JP3962236B2 - 船舶制御システム、船舶への制御入力システム、船舶制御装置 - Google Patents

船舶制御システム、船舶への制御入力システム、船舶制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶を制御するための船舶制御システム、船舶への制御入力システム、および船舶制御装置に係り、特に、ユーザに、より便宜を与えるのに適する船舶制御システム、船舶への制御入力システム、および船舶制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶は、推進装置(例えば船外機)のパワー出力と操舵の操作により航走時の制御がなされ、また、推進装置などのこのような制御の前提として推進装置の始動/停止や操舵装置の操作ロック/操作ロック解除の動作がなされる。これらのすべての操作、動作はユーザの意志に基づき行なわれる。例えば、パワー出力であればスロットル操作レバーを動かすことにより、操舵であればステアリングハンドルを切ることにより、推進装置の始動/停止や操舵装置の操作ロック/操作ロック解除であればキー操作により、それぞれ行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの操作、動作は結局のところユーザにとって使いやすくまたはユーザの直接の操作によらなくてもユーザの意志に反することなく動作するようになっているのが、ユーザにとって好ましい。すなわち、この点に従う限り、より多くの便宜が提供され得る船舶は、ユーザのニーズに合致したものということができる。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、正当な操船権限を有する者にとって船舶を扱いやすくし得る船舶制御システム、船舶への制御入力システム、および船舶制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る船舶への制御入力システムは、発信装置と、前記発信装置から無線で接続され得る船舶制御装置とを具備し、前記発信装置は、識別符号を保持する記憶部と、前記保持された識別符号を無線信号に含めて発信する発信部とを備え、前記船舶制御装置は、前記発信装置からの前記無線信号を受信する受信部と、前記受信部に接続されたLANと、前記LANを介して前記受信された信の供給を受け、該信号に含まれる前記識別符号を認識する手段と、前記認識された識別符号が特定のものであるか判断する手段と、前記判断の結果前記認識された識別符合が前記特定のものである場合に、少なくとも船舶の操作ロックを解除する信号を前記LANに出力する出力部と、前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされる操舵部と、前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされるシフト・スロットル操作部とを備えることを特徴とする。
【0006】
このシステムでは、発信装置に識別符号が保持されており、無線でこの識別符号情報が船舶制御装置に伝送される。船舶制御装置では識別符号の正当性を点検し、問題がなければ少なくとも船舶の操作ロックを解除する信号が出力される。これによれば、ユーザはキー操作をするまでもなく発信装置を携行して船舶に接近するだけで操船準備完了の状況に船舶を至らせることができる。よって、正当な操船権限を有する者にとって船舶を扱いやすくすることができる。
【0007】
なお、操作ロックの解除信号とともにエンジンの始動を行なう信号や、各ぎ装部品・機器などを使用可能な状態に至らせる信号を出力するようにしてもよい。発信装置は、携行に適する形状、例えばカード状に構成することができる。発信装置の発する無線信号の強度は例えばごく弱く船舶制御装置から1m程度以内でのみ船舶制御装置に正常に伝送され得る程度でよい。
【0008】
また、識別符号をユーザに特有なものにすることによれば、同一の船舶を特定の複数の者により使用する場合に好都合である。識別符号の認識によりどのユーザが操船しようとするのかを船舶制御装置が検知することができ、これにより、例えば操船特性(例えばスロットル操作レバーの倒れ角に対するスロットル開度特性など)をあらかじめユーザごとに設定されたものにする信号を発するということもできる。
【0009】
また、識別符号の伝送について、あらかじめ決められた規則によりその暗号化されたものを用いるようにすれば、容易には発信装置のコピーを作成することができなくなり、よりセキュリティを増すことも可能である。「あらかじめ決められた規則」は、暗号化・復号化のキーに相当するものであるが、これには周知の各種のものを用いることができる。
【0010】
本発明に係る船舶制御装置は、発信装置からの無線信号を受信する受信部と、前記受信部に接続されたLANと、前記LANを介して前記受信された信の供給を受け、該信号に含まれる前記識別符号を認識する手段と、前記認識された識別符号が特定のものであるか判断する手段と、前記判断の結果前記認識された識別符合が前記特定のものである場合に、少なくとも船舶の操作ロックを解除する信号を前記LANに出力する出力部と、前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされる操舵部と、前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされるシフト・スロットル操作部とを具備することを特徴とする。上記の船舶への制御入力システムにおける船舶制御装置である。
