JP3974483B2 - ネットワーク通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IP網を介して通信を行う機能を備えたネットワーク通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、H.323端末のネットワーク環境下において、IP網を介してファクシミリ通信を行うために、例えば、ITU−T標準T.30信号をIPパケット化してやり取りするITU−T標準T.38方式や、ファクシミリデータを音声データとして通信を行うITU−T標準G.711(PCM)方式などが実用されている。
【0003】
ここで、ITU−T標準T.38方式でファクシミリ通信を行う場合、音声能力は必須ではないため、ITU−T標準T.38に準拠したファクシミリ通信に必要な能力さえあれば通信可能であった。
【0004】
また、ITU−T標準G.711(PCM)方式では、ファクシミリデータを音声データに変換し、それを音声チャネルでやり取りすれば通信可能であった。
【0005】
したがって、ITU−T標準T.38方式でファクシミリ通信を行う場合には、ファクシミリ通信用の通信チャネルのみを確立すればよく、また、ITU−T標準G.711(PCM)方式でファクシミリ通信を行う場合には、音声チャネルのみを確立すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年、VoIP(Voice over IP)ゲートウェイを介して、インターネット等のIP網と、アナログ公衆回線網PSTNを接続することで、IP網の内側の電話端末と、アナログ公衆回線網PSTNに収容されている電話端末との間で通話が可能になりつつある。
【0007】
したがって、T.38方式でファクシミリ通信を行う場合、VoIPゲートウェイを介して、アナログ公衆回線網PSTNへ接続し、アナログ公衆回線網PSTNに接続されているグループ3ファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を行おうとする通信形態があらわれる。
【0008】
ところで、VoIPゲートウェイの中には、ファクシミリ通信のみを行おうとすると、接続が拒否する態様を示すものがあり、このようなVoIPゲートウェイを利用してアナログ公衆回線網PSTNに接続されているグループ3ファクシミリ装置と接続しようとする場合、障害となっていた。
【0009】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、適切にアナログ公衆回線網PSTNに接続されているグループ3ファクシミリ装置に対してデータ通信を行うことができるようにしたネットワーク通信装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、IP網を介して通信を行う機能を備えたネットワーク通信装置において、データ通信能力および音声能力を含む呼接続用パケットを生成するパケット生成手段と、データ送信時、相手先ネットワーク通信装置に対して上記パケットによりデータ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求し、データ通信チャネルおよび音声チャネルを確立してデータ送信を行う通信制御手段と、受信した呼接続情報に音声能力が含まれているか否かを検出する音声能力検出手段を備え、前記通信制御手段は、前記音声能力検出手段が、受信した呼接続用パケットの呼接続情報に音声能力が含まれていることを検出した場合には、データ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求するようにしたものである。
【0011】
また、IP網を介して通信を行う機能を備えたネットワーク通信装置において、データ通信能力および音声能力を含む呼接続用パケットを生成するパケット生成手段と、データ送信時、相手先ネットワーク通信装置に対して上記パケットによりデータ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求し、データ通信チャネルおよび音声チャネルを確立してデータ送信を行う通信制御手段を備え、前記通信制御手段は、送信時に第1の相手先ネットワーク通信装置を介して第2の相手先ネットワーク通信装置との通信が指定された場合には、データ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求するようにしたものである。
【0012】
また、前記通信制御手段は、音声チャネル上では、RTC/RTCPパケットのやりとりを行うようにしたものである。
【0013】
また、前記通信制御手段は、音声チャネル上では、擬似的な音声データパケットのやりとりを行うようにしたものである。
【0014】
また、ITU−T標準T.38通信機能を備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施例にかかる通信ネットワークの一例を示している。
【0023】
同図において、ネットワーク通信装置FXは、ITU−T標準T.38通信機能を備えており、インターネット(IP網)INETを介して、他の通信端末装置との間で通信を行うことができる。
【0024】
VoIPゲートウェイ装置GWは、インターネットINETと、アナログ公衆回線網PSTNとの間を接続し、インターネットINETに接続されている端末装置(例えば、ネットワーク通信装置FX)と、アナログ公衆回線網PSTNに接続されている通信装置(例えば、グループ3ファクシミリ装置GX)との間で通信を可能にするためのものである。
【0025】
また、グループ3ファクシミリ装置GXは、CCITT勧告T.30,T.4等の通信機能を備え、アナログ公衆回線網PSTNを介してファクシミリ通信を行うためのものである。
