JP3964618B2 - 前後調節可能な車両用ペダル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はブレーキペダルやアクセルペダル等の車両用のペダル装置に係り、特に、踏部の位置を車両の前後方向へ移動させることができる車両用ペダル装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体に固設されたブラケットに配設され、下端に設けられた踏部(ペダルパッドなど)が踏込み操作されることにより所定の動力伝達部材を押圧または引張したり、踏込み操作量や踏込み操作力を電気的に検出したりする車両用ペダル装置、例えばブレーキペダルやアクセルペダル,クラッチペダルが広く知られている。そして、このような車両用ペダル装置の一種に、非踏込み操作時に上記踏部を車両の前後方向へ移動させることができるようにしたものが提案されている。例えば特公平6−40292号公報(従来例1)や特公平2−39807号公報(従来例2)などに記載されている装置はその一例で、このような車両用ペダル装置によれば、運転者の体格などに応じて踏部の位置を車両の前後へ移動させることができるため、運転操作が容易になる。
【0003】
上記従来例1は、一対の平行な直線の長穴によって踏部を含むペダルアームを一直線方向へ一定の姿勢で平行移動させるもので、従来例2は、円弧形状の長穴によって踏部を含むペダルアームを円弧運動させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ペダルアームを一定の姿勢で平行移動させる従来例1の車両用ペダル装置においては、脚の長さなどが異なる運転者に対して必ずしも十分に満足できる踏込み操作性を確保することができなかった。すなわち、運転席に近い車両後方側では踏部は上方から踏込み操作されるようになるため、そのような車両後方側において踏部の姿勢、すなわち足載せ面の向きを適切(比較的上向き)に設定すると、車両前方側では足載せ面の向きが上向き過ぎて必ずしも十分に満足できないのである。逆に、車両前方側において足載せ面の向きを適切(比較的横向き)に設定すると、車両後方側では足載せ面の向きが横向き過ぎて、やはり十分に満足できない。
【0005】
これに対し、従来例2では、運転席に近い車両後方側程踏部の位置が低くなるとともに足載せ面の向きが上向きになるため、踏部の前後調節に拘らず常に優れた踏込み操作性が得られるが、円弧形状の長穴によってガイドしているとともに円弧形状のラックを用いて前後移動させるようになっているため、それ等の長穴やラックの加工が面倒で製造コストが高くなる。
【0006】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、踏部の前後移動に伴ってその踏部の高さや姿勢を適切に変化させることができるとともに製造が容易で安価な車両用ペダル装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、車体に固設されたブラケットに配設され、下端に設けられた踏部が踏込み操作されるとともに、非踏込み操作時にその踏部を車両の前後方向へ移動させる前後調節装置を備えている車両用ペダル装置であって、前記前後調節装置は、(a) 一対の直線ガイドが設けられた第1部材と、(b) 車両の前後方向と略平行で且つ略垂直なスライド平面内において前記第1部材に対して相対移動可能に配設されるとともに、前記直線ガイドにそれぞれ係合させられる一対のガイド駒を有する第2部材と、(c) 前記一対の直線ガイドと前記ガイド駒とがそれぞれその直線ガイドに沿って一直線に相対移動させられることにより相対位置が変化させられる前記第1部材および前記第2部材を所定の相対位置で一体的に位置決めする位置決め装置と、を備えており、(d) 前記第1部材および前記第2部材のうち移動側の部材に前記踏部が配設されて、その第1部材および第2部材の相対移動に伴ってその踏部は車両の前後方向へ移動させられる一方、(e) その踏部が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部の高さが低くなるとともにその踏部の足載せ面が上向きになるように、前記一対の直線ガイドが互いに交差するように設けられており、更に、 (f) その一対の直線ガイドは上下に離間して設けられているとともに、何れも車両後方側へ向かうに従って下方へ傾斜させられており、且つ、下方の直線ガイドは上方の直線ガイドよりも傾きが小さいことを特徴とする。
【0009】
第2発明は、第1発明の前後調節可能な車両用ペダル装置において、前記踏部の後側移動端は、前記一対の直線ガイドの各垂直二等分線が交差する交点の略真下の位置に設定されていることを特徴とする。
【0010】
第3発明は、第1発明または第2発明の前後調節可能な車両用ペダル装置において、(a) 前記踏部が設けられる移動側の部材は前記第2部材で、(b) 前記位置決め装置は、(b-1) 前記一対の直線ガイドの何れか一方と平行に前記第1部材に配設されて軸心まわりに回転駆動される送りねじと、(b-2) その直線ガイドと係合させられる一方のガイド駒に配設されて前記送りねじと螺合されるとともに、前記第2部材に対して前記スライド平面に垂直な軸まわりの相対回動可能なナット部材と、を有し、(b-3) 前記送りねじを回転駆動して前記第2部材を移動させるとともにその送りねじの回転を停止することによってその第2部材を所定位置に位置決めする相対移動装置であることを特徴とする。
【0011】