【0025】
また、本発明に係る船舶制御システムは、ソナー発信装置と、前記ソナー発信装置に情報接続された船舶制御装置と、前記船舶制御装置に情報接続されたエンジン制御装置と、前記船舶制御装置に情報接続された操舵装置とを具備し、前記ソナー発信装置は、ソナーを発信するソナー発信部と、前記発信されたソナーの反射波を受信するソナー受信部と、前記受信されたソナー反射波から人影を認識する手段と、前記認識された人影に係る人の方向を特定する手段とを備え、前記船舶制御装置は、前記特定された人の方向に沿って水面上を操船させるためのエンジン制御信号と操舵制御信号とを生成する手段と、前記生成されたエンジン制御信号を前記エンジン制御装置に出力する出力部と、前記生成された操舵制御信号を前記操舵装置に出力する第2の出力部とを備え、前記エンジン制御装置は、前記船舶制御装置からのエンジン制御信号に基づきエンジンを操作する操作部を備え、前記操舵装置は、前記船舶制御装置からの操舵制御信号に基づき操舵する操舵部を備えることを特徴とする。
【0026】
このシステムでは、ソナー発信装置からソナーが発信され、その反射波を捉えて人影の認識を行ない、人が位置する方向を検知する。そして、検知された方向にそって水面上を操船させるためのエンジン制御信号と操舵制御信号とが生成される。さらに生成されたエンジン制御信号と操舵制御信号とに基づきエンジン制御装置と操舵装置とがそれぞれ作動する。これによれば、上記システムとは異なる方法により、操船者がダイビングを行なっていて水中を移動している場合に自動的に船舶をこれに追尾させることができる。よって、正当な操船権限を有する者がダイビングなどを行なっている場合にも都合よく船舶を操れることになる。副次的にはダイビングを行なう者が操船者でない場合にも適用できる。
【0027】
また、本発明に係る船舶制御システムは、ソナー発信装置と、前記ソナー発信装置に情報接続された船舶制御装置とを具備し、前記ソナー発信装置は、ソナーを発信するソナー発信部と、前記発信されたソナーの反射波を受信するソナー受信部と、前記受信されたソナー反射波から人影を認識する手段と、前記認識された人影に係る人の方向を特定する手段とを備え、前記船舶制御装置は、前記特定された人の方向に沿って水面上を操船させるためのエンジン制御信号と操舵制御信号とを生成する手段と、前記生成されたエンジン制御信号を前記エンジン制御装置に出力する出力部と、前記生成された操舵制御信号を前記操舵装置に出力する第2の出力部とを備えることを特徴とする。上記の船舶制御システムにおけるソナー発信装置と船舶制御装置からなるサブシステムである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る船舶への制御入力システムを装備した船舶の構成を示す図である。この実施形態は、ID(識別符号)カード3を携行する者が船体1に接近することにより自動的に操舵部12およびシフト・スロットル操作部14の操作ロックを解除し、また自動的にエンジン始動装置(キー入力部15、スタータリレー19、スタータモータ23)の始動禁止状態を解除するものである。さらに自動的にスタータリレー19をオンにしてスタータモータ23を回転させエンジン21を始動させるように構成することも可能である。
【0029】
同図に示すように、この船舶は船体1と船外機2により構成され、船体1にはLAN11が装備される。LAN11には、船内構成として、操舵部12、シフトスロットル操作部14、キー入力部15、受信部16、処理・出力部17が接続される。また、船外機2にはエンジン21、エンジン制御ユニット22、スタータモータ23が備えられる。エンジン制御ユニット22は、船内のLAN11にも接続される。なお、LAN11には、周知のハードウエア規格およびプロトコルを用いることができる。
【0030】
キー入力部15は、LAN11に接続されるとともに、スタータリレー19を作動させ、これによりスタータモータ23に電力が供給されエンジンを始動する。スタータリレー19は、バッテリ18からスタータモータ23に導かれる電源線に設けられる。バッテリ18からの電源線には、これ以外に電装各部が接続される。
【0031】
操舵部12は、ステアリング13(ステアリングハンドル)の操作を読み取りこれを機械的な変位に変換してステアリングケーブル20を介して船外機2による操舵を仲介する。
【0032】
図2は、図1に示した各構成をブロックとして表現した図であり、同一構成には同一符号が付されている。図2に示すように、操舵部12には、その内部構成として、ステアリング13のハンドル角を検出するハンドル角検出部12aと、検出されたハンドル角に対応する変位を発生するアクチュエータ12bとが設けられる。発生された変位はすでに説明のようにステアリングケーブル20に伝達され、さらに船外機2に伝えられる。
【0033】
また、シフト・スロットル操作部14には、その内部構成として、シフト操作をLAN11を介してエンジン制御ユニット22に送信するシフト操作送信部14aと、スロットル操作をLAN11を介してエンジン制御ユニット22に送信するスロットル操作送信部14bとが設けられる。シフト・スロットル操作部14におけるシフト操作、スロットル操作は、例えばレバーの倒れ角によって入力される。レバーを前方に一定量倒したときにシフトを中立から正転(前進)とし、さらに倒すに従ってスロットル開度を大きくするスロットル操作となる。また、レバーを後方に一定量倒したときにシフトを中立から逆転(後退)とし、さらに倒すに従ってスロットル開度を大きくするスロットル操作となる。
