JP3958234B2 - 浮上型光学ヘッドおよび光記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも光ディスク等の光記録媒体に集光する対物レンズを有している浮上型光学ヘッドおよびそれを用いた情報の再生、記録および消去のうち、少なくとも1つの動作を行う光記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、レーザ光を用いて情報の再生および/または記録・消去を行うことができる記録媒体としての光ディスクが、民生用やデータのバックアップ用に市販され普及している。これら光ディスクには、例えば、書き換え型、ライトワンス型および再生専用型等がある。
【0003】
一方、これらの光ディスクに対する容量の大容量化への要望が大きく、より大容量の光ディスクの研究開発が行われ、鋭意実用化が目指されている。
【0004】
光ディスクの容量を大容量化するためには、光ディスクへのデータの記録密度を高密度化することが考えられる。また、この高密度化への対応としては、光ビームのスポット径を小さくし、より小さな記録ビットを記録、再生する手法が考えられる。
【0005】
光ディスクに照射される光ビームのスポット径は、その光の波長をλ、集光に用いる対物レンズの開口数をNAとすると、λ/NAに比例する。したがって、光の短波長化、対物レンズの高NA化を図ることによって光ビームのスポット径の小径化が可能になる。
【0006】
ここで、対物レンズを高NA化すると、対物レンズの焦点深度が浅くなる。そのため、光ディスクのチルト(傾き)の影響が大きくなる点を考慮して、従来のように基板側から光を入射させるのではなく、基板上に積層した情報膜等の表面側(以下、膜面側と呼ぶ)から光を入射させることが必要となってくる。
【0007】
このように、光ディスクの膜面側から光を入射させるためには、対物レンズを浮上スライダ上に設けた浮上型光学ヘッドを用いることが提案されている。浮上型光学ヘッドを用いると、光ディスクにおける浮上型光学ヘッドとの対向部分の線速を一定に保つことにより、浮上スライダまたは対物レンズと光ディスクとの間隔、すなわち浮上量を一定に保つことができる。したがって、上記間隔を所定値に調整することで、焦点を合わせることができるようになる。
【0008】
ここで、図5に基づいて、上記浮上型光学ヘッドについてより具体的に説明する。同図では、浮上型光学ヘッド101は、光ディスク102の情報を再生および/または記録・消去するようになっている。浮上型光学ヘッド101は、サスペンション103に対物レンズ104を設けたスライダ105が取り付けられた構成になっている。光ディスク102は、少なくとも基板上に情報の再生および/または記録・消去を担う情報層を備えている。図示していないが、光ビーム106は半導体レーザから出射され、ビーム形成後、浮上型光学ヘッド101上の対物レンズ104にて光ディスク102上に集光される。そして、光ディスク102から反射された光ビームが、同じ行程を反対に戻り、再生信号検出系(図示せず)にて信号検出され、情報が読み出される。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−251340号(公開日:2000年9月14日)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように浮上型光学ヘッドを用いた場合、浮上型光学ヘッドと光ディスクとの間隔は、数μm以下となるため、何らかの外因により浮上型光学ヘッドと光ディスクが衝突し、光ディスクを傷つけたり浮上型光学ヘッドを破損したりする可能性が有る。例えば光ディスクが損傷した場合には、傷が光ディスクの情報層にまで到達すると、傷ついた部分の情報が破壊される可能性が有る。このため、光ディスクには、光ディスクの最表面側に摩擦係数の小さい潤滑層を設け、浮上型光学ヘッドの衝突時の衝撃を保護もしくは軽減することが検討されている。
【0011】
しかしながら、同様に浮上型光学ヘッドの浮上面に傷がついた場合には、傷によって浮上型光学ヘッドの浮上特性が変わって浮上が不安定になり、光ディスクへ集光することが出来なくなる可能性がある。これにより、上記浮上型光学ヘッドによる光ディスクの情報の再生や記録を行うことが不可能になるという問題がある。
