JP3968579B2 - 自走式プレキャスト床版架設機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設橋梁のプレキャスト床版の取換工事において使用するプレキャスト床版架設機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来橋梁におけるプレキャスト床版の架設は、トラッククレーンやフォークリフト、あるいは門型クレーンやジブクレーンなどといった大型機械を使用して行われてきた。しかし、既設橋梁のプレキャスト床版の取換工事においては、床版上に設置する作業機械の重量が床版の耐荷重力によって制限を受けること、また昼間における橋梁の通行を確保するために昼間は作業を中止して作業機械を撤去するよう求められるケースが増えたことなどから、従来使用されてきた各種作業機械それぞれに次のような難点が目立つようになってきた。
【0003】
▲1▼トラッククレーン
トラッククレーンは自走可能であり、昼間の機材撤去の面では問題はないが、床版を吊り下げたときの総重量が、橋梁架設時に設定された床版の耐荷重力を超えることがあり、また、トラッククレーンの片持ちビームでは床版を吊り下げたときの最小回転半径が大きくなり、トラス橋等路面上に構築物が存在する橋梁など作業スペースの狭い場所ではビームの回転ができず、クレーン車の後方から前方への床版供給が困難となる。
▲2▼フォークリフト
フォークリフトも自走可能であり、昼間の機材撤去の面では問題はないが、吊り装置の改造取付が必要となり、またトラッククレーンに比べて作業半径が小さい。
【0004】
▲3▼ガーダー
ガーダーは設備が大がかりであり、その組立、解体、運送などに費用がかさむ。したがって、現地で組み立て、解体を繰り返すのは経済的に引き合わず、昼間の機材撤去の要求には応じられない。
▲4▼門型クレーン
門型クレーンは、その走行に鋼製の車輪を使用することから専用レールの敷設が必要となるなど設備が大がかりとなり、これを既設床版上に設置する場合は、門型クレーンの重量が床版の耐荷重力を超えないことが必要となる。また、門型クレーンの組立、解体、運送などに経費がかさむため、前記ガーダーと同様、組み立て、解体を繰り返すのは経済的に引き合わず、昼間の機材撤去の要求には応じられない。
▲5▼ジブクレーン
ジブクレーンも、設備が大がかりなため、前記ガーダーや門型クレーンと同様な機械重量の制限や経済上の問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
上記従来の技術に鑑み、既設橋梁のプレキャスト床版の取換工事において使用する、小型・軽量で運送時に組立、解体が不要な自走式のプレキャスト床版架設機を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記課題を下記の手段により解決した。
(1)4本の脚で保持される門型構造体と、該門型構造体の4本の脚を搭載する4台の(ゴムタイヤ又はクローラ等を有する)無軌条式走行装置と、該門型構造体上部の長方形の枠型フレームの下部にその長手方向に配設・固定された2本のレールと、前記2本のレールにそれぞれの長辺が吊設され、かつ前記レールに沿って移動可能な長方形の枠型移動架と、前記枠型移動架の二つの長辺間に架設され、かつ前記枠型移動架の長手方向に移動可能な横梁と、前記横梁に吊設された床版を吊り下げるための吊り下げ装置と、前記枠型移動架の二つの長辺のそれぞれ同一方向の前方端部に垂設された2本の支柱とで構成されてなることを特徴とする自走式プレキャスト床版架設機。
(2)4本の脚で保持される門型構造体と、該門型構造体の4本の脚を搭載する4台の(ゴムタイヤ又はクローラ等を有する)無軌条式走行装置と、該門型構造体上部の長方形の枠型フレームの下部にその長手方向に配設・固定された2本のレールと、前記2本のレールにそれぞれの長辺が吊設され、かつ前記レールに沿って移動可能な長方形の枠型移動架と、前記枠型移動架の二つの長辺間に架設され、かつ前記枠型移動架の長手方向に移動可能な横梁と、前記横梁に吊設され前記横梁に沿って移動可能な床版を吊り下げるための吊り下げ装置と、前記枠型移動架の二つの長辺のそれぞれ同一方向の前方端部に垂設された2本の支柱とで構成されてなることを特徴とする自走式プレキャスト床版架設機。
