JP3952635B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3952635B2
JP3952635B2 JP15365999A JP15365999A JP3952635B2 JP 3952635 B2 JP3952635 B2 JP 3952635B2 JP 15365999 A JP15365999 A JP 15365999A JP 15365999 A JP15365999 A JP 15365999A JP 3952635 B2 JP3952635 B2 JP 3952635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
unit
transaction
temperature sensor
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15365999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000348237A (ja
Inventor
精一 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP15365999A priority Critical patent/JP3952635B2/ja
Priority to US09/477,404 priority patent/US6536662B1/en
Publication of JP2000348237A publication Critical patent/JP2000348237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3952635B2 publication Critical patent/JP3952635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/201Accessories of ATMs

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、自動取引装置に係り、特に、取引媒体を機械的に搬送する搬送機構を有する自動取引装置に関する。
【0002】
本発明は、例えば、自動預金支払機(Automatic Teller Machine:ATM)や現金自動支払機(Cash Dispenser:CD)あるいは自動預金機(Automatic Depository:AD)に特に好適である。
【0003】
【従来の技術】
自動取引装置とは、ユーザから入力された取引情報に従って、一又はそれ以上の取引媒体(紙幣、硬貨、カード、切符、入場券、株券等の有価証券、馬券、宝くじ、品物、診療受付票等)を受入れ及び/又は放出等するシステムであり、本出願では、自動金銭貸付装置、自動カード発行装置、自動帳票出力装置等を広く含むが、最も典型的なものは、銀行等の金融機関に設置されるATMである。ATMは、今後、金融機関に限定されない様々な場所に設置されて24時間で顧客(ユーザ)に対応することが期待されている。
【0004】
ATMは、紙幣及び(選択的にこれと共に硬貨)、通帳、カード、取引明細書などの取引媒体に接触し、これら取引媒体をATMの筐体前面(これは、一般に「ファサード」と呼ばれている。)と各種処理部との間で、摩擦力により搬送する搬送部を有している。また、搬送部は、出金時に収納された紙幣を繰り出す繰り出し部を含んでいる。搬送部は、典型的にモータにより機械的に駆動され、ゴムなどから構成される搬送ベルトや繰り出しローラを有している。ATMは高速で入金処理、出金処理、記帳処理、振込処理などを行うことが期待されており、ATMのメーカはシミュレーションを行って各処理に共通の(又は選択的に各処理毎に)最適なモータの回転速度を設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、理解されるようにATMが設置される場所はメーカのシミュレーション室と同様の温度環境を有しておらず、特に、ATMは熱伝導率が高い金属製筐体で構成されているために外部温度の影響を受けやすい。搬送部の構成要素を構成するゴム類は温度の低下により一般に硬化する。硬化の程度はゴムの種類や低下した温度などによって決定されるが、いずれにしても硬化によって摩擦係数が低下する。この結果、例えば、搬送ベルトと紙幣との間、繰り出しローラと紙幣との間の摩擦力が減少し、紙幣が搬送ルートに対してスリップしたり傾斜したりして紙幣の搬送時及び繰り出し時のジャムの原因となる。
【0006】
更に、駆動源としてのモータは一般に低温なほどトルクが低下するために低温時には回転ムラや起動エラーが発生しやすい。回転ムラや起動エラーは安定した搬送や繰り出しを妨げてジャムを発生しやすい。
【0007】
また気温が低下する冬期には(日本では特に)空気が乾燥して静電気が発生しやすくなる。例えば、搬送された紙幣は収納部入口に到達すると搬送ベルトから外れてフリーな状態になり、その後収納部の収納位置に落下して整列する。しかし、収納される紙幣と既に収納されている紙幣との間で静電気による反発が生じて収納時のジャムの原因となる。
【0008】
これらのジャムはATMのサービス休止をもたらし、当該取引をしているユーザのみならずそのユーザの後ろに並んでいるユーザにも迷惑がかかる。特に、24時間対応のATMにおいて営業時間外にジャムが発生すれば係員がいないためにユーザに多大な迷惑がかかる。
【0009】
このような低温環境は寒冷地に限定されるものではなく、例えば、冬季早朝に銀行で一般にみられるものである。銀行のATMコーナーはエアコン設備を一般に有しているが、夜間はエアコンの電源を停止している。このため、早朝稼働時にATMの搬送系は低温状態である。
【0010】
かかる問題を解決するために外部温度が低下した場合に筐体を暖めるヒーターや静電気除去装置をATMに取り付けることも考えられるが、装置の大型化とコストアップを招いてしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、このような従来の課題を解決する新規かつ有用な自動取引装置及びその制御方法を提供することを本発明の概括的目的とする。
【0012】
より特定的には、本発明は、低温環境及び/又は帯電環境においても安定した取引動作を確保する自動取引装置及びその制御方法を提供することを例示的目的とする。
【0013】