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかの前後調節可能な車両用ペダル装置において、前記第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設される側と反対側の部材は、前記ブラケットに設けられた支持軸まわりの回動可能に配設された回動アームで、その踏部が踏込み操作されることによりその支持軸まわりに回動させられるものであることを特徴とする。
【0012】
第5発明は、第4発明の前後調節可能な車両用ペダル装置において、(a) 前記回動アームは、動力伝達部材に連結されて前記踏部の踏込み操作力を出力するもので、(b) その回動アームと動力伝達部材との間には、前記踏部の踏込みストロークに対してペダル比を予め設定した変化特性で変化させるペダル比可変機構が設けられていることを特徴とする。
【0013】
なお、上記ペダル比は、踏部に対する踏込み操作力を倍力して動力伝達部材を駆動する倍力割合、或いは動力伝達部材を一定量だけ移動させるのに必要な踏込み操作量の割合である。
【0014】
第6発明は、第5発明の前後調節可能な車両用ペダル装置において、(a) 前記ペダル比可変機構は、(a-1) 前記支持軸と平行な取付軸まわりの回動可能に前記ブラケットに配設されるとともに、その取付軸と平行な第1連結軸まわりの相対回動可能に前記動力伝達部材に連結されたレバー部材と、(a-2) そのレバー部材に前記取付軸と平行な第2連結軸まわりの相対回動可能に連結されるとともに、前記回動アームにその第2連結軸と平行な第3連結軸まわりの相対回動可能に連結された連結リンクと、を有するもので、(b) 前記踏部の踏込み操作力が前記回動アームから前記連結リンクおよび前記レバー部材を経て前記動力伝達部材に伝達されることを特徴とする。
【0015】
第7発明は、第1発明〜第3発明の何れかの前後調節可能な車両用ペダル装置において、(a) 前記第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設される側の部材には、支持軸まわりの回動可能にペダルアームが取り付けられ、そのペダルアームの下端部にその踏部が設けられている一方、(b) 前記第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設される側と反対側の部材は、前記車体に固設された前記ブラケットであることを特徴とする。
【0016】
第8発明は、第7発明の前後調節可能な車両用ペダル装置において、前記ペダルアームはアクセルペダル用のもので、そのペダルアームの踏込み操作量はセンサによって電気的に検出されることを特徴とする。
【0019】
【発明の効果】
第1発明の前後調節可能な車両用ペダル装置においては、一対の直線ガイドおよびガイド駒を介して互いに係合させられた第1部材および第2部材が相対移動させられることにより、踏部が車両の前後方向へ移動させられるとともに、上記一対の直線ガイドが互いに交差するように設けられることにより、その踏部が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部の高さが低くなるとともにその踏部の足載せ面が上向きになるため、踏部の前後位置と共に踏部の姿勢が適切に変化させられ、踏部の前後調節に拘らず常に優れた踏込み操作性が得られるようになる。すなわち、一般に踏部を運転席側へ移動させて使用する運転者は脚が短くて足の大きさも小さい一方、踏部を運転席から離して使用する運転者は脚が長くて足の大きさも大きいのが普通であるため、車両前方側から後方側へ移動するに従って踏部の高さが低くなるとともに足載せ面が上向きになるようにすれば、小柄な運転者から大柄な運転者まで、楽にペダル操作できるようになるのである。
【0020】
また、このような前後調節に伴う踏部の姿勢の変化が、延長線上において互いに交差するように設けられた一対の直線ガイド、およびその直線ガイドと係合させられたガイド駒によって成立させられるため、従来のように円弧形状の長穴やラックを設ける場合に比較して加工などが容易になり、装置を簡単且つ安価に製造できる。また、一対の直線ガイドの位置を任意に設定できるため、必要な連結強度を確保しつつ装置をコンパクトに構成することができる。
【0021】
第2発明では、前記踏部の後側移動端が、前記一対の直線ガイドの各垂直二等分線が交差する交点の略真下の位置に設定されているため、踏部が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部の高さが低くなるとともにその踏部の足載せ面が上向きになる。
【0022】
第3発明では、ガイド駒を有する第2部材に踏部が配設されて前後移動させられるため、直線ガイドが設けられた第1部材を移動させる場合に比較して移動側の部材がコンパクトになり、配設スペースを節減できる。また、第1部材には、一対の直線ガイドの何れか一方と平行に送りねじが配設され、その直線ガイドと係合させられる一方のガイド駒に配設されたナット部材に螺合されて、軸心まわりに回転駆動されることによりそのナット部材を介してガイド駒、更には第2部材を移動させるとともに、送りねじの回転を停止することによって第2部材を所定位置に位置決めするため、踏部の前後調節を容易且つ迅速に行うことができる。また、送りねじが第1部材に位置固定に配置されるため、相対移動装置が簡単且つ安価に構成される。
【0023】
第4発明では、踏部が踏込み操作されることにより車体に固設されたブラケットの支持軸まわりに回動させられるため、構造的に高い機械的強度が容易に得られ、ブレーキペダルなど大きな踏込み操作力が加えられる場合にも好適に適用される。
