JP2019149215A - カードリーダ - Google Patents

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洋平 清水
Yohei Shimizu
洋平 清水
史也 赤須
Fumiya Akasu
史也 赤須
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Abstract

【課題】リード用磁気ヘッドとリード/ライト用磁気ヘッドのどちらが搭載されているかを自動で判別して適切な制御を行うこと。【解決手段】カードリーダ1は、ライト用端子部30に対するライト用コイル62の接続の有無に応じた出力を制御ユニット9へ供給するヘッド判別回路20を備える。ヘッド判別回路20は、ライト用コイル62を接続することによって電流が流れる状態となり、ライト用コイル62が接続されないと電流が流れないので、ライト用コイル62の接続の有無によって出力端子26の電位が変化する。ヘッド判別回路20の第1回路部21には、ライト用端子部30の一方の端子31と出力端子26との間にダイオード25が直列に配置されているので、ライト用駆動回路3から端子31へ供給されるライト電流が出力端子26へ流れることはなく、ライト電流から制御ユニット9を保護することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、磁気ヘッドを備えたカードリーダに関する。
特許文献1には、カードリーダの磁気ヘッドには、様々な種類のものがあることが記載されている。例えば、カードリーダに搭載される磁気ヘッドには、高抗磁力の磁性体に対応した磁気ヘッド、および、低抗磁力の磁性体に対応した磁気ヘッドのように、カードの仕様に対応した磁気ヘッドがある。また、磁気情報の読取りを行うためのリード用コイルを備えた磁気ヘッド(以下、リード用磁気ヘッドという)と、磁気情報の書込みを行うライト用コイルとリード用コイルの両方を備えた磁気ヘッド(以下、リード/ライト用磁気ヘッドという)がある。
特開2005−267710号公報
カードリーダにおいて、磁気ヘッドの仕様変更を行うにあたって、他の仕様を共通化することが可能な構成が求められている。従来のカードリーダは、磁気ヘッドの種類に応じて異なる抵抗を搭載した回路基板を備えており、回路基板に搭載された抵抗の抵抗値を検出して磁気ヘッドの種類を判別して磁気ヘッドの制御を行う。このような構成では、カードリーダは、磁気ヘッドだけでなく回路基板までも磁気ヘッドに合わせた仕様とする必要があり、回路基板を共通化できないという問題があった。
そこで、磁気ヘッドの制御部に磁気ヘッドの種類の情報を保持させるように設定して、制御部に保持される磁気ヘッドの情報に基づいて磁気ヘッドの制御を行うように構成することが提案されている。この場合には、制御部を構成する回路基板を共通化できる。しかしながら、カードリーダの製造の際に、誤って、あるいは意図的に、制御部が保持している磁気ヘッドの情報と一致しない磁気ヘッドが取り付けられると、カードリーダが正常に動作しなくなってしまう。
特許文献1のカードリーダは、高抗磁力磁気カード用の磁気ヘッドを搭載する仕様と低抗磁力磁気カード用の磁気ヘッドを搭載する仕様とを回路基板の変更なしで実現するため、磁気ヘッドのライト用コイル(記録コイル)の直流抵抗を検出して磁気ヘッドを判別する磁気ヘッド識別回路を備えている。このように、磁気ヘッドそのものの種別を自動で判別できれば、予め磁気ヘッドの種類の情報を制御部に保持させる必要がないので、制御部が保持する情報と実際に取り付けられた磁気ヘッドとの不一致による不具合は発生しない。
しかしながら、特許文献1の磁気ヘッド識別回路は、ライト用駆動回路(記録電流供給回路)とライト用コイル(記録コイル)との間に保護抵抗を直列接続し、保護抵抗の両端の電圧を検出するものである。そのため、磁気ヘッドの判別の際に、ライト用駆動回路(記録電流供給回路)から磁気データを記録する際と同じ電流をライト用コイル(記録コイル)に流す必要がある。従って、磁気カードがカードリーダに挿入されている状態で磁気ヘッドの判別を行うと、磁気データを記録する際と同じ電流がライト用コイルに流れるため、磁気カードに磁気データが書き込まれてしまうという問題があった。