JP4259301B2 - 車両の運転姿勢調整装置 - Google Patents

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Description

この発明は、運転席に着座した乗員(ドライバ)の姿勢を調整するような車両の運転姿勢調整装置に関する。
一般に、従来の車両は図28に示すように乗員L,M,Sが着座するシート100、フロアパネル101、アクセルペダル102(またはブレーキペダル)のレイアウトは体格が標準(中位)の乗員Mに合わせて設計されている。
上述のシート100はシートクッション103と、シートバック104と、ヘッドレスト105とを有し、図29に示すようにシートスライド装置(図示せず)により、シートクッション103に着座した乗員L,M,SのヒップポイントP11,P12,P13が略水平方向に前後移動すべく構成されているが、アクセルペダル102の位置、ペダル操作角度、フロアパネル101の位置およびシート100におけるシートクッション103の着座面の上下高さはそれぞれ固定されていた。
このため、次のような問題点があった。
すなわち、体格が大きい乗員Lはシート100に着座した状態下において、そのアイポイントが上方に位置するので、図28に視線ラインeLを点線で示すように充分な前方視界が確保されるが、体格が小さい乗員Sはシート100に着座した状態下において、そのアイポイントが下方に位置するので、図28に視線ラインeSを仮想線で示すように、視線がボンネット106に遮られて充分な前方視界の確保が困難で、特に手前部分の視認領域が小さくなる問題点があった。
また、乗員L,M,Sはフロアパネル101上面に敷設されたフロアマット107に当該乗員の踵部を付けてアクセルペダル102(またはブレーキペダル)を操作する。この場合、体格が大きい乗員Lや、体格が中位の標準の乗員Mについては特に問題はないが、体格が小さい乗員Sの場合、足が充分にアクセルペダル102に届かないので、フロアマット107に踵を付けてアクセルペダル102を操作すると、足先部にてペダル102を踏むことになり、しかも、このアクセルペダル102の踏込み時には該アクセルペダル102は車両前方方向(乗員から逃げる方向)に移動するので、適正なペダル操作が不可能となり、このような不具合を解消するため、体格が小さい乗員Sは踵を一旦フロアマット107面から浮かせた後にアクセルペダル102(または/およびブレーキペダル)を操作していた。
さらに、アクセルペダル102やブレーキペダルの操作性および前方視界を適正に確保するため、従来においては乗員L,M,Sが自らその運転姿勢を調整していた。
このような問題点を解決するために、従来、図30に示すような車両の運転姿勢調整装置が既に発明されている(特許文献1参照)。
図30に示すこの従来装置は、シート200を前部上方と後部下方との間に傾斜方向(いわゆるスラント方向)に位置調整すべく構成すると共に、ブレーキ用および/またはアクセル用のペダル201を略水平方向に前後位置調整し、ペダル201とシート200との間の位置関係を乗員の体格に応じて略一定に維持すべく構成したものである。
この図30に示す従来装置においては、体格が小さい乗員Sの足が充分にペダル201に届く利点がある反面、次のような問題点があった。
すなわち、人間の足首から下の部分(いわゆる足)は足関節を支点として上下動できるが、一定以上、上方には曲がらない。乗員がペダル201を操作する場合には、足関節を支点として足を上方に曲げた状態から、該足を下方に移動させてペダル201を操作することになるが、図30に示す従来装置にあってはペダル201の踏面の角度が一定であるため、乗員がペダル201を操作する時、ペダル201踏面の角度と、乗員の足関節を支点として足を上方に曲げた状態からペダル踏面を踏み込み操作する方向とが適合しなくなり、ペダルの操作性が悪い問題点があり、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることが困難な問題点があった。
特開平7−96784号公報
乗員は着座位置が低い時は、上腿と下腿とが開いた姿勢形態で人間工学的に安楽な状態となり、着座位置が高い時は、上腿と下腿とが閉じた姿勢形態で人間工学的に安楽な状態となる。
そこで、体格が大きい乗員については、上腿と下腿との開角が若干小さい安楽な姿勢を維持したままペダルの回転センタを中心とする円弧に沿って乗員を移動させて、そのヒップポイントを下げると、このヒップポイントは従来の位置に対して下方かつ前方に設定でき、体格が小さい乗員については上腿と下腿との開角が若干大きい安楽な姿勢を維持したままペダルの回転センタを中心とする円弧に沿って乗員を移動させて、そのヒップポイントを上げると、このヒップポイントは従来の位置に対して上方かつ後方に設定できる。
このような要求を満足すべくシートの着座面の位置を可動すると、体格が異なる各乗員の視界ラインを同等または同一に設定でき、ペダルの操作角度およびフロアの位置を可動すると、乗員の体格の如何にかかわらず、適切な運転姿勢、並びに、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化が得られる。
この発明は、上述の点に着目して、シートの着座面の位置を調整するシート位置調整手段と、ペダルの操作角度を調整するペダル位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるところのフロアの位置を調整するフロア位置調整手段とを設け、所定の乗員姿勢を維持した状態下においてペダルの回動センタを中心とする円弧に沿って乗員が移動し得るようにシート、ペダルおよびフロアを調整すべく構成することにより、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアを調整するので、適切なペダル操作を確保することができ、加えてペダルの操作角度、フロアの位置、シートの着座面の位置が調整できるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができる車両の運転姿勢調整装置の提供を目的とする。
この発明による車両の運転姿勢調整装置は、乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、乗員が着座するシートの着座面の位置を調整可能なシート位置調整手段と、乗員の脚部によって操作されるペダルの操作角度を調整可能なペダル位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるフロアの位置を調整可能なフロア位置調整手段とを備え、所定の乗員姿勢を維持した状態下においてペダルの回動センタを中心とする円弧に沿って乗員が移動し得るようにシート、ペダルおよびフロアを調整すると共に、上記ペダル位置調整手段とフロア位置調整手段とを所定の関係で連動して調整する運転姿勢調整操作手段を備えたものである。
上記構成のペダルは、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルの少なくとも何れか1つ又は全てに設定してもよい。また、フロアは既存の固定構造のフロアパネルとは別に可動構造のフロアを設けることが望ましく、さらに、上述の所定の関係は、フロアが下方から上方に移動する時、ペダルがその回動センタを支点として乗員に近づく方向に調整されることが望ましい。