【0026】
図2は、ネットワーク通信装置FXの一例を示している。
【0027】
同図において、システム制御部1は、このネットワーク通信装置FXの各部の制御処理、および、リアルタイム伝送制御手順(ITU−T標準T.38手順)処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワーク通信装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0028】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0029】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、この場合には、画情報受信時のエラー検出を主目的として用いられる。また、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0030】
インターネット通信制御部10は、このネットワーク通信装置FXをインターネットINETへ接続し、インターネットINETを介して種々のデータをやりとりするためのものであり、TCP/IPパケット解析部11は、TCPモード時に、インターネット通信制御部10が受信したTCP/IPパケットを解析して受信情報を取り出すためのものであり、UDPパケット解析部12は、UDPモード時に、インターネット通信制御部10が受信したUDPパケットを解析して受信情報を取り出すためのものである。
【0031】
グループ3プロトコル情報生成部13は、リアルタイム伝送手順において、TCPモード時はTCP/IPパケット解析部11から出力される受信情報を対応するグループ3伝送手順信号情報に変換するとともに、UDPモード時はUDPパケット解析部12から出力される受信情報を対応するグループ3伝送手順信号情報に変換するものである。
【0032】
グループ3プロトコル情報取出部14は、リアルタイム伝送手順において、送信するグループ3ファクシミリ伝送手順情報を取り出すためのものであり、TCP/IPパケット変換部15は、TCPモード時、グループ3プロトコル情報取出部14から出力されるグループ3ファクシミリ伝送手順情報をTCP/IPパケットデータへ変換するためのものであり、その出力データは、インターネット通信制御部10へ加えられる。
【0033】
また、UDPパケット変換部16は、UDPモード時、グループ3プロトコル情報取出部14から出力されるグループ3ファクシミリ伝送手順情報をUDPパケットデータへ変換するためのものであり、その出力データは、インターネット通信制御部10へ加えられる。
【0034】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3プロトコル情報生成部13、および、グループ3プロトコル情報取出部14は、内部バス17に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス17を介して行われている。
【0035】
図3は、ネットワーク通信装置FXが、VoIPゲートウェイ装置GWを介して、グループ3ファクシミリ装置GXと通信するときの手順の一例を示している。
【0036】
まず、ネットワーク通信装置FXのユーザは、VoIPゲートウェイ装置GWの宛先情報と、最終宛先であるグループ3ファクシミリ装置GXの宛先情報を指定した状態で、送信動作の開始を指令する。
【0037】
これにより、ネットワーク通信装置FXは、呼接続チャネルをVoIPゲートウェイ装置GWとの間に確立して、メッセージSETUPを送出する。このメッセージSETUPには、自端末の通信機能および最終宛先(この場合は、グループ3ファクシミリ装置GX)の宛先情報が含まれる。また、この場合、メッセージSETUPには、自端末の通信機能として、T.38通信機能(リアルタイムファクシミリ通信機能)と、音声通信機能が含まれる。
【0038】
これにより、VoIPゲートウェイ装置GWは、指定された最終宛先であるグループ3ファクシミリ装置GXへ発呼するとともに、ネットワーク通信装置FXに対して、呼接続チャネル上で呼接続手順用のメッセージCALL PROCEEDING,ALERTING,CONNECTを、所定の呼接続手順に従って順次送出する。
【0039】
ここで、VoIPゲートウェイ装置GWからネットワーク通信装置FXへ送出されるメッセージCALL PROCEEDING,ALERTING,CONNECTには、OLC(OpenLogicalChannel)情報が含まれる。
【0040】
このOLC情報には、その中に着呼側端末が実際に通信を行う論理チャネル情報が設定されている。また、論理チャネル情報は複数設定される場合がある。例えば、この場合のように、T.38通信機能と音声通信機能の2つの通信機能を要求した場合には、OLC情報には、T.38通信用の論理チャネル情報と音声通信用の論理チャネル情報が含まれる。
【0041】
通常、指定したそれぞれの論理チャネルを利用して、T.38通信と音声通信が行われるが、本実施例では、T.38通信のみを行い、音声通信については、通信チャネルを確立するものの、ダミー通信を行う。
【0042】
すなわち、ネットワーク通信装置FXは、VoIPゲートウェイ装置GWより受信したメッセージCALL PROCEEDING,ALERTING,CONNECTにOLC情報が含まれている場合、T.38通信用に指定された論理チャネルをデータチャネルとしてVoIPゲートウェイ装置GWとの間に確立するとともに、音声通信用に指定された論理チャネルを音声データチャネルとしてVoIPゲートウェイ装置GWとの間に確立する。
【0043】