【0007】
(3)前記門型構造体が、上部の枠型フレームと4本の逆L字型の脚とからなり、かつ枠型フレームの短辺部がそれぞれ角筒2本を並置した構造をなし、該角筒部に前記逆L字型の脚の水平部を一方は右から、もう一方は左から挿入することによって、左右の脚の間隔を変更可能に構成されてなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
(4)前記門型構造体の4本の脚、及び支柱が、伸縮可能な鞘管構造をなし、前記門型構造体の高さを変更可能に構成されてなることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
(5)門型構造体の枠型フレーム下部に配設・固定された前記2本のレールにそれぞれの長辺が吊設されかつ前記レールに沿って移動可能な長方形の枠型移動架と、前記枠型移動架の二つの長辺間に架設され、かつ前記枠型移動架の長手方向に移動可能な1本の横梁とで構成された2段式レール移送方式の採用によって、床版を吊り下げて移動させる吊り下げ装置の移動範囲を門型構造体の外部にまで拡大可能としたことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
【0008】
(6)前記枠型移動架の二つの長辺のそれぞれ同一方向の端部に垂設された2本の支柱が、床版を吊り下げた吊り下げ装置の門型構造体外部への移送を、安全かつ容易に可能にしたことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
(7)プレキャスト床版架設機の吊り下げ装置によって移送された床版を搭載して回転させる回転台車を、前記支柱と門型構造体の前方脚との間に配置してなることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、実施例の図面によって説明する。
図1は本発明実施例の作業時の斜視図、図2は本発明実施例の構成及び各部材の短縮、収容方向を示す説明図であり、図3は本発明実施例の輸送時の斜視図、図4は発明実施例の2段レール式移送方式の概要説明図、図5〜図7は本発明実施例におけるプレキャスト床版架設機の架設動作の説明図である。
図において1はプレキャスト床版架設機、2は枠型フレーム、3は脚、4は無軌条式走行装置、5は基台、6はレール、6aはレール6の下部フレーム,7は電動スライド式吊設装置、7’、7”はスライド式吊設装置、8は枠型移動架、8aは枠型移動架8の上部フレーム,9は横梁、10はチェーンブロック、11は腕木、12は支柱、13,13’,13’’は床版、14はアウトリガー、15は回転台車である。
【0010】
【実施例】
本発明実施例の自走式プレキャスト床版架設機は、図1及び図2に示すように、門型構造体が上部の長方形の枠型フレーム2と逆L字型の4本の脚3とで構成され、かつ枠型フレームの二つの短辺部が、それぞれ2本の角筒を並置した構造をなし、その2本の角筒にそれぞれ一方には右から、他方には左から逆L字型の脚3の水平部が挿入され、脚3の間隔を拡大・縮小可能としている。そしてこの門型構造体が、左右2組の、前後に2台の無軌条式走行装置4を持つ角柱形の基台5に搭載されて自走可能に構成されている。
また、前記枠型フレーム2の下部にはその長手方向にH型状の2本のレール6が配設・固定され、前記2本のレールに、長辺が断面H型状の2本のレール80からなる長方形の枠型移動架8が電動スライド式吊設装置7を介して前記レールに沿って移動可能に吊設され、前記枠型移動架8の長辺をなす2本のレール80間にはスライド式吊設装置7’を介して横梁9が枠型移動架8の長手方向に移動可能に架設され、さらに前記横梁9に前記横梁に沿って移動可能な吊り下げ装置としてのチェーンブロック10が吊設されている。
また、前記枠型移動架8の二つの長辺のそれぞれ同一方向の前方端部には2本の支柱12が垂設されている。
【0011】