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、リード用磁気ヘッドとリード/ライト用磁気ヘッドのどちらが搭載されているかを自動で判別して適切な制御を行うことが可能なカードリーダを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、磁気カードに記録された磁気データを読み取るリード用コイルが接続されるリード用端子部、および、前記リード用端子部を介して前記リード用コイルの出力が入力されるリード用回路と、前記磁気カードに磁気データを記録するライト用コイルが接続されるライト用端子部、および、前記ライト用端子部を介して前記ライト用コイルへライト電流を供給するライト用駆動回路と、前記リード用回路および前記ライト用駆動回路に接続され、前記リード用コイルを備えるとともに前記ライト用コイルを備えていない第1の磁気ヘッド、および、前記リード用コイルと前記ライト用コイルとを備えた第2の磁気ヘッドのいずれも制御可能な制御ユニットと、前記ライト用端子部に接続され、前記ライト用端子に対する前記ライト用コイルの接続の有無に応じた出力を前記制御ユニットへ供給するヘッド判別回路と、を有し、前記ヘッド判別回路は、前記ライト用端子に前記ライト用コイルが接続されると、前記ライト用駆動回路とは別の電源から前記ライト用コイルに所定の電流が流れるように構成されており、前記所定の電流は、前記磁気カードへ磁気データが記録されないレベルの低電流であることを特徴とする。
本発明のカードリーダは、リード用コイルが接続されるリード用端子部およびリード用回路と、ライト用コイルが接続されるライト用端子部およびライト用駆動回路を備えており、制御ユニットは、リード用コイルのみを備えた第1の磁気ヘッド(リード用磁気ヘッド)、および、リード用コイルとライト用コイルとを備えた第2の磁気ヘッド(リード/ライト用磁気ヘッド)のいずれも制御可能である。そして、ライト用端子部に対するライト用コイルの接続の有無に応じた出力を制御ユニットへ供給するヘッド判別回路を備えている。従って、第1の磁気ヘッドと第2の磁気ヘッドのいずれが搭載されているかを自動で判別できるので、制御ユニットは、搭載されている磁気ヘッドを自動で判別して適切な制御を行うことができる。また、磁気ヘッド以外の構成を共通化できるので、磁気ヘッドの仕様変更の際に磁気ヘッドの交換のみで対応できる。
特に、本発明では、ヘッド判別回路は、ライト用端子部にライト用コイルが接続された際に、ライト用駆動回路とは別の電源から、ライト用コイルに磁気カードへ磁気データが記録されないレベルの低電流が流れるように構成されている。従って、磁気ヘッドの判別の際に磁気カードに磁気データが書き込まれてしまうおそれがない。また、ヘッド判別回路に対して電流のオンオフなどの制御を行う必要がない。従って、ヘッド判別回路に制御用の配線を設ける必要がないので、ヘッド判別回路を簡単な構成にすることができる。また、制御ユニットにヘッド判別回路の制御用の配線を接続するI/Oポートを設ける必要がないので、I/Oポート数の少ない制御ユニットを使用可能である。
本発明において、前記ヘッド判別回路は、前記電源と前記ライト用端子部を構成する一対の端子の一方との間に第1の抵抗を直列に接続する第1回路部と、前記一対の端子の他方とグランド端子との間に第2の抵抗を直列に接続する第2回路部とを備え、前記制御ユニットは、前記第1の抵抗と前記一対の端子の一方との間に設けられた出力端子に接続されることが好ましい。このようにすると、ライト用端子部に対するライト用コイルの接続の有無によって第1回路部に電流が流れる状態と流れない状態とが切り換わって出力端子の電位が変化する。従って、制御ユニットでは、出力端子の電位の変化に基づいてライト用コイルの接続の有無を判別でき、第1の磁気ヘッド(リード用磁気ヘッド)と第2の磁気ヘッド(リード/ライト用磁気ヘッド)のいずれが搭載されているかを判別できる。
本発明において、前記第1回路部は、前記一対の端子の一方と前記出力端子との間に直列に接続されるダイオードを備えることが好ましい。このようにすると、ライト用駆動回路からライト用端子部へ供給される電流が出力端子へ流れないようにすることができる。従って、制御ユニットを保護することができる。
本発明において、前記制御ユニットは、1つのI/Oポートを介して前記ヘッド判別回路と接続されることが好ましい。このようにすると、ヘッド判別回路に複数のI/Oポートが使用されることがないので、制御ユニットの構成を簡素化することができる。例えば、1つのI/Oポートが余っているCPUを用いて制御ユニットが構成されている場合には、CPUのI/Oポートを増やさずにヘッド判別回路を接続することができる。
