JP2002174947A - 現像剤収納容器及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤収納容器及び画像形成装置

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JP2002174947A
JP2002174947A JP2000372749A JP2000372749A JP2002174947A JP 2002174947 A JP2002174947 A JP 2002174947A JP 2000372749 A JP2000372749 A JP 2000372749A JP 2000372749 A JP2000372749 A JP 2000372749A JP 2002174947 A JP2002174947 A JP 2002174947A
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Kun Chin
クン 沈
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像剤収納容器交換時の現像剤供給不良を防
止できる、ランニングコストの安価な現像剤収納容器を
提供する。 【解決手段】 現像装置に係止され、トナー補給口71
bとトナー補給口を開閉するシャッタ71cとを有する
固定部と、固定部に対して回転自在に係合され、回転駆
動されることによりトナーをトナー補給口に向けて搬送
するトナーカートリッジと一体の案内部を有する回転部
とからなるトナーカートリッジ46において、シャッタ
71cの内壁に突起74を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置及びこれに採用される
現像装置へ現像剤を供給する現像剤収納容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、交換可能であり、内部に収納
した現像剤を開口部から排出して現像装置内へ供給する
現像剤収納容器が種々提案されている。その一例とし
て、筒状の形状をし、現像装置に対して係止固定される
と、開口部を覆うよう設けられたシャッタが、開口部を
開放するよう摺動する構造を有したものが知られている
(例えば、特開平5−150644号公報参照)。この
現像剤収納容器では、現像剤収納容器内の現像剤を上記
開口部から現像装置内へ残さず排出させるために、現像
剤収納容器内に現像剤搬送部材(以下、アジテータとい
う)を設けている。
【0003】しかしながら、上記の現像剤収納容器は消
耗品であるため、その交換時には内部に設けられている
アジテータも一緒に廃棄されることになる。従って、内
部に高価なアジテータを有している現像剤収納容器は、
コピー1枚当たりのランニングコストの増加につながる
ばかりでなく、資源の保護や地球環境の保全の観点から
も好ましくない。
【0004】そこで、本出願人らは、アジテータを用い
ずに現像剤の供給を行うことができる筒状の現像剤収納
容器を提案した(例えば、特開平11−288157号
公報)。この現像剤収納容器は、上記現像装置に係止固
定される固定部と、該固定部に対して回転自在に係合さ
れ且つ容器回転駆動手段によって回転駆動されることに
より該現像剤収納容器内の現像剤を上記開口部に向けて
搬送する該現像剤収納容器と一体の案内部を有する回転
部とで構成されている。この現像剤収納容器の回転部の
回転に伴って、回転部と一体の案内部により、現像剤収
納容器内の現像剤が、上記固定部に設けられた開口部に
向けて搬送され、上記開口部より現像装置内へ供給され
る。また、上記案内部を螺旋状の突起で形成して、更な
るコスト低下を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現像剤を内
部に収納した現像剤収納容器を搬送、保管する際、長時
間に渡り湿度の高い所に放置されることがある。これに
より、現像剤収納容器内の現像剤の流動性が悪くなり、
固まってしまう場合がある。このような場合でも、上記
内部にアジテータを設けた現像剤収納容器では、アジテ
ータの回転により上記現像剤の固まりを崩し、良好に現
