JP3968088B2 - 軒天井 - Google Patents

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本発明は、軒天井に関するものである。
従来から、集合住宅の共有廊下には建物の軒先に配置する外廊下が採用されることが多いのであるが、この場合、上階の廊下の下方には下階の廊下が位置することが多く、下階の廊下から上方を見上げた際の見栄えを良くするために、上階の廊下の床の下方には軒天井を設けるのが一般的である。そして、この軒天井は良好な施工性を期して複数の軒天井パネルを建物の軒先に沿わせて並べることで形成されていることが多い。
軒天井パネル4にて形成した軒天井1の例としては図13のようなものがある(たとえば、特許文献1参照)。この軒天井パネル4は平板部5の周縁に立上板部6を立設して主体が形成されおり、軒天井パネル4の側方の立上板部6には水平スリット状の挿通孔7が穿孔されており、軒天井1を形成するべく軒天井パネル4を側方に並設した際には、隣接する軒天井パネル4の挿通孔7同士が連通されるようになっている。ここで側方は軒先に沿う方向を言う。建物の外壁3の屋外位置には外廊下の構造材となる軒先梁2が軒先に沿った方向に配設されており、上記軒天井パネル4を軒先梁2と外壁3との間に架け渡すように取り付けることで軒天井1を形成している。詳しくは、軒天井パネル4を軒先梁2と外壁3との間に架設させるにあたって、各軒天井パネル4の屋外側端部を軒先梁2に固定するには固定具8が用いられている(図9参照)。この固定具8には軒先に沿う方向に略水平な嵌込突片9が設けられており、固定具8は隣接した軒天井パネル4間に対応した各々の位置の軒先梁2に固定し、隣接した軒天井パネル4の連通状態にある挿通孔7にこの嵌込突片9を挿通させることで、隣接した軒天井パネル4同士を連結状態で軒先梁2に固定させるのである。つまり、この固定具8を用いると、隣接した軒天井パネル4同士を連結状態にして軒先梁2に固定することができるのであり、その施工作業も、まず隣接する一方の軒天井パネル4の立上板部6の挿通孔7を固定具8の嵌込突片9にその内側から嵌め込み、次に隣接する他方の軒天井パネル4の立上板部6の挿通孔7を固定具8の嵌込突片9にその外側から嵌め込むといった作業で順々に軒天井パネル4を並設していくことができることから、軒天井1の形成施工に良好な施工性が確保されているのである(図10参照)。
しかしながら、このように形成された軒天井1にあって、軒天井1を構成する複数の軒天井パネル4のうちの1つの軒天井パネル4に、破損や汚れの付着などが生じて取り替えの必要が生じた場合には、各固定具8の嵌込突片9によって隣接する軒天井パネル4同士が連続して連結されており、つまり隣接する一方の軒天井パネル4のみを固定具8から取り外すことはできないことから、軒天井1を形成する全ての軒天井パネル4を一旦取り外さなければならない場合があり、その施工作業が煩雑である、といった問題があった。
特開2002−201755号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、軒天井を構成する軒天井パネルの1つに取替の必要が生じた場合にも、簡単な施工作業で対処できるようにした軒天井を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る軒天井は、軒先に沿わせて軒先梁2を配設し、軒先梁2と外壁3との間に架け渡すように軒天井パネル4を軒先に沿う方向に複数並設し、軒天井パネル4の平板部5の周縁に立上板部6を立設すると共に軒天井パネル4の並設方向に位置する立上板部6に挿通孔7を穿孔し、隣接した軒天井パネル4における隣接した各立上板部6の挿通孔7同士を連通させ、隣接する軒天井パネル4間に対応した位置の軒先梁2に固定具8を取り付け、固定具8から軒天井パネル4の並設方向の一方向に突設した嵌込突片9を上記連通状態にある各挿通孔7に嵌め込むことで隣接する軒天井パネル4同士を連結してなる軒天井1であって、任意の隣接する軒天井パネル4を軒先に沿う方向に隙間Sを隔てて配置し、この隙間Sに対応した軒先梁2の位置に上記隙間S幅と略同幅の隙間用固定具10を取り付け、隙間用固定具10の幅方向両端部から軒天井パネル4の並設方向の一方向に嵌込突片11をそれぞれ突設し、隙間Sを隔てて隣接する軒天井パネル4の各挿通孔7に対応する各嵌込突片11をそれぞれ嵌め込むことで隙間Sを隔てて隣接する軒天井パネル4同士を連結し、この隙間Sを覆う隙間用軒天井パネル12を軒先梁2と外壁3との間に架け渡すように配設したことを特徴とする。