【0012】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、浮上面が損傷することを防止することができるとともに、たとえ浮上面が損傷を受けた場合にでも再利用できる浮上型光学ヘッドを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の浮上型光学ヘッドは、上記課題を解決するために、光記録媒体に光を集光する対物レンズを有している浮上型光学ヘッドにおいて、光記録媒体と対向する対向面に、剥離可能なコート層を備えていることを特徴としている。
【0014】
上記の構成によれば、上記コート層により、光記録媒体との接触による浮上型光学ヘッドの損傷を防止することができる。また、上記光記録媒体と、浮上型光学ヘッドとが接触によりコート層に傷がついたとしても、浮上型光学ヘッドにおける光路となる部分の損傷を防止することができる。そのため、上記コート層を剥がすことより、上記傷による浮上型光学ヘッドの浮上特性を改善することができ、上記浮上型光学ヘッドを再利用することができる。
【0015】
また、上記コート層は、アクリル系UV硬化樹脂からなることが好ましい。上記の構成によれば、コート層をアルコール等の溶媒によって容易に剥離することができる。そのため、複雑な装置を必要とせず簡単に剥離することが出来る。さらに、上記コート層を剥離した場合には、再び容易にコート層を形成することができる。これにより、浮上型光学ヘッドの表面における光路の部分の傷をなくすことができ、浮上特性を改善することができる。したがって、上記浮上型光学ヘッドを繰り返し再利用することができる。
【0016】
さらに、本発明の浮上型光学ヘッドは、上記の構成に加えて、上記コート層上に、第1保護層を有することが好ましい。
【0017】
上記の構成によれば、コート層上に第1保護層を有することにより、より一層浮上型光学ヘッドにおける光路の部分の損傷を防止することができる。また、コート層を剥離するのと同時に第1保護層も同時に剥離することができ、再びコート層および第1保護層を形成することにより、上記浮上型光学ヘッドを繰り返し再利用することができる。
【0018】
また、コート層と、対向面との間に第1保護層を備えていることが好ましい。
【0019】
上記の構成によれば、第1保護層を有することにより、より一層浮上型光学ヘッドにおける光路の部分の損傷を防止することができる。また、第1保護層を浮上型光学ヘッドから剥離されない材質で形成することにより、コート層のみを剥離して、第1保護層を浮上型光学ヘッドの光記録媒体との対向する面に残すことができる。この第1保護層によりコート層の剥離作業中および剥離後に浮上型光学ヘッドの光路部分が剥き出しならないので、浮上型光学ヘッドの光路部分を保護することができる。さらに、光記録媒体の損傷も防止することができる。さらに、コート層を剥離した場合には、再びコート層を形成することにより、浮上特性が改善され、損傷を防止することができる浮上型光学ヘッドとして繰り返し再利用することができる。
【0020】
また、上記第1保護層の膜厚は、1nm以上、6nm以下であることが好ましい。上記の膜厚にすることにより、浮上型光学ヘッドの光記録媒体への集光特性へ影響しないようにすることができる。つまり、光を光記録媒体に正確に集光することができる。
【0021】
さらに、本発明の浮上型光学ヘッドは、上記対向面と、コート層との間に第2保護層を備えていることが好ましい。
【0022】
上記の構成によれば、第2保護層を有することにより、より一層浮上型光学ヘッドにおける光路の部分の損傷を防止することができる。また、第2保護層を浮上型光学ヘッドから剥離されない材質で形成することにより、コート層および第1保護層のみを剥離して、第2保護層を浮上型光学ヘッドの光記録媒体との対向する面に残すことができる。この第2保護層によりコート層および第1保護層の剥離作業中および剥離後に浮上型光学ヘッドの光路部分が剥き出しならないので、浮上型光学ヘッドの光路部分を保護することができる。さらに、光記録媒体の損傷も防止することができる。さらに、コート層および第1保護層を剥離した場合には、再びコート層および第1保護層を形成することにより、浮上特性が改善され、損傷を防止することができる浮上型光学ヘッドとして繰り返し再利用することができる。
【0023】
また、上記第1保護層と第2保護層とを合わせた膜厚は、1nm以上、6nm以下であることが好ましい。上記の膜厚にすることにより、浮上型光学ヘッドの光記録媒体への集光特性へ影響しないようにすることができる。
【0024】