像剤を供給することができる。しかしながら、特開平1
1−288157号の現像剤収納容器では、回転部の現
像剤の固まりは、回転に伴う現像剤の動きにより崩すこ
とができるが、固定部の固まりを崩すことは難しい。特
に、固定部に設けられた開口部近傍に現像剤の固まりが
あると、開口部が塞がれ、現像装置への現像剤の供給が
円滑に行われないという不具合が発生する。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、現像剤収納容器交換時
の現像剤供給不良を防止できる、ランニングコストの安
価な現像剤収納容器および画像形成装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、内部に収納した現像剤を開口
部から排出して現像装置内へ供給する現像剤収納容器で
あって、上記現像装置に係止固定され且つ上記開口部と
開口部カバー部材とを有する固定部と、該固定部に対し
て回転自在に係合され且つ容器回転駆動手段によって回
転駆動されることにより該現像剤収納容器内の現像剤を
上記開口部に向けて搬送する該現像剤収納容器と一体の
案内部を有する回転部とで構成されている現像剤収納容
器において、上記現像装置に対して係止固定されると上
記開口部を開放する上記開口部カバー部材の動きに連動
し、上記開口部近傍の現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材
を設けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項1の現像剤収納容器においては、現
像剤収納容器の開口部を開放するよう開口部カバー部材
が移動する動きに連動し、現像剤攪拌部材で開口部近傍
の現像剤を攪拌して、現像剤収納容器搬送、保管時に開
口部近傍にできた現像剤の固まりを崩す。これにより、
現像剤収納容器交換時に、開口部が上記現像剤の固まり
で塞がれることがないようにし、現像装置内への現像剤
の供給を円滑に行なう。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の現像剤収納
容器において、上記開口部カバー部材が、上記現像装置
に対して係止固定されると上記開口部を開放するよう摺
動するシャッタであり、上記現像剤攪拌部材が該シャッ
タの内壁に設けた突起であることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2の現像剤収納容器においては、現
像装置に対して係止固定時される際にシャッタが開放す
る動作に伴い、シャッタの内壁に設けた突起が開口部内
側の現像剤中を移動することで、開口部近傍の現像剤を
攪拌し、現像剤の固まりを崩す。これにより、現像剤収
納容器交換時に開口部が上記現像剤の固まりで塞がれる
ことがないようにする。このように、シャッタ内壁に突
起という簡易な部材を設けることにより、現像剤収納容
器交換時の現像剤の供給不良を防止することができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の現像剤収納
容器において、上記突起を、上記シャッタが上記開口部
を開放するよう摺動する方向の後端部に設けたことを特
徴とするものである。
【0012】請求項3の現像剤収納容器においては、シ
ャッタの内壁に設けた突起が固定部にあたることにより
シャッタの摺動が停止する。ここで突起は、シャッタが
開口部を開放するよう摺動する方向の後端部に設けてい
るので、シャッタは後端部まで摺動して停止する。よっ
て、突起を設けても、開口の大きさが大きく変わること
がない。そこで、現像剤の供給量が不足するおそれがな
い。また、突起が現像剤中を移動する距離を長くとるこ
とができるので、現像剤を攪拌することができる領域が
大きく、効果的に現像剤の固まりを崩すことができる。
比較例として、突起を中央部に設けた場合は、シャッタ
が中央部まで摺動すると、突起が固定部に当たりそれ以
上は摺動しなくなる。このため、突起が現像剤中を移動
できる距離が短くなり、現像剤の固まりを崩すことがで
きる領域が狭くなる。また、シャッタの大きさが同じで
も、開口が小さくなるので、現像剤の供給量が不足する
おそれもある。
