JP3974089B2

JP3974089B2 - 音情報提供システム

Info

Publication number: JP3974089B2
Application number: JP2003190466A
Authority: JP
Inventors: 泰裕浦田; 裕川橋; 奈津子川野
Original assignee: NTT Docomo Inc
Current assignee: NTT Docomo Inc
Priority date: 2003-07-02
Filing date: 2003-07-02
Publication date: 2007-09-12
Anticipated expiration: 2023-07-02
Also published as: CN100405803C; EP1494442A3; US20050037793A1; JP2005027036A; KR20050004090A; EP1494442A2; CN1578362A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音情報提供システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
通信網を介して送られてくる音源情報に基づいて音を発生させることが可能な通信端末（固定電話機、移動機、ファクシミリ通信機等を含む。以下同じ。）から他の通信端末へ発呼する際に、その発呼動作の局面に応じて発信音（ダイヤルトーン、ＤＴ）、呼出音（リングバックトーン、ＲＢＴ）、話中音（ビジートーン、ＢＴ）といった音が発呼元の通信端末の受話部から出力される。これらの音は、通信網を通じて交換機から送られてくる電気信号を音に変換して出力されるものである。従って、それらの音は予め定められているものであった。これに対して、任意の音にＤＴやＲＢＴやＢＴを設定できる技術として下記特許文献１に記載されているようなものが知られている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−３６８８８２号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、発呼者の通信端末内で発呼者が設定した音に変換するものである。従って、例えば着呼者側で自分の好みの音楽を設定し、発呼者側にその音楽をＲＢＴとして送ることはできなかった。更に、着呼者側で自分の好みの音楽を設定して送った場合に、発呼者側でその音楽が気に入った場合であっても、いったいどういう音楽であるかを知ることができない。
【０００５】
そこで本発明では、着呼者側で発呼者側のＲＢＴを設定した場合に、そのＲＢＴに関する情報を発呼者側に提供することを可能とする音情報提供システムを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の音情報提供システムは、他の通信端末に発呼中に通信網を介して送られてくる音源情報に基づいて所定の音を発生させることが可能な通信端末に送信される音源情報を、通信端末に到達する前に複製する音源情報複製手段と、当該複製した音源情報に基づいて当該音源情報に関する関連情報を取得する関連情報取得手段と、当該取得した関連情報を、通信端末を特定する端末特定情報と関連付けて取得結果格納手段に格納する取得結果保存手段と、を備える。
【０００７】
本発明の音情報提供システムによれば、通信端末に送信される音源情報を複製するので、通信端末に送られる音源情報を取得できる。この取得した音源情報に基づいて関連情報を取得し、端末特定情報と関連付けて取得結果格納手段に格納するので、例えば、要求に応じて関連情報を提供することができる。
【０００８】
また本発明の音情報提供システムでは、音源情報複製手段が複製した音源情報に基づいて、当該複製した音源情報に固有の音源特定情報を特定する音源特定手段を備え、関連情報取得手段は、当該特定された音源特定情報に基づいて、関連情報を取得することも好ましい。音源情報に固有の音源特定情報を特定して関連情報を取得するので、例えば、各所に分散している関連情報を、音源特定情報をキーとして取得することができる。
【０００９】
また本発明の音情報提供システムでは、端末特定情報を含む関連情報送信要求を受け付け、当該受け付けた関連情報送信要求に基づいて端末特定情報に関連付けられている関連情報を送信する取得結果送出手段を備えることも好ましい。端末特定情報を含む関連情報送信要求に応じて、その端末特定情報に関連付けられている関連情報を送信するので、要求に応じて関連情報を提供することができる。
【００１０】
