JP2004173122A - 写真シール作成方法とその装置、及びシール紙ユニット - Google Patents

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Hyoe Tamura
兵衛 田村
Koji Maekawa
浩二 前川
Yukiro Arimoto
幸郎 有元
Yukiyasu Takao
行康 高雄
Hidetsugu Kuroda
英嗣 黒田
Chiyomi Takiguchi
千代美 瀧口
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Abstract

【課題】ストロボ特性の異なる照明による撮像が実行でき、大出力のストロボ照明装置を使用した場合であっても連続撮像をする際の各撮像の間隔を短縮し、順調に予定通りの撮像を実行できる写真シール作成方法とその装置、及びシール紙ユニットを提供し、利用者の満足度向上とアミューズメント施設の売上向上を図る。
【解決手段】撮像空間内の一以上の被写体を瞬間照明手段で照明すると共に撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像を、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成方法又はその装置に対して、ストロボ特性の異なる前記瞬間照明手段を複数備え、使用する該瞬間照明手段を切替える切替手段を備えた。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばゲームセンター等のアミューズメント施設に設置し、利用者を撮像してその撮像画像に落書き編集することを許容し、編集後の編集画像をシール紙に印刷して写真シールシートを作成するような、写真シール作成方法とその装置、及びシール紙ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、照明装置で被写体を照明してデジタルカメラで撮像し、該撮像で得た撮像画像に落書き等の編集を許容し、該編集で得た編集画像を印刷した写真シールシートを利用者に提供する写真シール作成機が存在している。
【0003】
このような写真シール作成機では、十分な光量で利用者を美しく撮像することが求められており、これに対応する方法としてストロボ照明装置を利用した写真シール作成機が提供されている(例えば特許文献1及び2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−318421号公報
【特許文献2】
特開2002−245544号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、撮像に使用するストロボ照明装置は同質のものを左右に配置した程度であり、何度撮像しても変わり映えのしない撮像画像しか得られなかった。すなわち、撮像画像の仕上がりにはストロボ照明装置の影響が大きいが、該ストロボ照明装置を複数備えても撮像条件を安定させるために同質のものが使用されており、リピート客が何度撮像しても照明の色合いや光量等に大きな変化がなかった。
【0006】
また、ストロボ照明装置によるストロボ発光を実現するためには、充電部を充電する必要が生じ、複数回連続して撮像する場合でも一定時間の間隔を空けないと撮像できない問題があった。
【0007】
特に、大出力の発光機能を搭載したストロボ照明装置は、充電にかかる時間が長いため、利用者の要求に応じて大出力(大光量)のストロボ照明装置を使用すると、撮像時間が長くなってプレイ時間が長くなり、アミューズメント施設の売上低下を招く問題があった。
【0008】
また、例えば本来3回撮像する設定であるにもかかわらず、充電時間が長いために時間不足となり、2回目の撮像を飛ばしてしまい結局2回(本来の1回目と3回目)しか撮像できない場合が発生する問題もあった。
【0009】
この発明は、上述の問題に鑑みて、ストロボ特性の異なる照明による撮像が実行でき、大出力のストロボ照明装置を使用した場合であっても連続撮像をする際の各撮像の間隔を短縮し、順調に予定通りの撮像を実行できる写真シール作成方法とその装置、及びシール紙ユニットを提供し、利用者の満足度向上とアミューズメント施設の売上向上を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、撮像空間内の一以上の被写体を瞬間照明手段で照明すると共に撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像を、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成方法又はその装置であって、ストロボ特性の異なる複数の前記瞬間照明手段を使用し、使用する前記瞬間照明手段を切替手段により切替えて照明する写真シール作成方法又はその装置であることを特徴とする。
【0011】
前記撮像空間は、撮像用に利用者に提供する空間を指し、前記撮像手段で撮像可能な範囲の空間、又は、背景部材や出入り口部材等の周景部材で囲繞(若しくは略囲繞)した空間で構成することを含む。
【0012】
前記瞬間照明手段は、短時間に大光量で発光するストロボ照明装置(フラッシュ)で構成することを含み、発光部のみで構成する、あるいは発光部と電源供給部で構成することを含む。なお、上記発光部は、ストロボ球等の発光体で構成することを含む。また、上記電源供給部は、外部から導入の電荷を蓄えるコンデンサ等の充電体(充電部)で構成することも含む。
【0013】
前記ストロボ特性は、照明光の光度又は/及び照明光の色合いといった光調、発光時間、発光開始から最大光量までの時間(ピーク時間)、発光特性等が異なるタイプで構成することができる。