【0013】請求項4の発明は、静電潜像を担持する像
担持体と、該像担持体上の静電潜像を現像する現像装置
と、該現像装置内へ内部に収納した現像剤を開口部から
排出して供給する現像剤収納容器とを備えた画像形成装
置において、上記現像剤収納容器として、請求項1、2
または3の現像剤収納容器を用いたことを特徴とするも
のである。
【0014】請求項4の画像形成装置においては、上記
現像剤収納容器をもちいることで、現像剤収納容器交換
時の現像剤供給不良を防止でき、良質な画像を得ること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用し
た一実施形態について説明する。図1は本実施形態に係
るプリンタの概略構成図である。像担持体としての感光
体1は、矢印A向きに回転駆動されながら、一様帯電手
段としての帯電チャージャ2により一様に帯電された
後、レーザ光学装置3により画像情報に基づき走査露光
されて表面に静電潜像が形成される。感光体1上に形成
された静電潜像は、現像装置4により現像剤としてのト
ナーで現像され、これにより、感光体1上に画像が形成
される。感光体1上に形成された画像は、図示しない給
紙カセットあるいは手差し給紙トレイから転写部へ搬送
された転写紙7上に転写チャージャ5により転写され
る。転写終了後の転写紙7は図示しない定着装置により
画像が定着されて機外に排出される。なお、転写紙7上
に転写されなかった感光体1上のトナーは、クリーニン
グ装置6により感光体1から除去される。
【0016】次に、現像装置4について詳しく説明す
る。この現像装置4は、感光体1上の静電潜像を現像す
る現像部4aと、この現像部4aにトナーを補給するト
ナー補給手段としてのトナー補給部4bとから構成され
る。現像部4aは、内部に収容されているトナーと磁性
キャリアからなる二成分現像剤(以下、現像剤という)
を攪拌する第1攪拌スクリュウ42、第2攪拌スクリュ
ウ部材43と、現像剤担持体としての現像ローラ41
と、現像ローラ41上の現像剤を規制するための現像ド
クタ44とを備えている。第1攪拌スクリュウ42、第
2攪拌スクリュウ部材43はトナーと磁性キャリアとを
攪拌して、トナー濃度を均一化するとともに、磁性キャ
リアによりトナーを摩擦帯電させる。現像ローラ41は
帯電したトナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持
して、感光体1と対向する現像位置に搬送する。途中、
現像ローラ41上の現像剤は現像ドクタ44により適当
な層圧に規制される。現像位置では、図示しない現像バ
イアス電源から現像バイアス電圧を現像ローラ41に印
加することにより、感光体1上の静電潜像をトナー像化
する。
【0017】トナー補給部4bは、トナー補給スクリュ
ウ49と、トナー供給量調整部としてのトナー補給ケー
ス50と、トナーカートリッジガイド51とから構成さ
れる。そして後述する現像剤収納容器としてのトナーカ
ートリッジ46が、トナーカートリッジガイド51内に
挿入されて正常にセットされると、トナーカートリッジ
46の開口部であるトナー補給口71b(図5参照)
が、トナー補給ケース50の手前側に形成されているト
ナー受入れ口50aに対向する。この状態で、トナーカ
ートリッジ46内部のトナーがトナー補給ケース50内
に送り込まれる。
【0018】トナー補給ケース50内に送り込まれたト
ナーは、トナー補給スクリュウ49が専用のトナー補給
スクリュウ駆動モータ(図示せず)により回転されるこ
とにより、図2に示すように、トナーカートリッジ46
からのトナー補給位置から、現像部4aへのトナー補給
位置E(図3参照)に向けて搬送され、現像部4a内の
第2撹拌スクリュウ43の手前側の部位に少しずつ補給
される。このように、トナー補給部4bによってトナー
カートリッジ46から現像部4aに供給されるトナーの
量が調整される。
【0019】そして、現像部4aの現像剤のうちトナー
が消費され、トナー濃度の低下が図示しないトナー濃度
センサにより検知された場合には、プロセスコントロー
ルにてトナー補給をするという信号が入り、第2撹拌ス
クリュウ43が始動する。この第2撹拌スクリュウ43
の回転により、現像部4a内の第2撹拌スクリュウ43
