JP3967493B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に係り、特にSRAMにおけるビット線の電流源負荷に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のSRAMのコア回路の構成を示している。メモリセルアレイ1は複数のビット線対BL,bBL(BL0,bBL0,BL1,bBL1,…)と複数のワード線WL(WL0,WL1,…)の各交差部にメモリセルMCを配置して構成される。ビット線対BL,bBLの一端には電流源負荷4としてPMOSトランジスタQP1,QP2が接続され、他端はカラムゲート5を介してデータ線対DL,bDLに接続される。データ線対DL,bDLにはデータ書き込みのための書き込みドライバ3が設けられ、またデータ読み出しのためのセンスアンプ2が設けられる。
【0003】
データ書き込み時、図10に示すように書き込み信号/WEが“L”になり、書き込みデータDINに応じてデータ線対DL,bDLの一方が“L”、他方が“H”になる。これがカラムゲート5により選択されているビット線対BL,bBLに転送され、ワード線WLにより選択されているメモリセルMCに書き込まれる。書き込みが終了すると、書き込み信号が/WE=“H”になり、データ線対DL,bDLはともに“H”となって、ビット線対BL,bBLを次のデータ読み出しまたは書き込みに備えて共に“H”レベルにするライトリカバリ動作が行われる。リカバリ動作では、プリチャージ信号/PCHが“L”になり、ビット線負荷PMOSトランジスタQP1,QP2がオンとなる。
【0004】
大容量化したSRAMではビット線容量及びデータ線容量が大きいため、書き込みドライバ3のみでリカバリ動作を行うことは、高速性能の点で問題がある。このため、リカバリ動作では、図10に示すように、プリチャージ信号/PCHを“L”として、ビット線源負荷PMOSトランジスタQP1,QP2をオンにして、ビット線対BL,bBLの充電を加速するようにしている。データ書込み及び読出し動作では、プリチャージ信号は/PCH=“H”を保つ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のビット線リカバリ制御の方式では、書き込みドライバ3のオンオフとビット線負荷PMOSトランジスタQP1,QP2のオンオフのタイミングを調整しなければならず、タイミングがずれると、書き込みデータの破壊や無駄な電力消費の原因となる。更にビット線負荷によるリカバリは、同一ワード線により選択される全てのビット線に対して行われるので、負荷のゲート容量の充放電でも多大の電力が消費される。
この発明は、書き込みドライバの制御のみで自動的にビット線リカバリ動作が行われるようにして、タイミングマージンの向上と消費電力低減を図った半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体記憶装置は、ビット線とワード線が交差して配設され、その交差部にメモリセルが配置されたメモリセルアレイと、前記ビット線に書き込みデータを転送すると共に、書き込み後低レベルになったビット線に高レベル電圧を供給してリカバリ動作を行う書き込みドライバと、前記ビット線に読み出されるデータを検知増幅するセンスアンプと、前記ビット線と電源端子との間に設けられてビット線電位により制御され、前記書込みドライバによるリカバリ動作においてビット線があるレベルまで電位回復することによりオンしてリカバリ動作を加速する電流源負荷とを有し、前記電流源負荷は、ドレインがビット線に接続され、ソースが電源端子に接続されたPMOSトランジスタと、このPMOSトランジスタのゲートにビット線の電位を反転して与えるインバータとを有することを特徴とする。
【0007】
この発明において、ビット線の電流源負荷は、ビット線電位により自動的に制御され、書込みドライバによるリカバリ動作においてビット線があるレベルまで電位回復することによりオンしてリカバリ動作を加速するものとしている。従って、書込みドライバとの間でタイミング調整は要らないため、タイミングマージンが向上し、負荷の制御で消費されていた無駄な電力も削減される。
【0008】
具体的に例えば、この発明における電流源負荷は、ドレインがビット線に接続され、ソースが電源端子に接続されたPMOSトランジスタと、このPMOSトランジスタのゲートにビット線の電位を反転して与えるインバータとを備えて構成される。これにより、書込みドライバによるリカバリ動作において、低レベル側に遷移したビット線の電位がインバータの回路しきい値まで回復すると自動的にPMOSトランジスタがオンして、そのビット線の高レベルへの回復を加速する動作が行われる。またデータ書込み時は、“L”レベルに遷移するビット線では、その電位がインバータの回路しきい値以下になると電流源PMOSトランジスタがオフになり、無駄な電流を流すことなく、高速のデータ書込みが可能になる。