本発明の光記録再生装置は、上記の浮上型光学ヘッドを備えていることを特徴としている。上記の構成によれば、浮上型光学ヘッドを繰り返し使用することができるため、長時間使用可能な光記録再生装置を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明に係る浮上型光学ヘッドを用いた光ディスク装置(光記録再生装置)の実施の一形態について図1および図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0026】
図2は、光ディスク(光記録媒体)における膜面側から光を入射することにより、光ディスクを再生および/または記録・消去を行う光ディスク装置の模式図である。光ディスクは、少なくとも基板上に情報の再生および/または記録・消去を担う情報層を備えている。
【0027】
上記光ディスク装置では、図2に示すように、光源(図示せず)から出射された光ビーム(入射光)6は、浮上型光学ヘッド1により、光ディスク2の基板に対して情報層側(膜面側)から該光ディスク2の情報層上に集光されるように設定されている。上記光ビーム6の光源には、例えば半導体レーザを用いればよい。
【0028】
浮上型光学ヘッド1は、板バネ等からなるサスペンション3にスライダ5が取り付けられた構成になっている。スライダ5には光ディスク2に光ビーム6を集光させる対物レンズ4が形成されている。また、浮上型光学ヘッド1は、光ディスク2が所定の線速(例えば5m/s)で回転することによる浮上圧によって、光ディスク2に対して一定の距離で浮上する。このため光ディスク2の線速が一定であれば、浮上型光学ヘッド1の浮上量も一定になる。そこで、予め光ビーム(入射光)6の焦点が光ディスク2の情報層に結ばれるように、浮上量が設定されている。また、別途フォーカス機能を設けていても良い。
【0029】
なお、光ディスク2は、特に限定されるものではなく、再生専用型、ライトワンス型および記録再生型といったいずれのタイプでも良い。
【0030】
図1は、図2で示した光ディスク装置における浮上型光学ヘッド1の構成をより具体的に示した模式図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる浮上型光学ヘッド1は、図示しない光ディスクと対向面において、順に、コート層7および保護層(第1保護層)8を有している構成である。なお、入射光は、図1の上部(コート層7および保護層8が形成されていない面側)から照射される。
【0031】
次に、対物レンズ4を有するスライダ5に、コート層7および保護層8を形成方法について説明する。通常、浮上型光学ヘッドは一度に多数個取り出せるように、通常1枚の基板上に複数作製し、切り出すことにより製造される。このため、基板上に対物レンズ4を有するスライダ5を複数個作製した後、コート層7、保護層8を塗布して形成し、これらを個々に切り出すことにより製造する。上記基板の材質としては、ガラス、樹脂等であることが好ましい。
【0032】
まず、対物レンズ4を有するスライダ5に対してコート層7を形成する(コート層形成工程)。このコート層形成工程では、まず、上記対物レンズ4を有するスライダ5上に樹脂を塗布し、硬化させることにより形成する。上記光ディスク装置では、対物レンズ4により光ディスク2の情報層に集光されるように設計されているが、コート層7をあまり厚く塗布すると、本来の情報層に当たる光の強度より弱くなってしまう。つまり、コート層7があまり厚すぎると対物レンズ4によるレーザ光の集光特性に影響がでる恐れがある。上記コート層7をおおよそ3μmとすれば、10%程度強度が劣化してしまう。上記光ディスク2の情報層に届く光の強度がほとんど劣化しないコート層7の膜厚は、1μm以下である。したがって、このコート層7の厚さは、樹脂の種類、性質にもよるが、例えば1μm以下であることが好ましい。
【0033】
また、上記樹脂の塗布方法としては、特に限定されるものではないが、スピンコート法を用いることができる。さらに、スピンコート法を用いる場合には、上記樹脂の粘度は、30〜100cps、好ましくは50cps程度であることが好ましく、スピンコート時の回転数によってコート層7の膜厚を制御することができる。なお、上記樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、アクリル系UV硬化樹脂が挙げられる。上記アクリル系UV硬化樹脂は、塗布後、紫外線を照射することにより硬化させることができ、その取り扱いやすさから好ましい。また、上記アクリル系UV硬化樹脂は、ビッカース硬度で20〜30の硬さが得られるものが好ましく、この硬度であれば、光ディスクと浮上型光学ヘッドとの接触による傷を防止に効果がある。