上記目的を達成するために、本発明の例示的一態様としての自動取引装置は、筐体と、当該筐体に設けられ、取引情報が入力される入力部と、前記筐体に設けられ、前記取引情報と前記取引媒体とを処理する処理部と、前記筐体に設けられ、前記取引媒体に対応する取引媒体を複数の動作モードのうちから選択された一のモードで搬送する搬送部と、前記搬送部の温度を測定する温度センサとを有し、前記筐体に設けられると共に前記温度センサに接続され、当該温度センサが測定した温度に従って前記動作モードを切り換える搬送部を制御する制御部とを有する。かかる自動取引装置によれば搬送部の動作は制御部によって温度によって制御される。
【0014】
本発明の例示的一態様としての自動取引装置の初期動作制御方法は、取引情報に従った取引媒体を用いて取引を行う自動取引装置を動作可能にする工程と、取引媒体を搬送可能な搬送部の温度を測定する工程と、前記搬送部の温度が所定の温度よりも高ければ前記搬送部を第1の速度で所定時間から回り駆動する工程と、前記搬送部の温度が前記所定の温度よりも低ければ前記搬送部を前記第1の速度よりも小さい第2の速度でからまわり駆動する工程とを有する。かかる方法によれば、自動取引装置は初期動作において低温時にから回り(アイドリング)速度が小さい。
【0015】
本発明の別の例示的態様としての自動取引装置の初期動作制御方法は、取引情報に従った取引媒体を用いて取引を行う自動取引装置を動作可能にする工程と、取引媒体を搬送可能な搬送部の温度を測定する工程と、前記搬送部の温度が所定の温度よりも高ければ前記搬送部を第1の期間だけから回り駆動する工程と、前記搬送部の温度が前記所定の温度よりも低ければ前記搬送部を前記第1の期間よりも長い第2の期間だけからまわり駆動する工程とを有する。かかる方法によれば、自動取引装置は初期動作において低温時にから回り(アイドリング)期間が長い。
【0016】
本発明の例示的一態様としての自動取引装置の制御方法は、筐体と、当該筐体に設けられて取引情報が入力される入力部と、前記筐体に設けられて前記取引情報と前記取引媒体とを処理する処理部と、前記筐体に設けられて前記取引媒体に対応する取引媒体を複数の動作モードのうちから選択された一のモードで搬送する搬送部とを有する自動取引装置の制御方法であって、前記搬送部の温度を測定する工程と、前記測定された温度に従って前記動作モードを切り換える工程とを有する。かかる制御方法によれば搬送部の動作は温度によって制御する。
【0017】
本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例において明らかになるだろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動取引装置の例示的一態様としてのATMについて図1及び図2を参照して説明する。なお、同一部材は同一の参照番号を付して重複説明は省略する。ここで、図1は本発明のATM100の概観斜視図である。図2は図1に示すATM100の制御系の概略ブロック図である。
【0019】
図1に示すATM100は、熱伝導率の高い金属製筐体12に、カード投入口2、紙幣専用口4、操作部6、通帳投入口8及び温度センサ16を有している。また、ATM100内部には、図2に示すように、主制御部22と、主制御部22に接続されて動作制御される紙幣入出金ユニット(Bill RecycleUnit:BRU)24、カード処理ユニット26、記帳ユニット28、モータ58及び電源30が設けられている。なお、モータ58は以下の説明では便宜上紙幣のみならず通帳、カードなど全ての取引媒体の搬送系の駆動源を総括するものとする。ATM100は入金取引、出金取引、振込振替取引、記帳、残高照会など様々な取引を行うことができる。
【0020】
カード投入口2は、図2に示すカード処理ユニット26に接続されている。通帳投入口8は図2に示す記帳ユニット28に接続されている。記帳ユニット28はユーザが挿入した通帳に過去の取引履歴を印字する場所である。紙幣専用口4は図2に示すBRU24に接続されており、ユーザが紙幣を引き出し及び預け入れする場所である。BRU24は、一万円札が収納されている一万円札収納ユニット(Fスタッカ)32と、千円札が収納されている千円札収納ユニット(Rスタッカ)34を有している。操作部6は取引に必要な操作、情報が表示すると共にユーザが必要な情報を入力することを可能にする。操作部6は、例えば、液晶タッチパネルスクリーンから構成される。カードの暗証番号情報、通帳情報その他ユーザが入力した取引情報は主制御部22に送信される。
【0021】
主制御部22は、CPUやMPUなどの処理装置を含んでおり、各種の取引情報を処理する。主制御部22は図示しない揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでおり又はそれらに接続されており、制御動作にかかるメモリを使用する。また、主制御部22は図示しない通信部を含んでおり又はそれに接続されており、かかる通信部を介してカードを発行した金融機関と通信することができる。更に、主制御部22は、預け入れされたと引き出される紙幣の金種と枚数を決定することができ、預け入れされた紙幣の金額を操作部6に表示することができ、取引終了時には取引明細書を発行することができる。主制御部22は、後述するように、温度センサ16の出力に基づいてモータ58を含む搬送系の動作モード(速度、繰り出し時間間隔など)を変更する。また、主制御部22は、タイマを含んでいるか又はそれに接続されており、後述する出金取引処理において紙幣専用口4のシャッター開口時から所定時間経過したことを認識することができる。
【0022】
通帳、紙幣及びカードは、装置内部に設置されているモータ58より駆動力を得ることにより駆動する搬送ベルトによって搬送される。モータ58の動作は主制御部22により制御されている。主制御部22は主電源30によってオン、オフされる。
【0023】
図1に示すように、温度センサ16は筐体12の外部表面に取り付けられ、周囲環境温度を常時測定可能となっている。後述するように、本実施例は搬送系の温度を外気温度と擬制しているので温度センサ16は筐体12の外表面に設けられているが、後述されるように測定部位はこの位置に限定されない。温度センサ16には当業界で周知のいかなる温度センサをも使用することができ、例えば、電流出力型のIC化温度センサを利用することができる。これは絶対温度Kで表示した数値に等しい電流をμA単位で出力する温度センサである。温度センサの他の例としては金属測温抵抗体、サーミスタ等などがある。
【0024】