上記構成によれば、シート位置調整手段は乗員が着座するシートの着座面の位置を調整し、ペダル位置調整手段は乗員の脚部によって操作されるペダルの操作角度を調整し、フロア位置調整手段はペダルを操作する乗員の脚部(特に、踵部参照)が載置されるフロアの位置を調整する。
このため、体格が小さい乗員の場合には、シートの着座面およびフロアの位置を高く調整し、ペダルの操作角度を当該乗員に適合すべく調整することができ、体格が大きい乗員の場合には、シートの着座面およびフロアの位置を低く調整し、ペダルの操作角度を当該乗員に適合すべく調整することができ、体格が標準の場合には、シートの着座面およびフロアの位置を中間位置に調整し、ペダルの操作角度を当該乗員に適合すべく調整することができる。
この結果、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、特に体格が小さい乗員であっても充分な前方視界が得られ、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアの位置を調整するので、適切なペダル操作を確保することができ、加えて、ペダルの操作角度、フロアの位置、シートの着座面の位置が調整できるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができる。
乗員の体格の差は、特に上腿と下腿との合計長さの差(つまり、下肢の長さの差)が大きく、シートに着座した乗員の上腿と下腿との開角は乗員の体格の差により異なり、乗員が足関節を支点として足を上方に曲げた状態からペダル踏面を踏み込み操作する方向も、乗員の体格の差によって異なってくるが、上述のシート位置調整手段でシートの着座面の位置が調整され、上述のペダル位置調整手段でペダルの操作角度が調整され、これら両要素(着座面の位置と、ペダルの操作角度)が乗員の体格に適合するように調整されるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができて、乗員の体格の差異に関係なく適切なペダル操作ができる。
しかも、所定の乗員姿勢(人間工学的に安楽な姿勢)を維持した状態下においてペダルの回動センタを中心とする円弧に沿って乗員が移動し得うるようにシート、ペダルおよびフロアが調整されるので、何れの調整位置においても乗員は安楽な運転姿勢を確保することができる。
さらに、ペダル位置調整手段とフロア位置調整手段とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら両手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段にて両手段を連動調整することができて、操作性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記所定の関係は、ペダル位置調整手段によりペダルが回動センタを支点として乗員に近づく方向に移動される時、フロア位置調整手段によりフロアが下部から上部に移動されるように設定したものである。
上記構成によれば、体格が小さい乗員であっても、足がペダルに届き、運転姿勢がよくなる。また運転姿勢がよくなるために、ペダル、ステアリングホイールの操作性が向上し、さらには足がペダルに届くので、シートに適正に着座でき、この結果、サイドミラーに対する視線角が小さくてよく、メータ視界も向上する。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段の位置調整に関連して、上記ペダル位置調整手段によってペダル位置が調整されるものである。
上記構成によれば、シートの着座面の位置と、ペダルの操作角度とが関連して調整されるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向のさらなる最適化を図ることができる。すなわち、体格が小さい乗員の場合にはシートの着座面の位置を高くし、これに対応してペダルの操作角度が調整されるので、ペダルを上から下に適切に踏み下ろす方向の操作状態が得られ、体格が大きい乗員の場合にはシートの着座面の位置を低くし、これに対応してペダルの操作角度が調整されるので、ペダルを適切に押し込む方向の操作状態が得られる。またシート位置の調整により、特に体格が小さい乗員であっても、より一層充分な前方視界が確保できる。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段によりシートが後部下方から前部上方に移動する時、ペダル位置調整手段によって上記ペダルが乗員に近づく方向に移動されるものである。
上記構成によれば、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向のさらなる最適化が達成できる。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段の位置調整に関連して、上記フロア位置調整手段によってフロア位置が調整されるものである。
上記構成によれば、シートの着座面の位置と、フロアの位置とが関連して調整される。特に、フロアの位置が調整できるので、体格が小さい乗員であっても足が充分にペダルに届き、適切なペダル操作を確保することができ、また、シートの着座面の位置が調整できるので、体格が小さい乗員であっても、さらに充分な前方視界を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段によりシートが後部下方から前部上方に移動する時、フロア位置調整手段によってフロアが下方から上方に移動されるものである。
上記構成によれば、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とをより一層良好に両立することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ペダル位置調整手段はペダルの操作角度およびペダルの踏面高さを調整すべく構成したものである。
上記構成によれば、体格が大きく、かつ下肢が長い乗員の場合には、ペダル位置調整手段によりペダルの踏面高さを低位置に調整することができ、体格が小さく、かつ下肢が短い乗員の場合には、ペダル位置調整手段によりペダルの踏面高さを高位置に調整することができ、体格が標準の乗員の場合には、ペダル踏面高さをこれらの中間位置に調整することができる。
このように、ペダルの操作角度の調整に加えて、ぺダルの踏面高さが調整できるので、ペダルセンタを踏むことができる等、ペダルの操作性がさらに向上する。
この発明の一実施態様においては、上記フロア位置調整手段はフロアの上下位置および角度を調整すべく構成したものである。
上記構成によれば、フロア位置調整手段は、フロアの上下位置(つまり高さ調整)のみならず、フロアの角度をも調整するので、フロアの上下動時にペダルとフロアとの成す角度を概ね一定に保つことができ、靴の大きさや踵の長さが多少変化しても、適切な位置(ペダルセンタ参照)でペダルが踏めて、ばらつきを吸収することができる。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段はシートの座面角度、座面前後位置および座面上下位置を調整すべく構成したものである。