【0034】
続いて、上記コート層7上に、保護層8を形成する(保護層形成工程)。この保護層形成工程では、上記コート層7を形成するのと同様に、コート層7上に樹脂を塗布し、硬化させることにより形成する。また、上記樹脂の塗布方法としては、特に限定されるものではないが、スピンコート法を用いることができる。さらに、スピンコート法を用いる場合には、上記樹脂の粘度は、1〜10cps、好ましくは5cps程度であることが好ましく、スピンコート時の回転数によって保護層8の膜厚を制御することができる。上記樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、硬質性UV硬化樹脂が挙げられる。特に、上記硬質性UV硬化樹脂は、ビッカース硬度50以上の硬さが得られるものが好ましく、この硬度以上であれば、光ディスクと浮上型光学ヘッドとの接触による傷を防止することができる。また、上記樹脂に、Siオイル系樹脂を混合してもよい。このSiオイル系樹脂を混合して硬化することにより潤滑性を改善することができ、光ディスクと浮上型光学ヘッドとの接触による傷をより一層防止することができる。
【0035】
上記保護層8の厚さは、コート層7と同様に、あまり厚すぎると対物レンズ4によるレーザ光の集光特性に影響がでるため、樹脂の種類、性質にもよるが、例えば、6nm以下が良く、1nm以上、6nm以下が望ましい。また、上記保護層8は、上記の硬度を得るために、有る程度の厚さが必要であり、少なくとも1nm以上の厚さであることが好ましい。また保護層8の厚さは、6nm以上であれば、硬度はほとんど同じになる。従って、上記保護層8の厚さは、1nm以上、6nm以下が望ましい。
【0036】
最後に、コート層7および保護層8を形成した基板を、1個1個切り出すことにより、浮上型光学ヘッドを作製する。
【0037】
以上のように、本実施の形態では、浮上型光学ヘッド1の光ディスク2と対向する面に、コート層7が形成されている。このコート層7により、浮上型光学ヘッド1における対物レンズ4(光路)に傷がつくことを防止することができる。これにより、浮上型光学ヘッド1の光学特性が低下することを防止することができる。また、上記コート層7は、剥離可能であることが好ましい。上記コート層7としては、例えば、アクリル系UV硬化樹脂を用いた場合には、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類などの溶媒に浸漬することよって上記コート層7を剥離することができる。つまり、上記コート層7は、アルコール等の溶媒により浮上型光学ヘッド1の光ディスク2の対向面との密着性を弱めることができ、剥離することができる。このとき、剥離特性を得る上で、基板(スライダ5、対物レンズ4)の材料としては、ガラスが好ましい。これにより、上記コート層7に傷がついて浮上型光学ヘッド1の浮上特性が悪くなった場合であっても、コート層7を剥離して、再びコート層7を形成することによって、表面の傷を無くして浮上型光学ヘッド1の浮上特性を改善することができるため、上記浮上型光学ヘッド1を再使用することができる。
【0038】
また、保護層8をコート層7上に形成することが好ましい。さらに、この保護層8は、コート層7よりも硬度が高いことが好ましい。上記コート層7は、浮上型光学ヘッド1における光ディスク2との対向面における剥離可能であるという特性を重視しているため、その硬度を高くすることが困難である。したがって、このコート層7だけでは、浮上型光学ヘッド1における、光ディスク2との接触による損傷を防止しきれない場合がある。そこで、上記保護層8をコート層7上に形成することにより、浮上型光学ヘッド1と光ディスク2との接触による損傷(特に対物レンズ4等の光路における損傷)をより一層防止することができる。また、上記保護層8に傷がついて浮上型光学ヘッド1の浮上特性が悪くなった場合であっても、保護層8は、コート層7上に形成されているため、コート層7を剥離するのと同時に保護層8も剥離することができる。さらに、たとえコート層7、保護層8に傷がついたとしても、該コート層7、保護層8を剥離し、再びコート層7、保護層8を形成することにより、浮上型光学ヘッド1の浮上特性を改善することができるため、浮上型光学ヘッド1を再利用することができる。
【0039】
〔実施の形態2〕
本発明に係る浮上型光学ヘッドの別の実施の形態について、図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態に係る浮上型光学ヘッド10は、上記実施の形態1において説明した図2に示す光ディスク装置に使用することができる浮上型光学ヘッドとなっている。