前記撮像手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することを含む。
【0014】
前記他の取得手段は、カメラ付き携帯電話やノートパソコン等の携帯情報端末と通信する通信手段、フレキシブルディスクや不揮発性メモリ媒体等の記憶媒体に記憶の情報を読み取る記憶媒体読取手段、写真や絵画等の実画像をスキャニングするスキャナ等、画像データを取り込み可能なデータ取込手段で構成することを含む。
【0015】
前記取得画像は、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮像やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニングしたスキャニング画像で構成することを含む。
【0016】
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイスで構成することを含む。
前記所定の画像は、前記撮像画像、前記デジタル画像、又は前記スキャニング画像等の編集前の画像、又はこれら編集前の画像を編集手段で編集した編集画像、又は、前記編集前の画像又は/及び前記編集画像から選択された複数の画像で構成することを含む。
【0017】
前記出力手段は、モノトーンプリンタ、セピア(sepia)トーンプリンタ又はカラープリンタ等画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することを含む。
【0018】
前記切替手段は、前記瞬間照明手段を適宜の制御手段の制御に従って切替えるスイッチ回路で構成することを含む。
【0019】
好ましい実施の形態として、前記切替え手段により、前記瞬間照明手段を撮像単位に切替えて照明することができる。
【0020】
前記撮像はシャッタ開閉によって静止画を取得する動作を指す。また前記撮像単位の切替えは、シャッタ動作終了から次撮像のシャッタ動作開始までの任意のタイミングで切替えることを含み、例えば、シャッタ動作直後に切替える、シャッタ動作直前に切替えることを含む。
【0021】
また撮像単位とは、撮像1回毎や撮像2回毎等の撮像を基準とする単位を指し、撮像毎に毎回切替える、一回飛ばしで切替える、撮像1回目と2回目は切替えて3回目は切替えず4回目はまた切替える等、様々な切替えパターンを設定してもよい。
【0022】
また好ましい実施の形態として、前記瞬間照明手段を、利用者を3以上の異なる角度で照明するべく撮像空間の3箇所以上に配設して照明することができる。
【0023】
前記瞬間照明手段の配設位置は、ボックス状の撮像空間であれば正面の少なくとも一部、背面の少なくとも一部、天井面の少なくとも一部、床面の少なくとも一部、右側面の少なくとも一部、又は、左側面の少なくとも一部のうち、3箇所以上で構成することを含む。なおこの場合、左右両面、天井面及び床面、又は、正面及び背面を含める等、対向する2面を含めた3面以上で構成することが望ましい。
【0024】
またこの発明は、画像が印刷されるシール紙と、該シール紙の真偽を識別させる識別体を備え、前記写真シール作成方法又はその装置に備えられた識別手段で、前記識別体が識別されて前記所定の画像が印刷されるシール紙ユニットとすることができる。
【0025】
前記識別体は、非接触でデータを読書きするIDタグ、情報を記録したバーコード又はICカード、又は、特定形状に形成したシール紙ユニットのユニット形状であることを含む。
【0026】
該識別体を識別する識別手段は、IDタグに記憶のデータを読取るIDタグリーダ、バーコードを読取るバーコードスキャナ、ICカードに記憶のデータを読取るICカードリーダ、特定形状に形成したシール紙ユニットのユニット形状と嵌合する嵌合部で構成することを含み、前記写真シール作成装置に備えることを含む。
【0027】
前記シール紙ユニットは、識別体とシール紙(印刷媒体)とを一体にして構成する、あるいは前記識別体とシール紙とを別体にして構成することを含む。
前記シール紙は、印刷可能層の裏側に粘着層を備えたシール媒体等、貼付可能媒体で構成することを含む。
【0028】
【発明の効果】
この発明により、ストロボ特性の異なる瞬間照明手段を切替えて利用することができ、例えばプレイ金額(投入金額)に応じて使用する瞬間照明手段のランク(光量豊かで急速充電に対応した高性能タイプか逆に低性能タイプか等)を切替える、あるいは瞬間照明手段を切替えることで照明光が変化して雰囲気の異なる撮像を行うことができる。
【0029】
また、撮像単位に瞬間照明手段を切替えることができ、1プレイ内で異なる照明光による撮像を行い、雰囲気の異なる撮像画像を取得して完成する写真シールのバリエーションを豊富にすることができる。特に瞬間照明手段に電源供給部として充電体を備えた場合に、充電時間以下の短時間の間隔で次の撮像を実行することが可能となる。
【0030】
また、撮像処理に要する時間を短縮した分だけ編集時間を延長することができ、ゆっくりと編集できる余裕を利用者に与えることができる。
また、利用者を3以上の多方向から照明することで、複数人で撮像する場合でも利用者同士の影響による影の発生を防止でき、利用者が浮き上がったように撮像できてクロマキー処理(白色や青色等の一色部分を削除して風景写真等に変更するような合成処理)の精度を向上することができる。
【0031】
また、前記写真シール作成方法又は前記写真シール作成装置に適合したシール紙ユニットを確実に使用することができ、アミューズメント性の豊かな撮像画像を間違いなく綺麗に印刷した写真シールシートを提供することが可能となる。
【0032】