【0034】
エンジン制御ユニット22は、シフト・スロットル操作部14からのシフト操作の情報、スロットル操作の情報に従って、スロットル弁(図示せず)の開閉、およびシフト機構(図示せず)の動作を行なう機械的変位をアクチュエータ(図示せず)に発生させるための信号を出力する。エンジン21からは、スロットル弁の開閉状態、シフト状態、回転速度などが各センサ(図示せず)によってセンシングされエンジン制御ユニット22に供給される。エンジン制御ユニット22は、これにより自身のエンジン21への制御状態を検知できる。
【0035】
キー入力部15は、通常のキー入力により、スタータリレー19、スタータモータ23を介してエンジン21を始動させるものであるが、さらに、LAN11に接続されることにより、エンジン21の停止時に、操舵部12およびシフト・スロットル操作部14の操作をロックする。すなわち、操船するための機器を操作ロックすることによりセキュリティを増すものである。
【0036】
以上説明のような前提となる各構成に加えて受信部16および処理・出力部17がLAN11に設けられる。受信部16は、IDカード3からの無線信号を受信してLAN11を介してその信号を処理・出力部17に供給する。処理・出力部17は、供給された信号について処理を行ない、所定の場合にはLAN11を介して操舵部12、シフト・スロットル操作部14、およびキー入力部15に向けて操作ロックを解除するための出力を行なう。さらに、キー入力部15に向けてスタータリレー19をオンさせるための信号を出力してもよい。
【0037】
IDカード3は、例えばユーザに特有の情報を保持し、その情報を無線信号として送出可能な発信装置である。形状としては、携行に便宜があるカード状にする他に、スティック状、ブロック状など適宜選択してよい。
【0038】
図3は、図1、図2において説明した処理・出力部17の内部構成を示す図である。図3に示すように、処理・出力部17は処理部17a、通信インターフェース17b、メモリ17cを有する。処理部17aは、通信インターフェース17bを介して得られた情報やメモリ17cに記憶された情報を用いて所定の演算を行なうものである。通信インターフェース17bは、LAN11と処理部17aとの情報通信の仲介を行なうものであり、特に処理・出力部17からLAN11に情報を出力する場合には出力部として機能する。メモリ17cは、処理部17aでの処理に必要な情報を格納するものである。
【0039】
なお、処理・出力部17には、例えば汎用のコンピュータを利用することが可能であり、この場合には、処理部17aは、マイクロプロセサなどのハードウエアと制御プログラムなどのソフトウエアにより構成される。また、処理・出力部17は、このようなハードウエアとソフトウエアとが組み込まれた専用の機器として装備されてもよい。
【0040】
図4は、図1、図2において説明したIDカード3の内部構成を示す図である。図4に示すように、IDカード3はID保持部3aと発信部3bとを有する。ID保持部3aは、例えばユーザに特有のIDを保持する不揮発性のメモリであり、その保持された情報は発信部3bに供給される。発信部3bは、供給された情報を発信する。なお、ID保持部3aには、さらにIDを暗号化するための情報を格納するようにしてもよい。この場合にはこれにより暗号化されたIDが発信部3bに供給される。
【0041】
次に、図1ないし図4を用いて説明した実施形態における特有の動作について図5をも参照して説明する。図5は、図1ないし図4を用いて説明した実施形態の処理・出力部17におけるキー操作によらない操舵部12およびシフト・スロットル操作部14の操作ロック解除の動作フローを示す流れ図である。
【0042】
ユーザがIDカード3を携行して船体1に接近すると、IDカード3から発信される識別符号を含む無線信号が受信部16に受信される。受信部16で受信された信号はLAN11を介して処理・出力部17に転送される(ステップ51)。
【0043】
処理・出力部17の処理部17aでは、転送された信号に含まれる識別符号が認識される(ステップ52)。この際、識別符号が暗号化されている場合にはその復号化を伴う。認識のあと、その識別符号が特定の情報と一致するか否かが判断される(ステップ53)。特定の情報すなわち照合のもととなる情報はあらかじめメモリ17cに格納しておく。
【0044】
認識された識別符号が特定のものでない場合は何も行なわずに最初の状態に戻る。特定のものである場合には操舵部12およびシフト・スロットル操作部14に向けてそれらの操作ロックを解除するための信号を出力する(ステップ54)。出力された信号はLAN11を介して操舵部12、シフト・スロットル操作部14に伝送され、それらが通常の動作可能状態にされる。さらに、キー操作部15にも信号を出力し、すでに説明のようにエンジン21を始動するようにしてもよい。
【0045】
以上説明のように、この実施形態では、ユーザはキー操作をするまでもなく発信装置としてのIDカード3を携行して船舶に接近するだけで操船準備完了の状況に船舶を至らせることができる。よって、正当な操船権限を有する者にとって船舶を扱いやすくすることができる。なお、以上の説明では、操舵部12およびシフト・スロットル操作部14などに対して自動的に操作ロックの解除を行なう動作を説明したが、これ以外の機器や部品についても操作ロックできるようにしておき、その解除を同様に自動的に行なうようにしてもよい。その際、処理・出力部17とその機器や部品との接続はLAN11によらず個別の接続としてもよい。
【0046】