【0040】
図3に示すように、本実施の形態にかかる浮上型光学ヘッド10は、浮上型光学ヘッド10における光ディスク2との対向面に、順に、保護層8、コート層7が形成されている構成である。
【0041】
上記浮上型光学ヘッド10は、実施の形態1で示したコート層7および保護層8の作製順を反対にすることにより作製することができる。
【0042】
以上のように、本実施の形態では、浮上型光学ヘッド10における光ディスク2と対向する面に、順に、保護層8、コート層7が形成されている。このコート層7により、浮上型光学ヘッド10における対物レンズ4(光路)に傷がつくことを防止することができる。これにより、浮上型光学ヘッド10の光学特性が低下することを防止することができる。また、保護層8を浮上型光学ヘッド10の対向面とコート層7との間に設けているため、より一層対物レンズ4(光路)に傷がつくことを防止することができる。
【0043】
さらに、上記保護層8と基板との密着性は、アルコールに対して強いため、アルコールを用いてコート層7を剥離した場合においても基板から剥離されることがない。したがって、コート層7の剥離作業中および剥離後に浮上型光学ヘッド10の対物レンズ4(光路)が剥き出しにならないので、浮上型光学ヘッド20の光ディスクとの対向面の保護を強固にすることができる。その上、光ディスク2が傷つくことを防止することができる。
【0044】
さらに、コート層7、保護層8に傷がついたとしても、コート層7を剥離し、再びコート層7を形成することにより、表面の傷を無くして浮上型光学ヘッド1の浮上特性を改善することができるため、浮上型光学ヘッド1を再利用することができる。
【0045】
〔実施の形態3〕
本発明に係る浮上型光学ヘッドの別の実施の形態について、図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態に係る浮上型光学ヘッド20は、上記実施の形態1において説明した図2に示す光ディスク装置に使用することができる浮上型光学ヘッドとなっている。
【0046】
図4に示すように、本実施形態にかかる浮上型光学ヘッド20は、実施の形態1における浮上型光学ヘッド1において、該浮上型光学ヘッド1における対向面と、コート層7との間にカバー層(第2保護層)9を備えている構成である。
【0047】
上記浮上型光学ヘッド20は、実施の形態1で示したコート層7および保護層8を形成する前に、カバー層9を、保護層8を形成するのと同様の方法により形成することができる。つまり、カバー層9は保護層8と同様に硬質性UV硬化樹脂を塗布することによって形成される。この際のカバー層9の膜厚は、光ディスクへの集光特性へ影響しないようにすることが好ましく、樹脂の種類、性質にもよるが、保護層8の膜厚と合わせて好ましくは6nm以下が良く、1nm以上、6nm以下が望ましい。
【0048】
本実施の形態では、カバー層9を形成することにより実施の形態1および実施の形態2を合わせた効果を有することが出来る。すなわち、新たに硬質性UV硬化樹脂からなるカバー層9を形成したので、コート層7および保護層8を同時に剥離して効率良く剥離作業が行えるとともに、浮上型光学ヘッド20の光ディスクとの対向面を強固に保護できる。つまりコート層7と保護層8の剥離後、カバー層9により浮上型光学ヘッド20の光ディスク2との対向面(対物レンズ4等の光路になる部分)がむき出しにならないので、浮上型光学ヘッド20の光ディスクとの対向面の保護を強固にすることができる。
【0049】
また本構成では、実施の形態1の構成において、新たにカバー層9の材料として硬質性UV硬化樹脂をあげたが、カバー層9の膜厚や材料の種類は特に限定されるものではない。
【0050】
また、例えば、保護層を形成後、さらに浮上型光学ヘッドが光ディスクと衝突した場合の損傷を軽減するために、摩擦係数の小さい潤滑層を形成することも可能である。
【0051】
本発明では、光を用いて再生もしくは記録および消去を行う浮上型光学ヘッドにおいて、光ディスクの光入射面側に光入射面への傷を保護する保護層と光入射面の傷を保護しかつ繰り返し剥離、形成出来るコート層を形成する。この構成により浮上型光学へドの光ディスクとの対向面に傷が入った場合でも、保護層とコート層を繰り返し形成できるので、浮上型光学ヘッドを再利用することができる。
【0052】
また、上記コート層は、アルコール等の溶媒によって剥離できるので、複雑な装置を必要とせず簡単に剥離することが出来る。