これらにより、立体的な照明を受けた美しい撮像を、短時間で連続して実行することができ、美しく撮像した撮像画像に十分な時間をかけて編集した編集画像をきれいに印刷した写真シールシートを提供して、利用者の満足度を向上することができる。
【0033】
その上、撮像時間の短縮分と編集時間の増加分を調整して1プレイの時間を短くすれば、利用回転率を向上してアミューズメント施設の売上向上を図ることもできる。
【0034】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す写真シール作成機1の外観斜視図と共に、写真シール作成機1の構成について説明する。
【0035】
写真シール作成機1は、ボックス状に枠体3で囲繞した撮像空間6を備え、該撮像空間6の正面(図示右側)に筐体9を備えている。
前記撮像空間6の周面には、背面に照明ボックス13Aを、左側面に照明ボックス13B及び出入り口カーテン4を、天井面に照明ボックス13Cを、右側面に仮想線に示すように照明ボックス13F及び出入り口カーテン4(図示省略)を、床面に照明ボックス13Gを、それぞれ備えている。
【0036】
これらの照明ボックス13A〜13C,13F,13Gは、図2の照明ボックス説明図に示すように構成する。
図の(A)は照明ボックス13Cの斜視図を示し、該照明ボックス13Cは、正面視及び側面視台形かつ平面視長方形で底面開放の反射ボックス132の平面中央に通光穴131を形成している。なお、該反射ボックス132の内面は白色に塗装し、光を反射するように構成している。
【0037】
また、前記通光穴131は、照明光を外部に漏らす目的で形成しており、撮像時に該通光穴131から外部を照射することで、利用者を呼び込む宣伝効果を発揮させる。
【0038】
前記反射ボックス132の底面には、(B)の底面図及び(C)の正面断面図に示すように、半透明の板状体で形成した拡散板133を備え、内部にはストロボ照明装置134(134a,134b)及び蛍光灯照明装置135を備える。
【0039】
なお、前記蛍光灯照明装置135は平面視中央に設け、該蛍光灯照明装置135を挟んで前記高級ストロボ照明装置134a,廉価ストロボ照明装置134bを近接して配設しており、いずれの照明装置(134a,134b,135)を発光させた場合でもほぼ同一方向の照明が得られるように構成している。
【0040】
また、高級ストロボ照明装置134aと廉価ストロボ照明装置134bはストロボ特性(種類)の異なるものを使用しており、高級ストロボ照明装置134aには大光量で長時間発光する高級タイプを用い、廉価ストロボ照明装置134bには光量が少なく発光時間も短い廉価タイプを用いる。
【0041】
また、(C)の仮想線に示すように各照明装置(134a,134b,135)は、上方に照明光を照射するように設置しているため、照射した照明光は反射ボックス132の内面で反射し、拡散板133で拡散される。これにより、前記照明ボックス13Cは、面発光により撮像空間6及び被写体を略均一な均一光で照明する。
【0042】
さらに、ストロボ照明装置134(134a,134b)はストロボ発光するストロボ球とコンデンサで形成する充電部とを備える。該充電部の充電には高級タイプ、廉価タイプ共にそれぞれ6秒を要する。
【0043】
他の照明ボックス13A,13B,13F,13Gは、サイズは異なるものの前記照明ボックス13Cと同一に構成する。これらの照明ボックス13A〜13C,13F,13Gは、図1に示したように撮像空間6に拡散板133を向けて配設し、被写体(利用者)を上下左右及び後方から照明する。
【0044】
図1に戻って、前記筐体9には、正面の鉛直方向中央部に前下がりの傾斜面を形成して該傾斜面にモニタ14を備える。該モニタ14には、タッチパネル15aを重ねて設け、その左右に備えたタッチペン15b,15bと共に入力装置15を構成し、タッチペン15bでタッチパネル15aをタッチさせて、利用者の入力を許容する。
【0045】
前記傾斜面の上方の鉛直面には、中央にデジタルカメラ11を備え、該デジタルカメラ11の左右にストロボ発光する照明ボックス13D,13Eを配設する。
【0046】
なお、該照明ボックス13D,13Eは、外形(反射ボックス132)を直方体のボックス状に形成すること以外は、前述の照明ボックス13Cと同様に形成し、拡散板133、ストロボ照明装置134(134a,134b)及び蛍光灯照明装置135を備える。これにより、ストロボ発光体で奥側に向かって照射する照射光を反射ボックス132の内面で反射し、その反射光を拡散板133で拡散して主に被写体(利用者)を正面から略均一の均一光で照射する。
【0047】
前記傾斜面の下方の鉛直面には、硬貨の投入を許容するコイン投入口16aを備え、筐体9の右側面下部には、作成した写真シールシートを排出する写真シール排出口18aを備える。
【0048】
該写真シール排出口18aの内部には、図3の部分拡大図(一部断面図)に示すように、パーソナルコンピュータで構成した制御装置10とその上方に設置したプリンタ18を備える。
【0049】
該プリンタ18は、インクジェットカラープリンタで構成し、シール紙ユニット30のシール紙32に写真印刷等の印刷を行う。また、シール紙ユニット30をセット可能(着脱可能)に形成しており、背面側にIDタグリーダ/ライタ17を備える。
【0050】
前記シール紙ユニット30は、ロール状のシール紙32とその側面に備えたIDタグ31で構成し、該IDタグ31は前記IDタグリーダ/ライタ17によるデータの読書きを許容する。なお、前記プリンタ18でシール紙32に画像が印刷されて作成された写真シールシート33は、前記写真シール排出口18aから排出する。
【0051】