そして、その後、データチャネルを用い、VoIPゲートウェイ装置GWを介して、グループ3ファクシミリ装置GXとの間でファクシミリ通信を行うと並列的に、音声チャネルを用い、VoIPゲートウェイ装置GWとの間でダミーの音声通信動作を行う。
【0044】
ここで、ダミーの音声通信動作は、音声データチャネルについて、VoIPゲートウェイ装置GWからRTP/RTCPパケットを受信した場合に、必須情報のみのRTP/RTCPパケットを作成し、受信したRTP/RTCPパケットの応答としてVoIPゲートウェイ装置GWへ送信する。
【0045】
そして、T.38通信動作を終了すると、呼解放手順に従って、VoIPゲートウェイ装置GWに呼接続チャネル上でメッセージRELEASE COMPLETEを送出し、音声データチャネルを解放して、一連の送信動作を終了する。ここで、音声データチャネルの解放のタイミングは、T.38通信動作を正常に終了できる期間であれば、任意のタイミングに設定することができる。例えば、T.38通信動作の終了手順完了しないタイミングであっても、音声データチャネルの解放動作を行うことができる。
【0046】
また、VoIPゲートウェイ装置GWは、ネットワーク通信装置FXよりメッセージDISCONNECTを受信すると、グループ3ファクシミリ装置GXとの間の呼を切断する。
【0047】
このようにして、本実施例では、ファクシミリ通信を行う際にVoIPゲートウェイ装置GWに送出する呼接続用のメッセージに、通信を要求する通信機能として、T.38通信機能(ファクシミリ通信機能)のみならず、音声通信機能も通知するようにしているので、VoIPゲートウェイ装置GWが、ファクシミリ通信のみを行おうとすると接続が拒否する態様を示すものであっても、適切に最終宛先のグループ3ファクシミリ装置GXとの間に通信チャネルを確立することができ、適切に送信動作を行うことができる。
【0048】
また、音声セッションおよびファクシミリデータセッションを同時に確立し、それぞれデータのやり取りを行うことを可能としているので、H.323端末のネットワーク環境下においてファクシミリ通信を行う場合、相手端末の能力に合わせて音声セッションかファクシミリデータセッションを使い分けることができる。また、同時に音声セッションとファクシミリデータセッションも使うことが可能である。
【0049】
また、ユーザがあて先設定を行う際にVoIPゲートウェイあて先と終端G3ファクシミリあて先を検出し、それぞれが設定されている場合のみ上述した動作を行うようにすることで、相手端末がファクシミリデータセッションだけを使用して(例えば、T.38)ファクシミリ通信可能な場合、音声セッション確立および擬似音声データも送出する必要がなく、ネットワークのトラフィックやリソースを軽減することができる。
【0050】
図4は、ネットワーク通信装置FXがファクシミリ通信を行う際の処理の一例を示している。また、この処理は、ユーザが、VoIPゲートウェイ装置GWの宛先情報と、最終宛先であるグループ3ファクシミリ装置GXの宛先情報を指定した状態で、送信動作の開始を指令した場合に行われる。例えば、VoIPゲートウェイ装置GWを使用しないで、直接他のT.38通信端末等へ送信する場合には、通常のT.38通信動作を行えばよい。
【0051】
まず、ネットワーク通信装置FXは、呼接続チャネルをVoIPゲートウェイ装置GWとの間に確立して(処理101)、メッセージSETUPを送出する(処理102)。このとき、メッセージSETUPには、自端末の通信機能および最終宛先(この場合は、グループ3ファクシミリ装置GX)の宛先情報が含まれる。また、この場合、メッセージSETUPには、自端末の通信機能として、T.38通信機能(リアルタイムファクシミリ通信機能)と、音声通信機能が含まれる。
【0052】
これにより、VoIPゲートウェイ装置GWは、指定された最終宛先であるグループ3ファクシミリ装置GXへ発呼するとともに、ネットワーク通信装置FXに対して、呼接続チャネル上で呼接続手順用のメッセージCALL PROCEEDING,ALERTING,CONNECTを、その呼接続手順に従って順次送出する。
【0053】
そこで、ネットワーク通信装置FXは、メッセージCALL PROC(EEDING)を受信し(処理103)、その受信したメッセージCALL PROCEEDINGにOLC情報が含まれているかどうかを調べる(判断104)。判断104の結果がYESになるときには、さらに、音声能力がある旨がOLC情報に含まれるかどうかを調べる(判断105)。
【0054】
判断105の結果がYESになるときには、VoIPゲートウェイ装置GWよりメッセージALERTING,CONNECTを順次受信し(処理106,107)、音声チャネルを確立して音声通信を開始し(処理108)、次に、データチャネルを確立してT.38通信(ファクシミリ通信)を開始する(処理109)。
【0055】
そして、これらの通信動作を終了すると、メッセージREL(EASE) COMP(LETE)を送出し(処理110)、確立したチャネルを解放して(処理111)、このときの通信動作を終了する。
【0056】
一方、判断104の結果がNOになるとき、または、判断105の結果がNOになるときには、次のメッセージALERTINGを受信し(処理113)、その受信したメッセージALERTINGにOLC情報が含まれているかどうかを調べる(判断114)。判断114の結果がYESになるときには、さらに、音声能力がある旨がOLC情報に含まれるかどうかを調べる(判断115)。
【0057】
判断115の結果がYESになるときには、処理107へ移行し、VoIPゲートウェイ装置GWよりメッセージCONNECTを順次受信し、それ以降の動作を行う。
【0058】
