JP3954791B2 - 格納式ドアミラーのフレーム構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドアに装着されるドアミラーに関し、特に、格納式ドアミラーのフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアに装着して使用するドアミラーには手動格納式ミラーと電動格納式ミラー等があり、どちらのミラーもボデーの内部に、骨組みとなるフレームを設置してドアミラー自体の剛性をあげている。
自動車のドアミラーを車種ごとに生産すると製造コストを押上げるので、近年においてはドアミラーを複数の車種において共用化することが多くなってきている。
【0003】
例えば格納式ドアミラーは、ミラーを使用位置から格納位置へと、また格納位置から使用位置へと回動させる可倒機構部と、ミラーとミラー角度の遠隔調節用アクチュエータ等を含むミラーアッセンブリを固定するフレームと、ミラーベース部とボデー(ミラーケースいうこともある)とで通常構成されているが、可倒機構部は複数車種において共通のユニットとして使用できるように構成して量産効果をあげる傾向が強まっている。
しかし、各自動車メーカによりドアミラー意匠は異なるため、多くの場合、新車種ごとにフレームは新設するのが一般的であった。
【0004】
そこで、図3(A)に示すように、最近はフレームを可倒機構部とボデー固定部とに2分して、使用に際し両部品をビス締結してフレームとする方式をとり、ボデーの骨組みとしてドアミラーの剛性をあげることが多くなっている。
このような例としては、特開平7−69133号公報に記載されている電動格納式ドアミラーや、本出願人の提案に係る特開平8−142754号公報に記載されている可倒式ドアミラーが知られている。
前者は、フレームを電動格納機構などの可倒機構部を収納する格納ユニット部と、ミラーアッセンブリなどを取りつける取付部とに分割し、そのフレームを締結ネジの締め込みにより一体に連結したものである。後者は、フレームをメス型フレームとオス型フレームとに分割できる構成とし、一方のフレームに可倒機構部を内蔵させ、他方のフレームにミラー角度遠隔調節用アクチュエータを含むミラーアッセンブリを取付けたもので、両フレームを組み合わせ後に、ネジ止めしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来ものは、図3の(A)にも示したように格納ユニット1(可倒機構部)の端部と、ボデー固定部2のブラット端部とにおいてビス3のみで連結しているために、一部品で一体形成させたものと較べて、連結部の強度は弱いものとなっている。すなわち、図3(B)に▲1▼で示すように、連結部はその連結部周りに大きな外力を受けると(例えば、ドアミラーの垂直方向に負荷を受けると)連結部分が変形または破損をきたすことがあった。また、連結部がねじれをうけたときも図3(B)に▲2▼で示すように、同様な問題が生ずることがあった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑み、ドアミラーのフレームを電動格納機構などの可倒機構部を収納する格納ユニット部と、ミラーアッセンブリ、ミラーボデーなどを取りつける固定部とに分割できるように連結したものであって、両部をネジ等により分離可能に連結しながらも、連結部の変形が防止できる剛性の高い格納式ドアミラーのフレーム構造を提案することが課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明が採用した課題の解決手段は次のとおりである。本発明は、ミラーボデーのフレームを、可倒機構部を収納した格納ユニットと、ミラーとその角度調節機構とを含むミラーアッセンブリ及びミラーボデーを固定する固定部とに分割し、格納ユニットと固定部とを分離可能に一体連結しているドアミラーにおいて、前記格納ユニットの上面より、ドアミラーの回転軸であるシャフトを突出させ、一方、前記シャフトの上部に係合させるべく軸受孔を有する軸受ブラケットを前記固定部に対し一体に形成させる。そして、前記格納ユニットの上面を前記軸受ブラケットに当接させるとともに、前記格納ユニットのシャフト基部より離れた位置で、前記軸受ブラケットの軸受孔に前記シャフトの上部を嵌合させたことを特徴とする格納式ドアミラーのフレーム構造である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下実施の形態を挙げ、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の実施の一例である電動格納式ドアミラーの要部を示し、格納ユニットと、ミラーアッセンブリ及びボデー固定部全体を概略示した説明図である。図2は、格納ユニットの断面図である。
