JP3959771B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシフトレバー装置に係り、特に、少なくともエンジンキーがイグニッションスイッチと非係合状態の場合に、シフトレバーのパーキングポジションから他のポジションへのシフト操作をロックするシフトロック機構を備えたシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オートマチック車においては、エンジンキーがイグニッションスイッチと非係合状態(つまりエンジンが始動してない)で且つブレーキ(フートブレーキ及びパーキングブレーキ)が掛けられてない状態で、シフトレバーをパーキングポジションからニュートラルポジションへシフトすると、万一、その車が坂道に止まっていた場合は、車が自重で動きだししまう恐れがある。
【0003】
そこで一般に、オートマチック車には、エンジンキーがオフか又はブレーキが掛けられていない状態では、シフトレバーのパーキングポジションから他のポジションへのシフト操作をロックするシフトロック機構が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなシフトロック機構が設けられていると、エンジンキーが無い場合には、シフトレバーをパーキングポジションから他のポジションへシフト操作することができず不便である。駐車場等においては、エンジンキー無しで車を移動させたい場合があり、シフトレバーをパーキングポジションから他のポジション(例えば、ニュートラルポジション)へシフト操作することができれば好都合である。
【0005】
本発明の目的は、エンジンキーが無い場合でも、シフトレバーをパーキングポジションから他のポジションへ容易にシフト操作することが可能なシフトレバー装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シフトレバーと、該シフトレバーのポジションを設定するための複数のポジション溝が形成されたポジションプレートと、前記シフトレバーに設けられ、シフトレバーのシフト操作に伴って前記ポジション溝を倣い移動すると共に常時上方に付勢されたポジションピンと、該ポジションピンに係合可能なロックレバーが設けられ、前記シフトレバーがパーキングポジションに位置し且つ少なくともエンジンキーがイグニッションスイッチと非係合状態のとき、前記ロックレバーを前記ポジションピンに係合させてポジションピンの下降を阻止し、前記シフトレバーのパーキングポジションから他のポジションへのシフト操作をロックするシフトロック機構と、前記ロックレバーと前記ポジションピンとの係合を解除する解除手段とを備え、前記解除手段が操作された場合は、前記エンジンキーがイグニッションスイッチと非係合状態のときでも、前記シフトレバーのパーキングポジションから他のポジションへのシフト操作を許可するシフトレバー装置において、前記解除手段は、手動により操作されて、前記ロックレバーを前記ポジションピンの下降阻止位置から前記ポジションピンの下降許容位置に移動させる解除レバーであり、該解除レバーは前記シフトロック機構のうちの前記イグニッションスイッチに連係するキーロックレバーに支持され、前記ロックレバーは、前記下降許容位置に移動するように付勢されており、前記解除レバーは、前記ロックレバーと当接して該ロックレバーの前記下降阻止位置から前記下降許容位置側への回動を阻止すると共に前記手動操作により該回動阻止位置から移動して該ロックレバーの回動を許容するピンを有し、該ピンが前記キーロックレバーに対する前記解除レバーの移動ガイドとして構成されていることを特徴としている。
【0007】
上記構成によれば、解除手段によってロックレバーとポジションピンとの係合を解除することにより、ポジションピンを下降させることが可能となる。これによって、エンジンキーがイグニッションスイッチと非係合状態のとき、例えばエンジンキーが無いときでも、シフトレバーをパーキングポジションからニュートラルポジションへシフトさせることができ、車を容易に移動させることができる。
また、解除レバーが、既存のキーロックレバーに支持されているので、解除レバーを新たに設けるに当たり解除レバー用の支持構造をスペースの少ないシフトレバー装置内に別途設ける必要がない。