前記門型構造体を構成する4本の逆L字型脚3の垂直部、及び前記支柱12は伸縮可能な鞘型構造をなしており、前記門型構造体の枠型フレーム2の短辺部への脚3の取り付け構造、枠型構造体8、脚3、支柱12それにアウトリガー14を、図2に矢印で示した向きに挿入短縮することにより、図1及び図2に示す作業時の形状を、図3に示す輸送時の形状に変化させ、前記プレキャスト床版架設機を分解することなく輸送できるようにしている。
また、枠型移動架8のレール6への吊設は、図4(a)に示すように、枠型移動架8の中央部付近に固着された2個の電動スライド式吊設装置7を介して行われる。つまり、図4(b)(c)に示したように前記電動スライド吊設装置7はその下部が枠型移動架8の上部フレーム8aに固着されており、前記電動スライド吊設装置7の上部には、前記レール6を挟み、かつ前記レール6の下部フレーム6aの上面に接触しながら回転する車輪Wを軸着している。
前記支柱12は前述のように枠型移動架8の長辺をなす2本のレールの同一方向の前方端部にそれぞれ1本、合計2本垂設されている。したがって、2本の支柱12は枠型移動架の移動に伴って移動する。
【0012】
次に本発明実施例のプレキャスト床版架設機1の床版架設操作を説明する。図3及び図4に示した形状で作業現場に輸送されたプレキャスト床版架設機1は、無軌条式走行装置4によって所定位置まで自走した後、脚3の枠型フレーム2からの引き出しと脚3の伸長、及び支柱12の伸長が行われるとともに、アウトリガー14によって図5(a)に示す形状で床版上に固定される。この際門型構造体の逆L字型脚3の脚部と枠型フレーム間、及び脚3と基台5との間に図示しない補強用筋交いを用いることも好ましい。
【0013】
床版上に固定された前記プレキャスト床版架設機1による床版13の架設作業は、前記床版13の前記プレキャスト床版架設機1への取り込み、つまりチェーンブロック10への床版13の吊り下げ、次いで吊り下げた床版13の回転台車15までの移送・搭載、支柱12の引き上げ、プレキャスト床版架設機1の後退、回転台車15による床版13の90度回転、プレキャスト床版架設機1の前進、支柱12の着地、チェーンブロック10による床版13の吊り上げ、そして所定位置への設置という工程で行われる。
まず、前記床版13を前記プレキャスト床版架設機1への取り込み、つまりチェーンブロック10への床版13の吊り下げは、枠型移動架8の長辺をなす2本のレール80間に該レール80に沿って移動可能に架設された横梁9を、図5(a)に示す矢印の向きに動かし、前記チェーンブロック10をプレキャスト床版架設機1の中央部に移動して行う。
【0014】
図5(b)に示すようにチェーンブロック10に吊り下げられた床版13の回転台車15への移送・搭載は、前記チェーンブロック10が吊設されている横梁9を、枠型移動架8の長辺をなす2本のレール80に沿って矢印の向きに、回転台車15の上まで前進させた後(図6(c)参照)、床版13を下降させることによって行う。
【0015】
次いで床版13の回転を行うが、この際、床版13の長手方向の寸法が支柱12と門型構造体の前方脚部3との間隔より小さい場合には、前記チェーンブロック10の吊り金具のスイベル機構により吊り下げたまま回転できるので、前記回転台車15に搭載して回転する必要はない。しかし、床版13の長手方向の寸法が支柱12と門型構造体の前方脚部3との間隔より大きい場合には、図6(d)に示すように、床版13を前記回転台車に搭載してチェーンブロック10から取り外した後、プレキャスト床版架設機1の支柱12を引き上げるとともに、無軌条式走行装置4を使用して門型構造体を後方に移動させ、床版13の回転に必要なスペースを確保し、その後前記回転台車15により床版13を90度回転させて図7(e)の状態にする。
【0016】
前記床版13の回転を終えると、先に後方に移動させた門型構造体を無軌条式走行装置4を使用して元の位置まで前進させるとともに引き上げていた支柱12を着地させ、その後回転させた床版13を再度チェーンブロックによって吊り上げ、図7(f)に示すように、横梁9を枠型移動架8の長辺をなす2本のレール80に沿ってさらに前方に、既設床版が取り外されている位置にまで移動し、その後チェーンブロック10の横梁9に沿っての左右移動により位置の微調整がなされながら下降され、図7(f)で13”と表示した位置に設置される。