【0009】
電流源負荷は更に、上述のPMOSトランジスタとインバータに加えて、ドレインがビット線に接続され、ソースが接地端子に接続され、ゲートに前記インバータの出力が与えられるNMOSトランジスタを備えることができる。これは、電流源負荷が、二つのインバータの入出力を逆並列接続したフリップフロップを構成したことになる。このような電流源負荷を用いると、データ書込み時、低レベル側に遷移するビット線側でNMOSトランジスタがオンとなり、そのビット線のレベル遷移が加速される。従って一層の高速データ書込みが可能になる。
別な具体的態様として、この発明の電流源負荷は、ドレインが第1の電源に接続され、ソースが前記対応するビット線に接続されたNMOSトランジスタと、入力端子が前記対応するビット線に接続された第1のインバータと、入力端子が前記第1のインバータの出力端子に接続され、出力端子が前記NMOSトランジスタのゲートに接続された第2のインバータとを備えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるSRAMのコア回路構成を示している。その基本構成は、従来の図8と同様であり、メモリセルアレイ1は複数のビット線対BL,bBL(BL0,bBL0,BL1,bBL1,…)と複数のワード線WL(WL0,WL1,…)の各交差部にメモリセルMCを配置して構成される。ビット線対BL,bBLの一端には電流源負荷4としてPMOSトランジスタQP1,QP2が接続され、他端はカラムゲート5を介してデータ線対DL,bDLに接続される。データ線対DL,bDLにはデータ書き込みのための書き込みドライバ3が設けられ、またデータ読み出しのためのセンスアンプ2が設けられる。
【0011】
メモリセルMCは、図2に示すように、インバータI11,I12を逆並列に接続してなるフリップフロップによるSRAMセルであり、そのノードN1,N2はワード線WLにより駆動されるトランスファゲートNMOSトランジスタQN11,QN12を介してそれぞれビット線BL,bBLに接続されている。
この実施の形態において、電流源負荷4は、ソースを電源端子VCCに接続し、ドレインをそれぞれビット線対BL,bBLに接続したPMOSトランジスタQP1,QP2と、これらのゲートにそれぞれビット線対BL,bBLの電位を反転して与えるインバータI4とを備えて構成される。従って電流源負荷4は、制御端子を持たず、後に説明するように、データ書き込み後のリカバリ動作等において、ビット線対BL,bBLの電位により自動的にオンオフが制御されて、リカバリ動作を加速する動作が行われる。
【0012】
データ線DL,bDLに接続される書込みドライバ3は、書込み信号/WEにより制御されるNORゲートG1,G2を主体として構成される。NORゲートG1,G2には書き込みデータDINとこれをインバータI3により反転したデータが入力される。従って、書込み信号/WEが“L”にときに、書込みデータDINの“H”,“L”に応じて、データ線対DL,bDLに一方が“H”で他方が“L”となる相補信号が供給される。
【0013】
データ線対DL,bDLに接続されるセンスアンプ2は、高速の増幅作用のために電流増幅型とすることが好ましい。具体的に電流増幅型のセンスアンプ2は例えば、図3のように構成される。ビット線対の一方BLに接続されるセンス入力ノードSAIN1と接地端子VSSの間に、PMOSトランジスタQP31,QP33が直列接続され、他方bBLに接続されるセンス入力ノードSAIN2と接地端子VSSの間に、PMOSトランジスタQP32,QP34が直列接続される。PMOSトランジスタQP33,QP34のゲートには活性化信号/SAが入る。PMOSトランジスタQP31のゲートは、PMOSトランジスタQP32とQP34の接続ノードN12に接続され、PMOSトランジスタQP32のゲートは、PMOSトランジスタQP31とQP33の接続ノードN11に接続される。接続ノードN11,N12がセンス出力ノードSAOUT1,SAOUT2となる。
【0014】
図3に示すセンスアンプ2では、選択されたメモリセルMCのデータに応じてセンス入力ノードSAIN1,SAIN2に供給される電流の差が、ノードN11,N12の電位差となり、これがPMOSトランジスタQP31,QP32に正帰還されることにより、電流差が増幅される。これにより、センス出力ノードSAOUT1,SAOUT2に“H”,“L”出力が得られる。
【0015】