の手前側のトナー補給位置Eに補給されたトナーは、後
部側に撹拌されながら搬送され、現像部4a内の現像剤
中に分散される。そして、現像剤中に分散されて後部側
に撹拌搬送されたトナーは、この後端部で第1撹拌スク
リュウ42側に受け渡され、第1撹拌スクリュウ42の
回転により、手前側に撹拌されながら搬送されて、この
前端部で再び第2撹拌スクリュウ43側に受け渡され
る。この現像剤の受け渡しは、各撹拌スクリュウの端部
側に設けられたフィン42a,43aの回転によって行
なわれる(図3参照)。
【0020】このようにして、現像部4a内で循環搬送
される現像剤は、その搬送過程において、その一部が現
像ローラ41により汲み上げられて担持搬送される。現
像ローラ41により担持搬送された現像剤は、現像ドク
タ44により薄層化された後、現像領域に搬送される。
【0021】次に、本実施形態のプリンタにおけるトナ
ーカートリッジ46の構成について説明する。図4はト
ナーカートリッジ46の斜視図、図5はトナーカートリ
ッジ46の要部拡大断面図、図6はトナーカートリッジ
46の概略構成を示す分解斜視図である。このトナーカ
ートリッジ46は、現像装置4のトナー補給部ケース5
0に対して係止固定される固定部46Bと、固定部46
Bに対して回転自在に係合され且つ容器回転駆動手段と
してのカップリングギヤ80によって回転駆動される回
転部46Aとの2つの部分に分割された構成になってい
る。図5に示すように、回転部46Aは、補給用のトナ
ーを主に収納するスクリューボトル70から構成されて
いる。また、固定部46Bは、外側キャップ71、シー
ル部材72、及び、内側キャップ73から構成されてい
る。このトナーカートリッジ46の回転部46Aである
スクリューボトル70は、固定部46Bの外側キャップ
71の内周面に設けられている係止用凸部71aに対し
て、スクリューボトル70のトナー吐出側の端部に設け
られているリング状凸部70aが、いわゆるパッチン止
めによって係合されることにより、固定部46Bの外側
キャップ71に対して回転自在に係合されている。
【0022】このように、回転部46Aと固定部46B
とを、パッチン止めによって係合させることにより、ト
ナーカートリッジ46の複雑化や大幅なコスト上昇を招
くことなく、外側キャップ71に対してスクリューボト
ル70を回転自在に構成できる。また、回転部46Aと
固定部46Bとを、パッチン止めによって係合させるこ
とにより、図5に示すように、スクリューボトル70の
トナー吐出側の端面が、外側キャップ71に装着された
発砲ウレタンなどからなるシール部材72の側面に軽く
密着して、トナーカートリッジ46の固定部46Bと回
転部46Aとの嵌合部からのトナーの溢出が防止される
ように構成されている。
【0023】更に、トナーカートリッジ46の固定部4
6Bである外側キャップ71には、回転部46Aのスク
リューボトル70から供給されるトナーを、図1に示し
たトナー補給ケース50のトナー受入れ口50aに向け
て吐出するための開口部としてのトナー補給口71bが
設けられている。また、この外側キャップ71には、ト
ナー補給口71bを開閉するための開口部カバー部材と
してのシャッタ71cと、シャッタ71cを外側キャッ
プ71の外周面の円周方向に沿ってガイドするためのシ
ャッタガイドレール71dとが設けられている。
【0024】この外側キャップ71は、図7(a)に示
すように、トナーカートリッジガイド51内に正常に挿
入セットされた状態で回転されることによって、図7
(b)に示すように、外側キャップ71のシャッタ71
cが、シャッタガイドレール71dに沿って相対移動し
て、そのトナー補給口71bが、上記トナー補給ケース
50のトナー受入れ口50aに対向する。
【0025】すなわち、このトナーカートリッジ46の
トナーカートリッジガイド51への挿入セットによっ
て、トナーカートリッジガイド51の内周部に形成され
たシャッタ嵌合凹部51a(図1参照)に、トナーカー
トリッジ46の固定部46Bである外側キャップ71に
設けられたシャッタ71cが嵌合される。この状態で、
トナーカートリッジ46の固定部46Bが、図7(b)
に示す位置まで回転し、シャッタ71cがシャッタ嵌合