これによると、軒天井1を形成する場合には、軒天井パネル4の挿通孔7に固定具8や隙間用固定具10の嵌込突片9,11を嵌め込んで隣接した軒天井パネル4同士を連続して連結させるといった一貫した施工作業で行わせることができるのであって、つまり軒天井1の形成施工に良好な施工性を確保できるのであり、また、軒天井1を形成する複数の軒天井パネル4の1つに取替の必要が生じた場合には、取替の必要がある軒天井パネル4を挟んで位置した一対の隙間用軒天井パネル12間に位置する軒天井パネル4を取り外せばよいのであって、つまり軒天井1を形成する全ての軒天井パネル4を取り外す必要など無く、簡単な施工作業で対処することができるのである。
本発明は、軒天井を形成する場合には、軒天井パネルの挿通孔に固定具や隙間用固定具の嵌込突片を嵌め込んで隣接した軒天井パネル同士を連続して連結させるといった一貫した施工作業で行わせることができるのであって、つまり軒天井の形成施工に良好な施工性を確保できるといった効果を有するのであり、また、軒天井を形成する複数の軒天井パネルの1つに取替の必要が生じた場合には、取替の必要がある軒天井パネルを挟んで位置した一対の隙間用軒天井パネル間に位置する軒天井パネルを取り外せばよいのであって、つまり軒天井を形成する全ての軒天井パネルを取り外す必要など無く、簡単な施工作業で対処することができるといった効果を有している。
図1〜図12には本発明の実施の形態の例を示す。この例は、集合住宅における外廊下部分に軒天井1を形成した例であり、具体的には、図2,3(a)のように上階の外廊下の床13の下方に下階の軒天井1が形成されている。上階の外廊下は、建物の屋外側に軒先に沿って所定の間隔をあけて軒柱14を立設し、この軒柱14の間に軒先に沿って軒先梁2を架設し、この軒先梁2に対向する建物側に床梁15を配設し、軒先梁2と床梁15との間に複数の廊下継ぎ梁16を軒先に沿って所定の間隔をあけて略水平に架設し、この複数の廊下継ぎ梁16の上に架け渡すように床パネル17を敷設して外廊下の床13が形成されている。本例では、軒先梁2は屋外側に開口する断面コ字枠状の型枠材で構成されており、床梁15は断面I字枠状の型枠材で構成されている。軒先梁2には外廊下の腰壁及び手摺となる縦パネル状の腰壁手摺パネル18が立設支持されており、床梁15は下階の外壁3を構成する外壁パネル3aに受け枠40を介して載設され、この床梁15の上に上階の床41及び外廊下の床パネル17が載設されている。詳しくは、この腰壁手摺パネル18の下端と下階の外壁パネル3aの上端とは略同じ高さ位置にあるように設定されている。なお、腰壁手摺パネル18の下端の屋外側には水切り部材としての見切り材19が取付けられている。また、下階の外壁パネル3aの上端部位には水平に亘って軒天取付枠材20が取り付けられている。詳しくは、この軒天取付枠材20は縦片部20aと横片部20bとでなる縦断面逆L字状の型枠材であり、縦片部20aを外壁3の表面に沿わせて取付けて横片部20bを外壁3から屋外側に水平に突出するようにしてある。
下階の軒天井1は、同じ高さ位置にある下階の外壁パネル3aの上端及び腰壁手摺りパネル18の下端との間に渡すように水平に形成されている。本例の軒天井1は、外壁3と軒先梁2との間に架け渡すように、軒先に沿って軒天井パネル4を並設すると共に任意の軒天井パネル4の間に隙間用軒天井パネル12を配設することで形成されている。
ここで、軒天井パネル4は、図6のように、屋内外方向に長く且つ軒先に沿う方向に短い平面視矩形状の平板部5を有し、この平板部5の周縁に亘って立上板部6を立設させて形成されている。詳しくは、立上板部6は水平な平板部5から垂直に立ち上がる縦片部6aを有して構成されている。また、屋内側の立上板部6にあっては縦片部6aの上端から外方に突出するフランジ縁部6bを有している。また、軒先に沿う方向の両側の立上板部6にあっては、その屋外側の部位に縦片部6aを軒先に沿う方向に貫通する水平スリット状の挿通孔7がそれぞれ穿設されている。