電流増幅型のセンスアンプ2として、図4の構成を用いることもできる。これは、センス入力ノードSAIN1,SAIN2と接地端子VSSの間に2系統の電流検出回路41,42が設けられ、これらの電流検出回路41,42の出力を反転増幅するインバータ43,44が設けられて構成される。一方の電流検出回路41は、カレントミラーを構成するPMOSトランジスタQP41,QP42と、これらのドレインと接地端子VSSの間に設けられたNMOSトランジスタQN41,QN42により構成される。他方の電流検出回路42は同様に、カレントミラーを構成するPMOSトランジスタQP43,QP44と、これらのドレインと接地端子VSSの間に設けられたNMOSトランジスタQN43,QN44により構成される。
【0016】
但し、電流検出回路41では、センス入力ノードSAIN1側のPMOSトランジスタQP41のゲート・ドレインが接続されているのに対し、電流検出回路42では逆に、センス入力ノードSAIN2側のPMOSトランジスタQP43のゲート・ドレインが接続されている。また、電流検出回路41では、NMOSトランジスタQN42のゲート・ドレインが接続され、電流検出回路42では、NMOSトランジスタQN44のゲート・ドレインが接続されている。
【0017】
図4のセンスアンプ回路では、センス入力ノードSAIN1側の入力電流が大きいとすると、PMOSトランジスタQP42はPMOSトランジスタQP41と同じ電流を流そうとする結果、そのソース・ドレイン間電圧が大きくなり、ノードN41が電位低下する。逆に、センス入力ノードN2側の入力電流が大きい場合は、ノードN42が電位低下する。これらのノードN41,N42の電位変化は、それぞれNMOSトランジスタQN41,QN43ドレイン電位変化となり、PMOSトランジスタQP42,QP44に帰還される。以上の結果、データに応じてノードN41,N42の一方が“H”、他方が“L”となり、これらがインバータ43,44により反転されて出力される。
【0018】
次に、図5を用いて、この実施の形態によるSRAMのデータ書込みとその後のリカバリ動作を説明する。書込み信号/WEが“L”になることにより、書込みドライバ3は、書き込みデータDINに応じて、データ線DL,bDLの一方に“H”、他方に“L”を出力する。この相補信号はカラムゲート5により選択されたビット線対BL,bBLに転送され、ワード線WLにより選択されたメモリセルMCに書き込まれる。ここまでは従来と変わらない書込み動作である。
【0019】
以上のデータ書込動作において、ビット線対BL,bBLの一方BLが“H”、他方bBLが“L”なるデータが与えられたとする。このとき、電流源負荷4のビット線BL側のPMOSトランジスタQP1はオンを保ち、ビット線BLを“H”に保つ。ビット線bBLは“H”に充電された状態から電位低下し、その電位がインバータI4の回路しきい値より低くなると、インバータI4の出力が“H”、従ってPMOSトランジスタQP2はオフになる。即ち、ビット線bBLは電流源負荷4からの電流供給がなくなり、ほぼ接地電位VSSまで低下する。
【0020】
書込み信号/WEが“H”になることにより、ライリカバリ動作が行われる。このとき、書込みドライバ3の出力は共に“H”になり、これが書込みで選択されたビット線対BL,bBLに転送される。“L”レベル側のビット線bBLは、書込みドライバ3の出力により電位上昇し、これがインバータI4の回路しきい値を超えると、PMOSトランジスタQP2がオンする。従ってその後は、PMOSトランジスタQP2を通して電源VCCからビット線bBLに電流が供給されて、リカバリ動作が加速される。即ち、リカバリ動作は、書込みドライバ3と電流源負荷4の協働により行われる。リカバリ終了前にカラムゲート5が閉じても、ビット線のレベルがインバータの回路しきい値を超えていれば、PMOSトランジスタQP2がリカバリ動作を継続する。
【0021】
以上のようにこの実施の形態によれば、ライトリカバリのタイミングは、書込みドライバ3のタイミング制御により自動的に決定され、従来のようにビット線電流源負荷の制御タイミングと書込みドライバのタイミングのズレを心配する必要はない。従ってタイミングマージンが大きいものとなる。また、データ書込み時、“L”レベルに遷移するビット線側では電流源負荷4が自動的にオフになり、無駄な電流を流すことはない。これにより、消費電力削減が図られる。
【0022】
データ読み出し時は、ビット線対BL,bBLが初期状態で“H”であり、電流源負荷4がオンしている。しかし、センスアンプ2として、図3或いは図4に示したような電流増幅型センスアンプを用いれば、電流源負荷4をオフにすることなく、確実なデータセンスが可能である。即ち、選択されたメモリセルMCに流れ込む電流に応じて、電流源負荷4からビット線対BL,bBLを介してセンスアンプ2に流入する電流の差を検知増幅することにより、電流源負荷4をオフにすることなく、高速のセンスが可能である。
【0023】