【0024】
第5発明では、回動アームと動力伝達部材との間にペダル比可変機構が設けられているため、ペダル比の大きさや、踏部の踏込みストロークに対するペダル比の変化特性の設定の自由度が高くなり、踏部の前後調節と相まってペダル操作性が向上する。
【0025】
第6発明では、ペダル比可変機構として連結リンクおよびレバー部材が介在させられ、踏込み操作力が回動アームから連結リンクおよびレバー部材を経て動力伝達部材に伝達されるようになっているため、そのレバー部材の姿勢や連結位置などを適宜設定することにより、ペダル比の大きさや踏込みストロークに対する変化特性を容易に変更することができる。
【0026】
第7発明は、踏部の前後調節時に移動させられる部材に支持軸が設けられ、その支持軸まわりの回動可能に取り付けられたペダルアームに踏部が設けられていて、踏部が踏込み操作されることによりペダルアームが支持軸まわりに回動させられる場合で、アクセルペダルなど大きな踏込み操作力を必要としない場合に好適に適用される。
【0027】
第8発明は、アクセルペダルに関するもので、踏込み操作量がセンサによって電気的に検出されるため、踏部の前後調節時に移動させられるペダルアームにアクセラレータケーブル(動力伝達部材)を機械的に連結する場合に比較して、装置が簡単に構成される。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明は、ブレーキペダルやアクセルペダル、クラッチペダル、パーキングブレーキペダルなど、車両用の総てのペダル装置に適用され、例えばペダルの踏込み操作によって押圧されるブレーキブースタのロッドや踏込み操作により引っ張られるアクセラレータケーブル、パーキングブレーキケーブルなどの動力伝達部材を介して、踏込み操作力や操作量を機械的に出力するように構成されるが、それ等の踏込み操作力や操作量をセンサにより電気的に検出して出力する場合であっても良い。センサは、例えば第4発明の回動アームの回転角度やトルクなどを検出するように構成されるが、上記動力伝達部材の荷重や移動量などを検出するようにしても良い。
【0029】
第1部材に設けられる一対の直線ガイドとしては、一直線の長穴が好適に用いられるが、一直線のガイドレールやガイドロッドなどでも良い。ガイド駒は、それ等の長穴やガイドレール、ガイドロッドなどの直線ガイドに、一直線方向の相対移動可能に係合させられる軸受部材などであり、直線ガイドに対して一定の姿勢で係合させられる場合など、必要に応じて第2部材に対して回動可能に取り付けられる。
【0030】
一対の直線ガイドは互いに交差するように上下に離間して設けられるが、必ずしも共通の平面内に位置している必要はない。
【0031】
位置決め装置としては、例えば第3発明のように第1部材および第2部材を相対移動させるとともに所定の相対位置で位置決めする相対移動装置が好適に用いられるが、直線ガイドおよびガイド駒に案内されつつ相対移動させられる第1部材および第2部材を、複数の相対位置で一体的に固設するボルトおよびナットなどの着脱可能な固定手段であっても良い。
【0033】
第3発明では、第2部材に踏部が配設され、その踏部の前後調節時には第1部材に対して第2部材が移動させられるが、他の発明の実施に際しては、第1部材に踏部を配設し、踏部の前後調節時に第2部材に対して第1部材が移動させられるようになっていても良い。
【0034】
第3発明では、送りねじおよびナット部材を含んで相対移動装置が構成されているが、他の発明の実施に際しては、ラックとピニオンなど他の直線移動機構を用いることも可能である。また、送りねじをスライド平面に対して垂直な軸まわりの回動可能に第1部材に配設するとともに、ナット部材を同じくスライド平面に対して垂直な軸まわりの回動可能に第2部材に配設するようにしても良い。相対移動装置は、手動操作で送りねじを回転させるなどして第1部材と第2部材とを相対移動させるものでも良いし、電動モータなどの駆動手段を用いてスイッチ操作などにより自動的に相対移動させるものでも良い。
【0035】
第4発明は、例えばペダルアームが2分割されて、第1部材および第2部材を構成し、その下部側の部材に踏部が設けられるが、ペダルアームおよび踏部を分割して第1部材および第2部材の一方および他方として構成しても良い。すなわち、回動アームがペダルアームの一部を構成するものでも良いし、ペダルアーム全体を構成するものでも良いのである。
【0036】
第5発明のペダル比可変機構は、例えば第6発明のようにレバー部材および連結リンクを有して構成されるが、(a) 支持軸と平行な取付軸まわりの回動可能に前記ブラケットに配設されるとともに、該取付軸と平行な連結軸まわりの相対回動可能に前記動力伝達部材に連結されたレバー部材と、(b) 該レバー部材と前記回動アームとに跨がって設けられ、該回動アームの回動に伴って該レバー部材を回動させる長穴などのスライド係合機構やカム機構などの係合装置と、を有するものなど、種々の態様が可能である。第6発明では、レバー部材と動力伝達部材とが第1連結軸まわりの相対回動可能に連結されているが、回動アーム側と同様に連結リンクを介してレバー部材と動力伝達部材とを連結することも可能である。
【0037】
第8発明はアクセルペダルに適用された場合であるが、第7発明の実施に際しては、ブレーキペダルやクラッチペダルなど他のペダル装置にも適用可能で、操作量などをセンサにより電気的に検出してブレーキ力制御やクラッチ制御などを行うことが望ましい。
【0038】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が車両用ペダル装置としての車両用ブレーキペダル装置10に適用された場合の一例を示す一部を切り欠いた正面図で、車両に配設された状態を示す図であり、図の左側が車両の前方で右側が車両の後方すなわち運転席側である。かかるブレーキペダル装置10は、車体12に固設されたブラケット14に配設されており、ペダルアーム16の下端部に設けられたペダルパッド等の踏部18が図1に実線で示す原位置から踏込み操作されると、ブラケット14に設けられた支持軸20まわりに回動させられ、支持軸20と平行な連結軸22およびクレビス23を介して連結されたブレーキブースタのロッド24を押圧することにより、図示しないマスターシリンダのプッシュロッドを押し込んでブレーキ油圧を発生させるようになっている。本実施例ではブレーキブースタのロッド24が動力伝達部材に相当する。また、支持軸20は、その軸心が略水平で車両の幅方向と略平行になる姿勢でブラケット14に取り付けられている。
【0039】
ペダルアーム16は上下に2分割されており、支持軸20まわりの回動可能に配設された回動アーム26と、踏部18が一体的に設けられた下部アーム28とを備えており、回動アーム26にロッド24が連結されているとともに、通常は一体的に支持軸20まわりに回動させられるようになっている。回動アーム26は、非踏込み操作時にはロッド24により支持軸20の左まわりに押し戻されて、図1、図2に示す一定の基準位置に位置決めされるようになっており、踏部18が踏込み操作されることにより支持軸20の右まわりに回動させられて、ロッド24を押圧する。この回動アーム26が基準位置に保持された状態がブレーキペダル装置10の原位置である。回動アーム26の基準位置は、ロッド24のブレーキブースタからの突出寸法によって規定されるようになっていても良いが、ブラケット14に配設された図示しないストッパなどで規定されるようにしても良い。
【0040】
回動アーム26および下部アーム28は略平板形状を成しており、互いに面接触する状態で相対移動可能、すなわち支持軸20の軸心に対して略垂直な平面内、言い換えれば車両の前後方向と略平行で且つ略垂直なスライド平面(図1の紙面と平行な平面)内において、相対移動可能とされており、踏部18の非踏込み操作時に基準位置の回動アーム26に対して下部アーム28を相対移動させて、踏部18の位置を車両の前後方向へ移動させることができるようになっている。すなわち、回動アーム26および下部アーム28を含んで前後調節装置30が構成されており、非踏込み操作時すなわち原位置における踏部18を図1に実線で示す前側移動端から図2に実線で示す後側移動端までの間の任意の位置に調節できるのである。図1に一点鎖線で示す踏部18は後側移動端の位置で、実線で示す前側移動端における踏部18の位置や姿勢との比較を容易にするために示したものである。また、図1、図2において二点鎖線で示す踏部18は、踏込み操作された位置を表している。
【0041】
前後調節装置30は、回動アーム26に直線ガイドとして設けられた一対の一直線の長穴32、34と、下部アーム28に配設されてそれぞれ長穴32、34に係合させられて直線移動させられる一対のガイド駒36、38と、一方のガイド駒36を長穴32の長手方向へ直線往復移動させる相対移動装置40と、を有して構成されている。そして、ガイド駒36が長穴32に案内されて直線移動させられるのに伴い、ガイド駒38が長穴34に案内されて直線移動させられることにより、下部アーム28が回動アーム26に対して相対移動させられて踏部18が車両の前後方向へ移動させられるが、一対の長穴32、34の位置や方向は、踏部18が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従って踏部18の高さが低くなるとともに踏部18の足載せ面18fが上向きになるように、延長線上において互いに交差するように設定されている。図1に示す中心点Sは、長穴32、34の垂直二等分線の交点で、踏部18を含む下部アーム28は、この中心点Sを中心として回動した姿勢になり、後側移動端は中心点Sの略真下の位置に設定されている。また、車両のフロアと略平行な水平面に対する足載せ面18fの傾斜角度θ1 、θ2 は、中心点Sまわりの回動角度をαとすると、θ1 +α=θ2 となり、後側移動端では回動角度αだけ足載せ面18fが上向きになる。本実施例では回動アーム26が第1部材で、下部アーム28が第2部材である。なお、下部アーム28は、中心点Sを中心として回動させられるわけではないので、前側移動端と後側移動端との間の途中の姿勢は、中心点Sを中心として回動した姿勢とは異なる。
【0042】
相対移動装置40は、長穴32と平行に回動アーム26に配設されて軸心まわりに回転駆動される送りねじ42と、その長穴32に係合させられるガイド駒36に配設されて送りねじ42と螺合されたナット部材44と、電動モータおよびギヤなどを有して運転者のスイッチ操作に従って送りねじ42を正逆両方向へ回転駆動する電動式回転駆動装置46と、を備えている。ナット部材44は、スライド平面に垂直な軸まわりの回動可能にガイド駒36に配設されており、下部アーム28の姿勢変化に伴うガイド駒36の回転に拘らず送りねじ42と同心に維持される。また、下部アーム28の姿勢変化に拘らずガイド駒36、38が長穴32、34内を移動できるとともに、回動アーム26との間でガタツキが生じないように、ガイド駒36、38の長穴32、34との係合部分は、長穴32、34の幅寸法と略等しい直径寸法の円柱形状とされている。但し、それ等のガイド駒36、38をスライド平面に垂直な軸まわりの回動可能に下部アーム28に配設した場合は、長穴32、34の幅寸法と等しい幅寸法の角柱形状などでも良く、その場合はナット部材44をガイド駒36に一体的に固設するようにしても良い。この相対移動装置40は、踏部18の踏込み操作時にナット部材44から送りねじ42に作用する荷重、或いは車両走行中の振動などで、送りねじ42が回転して下部アーム28が移動することがないように、送りねじ42のリードや電動式回転駆動装置46の減速比などが定められており、スイッチOFFで送りねじ42の回転が停止させられることにより下部アーム28を回動アーム26に対して一体的に位置決めする位置決め装置を兼ねている。
【0043】
このようなブレーキペダル装置10においては、互いに係合させられた一対の直線状の長穴32、34およびガイド駒36、38を介して下部アーム28が回動アーム26に連結され、相対移動装置40によって相対移動させられることにより、下部アーム28に設けられた踏部18が車両の前後方向へ移動させられるとともに、上記一対の長穴32、34が互いに交差するように設けられることにより、その踏部18の前後移動に伴って踏部18の姿勢が変化させられるため、踏部18の前後位置と共に踏部18の姿勢を適切に変化させて、常に優れた踏込み操作性を得られるようにすることができる。
【0044】
本実施例では踏部18が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部18の高さが低くなるため、踏部18の前後位置と共に高さが運転者の体格に合わせて適切に調節されるようになり、ペダル操作が容易になる。すなわち、一般に踏部18を運転席側へ移動させて使用する運転者は脚が短くて足の大きさも小さい一方、踏部18を運転席から離して使用する運転者は脚が長くて足の大きさも大きいのが普通であるため、車両前方側から後方側へ移動するに従って踏部18の高さが低くなるようにすれば、小柄な運転者から大柄な運転者まで、楽にペダル操作できるようになるのである。
【0045】
また、本実施例では踏部18が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部18の足載せ面18fが上向きになるため、踏部18の前後位置と共に足載せ面18fの向きが運転者の体格に合わせて適切に調節されるようになり、ペダル操作が一層容易になる。すなわち、運転席に近い車両後方側程ブレーキペダル装置10の踏部18は上方から踏込み操作されるため、車両後方側程足載せ面18fが上向きになるようにすれば、踏部18の高さ変化と相まって、踏部18の前後位置と共に高さおよび足載せ面18fの向きが運転者の体格に合わせて適切に調節されるようになり、踏部18の踏込み操作性が大幅に向上する。
【0046】
また、このような前後調節に伴う踏部18の姿勢の変化が、互いに交差するように設けられた一対の長穴32、34とガイド駒36、38との係合によって成立させられるため、従来のように円弧形状の長穴やラックを設ける場合に比較して加工などが容易になり、ブレーキペダル装置10を簡単且つ安価に製造できる。また、一対の長穴32、34の位置を任意に設定できるため、必要な連結強度を確保しつつブレーキペダル装置10をコンパクトに構成することができる。
【0047】
また、踏部18の前後調節時に移動させられる下部アーム28にガイド駒36、38が設けられているため、下部アーム28に長穴32、34を設ける場合に比較して下部アーム28をコンパクトに構成でき、ブレーキペダル装置10の配設スペースを節減できる。
【0048】
また、回動アーム26には、長穴32と平行に送りねじ42が配設され、その長穴32と係合させられる一方のガイド駒36に配設されたナット部材44に螺合されて、軸心まわりに回転駆動されることによりそのナット部材44を介してガイド駒36、更には下部アーム28を移動させるとともに、送りねじ42の回転を停止することによって下部アーム28を所定位置に位置決めするため、踏部18の前後調節を容易且つ迅速に行うことができる。特に、本実施例では電動式回転駆動装置46によって送りねじ42を回転駆動するとともに回転停止するため、スイッチ操作するだけで踏部18を任意の前後位置に調節することが可能で、調節作業が極めて容易である。
【0049】
また、送りねじ42が回動アーム26に位置固定に配置されるため、相対移動装置40が簡単且つ安価に構成される。
【0050】
また、本実施例のペダルアーム16は、踏部18が踏込み操作されることにより車体12に固設されたブラケット14の支持軸20まわりに回動させられるため、構造的に高い機械的強度が容易に得られ、ブレーキ操作時に大きな踏込み操作力が加えられるブレーキペダル装置10においても十分な耐久性が得られる。
【0051】
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0052】
図3、図4は前記図1、図2に対応する図で、この車両用ブレーキペダル装置50は、前記実施例に比較して、回動アーム26とロッド24との間にペダル比可変機構52が介在させられている点が相違する。ペダル比可変機構52は、支持軸20と平行な取付軸54まわりの回動可能にブラケット14に配設されたレバー部材56を主体として構成されており、そのレバー部材56に、取付軸54と平行な連結軸58まわりの相対回動可能に前記ロッド24が連結されている。また、そのレバー部材56には、取付軸54からの距離が連結軸58よりも短い位置において、同じく取付軸54と平行な連結軸60まわりの相対回動可能に連結リンク62の一端部が連結されており、連結リンク62の他端部は、連結軸60と平行な連結軸64まわりの相対回動可能に前記回動アーム26に連結されている。連結軸58、60、64は、それぞれ第1連結軸、第2連結軸、第3連結軸に相当する。
【0053】
このような前後調節可能なブレーキペダル装置50においては、回動アーム26とロッド24との間に連結リンク62およびレバー部材56が介在させられ、踏部18に対する踏込み操作力が回動アーム26から連結リンク62およびレバー部材56を経てロッド24に伝達されるため、そのレバー部材56の姿勢や連結位置すなわちレバー部材56の形状や取付軸54、連結軸58、60の位置などを適宜設定することにより、踏込みストロークに対するペダル比の特性を容易に変更することが可能で、ペダル比特性の設定の自由度が高くなり、踏部18の前後調節と相まってペダル操作性が大幅に向上する。
【0054】
上記ペダル比は、踏込み操作力を倍力してロッド24を押圧する倍力割合、或いはロッド24の一定の押込み量に対して必要な踏込み操作量の割合である。図5は、踏部18の踏込みストローク、すなわち支持軸20まわりの踏込み量に対するペダル比の変化特性の一例で、踏込みストロークが大きい領域でペダル比が小さくなり、ロッド24の押込み量に対する踏込み操作量が少なくなる場合である。なお、踏部18の前後調節に伴って支持軸20から踏部18までの寸法が変化するため、踏部18の前後調節に伴ってペダル比の特性が変化する。具体的には、例えば踏部18が図3に実線で示すように車両前方側の位置に保持されている場合のペダル比特性が図5とすると、踏部18が図3に一点鎖線で示すように運転席側すなわち車両の後方へ移動させられると、支持軸20から踏部18までの寸法が長くなるため、ペダル比は踏込みストロークの全域に亘って図5よりも大きくなる。
【0055】
図6は、本発明が車両用ペダル装置としての車両用アクセルペダル装置70に適用された場合の一例を示す正面図で、車両に配設された状態を示す図であり、図の左側が車両の前方で右側が車両の後方すなわち運転席側である。かかるアクセルペダル装置70は、車体72に固設されたブラケット74に配設されており、ペダルアーム76の下端部に設けられたペダルパッド等の踏部78が図6に実線で示す原位置から踏込み操作されると、調節プレート80に設けられた支持軸82まわりに回動させられ、その回動量すなわち踏込み操作量が、同じく調節プレート80に配設された回転センサなどのセンサ84によって電気的に検出される。支持軸82は、その軸心が略水平で車両の幅方向と略平行になるように調節プレート80に配設されている。ペダルアーム76は、非踏込み操作時には図示しないリターンスプリングによって支持軸82の左まわりに付勢され、調節プレート80のストッパ86に当接する原位置に位置決めされるようになっている。
【0056】
ブラケット74および調節プレート80は略平板形状を成しており、互いに面接触する状態で相対移動可能、すなわち車両の前後方向と略平行で且つ略垂直なスライド平面(図6の紙面と平行な平面)内において、相対移動可能とされており、ペダルアーム76が原位置に保持されている踏部78の非踏込み操作時に、位置固定のブラケット74に対して調節プレート80を相対移動させて、踏部78の位置を車両の前後方向へ移動させることができるようになっている。すなわち、ブラケット74および調節プレート80を含んで前後調節装置90が構成されており、非踏込み操作時すなわち原位置における踏部78を図6に実線で示す前側移動端から図7に実線で示す後側移動端までの間の任意の位置に調節できるのである。図6に一点鎖線で示す踏部78は後側移動端の位置で、実線で示す前側移動端における踏部78の位置や姿勢との比較を容易にするために示したものである。また、図6、図7において二点鎖線で示す踏部78は、踏込み操作された位置を表している。
【0057】
前後調節装置90は、ブラケット74に直線ガイドとして設けられた一対の一直線の長穴92、94と、調節プレート80に配設されてそれぞれ長穴92、94に係合させられて直線移動させられる一対のガイド駒96、98と、一方のガイド駒96を長穴92の長手方向へ直線往復移動させる相対移動装置100と、を有して構成されている。そして、ガイド駒96が長穴92に案内されて直線移動させられるのに伴い、ガイド駒98が長穴94に案内されて直線移動させられることにより、調節プレート80がブラケット74に対して相対移動させられて踏部78が車両の前後方向へ移動させられるが、一対の長穴92、94の位置や方向は、踏部78が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従って踏部78の高さが低くなるとともに踏部78の足載せ面78fが上向きになるように、延長線上において互いに交差するように設定されている。この場合も、ペダルアーム76や調節プレート80は、前記図1と同様に長穴92、94の垂直二等分線の交点を中心として回動した姿勢になる。本実施例ではブラケット74が第1部材で、調節プレート80が第2部材である。
【0058】
相対移動装置100は、長穴92と平行にブラケット74に配設されて軸心まわりに回転駆動される送りねじ102と、その長穴92に係合させられるガイド駒96に配設されて送りねじ102と螺合されたナット部材104と、電動モータおよびギヤなどを有して運転者のスイッチ操作に従って送りねじ102を正逆両方向へ回転駆動する電動式回転駆動装置106と、を備えている。ナット部材104は、スライド平面に垂直な軸まわりの回動可能にガイド駒96に配設されており、調節プレート80の姿勢変化に伴うガイド駒96の回転に拘らず送りねじ102と同心に維持される。また、調節プレート80の姿勢変化に拘らずガイド駒96、98が長穴92、94内を移動できるとともに、ブラケット74との間でガタツキが生じないように、ガイド駒96、98の長穴92、94との係合部分は、長穴92、94の幅寸法と略等しい直径寸法の円柱形状とされている。但し、それ等のガイド駒96、98をスライド平面に垂直な軸まわりの回動可能に調節プレート80に配設した場合は、長穴92、94の幅寸法と等しい幅寸法の角柱形状などでも良く、その場合はナット部材104をガイド駒96に一体的に固設するようにしても良い。この相対移動装置100は、踏部78の踏込み操作時にナット部材104から送りねじ102に作用する荷重、或いは車両走行中の振動などで、送りねじ102が回転して調節プレート80が移動することがないように、送りねじ102のリードや電動式回転駆動装置106の減速比などが定められており、スイッチOFFで送りねじ102の回転が停止させられることにより調節プレート80をブラケット74に対して一体的に位置決めする位置決め装置を兼ねている。
【0059】
このようなアクセルペダル装置70においては、互いに係合させられた一対の直線状の長穴92、94およびガイド駒96、98を介して調節プレート80がブラケット74に連結され、相対移動装置100によって相対移動させられることにより、調節プレート80に設けられたペダルアーム76の踏部78が車両の前後方向へ移動させられるとともに、上記一対の長穴92、94が互いに交差するように設けられることにより、その踏部78の前後移動に伴って踏部78の姿勢が変化させられるため、踏部78の前後位置と共に踏部78の姿勢を適切に変化させて、常に優れた踏込み操作性を得られるようにすることができる。
【0060】
本実施例では踏部78が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部78の高さが低くなるとともに足載せ面78fが上向きになるため、前記実施例と同様に踏部78の前後位置と共に高さや足載せ面78fの向きが運転者の体格に合わせて適切に調節されるようになり、ペダル操作が容易になる。
【0061】
また、このような前後調節に伴う踏部78の姿勢の変化が、互いに交差するように設けられた一対の長穴92、94とガイド駒96、98との係合によって成立させられるため、従来のように円弧形状の長穴やラックを設ける場合に比較して加工などが容易になり、アクセルペダル装置70を簡単且つ安価に製造できる。また、一対の長穴92、94の位置を任意に設定できるため、必要な連結強度を確保しつつアクセルペダル装置70をコンパクトに構成することができる。
【0062】
また、踏部78の前後調節時に移動させられる調節プレート80にガイド駒96、98が設けられているため、調節プレート80に長穴92、94を設ける場合に比較して調節プレート80をコンパクトに構成でき、アクセルペダル装置70の配設スペースを節減できる。
【0063】
また、ブラケット74には、長穴92と平行に送りねじ102が配設され、その長穴92と係合させられる一方のガイド駒96に配設されたナット部材104に螺合されて、軸心まわりに回転駆動されることによりそのナット部材104を介してガイド駒96、更には調節プレート80を移動させるとともに、送りねじ102の回転を停止することによって調節プレート80を所定位置に位置決めするため、踏部78の前後調節を容易且つ迅速に行うことができる。特に、本実施例では電動式回転駆動装置106によって送りねじ102を回転駆動するとともに回転停止するため、スイッチ操作するだけで踏部78を任意の前後位置に調節することが可能で、調節作業が極めて容易である。
【0064】
また、送りねじ102がブラケット74に位置固定に配置されるため、相対移動装置100が簡単且つ安価に構成される。
【0065】
また、踏部78の踏込み操作量がセンサ84によって電気的に検出されるため、踏部78の前後調節時に移動させられるペダルアーム76にアクセラレータケーブル(動力伝達部材)を機械的に連結する場合に比較して、アクセルペダル装置70が簡単に構成される。
【0066】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が車両用ブレーキペダル装置に適用された場合の一実施例を説明する一部を切り欠いた正面図で、踏部が前側移動端に位置決めされている状態である。
【図2】図1のブレーキペダル装置において、踏部が後側移動端に位置決めされている状態である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図で、図1の実施例にペダル比可変機構が設けられた場合である。
【図4】図3のブレーキペダル装置において、踏部が後側移動端に位置決めされている状態である。
【図5】図3のブレーキペダル装置のペダル比特性の一例を示す図である。
【図6】本発明が車両用アクセルペダル装置に適用された場合の一例を示す正面図で、踏部が前側移動端に位置決めされている状態である。
【図7】図6のアクセルペダル装置において、踏部が後側移動端に位置決めされている状態である。
【符号の説明】
10、50:ブレーキペダル装置(車両用ペダル装置) 14:ブラケット 18:踏部 20:支持軸 24:ロッド(動力伝達部材) 26:回動アーム(第1部材) 28:下部アーム(第2部材) 30:前後調節装置 32、34:長穴(直線ガイド) 36、38:ガイド駒 40:相対移動装置(位置決め装置)
42:送りねじ 44:ナット部材 52:ペダル比可変機構 56:レバー部材
62:連結リンク 70:アクセルペダル装置(車両用ペダル装置) 74:ブラケット(第1部材)
76:ペダルアーム 78:踏部 80:調節プレート(第2部材) 82:支持軸 84:センサ 90:前後調節装置 92、94:長穴(直線ガイド) 96、98:ガイド駒 100:相対移動装置(位置決め装置) 102:送りねじ
104:ナット部材 S:中心点(交点)
Claims (8)
- 車体に固設されたブラケットに配設され、下端に設けられた踏部が踏込み操作されるとともに、非踏込み操作時に該踏部を車両の前後方向へ移動させる前後調節装置を備えている車両用ペダル装置であって、
前記前後調節装置は、
一対の直線ガイドが設けられた第1部材と、
車両の前後方向と略平行で且つ略垂直なスライド平面内において前記第1部材に対して相対移動可能に配設されるとともに、前記直線ガイドにそれぞれ係合させられる一対のガイド駒を有する第2部材と、
前記一対の直線ガイドと前記ガイド駒とがそれぞれ該直線ガイドに沿って一直線に相対移動させられることにより相対位置が変化させられる前記第1部材および前記第2部材を所定の相対位置で一体的に位置決めする位置決め装置と、
を備えており、前記第1部材および前記第2部材のうち移動側の部材に前記踏部が配設されて、該第1部材および該第2部材の相対移動に伴って該踏部は車両の前後方向へ移動させられる一方、
該踏部が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従って該踏部の高さが低くなるとともに該踏部の足載せ面が上向きになるように、前記一対の直線ガイドが互いに交差するように設けられており、
更に、該一対の直線ガイドは上下に離間して設けられているとともに、何れも車両後方側へ向かうに従って下方へ傾斜させられており、且つ、下方の直線ガイドは上方の直線ガイドよりも傾きが小さい
ことを特徴とする前後調節可能な車両用ペダル装置。 - 前記踏部の後側移動端は、前記一対の直線ガイドの各垂直二等分線が交差する交点の略真下の位置に設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。 - 前記踏部が設けられる移動側の部材は前記第2部材で、
前記位置決め装置は、前記一対の直線ガイドの何れか一方と平行に前記第1部材に配設されて軸心まわりに回転駆動される送りねじと、該直線ガイドと係合させられる一方のガイド駒に配設されて前記送りねじと螺合されるとともに、前記第2部材に対して前記スライド平面に垂直な軸まわりの相対回動可能なナット部材と、を有し、前記送りねじを回転駆動して前記第2部材を移動させるとともに該送りねじの回転を停止することによって該第2部材を所定位置に位置決めする相対移動装置である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。 - 前記第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設される側と反対側の部材は、前記ブラケットに設けられた支持軸まわりの回動可能に配設された回動アームで、該踏部が踏込み操作されることにより該支持軸まわりに回動させられるものである
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。 - 前記回動アームは、動力伝達部材に連結されて前記踏部の踏込み操作力を出力するもので、
該回動アームと該動力伝達部材との間には、前記踏部の踏込みストロークに対してペダル比を予め設定した変化特性で変化させるペダル比可変機構が設けられている
ことを特徴とする請求項4に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。 - 前記ペダル比可変機構は、
前記支持軸と平行な取付軸まわりの回動可能に前記ブラケットに配設されるとともに、該取付軸と平行な第1連結軸まわりの相対回動可能に前記動力伝達部材に連結されたレバー部材と、
該レバー部材に前記取付軸と平行な第2連結軸まわりの相対回動可能に連結されるとともに、前記回動アームに該第2連結軸と平行な第3連結軸まわりの相対回動可能に連結された連結リンクと、
を有するもので、
前記踏部の踏込み操作力が前記回動アームから前記連結リンクおよび前記レバー部材を経て前記動力伝達部材に伝達される
ことを特徴とする請求項5に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。 - 前記第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設される側の部材には、支持軸まわりの回動可能にペダルアームが取り付けられ、該ペダルアームの下端部に該踏部が設けられている一方、
前記第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設される側と反対側の部材は、前記車体に固設された前記ブラケットである
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。 - 前記ペダルアームはアクセルペダル用のもので、該ペダルアームの踏込み操作量はセンサによって電気的に検出される
ことを特徴とする請求項7に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。
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