次に説明する図6ないし図9を参照する例は、その記述にかかわらず本発明の実施形態ではなく参考例である。次に、図6を参照して本発明の別の実施形態を説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図である。同図において、すでに説明した構成要素と同一の要素には同一番号を付し、その説明を省略する。この実施形態は、IDカード31を携行する者(操船者)が過って落水した場合に自動的に船舶を落水者の付近まで帰還させるものである。
【0047】
IDカード31は、先の実施形態で説明したIDカード3と同様な発信機能を有するものでもよいが、ここでは、識別符号の発信機能がなく、さらに落水時に船舶に設定される制御モードを解除するための信号の出力機能を有するものを用いるとして説明する。
【0048】
この実施形態の先に説明した実施形態との構成上の違いは、LAN11に新たにGPS装置61、報知部62が接続され、すでに説明した処理・出力部17が処理手順の異なる処理・出力部17Aに置き換えられることである。処理・出力部17Aの内部構成は、図3において説明したものと同様なものとすることができる。なお、キー入力部15、バッテリ18、スタータリレー19、スタータモータ23は図示されないが、これは説明の簡単化のためであり、すでに説明した機能を得るためにあってもよい。
【0049】
図7は、図6に示した各構成をブロックとして表現した図であり、同一構成には同一符号が付されている。すでに説明した構成はその説明を省略する。図7に示すように、エンジン制御ユニット22には、アクチュエータ22aが存在するとしているが、これはすでに説明した機能を図示したものである。
【0050】
GPS装置61は、GPS衛星からの電波を用いて船舶の現在位置を求め出力するものである。報知部62は、処理・出力部17Aの出力する報知信号を受け取りこれを人の感覚に訴える情報(例えば警告音、パトランプ点灯など)に変換するものである。
【0051】
図8は、図6、図7において説明したIDカード31の内部構成を示す図である。図8に示すように、IDカード31は、発信部31aと解除信号発生指示部31bを有する。発信部31aは、無線信号を発生し、発生された無線信号は受信部16に受信され得る。解除信号発生指示部31bは、例えば、タッチボタンを有し、人がこれを押すことにより船舶に設定されていた制御モードを解除するための信号が発生される。発生された信号は、発信部31aから受信部16に無線伝達される。
【0052】
次に、図6ないし図8を用いて説明した実施形態における特有の動作について図9をも参照して説明する。図9は、図6ないし図8を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Aにおける動作フローを示す流れ図である。
【0053】
操船者は、IDカード31を救命ジャケットやライフベストなどに保持する。これにより、IDカード31から発信されたごく弱い無線信号が受信部16に受信される。受信部16は、受信された無線信号を処理・出力部17Aに転送する(ステップ91)。処理・出力部17Aは、転送された信号の強度を検出する(ステップ92)。この強度検出は種々の方法を用いることができるが、例えば、実質的に信号のSN(signal/noise)品質を検出することによってなすことができる。
【0054】
信号強度が所定値より低下していない場合には、何もせずに最初に戻るが、所定値より低下していると判断される場合には、操船者が落水したものとして次段階の処理に移行する(ステップ93)。なお、信号強度が所定値より低下すると判断されるのは、例えば、受信部16とIDカード31との距離が5〜10m程度以上離れたときとなるように設定しておくと、誤動作を避ける意味で好ましい。
【0055】
次段階の処理としては、最初に、信号強度が所定値より低下した時点のGPS装置61が出力する船舶位置Pを記憶する(ステップ94)。船舶を帰還させるための基準位置とするためである。なお、記憶は、処理・出力部17Aが有するメモリ17cに対し行なうことができる。また、実際には、「信号強度が所定値より低下した時点」と落水という事実が生じた時点とは多少異なり、後者の方が少し早いのでその分だけ遡って船舶位置を記憶するようにしてもよい。
【0056】
次に、時々刻々の船舶位置をGPS装置61から得るとともに、上記の位置Pとの差を考慮に入れて、船舶を位置Pに帰還させるためのエンジン制御信号(シフト状態、スロットル開度状態)、操舵制御信号を演算・生成する(ステップ95)。このとき、よりその精度を高めるためには、エンジン21のシフト状態、スロットル開度状態、回転速度などの情報をエンジン制御ユニット22、LAN11を介して処理・出力部17Aが得るようにしてもよい。
【0057】
生成されたエンジン制御信号、操舵制御信号は、逐次、エンジン制御ユニット22、操舵部12にそれぞれ出力される(ステップ96)。これにより、エンジン制御ユニット22はエンジン21を制御し、操舵部12は、船外機2にはたらいてエンジン21の出力の操舵を行う。すなわち、この状態においては、処理・出力部17Aが、シフト・スロットル操作部14およびステアリング13の入力になり代わり機能するものである。なお、この状態において処理・出力部17Aは、報知部62に対して落水者の追尾モードである旨を発するよう出力を行なってもよい。落水者から船舶の挙動を確認し易くする効果がある。
【0058】