以上の構成により、被写体である利用者を上下左右、正面、及び背面の6方向から略均一に照明することができ、撮像前のプレビュー確認時には、蛍光灯照明装置135の連続照明で撮像イメージを確認することができる。ストロボ照明装置134は照明ボックス毎に2つずつ備えているため、1つずつ切替えて利用することが可能となる。
【0052】
次に、図4に示す写真シール作成機1の制御回路を示す回路ブロック図、及び図5に示す照明ボックス群13と切替コントローラ12の制御回路を示す回路ブロック図と共に、写真シール作成機1の回路構成について説明する。
【0053】
制御装置10は、CPU,ROM,及びRAMを内蔵して各装置の制御を実行し、該制御装置10に接続して以下の各装置を備える。なお、制御装置10は、記憶装置19に格納したプログラムに従って各処理を実行し、利用者に選択されたコラージュパターン(後述)に基づく合成処理も実行する。
【0054】
デジタルカメラ11は、制御装置10からの撮像開始信号を受けて撮像を実行し、該撮像時にシャッタのトリガ信号を出力する。該撮像による撮像画像は静止画データで、また撮像前のプレビュー画像は動画データで、それぞれ画像データとして制御装置10に送信する。また設定信号を受信し、設定値の変更等を実行する。
【0055】
切替コントローラ12は、制御装置10から受信する切替信号に従って、各照明ボックス13A〜13G内の照明装置(高級ストロボ照明装置134a,廉価ストロボ照明装置134b及び蛍光灯照明装置135)のいずれを発光させるかを切替制御する。
【0056】
照明ボックス群13は、制御装置10からの照明制御信号に従って、ストロボ照明装置134のストロボ発光、及び蛍光灯照明装置135の連続発光を実行し、撮像処理及び編集処理で利用者を照明する。また上記照明制御信号は、前記デジタルカメラ11が出力したトリガ信号と同期をとった瞬間発光信号も含んでおり、該瞬間発光信号に従ってストロボ照明装置134がストロボ発光している間に前記デジタルカメラ11のシャッタが開閉するように構成している。なお、前記蛍光灯照明装置135は、白熱灯照明装置で構成しても良い。
【0057】
モニタ14は、制御装置10からのRGB信号に従って、プレビュー、撮像画像、画像編集時のペンツールやスタンプルール等のアイテム画像等、必要な画像を表示する。
【0058】
入力装置15は、前述のタッチパネル15a(図1)とタッチペン15bで構成し、利用者にタッチペン15bでタッチされた座標を入力信号として制御装置10に送信する。
【0059】
貨幣処理装置16は、前述のコイン投入口16a(図1)の内部に位置して設けており、該コイン投入口16aから投入された硬貨等のコインの真偽判別及び金種判別を実行する。該真偽判別及び金種判別が正であれば、プレイを開始する起動信号を制御装置10に送信する。
【0060】
IDタグリーダ/ライタ17は、制御装置10の更新信号に従ってシール紙ユニット30のIDタグ31に印刷残回数などの設定データを記憶させる。また、読出信号として前記IDタグ31に記憶のIDナンバーや印刷残回数などの設定データを制御装置10に送信し、シール紙ユニット30の適否判断を可能にする。
【0061】
プリンタ18は、制御装置10からプリント画像データを受信し、該プリント画像をシール紙32に印刷して作成した写真シールシート33を排出する。
記憶装置19は、照明光度やプレイ料金等の各種設定データ、及び必要なプログラムを記憶する。
【0062】
ここで、前述の切替コントローラ12及び照明ボックス群13について、図5に示す回路ブロック図と共に説明する。
前記切替コントローラ12は、各照明ボックス13A〜13G内に備えているそれぞれの高級ストロボ照明装置134a、廉価ストロボ照明装置134b及び蛍光灯照明装置135と接続しており、各照明装置(134a,134b,135)に電力を供給するか否かをスイッチング制御する。
【0063】
すなわち、撮像前のライブビュー確認(プレビュー確認)や撮像画像の確認、編集処理等を実行している間は蛍光灯照明装置135を点灯させ、撮像のシャッタ動作と同期して高級ストロボ照明装置134a、廉価ストロボ照明装置134bのいずれか一方をストロボ発光させる。
【0064】
このストロボ照明装置134に対しては、プレイ開始と共に両方の充電を開始し、後述の連射撮像モードであれば、一回目のシャッタ動作時に高級ストロボ照明装置134aを発光させて再充電を開始しておき、二回目のシャッタ動作時に廉価ストロボ照明装置134bを発光させて再充電を開始するように切替コントローラ12で切替えることで、高速な2連写を実現可能にしている。
【0065】
以上の回路構成により、一回目のシャッタ動作時には高級ストロボ照明装置134aで照明し、二回目のシャッタ動作時には廉価ストロボ照明装置b照明して、高速に2連写の撮像を行うことが可能となり、照明光の異なる撮像画像を高速に取得することができる。取得した撮像画像に対して入力装置15で編集処理を許容して、該編集処理で得た編集画像をプリンタ18で印刷した写真シールシートを利用者に提供することができる。
【0066】
次に、図6及び図7に示す写真シール作成機1の制御装置10の動作を示す処理フロー図と共に、写真シール作成機1の動作について説明する。
利用者によってコイン投入口16aにコインが投入されると(ステップn1)、制御装置10は、撮像処理を実行する(ステップn2)。
【0067】
このとき、図8の充電説明図の(D)に示すように、各照明ボックス13A〜13Gに対して、蛍光灯照明装置135を点灯しストロボ照明装置134(134a,134b)の充電部136a,136bの充電を開始する。
【0068】
該撮像処理では、図7の処理フロー図に示すように、利用者に撮像モードとして連写モードか通常(単写)モードかを入力装置15で選択させる(ステップs1)。