また、隙間用軒天井パネル12は、図1のように、屋内外方向に長く且つ軒先に沿う方向に短い平面視矩形状の平板部21を有し、平板部21の軒先に沿う方向の両縁に位置決め片部22を上方に突設すると共に側外方に連結片部23を延設し、平板部5の屋外側の端部に取付ブロック24を上方に突設し、平板部21の屋内側の端部に取付片部25を上方に突設して形成されている。詳しくは、取付片部25は水平な平板部21から垂直に立ち上がる縦片部25aと縦片部25aの上端から外方に水平に突出するフランジ縁部25bとで形成されており、また、位置決め片部22の屋外側の部位には図4,図5(b)のように後述する隙間用固定具10の嵌込突片11の当接を回避する切欠22aが設けられている。
上記軒天井パネル4及び隙間用軒天井パネル12を用いて軒天井1を形成するには、基本的には軒先に沿う方向に軒天井パネル4を順々に並設し、これら軒天井パネル4のうちの任意の隣接する軒天井パネル4を軒先に沿う方向に隙間Sを隔てて配置し、この隙間Sを埋めるべく隙間用軒天井パネル12を軒天井パネル4に連続するように配設することで行われている。
ここで、軒天井パネル4の外壁3側への固定は、図3(c)や図8のように、外壁3に固定した軒天取付枠材20の横片部20bの下面に軒天井パネル4の屋内側に位置する立上板部6のフランジ縁部6bを沿わせ、下方から釘やビスなどの固着具26を打設することで行われる。一方、軒天井パネル4の軒先梁2側への固定は、隙間無く軒天井パネル4同士を隣接配置する箇所においては図3(b)や図6のように固定具8を用いて行われ、隙間Sを隔てて軒天井パネル4が配置される箇所においては図1のように隙間用固定具10を用いて行われる。
固定具8は、図9のように、軒先梁2に固定する縦板状の固定片27を有し、この固定片27の軒先に沿う方向の一端部から屋内側に向けて側片28を突設し、側片28の突出先端の下端部を側片28に対して直交する一方向に突出させて軒先に沿う方向の一方向に突出する水平板状の嵌込突片9を形成させた金属製部材である。ここで、水平な嵌込突片9と固定片27との間には隙間が形成してあり、固定片27の上部には位置決め用突起29が突設されている。また、本例では、固定片27の一端部と嵌込突片9の突出方向とは軒先に沿う方向のうち相反する方向に設定されている。詳しくは、図3(a)や図6のように、固定片27を軒先梁2の屋内側の面に沿わせて位置させ、軒先梁2の下面に位置決め用突起29を当接して軒先梁2に対する固定具8の上下方向の位置決めを行い、固定片27の上部を軒先梁2に釘やネジ等の固着具30にて固定すると共に、固定片27の下端部を腰壁手摺パネル18の下端部に釘やネジ等の固着具31にて固定することで、固定具8は軒先梁2に固定される。隙間無く隣接配置された軒天井パネル4にあっては隣接した各立上板部6の挿通孔7同士が連通状態にされるのであるが、隣接する軒天井パネル4間に対応した位置の軒先梁2に取付けた固定具8によると、図10のように、固定具8の嵌込突片9を上記連通状態にある各挿通孔7に嵌め込むことで、隣接する軒天井パネル4同士を連結状態にして軒先梁2に固定させるのである。
隙間用固定具10は、図7のように、軒先梁2側(本例では軒柱14)に固定する縦板状の固定片32を有し、この固定片32の下端から屋内側に向けて水平片33を略水平に突設し、水平片33の先端部位の軒先に沿う方向の一端部から垂下片34を垂設すると共に、垂下片34の下端部を垂下片34に対して直交する一方向に突出させて軒先に沿う方向の一方向に向けて突出する水平板状の嵌込突片11を形成させており、また、水平片33の先端部位の軒先に沿う方向の他端部には水平片33の下面に上記嵌込突片11の突出方向と同方向に開口せるコ字枠材39を溶接により取付け、このコ字枠材39の下横片部を嵌込突片11として構成させた金属製部材である。つまり、隙間用固定具10には、軒先に沿う方向のうちの同方向を向いて突出する一対の嵌込突片11,11が備えられており、少なくとも水平片33の下方に位置する嵌込突片11は水平片33の幅寸法よりも小さい突出寸法を有している。