本発明によれば、第1の磁気ヘッド(リード用磁気ヘッド)と第2の磁気ヘッド(リード/ライト用磁気ヘッド)のいずれが搭載されているかを自動で判別できるので、制御ユニットは、搭載されている磁気ヘッドを自動で判別して適切な制御を行うことができる。また、磁気ヘッド以外の構成を共通化できるので、磁気ヘッドの仕様変更の際に磁気ヘッドの交換のみで対応できる。更に、ヘッド判別回路は、ライト用端子にライト用コイルが接続された際に、ライト用駆動回路とは別の電源から、ライト用コイルに磁気カードへ磁気データが記録されないレベルの低電流が流れるように構成されている。従って、磁気ヘッドの判別の際に磁気カードに磁気データが書き込まれてしまうおそれがない。また、ヘッド判別回路に対して電流のオンオフなどの制御を行う必要がない。従って、ヘッド判別回路に制御用の配線を設ける必要がないので、ヘッド判別回路を簡単な構成にすることができる。また、制御ユニットにヘッド判別回路の制御用の配線を接続するポートを設ける必要がないので、ポート数の少ない制御ユニットを使用可能である。
本発明を適用したカードリーダの説明図および磁気カードの説明図である。 ヘッド判別回路の説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を適用したカードリーダおよびその制御方法を説明する。図1(a)は本発明を適用したカードリーダ1の説明図であり、図1(b)は磁気カード2の説明図である。カードリーダ1は、磁気カード2に形成された磁気ストライプ2aへの磁気データの書込み、および、磁気ストライプ2aに記録された磁気データの読み取りを行う。
(全体構成)
カードリーダ1は、カード挿入口5と、磁気ヘッド6と、カード挿入口5から磁気ヘッド6を経由してカード搬送方向Xに直線状に延びるカード搬送路7と、カード挿入口5に挿入された磁気カード2をカード搬送路7へ取り込んでカード搬送路7に沿って搬送するカード搬送機構8を備える。磁気ヘッド6は、カード搬送路7を通過する磁気カード2に接触可能なセンサ面を備える。カード搬送機構8は、磁気カード2を間に挟んで搬送する駆動ローラー81およびパッドローラー82を複数組備える。また、カード搬送機構8は、各駆動ローラー81を回転させる搬送モータ83を備える。
カードリーダ1は、磁気ヘッド6として、リード用コイル61を備え、ライト用コイル62を備えていない第1の磁気ヘッドであるリード用磁気ヘッド6A(図2(b)参照)、および、リード用コイル61とライト用コイル62の両方を備えた第2の磁気ヘッドであるリード/ライト用磁気ヘッド6B(図2(a)参照)のいずれでも搭載することがで
きる。
カードリーダ1は、カード挿入口5に磁気カード2が挿入されると、カード挿入口5に設けられたセンサ51によって磁気カード2を検出し、搬送モータ83を駆動して駆動ローラー81を回転させる。これにより、磁気カード2はカード搬送路7に沿って搬送されて、磁気ヘッド6の位置を通過する際に磁気ヘッド6のセンサ面に摺接する。磁気カード2に記録された磁気データを読み取る際には、磁気カード2が磁気ヘッド6のセンサ面を通過する際の磁界の変化をリード用コイル61によって検出する。また、磁気カード2に磁気データを書き込む際には、磁気ヘッド6(リード/ライト用磁気ヘッド6B)のライト用コイル62にライト電流を流して磁気カード2を着磁する磁界を発生させる。
(ヘッド判別回路)
図2はヘッド判別回路20の説明図である。図2(a)は、第2の磁気ヘッドであるリード/ライト用磁気ヘッド6Bを搭載した場合のカードリーダ1のブロック図である。また、図2(b)は、第1の磁気ヘッドであるリード用磁気ヘッド6Aを搭載した場合のカードリーダ1のブロック図である。カードリーダ1は、CPU10を備えた制御ユニット9と、CPU10に接続されるライト用駆動回路3およびリード用回路4と、CPU10およびライト用駆動回路3に接続されるヘッド判別回路20を備える。CPU10は、図示しない通信部を介して上位装置との間で通信を行う。また、CPU10は、カード挿入口5に設けられたセンサ51(図1参照)の検出信号に基づいてカード搬送機構8の搬送モータ83を制御する。
