタであってもよい。
また、上述した実施形態では、画像形成装置の例としてプリンタが示されている。しかし、本発明にいう画像形成装置はプリンタに限られず、例えば、複写機やファクシミリであってもよい。
また、上述した実施形態では、粉体の例として2成分現像方式のトナーが示されている。しかし、本発明にいう粉体は上述の実施形態に限られず、例えば、1成分現像方式のトナーであってもよい。
1 画像形成装置
CR,CR2 プロセスカートリッジ
11 感光体
13,213 現像器
130c トナー供給口
130 現像剤収容器
131 現像ロール
132 第1撹拌搬送部材
133 第2撹拌搬送部材
136 蓋体
137,707 閉塞部材
1371 板部
1372 指示棒
1373 係合突起
1374 ロック片
20 露光器
40 転写器
50 定着器
74 トナー供給器
741 羽根部材
74a 供給口
1321,1331 回転軸
1322,1332 螺旋羽根
1333 切欠き
TC トナー容器

Claims (6)

  1. 潜像を保持し粉体による現像を受けて現像像を保持する像保持体と、
    前記像保持体上の潜像を粉体で現像して該像保持体上に像を形成する現像器と、
    前記現像器への補給用の粉体が収容された収容容器が着脱自在に装着される容器装着部と、
    前記容器装着部に装着された収容容器から前記現像器に至る、該現像器の粉体の受入部分を含む補給路上に配置された、該補給路を塞ぐ閉塞部材と、
    前記閉塞部材と係合する位置に配置された、回転して粉体を回転軸方向に搬送する搬送部材とを有し、
    前記搬送部材が、螺旋形状の羽根を有し、回転により前記閉塞部材を該羽根で押して、該閉塞部材を、前記補給経路を開放した開放位置まで移動させるものであって、該羽根が、該開放位置まで移動した該閉塞部材との係合を解除する切欠きを有することを特徴とする画像形成構造体。
  2. 潜像を保持し粉体による現像を受けて現像像を保持する像保持体と、
    前記像保持体上の潜像を粉体で現像して該像保持体上に像を形成する現像器と、
    前記現像器への補給用の粉体が収容された収容容器が着脱自在に装着される容器装着部と、
    前記容器装着部に装着された収容容器から前記現像器に至る、該現像器の粉体の受入部分を含む補給路上に配置された、該補給路を塞ぐ閉塞部材と、
    前記閉塞部材と係合する位置に配置された、回転して粉体を回転軸方向に搬送する搬送部材と、
    前記補給経路の少なくとも一部を画定し、前記閉塞部材を内側に収容する筐体とを有し、
    前記搬送部材が、回転により、前記閉塞部材を前記補給経路を開放した開放位置に移動させるものであり、
    前記閉塞部材が、前記開放位置への移動に伴って前記筐体外側に突出する突出片を有することを特徴とする画像形成構造体。
  3. 前記閉塞部材を前記補給経路を閉塞する閉塞位置に留める留め部を有し、
    前記搬送部材は、前記閉塞位置にある前記閉塞部材を、前記留め部による反力に抗して 前記開放位置に移動させるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成構造体。
  4. 請求項1から3いずれか1項記載の画像形成構造体と、
    前記画像形成構造体が着脱自在に装着される画像形成構造体装着部と、
    前記像保持体上の像を被転写体に転写する転写器と、
    前記被転写体上に転写された像を該転写体上に定着する定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 粉体を収容し、外部から補給された粉体を受け入れる開口を有する筐体と、
    前記筐体に取り付けられ、前記開口を塞ぐ閉塞部材と、
    前記閉塞部材と係合する位置に配置され、回転して、前記筐体内の粉体を回転軸方向に搬送する搬送部材と、
    像保持体上の潜像を粉体で現像する現像部材とを有し、
    前記搬送部材が、螺旋形状の羽根を有し、回転により前記閉塞部材を該羽根で押して該閉塞部材を前記補給経路を開放した開放位置まで移動させるものであって、該羽根が、該開放位置まで移動した該閉塞部材との係合を解除する切欠きを有することを特徴とする現像装置。
  6. 粉体を収容し、外部から補給された粉体を受け入れる開口を有する筐体と、
    前記筐体に取り付けられ、前記開口を塞ぐ閉塞部材と、
    前記閉塞部材と係合する位置に配置され、回転して、前記筐体内の粉体を回転軸方向に搬送する搬送部材と、
    像保持体上の潜像を粉体で現像する現像部材とを有し、
    前記搬送部材が、回転により、前記閉塞部材を、前記開口を開放した開放位置に移動させるものであり、
    前記閉塞部材が、前記開放位置への移動に伴って前記筐体外側に突出する突出片を有することを特徴とする現像装置。
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