連写撮像モードが選択された場合には(ステップs2)、制御装置10は蛍光灯照明装置135の照明光を利用し、モニタ14にデジタルカメラ12で撮影している映像を実際の撮像画像のイメージに近い状態で動画でライブビュー表示する(ステップs3)。
【0069】
モニタ14上に表示したシャッタボタンの位置に対応するタッチパネル15aの位置が利用者にタッチペン15bでタッチされるまで待機した後(ステップs4)、デジタルカメラ12に撮像開始信号を送信出力し(ステップs5)、1回目の撮像を実行する(ステップs6)。
【0070】
この撮像時点では、すでにストロボ照明装置134の充電を開始してから6秒以上経過しているため、図8の(E)に示すように充電部136a,136bの充電が完了している。シャッタ動作による撮像時には、図8の(F)に示すように、切替コントローラ12の切替制御によって蛍光灯照明装置135を消灯すると共に充電部136aの電荷を利用して高級ストロボ照明装置134aをストロボ発光させ、該ストロボ発光による6面(全面)の面光源(すなわち照明ボックス群13)によって、全周から大光量かつ略均一に照明する好撮像環境で撮像する。
【0071】
撮像が終了すると、制御装置10は撮像画像をRAM内に取り込む(ステップs7)。該撮像画像の取り込み時に、撮像によって電荷を放出した充電部136aの充電を開始する。
【0072】
制御装置10は、切替コントローラ12に切替信号を送信し、図8の(G)に示すように次撮像で利用するストロボ照明装置を高級ストロボ照明装置134aから廉価ストロボ照明装置134bに切替える(ステップs8)。
【0073】
制御装置10は、前述のステップs5、s6、s7と同様に撮像開始信号の出力、2回目の撮像、撮像画像の取り込みを実行する(ステップs9,s10,s11)。該2回目の撮像では、上記ステップs10の撮像処理で(G)に示したように充電部136bの電荷を使用し、上記ステップs11の撮像画像取り込み時に(H)に示すように充電部136bの充電を開始する。
【0074】
なお、1回目の撮像と2回目の撮像との間隔は1秒に設定しており、高級ストロボ照明装置134a及び134bを切替えることで、充電時間(6秒)よりも短時間での連写を可能にしている。
【0075】
このようにして2回の撮像を実行した後、制御装置10は既定枚数の撮像が終了したか否かを判断し、既定枚数取得済みであれば撮像処理を終了し、既定枚数未満であればステップs3にリターンする(ステップs12)。
【0076】
なお、リターン後のステップs3ではライブビュー表示によるポーズ確認を許容するため、この間に充電部136bの充電が完了し、再度連写撮像を行うことができる。
【0077】
前述のステップs2で連写モードではなく通常モードが選択された場合には、連写モードで説明したステップs3〜s7と同一の処理を実行する(ステップs13〜s17)。
【0078】
なお、この通常モードの撮像に関しては、ストロボ照明装置134として高級ストロボ照明装置134aのみを使用する場合であれば3枚の撮像を許容し、連写モードによる高級ストロボ照明装置134a、廉価ストロボ照明装置134bの2回ずつ使用と消耗品コストを合わせるとよい。
【0079】
1回の撮像を終了した後に、制御装置10は既定枚数の撮像画像を取得したか否かを判断し、既定枚数取得済みであれば撮像処理を終了し、既定枚数未満であればステップs13にリターンする(ステップs18)。
【0080】
このようにして撮像処理が終了すると、図6に戻って制御装置10は編集処理を実行する(ステップn3)。
該編集処理では、縁どりペンやらめペン等のペンツール、及び、さくらんぼや犬等の画像をスタンプのように書き込めるスタンプツール等の落書きツールを表示し、利用者にタッチペン15bで選択された撮像画像に対して落書きツールを利用した落書き編集等の編集操作を許容する。
【0081】
また編集処理として、クロマキー処理(白色や青色等の一色部分を削除して風景写真等に変更するような合成処理)による合成を利用して利用者の背景に風景写真や幾何学模様等の背景画像を合成する背景合成、及び利用者の背景のみに書き込みを許容する背景描画も許容する。
【0082】
該クロマキー処理では、正面以外の照明ボックス13A,13B,13C,13F,13Gによる周面からの照明の作用で、撮像画像における利用者の輪郭が明確となり、高精度のクロマキー処理が実行できる。
【0083】
すなわち、撮像空間6のほぼ全面を発光させているため、利用者が壁面(各照明ボックス13A,13B,13C,13F,13G)の拡散板133にもたれた場合や手を触れた場合等に、壁面との接触部に発生する陰で利用者と背景との輪郭が暗くなって不明確になる問題を回避できる。
【0084】
特に、撮像空間6の下方に備えた照明ボックス13Gによる効果が顕著であり、従来の写真シール作成機であれば必ず発生していた利用者の足元の影を消し、全身撮像でも足元を含めて問題なく(精度が低下することなく)クロマキー処理を行うことができる。
【0085】
このようにして作成された編集画像を、制御装置10はプリンタ18でシール紙32に印刷し(ステップn4)、写真シール排出口18a(図1)から排出して(ステップn5)、図9の平面図に示すような美しい写真シールシート33を利用者に提供する。
【0086】
該写真シールシート33は、連写モードで作成した写真シールシート33の例を示している。この例では、2連写を2回行った計4枚の撮像画像に背景画像の合成等の編集処理が行われており、作成された4種類の編集画像を印刷した4種類の写真シールを2枚ずつ計8枚配置している。
【0087】