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2によるSRAMのビット線電流源負荷4の構成を示している。図1と対応する部分には、図1と同じ符号を付してある。また図1におけるメモリセルアレイ1、センスアンプ2、書込みドライバ3の部分はこの実施の形態でも同じであり、図6では省略している。
【0024】
この実施の形態では、電流源負荷4として、実施の形態1の構成に加えて、NMOSトランジスタQN5,QN6が設けられている。NMOSトランジスタQN5,QN6のドレインはそれぞれビット線対BL,bBLに接続され、ソースは接地端子VSSに接続されて、ゲートにはインバータI4の出力が与えられる。この電流源負荷4は、PMOSトランジスタQP1とNMOSトランジスタQN5とがインバータI5を構成し、同様にPMOSトランジスタQP2とNMOSトランジスタQN6とがインバータI5を構成する。これらのインバータI5はインバータI4と逆並列接続されたことになり、従ってフリップフロップを構成したことになる。
【0025】
この実施の形態での電流源負荷4の動作は、基本的に先の実施の形態1と同じである。但しこの実施の形態の場合、データ書込み時、“L”レベルに遷移するビット線側では、その電位がインバータI4の回路しきい値以下になると、NMOSトランジスタQN5又はQN6がオンとなる。即ち、ビット線の“L”レベルへの遷移がNMOSトランジスタQN5又はQN6により加速されるから、高速のデータ書込みが可能になる。
従ってこの実施の形態によると、先の実施の形態1と同様の効果が得られる上、より高速書込みが可能になるという効果が得られる。
【0026】
[実施の形態3]
図7は、実施の形態3によるSRAMの構成を、図1に対応させて示している。図1の実施の形態1では、図には示していないが、インバータI4は、電源電位VCC−接地電位VSSの電圧振幅を有する。これに対してこの実施の形態では、接地電位VSS側に、接地電位VSSより少し高い正電位VSS1を与えるようにしている。その他の構成は、図1と同じである。
【0027】
この様な電流源負荷4の構成を用いることにより、データ読み出し時の高速性能が改善される。即ち、データ読み出し時、メモリセルMCはデータに応じてビット線対BL,bBLの一方例えばBLから電流を引き込み、他方bBLでは電流を引き込みがない。このとき、電流源負荷PMOSトランジスタQP1,QP2からビット線対BL,bBLを介して活性化されたセンスアンプ2に流入する電流は、メモリセルMCの引き込み電流をicellとして、ビット線対BL,bBL側でi、bBL側でi−icellとなる。但し、これは電流源負荷4が理想的な定電流源である場合である。
【0028】
実際には、負荷PMOSトランジスタQP1,QP2のうち、セル電流icellが流れる側のPMOSトランジスタQP1では、そのセル電流icellが流れる結果として、Δiだけ電流が増大する。即ち、PMOSトランジスタQP1は、ゲート・ソース間バイアスが一定であるため、ドレイン・ソース間電圧|Vds|を増大させることにより、Δiの電流増大を生じる。この結果、センスアンプ2に流入する電流は、iと、i+Δi−icellとなり、理想的な電流源負荷の場合に比べて電流差が小さくなる。
ところがこの実施の形態の場合には、PMOSトランジスタQP1,QP2をオンさせるゲートの低レベル側電位を正電位VSS1としている。即ち、これらのPMOSトランジスタQP1,QP2はオンのとき、ゲート・ソース間電圧|Vgs|の小さい領域で5極管動作をする。この結果、PMOSトランジスタQP1側でセル電流icellが流れたときのPMOSトランジスタQP1による電流増大Δiを抑制することができ、センスアンプ2への流入電流の差を大きく保つことができる。以上により、高速のデータ読出しが可能になる。
【0029】
図には示さないが、フリップフロップ形式の電流源負荷4を用いる図6の実施の形態においても同様に、インバータI4の低レベル側電源として、接地電位VSSより高いVSS1を用いることは有効である。
【0030】
[実施の形態4]
図8は、実施の形態4によるSRAMの構成を、図1に対応させて示している。この実施の形態では、電流源負荷4として、ドレインを電源端子VCCに接続し、ソースをビット線対BL,bBLに接続したNMOSトランジスタQN01,QN02を用いている。これらのNMOSトランジスタQN01,QN02のゲートは、ビット線対BL,bBLの電位を2段のインバータI41,I42を介して駆動する。
この実施の形態によっても、基本的に実施の形態1と同様の原理で、データ書き込み後の自動的なライトリカバリ動作が行われる。但し、ビット線BL,bBLの充電レベルが、NMOSトランジスタQN01,QN02のしきい値電圧により制限される。
【0031】