この隙間用固定具10は任意の軒天井パネル4間に形成した隙間Sに対応した軒先梁2の位置に取付けられるのであり、本例では図7のように軒柱14に取付けられる。本例の軒天井1にあっては、図2のように、軒天井パネル4を6枚または8枚並設させる間隔をあけて軒柱14が立設されており、軒先に沿う方向における軒柱14の位置で軒天井パネル4が隙間Sを隔てて配置されると共に軒柱14に隙間用固定具10が取付けられている。そして、隙間用固定具10の水平片33の軒先に沿う方向の一端部には屋外側に突出する位置決め用突起35が形成され、この位置決め用突起35を軒柱14の軒先に沿う方向に面する柱面に当接して位置決めし、固定片32を軒柱14の屋内側の面に沿わせて屋内側から釘やビスなどの固着具36を打設することで、軒柱14に位置決め固定されるようにされている。なお、このとき隙間用固定具10は各嵌込突片11の突出方向が上記固定具8の嵌込突片9の突出方向と同方向に向いた状態にされる。隙間Sを隔てて配置された一対の軒天井パネル4における各立上板部6の挿通孔7同士は隙間Sを隔てて対向した状態とされているが、隙間用固定具10によると、図5(a)や図11のように、隙間Sを隔てて隣接する軒天井パネル4の各挿通孔7に対応する隙間用固定具10の各嵌込突片11をそれぞれ嵌め込むことで、隙間Sを隔てて隣接する軒天井パネル4同士を連結状態にして軒先梁2側に固定させるのである。
また、隙間用軒天井パネル12の外壁3側への固定は、図1のように、外壁3に固定した軒天取付枠材20の横片部20bの下面に隙間用軒天井パネル12の取付片部25のフランジ縁部25bを沿わせ、下方から釘やビスなどの固着具37を打設することで行われる。一方、隙間用軒天井パネル12の軒先梁2側への固定は、隙間用軒天井パネル12の取付ブロック24の上面を隙間用固定具10の水平片33の下面に沿わせ、下方から釘やビスなどの固着具38を打設することで行われる。なお、このときには、図5(b)のように、隙間用軒天井パネル12の位置決め片部22を隙間S内に挿入して隙間用軒天井パネル12の隙間Sへの位置決めが為されるのであり、隙間用軒天井パネル12の一対の連結片部23を隣接する両軒天井パネル4の平板部5の下面に沿わせて隙間用軒天井パネル12と隣接する軒天井パネル4とに連続性をもたせて良好な外観が現出可能にされている。
しかして、本例の軒天井1を形成するにあって、隙間無く軒天井パネル4を隣接配置させる部位では、図10のように、まず隣接する一方の軒天井パネル4の立上板部6の挿通孔7を固定具8の嵌込突片9にその内側から嵌め込み、次に隣接する他方の軒天井パネル4の立上板部6の挿通孔7を固定具8の嵌込突片9にその外側から嵌め込むといった作業で、順々に軒天井パネル4を施工性良く連結状態で並設していくことができるのであり、また、隙間Sを隔てて軒天井パネル4を隣接配置させる部位でも、図11のように、まず隙間Sを隔てて隣接する一方の軒天井パネル4の立上板部6の挿通孔7を隙間用固定具10の一方の嵌込突片11にその内側から嵌め込み、次に隙間Sを隔てて隣接する他方の軒天井パネル4の立上板部6の挿通孔7を隙間用固定具10の他方の嵌込突片11にその外側から嵌め込むといった作業で、軒天井パネル4を施工性良く隙間Sを隔てた連結状態で並設することができるのであり、つまり、軒天井1を形成する場合には、軒天井パネル4の挿通孔7に固定具8や隙間用固定具10の嵌込突片9,11を嵌め込んで隣接した軒天井パネル4同士を連続して連結させるといった一貫した施工作業で行わせることができるのであって、従来同様に良好な施工性が確保されているのである。また、隣接した軒天井パネル4の間に形成した隙間Sには隙間用軒天井パネル12が被着されるが、この隙間用軒天井パネル12の隙間Sへの配置は位置決め片部22にて位置決めが為されると共に、外壁3側及び軒先梁2側への固定はいずれも下方からの固着具37,38の打設にて行われるので、良好な施工性が確保されている。