上記構成によれば、体格が小さい乗員の場合には、シート位置調整手段によりシートの座面を前部上方に調整することができ、体格が大きい乗員の場合には、シート位置調整手段によりシートの座面を後部下方に調整することができ、体格が標準の場合にはこれらの中間位置に調整することができる。
このように上述のシートの着座面の角度、ペダルの操作角度に加えてシートの座面前後位置および座面上下位置が調整できるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向のより一層良好な最適化が達成できると共に、体格の差異に関係なく適切な前方視界の確保ができ、特に体格が小さい乗員の前方視界のさらなる向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記運転姿勢調整操作手段は、上記シート位置調整手段と上記ペダル位置調整手段と上記フロア位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成したものである。
上述の所定の関係は、シートが下部から斜め上方前部に移動する時、フロアは下方から上方に移動し、ペダルはその回転センタを中心として乗員に近づく方向へ回動し、シートが上部から斜め下方後部に移動する時、フロアは上方から下方に移動し、ペダルはその回転センタを中心として乗員から遠ざかる方向へ回動する関係に設定してもよい。
上記構成によれば、シート位置調整手段とペダル位置調整手段とフロア位置調整手段とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら各手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段のみを操作すればよく、操作性の向上を図ることができる。
この発明によれば、シートの着座面の位置を調整するシート位置調整手段と、ペダルの操作角度を調整するペダル位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるところのフロアの位置を調整するフロア位置調整手段とを設け、所定の乗員姿勢を維持した状態下においてペダルの回転センタを中心とする円弧に沿って乗員が移動し得るようにシート、ペダルおよびフロアを調整すべく構成したので、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアを調整するので、適切なペダル操作を確保することができ、加えてペダルの操作角度、フロアの位置、シートの着座面の位置が調整できるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができる効果がある。
乗員の体格差に左右されることなく、適切な運動姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらに適切なペダル操作を確保することができ、加えてペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図るという目的を、シートの着座面の位置を調整するシート位置調整手段と、ペダルの操作角度を調整するペダル位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるところのフロアの位置を調整するフロア位置調整手段とを設け、所定の乗員姿勢を維持した状態下においてペダルの回転センタを中心とする円弧に沿って乗員が移動し得るようにシート、ペダルおよびフロアを調整すべく構成するという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の運転姿勢調整装置を示すが、まず図1〜図4を参照して、その基本的構成の概要について説明する。
図1〜図4においてLは体格が大きい乗員、Mは体格が標準(中位)の乗員、Sは体格が小さい乗員で、これら乗員L,M,Sはシートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備えたシート4(運転席としてのドライバーズシート)に着座する。
また、5はボンネット、6はダッシュロアパネル(ダッシュパネル)、7はフロアパネル(いわゆるベースフロア)であり、ダッシュロアパネル6側にはその回動センタ8を中心に可動するペダルとしてのアクセルペダル9が設けられている。
上述のフロアパネル7は固定構造であるが、アクセルペダル9および後述するブレーキペダル51(図14参照)を操作する乗員L,M,Sの脚部(踵参照)が載置される部分には可動フロア10が設けられていて、フロアパネル7(固定フロア)と可動フロア10との二重フロア構造に形成されている。
一般に人間(乗員)は、着座位置が低い時は、上腿と下腿とが開いた姿勢の場合に人間工学的に安楽な状態となり、着座位置が高い時は、上腿と下腿とが閉じた姿勢の場合に人間工学的に安楽な状態となる。
そこで、このような安楽な姿勢を維持した状態のままで、人間の姿勢をアクセルペダル9の回動センタ8をほぼ支点として回動させてヒップポイントを設定すれば、乗員は常に安楽な姿勢となることに着目して次のようにヒップポイントを設定するものである。
体格が大きい乗員Lについては、従来の上腿と下腿との開角(135度前後)よりも若干小さい開角(128度前後)の安楽な姿勢を維持したままアクセルペダル9の回動センタ8を中心とする円弧に沿って図2に示すRVモードの乗員LのヒップポイントP1´を下げて同図のセダンモードのヒップポイントP1を設定して、このヒップポイントP1を従来のヒップポイントP11に対して下方かつ前方に設定している。
体格が小さい乗員Sについては、従来の上腿と下腿との開角(114度前後)よりも若干大きい開角(130度前後)の安楽な姿勢を維持したままアクセルペダル9の回動センタ8を中心とする円弧に沿ってヒップポイントを上げて、このヒップポイントP3(図1参照)を従来のヒップポイントP13に対して上方かつ後方に設定し、それぞれの乗員L,M,Sの視界ラインeが図1に示す如く同一ライン上に一致するように構成している。
図3、図4においては体格が大きい乗員Lに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置a,h,dを点線で示し、体格が標準の乗員Mに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置b,i,fを実線で示し、体格が小さい乗員Sに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置c,j,gを仮想線で示している。
すなわち、シート4は図3に示す乗員L対応のヒップポイントP1と乗員S対応のヒップポイントP3とを結ぶライン11に沿って、そのシートクッション1の座面12位置が下部から斜め上方前部に移動すべく構成し、かつ座面12の高さと同時に座面12の角度が調整されるように構成している。
ここで、シートクッション1の座面角度は図3から明らかなように、シート4が前方かつ上方に移動するのに伴って前高後低状から水平状に近づくように調整される。