図2に示すように、温度センサ16は主制御部22に接続されている。主制御部22は温度センサ16から電流として出力された温度情報を受け取り、かかる温度情報に基づいてモータ58の動作を制御する。このため、制御部22は図示しないメモリに温度情報を表す電流値と温度との関係を示すグラフや表を格納して、温度センサ16の出力から温度を検出するのに利用している。かかるグラフ等は当業界では周知であるため、ここでは詳しい説明は省略する。また、主制御部22は、図示しないメモリに検出された温度を所定の温度と比較する図示しない比較器を備えているかそれに接続されている。代替的に、主制御部22はかかる比較用ソフトウェアを図示しないメモリに格納している。かかるソフトウェアは本出願の開示から当業者には容易に作成することができるのでここでは詳しい説明は省略する。
【0025】
なお、ATM100は、図1においていわゆるロビータイプのそれとして図示されているが、本発明はいわゆる壁埋め込み型のATMにも適用できるのはもちろんである。ここで、壁埋め込み型のATMとは、ユーザが各種の取引操作をしたり、カードの挿入を行うファサードのみを壁の外側に露出させ、他の全ての部分(筐体本体)が壁の内側に設置されるATMである。
【0026】
次に、本発明が適用されるBRU24の内部構造の詳細について図3を参照して説明する。図3は図2に示すBRU24の概略構成図である。なお、カード処理ユニット26及び記帳ユニット28においてもBRU24と同様の搬送ベルト60が使用されているので本発明の制御方法を適用することができるが、ここでは説明を省略する。
【0027】
図3に示すBRU24は、Fスタッカ32、Rスタッカ34、係員カセット42、補充リジェクトボックス44、チェック紙幣ボックス46、リジェクトボックス48、取り忘れボックス50、入金プール部52、鑑別部54及び紙幣搬送ルート56を有している。BRUは、一般に、ユーザが所定の取引情報を入力することによって引き出しだけではなく預金も行うことができ、預け入れされた紙幣を鑑別して再利用することができる。しかし、本実施例のBRU24は引き出し用紙幣と預け入れられた紙幣は分離され、預け入れられた紙幣が引き出されることはない。但し、本発明の自動取引装置はBRUの種類は問わないことはいうまでもない。
【0028】
入金プール部52は、ユーザが紙幣専用口4に挿入した紙幣を一時的に格納(プール)する。鑑別部54は、プール部52にプールされた紙幣及び出金用紙幣が正常な紙幣であるかどうか、かかる紙幣の金種及び枚数を判別することができる。ここで、「正常な紙幣」とは、搬送ルート56に対して所定範囲の角度を有する紙幣及び偽札ではない正規の紙幣をいう。預け入れされた正常な紙幣でない紙幣は鑑別部54から紙幣専用口4に返却される。
【0029】
Fスタッカ32とRスタッカ34はユーザが入金した一万円札と千円札とをそれぞれ格納している。上述したように本実施例では紙幣の再利用は行わないので、銀行などの金融機関はFスタッカ32とRスタッカ34に紙幣をセットしない。係員カセット42は係員がセットした出金用紙幣を格納している。ユーザからの引き出し要求に従って紙幣が係員カセット42から送られる時に、鑑別部54により金種チェックが行われ、金種が判別しなかった紙幣は補充リジェクトボックス44に格納される。なお、図3に示す係員カセット42は、例示的に、FカセットとRカセットから構成されているが、その数は2つに限定されないことはいうまでもない。
【0030】
チェック紙幣ボックス46には模擬紙幣が入っており、この模擬紙幣は紙幣搬送ルート56を移動して搬送ルート56にジャムが発生していないかどうかを確認するのに使用される。リジェクトボックス48は、係員カセット42から鑑別部54に搬送され、その後、鑑別部54により正常でないと判断された紙幣を格納している。取り忘れボックス50は、ユーザが紙幣専用口4から所定時間内に取り忘れた引き出し用紙幣が収納される部位である。
【0031】
紙幣搬送ルート56は、モータ58と、モータ58より駆動力を得ることにより駆動する搬送ベルト60及び駆動伝達用の図示しないローラにより画定されている。モータ58は複数の回転速度(1.2m/s、1.6m/sなど)で搬送されることが可能である。ローラは、モータ58の図示しないモータ軸に直接係合しているローラと、当該ローラに係合しているローラと、係員カセット42の近傍に配置されている紙幣繰り出しローラとを含んでいる。なお、預け入れされた紙幣を再利用する場合にはスタッカ32及び34の近傍に繰り出しローラが設けられることになる。モータ58は繰り出しローラを間欠的に駆動することもできる。繰り出しローラの繰り出し時間間隔は主制御部22によって制御可能である。
【0032】
主制御部22からの命令によりモータ58はローラを回転させる。ローラには搬送ベルト60が架けられており、ローラの回転に応じて搬送ベルト60が駆動される。ローラと搬送ベルト60との滑りを防止するために、搬送ベルト60の内側に凹凸状のパターンを形成し、ローラの表面にもこれに対応するパターンを形成してある。各々別のローラにより稼働する2つの搬送ベルト60を密着かつ対向するように設置し、同時に同速度で稼働させる。紙幣はかかる2つの搬送ベルト60の間に挟まれることにより一枚ずつ搬送ルート56に沿って搬送される。なお、搬送ベルト60はゴム平ベルトよりなる。上述したように、図3にはモータ58及びローラは省略されている。上述した搬送ベルト60やローラは主としてゴム類から構成されている。
【0033】
以下に、本発明のATM100の典型的な動作について説明する。以下の説明中で使われる低温モード及び通常モードはATM100の動作モードの一態様である。
【0034】
まず図4を参照して、ATM100の通常動作開始前の初期動作としてのメカリセット処理についてを説明する。ここで、図4はATM100のメカリセット処理を示すフローチャートである。ATM100は電源投入時にメカリセット動作を行う。選択的に、ATM100は所定時間間隔でメカリセット動作を行ってもよい。特に、24時間対応のATMでは電源投入時だけでなく所定時間間隔でメカリセット動作を行うことが要求されることが好ましい。
【0035】
まず、係員がATM100の電源30を投入し(ステップ401)、ATM100を動作可能状態にセットする。ATM100の電源が既にオンになっているがスタンバイ状態になっている場合も動作可能状態にセットする。これに応答してメカリセット動作が開始される(ステップ403)。メカリセット動作は電源投入にリンクして自動的に行われる場合にはステップ401と403とは一体化されてもよいことはいうまでもない。メカリセット動作においては、例示的に、各種取引計数(入金額など)が0にリセットされ、ATM100の各コンポーネントはホームポジションなど所定の位置にリセットされる。次に、各メカ部が初期動作を開始する(ステップ405)。初期(イニシャル)動作は、メカリセット動作の一部であり、各部がATM100の通常動作において正常に動作することができるかどうかを確認するための動作である。例えば、係員カセット42には所定枚数の紙幣が正常にセットされているかどうかを図示しない圧力センサ、収納センサ、ガイドセンサが判断する。初期動作は、必要なライトの点灯、取引明細書のストックや通帳及び取引明細書に印字するインクチェック、チェック紙幣ボックス46を利用した模擬搬送その他の動作を例示的に行ってもよい。