以上のようにして位置Pに船舶が帰還されたならば、さらにエンジン21の回転数を下げ落水者が帰船しやすい状態に移行するようにしてもよい。帰船した乗船者はIDカード31の解除信号発生指示部31bを操作し、これにより、その旨は受信部16により受信され処理・出力部17Aに転送される。処理・出力部17Aは、落水者の追尾動作モードを解除し、これにより船舶は通常動作に戻る(ステップ97)。なお、このような追尾動作モードの解除は、IDカード31によらず、処理・出力部17Aに解除入力部を設けて行なうようにしてもよい。
【0059】
以上説明のように、この実施形態によれば、操船者が落水した場合に自動的に船舶を落水地点近くに帰還させることができ、正当な操船権限を有する者にとって落水という状況下でも都合よく船舶を操れることになる。
【0060】
次に説明する図10ないし図13を参照する例は、その記述にかかわらず本発明の実施形態ではなく参考例である。次に、図10を参照して本発明のさらに別の実施形態を説明する。図10は、本発明の別の実施形態に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図である。同図において、すでに説明した構成要素と同一の要素には同一番号を付し、その説明を省略する。この実施形態も、IDカード32を携行する者(操船者)が過って落水した場合に自動的に船舶を落水者の付近まで帰還させるものである。
【0061】
IDカード32は、先の実施形態で説明したIDカード3と同様な発信機能を有するものでもよいが、ここでは、識別符号の発信機能がなく、さらに落水時に船舶に設定される制御モードを解除するための信号の出力機能を有するものを用いるとして説明する。また、さらにIDカード32は、この実施形態に特有の機能として誘導信号発生指示部を有し、発生されたその信号が発信部より発信されるように構成される。IDカード32の内部構成については後述する。
【0062】
この実施形態の先に説明した実施形態(図6ないし図9)との構成上の違いは、LAN11にGPS装置61が必要なく、さらに処理・出力部17Aが処理手順の異なる処理・出力部17Bに、受信部16が指向性アンテナ群110を備えた受信部16aに、それぞれ置き換えられることである。処理・出力部17Bの内部構成は、図3において説明したものと同様なものとすることができる。
【0063】
図11は、図10に示した各構成をブロックとして表現した図であり、同一構成には同一符号が付されている。すでに説明した構成はその説明を省略する。図11に示すように、受信部16aは、指向性アンテナ群110を伴っており、これは船体1の特に水平各方向に指向性を有しているものである。
【0064】
図12は、図10、図11において説明したIDカード32の内部構成を示す図である。図12に示すように、IDカード32は、発信部32aと誘導信号発生指示部32cと解除信号発生指示部32cとを有する。発信部32aは、無線信号を発生し、発生された無線信号は指向性アンテナ群110を介して受信部16aに受信され得る。
【0065】
誘導信号発生指示部32bは、例えば、タッチボタンを有し、人がこれを押すことにより船舶に発信位置を認識させるための信号(誘導信号)が発生される。発生された信号は、発信部32aから指向性アンテナ群110を介して受信部16aに無線伝達される。この誘導信号は、落水を検出するのに用いる信号(すでに説明したもの)より強度の大きな信号であり、落水者から船舶の距離がある程度(例えば数百m)まで離れても受信部16aに到達し得るものである。なお、解除信号発生指示部32cは、すでに図8で説明した解除信号発生指示部31bと同様のものである。
【0066】
図10ないし図12を用いて説明した実施形態における特有の動作について図13をも参照して説明する。図13は、図10ないし図12を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Bにおける動作フローを示す流れ図である。図13において、ステップ91ないし93、ステップ96、97は、図9に示したものと同様である。
【0067】
ステップ93により落水が検出されると、次段階の処理として、最初に、処理・出力部17Bは、受信部16aからの誘導信号の転送を待つ。なお、落水が検出された時点でとりあえずエンジン21の出力を下げるべく処理・出力部17Bからエンジン制御ユニット22に指令を出力してもよい。誘導信号は、落水した操船者が救命ジャケットやライフベストなどに保持するIDカード32の誘導信号発生指示部32bを操作することにより、船舶に向かって発信されるものである。
【0068】
発信された誘導信号は、指向性アンテナ群110の各アンテナで受信されるが、そのうち指向性に一致する無線信号を受信したアンテナでの受信強度が大きくなる。各アンテナでの受信信号は受信部16aから処理・出力部17Bに送られる。よって、どのアンテナでの受信強度が大きいかにより処理・出力部17Bは落水者の方向を特定することができる(ステップ131)。その際、受信強度によりその距離もある程度は特定できる。
【0069】
次に、特定された落水者の位置に基づき、船舶をその位置に帰還させるためのエンジン制御信号(シフト状態、スロットル開度状態)、操舵制御信号を演算・生成する(ステップ132)。このとき、よりその精度を高めるためには、エンジン21のシフト状態、スロットル開度状態、回転速度などの情報をエンジン制御ユニット22、LAN11を介して処理・出力部17Bが得るようにしてもよい。また、落水者は、適宜、複数回にわたり誘導信号を発信するようIDカード32を操作してもよい。
【0070】