またアクセルペダル9は図4に示すように、体格が大きい乗員Lに対応する位置h(点線参照)から体格が小さい乗員Sに対応する位置j(仮想線参照)に向けて、該アクセルペダル9の回動センタ8を中心として順次乗員に近づく方向へ移動し、アクセルペダル9の操作角度が調整できるように構成されている。
さらに可動フロア10は図4に示すように、アクセルペダル9が乗員に近づく方向へ移動するのに伴って、順次上方へ移動するが、この場合、アクセルペダル9と可動フロア10との成す角度θ、φが該フロア10のそれぞれの高さ位置d,f,gにおいて同一になるように、可動フロア10のフロア角度は該可動フロア10が下方から上方へ移動するのに伴って、前高後低状(位置d参照)から水平に近づき(位置f参照)、さらに前低後高状(位置g参照)となるように調整される。
図1に示すように、体格が大きい乗員Lに相当するヒップポイントP1を従来のヒップポイントP11に対して、下方かつ前方に設定することにより、距離L1だけシート4を前方に配置することができ、車両の前後空間やホイールベースが同一の車両であっても、この分だけ後席空間の拡大、並びにパッケージ効率の向上を図ることができると共に、このシート4の前方配置により乗員がセンタピラーに対して前方に着座でき、側突時におけるセンタピラーの車室内方向への変形を回避できるので、安全性についてもその向上を図ることができる。
また、図1に示すように、体格が小さい乗員Sに相当するヒップポイントP3を従来のヒップポイントP13に対して上方かつ後方に設定することにより、ヒップポイントP3,P1間の車両前後方向の長さが短縮できるので、距離L1と距離L2との合計分だけシート4の前後方向の調整量短縮を図ることができるうえ、体格が小さい乗員SのヒップポイントP3を従来のそれと比較して後方に設定するので、サイドミラーに対する視線角が小さくてよく、さらにはメータ視界の向上をも図ることができる。
図5は図1〜図4で示した基本的構成を具体化した実施例を示すものである。
図5において、シート4(ドライバーズシート)と対応するフロアパネル7(固定構造のベースフロア)にはロアレール13およびアッパレール14を取付け、乗員の好みに応じてシート4の前後動が可能なシートスライド機構15を構成している。なお、アッパレール14は通常時にあってはロアレール13に位置固定されている。
上述のアッパレール14とシートクッション1が固定されるシートフレーム16との間には、シート4の座面前後位置、シート4の座面上下位置、シート4の座面の角度を同時に調整するシート位置調整手段17を設けている。
このシート位置調整手段17は図6、図7、図8に示すように構成している。
すなわち、アッパレール14の前後に支持ブラケット18,19を取付け固定し、前側の支持ブラケット18とシートフレーム16の前部との間にリンク20をピン連結し、後側の支持ブラケット19とシートフレーム16の後部との間に別のリンク21をピン連結し、前側のリンク20の長さを、後側のリンク21の長さに対して長く設定している。
またアッパレール14にはギヤボックス22を取付け、運転姿勢調整操作手段を構成するところのレバー23の操作により爪車24を駆動し、この爪車24でギヤボックス22内のギヤ25を介してピニオン26(またはウオーム)を回転し、このピニオン26によりラック部材27を前後動すべく構成すると共に、ラック部材27の後端のピン28を、後側のリンク21の長孔21aに挿入して、上述のラック部材27の前後動にてリンク21を起伏動するように構成している。
つまり、手動操作用のレバー23を操作することにより、ダブルリンク構造のシート位置調整手段17を介してシート4が図6、図7、図8に示すそれぞれの位置a,b,cに調整される。ここで、図6に示す位置aは体格が大きい乗員Lの着座状態に対応し、図7に示す位置bは体格が標準の乗員Mの着座状態に対応し、図8に示す位置cは体格が小さい乗員Sの着座状態に対応するものであり、
前後のリンク20,21の長さを異ならせたことにより、座面の角度と座面の高さとを上述の如く同時に調整することができる。
しかも、上述のピニオン26には図5に示すように、連動手段としてのフレキシブルシャフト29(いわゆる、たわみ軸)または動力伝達ケーブルを取付けている。
一方、図5に示すように、アクセルペダル9や後述するブレーキペダル51(図14参照)を操作する乗員の脚部(踵参照)が載置されるところの可動フロア10の上下位置および可動フロア10のフロア角度を同時に調整するフロア位置調整手段としての可動フロア調整機構30を設けている。
この可動フロア調整機構30は図9、図10、図11に示すように構成している。
すなわち、固定構造のフロアパネル7の上面には支持ブラケット31を取付ける一方、上下動可能な可動フロア10の下面前後にはブラケット32,33を取付けて、支持ブラケット31の前部と可動フロア10側の前側のブラケット32との間にリンク34をピン連結し、支持ブラケット31の後部と可動フロア10側の後側のブラケット33との間に別のリンク35をピン連結し、後側のリンク35の長さを、前側のリンク34の長さに対して長く設定している。
またダッシュロアパネル6の下端傾斜部6aには、その余剰空間を有効利用して、ブラケット36を介してギヤボックス37を取付け、このギヤボックス37内に軸架したピニオン38またはウオームでラック部材39を駆動すべく構成すると共に、このラック部材39後端のピン40を、前側のリンク34の長孔34aに挿入して、上述のラック部材39の前後動にてリンク34を起伏動するように構成している。
ここで、上述のピニオン38は図5にも示すようにフレキシブルシャフト29(または動力伝達ケーブル)にて回転操作されるように構成している。
つまり、フレキシブルシャフト29の回転時に、ダブルリンク構造の可動フロア調整機構30を介して可動フロア10が図9、図10、図11に示すそれぞれの位置d,f,gに調整される。この可動フロア10の上下位置および該可動フロア10のフロア角度は図4に点線、実線、仮想線で示したそれぞれの状態に対応し、図9に示す位置dは体格が大きい乗員Lの脚部載置状態に対応し、図10に示す位置fは体格が標準の乗員Mの脚部載置状態に対応し、図11に示す位置gは体格が小さい乗員Sの脚部載置状態に対応するものである。なお、図5に示すように、上述の可動フロア10の上面はフロアマット41で覆われるように構成している。ここで、ダブルリンク構造の可動フロア調整機構30において前後のリンク34,35の長さを異ならせることにより、可動フロア10の上下動と可動フロア10の角度変位とを同時に達成するように構成している。
さらに、図5に示すように、乗員L,M,Sが操作するアクセルペダル9の操作角度およびアクセルペダル9の踏面高さを同時に調整するペダル位置調整手段42を設けている。
このペダル位置調整手段42は図12、図13に示すように構成している。
すなわち、ダッシュロアパネル6に取付けたブラケット43にペダル9の回動センタ8を構成する支軸44を介して、ペダルブラケットアッパ45を枢支し、このペダルブラケットアッパ45の下部には、回動センタ8を中心とする円弧状のガイド溝46aをもったガイド部材46を一体または一体的に取付けている。