【0036】
メカリセット動作は搬送系の動作チェックも含んでいる。特徴的に、本実施例のメカリセット動作は温度によってその動作モードを変更している。従来は、温度によって動作モードを変更していなかったため、ATM100の高速処理のみを追及して典型的に常温であるメーカのシミュレーション室において搬送系の動作モードが決定されていた。しかし、モータ58は一般に低温なほどトルクが低下するために低温時には回転ムラや起動エラーが発生しやすい。また、搬送ベルト60やローラを構成するゴム類は温度の低下により一般に硬化してモータ58による駆動応答性が低下する場合もある。このため、モータ58をいきなり高速で駆動するとモータ58が壊れる場合がある。そこで、本実施例では、低温時には通常よりも長い所定期間及び/又は通常よりも遅い速度でモータ58をから回り(アイドリング)させることによりモータ58その他の搬送系のコンポーネントを暖めて破壊から保護している。ここで、「から回り(アイドリング)」とは、通常の取引処理(引き出し、預け入れなど)に使用される取引媒体である紙幣を伴わない動作をいう。
【0037】
温度は搬送系全体の平均温度であることが好ましいが、筐体12が熱伝導率が高い金属材料から構成されているので本実施例は外気の温度を搬送系の温度と擬制して温度センサ16により測定している。主制御部22は、温度センサ16から温度情報を表す出力を受け取って、図示しないメモリに格納されたグラフや表を利用して外部温度(及びそれに擬制された搬送系の平均温度)を認識する(ステップ407)。本実施例では、動作モード(この場合はモータ58の回転速度)を変更すべき臨界温度を5℃に例示的に設定しているが、この温度に限定されないことはいうまでもない。
【0038】
次いで、主制御部22は、測定された温度と臨界温度(5℃)とを比較して測定温度が臨界温度を超えているかどうかを判断する(ステップ409)。主制御部22は、ステップ409で測定温度が5℃以下であると判断した場合には、低温モードを選択し、低速回転速度(1.2m/s)で5秒間モータ58を回転させる(ステップ411)。これによりモータ58その他の搬送系の温度が上昇し、低温に起因する搬送系のトラブルを回避することができる。主制御部22は、ステップ409で測定温度が5℃より大きいと判断した場合には、高温モードを選択し、高速回転速度(1.6m/s)で5秒間モータ58を回転させる(ステップ413)。日本では一年のうちでステップ411が選択される必要がある場合はステップ413が選択される場合よりも一般に少ないと思われるので、本実施例では従来と同様にステップ413により高速処理も確保している。なお、本実施例ではステップ411と413の回転時間を共に5秒間に設定しているが、これに限定されないことはいうまでもない。その後、メカリセット動作は終了する(ステップ415)。
【0039】
次に、図5を参照して、本発明のATM100による入金取引処理について説明する。ここで、図5はATM100による入金取引処理を示すフローチャートである。まず、主制御部22は、ユーザが操作部6を介して入金取引を選択したことを確認する(ステップ501)。なお、これと先後して主制御部22はユーザがカード投入口2に投入したカード及び暗証番号の情報を読み取って当該カードを発行した金融機関と通信して、ユーザの口座を認識すると共に暗証番号の正当性を従来の方法でチェックする。
【0040】
次に、主制御部22は紙幣専用口4の図示しないシャッターを開口すると共に操作部6に入金を促す表示をするように命令する(ステップ503)。ユーザが紙幣専用口4から紙幣を投入したことを確認すると(ステップ505)、主制御部22は紙幣専用口4のシャッターを閉口する(ステップ507)。
【0041】
次いで、主制御部22は、温度センサ16から温度情報を表す出力を受け取って、図示しないメモリに格納されたグラフや表を利用して外部温度(及びそれに擬制された搬送系の平均温度)を認識する(ステップ509)。次いで、主制御部22は、測定された温度と臨界温度(5℃)とを比較して測定温度が臨界温度を超えているかどうかを判断する(ステップ511)。主制御部22は、ステップ511で測定温度が5℃以下であると判断した場合には、低温モードを選択し、低速回転速度(1.2m/s)で削除モータ58を回転させる(ステップ513)。
【0042】
このように、特徴的に、本実施例の入金取引処理は温度によってその動作モード(即ち、モータ58の回転速度)を変更している。従来は、温度によって動作モードを変更していなかったため、ユーザとATM100との高速取引処理のみを追及して典型的に常温であるメーカのシミュレーション室において搬送系の動作モードが決定されていた。しかし、モータ58は一般に低温時に動作特性が低下する。また、搬送ベルト60やローラを構成するゴム類は温度の低下により一般に硬化する。硬化の程度はゴムの種類や低下した温度などによって決定されるが、いずれにしても硬化によって摩擦係数が低下する。搬送ベルト60と入金された紙幣との間の摩擦力が減少し、紙幣が搬送ルート56に対してスリップしたり傾斜したりして紙幣の搬送時のジャムとそれによるATMのサービス休止をもたらす。
【0043】
そこで、本実施例では、低温時には通常よりも長い所定期間(即ち、通常よりも遅い速度で)モータ58を回転させることにより、搬送ベルト60と紙幣とのスリップを発生しにくくしている。また、モータ58の回転速度を遅くすることによって回転トルクを大きくとることを可能にしている。この結果、紙幣を紙幣専用口4からスタッカ32及び/又は344まで搬送する際に生じ得るジャムを防止することができると共にモータ58の破壊を防止することができる。
【0044】
次に、主制御部22は、繰り出し間隔を通常よりも遅くし(例えば、7枚/秒)、入金された紙幣を1枚ずつ繰り出している(ステップ515)。このように、特徴的に、本実施例の入金取引処理は温度によってその動作モード(即ち、紙幣の繰り出し間隔)を変更している。従来は、温度によって紙幣の搬送間隔を変更していなかった。入金された紙幣はFスタッカ32とRスタッカ34の入口に到達すると搬送ベルト60から外れて自由な状態になり、その後各スタッカの収納位置に落下して整列することが期待されている。しかし、冬期には日本では特に空気が乾燥して静電気が発生しやすくなるため、収納される紙幣と既に収納されている紙幣との間で静電気による反発が生じて収納時のジャムの原因となる。また、紙幣専用口4から繰り出すときに紙幣が衝突してジャムの原因となる。そこで、本実施例では、低温時に紙幣の繰り出し間隔を広げることによって収納時の紙幣の静電乱れが落ち着く時間を確保すると共に繰り出し時の紙幣の衝突を防止し、ジャムを防止している。