【0009】
図において10は、ミラーボデーのフレームである。このフレームはシャフト11、モータ12、クラッチ機構13、減速機構14等の電動格納系の可倒機構部を収納する格納ユニット10Aと、ミラーやミラー角度の遠隔調節用アクチュエータを含むミラーアッセンブリ(何れも図示は省略した)を取りつけるボデー固定部10Bとに、分割してなる。
【0010】
符号15はギヤケースであり、格納ユニット10Aの下部が圧入され固定されている。また前記ギヤケース部の下部にシャフトの基部16が設けられ、該基部は図示を省略したがミラーベースの上面に固着する。シャフト11は基部16に立設されており、シャフトの上部は格納ユニットの上面より、突出している。
【0011】
格納ユニット10Aと、ボデー固定部10Bは、ギヤケースの部分にねじ込んだビス18により締結して、分割した格納ユニット10Aと、ボデー固定部10Bとを一体のフレームとする。
【0012】
また、軸受孔20を有する軸受ブラケット21を前記固定部10Bから格納ユニットの上部方向に一体に突出形成させて、前記格納ユニットのシャフト基部より離れた位置で、前記軸受ブラケットの軸受孔に前記シャフト11の上部を嵌合させる。
【0013】
このような構成を有したドアミラーのフレームは、可倒機構部を収納する格納ユニット部と、ミラーアッセンブリ、ミラーボデーなどを取りつける固定部とに分割できるように連結したものであって、両部をネジ等により分離可能に連結しながらも、軸受ブラケットの軸受孔に前記シャフト11の上部を嵌合させているので、その固定部10Bがシャフト11両端に対し支持されることになり、フレームは従来の分割可能なものと較べて構造的にも剛性が高まり、特にドアミラーの垂直方向に負荷を受けるときも、ねじれ方向に負荷をうけたときも連結部が変形または破損をきたすことがない。
【0014】
なお、上記の例は電動格納式ミラーのミラーフレームであるが、手動格納式ミラーの場合も同様に構成できるものである。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、フレームを格納ユニット部側と、ボデー固定部側とに2分して、格納ユニット部の量産効果をあげることができ、また多くの意匠の異なるドアミラーに格納ユニット部が共通使用できる。それだけでなく、簡単な構成により、大きな設計変更を伴わずに格納ユニット部とボデー固定部の連結部の剛性がアップするので、製品の信頼性がさらに高まるという優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の一例である電動格納式ドアミラーの要部を示し、格納ユニットとミラーアッセンブリ及びボデー固定部全体を概略示した説明図である。
【図2】図2は、格納ユニットの断面図である。
【図3】(A)と(B)は従来型を示した説明図である。
【符号の説明】
10 ミラーボデーのフレーム
10A 格納ユニット
10B ボデー固定部
11 シャフト
12 モータ
13 クラッチ機構
14 減速機構
15 ギヤケース
16 シャフト基部
20 軸受孔20
21 軸受ブラケット
Claims (1)
- ミラーボデーのフレームを、可倒機構部を収納した格納ユニット部と、ミラーとその角度調節機構とを含むミラーアッセンブリ及びボデー固定部とに分け、その格納ユニット部と固定部とを分離可能に一体連結しているドアミラーにおいて、前記格納ユニットの上面より、ドアミラーの回転軸であるシャフトを突出させ、一方、前記シャフトの上部に係合させるべく軸受孔を有する軸受ブラケットを前記固定部に対し一体に形成させ、前記格納ユニットの上面を前記軸受ブラケットに当接させるとともに、前記格納ユニットのシャフト基部より離れた位置で、前記軸受ブラケットの軸受孔に前記シャフトの上部を嵌合させたことを特徴とする格納式ドアミラーのフレーム構造。
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