【0053】
また、浮上型光学ヘッドに、上記コート層、上記保護層の順に形成されているので、保護層により光ディスクを保護できるとともに、コート層を剥離と同時に保護層も剥離できるので効率良く剥離作業を行うことが出来る。また、上記保護層の厚さを1〜6nmに制御することにより、レーザ光の光ディスクの集光特性を損なうことがない。
【0054】
また別の浮上型光学ヘッドの形態では、上記コート層と保護層は、浮上型光学ヘッドに、上記保護層、上記コート層の順に形成されている。これにより、コート層が傷ついて剥離する時に保護層により浮上型光学ヘッドの光ディスクとの対向面がむき出しにならないので、コート層の剥離作業中に浮上型光学ヘッドを保護できるという効果を有する。
【0055】
また光ディスクに集光する対物レンズを有している浮上型光学ヘッドにおいて、浮上型光学ヘッドに、光ディスクとの接触時による損傷を保護するカバー層、光ディスクとの接触時による損傷を保護しかつ繰り返し剥離、形成出来るコート層および光ディスクとの接触時による損傷を保護する保護層をこの順に有した構成にすることにより、コート層と保護層を同時に剥離できるとともに、剥離中に浮上型光学ヘッドの光ディスクとの対向面がむき出しにならないので、コート層の剥離作業中に浮上型光学ヘッドを保護できるという効果を有する。
【0056】
また、上記カバー層の厚さは、上記保護層の厚さと合わせて1〜6nmに制御することにより、レーザ光を光ディスクに正確に集光することが出来る。
【0057】
また浮上型光学ヘッドの光ディスクと対向する面に、少なくとも光ディスクとの接触時による損傷を保護する保護層および光ディスクとの接触時による損傷を保護しかつ繰り返し剥離、形成出来るコート層を形成することによって、浮上型光学ヘッドを繰り返し使用することができる。
【0058】
【実施例】
(実施例1)
以下、実施の形態1にかかる浮上型光学ヘッド1について、具体的な実施例により詳細に説明する。
【0059】
上記の方法により作製された浮上型光学ヘッドについて、まず浮上安定性を調べた。
【0060】
図2に示した光ディスク装置において、所定線速の5m/sで光ディスク2を回転させて、作製した浮上型光学ヘッド1を1時間浮上させた。その後、浮上型光学ヘッドにおける光ディスクとの対向面(保護層8)における傷を確認したが、特に傷は確認されなかった。
【0061】
次に浮上型光学ヘッドの保護層8の表面にわざと光ディスク2に達しない程度のこすり傷をつけ、再度所定線速の5m/sで光ディスク2を回転させて、浮上型光学ヘッド1の浮上を試みたが、安定に浮上させることが出来ず、光ディスク2にも傷をつけてしまった。つまり、保護層8に傷がある場合には、所定の浮上特性を得ることができなかった。
【0062】
ここで、こすり傷のついている浮上型光学ヘッドにおけるコート層7および保護層8の部分をエタノール中に浸漬させしばらく放置し、コート層7および保護層8を剥離した。保護層8はコート層7上に形成されているので、コート層7を剥離することによって同時に剥離することが出来た。また剥離時にイソプロピルアルコールを利用しても同様に剥離することができた。
【0063】
剥離後、光ディスクとの対向面を観察し表面の汚れや傷をチェックしたところ、特に汚れや傷は見られなかった。
【0064】
次に、光ディスクとの対向面に、上記の方法にて、再度コート層7および保護層8を再度ディッピングにより塗布して形成した。すなわち、コート層7は、浮上型光学ヘッドの光ディスクとの対向面をアクリル系UV硬化樹脂の入った槽内に浸して塗布し、紫外線を照射し硬化することによって形成した。コート層7を形成後、続けて保護層8を硬質性UV硬化樹脂の入った槽内に浸して塗布し、紫外線を照射し硬化することによって形成した。
【0065】
コート層7および保護層8を形成した後、新しいディスクを所定線速(5m/s)で回転させて、浮上型光学ヘッドを1時間浮上させたところ、安定した浮上特性が得られた。ここで一度浮上型光学ヘッドの保護層表面および光ディスク表面を観察したが、特に傷などはなかった。このため再度2時間程度浮上型光学ヘッド1を浮上させ、安定に浮上していることを確認した。
【0066】
(実施例2)
以下、実施の形態2にかかる上記浮上型光学ヘッド10について、具体的な実施例により詳細に説明する。
【0067】
まず、上記浮上型光学ヘッド10の浮上安定性を調べた。
【0068】
上記浮上型光学ヘッド10について、実施例1と同様に浮上安定性を確認した。その後、浮上型光学ヘッド10における光ディスクとの対向面(コート層7)における傷を確認したが、特に傷は確認されなかった。