生成されたエンジン制御信号、操舵制御信号は、逐次、エンジン制御ユニット22、操舵部12にそれぞれ出力される(ステップ96)。以降は、図9における説明と同様である。
【0071】
以上説明のように、この実施形態によっても、操船者が落水した場合に自動的に船舶を落水地点近くに帰還させることができ、正当な操船権限を有する者にとって落水という状況下でも都合よく船舶を操れることになる。
【0072】
次に説明する図14ないし図16を参照する例は、その記述にかかわらず本発明の実施形態ではなく参考例である。次に、図14を参照して本発明のさらに別の実施形態を説明する。図14は、本発明のさらに別の実施形態に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図である。同図において、すでに説明した構成要素と同一の要素には同一番号を付し、その説明を省略する。この実施形態は、発信カード33を携行する者がダイビングで船舶を離れる場合に自動的に船舶を動かしてダイバーの真上付近にこれを待機させるものである。発信カード33は、特に水中での減衰が小さい無線信号を発するものが好ましく例えばここでは超音波を発するものとして説明する。
【0073】
この実施形態の先に説明した実施形態(図10ないし図13)との構成上の違いは、処理・出力部17Bが処理手順の異なる処理・出力部17Cに、受信部16aが超音波受信アンテナ群140を備えた受信部16bに、それぞれ置き換えられることである。処理・出力部17Cの内部構成は、図3において説明したものと同様なものとすることができる。なお、キー入力部15、バッテリ18、スタータリレー19、スタータ23、GPS装置61、報知部62などは図示されないが、これは説明の簡単化のためであり、すでに説明した機能を備えるためにあってもよい。
【0074】
図15は、図14に示した各構成をブロックとして表現した図であり、同一構成には同一符号が付されている。すでに説明した構成はその説明を省略する。図15に示すように、受信部16bは、超音波受信アンテナ群140を伴っており、これは船体1の特に水平各方向(かつやや斜め下)に指向性を有しているものである。
【0075】
図14、図15を用いて説明した実施形態における特有の動作について図16をも参照して説明する。図16は、図14、図15を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Cにおける動作フローを示す流れ図である。
【0076】
ダイバーの携行する発信カード33が発する無線信号は水中を介して超音波受信アンテナ群140により受信される。その際、指向性に一致する無線信号を受信したアンテナでの受信強度が大きくなる。各アンテナでの受信信号は受信部16bから処理・出力部17Cに送られる(ステップ161)。よって、どのアンテナでの受信強度が大きいかによりダイバーの水平方向を特定することができる(ステップ162)。
【0077】
次に、特定された方向に基づき、船舶をその位置に移動させるためのエンジン制御信号(シフト状態、スロットル開度状態)、操舵制御信号を演算・生成する(ステップ163)。このとき、よりその精度を高めるためには、エンジン21のシフト状態、スロットル開度状態、回転速度などの情報をエンジン制御ユニット22、LAN11を介して処理・出力部17Cが得るようにしてもよい。
【0078】
生成されたエンジン制御信号、操舵制御信号は、逐次、エンジン制御ユニット22、操舵部12にそれぞれ出力される(ステップ164)。これにより、ダイバーの移動に伴い船舶を追尾させることができる。
【0079】
以上説明のように、この実施形態によれば、操船者がダイビングを行なっていて水中を移動している場合に自動的に船舶をこれに追尾させることができる。よって、正当な操船権限を有する者がダイビングなどを行なっている場合にも都合よく船舶を操れることになる。副次的にはダイビングを行なう者が操船者でない場合にも適用できる。
【0080】
次に、図17を参照して本発明のさらに別の実施形態を説明する。図17は、本発明のさらに別の実施形態に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図である。同図において、すでに説明した構成要素と同一の要素には同一番号を付し、その説明を省略する。この実施形態は、操船者がダイビングで船舶を離れる場合に自動的に船舶を動かしてダイバー172の真上付近にこれを待機させるものである。その際、ダイバー172は先の実施形態のような発信カード33の携行を必要としない。
【0081】
この実施形態の先に説明した実施形態(図14ないし図16)との構成上の違いは、処理・出力部17Cが処理手順の異なる処理・出力部17Dに、超音波受信アンテナ群140を備えた受信部16bがソナー受発信アンテナ群を備えたソナー装置170に、それぞれ置き換えられることである。処理・出力部17Dの内部構成は、図3において説明したものと同様なものとすることができる。なお、キー入力部15、バッテリ18、スタータリレー19、スタータ23、GPS装置61、報知部62などは図示されないが、これは説明の簡単化のためであり、図14および図15に示す実施形態と同様に、すでに説明した機能を備えるためにあってもよい。
【0082】
図18は、図17に示した各構成をブロックとして表現した図であり、同一構成には同一符号が付されている。すでに説明した構成はその説明を省略する。図18に示すように、ソナー装置170は、ソナー受発信アンテナ群171を伴っている。なお、ソナー装置170には、例えば魚群探知機の主たる部分を流用することができる。
【0083】