さらに、解除レバーのピンが、ロックレバーの回動の阻止・許容を受け持つと同時に解除レバー自体のガイドとしても作用するので、解除レバーの構成が簡略化できる。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項において、前記解除レバーは、前記手動操作時に前記ロックレバーを押圧して回動させる押圧部を有することを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、押圧部を有することで、より確実にロックレバーをポジションピンの下降許容位置へ回動させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は車両用自動変速機のシフトレバー装置の要部を示した図である。図において、10は車両用自動変速機のシフトレバー装置で、シフトレバー20と、シフトレバー20のポジションを設定するための複数のポジション溝30aが形成されたポジションプレート30と、シフトレバー20のシフト操作に伴ってポジション溝30aを倣い移動すると共に常時上方に付勢されたポジションピン40と、シフトレバー20がパーキングポジションPに位置したときポジションピン40の下降を阻止して、シフトレバー20がパーキングポジションPから他のポジションへシフトされるのをロックするシフトロック機構50と、シフトロック機構50と連係するキーインターロック機構60とを備えている。
【0015】
ポジションプレート30は車体に固定された機枠70に取り付けられており、その外周縁近傍にポジション溝30aが形成されている。このポジション溝30aには、パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ、2速及び1速の各ポジションに相当する位置にそれぞれ溝が形成されており、図1においては最右方のポジション溝30aがパーキングポジションPである。
【0016】
シフトレバー20はパイプ状で、基部を枢軸21により機枠70に軸着されている。ポジションピン40は、シフトレバー20内に軸方向摺動自在に挿入されたロッド(図示省略)に植設されており、このロッドは図示しない圧縮ばねにより常時上方に付勢されている。またシフトレバー20の上部には、ノブ22が固定されており、このノブ22内に一部を外部に突出させてノブボタン23が摺動可能に設けられ、このノブボタン23を圧縮ばねのばね力に抗して押圧することによりポジションピン40が下方に移動するように構成されている。
【0017】
シフトロック機構50はユニット化してポジションプレート30に取り付けられており、第1ロックレバー51と、第2ロックレバー52と、キーロックレバー53と、ソレノイド54とを備えている。
【0018】
第1ロックレバー51は基部51aと腕部51bからなり、腕部51bは基部51aからポジションピン40側に延出して設けられている。腕部51bの上面は、パーキングポジションPにあるときのポジションピン40と当接する位置に配置されている。基部51aのほぼ中央は、枢軸55に回動自在に軸着されている。
【0019】
キーロックレバー53は基部53aと腕部53bからなり、腕部53bは基部53aの上端からポジションピン40側に延出して設けられている。腕部53bは第1ロックレバー51の腕部51bの上方に設けられ、その腕部53bの下面は、パーキングポジションPにあるときのポジションピン40と当接する位置に配置されている。また、基部53aの下端には、キーインターロック機構60に連係するキーロックケーブル61の一端が連結枢支されている。基部53aの上端部は、第1ロックレバー51が軸着されたのと同軸の枢軸55に回動自在に軸着されている。
【0020】
第1ロックレバー51の腕部51bとキーロックレバー53の腕部53bは、枢軸55に巻装され一端が基部51aに他端がストッパ53dに係合した捩りコイルばね56により、互いに引き寄せられるように付勢されている。これにより、パーキングポジションPにあるときのポジションピン40は、腕部51b,53bにより圧接挟持される。
【0021】
第2ロックレバー52は基部52aと円弧状部52bからなり、基部52aが枢軸57に回動自在に軸着されている。また円弧状部52bの端縁は、後述する解放レバーに設けられたピン80に当接している。
【0022】
ソレノイド54はポジションプレート30に固定されており、摺動自在なロッド59が内蔵されている。ロッド59は、ソレノイド54内の圧縮ばね(図示せず)により外方(矢印S方向)に突出するように付勢され、その先端は、第2ロックレバー52の基部52aに係合されている。
【0023】
