JP3971588B2 - ヘッド保護装置、及びそのヘッド保護装置を備えたカードリーダ - Google Patents
ヘッド保護装置、及びそのヘッド保護装置を備えたカードリーダ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体の磁気記録部に対して用いられる磁気ヘッドに記録電流を供給するようにしたデータ記録回路におけるヘッド保護装置、及びそのヘッド保護装置を備えたカードリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、磁気カードなどの記録媒体に設けられた磁気ストライプ等の磁気記録部に対しては、磁気ヘッドを用いることによって、磁気データの記録・再生を行っている。近年、このような記録媒体の記録再生装置において、磁気記録部に関して高低2種類の抗磁力を備えたものが規格化されている。例えば、磁気カードにおいては、JISやISOで従来から規格化されていた低抗磁力のカード(300(Oe)、650(Oe))に加えて、ISOで高抗磁力のカード(2500〜4200(Oe))が新たに規格化されている。
【0003】
ここで、磁気記録部に記録された磁気データを保護する観点からは、高抗磁力の磁気記録部を使用することが有利であるが、高抗磁力の磁気記録部に対応した磁気ヘッドを備えた装置を準備しなければならなくなる上に、その高抗磁力用磁気ヘッドに記録電流を供給する回路構成が、低抗磁力用磁気ヘッドを用いる際の回路構成とは異なるものであることから、低抗磁力の場合と、高抗磁力の場合とで、別個の装置をそれぞれ準備して、適宜に使い分ける必要がある。
【0004】
このような事情から、本願発明者は、磁気ヘッドに対して記録電流を供給するデータ記録回路に、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドに各々対応した記録電流を切り替えて生成させることがきるようにしたデータ記録回路を開発している。ちなみに、そのデータ記録回路は、本願の出願時点において未公知のものである。
【0005】
この低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドの双方を用いることができるようにしたデータ記録回路を具体的に説明しておくと、例えば図3に示されているように、異なる2種類の記録電流を適宜に選択して出力するCPU1の出力側に、記録電流切替供給部2が設けられており、その記録電流切替供給部2に配置された低圧電源2a及び高圧電源2bから各々出力される低記録電流(Lo−Co電流)及び高記録電流(Hi−Co電流)のうちの一方が、共用出力部3に発せられる。その共用出力部3には、上記CPU1から記録データ信号S1及び記録ゲート信号S2が与えられ、それらの各信号S1,S2が、上述した低記録電流(Lo−Co電流)又は高記録電流(Hi−Co電流)によって、低抗磁力用磁気ヘッド4又は高抗磁力用磁気ヘッド5に供給されるように構成されている。
【0006】
このとき、上述した低抗磁力用磁気ヘッド4と高抗磁力用磁気ヘッド5とは、共用出力部3に対して取り替え可能になされており、一つの装置で、低抗磁力用磁気ヘッドと高抗磁力用磁気ヘッドとの双方を使い分けて使用することができることから、低コストで良好な操作性が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように低抗磁力用磁気ヘッドと高抗磁力用磁気ヘッドとの双方を一つの装置で切り替えて用いることができることとすると、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドのいずれのヘッドが装着・接続されているかを誤って認識してしまうことがある。特に、低抗磁力用磁気ヘッドが接続されている場合において、誤って高抗磁力用磁気ヘッドの高記録電流を供給する設定を行ってしまったり、設定は正しくなされていても回路側やCPUに誤動作を生じることにより、低抗磁力用磁気ヘッドに対して過大な電流が供給されてしまうおそれがあり、ヘッドやその回路を破損させてしまう危険性がある。
【0008】