凹部51aに嵌合した位置に固定されたまま、シャッタ
ガイドレール71dが、シャッタ71cに対して相対移
動して、ストッパ51b(図1参照)に当接することに
より、外側キャップ71のトナー補給口71bが開放さ
れてトナー補給ケース50のトナー受入れ口50aに対
向する。
【0026】一方、トナーカートリッジ46をトナー補
給部4bから取り外すときは、上述のセット操作と逆の
操作を行なって、外側キャップ71のトナー補給口71
bをシャッタ71cで閉鎖した後、トナーカートリッジ
ガイド51内からトナーカートリッジ46を引き出す。
なお、このトナーカートリッジ46には、外側キャップ
71のトナー補給口71bがシャッタ71cで完全に閉
鎖された状態でしか、トナーカートリッジガイド51に
対するトナーカートリッジ46の出し入れを行なえない
ようにするためのストッパ(不図示)が設けられてい
る。
【0027】一方、トナーカートリッジ46の回転部4
6Aであるスクリューボトル70の内周面には、図5及
び図6に示すように、スクリューボトル70内に収納さ
れているトナーを、スクリューボトル70の回転によっ
て、固定部46Bのトナー補給口71bに向けて搬送す
るためのトナー案内部材としての螺旋状の突起70bが
形成されている。また、該スクリューボトル70の底部
には、図9に示すカップリング81に対して係合するカ
ップリング用突起70cが設けられている。
【0028】上記カップリング81は、トナーカートリ
ッジ46が、上述したように、トナーカートリッジガイ
ド51内に挿入セットされた状態で、スクリューボトル
70の底部のカップリング用突起70cに対して、カッ
プリング結合するように、現像装置4の所定部位に配設
されている。
【0029】このカップリング81は、図9に示すよう
に、プリンタ本体側に設けられている駆動ギヤ(不図
示)によって回転駆動されるカップリングギヤ80の支
軸80aに、コイルスプリング82を介して、該支軸8
0aの軸方向に沿って摺動自在に、且つ、該支軸80a
に対して回転的に一体に装着されている。ここで、上記
カップリングギヤ80は、プリンタ本体側に設けられて
いる駆動ギヤに噛み合うように構成されている。
【0030】このように、トナーカートリッジ46のス
クリューボトル70の底部に、該スクリューボトル70
の回転駆動手段としてのカップリング81に対して係合
するカップリング用突起70cを設けることにより、上
記トナー補給部4bに対するトナーカートリッジ46の
着脱を容易に行えるようになる。
【0031】そして、現像部4aのトナー濃度検知手段
(不図示)が作動した場合、図9に示したカップリング
ギヤ80が駆動される。これにより、上記トナーカート
リッジ46の回転部46Aのスクリューボトル70が、
カップリングギヤ80のカップリング81に係合したカ
ップリング用突起70cを介して、独自に回転する。こ
の回転により、トナーカートリッジ46の回転部46A
のスクリューボトル70の周壁内面に設けられた螺旋状
の突起70bにより、スクリューボトル70内のトナー
が周壁内面に沿って、トナーカートリッジ46の固定部
46Bのトナー補給口71bまで移動する。
【0032】このように、トナーカートリッジ46のス
クリューボトル70の自転と、その螺旋状の突起70b
とを利用してトナー補給を行うことにより、アジテータ
を必要としない安価なトナーカートリッジを提供するこ
とができる。更に、この螺旋状の突起70bは、トナー
カートリッジ46のスクリューボトル70と一体に構成
できるので、特別な工程を経ずに製造することができ、
製造コストの低い一層安価なトナーカートリッジを提供
できる。
【0033】ところで、内部にトナーを収容する新しい
トナーカートリッジ46を搬送、保管する際、長時間に
渡り湿度の高い環境に放置されることがある。この時、
トナーカートリッジ46内のトナーの流動性が悪くな
り、固まってしまう場合がある。この場合、上述のよう
な構成のトナーカートリッジ46をトナー補給部4bに
装着した際、回転部46Aのトナーの固まりは、その回
転に伴うトナーの動きにより崩すことができるが、固定
部46Bの固まりを崩すことは難しい。特に、固定部4
6Bのトナー補給口71b近傍にトナーの固まりがある
と、トナー補給口71bが塞がれ、トナーの流れが悪化