そして、このソレノイド54はシフトレバー20に溶接したレバーがマイクロスイッチ(図示せず)の接点に接触すると、励磁状態、すなわちON状態となり、ロッド59が吸引され、第2ロックレバー52を図1において反時計方向(ポジションピン40の下降阻止位置)に回動させる。図1はソレノイド54がONとなって、ロッド59が吸引された状態を示している。また、車両発進時にブレーキを踏圧すると、ソレノイド54は非励磁状態、すなわちOFF状態となり、ロッド59が圧縮ばねのばね力により外方に突出しようとし、第2ロックレバー52を時計方向(ポジションピン40の下降阻止位置)に回動させようとするが、ピン80により回動は阻止されている。
【0024】
キーインターロック機構60は、キーシリンダー62の内部に、エンジンキー63を差し込んで回すことで回動されるキーロータ64が設けられている。キーロータ64は、ステアリングロック状態のロックポジションLOCK、エンジンは停止しているが電装品の使用可能なアクセサリポジションACC、エンジンが始動しているオンポジションON、およびエンジンをスタートさせるスタートポジションSTARTにそれぞれ回動可能である。そして、エンジンキー63をキーロータ64に差し込んだりキーロータ64から抜き取ったりするには、キーロータ64がロックポジションLOCKに回動したときでなければ行うことができないようになっている。以上により、イグニッションスイッチは構成されている。
【0025】
キーシリンダー62内には、キーロックケーブル61を介してキーロックレバー53に連結されたスライダ65が設けられている。このスライダ65は、シフトレバー20がパーキングポジションP以外にあるときは、キーロックレバー53の回動に伴ってキーロックケーブル61が押されるため、キーロータ64の平面部64aに当接しているが、シフトレバー20がパーキングポジションPにあるときは、キーロックレバー53の回動に伴ってキーロックケーブル61が引っ張られるため、キーロータ64の平面部64aから離れた位置にある。
【0026】
また、本実施の形態では、上記構成のシフトレバー装置において、図2に示すような解除レバー81と、この解除レバー81を上下に駆動させるための解除ボタン82が設けられている。これら解除レバー81と解除ボタン82の拡大図を図3に示す。
【0027】
解除レバー81は、逆L字型をした第1棒状部材83と、この第1棒状部材83の水平部中間に吊設固定された第2棒状部材84とを有する。第1棒状部材83及び第2棒状部材84は共に断面が円形をなしている。また、解除ボタン82も棒状をなし、その断面が円形をなしている。
【0028】
第1棒状部材83の垂直部中間には舌部83aが設けられ、この舌部83aに前述したピン80が垂直に固定されている。一方、キーロックレバー53の基部53aには長孔53c(図1参照)が形成され、この長孔53cにピン80が遊嵌され、解除レバー81の移動ガイドの一部として構成されている。第1棒状部材83の水平部一端には小円筒83bが設けられ、この小円筒83bの内部に、解除ボタン82の下端部に設けられた小球82aが嵌合している。小球82aは小円筒83b内で三次元的に回動自在であり、これにより、解除ボタン82は小円筒83bに対してどの方向へも傾動することができる。
【0029】
解除レバー81の第2棒状部材84にはコイルばね85が巻装され、このコイルばね85の上部は第1棒状部材83に、下部はキーロックレバー53に形成されたストッパ部材53eに遊嵌状態で取り付けられ、移動ガイドの一部として構成されている。コイルばね85により、解除レバー81全体は常に上方に付勢されている。また、解除レバー81はキーロックレバー53の背面側に配置され、キーロックレバー53が枢軸55を中心として回動したとき、解除レバー81はキーロックレバー53と共に枢軸55を中心に回動する。上記のストッパ部材86はキーロックレバー53の背面に固定されている。
【0030】
また、図1に示すように、第2ロックレバー52の基部52aには係合片52cが設けられている。この係合片52cは水平断面でL字形状をなし、図1においては紙面の裏側へ向かって突出している(図4及び図5も参照)。そして、係合片52cは解除レバー81の押圧部としての垂直部先端83cが当接可能な位置に配置されている。
【0031】
なお、図4は、図2においてA1−A2線に沿った矢視図であり、図5はB1−B2−B3−B4線に沿った断面図である。図2では第1・第2ロックレバー51,52とキーロックレバー53を二点鎖線の想像線で示したが、図4及び図5では実線で示してある。
【0032】
また、解除ボタン82の上部には操作部82bが形成され、この操作部82bはシフトレバー20近傍のインジケータ面87から突出して設けられている。インジケータ面87は、パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ、2速及び1速の各ポジションを表示するためのものである。