図9に示している各写真シール34のうち、写真シール34aは高級ストロボ照明装置134aを使用した撮像画像に対して編集した編集画像を示し、写真シール34bは廉価ストロボ照明装置134bを使用した撮像画像に対して編集した編集画像を示す。
【0088】
以上の動作により、撮像、編集、印刷の各処理を経て写真シールシート33を自動作成することができる。これにより、連写モードで高速に複数枚でかつ照明光の雰囲気の異なるバリエーション豊かな撮像画像を取得する、あるいは通常モードで同質の撮像画像を1枚ずつ取得することが可能となり、いずれの場合であっても全周からの略均一照明によって美しく撮像することが可能となる。特に、高級ストロボ照明装置134aを使用した撮像では、複数人が重なった場合でも後方に立った利用者も含めて十分に照明することができ、全員を明るく撮像することが可能となる。
【0089】
また、特別に高速充電に対応した充電機能が高級なストロボ照明装置を使う必要もなく、また連写間隔を自由に設定可能であるため、比較的低コストで高性能な連写撮像を提供することができる。
【0090】
さらに、例えば連写モードでは撮像画像の既定枚数を4枚とし、単写モードでは既定枚数を3枚と設定した場合であれば、連写モードでは通常モードの3分の2程度の時間で撮像処理を終了することが可能となる。この場合、さらに連写モードで短縮した撮像時間を編集処理に割り当てることで、連写モードでは通常モードよりも多く撮像画像を取得できる上に、長い時間をかけて十分に編集処理を許容することができ、撮像と編集の両処理で利用者の満足度を向上させることができる。
【0091】
なお、以上に説明した実施形態において、各照明ボックス13A〜13Gからいずれの照明ボックスを撮像時に使用するか利用者が選択可能に構成してもよい。
【0092】
また、高級ストロボ照明装置134a,廉価ストロボ照明装置134bを両方同時に発光させる超大光量モードを備えてもよい。この場合、すべての照明ボックス13A〜13Gのストロボ照明装置134(134a,134b)を発光させる、あるいは正面の照明ボックス13d,13e等一部の照明ボックスのストロボ照明装置134(134a,134b)を発光させるように設定することができる。これにより、複数備えたストロボ照明装置134の利用方法を増加し、より有効にストロボ照明装置134を活用することができる。
【0093】
また、ストロボ照明装置134(134a,134b)を、価格帯は同程度で色調の異なるストロボ照明装置で形成してもよい。この場合、例えばストロボ照明装置134aを赤みがかったストロボ照明装置で形成し、ストロボ照明装置134bを青みがかったストロボ照明装置で形成して、赤みがかった暖かみのある雰囲気の撮像画像と、青みがかったクールな印象の撮像画像とを連写で取得することができる。このようにして、バラエティ豊かで利用者の好みに対応した撮像画像を反映した写真シールシート33、すなわち複数の利用者がいても赤系の好きな利用者と青系の好きな利用者の両方を満足させる写真シールシート33を提供することが可能となる。
【0094】
また、撮像時に使用する照明ボックスの組み合わせパターンを設定し、大光量で利用者の顔が白く写るパール撮像、適度な光量で明るく写るナチュラル撮像、左又は右からの照明を強くして撮像するグラビア撮像(左、右)、下方からの照明を強くして撮像するホラー撮像といった撮像タイプを設定しておき、利用者の選択する撮像モードに基づいて各種撮像タイプでの撮像を実行するように構成してもよい。
【0095】
また、ストロボ照明装置134を円盤状の回転部材の円周上に複数配設し、該回転部材を回転させて常時同じ位置でストロボ照明装置134を順次発光させる構成としてもよい。これにより、連写数の増加等によりストロボ照明装置134の数が増えるほど発光位置のずれが生じる問題を回避でき、複数のストロボ照明装置134を使用した上で常時同一位置で発光させて利用者を照明することが可能となる。
【0096】
また、通常モードを排除して連写モードのみを備え、必ず連写撮像するように構成してもよい。これにより撮像モードの選択時間を短縮でき、よりプレイ時間を短縮する、編集時間を長くする、撮像時間を長くする、あるいは撮像枚数を増加させるといったことが可能となる。
【0097】
また、前記連写モードと通常モードに加えて廉価モード(ディスカウントモード)を設定しておき、該廉価モードが選択された場合には低料金(例えば他のモードでは400円で廉価モードは200円等)でプレイを許容してもよい。この場合は、通常モードと同一の処理で使用するストロボ照明装置134を高級ストロボ照明装置134aから廉価ストロボ照明装置134bに変更すればよい。
【0098】
これにより、従来は1つの写真シール作成機1では1プレイに要する料金が一定であった問題に対し、1つの写真シール作成機1で利用者の金銭的余裕によって、投入金額(投入価値)を変更して該投入金額に対応したランク(ストロボ特性の良好度)のストロボ照明装置を利用した撮像を実行することができる。該撮像による撮像画像に対して編集、出力した写真シールシート33が提供でき、利用者の満足度を向上させることができる。
【0099】
他の効果として、例えば編集機能に注目している利用者が、低価格で廉価モードを実行し、編集機能の充実性を試した後に、気に入れば通常モードや連写モードを行うといった利用方法も可能となる。これにより、新機種に対する利用者の敷居を低くし、より多くの利用者の獲得を図ることができる。
【0100】
またプレイモードに対応したプレイ金額を設定し、投入されたプレイ金額に対応して撮像処理、編集処理、出力処理(印刷処理)のいずいれか一つ又は複数が異なる各種プレイモードを実行するように構成してもよい。
【0101】