して、トナー補給部4bへのトナーの供給が円滑に行わ
れないという不具合が発生する。
【0034】そこで、本実施形態のトナーカートリッジ
46は、図7、8に示すように、現像装置4に対して挿
入セットされるとトナー補給口71bを開放するシャッ
タ71cの動きに連動し、トナー補給口71b近傍のト
ナーを攪拌する現像剤攪拌部材として、シャッタ71c
内壁に突起74を設けた。突起74の形状は、図8
(a)にしめす三角形、(b)にしめす長方形等の形状
のものがあげられる。この突起74は、上述のトナーカ
ートリッジ46をトナー補給部4bに挿入セットするこ
とによりシャッタ71cがそのトナー補給口71bを開
放する動作に伴い、トナー補給口71b内側のトナー中
を移動し、トナー補給口71b近傍のトナーを攪拌して
トナーの固まりが崩す。これにより、トナーの固まりで
トナー補給口71bが塞がれることを防止し、トナー補
給部4bへのトナーの供給が円滑に行われるようにす
る。トナー補給口71bのトナーが崩され排出されるこ
とで、トナー補給口71b周辺のトナーも移動する。移
動によりトナーの流動性も向上するので、継続して円滑
なトナーの排出がおこなわれる。
【0035】さらに、本実施形態では、突起74は、シ
ャッタ71cがトナー補給口71bを開放するよう摺動
する方向(図7(a)中矢印a方向)に対して後端部に
設けられている。ここで、内壁に突起74を設けたシャ
ッタ71cでは、突起74が固定部71にあたることに
より、シャッタ71cの摺動が停止する。ここでは、突
起74をシャッタ71cがそのトナー補給口71bを開
放するよう摺動する方向(図7(a)中矢印a方向)の
後端部に設けたので、シャッタ71cは後端部まで摺動
して停止する。よって、突起74を設けても、開口の大
きさが大きく変わることがない。このため、トナーの供
給量が不足するおそれがない。また、突起74がトナー
中を移動する距離を長くとることができるので、トナー
を攪拌することができる領域が大きく、効果的にトナー
の固まりを崩すことができる。
【0036】なお、突起74を中央部に設けた場合は、
シャッタ71cが中央部まで摺動すると、突起74が固
定部に当たりそれ以上は摺動しなくなる。このため、突
起74がトナー中を移動できる距離が短くなり、トナー
の固まりを崩すことができる領域が狭くなる。また、シ
ャッタ71bの大きさが同じでも、開口が小さくなるの
で、トナーの供給量が不足するおそれもある。
【0037】図10に、上記トナーカートリッジ64の
シャッタ71cの内壁に突起74を設けた場合と突起を
設けない場合について、トナーカートリッジ64交換直
後のトナー供給性能を調べた結果をしめす。図10か
ら、突起74を設けた場合、突起を設けない場合に較
べ、トナーカートリッジ64交換直後のトナー供給量が
多く、良好なトナー供給が行えることが解る。このよう
に、突起74という簡易な部材を設けることにより、ト
ナーカートリッジ46交換時のトナーの供給不良を防止
することができる。さらに、上記トナーカートリッジ6
4を採用する事により、トナー供給不足により、トナー
濃度が低下することがなく、良質な画像を得ることがで
きる。
【0038】以上、本実施形態では、トナーカートリッ
ジ64が現像装置4に対して挿入セットされると、トナ
ー補給口71b開放するよう摺動するシャッタ71c
と、シャッタ71cの内壁に設けた突起74を用いて本
発明を説明したが、現像装置に対して係止固定されると
開口部を開放する開口部カバー部材の動きに連動し、開
口部近傍の現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材を設けたも
のであれば適用可能であり、同様の効果が得られる。、
また、上記実施形態においては、二成分現像剤のトナー
カートリッジを用いて本発明を説明したが、内部に収納
した現像剤を開口部から排出して現像装置内に供給する
現像剤収納容器であれば適用可能であり、同様の効果が
得られる。
【0039】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、現像剤
収納容器交換時の現像剤供給不良を防止できる、ランニ
ングコストの安価な現像剤収納容器および画像形成装置