この発明は上記実施の形態に限られない。例えば実施の形態ではSRAMを説明したが、電流引き込み有無によりデータ記憶を行うメモリセルを用いるものであれば、例えば不揮発性半導体記憶装置等にも同様にこの発明を適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、ビット線の電流源負荷は、ビット線電位により自動的にオンオフ制御され、データ書き込み動作により低レベルに遷移したビット線によりオフ、書込みドライバによるリカバリ動作においてビット線があるレベルまで電位回復することによりオンしてリカバリ動作を加速するものとしている。従って、書込みドライバとの間でタイミング調整は要らず、タイミングマージンが向上する。また書込動作でビット線電位があるレベルまで低下するとそのビット線の電流源負荷は自動的にオフになるため、負荷の制御で消費されていた無駄な電力も削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるSRAMの構成を示す図である。
【図2】同実施の形態におけるメモリセルの構成を示す図である。
【図3】同実施の形態におけるセンスアンプの構成例を示す図である
【図4】同実施の形態におけるセンスアンプの他の構成例を示す図である。
【図5】同実施の形態のSRAMのデータ書込みとライトリカバリ動作のタイミング図である。
【図6】この発明の他の実施の形態によるSRAMの電流源負荷の構成を示す図である。
【図7】この発明の他の実施の形態によるSRAMの構成を示す図である。
【図8】この発明の他の実施の形態によるSRAMの構成を示す図である。
【図9】従来のSRAMの構成を示す図である。
【図10】従来のSRAMのデータ書込みとライトリカバリの動作タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2…センスアンプ、3…書込みドライバ、4…電流源負荷、MC…メモリセル、BL,bBL…ビット線対、WL…ワード線、QP1,QP2…PMOSトランジスタ、I4…インバータ。

Claims (6)

  1. ビット線とワード線が交差して配設され、その交差部にメモリセルが配置されたメモリセルアレイと、
    前記ビット線に書き込みデータを転送すると共に、書き込み後低レベルになったビット線に高レベル電圧を供給してリカバリ動作を行う書き込みドライバと、
    前記ビット線に読み出されるデータを検知増幅するセンスアンプと、
    前記ビット線と電源端子との間に設けられてビット線電位により制御され、前記書込みドライバによるリカバリ動作においてビット線があるレベルまで電位回復することによりオンしてリカバリ動作を加速する電流源負荷とを有し、
    前記電流源負荷は、ドレインがビット線に接続され、ソースが電源端子に接続されたPMOSトランジスタと、このPMOSトランジスタのゲートにビット線の電位を反転して与えるインバータとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記電流源負荷は、ドレインがビット線に接続され、ソースが接地端子に接続され、ゲートに前記インバータの出力が与えられるNMOSトランジスタを更に備えたことを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  3. 前記電流源負荷は、前記PMOSトランジスタに直列に接続されるNMOSトランジスタを更に備え、
    前記NMOSトランジスタのドレインは、対応するビット線と前記PMOSトランジスタのドレインの双方に接続され、
    前記NMOSトランジスタのソースは、第2の電源に接続されており、
    前記NMOSトランジスタのゲートは、前記インバータの出力を供給するために前記インバータに接続されていることを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  4. 前記電流源負荷は、
    ドレインが第1の電源に接続され、ソースが前記対応するビット線に接続されたNMOSトランジスタと、
    入力端子が前記対応するビット線に接続された第1のインバータと、
    入力端子が前記第1のインバータの出力端子に接続され、出力端子が前記NMOSトランジスタのゲートに接続された第2のインバータとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記インバータは、出力電圧振幅が抑圧されていることを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  6. 前記メモリセルはSRAMセルであり、前記センスアンプは流れ込む電流差を検知増幅する電流増幅型センスアンプであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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