上述のガイド溝46aにはその円弧状に沿って可動するスライダ47を配設し、このスライダ47にペダルブラケットロア48を介してアクセルペダル9のペダル部(踏面部)を取付けている。
また、上述のスライダ47にはラック部49を一体に形成すると共に、このラック部49に常時噛合するウオーム50を設けており、このウオーム50を上述のフレキシブルシャフト29(詳しくは図14で示すアクセルペダル側のフレキシブルシャフト29A)で回転駆動すべく構成している。
そして、フレキシブルシャフト29の回転時に、ペダル位置調整手段42を介してアクセルペダル9を図4、図5に示す如く、その回動センタ8(支軸44参照)を中心として前後動すべく構成している。
図4、図5に示すアクセルペダル9の低位置hは体格が大きい乗員Lに対応し、中間位置iは体格が標準(中位)の乗員Mに対応し、高位置jは体格が小さい乗員Sに対応するものであって、フレキシブルシャフト29の回転により、ウオーム50、ラック部49、スライダ47を介して、アクセルペダル9がそれぞれの位置h,i,jに調整され、このペダル位置調整手段42によりペダル9の操作角度とペダル9の踏面高さとが同時に調整される。
図14に系統図で示すように、ブレーキペダル51についてもアクセルペダル9と同等のペダル位置調整手段42Bを介して、その回動センタ8を中心として前後動すべく構成しているので、両手段42,42Bにおいて同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、フレキシブルシャフト29はギヤボックス52を介して、互に同方向に回転するアクセルペダル側のフレキシブルシャフト29Aと、ブレーキペダル側のフレキシブルシャフト29Bとに分かれている。
上述のギヤボックス52内には1つの入力ギヤ53と2つの出力ギヤ54,55とを回転可能に軸架し、入力ギヤ53に対して各出力ギヤ54,55を噛み合わせている。
上述入力ギヤ53のインプット側にはインナシャフトクランプ56を介してフレキシブルシャフト29の先端を固定し、各出力ギヤ54,55のアウトプット側にはインナシャフトクランプ56A,56Bを介してアクセルペダル9側およびブレーキペダル51側のフレキシブルシャフト29A,29Bの基端をそれぞれ固定し、共通のフレキシブルシャフト29の回転時に各ギヤ53,54,55を介して、アクセルペダル9側およびブレーキペダル51側の各フレキシブルシャフト29A,29Bを同方向に回転すべく構成している。
なお、図中57は筒状のアウタシャフト、58はアウタシャフト57をギヤボックス52に固定する取付け部材である。
しかも、この実施例においては、図5、図14に示すように、上述のシート位置調整手段17と、可動フロア調整機構30とペダル位置調整手段42,42Bとを操作可能な運転姿勢調整操作手段を設けている。この実施例では、この運転姿勢調整操作手段は、レバー23(図5参照)とフレキシブルシャフト29,29A,29B(図14参照)とで構成している。
そして、レバー23およびフレキシブルシャフト29,29A,29Bから成る運転姿勢調整操作手段は、シート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とペダル位置調整手段42とを所定の関係で連動させて同時に調整操作すべく構成している。
すなわち、シート位置調整手段17によりシート4のシートクッション1が後部下方の位置aから中間位置bを経て前部上方の位置cに移動して、それぞれの乗員L,M,Sの視界ラインeを図1に示すように同一ライン上に一致させるように調整する時、可動フロア調整機構30による可動フロア10は下方位置dから中間位置fを経て上方位置gに移動し、またペダル位置調整手段42,42Bによるアクセルペダル9およびブレーキペダル51は乗員から遠い位置hから中間位置iを経て乗員に近い位置jに移動するように、互に連動して調整操作されるものである。
また、上述のシート位置調整手段17は、シートクッション1の座面前後位置、座面上下位置のみならず、シートクッション1の座面の角度をも同時に調整するように構成されており、シートクッション1が図6に示す位置aから図7の位置bを介して図8の位置cに移動するのに伴って、シートクッション1の着座面角度は図3に示すように、前高後低状から順次水平に近づくように可変調整される。
さらに可動フロア調整機構30は、可動フロア10の上下位置のみならず、そのフロアパネル7に対する角度をも同時に調整するように構成されていて、可動フロア10が下方位置d(図9参照)から中間位置f(図10参照)を介して上方位置g(図11参照)に移動するのに伴って、可動フロア10は前高後低状(図9参照)から水平に近づき(図10参照)、さらに前低後高状(図11参照)となるように調整される。しかも可動フロア10の何れの位置d,f,gにおいても対応するペダル位置h,i,j,との成す角度θ、φ(図4参照)が一定に保たれるように構成している。
加えて、上述のペダル位置調整手段42,42Bは図5に示すそれぞれの位置h,i,jにおいて乗員がペダル9,51を操作する操作角度(図4の角度θ,φ参照)が一定になるように調整されると共に、ペダル9,51の踏面の高さをも可動フロア10と連動して調整し、可動フロア10が低位置dの時(図9参照)には踏面高さが低く、可動フロア10が中間位置fの時(図10参照)には踏面高さも中間で、可動フロア10が高位置g(図11参照)の時には踏面高さが高くなるように、それぞれの位置h,i,jに調整される。
要するに各乗員L,M,Sとシートクッション1の位置、可動フロア10の位置、ペダル9,51の位置の関係は、体格が大きい乗員Lの場合には各位置a,d,hに設定され、体格が標準の乗員Mの場合には各位置b,f,iに設定され、体格が小さい乗員Sの場合には各位置c,g,jに設定されるものである。
このように、図1〜図14で示した実施例の車両の運転姿勢調整装置は、乗員L,M,Sの運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、乗員L,M,Sが着座するシート4の着座面の位置(上下位置および前後位置)を調整可能なシート位置調整手段17と、乗員L,M,Sの脚部によって操作されるペダル9,51の操作角度を調整可能なペダル位置調整手段42,42Bと、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの脚部が載置される可動フロア10の位置を調整可能な可動フロア調整機構30とを備え、所定の乗員姿勢(人間工学的に安楽となる乗員姿勢)を維持した状態下においてペダル9,51の回動センタ8を中心とする円弧に沿って乗員が移動し得るようにシート4、ペダル9,51および可動フロア10を調整すると共に、上記ペダル位置調整手段42と可動フロア調整機構30とを所定の関係で連動して調整する運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B参照)とを備えたものである。
この構成によれば、シート位置調整手段17は乗員L,M,Sが着座するシート4の着座面の位置を調整し、ペダル位置調整手段42,42Bは乗員の脚部によって操作されるペダル9,51の操作角度を調整し、可動フロア調整機構30はペダル9,51を操作する乗員の脚部(特に、踵部参照)が載置される可動フロア10の位置を調整する。