【0045】
ステップ511で搬送系の温度が臨界温度より高いと判断された場合、主制御部22は通常モードを選択し、高速回転速度(1.6m/s)でモータ58を回転させ(ステップ517)、繰り出し間隔10枚/秒で入金された紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送する(ステップ519)。日本では一年のうちで低温モードが選択される必要がある場合は通常モードが選択される場合よりも一般に少ないと思われるので、本実施例では従来と同様にステップ517及び519により高速処理も確保している。なお、各ステップ511乃至519における速度値及び繰り出し間隔時間は単なる例示であり、これらに限定されないことはいうまでもない。
【0046】
低温モード及び通常モードどちらの場合も、入金された正常紙幣が入金プール部52に収納されて金額が確定されれば、入金処理は完了する(ステップ521)。つまり、鑑別部54は鑑別部を通過した紙幣が正常な紙幣かどうかを判断して、正常ではないと判断した場合にはその旨を主制御部22に送信する。これに応答して主制御部22は当該紙幣を紙幣専用口4に返却する。一方、鑑別部54は正常な紙幣であると判断した場合にはプール部52に紙幣を搬送させ、その旨及び金種と枚数を主制御部22に送信する。これに応答して、主制御部22は操作部6に、鑑別部54が検出した金額が正しいかどうかの確認を促す表示をするよう命令し、ユーザの確認により収納動作を開始する(ステップ523)。
【0047】
主制御部22は、温度センサ16から温度情報を表す出力を受け取って、図示しないメモリに格納されたグラフや表を利用して外部温度(及びそれに擬制された搬送系の平均温度)を認識する(ステップ525)。次いで、主制御部22は、測定された温度と臨界温度(5℃)とを比較して測定温度が臨界温度を超えているかどうかを判断する(ステップ527)。しかし、これのステップはステップ509及び511と同様であるので、これらのステップの結果を利用してステップ525及び527を省略してもよい。
【0048】
主制御部22は、ステップ527で測定温度が5℃以下であると判断した場合には、低温モードを選択し、低速回転速度(1.2m/s)でモータ58を回転させる(ステップ529)。また、繰り出し間隔7枚/秒で入金プール部52の紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送する(ステップ531)。ステップ527で搬送系の温度が臨界温度より高いと判断された場合、主制御部22は通常モードを選択し、高速回転速度(1.6m/s)でモータ58を回転させ(ステップ533)、繰り出し間隔10枚/秒で入金された紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送する(ステップ535)。
【0049】
低温モード及び通常モードどちらの場合も、入金プール部52の紙幣全てをFスタッカ32及び/又はRスタッカ34に収納すれば、入金取引は完了する(ステップ537)。
【0050】
次に、図6を参照して、本発明のATM100による出金取引処理について説明する。ここで、図6はATM100による出金取引処理を示すフローチャートである。まず、主制御部22は、ユーザが操作部6を介して出金取引を選択したことを確認する(ステップ601)。なお、これと先後して主制御部22はユーザがカード投入口2に投入したカード及び暗証番号の情報を読み取る。更に、主制御部22はユーザーが入力した引き出し金額を確認する(ステップ603)。主制御部22は、この後、当該カードを発行した金融機関にカード、暗証番号及び引き出し金額の情報を金融機関に送信し、ユーザの口座を認識すると共に暗証番号と引き出し金額の正当性を従来の方法でチェックする。なお、主制御部22は、取引処理の迅速化のためにチェック結果を待たずに引き出し金額に相当する金種と枚数を計数して紙幣専用口4まで搬送する。
【0051】
次いで、主制御部22は、温度センサ16から温度情報を表す出力を受け取って、図示しないメモリに格納されたグラフや表を利用して外部温度(及びそれに擬制された搬送系の平均温度)を認識する(ステップ605)。次いで、主制御部22は、測定された温度と臨界温度(5℃)とを比較して測定温度が臨界温度を超えているかどうかを判断する(ステップ607)。主制御部22は、ステップ607で測定温度が5℃以下であると判断した場合には、低温モードを選択し、低速回転速度(1.2m/s)でモータ58を回転させる(ステップ609)。
【0052】
このように、特徴的に、本実施例の出金取引処理は温度によってその動作モード(即ち、モータ58の回転速度)を変更している。出金取引処理においては、入金取引処理と同様に、低温時にモータ58と搬送ベルト60の動作特性が低下する。これに加えて、紙幣を係員カセット42から繰り出すのに使用される繰り出しローラも搬送ベルト60と同様にゴム類により構成されているので、低温時に摩擦力の低下により繰り出し性能が低下する。このため、出金取引処理においては搬送時だけでなく繰り出し時にもジャムが生じやすい。
【0053】
そこで、本実施例では、低温時には通常よりも長い所定期間(即ち、通常よりも遅い速度で)モータ58を回転させることにより、搬送ベルト60と紙幣とのスリップを発生しにくくしている。また、モータ58の回転速度を遅くすることによって回転トルクを大きくとることを可能にしている。この結果、紙幣を係員カセット42から紙幣専用口4まで搬送する際に生じ得るジャムを防止することができると共にモータ58の破壊を防止することができる。
【0054】
次に、主制御部22は繰り出し間隔を通常よりも遅くし(例えば、7枚/秒)、出金すべき紙幣を1枚ずつ係員カセット42から繰り出している(ステップ611)。このように、特徴的に、本実施例の出金取引処理は温度によってその動作モード(即ち、紙幣の繰り出し間隔)を変更している。これにより、繰り出し時の紙幣の衝突と紙幣専用口4における紙幣の静電気による反発を防止することによってジャムを防止することができる。
【0055】