図17、図18を用いて説明した実施形態における特有の動作について図119、図20をも参照して説明する。図19は、図17、図18を用いて説明した実施形態のソナー装置170における動作フローを示す流れ図である。図20は、図17、図18を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Dにおける動作フローを示す流れ図である。
【0084】
図19に示すように、ソナー装置170は、まずソナーを発射し反射波を捉える(ステップ191)。そして、捉えられた反射波から人影を検出する(ステップ192)。この検出は、例えば反射波のパターンを解析し、魚群とは異なる人特有のパターンを検知することにより行なうことができる。
【0085】
次に、検出された人影の方向を特定する(ステップ193)。これは魚群の検出の場合と同様である。そして、特定された方向を処理・出力部17Dに伝送する(ステップ194)。
【0086】
これに引き続き、処理・出力部17Dでは、図20に示すように、伝送された方向に基づき、船舶をその位置に移動させるためのエンジン制御信号(シフト状態、スロットル開度状態)、操舵制御信号を演算・生成する(ステップ201)。このとき、よりその精度を高めるためには、エンジン21のシフト状態、スロットル開度状態、回転速度などの情報をエンジン制御ユニット22、LAN11を介して処理・出力部17Dが得るようにしてもよい。
【0087】
生成されたエンジン制御信号、操舵制御信号は、逐次、エンジン制御ユニット22、操舵部12にそれぞれ出力される(ステップ202)。これにより、ダイバー172の移動に伴い船舶を追尾させることができる。
【0088】
以上説明のように、この実施形態によれば、先に説明した実施形態(図14ないし図16)と同様に、操船者がダイビングを行なっていて水中を移動している場合に自動的に船舶をこれに追尾させることができる。なお、この実施形態においては、ダイバー172が発信カード33を携行するようにし、船舶側では、図14、図15において説明したような構成を備えてその発信信号を受信するようにしてもよい。これによれば、ダイバーが複数ある場合においても特定のダイバーについて船舶を追尾させることができる。その際、発信カード33による方向検知はよりラフな仕様のもので済ますことができる。
【0089】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、船舶の操作ロックの自動的解除、ダイバーとしての操船者に船舶を追尾させることにより、正当な操船権限を有する者にとって船舶を扱いやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る船舶への制御入力システムを装備した船舶の構成を示す図。
【図2】 図1に示した各構成をブロックとして表現した図。
【図3】 図1、図2中において説明した処理・出力部17の内部構成を示す図。
【図4】 図1、図2中において説明したIDカード3の内部構成を示す図。
【図5】 図1ないし図4を用いて説明した実施形態の処理・出力部17におけるキー操作によらない操舵部12およびシフト・スロットル操作部14の操作ロック解除の動作フローを示す流れ図。
【図6】 参考例に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図。
【図7】 図6に示した各構成をブロックとして表現した図。
【図8】 図6、図7において説明したIDカード31の内部構成を示す図。
【図9】 図8を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Aにおける動作フローを示す流れ図。
【図10】 参考例に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図。
【図11】 図10に示した各構成をブロックとして表現した図。
【図12】 図10、図11において説明したIDカード32の内部構成を示す図。
【図13】 図10ないし図12を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Bにおける動作フローを示す流れ図。
【図14】 参考例に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図。
【図15】 図14に示した各構成をブロックとして表現した図。
【図16】 図14、図15を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Cにおける動作フローを示す流れ図。
【図17】 本発明の他の実施形態に係る船舶制御システムを装備した船舶の構成を示す図。
【図18】 図17に示した各構成をブロックとして表現した図。
【図19】 図17、図18を用いて説明した実施形態のソナー装置170における動作フローを示す流れ図。
【図20】 図17、図18を用いて説明した実施形態の処理・出力部17Dにおける動作フローを示す流れ図。
【符号の説明】