このため、体格が小さい乗員Sの場合にはシート4の着座面および可動フロア10の位置を高く調整し、ペダル9,51の操作角度を当該乗員Sに適合すべく調整することができ、体格が大きい乗員Lの場合にはシート4の着座面および可動フロア10の位置を低く調整し、ペダル9,51の操作角度を当該乗員Lに適合すべく調整することができ、体格が標準の乗員Mの場合には、シート4の着座面および可動フロア10の位置を中間位置に調整し、ペダル9,51の操作角度を当該乗員Mに適合すべく調整することができる。
この結果、乗員L,M,Sの体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、特に体格が小さい乗員Sであっても、シート位置が上方に調整されるので、充分な前方視界が得られ、またシート4の車両前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらに可動フロア10の位置を調整するので、適切なペダル操作を確保することができ、加えて、ペダル9,51の操作角度、可動フロア10の上下位置、シート4の着座面の位置が調整できるので、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができる。
すなわち、乗員の体格の差は、特に上腿と下腿との合計長さの差(つまり、下肢の長さの差)が大きく、シート4に着座した乗員の上腿と下腿との開角は乗員の体格の差により異なり、乗員が足関節を支点として足を上方に曲げた状態からペダル踏面を踏み込み操作する方向も、乗員の体格の差によって異なってくるが、上述のシート位置調整手段17でシート4の着座面の位置が調整され、上述のペダル位置調整手段42,42Bでペダル9,51の操作角度が調整され、これら両要素(着座面の位置と、ペダル9,51の操作角度)が乗員の体格に適合するように調整されるので、ペダル9,51を操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができて、乗員L,M,Sの体格の差異に関係なく適切なペダル操作ができる。
しかも、所定の乗員姿勢(人間工学的に安楽な姿勢)を維持した状態下においてペダル9,51の回動センタ8を中心とする円弧に沿って乗員が移動し得うるようにシート4、ペダル9,51および可動フロア10が調整されるので、何れの調整位置においても乗員は安楽な運転姿勢を確保することができる。
さらに、ペダル位置調整手段42,42Bと可動フロア調整機構30とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら両手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B参照)にて両手段を連動して同時に調整することができて、操作性の向上を図ることができる。
また、上記所定の関係は、ペダル位置調整手段42,42Bによりペダル9,51が回動センタ8を支点として乗員に近づく方向に移動される時、可動フロア調整機構30により可動フロア10が下部から上部に移動されるように設定したものである。
この構成によれば、体格が小さい乗員Sであっても、足がペダル9,51に届き、運転姿勢がよくなる。また運転姿勢がよくなるために、ペダル9,51やステアリングホイールの操作性が向上し、さらには足がペダル9,51に届くので、シート4に適正に着座でき、この結果、サイドミラーに対する視線角が小さくてよく、メータ視界も向上する。
さらに上記シート位置調整手段17の位置調整に関連して、上記ペダル位置調整手段42,42Bによってペダル9,51の位置が調整されるものである。
この構成によれば、シート4の着座面の位置と、ペダル9,51の操作角度とが関連して調整(所定の関係で連動して調整)されるので、ペダル9,51を操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向のさらなる最適化を図ることができる。すなわち、体格が小さい乗員Sの場合にはシート4の着座面の位置を高くし、これに対応してペダル9,51の操作角度が調整されるので、ペダル9,51を上から下に適切に踏み下ろす方向の操作状態が得られ、体格が大きい乗員Lの場合にはシート4の着座面の位置を低くし、これに対応してペダル9,51の操作角度が調整されるので、ペダル9,51を適切に押し込む方向の操作状態が得られる。また、シート位置の調整により、特に体格が小さい乗員であっても、さらに充分な前方視界が確保できる。
加えて、シート位置調整手段17によりシート4が後部下方から前部上方に移動する時、ペダル位置調整手段42,42Bによって上記ペダル9,51が乗員に近づく方向に移動されるものである。
この構成によれば、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの脚部角度とペダル操作方向のさらなる最適化が達成できる。
また、上記シート位置調整手段17の位置調整に関連して、上記可動フロア調整機構30によって可動フロア10の位置が調整されるものである。
この構成によれば、シート4の着座面の位置と、可動フロア10の位置とが関連して調整(所定の関係で連動して調整)される。特に、可動フロア10の位置が調整できるので、体格が小さい乗員Sであっても足が充分にペダル9,51に届き、適切なペダル操作を確保することができ、また、シート4の着座面の位置が調整できるので、体格が小さい乗員Sであってもさらに充分な前方視界をより一層良好に確保することができる。
ここに、上記シート位置調整手段17によりシート4が後部下方から前部上方に移動する時、可動フロア調整機構30によって可動フロア10が下方から上方に移動されるものである。
この構成によれば、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とをより一層良好に両立することができる。
さらに、上記ペダル位置調整手段42,42Bはペダル9,51の操作角度およびペダルの踏面高さを調整すべく構成したものである。
この構成によれば、体格が大きく、かつ下肢が長い乗員Lの場合には、ペダル位置調整手段42,42Bによりペダル9,51踏面高さを低位置に調整することができ、体格が小さく、かつ下肢が短い乗員Sの場合には、ペダル位置調整手段42,42Bによりペダル9,51の踏面高さを高位置に調整することができ、体格が標準の乗員Mの場合には、ペダル9,51の踏面高さをこれらの中間位置に調整することができる。
このように、ペダル9,51の操作角度の調整に加えて、ぺダル9,51の踏面高さが調整できるので、ペダルセンタを踏むことができる等、ペダル9,51の操作性がさらに向上する。
加えて、上記可動フロア調整機構30は可動フロア10の上下位置および角度を調整すべく構成したものである。
この構成によれば、可動フロア調整機構30は、フロア10の上下位置(いわゆる高さ調整)のみならず、可動フロア10の角度をも調整するので、可動フロア10の上下動時にペダル9,51と可動フロア10との成す角度をほぼ一定に保つことができ、乗員の靴の大きさや踵の長さが多少変化しても、適切な位置(ペダルセンタ参照)でペダル9,51が踏めて、ばらつきを吸収することができる。