【0033】
次に、上記構成のシフトレバー装置の作用について説明する。
通常、駐車時には、シフトレバー20はパーキングポジションPにあり、キーロータ64からエンジンキー63は引き抜かれた状態にある。すなわち、図1に示したように、ポジションピン40は、パーキングポジションPのポジション溝30a内にあって、第1ロックレバー51の腕部51bとキーロックレバー53の腕部53bで圧接挟持され、キーインターロック機構60のスライダ65がキーロータ64の平面部64aから離れた状態となっている。
【0034】
このとき、ソレノイド54はOFFであるが、ロッド59は縮んだ状態となっている。すなわち、車両を止めてシフトレバー20をパーキングポジションPにしたときは、キーロックレバー53が時計回りに回動するため、これに支持されているピン80が第2ロックレバー52を反時計回りに回動させて、この状態でキーロータ64をロックポジションLOCKへ回動させると、キーロータ64は図6のような位置にくるため、スライダ65がキーロータ64の端面64bにぶつかって、キーロックレバー53と第2ロックレバー52のそれぞれの回動が阻止されるからである。
【0035】
また、ソレノイド54のロッド59が縮んだ状態であると、第2ロックレバー52の円弧状部52bの周縁が第1ロックレバー51の腕部51b下面に当接し、これによって、ポジションピン40の下方への移動が阻止されシフト操作がロックされる。
【0036】
ところで、キーロータ64からエンジンキー63が引き抜かれた状態、すなわちエンジンキー63を持っていないときに、シフトロックを解除して車両を移動させたい場合がある。このようなとき、本実施の形態では、解除ボタン82の操作部82bを指先で押せば、解除レバー81がコイルばね85の付勢力に抗して下方に押し下げられ、図7に示すように、解除レバー81の舌部81aに固定されたピン80が長孔53c内を下方に移動すると共に、解除レバー81の垂直部先端83cが第2ロックレバー52の係合片52cを押圧する。ピン80が長孔53c内の上部にあるときは、ピン80が第2ロックレバー52の円弧状部52bに係合しているために、第2ロックレバー52は回動できないが、ピン80を下方へ移動させて係合を解除し、更に解除レバー81の垂直部先端83cで係合片52cを押圧することにより、第2ロックレバー52を時計方向へ回動させることができる。
【0037】
そして、第2ロックレバー52が時計方向へ回動すると、それまでポジションピン40の下方への移動を阻止していた第1ロックレバー51が回動可能となる。すなわち、ノブボタン23を押してポジションピン40を下方へ移動させれば、第1ロックレバー51は図7のように枢軸55を中心に反時計方向へ回動し、腕部51bの位置が下がるので、ポジションピン40をパーキングポジションPから他のポジション(例えばニュートラルポジション)へ移動させることができる。これによって、エンジンキー63が無い状態でも、シフトレバー20をパーキングポジションPからニュートラルポジションへシフトさせることが可能となり、人が押したり又は他の車両で牽引したりして、車両を移動させることができる。
【0038】
なお、車両の移動が終了したときは、シフトレバー20をパーキングポジションPへ戻す。そうすると、ポジションピン40は常に上方に付勢されているために第1ロックレバー51の腕部51b下面に当接すると共に、捩りコイルばね56(図1参照)により第1ロックレバー51の腕部51bとキーロックレバー53の腕部53bとの間に圧接挟持される。この場合、第2ロックレバー52やピン80は図7の状態のままであるが、次の乗車でエンジンキー63によりキーロータ64を回動させれば、ソレノイド54がONとなりロッド59が縮むために、第2ロックレバー52は反時計方向に回動し、同時にピン80はコイルばね85の付勢力により長孔53c内を上方へ移動する。
【0039】
図8は、他の実施の形態を示している。本実施の形態では、解除レバー81の第1棒状部材83の水平部一端に平面状の受け83cが設けられ、この受け83cに、解除ボタン82の下部先端82cが当接するようになっている。また、解除ボタン82の途中にはコイルばね90が巻装され、このコイルばね90の上部は解除ボタン82に固定されたばね受け82dに、下部はストッパ部材91に取り付けられている。ばね受け82dはインジケータ面87の内側に当接している。ストッパ部材91はシフトレバー装置本体に固定されている。そして、コイルばね90により、解除ボタン82全体は常に上方に付勢されている。なお、他の構成は前述の実施の形態と同じである。