ステップ607で搬送系の温度が臨界温度より高いと判断された場合、主制御部22は通常モードを選択し、高速回転速度(1.6m/s)でモータ58を回転させ(ステップ613)、繰り出し間隔10枚/秒で紙幣を1枚ずつ係員カセット42から繰り出して搬送する(ステップ615)。日本では一年のうちで低温モードが選択される必要がある場合は通常モードが選択される場合よりも一般に少ないと思われるので、本実施例では従来と同様にステップ613及び615により高速処理も確保している。なお、各ステップ607乃至615における速度値及び繰り出し間隔時間は単なる例示であり、これらに限定されないことはいうまでもない。
【0056】
次いで、鑑別部54は繰り出された紙幣の金種をチェックする。金種が判別しなかった紙幣は補充リジェクトボックス44に収納される。また、しわ、やぶれ等で品質の悪い紙幣などはリジェクトボックス48に収納される。低温モード及び通常モードどちらの場合も、主制御部22は紙幣専用口4に引き出し額に相当する全紙幣が搬送されたかどうかを確認する(ステップ617)。主制御部22は金融機関からの承認を得た後に紙幣専用口4のシャッターを開口する(ステップ619)。
【0057】
その後、主制御部22は、ユーザが紙幣専用口4から出金紙幣を抜き取ったことを確認すると(ステップ621)、紙幣専用口4のシャッターを閉口して(ステップ623)、出金取引を終了する(ステップ625)。ユーザが紙幣を抜き取らずに所定時間経過すれば取り忘れた紙幣は取り忘れボックス50に収納される。なお、ステップ619において、金融機関からの承認が得られなかった場合には主制御部22はその旨をユーザに表示するように操作部6に命令する。これに対して、ユーザは暗証番号や引き出し金額の再入力、取引処理の終了などを選択することができる。なお、かかる処理は当業界で周知であるので詳しい説明は省略する。
【0058】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。例えば、上述の実施例においては、温度センサ16は図1に示すように筐体12の外表面に取り付けられて搬送系の温度を間接的に測定しているが、搬送系の温度を直接測定してもよい。即ち、モータ58は搬送ベルト60などは連続的に駆動されることにより温度が上昇するが、図4乃至図6に示す取引処理においては外部温度が臨界温度よりも低ければ内部温度に拘らず常に低温モードを選択してしまう。かかる不都合を回避するために、例えば、図3に示すBRU24は図7に示すBRU24aに置換されてもよい。BRU24aは、3箇所の位置17に温度センサ16を有している。搬送系の温度は、これら3つの温度センサ16から得られる温度の平均値として表すことができる。これらの3箇所の位置17は搬送系の温度の偏りをなくすために、例えば、シミュレーションにより決定される位置であるが単なる例示であり、これに限定されないことはいうまでもない。例えば、スタッカ32及び34近傍に設けられた繰り出しローラにおいて特にジャムが発生しやすければその近傍に独立に温度センサ16が設けられてもよい。また、筐体12の外部と内部に温度センサ16を設け、それらの出力を併用してもよい。
【0059】
また、本発明は、紙幣入出金ユニット(BRU)だけでなく、紙幣放出ユニット(Bill Dispense Unit:BDU)あるいは封筒型預金ユニット(Envelop Depository Unit:EDU)への適用を妨げるものではない。ここに、BDUとは、ユーザがカード、暗証番号、引き出し金額等の所定の取引情報を入力することによって、引き出し金額に相当する紙幣を放出する引き出し専用のユニットをいう。EDUとは、ユーザが所定の取引情報を入力すると共に預金されるべき紙幣を封筒に入れて投入することにより預金金額を処理する預金専用のユニットをいう。
【0060】
更に、本発明は自動取引装置に広く適用することができ、ATMに限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】
本発明の例示的一態様としての自動取引装置及びその制御方法によれば、搬送部の動作は温度によって制御されるため、低温時に搬送部の動作性能(搬送能力)が低下する場合に搬送速度よりも搬送の確実性を優先させることが可能となる。これにより、低温環境においても安定した取引動作を確保する自動取引装置を提供することが可能になり、自動取引装置が休止する回数が減少してユーザへの継続的サービスの提供が可能になる。本発明の例示的一態様としての自動取引装置の初期動作制御方法によれば、自動取引装置は初期動作において低温時にから回り(アイドリング)速度が小さいか、から回り期間が長い。このため、初期動作において自動取引装置が故障することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的なATMの概観斜視図である。
【図2】 図1に示すATMの制御系の概略ブロック図である。
【図3】 図1に示すATMが有するBRUの構成図である。
【図4】 図1に示すATMの初期チェック動作手順を示すフローチャートである。
【図5】 図1に示すATMによる入金取引処理を示すフローチャートである。
【図6】 図1に示すATMによる出金取引処理を示すフローチャートである。
【図7】 図1に示すATMが有するBRUの構成図である。
【符号の説明】
100 ATM
2 カード投入口
4 紙幣専用口
6 操作部
8 通帳投入口
12 筐体
16 温度センサ
22 主制御部
24 BRU
26 カード処理ユニット
28 記帳ユニット
30 電源
32 Fスタッカ
34 Rスタッカ
42 係員カセット
52 入金プール部
54 鑑別部
56 紙幣搬送ルート
58 モータ
60 搬送ベルト

Claims (2)

  1. 筐体と、
    当該筐体に設けられ、取引情報が入力される入力部と、
    前記筐体に設けられ、前記取引情報と紙形状の取引媒体とを処理する処理部と、
    前記筐体に設けられ、前記取引媒体に対応する取引媒体を複数の動作モードの
    うちから選択された一のモードで一枚ずつ搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された前記取引媒体を収納する収納部と、
    前記搬送部の温度を測定する温度センサと、
    前記筐体に設けられると共に前記温度センサに接続され、当該温度センサが測定した温度に従って前記動作モードを切り換える搬送部を制御する制御部と、を有し、
    さらに、前記制御部は、前記温度センサが所定の温度よりも高いと測定した場合に前記駆動部により前記被駆動部を前記第1の搬送間隔で駆動させ、前記温度センサが前記所定の温度よりも低いと測定した場合に前記駆動部により前記被駆動部を前記第1の搬送間隔よりも長い第2の搬送間隔で駆動させる自動取引装置。
  2. 筐体と、
    当該筐体に設けられ、取引情報が入力される入力部と、