また、上記シート位置調整手段17はシート4の座面角度、座面前後位置および座面上下位置を調整すべく構成したものである。
この構成によれば、体格が小さい乗員Sの場合には、シート位置調整手段17によりシート4の座面を前方上部に調整することができ、体格が大きい乗員Lの場合には、シート位置調整手段17によりシート4の座面を後方下部に調整することができ、体格が標準の乗員Mの場合にはこれらの中間位置に調整することができる。
このように上述のシート4の着座面の角度、ペダル9,51の操作角度に加えてシート4の座面前後位置および座面上下位置が調整できるので、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの脚部角度とペダル操作方向のより一層良好な最適化が達成できると共に、体格の差異に関係なく適切な前方視界の確保ができ、特に体格が小さい乗員Sの前方視界のさらなる向上を図ることができる。
しかも、上記運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B参照)は、上記シート位置調整手段17と上記ペダル位置調整手段42,42Bと上記可動フロア調整機構30とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成したものである。
上述の所定の関係は、シート4が下部から斜め上方前部に移動する時、可動フロア10は下方から上方に移動し、ペダル9,51はその回動センタ8を中心として乗員に近づく方向へ回動し、シート4が上部から斜め下方後部に移動する時、可動フロア10は上方から下方に移動し、ペダル9,51はその回動センタ8を中心として乗員から遠ざかる方向へ回動する関係に設定されている。
この構成によれば、シート位置調整手段17とペダル位置調整手段42,42Bと可動フロア調整機構30とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら各手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B参照)のみを操作すればよく、操作性の向上を図ることができる。
図15、図16、図17は上述の車両の運転姿勢調整装置により同じ体格の前席乗員Xがスポーツモード、セダンモード、RVモード(リクリエーショナル・ビークル・モード)を選定した場合を示し、シートクッション1およびアクセルペダル9をそれぞれ位置a,hに選定(但し、図示の便宜上、可動フロア10の選定位置については、その図示を省略している)すると、図15に示すように、スポーツモード態様と成すことができ、それぞれ位置b,iに選定すると、図16に示すように、セダンモード態様と成すことができ、それぞれ位置c,jに選定すると図17に示すように、RVモード態様と成すことができ、特に図17に示す状態を選定した場合には後席乗員Yの充分広い足元スペースの確保、並びに後席空間の拡大、パッケージ効率のさらなる向上を図ることができる。
図18〜図21は車両の運転姿勢調整装置の他の実施例を示し、先の実施例においてはシート位置調整手段17におけるギヤボックス22内のピニオン26(またはウオーム)を、爪車24に連動されたレバー23により手動操作すべく構成したが、図18〜図21で示すこの実施例においてはピニオン26またはウオームをモータ60(可逆モータ)で駆動すべく構成すると共に、シートフレーム16にはスイッチボックス61を設け、このスイッチボックス61にモータ60を正方向に回転させる第1スイッチ62(モータ正転用スイッチ)と、モータ60を逆方向に回転させる第2スイッチ63(モータ逆転用スイッチ)とを取付けたものである。
換言すれば、モータ正逆用の第1および第2の各スイッチ62,63とフレキシブルシャフト29,29A,29Bとによって、シート位置調整手段17、可動フロア調整機構30、ペダル位置調整手段42,42Bを操作可能な電動タイプの運転姿勢調整操作手段を構成したものである。
このように運転姿勢調整操作手段を電動タイプに構成しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図18、図19、図20、図21において図5、図6、図7、図8と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図22〜図27は可動フロア調整機構の他の実施例を示すものである。
図22に示す可動フロア調整機構64は、可動フロア10の下面にネジ孔65aを有する複数のガイド筒65を固定し、これら各ネジ孔65aに螺合させた複数のスクリュ66(ネジ軸)の下部に従動ベベルギヤ67を一体的に嵌合する一方、フレキシブルシャフト29の所定箇所には、これら従動ベベルギヤ67に噛合する原動ベベルギヤ68を取付け、フレキシブルシャフト29の回転時に、各要素68,67,66,65a,65を介して、可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図22に示す可動フロア調整機構64においては、ペダル9,51を操作する乗員の踵が上載される可動フロア10を水平方向に上下動させることができる。
図23に示す可動フロア調整機構69は、可動フロア10の下面に支持ブラケット70,70を取付ける一方、固定構造のフロアパネル7(前図参照)側には支持部材71を設けて、X字状に組合わせた2つのリンク72,73の両端部を、支持ブラケット70および支持部材71のそれぞれの長孔70a,71aに対してピン連結し、フレキシブルシャフト29を2つのリンク72,73の交差部に配設し、このフレキシブルシャフト29の回転力を2つのリンク72,73のうちの一方のリンク72にのみ動力伝達すべく構成し、このフレキシブルシャフト29の回転時に、各リンク72,73を介して可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図23に示す可動フロア調整機構69においては、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの踵が上載される可動フロア10を水平方向に上下動させることができる。
図24に示す可動フロア調整機構74は、可動フロア10の下面に複数のラック部材75,75を固定する一方、これら各ラック部材75,75と対応するフレキシブルシャフト29の所定箇所には、ラック部材75,75に噛合するピニオン76,76またはウオームを取付けて、フレキシブルシャフト29の回転時に、ラック&ピニオン機構を介して可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図24に示す可動フロア調整機構74においては、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの踵が上載される可動フロア10を水平方向に上下動させることができる。
図25〜図27に示す可動フロア調整機構77は、移動可能な可動フロア10の下面前後に支持ブラケット78,79を取付ける一方、固定構造のフロアパネル7(前図参照)側には支持部材80を固定して、支持部材80の前部と、可動フロア10の後部のブラケット79における長孔79aとの間にリンク81をピン連結し、支持部材80後部の長孔80aと、可動フロア10側の前部のブラケット78との間に別のリンク82をピン連結している。