1…船体、2…船外機、3…IDカード、3a…ID保持部、3b…発信部、11…LAN、12…操舵部、12a…ハンドル角検出部、12b…ステアリングアクチュエータ、13…ステアリングハンドル、14…シフト・スロットル操作部、14a…シフト操作送信部、14b…スロットル操作送信部、15…キー入力部、16,16a,16b…受信部、17…処理・出力部、17a…処理部、17b…通信インターフェース、17c…メモリ、17A,17B,17C,17D…処理・出力部、18…バッテリ、19…スタータリレー、20…ステアリングケーブル、21…エンジン、22…エンジン制御ユニット、22a…アクチュエータ、23…スタータモータ、31…IDカード、31a…発信部、31b…解除信号発生指示部、32…IDカード、32a…発信部、32b…誘導信号発生指示部、32c…解除信号発生指示部、33…発信カード、61…GPS装置、62…報知部、110…指向性アンテナ群、140…超音波受信アンテナ群、170…ソナー装置、171…ソナー受発信アンテナ群、172…ダイバー

Claims (6)

  1. 発信装置と、前記発信装置から無線で接続され得る船舶制御装置とを具備し、
    前記発信装置は、
    識別符号を保持する記憶部と、
    前記保持された識別符号を無線信号に含めて発信する発信部とを備え、
    前記船舶制御装置は、
    前記発信装置からの前記無線信号を受信する受信部と、
    前記受信部に接続されたLANと、
    前記LANを介して前記受信された信の供給を受け、該信号に含まれる前記識別符号を認識する手段と、
    前記認識された識別符号が特定のものであるか判断する手段と、
    前記判断の結果前記認識された識別符合が前記特定のものである場合に、少なくとも船舶の操作ロックを解除する信号を前記LANに出力する出力部と
    前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされる操舵部と、
    前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされるシフト・スロットル操作部とを備えること
    を特徴とする船舶への制御入力システム。
  2. 発信装置からの無線信号を受信する受信部と、
    前記受信部に接続されたLANと、
    前記LANを介して前記受信された信の供給を受け、該信号に含まれる前記識別符号を認識する手段と、
    前記認識された識別符号が特定のものであるか判断する手段と、
    前記判断の結果前記認識された識別符合が前記特定のものである場合に、少なくとも船舶の操作ロックを解除する信号を前記LANに出力する出力部と
    前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされる操舵部と、
    前記LANに接続され、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANに出力されることによって、操作ロックの解除がなされるシフト・スロットル操作部と
    を具備することを特徴とする船舶制御装置。
  3. 前記LANに接続され、エンジンを始動するためのキー入力を受け付けるように構成され、かつ、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANを介して送られることによって操作ロックの解除を行うキー入力部を前記船舶制御装置がさらに備えることを特徴とする請求項1記載の船舶への制御入力システム。
  4. 前記LANに接続され、エンジンを始動するためのキー入力を受け付けるように構成され、かつ、船舶の操作ロックを解除する前記信号が該LANを介して送られることによって操作ロックの解除を行うキー入力部をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の船舶制御装置。
  5. ソナー発信装置と、前記ソナー発信装置に情報接続された船舶制御装置と、前記船舶制御装置に情報接続されたエンジン制御装置と、前記船舶制御装置に情報接続された操舵装置とを具備し、
    前記ソナー発信装置は、
    ソナーを発信するソナー発信部と、
    前記発信されたソナーの反射波を受信するソナー受信部と、
    前記受信されたソナー反射波から人影を認識する手段と、
    前記認識された人影に係る人の方向を特定する手段とを備え、
    前記船舶制御装置は、
    前記特定された人の方向に沿って水面上を操船させるためのエンジン制御信号と操舵制御信号とを生成する手段と、
    前記生成されたエンジン制御信号を前記エンジン制御装置に出力する出力部と、
    前記生成された操舵制御信号を前記操舵装置に出力する第2の出力部とを備え、
    前記エンジン制御装置は、
    前記船舶制御装置からのエンジン制御信号に基づきエンジンを操作する操作部を備え、
    前記操舵装置は、
    前記船舶制御装置からの操舵制御信号に基づき操舵する操舵部を備える
    ことを特徴とする船舶制御システム。
  6. ソナー発信装置と、前記ソナー発信装置に情報接続された船舶制御装置とを具備し、
    前記ソナー発信装置は、
    ソナーを発信するソナー発信部と、
    前記発信されたソナーの反射波を受信するソナー受信部と、
    前記受信されたソナー反射波から人影を認識する手段と、
    前記認識された人影に係る人の方向を特定する手段とを備え、
    前記船舶制御装置は、
    前記特定された人の方向に沿って水面上を操船させるためのエンジン制御信号と操舵制御信号とを生成する手段と、
    前記生成されたエンジン制御信号を前記エンジン制御装置に出力する出力部と、
    前記生成された操舵制御信号を前記操舵装置に出力する第2の出力部とを備える
    ことを特徴とする船舶制御システム。
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