【0069】
次いで、コート層7の表面に保護層8に達しない程度のこすり傷をつけ、所定線速の5m/sで光ディスク2を回転させて、浮上型光学ヘッド10の浮上を試みたが、安定に浮上させることが出来ず、光ディスク2にも傷をつけてしまった。つまり、コート層7に傷がある場合には、所定の浮上特性を得ることができなかった。
【0070】
ここで、こすり傷のついている浮上型光学ヘッドのコート層7の部分をエタノール中に浸漬させしばらく放置し、コート層7を剥離した。なお、保護層8は剥離しなかった。
【0071】
上記コート層7の剥離後、保護層8の表面を観察し表面の汚れや傷をチェックしたところ、特に汚れや傷はなかった。次に、浮上型光学ヘッドにおける光ディスクとの対向面、すなわち保護層8上にコート層7を再度ディッピングにより塗布して形成した。すなわち、コート層7をアクリル系UV硬化樹脂の入った槽内に浸して塗布し、紫外線を照射し硬化することによって形成した。
【0072】
コート層7の形成後、新しい光ディスク2を所定線速(5m/s)で回転させて、浮上型光学ヘッド10を1時間浮上させたところ、安定した浮上特性が得られた。ここで一度浮上型光学ヘッド10のコート層7の表面および光ディスク表面を観察したが、特に傷などはなかった。このため再度2時間程度浮上型光学ヘッド10を浮上させ、安定に浮上していることを確認した。
【0073】
(実施例3)
以下、実施の形態3にかかる上記浮上型光学ヘッド20について、具体的な実施例により詳細に説明する。
【0074】
まず、上記浮上型光学ヘッド20の浮上安定性を調べた。
【0075】
上記浮上型光学ヘッド20について、実施例1、2と同様に浮上安定性を確認した。その後、浮上型光学ヘッド10における光ディスクとの対向面(コート層7)における傷を確認したが、特に傷は確認されなかった。
【0076】
次いで、カバー層9に達しない程度のこすり傷をつけ、再度所定線速の5m/sで光ディスク2を回転させて、浮上型光学ヘッド20の浮上を試みたが、安定に浮上させることが出来ず、光ディスクにも傷をつけてしまった。つまり、カバー層9に傷がある場合には、所定の浮上特性を得ることができなかった。
【0077】
ここで、こすり傷のついている浮上型光学ヘッド20のコート層7および保護層8の部分をエタノール中に浸漬させしばらく放置し、コート層7および保護層8を剥離した。実施例1と同様に保護層8はコート層7上に形成されているので、コート層7を剥離することによって同時に剥離することが出来た。なお、カバー層9は剥離しなかった。
【0078】
コート層7および保護層8の剥離後、カバー層9の表面を観察し汚れや傷をチェックしたところ、特に汚れや傷はなかった。次に、実施例1と同様に再度コート層7および保護層8を再度ディッピングにより塗布して形成した。
【0079】
再度コート層7および保護層8の形成後、新しい光ディスク2を所定線速(5m/s)で回転させて、浮上型光学ヘッド20を1時間浮上させたところ、安定した浮上特性が得られた。ここで一度浮上型光学ヘッド20の保護層8の表面および光ディスク2表面を観察したが、特に傷などは見られなかった。このため再度2時間程度浮上型光学ヘッド20を浮上させ、安定に浮上していることを確認した。
【0080】
【発明の効果】
本発明の浮上型光学ヘッドは、以上のように、光記録媒体と対向する対向面に、剥離可能なコート層を備えている構成である。
【0081】
上記の構成によれば、上記コート層により、光記録媒体との接触による浮上型光学ヘッドの損傷を防止することができるとともに、たとえコート層に傷がついたとしても、上記コート層を剥がすことより、上記傷による浮上型光学ヘッドの浮上特性を改善することができ、上記浮上型光学ヘッドを再利用することができるという効果を奏する。
【0082】
また、上記コート層は、アクリル系UV硬化樹脂からなることが好ましい。これにより、コート層をアルコール等の溶媒によって容易に剥離することができる。さらに、上記コート層を剥離した場合には、再び容易にコート層を形成することができる。したがって、浮上型光学ヘッド浮上特性を改善することができるとともに、上記浮上型光学ヘッドを繰り返し再利用することができるという効果を奏する。
【0083】
さらに、本発明の浮上型光学ヘッドは、上記の構成に加えて、上記コート層上に、第1保護層を有することが好ましい。これにより、より一層浮上型光学ヘッドにおける光路の部分の損傷を防止することができる。また、コート層を剥離することにより、