また本発明の音情報提供システムでは、音源情報複製手段は、送信される音源情報が予め登録されている通信端末宛てのものか否かを判断し、予め登録されている通信端末宛てのものの場合に当該送信されてくる音源情報を複製することも好ましい。予め登録されている通信端末宛てのものの場合に音源情報を複製するので、不要な音源情報を複製することを回避できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【００１２】
本発明の実施形態である音情報提供システムについて図１を用いて説明する。図１は音情報提供システム１ａを説明するための図である。本実施形態の音情報提供システム１ａは、コアネットワーク１０及びコアネットワーク２０を含む。コアネットワーク１０及びコアネットワーク２０は、それぞれ異なる移動体通信キャリアが運用するコアネットワークであって、相互に通信可能なように構成されている。図１に示しているコアネットワーク１０及びコアネットワーク２０は、本実施形態の説明に必要な部分を取り出して図示しており、図示しない基地局、基地局制御装置、地域レジスタ、ホームレジスタ、関門交換機、ゲートウェイ装置といった構成要素を含む。携帯電話機３０は、この実施形態の場合には、発呼者が使用する携帯電話機であって、コアネットワーク１０に接続されている。携帯電話機３５は、この実施形態の場合には、着呼者が使用する携帯電話機であって、コアネットワーク２０に接続されている。携帯電話機３０及び携帯電話機３５は、他の通信端末である携帯電話機等に発呼中に通信網（コアネットワーク１０、コアネットワーク２０など）を介して送られてくる音源情報に基づいて所定の音（リングバックトーン）を発生させることが可能な通信端末である。
【００１３】
引き続いて、コアネットワーク２０について説明する。図１に示すように、コアネットワーク２０は、交換機２１及びＲＢＴ情報格納部２５０を含む。交換機２１は、通常の交換機としての機能部の他にＲＢＴ選択部２１１を含む。ＲＢＴ選択部２１１は、交換機２１の管理下にある携帯電話機に着呼があった場合に、リングバックトーンの登録があるかどうかを、ＲＢＴ情報格納部２５０に格納されている情報を参照して判断する。ＲＢＴ選択部２１１は、リングバックトーンの登録がある場合には、その登録されているリングバックトーンに対応する音源情報を送り出す。ＲＢＴ情報格納部２５０に格納されている情報の例を図２に示す。図２に示す例に拠れば、ＲＢＴ情報格納部２５０には「発信者番号」「着信者番号」「音源情報」が関連付けられて格納されている。ＲＢＴ選択部２１１は、「着信者番号」及び「発信者番号」の条件が合致した場合に、対応する音源情報をリングバックトーンとして送り出す。
【００１４】
図１に戻って、コアネットワーク１０について説明する。コアネットワーク１０は、交換機１１を含み、更に機能的な構成要素として、交換機１１が含むＲＢＴ複製部１１１（音源情報複製手段）と、ＲＢＴ特定部１０１（音源特定手段）と、関連情報取得部１０２（関連情報取得手段）と、取得結果保存部１０３（取得結果保存手段）と、取得結果送出部１０４（取得結果送出手段）と、音源情報格納部１５０と、関連情報格納部１５１と、取得結果格納部１５２（取得結果格納手段）と、を含む。これらの各構成要素は、物理的には、ＣＰＵ（中央処理装置）、メモリ、マウスやキーボードといった入力装置、ディスプレイといった表示装置、ハードディスクといった格納装置などを備えたコンピュータシステム（若しくはコンピュータシステムの集合体）によって実現される。引き続いて、各構成要素について説明する。
【００１５】
ＲＢＴ複製部１１１は、携帯電話機３０が携帯電話機３５に発呼中に通信網（コアネットワーク２０など）を介して送信される音源情報を、携帯電話機３０に到達する前に複製する部分である。ＲＢＴ複製部１１１はこの音源情報を、携帯電話機３０の電話番号といった端末を特定する情報（端末特定情報）と関連付けてＲＢＴ特定部１０１に出力する。ＲＢＴ複製部１１１は送信されてくる全ての音源情報を複製してもよいが、一部の音源情報を複製してもよい。ＲＢＴ複製部１１１が一部の音源情報を複製する場合としては、予め音源情報に関する情報の取得を希望する携帯電話機の電話番号が格納されている希望情報格納部があり、ＲＢＴ複製部１１１がその格納されている電話番号を参照して対応する電話番号へ送信される音源情報を複製する場合がある。このように予め音源情報に関する情報の取得を希望する携帯電話機に送信される音源情報のみを複製するようにすれば、この希望をしない携帯電話機に送信される音源情報は複製しなくて済むので、後述する取得結果格納部１５２の格納領域を効率的に利用できる。
【００１６】
ＲＢＴ特定部１０１は、ＲＢＴ複製部１１１が複製した音源情報に基づいて、この複製した音源情報に固有の音源特定情報を特定する。より具体的には、ＲＢＴ特定部１０１は、ＲＢＴ複製部１１１が出力する音源情報と、音源情報格納部１５０に格納されている音源情報とのマッチングを取って、音源情報格納部１５０に音源情報と関連付けられて格納されている音源ＩＤを音源特定情報として取得する。音源情報格納部１５０に格納されている情報の例を図３に示す。図３に示す例に拠れば、音源情報格納部１５０には、音源ＩＤと音源情報とが関連付けられて格納されている。音源ＩＤは、各音源情報を特定するための情報であって、各音源情報固有の情報である。音源情報は、それによって携帯電話機３０等が所定の音（リングバックトーン）を発生されることを可能とする音声情報である。ＲＢＴ特定部１０１は、特定した音源特定情報としての音源ＩＤを、携帯電話機３０の電話番号といった端末を特定する情報（端末特定情報）と関連付けて関連情報取得部へ出力する。
【００１７】
関連情報取得部１０２は、ＲＢＴ複製部１１１が複製した音源情報に基づいてＲＢＴ特定部１０１が特定する音源ＩＤに基づいて、音源情報に関する関連情報を取得する部分である。より具体的には、関連情報取得部１０２は音源ＩＤに基づいて関連情報格納部１５１に格納されている関連情報を探索し、音源ＩＤに対応する関連情報を取得して、音源ＩＤ及び携帯電話機３０の電話番号といった端末を特定する情報（端末特定情報）と関連付けて取得結果保存部１０３に出力する。関連情報格納部１５１に格納されている情報の例を図４に示す。図４に示す例に拠れば、関連情報格納部１５１には、「音源ＩＤ」「楽曲名」「アーティスト名」「視聴サイト」「関連サイト」が関連付けられて格納されている。「音源ＩＤ」は各音源情報を特定するための情報である。「楽曲名」は「音源ＩＤ」に対応する音源情報の曲名を示している。「アーティスト名」は対応する楽曲を演奏等する人の名称を示している。「試聴サイト」は対応する音源情報に基づく楽曲を試聴することが可能なサイトへのリンク情報（ＵＲＬ）を示している。「関連サイト」は対応する楽曲やアーティストなどに対応する情報が掲載されているサイトへのリンク情報（ＵＲＬ）を示している。
【００１８】
取得結果保存部１０３は、関連情報取得部１０２が取得した関連情報を、携帯電話機３０の電話番号といった端末を特定する情報（端末特定情報）と関連付けて取得結果格納部１５２（取得結果格納手段）に格納する部分である。取得結果保存部１０３が取得結果格納部１５２に格納する情報の例を図５（ａ）及び図５（ｂ）に示す。図５（ａ）に示す例に拠れば、取得結果格納部１５２は、「発信者番号」「着信者番号」「日時」「音源ＩＤ」を関連付けて格納している。従って、例えば「発信者番号」を特定すれば、「着信者番号」と「日時」と「音源ＩＤ」とを特定できるので、それらの情報を提供することができる。また、図５（ｂ）に示す例に拠れば、取得結果格納部１５２は、「音源ＩＤ」「楽曲名」「アーティスト名」「試聴サイト」「関連サイト」を関連付けて格納している。従って、例えば「音源ＩＤ」と特定すれば、関連する情報を提供できる。
【００１９】
取得結果送出部１０４は、携帯電話機３０の電話番号といった端末を特定する情報（端末特定情報）を含む関連情報送信要求を受け付け、その受け付けた関連情報送信要求に基づいて端末を特定する情報に関連付けられている関連情報を送信する部分である。より具体的には、例えば携帯電話機３０の電話番号が「０９０−ＸＸＸＸ−ＹＹＹＹ」である場合に、その電話番号を含む関連情報送信要求が携帯電話機３０から送信されると、その関連情報送信要求を取得結果送出部１０４が受信する。取得結果送出部１０４は、取得結果格納部１５２に格納されている情報（図５（ａ）に例示する）に基づいて、「発信者番号」が「０９０−ＸＸＸＸ−ＹＹＹＹ」であるものを選択する。取得結果送出部１０４はその選択したものの「音源ＩＤ」に対応する関連情報（図５（ｂ）に例示する）を選択する。取得結果送出部１０４はこれらの選択した情報を携帯電話機３０に送信する。携帯電話機３０では、これらの情報、すなわち「着信者番号」「日時」「楽曲名」「アーティスト名」「試聴サイト」「関連サイト」といった情報を表示し利用することが可能となる。
【００２０】
尚、本実施形態では、コアネットワーク１０に接続されている携帯電話機３０から、コアネットワーク２０に接続されている携帯電話機３５へ発呼する場合を例に取ったが、同一のコアネットワークに接続されている携帯電話機同士の場合でも適用することが可能である。
【００２１】