を提供するという優れた効果がある。
【0040】特に、請求項2によれば、簡易な部材を設
けることにより、現像剤収納容器交換時の現像剤供給不
良を防止することができるという優れた効果がある。
【0041】特に、請求項3によれば、効率よく開口部
近傍の現像剤の固まりを崩すことができるというという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成を示す正面
図。
【図2】トナー補給部のトナー補給スクリュウの要部を
示す概略平面図。
【図3】トナー補給部によるトナーの流れを説明するた
めの現像部の概略平面図。
【図4】トナーカートリッジの斜視図。
【図5】トナーカートリッジの要部拡大断面図。
【図6】トナーカートリッジの概略構成を示す分解斜視
図。
【図7】(a)、(b)は、トナーカートリッジがトナ
ー補給部に装着される過程を説明するための要部拡大断
面図。
【図8】(a) トナーカートリッジのシャッタに設け
た突起の一例。 (b) トナーカートリッジのシャッタに設けた突起の
他の例。
【図9】トナー補給装置に装着されたトナーカートリッ
ジの回転部であるスクリューボトルを回転駆動するため
のカップリングの構成を示す概略斜視図。
【図10】トナーカートリッジ交換直後のトナー補給量
を示すグラフ。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電チャ−ジャ 3 レーザ光学装置 4 現像装置 4a 現像部 4b トナー補給部 5 転写チャージャ 6 クリーニング装置 7 転写紙 41 現像ローラ 42 第1攪拌スクリュウ 43 第2攪拌スクリュウ 44 現像ドクタ 46 トナーカートリッジ 46A 回転部 46B 固定部 70 スクリューボトル 70a リング状凸部 70b 回転部の螺旋状の突起 70c カップリング用突起 71 外側キャップ 71a 係止凸部 71b トナー補給口 71c シャッタ 71d シャッタガイドレール 72 シール部材 73 内側キャップ 74 突起 80 カップリングギヤ 81 カップリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に収納した現像剤を開口部から排出し
    て現像装置内へ供給する現像剤収納容器であって、上記
    現像装置に係止固定され且つ上記開口部と開口部カバー
    部材とを有する固定部と、該固定部に対して回転自在に
    係合され且つ容器回転駆動手段によって回転駆動される
    ことにより該現像剤収納容器内の現像剤を上記開口部に
    向けて搬送する該現像剤収納容器と一体の案内部を有す
    る回転部とで構成されている現像剤収納容器において、 上記現像装置に対して係止固定されると上記開口部を開
    放する上記開口部カバー部材の動きに連動し、上記開口
    部近傍の現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材を設けたこと
    を特徴とする現像剤収納容器。
  2. 【請求項2】請求項1の現像剤収納容器において、上記
    開口部カバー部材が、上記現像装置に対して係止固定さ
    れると上記開口部を開放するよう摺動するシャッタであ
    り、上記現像剤攪拌部材が該シャッタの内壁に設けた突
    起であることを特徴とする現像剤収納容器。
  3. 【請求項3】請求項2の現像剤収納容器において、上記
    突起を、上記シャッタが上記開口部を開放するよう摺動
    する方向の後端部に設けたことを特徴とする現像剤収納
    容器。
  4. 【請求項4】静電潜像を担持する像担持体と、該像担持
    体上の静電潜像を現像する現像装置と、該現像装置内に
    内部に収納した現像剤を開口部から排出して供給する現
    像剤収納容器とを備えた画像形成装置において、 上記現像剤収納容器として、請求項1、2または3の現
    像剤収納容器を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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