なお、図5に13’として示したのは既設の床版であり、床版13”を設置した後は、この上に前記プレキャスト床版架設機を前進させ、次の床版の取り換えを行う。
【0017】
橋梁の床版を取り換える場合、図5(a)に示すように取り換える部分の既設の床版13’は、既に取り外されて空間となっている。したがって、プレキャスト床版架設機1はその手前に設置するしかなく、このような状態で新しい床版13を設置するためには、プレキャスト床版架設機1の前方に床版13を大幅に張り出させて保持する必要がある。しかし、重量のある床版を前方に張り出すとプレキャスト床版架設機1がバランスを損ねる恐れがあり、それを抑止するためにはプレキャスト床版架設機1の重量を大きくするなどの対策が必要となるが、橋梁の床版の耐荷重力を超えて重量を増すことはできず、むしろ輸送の面からも軽量化の要望が強い。
本発明の実施例ではプレキャスト床版架設機1の枠型移動架8の前方端部に垂設された支柱12を、図6(c)等に示すように、取り外された床版の先にある既設の床版13’上、若しくは橋桁上に固定することによってプレキャスト床版架設機1の安定化と軽量化を図っている。
【0018】
【発明の効果】
本発明により下記のような効果が発揮できる。
(1) 特に、門型構造体上部の前記2本のレールに沿って移動可能な長方形の枠型移動架の横梁に吊設された床版を吊り下げるための吊り下げ装置を、門型構造体の前方に大きく張り出せるため、門型構造体直下のトラックから直接プレキャスト床版を吊り下げ装置に吊り下げ、そのまま門型構造体の前方に移送して前記床版を所定の位置に設置することができる。
また、前記移動可能な長方形の枠型移動架の横梁に吊設された床版を吊り下げるための吊り下げ装置が門型構造体の前方に張り出すことによってプレキャスト床版架設機がバランスを欠くという恐れは、門型構造体から引き出された枠型移動架とその先端に垂設された支柱とによって抑止されるのですべての操作が安定に行える。
さらに前記(1)に記載の効果に加えて、
) 無軌条式走行装置を備えているので、任意の位置に移動、据え付けが可能であり、かつ移動により床版を傷つけることがない。
(3) 長方形の枠型移動架の前方端部2本の支柱を設けることにより、架設時の装置反力を6箇所に分散できるので、既設床版の耐荷重力を十分クリアできる。
(4) プレキャスト床版架設機が軽量に構成できるので、既設床版上に設置して作業しても既設床版や橋梁に与える影響は少ない。
(5) プレキャスト床版架設機の高さ及び横幅を1台のトラックに積み込める寸法(実施例では高さ2.4m、幅2.22m)にまで縮小できるので、運搬時にも床版架設機を分解する必要がなく、また、運搬にあたって道路交通法に基づく特別な許可を必要としない。
(6) 前記(5)に記載したようにプレキャスト床版架設機を分解することなくトラックで現場に運搬でき、かつ、荷台に斜路を付けることにより自走で降ろせるので、プレキャスト床版架設機の運搬にクレーン等の重機を必要とせず、また組立作業も不要なことから、短時間で作業にかかれる。
(7) プレキャスト床版設置時には、橋軸方向、同直角方向への位置の微調整が可能なので、架設が容易になる。
(8) 回転台車の併用により幅員8m程度の長尺床版まで架設できる。
(9) 運搬費、組立解体費等を含むトータルコストの削減ができる。
(10) 作業性がよく、工程の短縮が図れる。
(11) プレキャスト床版架設作業時でも建築限界内に収まる大きさなので、橋梁型式、橋梁規模に左右されることなくすべての橋梁で使用できる。
(12) プレキャスト床版架設機が自走式であることから撤去が容易であり、床版交換工事期間中においても昼間における橋梁の通行を確保したいという要求に容易に応じられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の作業時の斜視図。