ところで、上記構成を有する本例の軒天井1にあっては、軒天井1を形成する複数の軒天井パネル4の1つに取替の必要が生じた場合に、簡単な施工作業で対処することができるといった大きな利点を有している。すなわち、従来技術で挙げた固定具8のみを用いて軒天井パネル4を連続並設してなる軒天井1にあっては、固定具8の嵌込突片9が隣接する軒天井パネル4の連通状態にある各挿通孔7に嵌め込まれ、つまり隣接する一方の軒天井パネル4のみを固定具8から取り外すことはできないことから、軒天井1を形成する複数の軒天井パネル4の1つに取替の必要が生じた場合には、軒天井パネル4を軒先に沿う方向の端部のものから順々に取り外していかねばならない恐れがある。これに対し、本例の軒天井1にあっては、隙間Sを介して隣接する軒天井パネル4の各挿通孔7が隙間用固定具10の対応する各嵌込突片11にそれぞれ嵌め込まれ、つまり図12のように隣接する一方の軒天井パネル4のみを隙間用固定具10から取り外すことができることから、軒天井1を形成する複数の軒天井パネル4の1つに取替の必要が生じた場合には、取替の必要がある軒天井パネル4を挟んで位置した一対の隙間用軒天井パネル12間に位置する軒天井パネル4を取り外せばよいのである。つまり、本例の軒天井1では、従来技術の軒天井1のように軒天井1を形成する全ての軒天井パネル4を取り外す必要などは無く、簡単な施工作業で対処することができるのである。
なお、本例では軒天井パネル4間に形成する隙間Sを軒柱14に対応する位置に設けると共に、この隙間Sに配置する隙間用固定具10を軒柱14に固定した例を例示したが、この隙間Sは任意の軒天井パネル4間に形成させることができるのであり、この場合、隙間Sに配置する隙間用固定具10にあってはその固定片32の縦寸法を長くしたり、位置決め用突起35を切除したりして、隙間用固定具10を軒先梁2の任意位置に固定するようにしてもよいのは、言うまでもない。
本発明の実施の形態の例の軒天井における一部透視した要部の分解斜視図である。 同上の軒天井の平面図である。 (a)は図2のA部分の縦断面図であり、(b)は図3(a)のD部拡大図であり、(c)は図3(a)のE部拡大図である。 図2のB部分の縦断面図である。 (a)は図1のX−X断面線の断面図であり、(b)は図1のY−Y断面線の断面図である。 図2のA部分における軒天井の形成施工を説明する斜視図である。 図2のB部分における軒天井の形成施工を説明する斜視図である。 図2のC部分における軒天井の形成施工を説明する斜視図である。 同上の固定具の斜視図である。 (a)(b)は同上の軒天井形成施工を順に説明する断面図である。 同上の軒天井形成施工を説明する断面図である。 同上の隙間用固定具から1つの軒天井パネルを取外す作業を説明する断面図である。 背景技術の軒天井の縦断面図である。
符号の説明
1 軒天井
2 軒先梁
3 外壁
4 軒天井パネル
5 平板部
6 立上板部
7 挿通孔
8 固定具
9 嵌込突片
10 隙間用固定具
11 嵌込突片
12 隙間用軒天井パネル
14 軒柱
S 隙間

Claims (1)

  1. 軒先に沿わせて軒先梁を配設し、軒先梁と外壁との間に架け渡すように軒天井パネルを軒先に沿う方向に複数並設し、軒天井パネルの平板部の周縁に立上板部を立設すると共に軒天井パネルの並設方向に位置する立上板部に挿通孔を穿孔し、隣接した軒天井パネルにおける隣接した各立上板部の挿通孔同士を連通させ、隣接する軒天井パネル間に対応した位置の軒先梁に固定具を取り付け、固定具から軒天井パネルの並設方向の一方向に突設した嵌込突片を上記連通状態にある各挿通孔に嵌め込むことで隣接する軒天井パネル同士を連結してなる軒天井であって、任意の隣接する軒天井パネルを軒先に沿う方向に隙間を隔てて配置し、この隙間に対応した軒先梁の位置に上記隙間幅と略同幅の隙間用固定具を取り付け、隙間用固定具の幅方向両端部から軒天井パネルの並設方向の一方向に嵌込突片をそれぞれ突設し、隙間を隔てて隣接する軒天井パネルの各挿通孔に対応する各嵌込突片をそれぞれ嵌め込むことで隙間を隔てて隣接する軒天井パネル同士を連結し、この隙間を覆う隙間用軒天井パネルを軒先梁と外壁との間に架け渡すように配設したことを特徴とする軒天井。
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