カードリーダ1には、リード用磁気ヘッド6A、および、リード/ライト用磁気ヘッド6Bのいずれでも搭載可能なヘッド搭載部が設けられており、ヘッド搭載部には、ライト用コイル62をライト用駆動回路3と接続するためのライト用端子部30が設けられている。ライト用端子部30は、一対の端子31、32を備えている。また、ヘッド搭載部には、リード用コイル61をリード用回路4と接続するためのリード用端子部40が設けられている。リード用端子部40は、一対の端子41、42を備えている。
図2(a)に示すように、リード/ライト用磁気ヘッド6Bは、リード用コイル61およびライト用コイル62と、リード用コイル61およびライト用コイル62が巻回されるコア63を備える。リード/ライト用磁気ヘッド6Bは、リード用コイル61に接続されたヘッド側リード端子R1、R2と、ライト用コイル62に接続されたヘッド側ライト端子W1、W2を備えている。リード/ライト用磁気ヘッド6Bをカードリーダ1に搭載すると、ヘッド側リード端子R1、R2がリード用端子部40の端子41、42と接続され、ヘッド側ライト端子W1、W2がライト用端子部30の端子31、32と接続される。これにより、リード/ライト用磁気ヘッド6Bは、リード用コイル61がリード用回路4に接続され、ライト用コイル62がライト用駆動回路3に接続される。
図2(b)に示すように、リード用磁気ヘッド6Aは、リード用コイル61と、リード用コイル61が巻回されるコア63を備えているが、ライト用コイル62を備えていない。従って、リード用磁気ヘッド6Aは、ヘッド側リード端子R1、R2を備えているが、ヘッド側ライト端子W1、W2を備えていない。そのため、リード用磁気ヘッド6Aをカードリーダ1に搭載すると、ヘッド側リード端子R1、R2がリード用端子部40の端子41、42と接続されるが、ライト用端子部30の端子31、32には何も接続されない状態となる。
リード用回路4は、リード用コイル61から出力されるアナログ電流の波形を矩形波に変換し、復調回路によってデジタルデータに変換してCPU10へ出力する処理を行う。また、ライト用駆動回路3は、CPU10から供給される制御信号に基づき、磁気カード
2に磁気データを書き込むためのライト電流をライト用コイル62へ供給する。
ヘッド判別回路20は、ライト用端子部30を構成する一対の端子31、32の一方と接続される第1回路部21と、他方と接続される第2回路部22を備える。本形態では、第1回路部21は端子31と接続され、第2回路部22は端子32と接続される。端子31はプラス端子であり、端子32はマイナス端子である。第1回路部21は、電源23と端子31との間に第1の抵抗24およびダイオード25を直列に接続して構成されている。ダイオード25と第1の抵抗24との間には、CPU10との接続用の出力端子26が設けられている。このように、出力端子26と端子31との間にダイオード25を配置したことによって、ライト用駆動回路3から端子31へライト電流が流れる際に、ライト電流が出力端子26からCPU10へ流れることが阻止される。従って、CPU10をライト電流から保護することができる。また、第2回路部22は、グランド端子27と端子32との間に第2の抵抗28を直列に接続して構成されている。
リード用磁気ヘッド6Aがカードリーダ1に搭載されたときには、図2(b)に示すように、ライト用端子部30には何も接続されない。従って、ヘッド判別回路20は、第1回路部21に電流が流れないので、出力端子26の電位は、電源23と同じ電位となっている。本形態では、電源23が3.3Vであるため、出力端子26も3.3Vとなる。
リード/ライト用磁気ヘッド6Bがカードリーダ1に搭載されると、図2(a)に示すように、ライト用端子部30にライト用コイル62が接続される。この場合には、ヘッド判別回路20は、第1回路部21と第2回路部22とがライト用コイル62によって接続されるので、電源23からグランド端子27へ電流が流れる。その結果、出力端子26の電位は、電源23の電位から、第1の抵抗24の抵抗値、第2の抵抗28の抵抗値、および、ライト用コイル62の抵抗値によって決まる所定の電位まで降下することになる。本形態では、図2(a)の状態における出力端子26の電位は、0.9〜1.0V程度となるように構成されている。
このように、ヘッド判別回路20は、リード用磁気ヘッド6Aがカードリーダ1に搭載されている場合と、リード/ライト用磁気ヘッド6Bがカードリーダ1に搭載されている場合とで、出力端子26の電位が変化する。従って、CPU10によって、出力端子26の電位が0.9〜1.0V程度まで下がっているか否かを判別して、下がっている場合にはリード用磁気ヘッド6Aが搭載されていると判定することができる。また、出力端子26の電位が電源23の電位と同じである場合には、リード/ライト用磁気ヘッド6Bが搭載されていると判定することができる。