撮像処理の種類としては、前述したように連写か単写かの違い、撮像時間の長短の違い、撮像に使用する照明装置のランク等ストロボ特性の違い、撮像する撮像枚数の違い、又はこれらを組み合わせて複数の撮像モードを設定することができる。
【0102】
編集処理の種類としては、編集処理で使用できるアイテム(ペンツールや塗りつぶしツール、背景画像等)の種類の違いや数量の違い、編集時間の違い、又はこれらを組み合わせて複数の編集モードを設定することができる。
【0103】
出力処理の種類としては、印刷して排出する写真シールシート33の面積の大小の違い、印刷に使用するシール紙の質の違い、印刷時のインク量の違い、印刷後の表面コーティングの有無、又はこれらを組み合わせて複数の出力モードを設定することができる。
【0104】
このようにプレイモードに対応するプレイ金額を設定することで、1つの写真シール作成機1で様々なプレイを提供することができ、低価格を求める利用者、高品質の撮像を求める利用者、編集機能の充実を求める利用者、印刷された写真シールの大きさや数量を求める利用者等、様々な利用者の要望に的確に応えて幅広い層の利用者の満足度を向上させることができる。
【0105】
また、ストロボ照明装置134を3つ以上備え、3連写以上の連写撮像を可能に構成する、あるいは、1つの照明ボックス内でストロボ照明装置134を複数ずつ切替えて使用する(例えば2つずつ発光させる)ように構成してもよい。この場合、例えば3連写であれば3つのストロボ照明装置134を順次切替えるとよい。これにより、撮像枚数をより増加する、撮像時間をより短縮する、撮像時の照明光量をより増加することが可能となる。
【0106】
また、ストロボ照明装置134に低価格なものを使用した場合には、デジタルカメラ11等のハードウェアによる設定調整の機能、ソフトウェア(プログラム)による画質補正の機能、プリンタ18による印刷時の色合い補正の機能、又はこれらの機能を組み合わせて実行する総合調整機能を搭載するとよい。これにより、コストダウンを図った上で、光量の微小な不足や色特性を補正して最適な画質で印刷した写真シールシート33を提供することができる。
【0107】
また、切替えて使用するストロボ照明装置134に対応させてデジタルカメラ11を複数備えてもよい。これにより、デジタルカメラ11から制御装置10への撮像画像転送等、デジタルカメラ11で発生する微小な待ち時間を待つ必要性も回避し、0.2秒単位等の極小時間での連写撮像か可能となる。
【0108】
この場合、デジタルカメラ11での次撮像までの準備時間と、ストロボ照明装置134での次発光までの準備時間を比較考量し、準備時間の長い方を多く設置して準備時間の短い方を少ない数で切替えて利用してもよい。
【0109】
例えば、ストロボ照明装置134では準備時間に6秒を要し、デジタルカメラ11では準備時間に3秒を要する場合、デジタルカメラ11を2つ(11V,11W)とストロボ照明装置134を4つ(134V,134W,134X,134Y)設置すれば、1.5秒間隔で4連写を行うことが可能となる。
【0110】
すなわち、撮像時に使用する順番は、
1回目:デジタルカメラ11V、ストロボ照明装置134V、(1.5秒)
2回目:デジタルカメラ11W、ストロボ照明装置134W、(3秒)
3回目:デジタルカメラ11V、ストロボ照明装置134X、(4.5秒)
4回目:デジタルカメラ11W、ストロボ照明装置134Y、(6秒)
となり、2つのデジタルカメラ11V,11Wを使いまわして4連写を実現することができる。これにより、デジタルカメラ11を4台設置する場合に比較してコストダウンを図ることができる。
【0111】
また、撮像のシャッタ時には蛍光灯照明装置135を消灯したが、シャッタ時に蛍光灯照明装置135を点灯して連続光による照明で撮像する構成にしてもよい。この場合は、ライブビュー表示での撮影イメージと実際に撮像した撮像イメージの差が格段に減少し、ポーズ確認時(ライブビュー表示時)のイメージどおりの撮像結果を得られるようになる。
【0112】
また、デジタルカメラ11の撮像時の設定を、高級ストロボ照明装置134aを使用する場合と廉価ストロボ照明装置134bを使用する場合とで、それぞれに適切な設定に変更する撮像設定変更処理を実行してもよい。該撮像設定変更処理では、ホワイトバランスやシャッタ時間(シャッタ開放時間)等の設定を撮像毎に調整するとよい。これにより、ストロボ特性の異なるストロボ照明装置134を利用しても、それぞれのストロボ特性に最適な撮像を行うことができ、より照明特性を生かすことができる。
【0113】
また、前記モニタ14は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、鏡、又は、画像を投射するプロジェクタや映写機等の投射手段と上記画像を写像(像を写し出す)するスクリーンやカーテンや筐体等の写像手段とを有する投射写像手段等の表示手段で構成してもよい。
【0114】
前記プロジェクタの場合は、透過型プロジェクタ又は反射型プロジェクタで構成することができる。このようにプロジェクタを使用した場合には、ライブビュー時に利用者をほぼ等身大で投射するなど大画面表示を行うことができ、撮像イメージを細部までより明確に把握してポーズを決定することが可能となる。これにより、ライブビュー時で全周照明による美撮像効果を体感しながらポーズ決定及び撮像を行うことができ、撮像自体の楽しさを向上すると共に、美撮像効果を終始体感させてプレイ全般に渡って利用者の満足度を向上させることができる。
【0115】