【図2】 本発明実施例の構成及び各部材の短縮、収容方向を示す説明図。
【図3】 本発明実施例の輸送時の斜視図。
【図4】 本発明実施例の2段レール式移送方式の概要説明図。
【図5】 本発明実施例のプレキャスト床版架設機の架設動作の説明図。
(a)床版架設機の設置、(b)床版の取り込み。
【図6】 本発明実施例のプレキャスト床版架設機の架設動作の説明図。
(c)床版の移送、(d)床版の回転台車への搭載と床版架設機の後退。
【図7】 本発明実施例のプレキャスト床版架設機の架設動作の説明図。
(e)床版架設機の回転と床版架設機の前進、(f)床版の架設。
【符号の説明】
1:プレキャスト床版架設機
2:枠型フレーム
3:脚
4:無軌条式走行装置
5:基台
6:レール
6a:レールの下部フレーム
7:電動スライド式吊設装置
7’、7”:スライド式吊設装置
8:枠型移動架
8a:枠型移動架の上部フレーム
9:横梁
10:チェーンブロック
12:支柱
13、13’、13”:床版
14:アウトリガー
15:回転台車
80:枠型移動架の長辺をなす2本のレール
W:車輪

Claims (6)

  1. 4本の脚で保持される門型構造体と、該門型構造体の4本の脚を搭載する4台の無軌条式走行装置と、該門型構造体上部の長方形の枠型フレームの下部にその長手方向に配設・固定された2本のレールと、前記2本のレールにそれぞれの長辺が吊設され、かつ前記レールに沿って移動可能な長方形の枠型移動架と、前記枠型移動架の二つの長辺間に架設され、かつ前記枠型移動架の長手方向に移動可能な横梁と、前記横梁に吊設された床版を吊り下げるための吊り下げ装置と、前記枠型移動架の二つの長辺のそれぞれ同一方向の前方端部に垂設された2本の支柱とで構成されてなることを特徴とする自走式プレキャスト床版架設機。
  2. 4本の脚で保持される門型構造体と、該門型構造体の4本の脚を搭載する4台の無軌条式走行装置と、該門型構造体上部の長方形の枠型フレームの下部にその長手方向に配設・固定された2本のレールと、前記2本のレールにそれぞれの長辺が吊設され、かつ前記レールに沿って移動可能な長方形の枠型移動架と、前記枠型移動架の二つの長辺間に架設され、かつ前記枠型移動架の長手方向に移動可能な横梁と、前記横梁に吊設され前記横梁に沿って移動可能な床版を吊り下げるための吊り下げ装置と、前記枠型移動架の二つの長辺のそれぞれ同一方向の前方端部に垂設された2本の支柱とで構成されてなることを特徴とする自走式プレキャスト床版架設機。
  3. 前記門型構造体が、上部の枠型フレームと4本の逆L字型の脚とからなり、かつ枠型フレームの短辺部がそれぞれ角筒2本を並置した構造をなし、該角筒部に前記逆L字型の脚の水平部を一方は右から、もう一方は左から挿入することによって、左右の脚の間隔を変更可能に構成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
  4. 前記門型構造体の4本の脚、及び支柱が、伸縮可能な鞘管構造をなし、前記門型構造体の高さを変更可能に構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
  5. 門型構造体の枠型フレーム下部に配設・固定された前記2本のレールにそれぞれの長辺が吊設されかつ前記レールに沿って移動可能な長方形の枠型移動架と、前記枠型移動架の二つの長辺間に架設され、かつ前記枠型移動架の長手方向に移動可能な1本の横梁とで構成された2段式レール移送方式の採用によって、床版を吊り下げて移動させる吊り下げ装置の移動範囲を門型構造体の外部にまで拡大可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
  6. プレキャスト床版架設機の吊り下げ装置によって移送された床版を搭載して回転させる回転台車を、前記支柱と門型構造体の前方脚との間に配置してなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の自走式プレキャスト床版架設機。
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