また、コート層と、上記対向面との間に第1保護層を備えていることが好ましい。
【0084】
上記の構成によれば、第1保護層を有することにより、より一層浮上型光学ヘッドにおける光路の部分の損傷を防止することができる。また、第1保護層を浮上型光学ヘッドから剥離されない材質で形成することにより、該第1保護層によりコート層の剥離作業中および剥離後に浮上型光学ヘッドの光路部分が剥き出しならないので、浮上型光学ヘッドの光路部分を保護することができるとともに、光記録媒体の損傷も防止することができるという効果を奏する。さらに、コート層を再び形成することにより、浮上特性が改善され、損傷を防止することができる浮上型光学ヘッドとして繰り返し再利用することができるという効果を奏する。
【0085】
また、上記第1保護層の厚さを1〜6nmに制御することにより、レーザ光の光ディスクへの集光特性を損なうことがない。
【0086】
さらに、本発明の浮上型光学ヘッドは、上記対向面と、コート層との間に第2保護層を備えていることが好ましい。
【0087】
上記の構成によれば、第2保護層を有することにより、より一層浮上型光学ヘッドにおける光路の部分の損傷を防止することができるという効果を奏する。また、第2保護層を浮上型光学ヘッドから剥離されない材質で形成することにより、該第2保護層によりコート層および第1保護層の剥離作業中および剥離後に浮上型光学ヘッドの光路部分が剥き出しならないので、光記録媒体の損傷も防止することができるという効果を併せて奏する。さらに、コート層および第1保護層を再び形成することにより、浮上特性が改善され、損傷を防止することができる浮上型光学ヘッドとして繰り返し再利用することができるという効果を奏する。
【0088】
また、上記第1保護層と第2保護層とを合わせた膜厚は、1nm以上、6nm以下であることが好ましい。上記の膜厚にすることにより、浮上型光学ヘッドの光記録媒体への集光特性へ影響しないようにすることができる。
【0089】
本発明の光記録再生装置は、上記の浮上型光学ヘッドを備えている構成である。上記の構成によれば、浮上型光学ヘッドを繰り返し使用することができるため、長時間使用可能な光記録再生装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浮上型光学ヘッドの要部の断面図である。
【図2】上記浮上型光学ヘッドを用いた光ディスク装置を示す要部の断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る浮上型光学ヘッドの要部の断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係る浮上型光学ヘッドの要部の断面図である。
【図5】従来の浮上型光学ヘッドを用いた光ディスク装置を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1,10,20 浮上型光学ヘッド
2 光ディスク(光記録媒体)
3 サスペンション
4 対物レンズ
5 スライダ
6 光ビーム
7 コート層
8 保護層(第1保護層)
9 カバー層(第2保護層)
Claims (8)
- 光記録媒体に光を集光する対物レンズを有している浮上型光学ヘッドにおいて、光記録媒体と対向する対向面に、剥離可能なコート層を備えていることを特徴とする浮上型光学ヘッド。
- 上記コート層は、アクリル系UV硬化樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の浮上型光学ヘッド。
- 上記コート層上に、第1保護層を有することを特徴とする請求項1または2に記載の浮上型光学ヘッド。
- コート層と、上記対向面との間に第1保護層を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の浮上型光学ヘッド。
- 上記第1保護層の膜厚は、1nm以上、6nm以下であることを特徴とする請求項3または4に記載の浮上型光学ヘッド。
- 上記対向面と、コート層との間に第2保護層を備えていることを特徴とする請求項3に記載の浮上型光学ヘッド。
- 上記保護層と第2保護層とを合わせた膜厚は、1nm以上、6nm以下であることを特徴とする請求項6に記載の浮上型光学ヘッド。
- 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の浮上型光学ヘッドを備えていることを特徴とする光記録再生装置。
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