CPU10には、ヘッド判別回路20との接続用のI/Oポートは1つ確保されていれば良い。また、CPU10には、リード用回路4との接続用のI/Oポート、および、ライト用駆動回路3との接続用のI/Oポートは、それぞれ1つずつ設けられていればよい。すなわち、CPU10には、磁気ヘッド6の制御に用いるI/Oポートは3箇所あればよい。また、リード用磁気ヘッド6Aおよびリード/ライト用磁気ヘッド6Bにおいて、ライト用駆動回路3との接続用のヘッド側ライト端子W1、W2、および、リード用回路4との接続用のヘッド側リード端子R1、R2は、従来の構成と同じで良く、新たな端子を設ける必要はない。
ここで、ヘッド判別回路20は、リード/ライト用磁気ヘッド6Bがカードリーダ1に搭載されると、ライト用コイル62を経由して、電源23からグランド端子27へ所定の電流が流れる。この電流は、カードリーダ1の電源がオンになっている間は常に流れ続けるようになっており、ライト用駆動回路3がライト電流を供給していない間も流れ続けている。しかしながら、ヘッド判別回路20がライト用コイル62へ供給する電流は、ライ
ト電流の電流値と比較して十分に小さい低電流であって、磁気カード2の磁気ストライプ2aへ磁気データが記録されないレベルの低電流となっている。例えば、本形態では、ヘッド判別回路20がライト用コイル62へ供給する電流は、磁気カードに磁気データを書き込むことがギリギリ可能な6mA程度の電流より十分に小さい0.3mA程度であるため、この電流によって磁気データが記録されることはない。
カードリーダ1の制御ユニット9は、起動時のイニシャライズ処理において、出力端子26から得られる信号に基づいて、ヘッド搭載部に搭載されている磁気ヘッド6がリード用磁気ヘッド6Aとリード/ライト用磁気ヘッド6Bのどちらであるかを判別して、判別結果を制御ユニット9の記憶部に保持する。そして、イニシャライズ処理が完了すると、以降は、制御ユニット9が記憶している磁気ヘッド6の判別結果に基づいて磁気ヘッド6を制御する。カードリーダ1は、イニシャライズ処理を行う毎に、磁気ヘッド6を判別する処理を行う。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のカードリーダ1において、制御ユニット9は、リード用コイル61のみを備えたリード用磁気ヘッド6A、および、リード用コイル61とライト用コイル62とを備えたリード/ライト用磁気ヘッド6Bのいずれも制御可能である。そして、ライト用端子部30に対するライト用コイル62の接続の有無に応じた出力を制御ユニット9へ供給するヘッド判別回路20を備えている。従って、リード用磁気ヘッド6Aとリード/ライト用磁気ヘッド6Bのいずれが搭載されているかを自動で判別できるので、制御ユニット9は、搭載されている磁気ヘッド6を自動で判別して適切な制御を行うことができる。また、磁気ヘッド6以外の構成を共通化できるので、磁気ヘッド6の仕様変更の際に磁気ヘッド6の交換のみで対応できる。
本形態のヘッド判別回路20は、ライト用端子部30にライト用コイル62が接続された際に、ライト用駆動回路3とは別の電源から、ライト用コイル62に磁気カード2へ磁気データが記録されない大きさの電流が流れるように構成されている。従って、磁気ヘッド6の判別の際に磁気カード2に磁気データが書き込まれるおそれがない。そのため、ヘッド判別回路20は、ライト用コイル62を接続することによってライト用コイル62に常に電流が流れる状態となっていても問題がなく、ヘッド判別回路20に対して電流のオンオフなどの制御を行う必要がない。従って、ヘッド判別回路20に制御用の配線を設ける必要がないので、ヘッド判別回路20を簡単な構成にすることができる。また、CPU10にヘッド判別回路20の制御用の配線を接続するI/Oポートを設ける必要がないので、I/Oポート数の少ないCPU10を使用可能である。