また、判断114の結果がNOになるとき、または、判断115の結果がNOになるときには、次のメッセージCONNECTを受信し(処理116)、その受信したメッセージCONNECTにOLC情報が含まれているかどうかを調べる(判断117)。判断117の結果がYESになるときには、さらに、音声能力がある旨がOLC情報に含まれるかどうかを調べる(判断118)。
【0059】
判断118の結果がYESになるときには、処理108へ移行し、音声チャネルを確立して音声通信を開始し、それ以降の動作を実行する。また、判断118の結果がNOになるときには、処理109へ移行し、データチャネルを確立してT.38通信(ファクシミリ通信)を開始し、それ以降の動作を実行する。
【0060】
また、判断117の結果がNOになるときには、処理110へ移行し、メッセージREL COMPを送出して、呼接続チャネルの解放を行う。
【0061】
図5は、音声チャネルを確立中に行うダミーの音声通信動作の一例を示している。
【0062】
まず、その時点で音声チャネルが確立中であるかどうかを調べ(判断201)、判断201の結果がYESになるときには、RTC/RTCPパケットを受信するかどうかを監視し(判断202のNOループ)、判断202の結果がYESになるときには、ダミー音声応答パケットを作成して、応答し(処理203)、判断201へ戻る。
【0063】
ここで、RTC/RTCPパケットを受信してから、ダミー音声応答パケットを送出するまでの時間は、30秒以内に行えばよい。また、RTC/RTCPパケットおよびダミー音声応答パケットの形式等は、ITU−T標準H.323,H.255.0,H.245に従う。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、音声セッションおよびファクシミリデータセッションを同時に確立し、それぞれデータのやり取りを行うことを可能としているので、H.323端末のネットワーク環境下においてファクシミリ通信を行う場合、相手端末の能力に合わせて音声セッションかファクシミリデータセッションを使い分けることができるという効果を得る。また、同時に音声セッションとファクシミリデータセッションも使うことが可能であるという効果も得る。
【0065】
また、相手端末に擬似音声能力を通知し、ファクシミリ通信が終了するまで擬似的に音声データのやりとりを行っているので、音声能力がないとファクシミリ通信が出来ない、もしくはファクシミリデータセッションを確立できないH.323端末に対してもファクシミリデータセッションを確立してファクシミリ通信することが可能であり、音声能力がないことによるエラー検出をファクシミリ通信が終了するまで遅らせることができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる通信ネットワークの一例を示したブロック図。
【図2】ネットワーク通信装置FXの一例を示したブロック図。
【図3】ネットワーク通信装置FXが、VoIPゲートウェイ装置GWを介して、グループ3ファクシミリ装置GXと通信するときの手順の一例を示したタイミングチャート。
【図4】ネットワーク通信装置FXがファクシミリ通信を行う際の処理の一例を示したフローチャート。
【図5】音声チャネルを確立中に行うダミーの音声通信動作の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
FX ネットワーク通信装置
GW VoIPゲートウェイ装置
GX グループ3ファクシミリ装置
Claims (5)
- IP網を介して通信を行う機能を備えたネットワーク通信装置において、
データ通信能力および音声能力を含む呼接続用パケットを生成するパケット生成手段と、
データ送信時、相手先ネットワーク通信装置に対して上記パケットによりデータ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求し、データ通信チャネルおよび音声チャネルを確立してデータ送信を行う通信制御手段と、
受信した呼接続情報に音声能力が含まれているか否かを検出する音声能力検出手段を備え、
前記通信制御手段は、前記音声能力検出手段が、受信した呼接続用パケットの呼接続情報に音声能力が含まれていることを検出した場合には、データ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求するようにしたことを特徴とするネットワーク通信装置。 - IP網を介して通信を行う機能を備えたネットワーク通信装置において、
データ通信能力および音声能力を含む呼接続用パケットを生成するパケット生成手段と、
データ送信時、相手先ネットワーク通信装置に対して上記パケットによりデータ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求し、データ通信チャネルおよび音声チャネルを確立してデータ送信を行う通信制御手段を備え、
前記通信制御手段は、送信時に第1の相手先ネットワーク通信装置を介して第2の相手先ネットワーク通信装置との通信が指定された場合には、データ通信チャネルおよび音声チャネルを接続要求するようにしたことを特徴とするネットワーク通信装置。 - 前記通信制御手段は、音声チャネル上では、RTC/RTCPパケットのやりとりを行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワーク通信装置。
- 前記通信制御手段は、音声チャネル上では、擬似的な音声データパケットのやりとりを行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワーク通信装置。
- ITU−T標準T.38通信機能を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載のネットワーク通信装置。
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