    前記筐体に設けられ、前記取引情報と紙形状の取引媒体とを処理する処理部と、
    前記筐体に設けられ、前記取引媒体に対応する取引媒体を複数の動作モードの
    うちから選択された一のモードで一枚ずつ搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された前記取引媒体を収納する収納部と、
    前記搬送部の温度を測定する温度センサと、
    前記筐体に設けられると共に前記温度センサに接続され、当該温度センサが測定した温度に従って前記動作モードを切り換える搬送部を制御する制御部と、を有し、
    前記搬送部は、
    前記取引媒体を前記収納部から繰り出す被駆動部と、
    前記被駆動部を駆動する駆動部とを有し、
    さらに、前記制御部は、前記温度センサが所定の温度よりも高いと測定した場合に前記被駆動部が前記取引媒体を第1の繰り出し時間間隔で繰り出すように前記駆動部に駆動させ、前記温度センサが前記所定の温度よりも低いと測定した場合に前記被駆動部が前記第1の繰り出し時間間隔よりも長い第2の繰り出し時間間隔で繰り出すように前記駆動部を駆動させる自動取引装置。
JP15365999A 1999-01-06 1999-06-01 自動取引装置 Expired - Fee Related JP3952635B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15365999A JP3952635B2 (ja) 1999-06-01 1999-06-01 自動取引装置
US09/477,404 US6536662B1 (en) 1999-01-06 2000-01-04 Automatic transaction apparatus and control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15365999A JP3952635B2 (ja) 1999-06-01 1999-06-01 自動取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000348237A JP2000348237A (ja) 2000-12-15
JP3952635B2 true JP3952635B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=15567383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15365999A Expired - Fee Related JP3952635B2 (ja) 1999-01-06 1999-06-01 自動取引装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6536662B1 (ja)
JP (1) JP3952635B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010106015A (ko) * 2000-05-20 2001-11-29 정훈 자동 환전 장치 및 방법
EP1422674B1 (en) * 2001-08-30 2007-11-07 Fujitsu Limited AUTOMATIC MONEY TRANSACTING APPARATUS, AND PAPER CURRENCY UNIT HAVING BUILT−IN CAMERA
JP4012423B2 (ja) * 2002-03-26 2007-11-21 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙幣取扱装置
US6945456B2 (en) * 2002-11-25 2005-09-20 Diebold Self-Service Systems A Division Of Diebold, Incorporated Automated banking machine including temperature controlled housing
US8771057B2 (en) * 2005-11-17 2014-07-08 Konami Gaming, Inc. System and method for providing a list of monetary instruments associated with a system
US7992775B2 (en) * 2006-11-10 2011-08-09 Diebold Self-Service Systems Division Of Diebold, Incorporated Automated banking machine apparatus controlled responsive to data bearing records
JP5171568B2 (ja) * 2008-11-18 2013-03-27 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙葉類取扱装置
US8157078B1 (en) * 2008-11-25 2012-04-17 Bank Of America Corporation Cash handling device having environmental condition monitoring system
JP5458060B2 (ja) * 2011-06-22 2014-04-02 東芝テック株式会社 硬貨識別装置
CN102682531B (zh) * 2012-03-21 2014-03-05 广州广电运通金融电子股份有限公司 实现自助终端两种工作模式并行运行的切换装置
GB2517983B (en) 2013-09-09 2016-03-16 Ibm Security apparatus for an automated teller machine
GB2552026B (en) 2016-07-08 2020-06-10 Ibm Shutter assembly for an automated teller machine
JP6802732B2 (ja) * 2017-03-06 2020-12-16 グローリー株式会社 貨幣入金機、貨幣出金機、携帯端末、および入出金システム
CN106960526B (zh) * 2017-03-31 2022-05-31 深圳怡化电脑股份有限公司 自助设备内环境参数的控制方法及***
US10109160B1 (en) 2017-10-03 2018-10-23 International Business Machines Corporation Shutter assembly for an automated teller machine