そして、上述の2つの各リンク81,82をX字状に組合わせた交差部にフレキシブルシャフト29を配設するが、交差部とリンク81,82前端との間が、交差部とリンク81,82後端との間よりも短くなるように設定している。
また、上述の交差部に配設したフレキシブルシャフト29の回転力を2つのリンク81,82のうちの一方のリンク81にのみ動力伝達すべく構成し、このフレキシブルシャフト29の回転時に、各リンク81,82を介して可動フロア10を図25、図26、図27に示す各位置d,f,gに上下動および角度変位すべく構成したものである。
この図25〜図27に示す可動フロア調整機構77においては、交差部のオフセット配置により、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの踵が上載される可動フロア10を図4で示したように上下位置調整および角度調整することができる。つまり図25に示す低位置dにおいては可動フロア10は前高後低状に傾斜し、図26に示す中間位置fにおいては可動フロア10はほぼ水平状となり、図27に示す高位置gにおいては可動フロア10は前低後高状に傾斜する。なお、図25〜図27において矢印Fは車両前方を示すものである。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の乗員の脚部が載置されるフロアは、実施例の可動フロア10に対応し、以下同様に、
フロア位置調整手段は、可動フロア調整機構30に対応し、
運転姿勢調整操作手段は、レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B、第1スイッチ62、第2スイッチ63に対応し、
ペダルは、アクセルペダル9、ブレーキペダル51に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば上述の実施例の構成をアクセルペダル、ブレーキペダルおよびクラッチペダルを備えたメカニカルトランスミッション方式の車両いわゆるMT車に適用してもよいことは勿論である。
本発明の車両の運転姿勢調整装置を示す側面図。 ヒップポイント設定時の説明図。 シート位置調整手段によるシートの調整を示す側面図。 可動フロアとペダルの連動調整を示す側面図。 車両の運転姿勢調整装置の具体的構造を示す側面図。 シートの低位置を示す側面図。 シートの中間位置を示す側面図。 シートの高位置を示す側面図。 可動フロアの低位置を示す側面図。 可動フロアの中間位置を示す側面図。 可動フロアの高位置を示す側面図。 ペダル位置調整手段を示す斜視図。 図12の要部断面図。 フレキシブルシャフトによる両ペダルの位置調整構造を示す系統図。 スポーツモード態様の説明図。 セダンモード態様の説明図。 RVモード態様の説明図。 車両の運転姿勢調整装置の他の実施例を示す側面図。 シートの低位置を示す側面図。 シートの中間位置を示す側面図。 シートの高位置を示す側面図。 可動フロア調整機構の他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す側面図。 可動フロアの中間位置を示す側面図。 車両の運転姿勢調整装置のさらに他の実施例を示す側面図。 従来の車両の問題点を示す側面図。 従来の車両のシート調整を示す側面図。 従来の車両の運転姿勢調整装置を示す側面図。
符号の説明
4…シート
8…回動センタ
9,51…ペダル
10…可動フロア
17…シート位置調整手段
23…レバー(運転姿勢調整操作手段)
29,29A,29B…フレキシブルシャフト(運転姿勢調整操作手段)
30…可動フロア調整機構(フロア位置調整手段)
42,42B…ペダル位置調整手段
62、63…スイッチ(運転姿勢調整操作手段)
64、69、74、77…可動フロア調整機構(フロア位置調整手段)

Claims (10)

  1. 乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、
    乗員が着座するシートの着座面の位置を調整可能なシート位置調整手段と、
    乗員の脚部によって操作されるペダルの操作角度を調整可能なペダル位置調整手段と、
    ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるフロアの位置を調整可能なフロア位置調整手段とを備え、
    所定の乗員姿勢を維持した状態下においてペダルの回動センタを中心とする円弧に沿って乗員が移動し得るようにシート、ペダルおよびフロアを調整すると共に、上記ペダル位置調整手段とフロア位置調整手段とを所定の関係で連動して調整する運転姿勢調整操作手段を備えた
    車両の運転姿勢調整装置。
  2. 上記所定の関係は、ペダル位置調整手段によりペダルが回動センタを支点として乗員に近づく方向に移動される時、フロア位置調整手段によりフロアが下部から上部に移動されるように設定した
    請求項1記載の車両の運転姿勢調整装置。
  3. 上記シート位置調整手段の位置調整に関連して、上記ペダル位置調整手段によってペダル位置が調整される
    請求項1記載の車両の運転姿勢調整装置。
  4. 上記シート位置調整手段によりシートが後部下方から前部上方に移動する時、ペダル位置調整手段によって上記ペダルが乗員に近づく方向に移動される
    請求項3記載の車両の運転姿勢調整装置。
  5. 上記シート位置調整手段の位置調整に関連して、上記フロア位置調整手段によってフロア位置が調整される
    請求項1または3記載の車両の運転姿勢調整装置。
  6. 上記シート位置調整手段によりシートが後部下方から前部上方に移動する時、フロア位置調整手段によってフロアが下方から上方に移動される
    請求項5記載の車両の運転姿勢調整装置。
  7. 上記ペダル位置調整手段はペダルの操作角度およびペダルの踏面高さを調整すべく構成した
    請求項1〜6の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  8. 上記フロア位置調整手段はフロアの上下位置および角度を調整すべく構成した
    請求項1〜7の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  9. 上記シート位置調整手段はシートの座面角度、座面前後位置および座面上下位置を調整すべく構成した
    請求項1〜8の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  10. 上記運転姿勢調整操作手段は、上記シート位置調整手段と上記ペダル位置調整手段と上記フロア位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成した
    請求項1〜9の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
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