【0040】
図8の構成において、解除ボタン82の操作部82bを指先で押せば、解除ボタン82全体が押し下げられ、解除ボタン82の下部先端82cが解除レバー81の平面状の受け81cを押圧する。これにより、解除レバー81全体が下方へ押し下げられるため、前述の実施の形態の場合と同様に、第2ロックレバー52を時計方向へ回動させることが可能となり、エンジンキーが無い状態でも、ポジションピン40をパーキングポジションPから他のポジションへ移動させることができる。
【0041】
なお、解除レバー81の平面状の受け83cと解除ボタン82の下部先端82c間の隙間は、キーロックレバー53の作動角度θよりもαだけ大きく設定されている。
【0042】
上述した2つの実施の形態によれば、解除レバー81をユニット化しておけば、解除ボタン81だけを車種毎に用意すればよく、現機構をあまり変更することなく多くの車種に適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エンジンキーが無いときでも、シフトレバーをパーキングポジションからニュートラルポジションへシフトすることができ、駐車場等において車両の移動を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシフトレバー装置の概略構成図である。
【図2】本発明に係るシフトレバー装置の要部構成図である。
【図3】解除レバーと解除ボタンの詳細構成図である。
【図4】図2のA1−A2線に沿った矢視図である。
【図5】図2のB1−B2−B3−B4線に沿った断面図である。
【図6】キーインターロック機構の動作を説明した図である。
【図7】シフトロック機構の動作を説明した図である。
【図8】他の実施の形態によるシフトレバー装置の要部構成図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置
20 シフトレバー
30 ポジションプレート
30a ポジション溝
40 ポジションピン
50 シフトロック機構
51 第1ロックレバー
52 第2ロックレバー
53 キーロックレバー
53c 長孔
60 キーインターロック機構
80 ピン
81 解除レバー
82 解除ボタン
87 インジケータ面

Claims (2)

  1. シフトレバーと、該シフトレバーのポジションを設定するための複数のポジション溝が形成されたポジションプレートと、前記シフトレバーに設けられ、シフトレバーのシフト操作に伴って前記ポジション溝を倣い移動すると共に常時上方に付勢されたポジションピンと、該ポジションピンに係合可能なロックレバーが設けられ、前記シフトレバーがパーキングポジションに位置し且つ少なくともエンジンキーがイグニッションスイッチと非係合状態のとき、前記ロックレバーを前記ポジションピンに係合させてポジションピンの下降を阻止し、前記シフトレバーのパーキングポジションから他のポジションへのシフト操作をロックするシフトロック機構と、前記ロックレバーと前記ポジションピンとの係合を解除する解除手段とを備え、
    前記解除手段が操作された場合は、前記エンジンキーがイグニッションスイッチと非係合状態のときでも、前記シフトレバーのパーキングポジションから他のポジションへのシフト操作を許可するシフトレバー装置において、
    前記解除手段は、手動により操作されて、前記ロックレバーを前記ポジションピンの下降阻止位置から前記ポジションピンの下降許容位置に移動させる解除レバーであり、該解除レバーは前記シフトロック機構のうちの前記イグニッションスイッチに連係するキーロックレバーに支持され、
    前記ロックレバーは、前記下降許容位置に移動するように付勢されており、前記解除レバーは、前記ロックレバーと当接して該ロックレバーの前記下降阻止位置から前記下降許容位置側への回動を阻止すると共に前記手動操作により該回動阻止位置から移動して該ロックレバーの回動を許容するピンを有し、該ピンが前記キーロックレバーに対する前記解除レバーの移動ガイドとして構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 請求項記載のシフトレバー装置において、
    前記解除レバーは、前記手動操作時に前記ロックレバーを押圧して回動させる押圧部を有することを特徴とするシフトレバー装置。
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