また、本実施形態では音源情報や関連情報は、コアネットワーク１０内に設けられている音源情報格納部１５０及び関連情報格納部１５１に格納されているが、コアネットワーク１０の外部に設けられた格納手段に格納されていてもよい。
【００２２】
また、本実施形態では取得結果送出部１０４が、携帯電話機３０からの要求に応じて携帯電話機３０へ関連情報を送信しているが、例えば、パーソナルコンピュータといった情報通信機器からの要求に応じて携帯電話機３０の関連情報を送信するようにしてもよい。携帯電話機３０のユーザは、その携帯電話機で聴いたリングバックトーンの情報を、パーソナルコンピュータを用いて取得できる。
【００２３】
また、本実施形態では、通信端末として携帯電話機３０を例示したが、通信端末としてはこれに限られず、固定電話機やファクシミリ通信機といった通信端末においても適用可能である。
【００２４】
また、本実施形態では、取得結果格納部１５２は、図５（ａ）に例示する情報も図５（ｂ）に例示する情報も格納しているが、例えば図５（ｂ）に例示する情報は格納せずに、取得結果送出部１０４が要求に応じて関連情報格納部１５１に格納されている情報から取得してくるようにしてもよい。
【００２５】
本実施形態によれば、携帯電話機３０に送信される音源情報を複製するので、携帯電話機３０に送られる音源情報を取得できる。この取得した音源情報に基づいて関連情報を取得し、携帯電話機３０の電話番号と関連付けて取得結果格納部１５２に格納するので、要求に応じて関連情報を提供することができる。また、ＲＢＴ特定部１０１は、複製した音源情報に基づいて音源ＩＤを特定するので、他の通信キャリアから送信される音源情報であっても関連情報を取得して提供することが可能となる。
【００２６】
【発明の効果】
本発明によれば、通信端末に送信される音源情報を複製するので、通信端末に送られる音源情報を取得できる。この取得した音源情報に基づいて関連情報を取得し、端末特定情報と関連付けて取得結果格納手段に格納するので、例えば、要求に応じて関連情報を提供することができる。従って本発明の目的とする、着呼者側で発呼者側のＲＢＴを設定した場合に、そのＲＢＴに関する情報を発呼者側に提供することを可能とする音情報提供システムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態である音情報提供システムを説明するための図である。
【図２】図１のＲＢＴ情報格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【図３】図１の音源情報格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【図４】図１の関連情報格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【図５】図１の取得結果格納部に格納されている情報の例を示す図である。
【符号の説明】
１ａ…音情報提供システム、１０…コアネットワーク、１１…交換機、２０…コアネットワーク、２１…交換機、３０…携帯電話機、３５…携帯電話機、１０１…ＲＢＴ特定部、１０２…関連情報取得部、１０３…取得結果保存部、１０４…取得結果送出部、１１１…ＲＢＴ複製部、２１１…ＲＢＴ選択部、１５０…音源情報格納部、１５１…関連情報格納部、１５２…取得情報送出部、２５０…ＲＢＴ情報格納部。

Claims

他の通信端末に発呼中に通信網を介して送られてくる音源情報に基づいて所定の音を発生させることが可能な通信端末に送信される前記音源情報を、前記通信端末に到達する前に複製する音源情報複製手段と、
当該複製した音源情報に基づいて当該音源情報に関する関連情報を取得する関連情報取得手段と、
当該取得した関連情報を、前記通信端末を特定する端末特定情報と関連付けて取得結果格納手段に格納する取得結果保存手段と、
を備える音情報提供システム。
前記音源情報複製手段が複製した音源情報に基づいて、当該複製した音源情報に固有の音源特定情報を特定する音源特定手段を備え、
前記関連情報取得手段は、当該特定された音源特定情報に基づいて、前記関連情報を取得する、請求項１に記載の音情報提供システム。
前記端末特定情報を含む関連情報送信要求を受け付け、当該受け付けた関連情報送信要求に基づいて前記端末特定情報に関連付けられている関連情報を送信する取得結果送出手段を備える、請求項１又は２に記載の音情報提供システム。
前記音源情報複製手段は、前記送信される音源情報が予め登録されている通信端末宛てのものか否かを判断し、予め登録されている通信端末宛てのものの場合に当該送信されてくる音源情報を複製する、請求項１から３のいずれか１項に記載の音情報提供システム。