本形態のヘッド判別回路20は、電源23と、ライト用端子部30を構成する一方の端子31との間に第1の抵抗24を直列に接続する第1回路部21と、ライト用端子部30を構成する他方の端子32と、グランド端子27との間に第2の抵抗28を直列に接続する第2回路部22とを備え、制御ユニット9は、第1の抵抗24と端子31との間に設けられた出力端子26に接続されるように構成されている。従って、ライト用端子部30に対するライト用コイル62の接続の有無によって第1回路部21に電流が流れる状態と流れない状態とが切り換わって出力端子26の電位が変化するので、制御ユニット9では、出力端子26の電位の変化に基づいてライト用コイル62の接続の有無を判別できる。
本形態では、ヘッド判別回路20の第1回路部21には、ライト用端子部30の一方の端子31と出力端子26との間にダイオード25が直列に配置されているので、ライト用駆動回路3から端子31へ供給される電流が出力端子26へ流れないようにすることができるので、制御ユニット9を保護することができる。
なお、上記形態においては、磁気ヘッド6が1つのコア63を含む構成を例に説明したが、磁気ヘッドが3つのコア(3チャンネル)を含むものであってもよく、その場合、ヘッド判別回路20は、3つのコアのそれぞれのコアに対応して3つ設けてもよく、3つのコアの少なくとも1つのコアに接続するように構成してもよい。
また、上記形態においては、ヘッド判別回路20がライト用コイル62の接続の有無を判別する場合を例に説明したが、ヘッド判別回路は、ソレノイドやモータなどの接続検知や断線検知などに用いることもできる。
1…カードリーダ、2…磁気カード、2a…磁気ストライプ、3…ライト用駆動回路、4…リード用回路、5…カード挿入口、6…磁気ヘッド、6A…リード用磁気ヘッド、6B…リード/ライト用磁気ヘッド、7…カード搬送路、8…カード搬送機構、9…制御ユニット、10…CPU、20…ヘッド判別回路、21…第1回路部、22…回路部、23…電源、24…第1の抵抗、25…ダイオード、26…出力端子、27…グランド端子、28…第2の抵抗、30…ライト用端子部、31、32…端子、40…リード用端子部、41、42…端子、51…センサ、61…リード用コイル、62…ライト用コイル、63…コア、81…駆動ローラー、82…パッドローラー、83…搬送モータ、R1、R2…ヘッド側リード端子、W1、W2…ヘッド側ライト端子、X…カード搬送方向

Claims (4)

  1. 磁気カードに記録された磁気データを読み取るリード用コイルが接続されるリード用端子部、および、前記リード用端子部を介して前記リード用コイルの出力が入力されるリード用回路と、
    前記磁気カードに磁気データを記録するライト用コイルが接続されるライト用端子部、および、前記ライト用端子部を介して前記ライト用コイルへライト電流を供給するライト用駆動回路と、
    前記リード用回路および前記ライト用駆動回路に接続され、前記リード用コイルを備えるとともに前記ライト用コイルを備えていない第1の磁気ヘッド、および、前記リード用コイルと前記ライト用コイルとを備えた第2の磁気ヘッドのいずれも制御可能な制御ユニットと、
    前記ライト用端子部に接続され、前記ライト用端子に対する前記ライト用コイルの接続の有無に応じた出力を前記制御ユニットへ供給するヘッド判別回路と、を有し、
    前記ヘッド判別回路は、前記ライト用端子に前記ライト用コイルが接続されると、前記ライト用駆動回路とは別の電源から前記ライト用コイルに所定の電流が流れるように構成されており、
    前記所定の電流は、前記磁気カードへ磁気データが記録されない大きさの電流であることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記ヘッド判別回路は、
    前記電源と前記ライト用端子部を構成する一対の端子の一方との間に第1の抵抗を直列に接続する第1回路部と、
    前記一対の端子の他方とグランド端子との間に第2の抵抗を直列に接続する第2回路部とを備え、
    前記制御ユニットは、前記第1の抵抗と前記一対の端子の一方との間に設けられた出力端子に接続されることを特徴とする請求項1に記載のカードリーダ。
  3. 前記第1回路部は、前記一対の端子の一方と前記出力端子との間に直列に接続されるダイオードを備えることを特徴とする請求項2に記載のカードリーダ。
  4. 前記制御ユニットは、1つのI/Oポートを介して前記ヘッド判別回路と接続されることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のカードリーダ。
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