そこで、本発明は、簡易な構成で、ヘッドやその回路の破損を良好に防止することができるようにしたヘッド保護装置、及びそのヘッド保護装置を備えたカードリーダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1にかかるヘッド保護装置においては、データ記録回路に、低抗磁力の磁気記録部に用いられる低抗磁力用磁気ヘッドに対応した低記録電流と、高抗磁力の磁気記録部に用いられる高抗磁力用磁気ヘッドに対応した高記録電流とを、適宜の電流切替手段によって選択的に切り替えて生成する記録電流切替供給部が設けられているとともに、該記録電流切替供給部において生成された低記録電流又は高記録電流を用いて記録すべきデータを出力する共用出力部が設けられ、上記共用出力部に対して、前記低抗磁力用磁気ヘッドと高抗磁力用磁気ヘッドとが、少なくとも電気的に切り替え選択可能に接続される構成になされ、かつ上記データ記録回路には、前記低抗磁力用磁気ヘッドが前記共用出力部に接続された際に、前記記録電流切替供給部で高記録電流を生成しないように前記電流切替手段を切り替える電流保護部が付設されている。
すなわち、このような構成を備えた請求項1にかかるヘッド保護装置によれば、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドのそれぞれに記録電流を供給する記録電流路が、一つのデータ記録回路に構成されていることことから、一つの装置で、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドの双方を切り替えて使用することが可能になされているとともに、上記データ記録回路に設けられた電流保護部によって、低抗磁力用磁気ヘッドに対して過大な記録電流が供給されることのないようになっている。
【0010】
また、請求項2にかかるヘッド保護装置を備えたカードリーダにおいては、データ記録回路に、低抗磁力の磁気記録部に用いられる低抗磁力用磁気ヘッドに対応した低記録電流と、高抗磁力の磁気記録部に用いられる高抗磁力用磁気ヘッドに対応した高記録電流とを、適宜の電流切替手段によって選択的に切り替えて生成する記録電流切替供給部が設けられているとともに、該記録電流切替供給部において生成された低記録電流又は高記録電流を用いて記録すべきデータを出力する共用出力部が設けられ、上記共用出力部に対して、前記低抗磁力用磁気ヘッドと高抗磁力用磁気ヘッドとが、少なくとも電気的に切り替え選択可能に接続される構成になされ、かつ上記データ記録回路には、前記低抗磁力用磁気ヘッドが前記共用出力部に接続された際に、前記記録電流切替供給部で高記録電流を生成しないように前記電流切替手段を切り替える電流保護部が付設されている。
すなわち、このうような構成を備えた請求項2にかかるヘッド保護装置を備えたカードリーダによれば、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドのそれぞれに記録電流を供給する記録電流路が、一つのデータ記録回路に構成されていることから、一つの装置で、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドの双方を切り替えて使用することが可能になされているとともに、上記データ記録回路に設けられた電流保護部によって、低抗磁力用磁気ヘッドに対して過大な記録電流が供給されることのないようになっている。
【0011】
さらに、請求項1にかかるヘッド保護装置、又は請求項2にかかるヘッド保護装置を備えたカードリーダは、上記構成に加えて、高抗磁力用磁気ヘッドは、前記共用出力部に対して、所定の抵抗を有する接続基板を介して機械的に着脱される構成になされているとともに、上記電流保護部及び接続基板には、当該接続基板が電流保護部側に接続されていることを検知する基板接続検知手段が設けられている。
このような構成を備えた請求項1にかかるヘッド保護装置、及び請求項2にかかるヘッド保護装置を備えたカードリーダによれば、高抗磁力用磁気ヘッドを、接続基板を介して前記共用出力部に機械的に着脱させただけで、高抗磁力用磁気ヘッドが装着・接続されたことがデータ記録回路側に認識されることとなり、簡易な構成で、良好な操作性が得られる。
【0012】
さらにまた、請求項3にかかるヘッド保護装置、又はヘッド保護装置を備えたカードリーダは、上記請求項1又は請求項2に加えて、電流保護部の電流切替手段は、接続基板側からの確認信号を受けて、前記記録電流切替供給部で高記録電流を生成するように切り替える機能を備えている。
このような構成を備えた請求項3にかかるヘッド保護装置、及びそのヘッド保護装置を備えたカードリーダによれば、上述した電流保護部の電流切替手段が、電気的に自動で作動される。
【0013】
また、請求項4にかかるヘッド保護装置、又はヘッド保護装置を備えたカードリーダは、上記請求項1又は請求項2に加えて、切り替え手段が、電気回路又は制御ソフトとして構成されていることから、切り替え手段が多種多様な構成になされるようになっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1に示された実施形態におけるヘッド保護装置は、上位装置を構成している現金自動支払機(図示省略)の内部側に、下位装置として設けられたカードリーダに本発明を適用したものであって、その下位装置としてのカードリーダで行われる各種動作は、前記上位装置である現金自動支払機本体からの指令信号に基づいて制御され、連動した動作が行われるようになっている。
【0015】
すなわち、上位装置としての現金自動支払機本体からは、当該カードリーダ内のデータ記録回路に設けられたCPU11に対して、適宜の記録指令信号が発せられ、その記録指令信号に基づいて、上記CPU11から、現在用いられている磁気カードの磁気ストライプ(磁気記録部)に対応した記録電流の出力を指示する出力指令信号(HCW信号)が、記録電流切替供給部12に対して発せられる。ここで、上記出力指令信号(HCW信号)は、低抗磁力の磁気ストライプに対応した低記録電流(Lo−Co電流)の出力を指示する”Lo信号”、及び高抗磁力の磁気ストライプに対応した高記録電流(Hi−Co電流)の出力を指示する”Hi信号”からなるものである。
【0016】
上記記録電流切替供給部12には、前記CPU11から発せられる出力指令信号(HCW信号)に対応して、低圧(+12V)電源12a、及び高圧(+24V)電源12bが設けられていて、以下に説明するように、それら低圧電源12a及び高圧電源12bのいずれか一方側に供給電流路が切り替えられることによって、上述した低記録電流(Lo−Co電流)、及び高記録電流(Hi−Co電流)が、共用出力部13に対して選択的に供給されるようになっている。
【0017】
より具体的には、前記CPU11から記録電流切替供給部12に対して発せられる出力指令信号(HCW信号)が”Lo信号”である場合には、抵抗R1を介して、電流切替手段としてのトランジスタQ2のベース側が、Loレベルになされ、それにより当該トランジスタQ2がオフ状態になされる。その結果、上記トランジスタQ2のコレクタ側に接続された電流切替手段としてのトランジスタQ3のベース側がHiレベルになされ、それによって、当該トランジスタQ3がオフ状態となされる。その結果、上記トランジスタQ3のコレクタ側に接続された低圧電源12a側に供給電流路が切り替えられることとなり、その低圧電源12aから、前述した低記録電流(Lo−Co電流)が、共用出力部13に供給される。
【0018】
一方、前記CPU11から記録電流切替供給部12に対して発せられる出力指令信号(HCW信号)が”Hi信号”の場合には、上記トランジスタQ2のベース側がHiレベルになされることから、当該トランジスタQ2がオン状態となり、上記トランジスタQ3のベース側がLoレベルに切り替えられる。その結果、上記トランジスタQ3がオン状態となされて、当該トランジスタQ3のエミッタ側に接続された高圧電源12b側に電流路が切り替えられる。そして、その高圧電源12bからは、前述した高記録電流(Hi−Co電流)が、共用出力部13に供給される。
【0019】
また、上記共用出力部13にはライト回路13aが設けられており、そのライト回路13aに対して、上述したCPU11から発せられる記録データ信号S1及び記録ゲート信号S2が入力されるようになっている。そして、それらの各信号S1,S2は、上記ライト回路13aに対して与えられる前記低記録電流(Lo−Co電流)又は高記録電流(Hi−Co電流)のいずれかを用いることによって、低抗磁力用磁気ヘッド14及び高抗磁力用磁気ヘッド15に対して選択的に供給されるようになっている。
【0020】
このとき、上記低抗磁力用磁気ヘッド14は、前記共用出力部13に設けられた一対の出力コネクタ端子13bに対して、直接的に着脱されることによって電気的に接続・離間される構成になされているとともに、前記高抗磁力用磁気ヘッド15は、前記共用出力部13の一対の出力コネクタ端子13bに対して、接続基板15aを介在して着脱されることによって電気的に接続・離間される構成になされている。
【0021】
ここで、上記共用出力部13に対して低抗磁力用磁気ヘッド14が装着されている場合には、前述したライト回路13aからの出力は、抵抗R5を通して供給されるが、上記共用出力部13に対して高抗磁力用磁気ヘッド15が装着されている場合には、上記抵抗R5と並列に配置されたスイッチSW1が閉じられることによって、前述したライト回路13aからの出力は、抵抗R5を通ることなくスイッチSW1側を通って供給されるようになっている。
【0022】
さらに、上記高抗磁力用磁気ヘッド15が接続された接続基板15aには、前記共用出力部13における一対の出力コネクタ端子13bに対して連結される一対の入力コネクタ端子15bが設けられていて、上記共用出力部13に対して、低抗磁力用磁気ヘッド14及び高抗磁力用磁気ヘッド15が、適宜に取り替えられる構成になされている。
【0023】
一方、前述した記録電流切替供給部12には、前記低抗磁力用磁気ヘッド14及びその低抗磁力用磁気ヘッド14に関する回路を保護するための電流保護部16が付設されている。すなわち、その電流保護部16においては、定電圧(+5V)電源16aからの出力が、抵抗R4を介してトランジスタQ1のベース側をHiレベルとするように与えられており、それによって、上記トランジスタQ1がオン状態に維持される。このオン状態に維持されたトランジスタQ1のコレクタ側は、上述した記録電流切替供給部12の電流切替手段としてのトランジスタQ2のベース側に接続されていて、それによって、当該トランジスタQ2のベース側が、常時Loレベルに維持されることとなり、その結果、トランジスタQ2がオフ状態に維持されるようになっている。
【0024】
ここで、トランジスタQ2がオフ状態になされている場合には、上述したように、低記録電流(Lo−Co電流)が前記共用出力部13から出力されることから、その共用出力部13に対して低抗磁力用磁気ヘッド14が装着されている場合において、回路の誤動作などの何らかの理由によって高記録電流(Hi−Co電流)を発する指令が誤って出されたとしても、共用出力部13から、高記録電流(Hi−Co電流)が出力されることはなく、低記録電流(Lo−Co電流)の出力が行われることとなる。
【0025】
一方、前記高抗磁力用磁気ヘッド15の接続基板15aには、互いに電気的に接続された一対の切替用コネクタ15cが、基板接続検知手段を構成するように設けられているとともに、それら一対の切替用コネクタ15cに対応して、上記電流保護部16には、一対の接続検知用コネクタ16bが、同様に基板接続検知手段を構成するように設けられている。これら一対の接続検知用コネクタ16bのうちの一方側(図示上側)のものは、前記定電圧電源16a側に接続されているとともに、他方側(図示下側)の接続検知用コネクタ16bは、アースされてグランドに落とされている。
【0026】
従って、上記高抗磁力用磁気ヘッド15の接続基板15aが、共用出力部13に対して接続された場合には、接続基板15a側の切替用コネクタ15cが、電流保護部16側の接続検知用コネクタ16bに連結されることとなる。それにより、前記トランジスタQ1のベース側がLoレベルに落とされて、高抗磁力用磁気ヘッド15の接続が検知される。そして、その高抗磁力用磁気ヘッド15の接続が検知されたことによって、前記トランジスタQ1がオフ状態に切り替えられ、当該トランジスタQ1のコレクタ側に接続された、上記記録電流切替供給部12の電流切替手段を構成するトランジスタQ2のベース側が、Hiレベルに切り替えられ、そのトランジスタQ2がオン状態となる。その結果、前述したように、高記録電流(Hi−Co電流)が、前記共用出力部13から出力されることとなる。
【0027】
また、本実施形態では、高抗磁力用磁気ヘッド15の接続が行われることによって検知されるLoレベルからなる信号(HCDCT信号(高抗磁力用磁気ヘッド検知信号))は、前述したCPU11にも入力されており、そのLoレベルからなるHCDCT信号をCPU11が受けたときにのみ、当該CPU11から高記録電流(Hi−Co電流)の出力が行われるようにソフト上の制御動作が行われる構成になされており、高抗磁力用磁気ヘッド15の接続が行われていないことによってHCDCT信号をCPU11が受けていないときには、当該CPU11からは、高記録電流(Hi−Co電流)の出力が行われないように規制されるように構成されている。
【0028】
このような構成を備えた本実施形態におけるカードリーダのヘッド保護装置によれば、低抗磁力用磁気ヘッド14及び高抗磁力用磁気ヘッド15のそれぞれに対して異なる記録電流を供給する記録電流路が、一つのデータ記録回路として構成されていることことから、一つの装置で、低抗磁力用磁気ヘッド14及び高抗磁力用磁気ヘッド15の双方を切り替えて用いることが可能となる。
【0029】
加えて、そのデータ記録回路の記録電流切替供給部12に付設された電流保護部16によって、低抗磁力用磁気ヘッド14に対して過大な記録電流が供給されることのないようになされていることから、低抗磁力用磁気ヘッド14及びその回路が過大な電流から保護されるようになっている。
【0030】
さらに、本実施形態によれば、低抗磁力用磁気ヘッド14の替わりに、高抗磁力用磁気ヘッド15が連結されたことが自動的に検知されて、高記録電流(Hi−Co電流)が出力されるようになされていることから、高抗磁力用磁気ヘッド15を機械的に着脱させただけで、データ記録回路の切り替え動作が自動で行われることとなり、簡易な構成で良好な操作性が得られる。
【0031】
また、上述した実施形態では、記録電流切替供給部12における電流切替手段が電気回路上のハード構成になされていることに加えて、高記録電流(Hi−Co電流)を出力させないようにするソフト構成が併用されていることから、極めて高い信頼性が得られるようになっている。
【0032】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
【0033】
例えば、上述した実施形態における記録電流切替供給部12の電流切替手段を構成しているトランジスタQ1及びR1に替えて、図2に示されているようなインバータIC21と、ANDゲートIC22とを組み合わせた回路構成など、多種多様な回路構成を採用することができる。
【0034】
また、上述した各実施形態は、本発明をカードリーダに適用したものであるが、本発明は、それに限定されることく、その他の多種多様な装置に対しても同様に適用することができるものである。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明にかかる請求項1及び請求項2記載のヘッド保護装置、及びそのヘッド保護装置を備えたカードリーダは、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドのそれぞれに対して異なる記録電流を選択的に切り替えて生成し供給する記録電流切替供給部を設け、一つの装置で、低抗磁力用磁気ヘッド及び高抗磁力用磁気ヘッドの双方を切り替えて使用することを可能とするとともに、上記データ記録回路に設けた電流保護部によって、低抗磁力用磁気ヘッドに対して過大な記録電流が供給されることのないように構成したものであるから、低コストで良好な操作性を得ることができるとともに、簡易な構成で、ヘッドやその回路の破損を良好に防止することができ、利便性及び信頼性の双方を向上させることができる。
【0036】
また、本発明にかかる請求項1及び請求項2記載のヘッド保護装置、及びそのヘッド保護装置を備えたカードリーダは、上記構成に加えて、高抗磁力用磁気ヘッドを共用出力部に対して接続基板を介して機械的に着脱可能とするとともに、接続基板を電流保護部側に接続したことを検知する基板接続検知部を設けたことにより、高抗磁力用磁気ヘッドを、接続基板を介して共用出力部に機械的に着脱させただけで、高抗磁力用磁気ヘッドが装着・接続されたことがデータ記録回路側に認識させるようにしたものであるから、上述した効果に加えて、操作性を向上させることができる。
【0037】
さらにまた、請求項3にかかるヘッド保護装置、又はヘッド保護装置を備えたカードリーダは、上記請求項1及び請求項2に加えて、電流保護部の電流切替手段に、接続基板側からの検知信号を受けて記録電流切替供給部で高記録電流を生成するように切り替える機能を持たせることによって、電流保護部の電流切替手段を電気的に自動で作動させるようにしたものであるから、上述した効果を更に高めることができる。
【0038】
また、請求項4にかかるヘッド保護装置、又はヘッド保護装置を備えたカードリーダは、上記請求項1及び請求項2に加えて、切り替え手段を、電気回路又は制御ソフトとして構成して、切り替え手段を多種多様な構成としたものであるから、一層、簡易で低コストな構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるカードリーダのヘッド保護装置の回路構成を表したブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態における回路構成を表したブロック図である。
【図3】一般のカードリーダに採用されているヘッド保護装置の回路構成を表したブロック図である。
【符号の説明】
11 CPU
12 記録電流切替供給部
12a 低圧(+12V)電源
12b 高圧(+24V)電源
13 共用出力部
13a ライト回路
14 低抗磁力用磁気ヘッド
15 高抗磁力用磁気ヘッド
16 電流保護部
16a 定電圧電源
15a 接続基板
15c 切替用コネクタ(基板接続検知手段)
16b 接続検知用コネクタ(基板接続検知手段)
Claims (4)
- 記録媒体に設けられた磁気記録部にデータを記録・再生する磁気ヘッドに対して、上記磁気記録部における抗磁力の高低に対応して適宜の記録電流を出力して供給するようにしたデータ記録回路におけるヘッド保護装置において、
上記データ記録回路には、低抗磁力の磁気記録部に用いられる低抗磁力用磁気ヘッドに対応した低記録電流と、高抗磁力の磁気記録部に用いられる高抗磁力用磁気ヘッドに対応した高記録電流とを、適宜の電流切替手段によって選択的に切り替えて生成する記録電流切替供給部が設けられているとともに、
該記録電流切替供給部において生成された低記録電流又は高記録電流を用いて記録すべきデータを出力する共用出力部が設けられ、
上記共用出力部に対して、前記低抗磁力用磁気ヘッドと高抗磁力用磁気ヘッドとが、少なくとも電気的に切り替え選択可能に接続される構成になされ、かつ
上記データ記録回路には、前記低抗磁力用磁気ヘッドが前記共用出力部に接続された際に、前記記録電流切替供給部で高記録電流を生成しないように前記電流切替手段を切り替える電流保護部が付設されたものであって、
前記高抗磁力用磁気ヘッドは、前記共用出力部に対して、所定の抵抗を有する接続基板を介して機械的に着脱される構成になされているとともに、
上記電流保護部及び接続基板には、当該接続基板が電流保護部側に接続されていることを検知する基板接続検知手段が設けられていることを特徴とするヘッド保護装置。 - 磁気カードに設けられた磁気記録部にデータを記録・再生する磁気ヘッドに対して、上記磁気記録部における抗磁力の高低に対応して適宜の記録電流を出力して供給するようにしたデータ記録回路におけるヘッド保護装置を備えたカードリーダにおいて、
上記データ記録回路には、低抗磁力の磁気記録部に用いられる低抗磁力用磁気ヘッドに対応した低記録電流と、高抗磁力の磁気記録部に用いられる高抗磁力用磁気ヘッドに対応した高記録電流とを、適宜の電流切替手段によって選択的に切り替えて生成する記録電流切替供給部が設けられているとともに、
該記録電流切替供給部において生成された低記録電流又は高記録電流を用いて記録すべきデータを出力する共用出力部が設けられ、
上記共用出力部に対して、前記低抗磁力用磁気ヘッドと高抗磁力用磁気ヘッドとが、少なくとも電気的に切り替え選択可能に接続される構成になされ、かつ
上記データ記録回路には、前記低抗磁力用磁気ヘッドが前記共用出力部に接続された際に、前記記録電流切替供給部で高記録電流を生成しないように前記電流切替手段を切り替える電流保護部が付設されたものであって、
前記高抗磁力用磁気ヘッドは、前記共用出力部に対して、所定の抵抗を有する接続基板を介して機械的に着脱される構成になされているとともに、
上記電流保護部及び接続基板には、当該接続基板が電流保護部側に接続されていることを検知する基板接続検知手段が設けられていることを特徴とするヘッド保護装置を備えたカードリーダ。 - 前記電流保護部の電流切替手段は、前記接続基板側からの確認信号を受けて、前記記録電流切替供給部で高記録電流を生成するように切り替える機能を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘッド保護装置、又は請求項2記載のヘッド保護装置を備えたカードリーダ。
- 前記電流切替手段が、電気回路上の構成、又は制御ソフト上の構成になされていることを特徴とする請求項1記載のヘッド保護装置、又は請求項2記載のヘッド保護装置を備えたカードリーダ。
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