また、例えばUSBケーブルやIEEEケーブル等のデータ取込インターフェースを筐体9の正面側に備え、個人用のデジタルカメラやノートパソコン、携帯電話やPDA等から前記編集処理で使用する画像を取り込み可能に構成しても良い。これにより、例えば過去に撮像したお気に入りの写真画像を使用する、ペットの写真画像を使用する、あるいは、風景写真や花柄イラストを利用する等、利用者が自由な素材画像を利用して編集処理を行うことを可能にでき、利用者の満足度を向上させることができる。
【0116】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真シール作成装置は、実施形態の写真シール作成機1に対応し、
以下同様に、
撮像空間は、撮像空間6に対応し、
撮像手段は、デジタルカメラ11に対応し、
切替手段は、切替コントローラ12に対応し、
瞬間照明手段は、照明ボックス13A〜13Gに対応し、
編集手段は、入力装置15に対応し、
識別手段は、IDタグリーダ/ライタ17に対応し、
出力手段は、プリンタ18に対応し、
シール紙ユニットは、シール紙ユニット30に対応し、
識別体は、IDタグ31に対応し、
シール紙は、シール紙32に対応し、
他の取得手段は、データ取込インターフェースに対応し、
取得画像等は、素材画像に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真シール作成機の外観斜視図。
【図2】照明ボックス説明図。
【図3】筐体内部の部分拡大図(一部断面図)。
【図4】写真シール作成機の制御回路を示す回路ブロック図。
【図5】照明ボックス群と切替コントローラの制御回路を示す回路ブロック図。
【図6】写真シール作成機の制御装置の動作を示す処理フロー図。
【図7】写真シール作成機の制御装置の動作を示す処理フロー図。
【図8】ストロボ照明装置の充電部の充電動作を説明する説明図。
【図9】写真シールシートの平面図。
【符号の説明】
1…写真シール作成機
6…撮像空間
11…デジタルカメラ
12…切替コントローラ
13A〜13G…照明ボックス
15…入力装置
17…IDタグリーダ/ライタ
18…プリンタ
30…シール紙ユニット
31…IDタグ
32…シール紙

Claims (7)

  1. 撮像空間内の一以上の被写体を瞬間照明手段で照明すると共に撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、
    該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像を、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
    所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成方法であって、
    ストロボ特性の異なる複数の前記瞬間照明手段を使用し、
    使用する前記瞬間照明手段を切替手段により切替えて照明する
    写真シール作成方法。
  2. 前記切替え手段により、前記瞬間照明手段を撮像単位に切替えて照明する
    請求項1記載の写真シール作成方法。
  3. 前記瞬間照明手段を、利用者を3以上の異なる角度で照明するべく撮像空間の3箇所以上に配設して照明する
    請求項1又は2記載の写真シール作成方法。
  4. 撮像空間内の一以上の被写体を瞬間照明手段で照明すると共に撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、
    該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像を、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
    所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成装置であって、
    ストロボ特性の異なる前記瞬間照明手段を複数備え、
    使用する該瞬間照明手段を切替える切替手段を備えた
    写真シール作成装置。
  5. 前記切替え手段による前記瞬間照明手段の切替えを撮像単位に実行する
    請求項4記載の写真シール作成装置。
  6. 前記瞬間照明手段を、利用者を3以上の異なる角度で照明するべく撮像空間の3箇所以上に配設した
    請求項4又は5記載の写真シール作成装置。
  7. 画像が印刷されるシール紙と、該シール紙の真偽を識別させる識別体を備え、請求項1から6のいずれか1つに記載の写真シール作成方法又は写真シール作成装置に備えられた識別手段で、前記識別体が識別されて前記所定の画像が印刷される
    シール紙ユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008090186A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Tatsumi Denshi Kogyo Kk 自動写真作成装置、及び自動写真作成方法
JP2011234215A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Furyu Kk 写真シール作成装置およびその方法、並びにプログラム
JP2013106257A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Tatsumi Denshi Kogyo Kk 写真自動販売装置、写真自動販売方法及びコンピュータプログラム
JP2019164283A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 フリュー株式会社 写真作成ゲーム機

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