US10249150B1 (en) 2017-10-03 2019-04-02 International Business Machines Corporation Security apparatus for an automated teller machine
CN110031506A (zh) * 2019-04-25 2019-07-19 北京交通大学 永磁电机气隙导热系数的计算方法
JP7327112B2 (ja) * 2019-11-26 2023-08-16 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び自動取引装置
US20220398901A1 (en) * 2021-06-09 2022-12-15 Carla Vazquez Biometric Automated Teller Machine

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4660168A (en) * 1984-03-14 1987-04-21 Grant Elwyn E Apparatus for completing a customer initiated ATM transaction
US5141127A (en) * 1985-06-27 1992-08-25 Diebold, Incorporated Method and apparatus for identifying and indicating the content of document canisters
JPH075498Y2 (ja) * 1987-10-19 1995-02-08 株式会社リコー 画像形成装置の待機時間表示装置
JPH01139444A (ja) * 1987-11-26 1989-05-31 Omron Tateisi Electron Co カードリーダ
JPH0244491A (ja) 1988-08-05 1990-02-14 Nec Corp 現金自動取引機
JPH02284353A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ボタン形アルカリ一次電池
US5626822A (en) * 1990-01-12 1997-05-06 Hitachi, Ltd. Cash transaction machine and method therefor
JPH06290200A (ja) 1993-03-31 1994-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JPH06329300A (ja) 1993-05-24 1994-11-29 Fujitsu Ltd 現金自動取引装置
GB9426341D0 (en) * 1994-12-29 1995-03-01 At & T Global Inf Solution A transaction terminal
JP3739459B2 (ja) * 1995-12-28 2006-01-25 日本金銭機械株式会社 紙幣鑑別装置
JPH09282520A (ja) 1996-04-17 1997-10-31 Hitachi Ltd 紙葉類取扱装置
DE69721127T2 (de) * 1996-05-31 2003-10-30 Hitachi Ltd Vorrichtung zum Speichern von elektronischem Geld und Chipkartenkontrollverfahren
US6061666A (en) * 1996-12-17 2000-05-09 Citicorp Development Center Automatic bank teller machine for the blind and visually impaired

Also Published As

Publication number Publication date
US6536662B1 (en) 2003-03-25
JP2000348237A (ja) 2000-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3952635B2 (ja) 自動取引装置
US6315194B1 (en) Automated transaction machine with transport path verification
US6371368B1 (en) Automated transaction machine
US7789296B2 (en) Automated transaction machine with sheet accumulator and presenter mechanism
US6607124B1 (en) Automated transaction machine for use by a merchant and a customer
JPH11232527A (ja) 取引媒体を所望の場所まで搬送する搬送ユニットと当該搬送ユニットを有する自動取引システム
JP5142740B2 (ja) 自動取引装置
CA2343773C (en) An automatic transaction machine with a note receiving and dispensing mechanism
JP5179942B2 (ja) ロール紙供給装置
JP6225738B2 (ja) 自動取引装置
JP5769663B2 (ja) 自動取引装置、及び自動取引方法
JP5058650B2 (ja) 券類供給装置
EP1901244A2 (en) Automated transaction machine
JP2002056434A (ja) 自動取引装置
JPH1058730A (ja) プリンタと自動取引装置
JPH1021447A (ja) 通帳処理装置
JPH1079070A (ja) 自動取引装置
JP2007304740A (ja) 現金自動取引装置
JPH10218450A (ja) 帳票類搬送処理装置、帳票類搬送処理方法、レシート搬送処理装置及び該レシート搬送処理装置を備えた自動取引装置
JP2006122066A (ja) カード処理装置および遊技媒体貸出装置
JPS6382592A (ja) 自動取引装置
JPH11259730A (ja) 自動取引装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees