JP3945686B2 - 成形材料又は射出成形材料及び成形品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明の対象は、特に射出成形用の易流動性ポリエステル成形材料及び該ポリエステル成形材料から製造された成形品である。
【0002】
【従来の技術】
電気工学−及び電子工業においては部品が常に小形化する傾向が進んでいる。この場合プラスチックの流動性に対する要求が絶えず増大している。
【0003】
プラスチックの流動性を改良する簡単な方法は分子量を減少させることである。ただしこの場合若干の限界がある、それというのも分子量の過度に極端な減少の場合にはまたプラスチックの機械的特性も否定的影響を受けるからである。
【0004】
また分子量を減少させる代りに、流動改良剤、例えばステアレート又はモンタン酸エステルによってプラスチックの流動性を改良する方法もある。例えば特開平4−275327号及びドイツ特許公開第3031491号には、ペンタエリトロールテトラステアレートの添加によるポリエステルの流動性の改良が記載されている。しかしこのような低分子エステルは、これから製造された成形品の加工の際又はその使用の間に滲出する恐れがある。またこのような純粋に脂肪族のエステル基は加水分解しやすく、この際分解生成物が滲出するか又はポリエステルマトリックスを損傷する可能性がある。また特開昭55−012103号に記載されているようにリン酸のトリスアルキルエステルの使用の場合にもこれらの問題が生じる。
【0005】
特開平11−049939号及び特開平3−095256号には、ポリエステルをポリアルケニルグリコールの安息香酸エステルと混合して流動性を改良することが提案されている。しかしこの場合溶融混合の場合には、他のエステルが添加される上記の場合のようにエステル交換反応が起こる。本発明の場合にはブロックコポリエ−テルエステル、つまり熱可塑性エラストマーとして全く別の特性プロフィルを有するポリマーが生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、ポリエステルの流動性を改良することであり、この際添加された流動改良剤が加工の場合又は成形品において滲出することなく、ポリエステルの機械的特性を実質的に損なわずに保つべきである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、熱可塑性ポリエステル80〜99.9質量部及び次ぎに詳述するポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー0.1〜20質量部を含有し、ポリエステル及びグラフトコポリマーの質量部を合計すると100になる成形材料によって解決される。
【0008】
同様な混合物はドイツ特許公開第1915772号に記載されている。ここには容易に染色可能な糸、バンド等の製造に適する混合物が開示されており、該混合物はポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー5〜80質量%及びポリエステル95〜20質量%を含有する。しかしこの混合物は成形品の製造に使用されない。またドイツ特許公開第1915772号からはグラフトコポリマーがポリエステル成形材料の流動助剤として適当であることも明らかでない。さらにここではこれまで請求された範囲でポリエステル及びグラフトコポリマーが、ポリエステルの機械的特性を十分に損なわずに保つように、良好に相互に相溶性であることは認識されなかった。ドイツ特許公開第1915772号の結果はむしろ、同明細書の例3に記載されているように、グラフトコポリマー50部及びポリエチレンテレフタレート50部から成る混合物が、機械的負荷をかけた場合に同混合物が剥離するように相溶性でないことを示している。このような結果はむしろ、当業者が、ポリエステル及びこのようなグラフトコポリマーを含有する成形材料を成形品製造のために研究するのを妨げるのに適している。
【0009】
最後に公告されていないドイツ国特許出願明細書第10005641.5号明細書には、ポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー少なくとも5質量部及びポリエステル又はポリエステル及びポリアミドから成る混合物95質量部までを含有する成形材料が開示されている。この成形材料は付着促進剤として多層複合体中で使用される。
【0010】
本発明の第一の態様は、次ぎの成分:
I.次ぎに詳述されるポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー0.1〜5質量部未満、好ましくは少なくとも0.2質量部、特に好ましくは少なくとも0.3質量部及び
II.熱可塑性ポリエステル95質量部より多く99.9質量部までの量
を含有し、I.及びII.の質量部は合計して100となる成形材料を使用することを基礎としている。
【0011】
また本発明の対象は、前記成形材料を使用して製造された成形品である。
【0012】
本発明の第二の態様は、次ぎの成分:
I.次ぎに詳述するポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー0.1〜20質量部、好ましくは0.2〜10質量部、特に好ましくは少なくとも0.3質量部〜5質量部未満及び
II.熱可塑性ポリエステル80〜99.9質量部、好ましくは90〜99.8質量部、特に好ましくは95質量部より多く99.7質量部までの量
を含有し、I.及びII.の質量部は合計して100となる射出成形材料を使用することを基礎としている。
【0013】
また本発明の対象は、前記の射出成形材料を使用して射出成形によって製造された成形品である。
【0014】
本発明の第三の態様は、次ぎの成分:
A.I.次ぎに詳述するポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー0.1〜20質量部、好ましくは0.2〜10質量部、特に好ましくは0.3〜5質量部未満及び
II.熱可塑性ポリエステル80〜99.9質量部、好ましくは90〜99.8質量%、特に好ましくは95質量部より多く99.7質量部までの量
から成り、I.及びII.の質量部は合計して100となる混合物40〜99.5質量%;
B.充填剤、顔料、強化材、成形材料に静電防止性又は導電性を付与する添加物、核形成剤及び粒子状防炎剤から選択された粒子状、薄片状及び/又は繊維状添加物0.5〜60質量%、好ましくは2〜55質量%、特に好ましくは4〜50質量%
を含有する成形材料を使用することを基礎としている。
【0015】
グラフトコポリマーの流動改良作用のために成分Bの粘度増大作用が妨害されて、特に高充填の成形材料が製造されうる。
【0016】
また本発明の対象は、前記成形材料を使用して製造された成形品である。
【0017】
熱可塑性ポリエステルはジオールとジカルボン酸又はそれらのポリエステル形成誘導体、例えばジメチルエステルの重縮合によって製造される。適当なジオールは式HO−R−OHを有し、ここでRはC原子2〜40個、好ましくは2〜12個を有する2価の分枝又は非分枝の脂肪族及び/又は脂環式基を表す。適当なジカルボン酸は式HOOC−R′−COOHを有し、ここでR′はC原子6〜20個、好ましくは6〜12個を有する2価の芳香族基を表す。
【0018】
ジオールの例としては、エチレンングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、2−ブテンジオール−1,4、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール及びC3 6 −ジオールダイマージオールが挙げられる。
【0019】
芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、1,4−、1,5−、2,6−又は2,7−ナフタリンジカルボン酸、ジフェン酸及びジフェニルエーテル−4,4−ジカルボン酸が適当である。このジカルボン酸の30モル%までを、C原子3〜50個、好ましくは6〜40個を有する脂肪族又は脂環式ジカルボン酸、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸又はシクロヘキサン−1、4−ジカルボン酸と代えていてもよい。
【0020】
適当なポリエステルの例は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリプロピレン−2,6−ナフタレート及びポリブチレン−2,6−ナフタレートである。
【0021】
前記のポリエステルの製造は従来の技術水準に属する(DE−OSS 2407155号,2407156号、Ullumanns Encyclopaedie der technischen Chemie,4版,19巻,65頁以下,Verlag Chemie,Weinheim,1980)。
【0022】
ポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマーは、次ぎのモノマー:
a)窒素原子少なくとも4個、好ましくは少なくとも8個、特に好ましくは少なくとも11個及び数平均分子量Mn少なくとも146g/モル、好ましくは少なくとも500g/モル、特に好ましくは少なくとも800g/モルを有する分枝状ポリアミン0.5〜25質量%、好ましくは1〜20質量%、特に好ましくは1.5〜16質量%(グラフトコポリマーを基準とする)及び
b)ラクタム、ω−アミノカルボン酸及び/又はジアミン及びジカルボン酸の等モル配合物から選択されたポリアミド形成モノマー
を使用して製造される。
【0023】
好ましい実施態様では、ポリアミン/ポリアミド−コポリマーのアミノ基濃度は100〜2500ミリモル/kgの範囲にある。
【0024】
分枝状ポリアミンとしては、例えば次ぎの種類の物質を使用することができる:
−デンドリマー(Dendrimer)、例えば
((H2N−(CH2)3)2N−(CH2)3)2−N(CH2)2−N((CH2)2−N((CH2)3−NH2)2)2(ドイツ特許公開第19654179号)、
トリス(2−アミノエチル)アミン、N,N−ビス(2−アミノエチル)−N′,N′−ビス[2−[ビス(2−アミノエチル)アミノ]エチル]−1,2−エタンジアミン、
3,15−ビス(2−アミノエチル)−6,12−ビス[2−[ビス(2−アミノエチル)アミノ]エチル]−9−[2−[ビス[2−ビス(2−アミノエチル)アミノ]エチル]アミノ]エチル]3,6,9,12,15−ペンタアザヘプタデカン−1、17−ジアミン(J.M.Warakomski,Chem.Mat.1992,4,1000〜1004);
−アジリジンの重合によって得られた分枝状ポリエチレンイミン(Houben−Weyl,Methoden der Organischen Chmie,Band E20,1482〜1487頁,Georg Thieme Verlag Stuttgart,1987)であり、同ポリエチレンイミンは一般に次ぎのアミノ基分布:
第一級アミノ基25〜46%、
第二級アミノ基30〜45%及び
第三級アミノ基16〜40%
を有する。
【0025】
ポリアミンは、好ましい場合には数平均分子量Mn最大20000g/モル、特に好ましくは最大10000g/モル、特に好ましくは最大5000g/モルを有する。
【0026】
ポリアミド形成モノマーとしては、ポリアミドの製造にとって適当なすべてのモノマー、特にラクタム及び/又はω−アミノカルボン酸を使用することができる。特に好ましくはε−カプロラクタム、ω−アミノウンデカン酸及び/又はラウリンラクタムを使用する。しかしまた、場合によりラクタム及び/又はω−アミノカルボン酸と一緒に、ジアミン及びジカルボン酸の当量配合物も使用することができる。原則としては例えば次ぎのモノマーが適当である:
−C原子6〜14個を有する分枝又は非分枝の脂肪族ジアミン、例えば1,6−ヘキサメチレンジアミン、2−メチル−1,5−ジアミノペンタン、2,2,4−又は2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、1,9−ノナメチレンジアミン、1,10−デカメチレンジアミン又は1,12−ドデカメチレンジアミン;
−C原子6〜22個を有する脂環式ジアミン、例えば4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルプロパン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)−シクロヘキサン、2,6−ビス(アミノメチル)−ノルボルナン又は3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン;
−C原子8〜22個を有する芳香脂肪族族ジアミン、例えばm−又はp−キシレンジアミン又はビス(4−アミノフェニル)プロパン;
−C原子6〜22個を有する枝分れ又は枝なし脂肪族ジカルボン酸、例えばアジピン酸、2,2,4−又は2,4,4−トリメチルアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸又は1,12−ドデカンジ酸;
−C原子6〜22個を有する脂環式ジカルボン酸、例えばシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、4,4′−ジカルボキシルジシクロヘキシルメタン、3,3′−ジメチル−4、4′−ジカルボキシルジシクロヘキシルメタン、4,4′−ジカルボキシルジシクロヘキシルプロパン及び1、4−ビス(カルボキシメチル)シクロヘキサン;
−C原子8〜22個を有する芳香脂肪族族ジカルボン酸、例えば4,4′−ジフェニルメタンジカルボン酸;
−C原子8〜22個を有する芳香族ジカルボン酸、例えばイソフタル酸、トリブチルイソフタル酸、テレフタル酸、1,4−、1,5−、2,6−又は2,7−ナフタリンジカルボン酸、ジフェン酸又はジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸;
−C原子6〜12個を有するラクタム又は相応のω−アミノカルボン酸、例えばε−カプロラクタム、ε−アミノカプロン酸、カプリルラクタム、ω−アミノカプリル酸、ω−アミノウンデカン酸、ラウリンラクタム又はω−アミノドデカン酸。
【0027】
可能な実施態様においては、グラフトコポリマーはさらに、ジカルボン酸0.015〜約3モル%及びトリカルボン酸0.01〜約1.2モル%(それぞれその他のポリアミド形成モノマーを基準とする)から選択されたオリゴカルボン酸を使用して製造する。これに関しては、ジアミン及びジカルボン酸の当量配合物の場合にはこれらのモノマーのそれぞれを個々に考慮する。ジカルボン酸を使用する場合には、好ましくは0.03〜2.2モル%、特に好ましくは0.05〜1.5モル%、特に十分好ましくは0.1〜1モル%、特に0.15〜0.65モル%を加える;トリカルボン酸を使用する場合には、好ましくは0.02〜0.9モル%、特に好ましくは0.025〜0.6モル%、特に十分好ましくは0.03〜0.4モル%、特に0.04〜0.25モル%を利用する。オリゴカルボン酸の併用によってグラフトコポリマーの溶剤安定性及び加水分解安定性が著しく改良される。
【0028】
オリゴカルボン酸としては、C原子6〜24個を有するすべての任意のジ−又はトリカルボン酸、例えばアジピン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸、イソフタル酸、2,6−ナフタリンジカルボン酸、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、トリメシン酸及び/又はトリメリト酸を使用することができる。
【0029】
さらに所望の場合には、調節剤として炭素原子3〜50個を有する脂肪族、脂環式、芳香族、アラルキル族及び/又はアルキルアリール置換モノカルボン酸、例えばラウリル酸、不飽和脂肪酸、アクリル酸又は安息香酸を使用することができる。これらの調節剤を用いて、分子形態を変化させることなくアミノ基の濃度を減少させることができる。さらにこの様にして官能基、例えば二重−又は三重結合等も導入することができる。しかしグラフトコポリマーがアミノ基の主要部分を有するのが望ましい。グラフトコポリマーのアミノ基濃度は好ましくは150〜1500ミリモル/kgの範囲、特に好ましくは250〜1300ミリモル/kgの範囲、特に十分好ましくは300〜1100ミリモル/kgの範囲にある。アミノ基とはここ及び以下ではアミノ末端基のみならず、場合によりポリアミンの存在する第二級又は第三級アミン官能基も意味する。
【0030】
本発明のグラフトコポリマーは種々の方法により製造することができる。
【0031】
一つの方法は、ラクタム又はω−アミノカルボン酸及びポリアミンを一緒に予め供給し、重合又は重縮合を行うことである。オリゴカルボン酸は反応の初めに又は反応の経過中に供給してもよい。
【0032】
しかし好ましい方法は、二段法で先ず水の存在でラクタム分解及び予備重合を行う(さもなければ相応のω−アミノカルボン酸又はジアミン及びジカルボン酸を直接使用し、予備重合させる);第二段階でポリアミンを供給し、他方場合により併用したオリゴカルボン酸を予備重合の前、間又は後で配量する。次ぎに温度200〜290℃で減圧し、窒素流中又は真空中で重縮合を行う。
【0033】
他の好ましい方法はポリアミドを加水分解してプレポリマーを生成させ、同時に又は引続きポリアミンと反応させることである。好ましくは末端基の差がほぼゼロであるか又は場合により併用されたオリゴカルボン酸がすでに重縮合されているポリアミドを使用する。しかしオリゴカルボン酸を反応の初め又は反応の経過中に加えてもよい。
【0034】
これらの方法を用いて、40ミリモル/kg未満、好ましくは20ミリモル/kg未満、特に好ましくは10ミリモル/kg未満の酸価を有する超高度分枝ポリアミドを製造することができる。温度200〜290℃での1〜5時間の反応時間後にはすでにほぼ完全な反応が達成される。
【0035】
所望の場合には、別の方法段階で数時間の真空段階を引き続き行うことができる。この段階は200〜290℃で少なくとも4時間、好ましくは少なくとも6時間、特に好ましくは少なくとも8時間継続する。次ぎに数時間の誘導期間後に溶融粘度の増大が認められるが、この原因はおそらくアミノ末端基の相互の反応がアンモニア分解及び連鎖結合下で起こることに帰せられるのであろう。
【0036】
反応を溶融液中で終わらせたくない場合には、グラフトコポリマーを、ポリアミドに有効な従来の技術水準により固相で後縮合することができる。
【0037】
ポリエステル及びグラフトコポリマーは従来の技術水準のすべての方法により相互に混合することができる。好ましくは混練装置で溶融液で混合する。
【0038】
該成形材料は、これら2つの成分I.及びII.の他になお合わせて60質量%までの添加物を含有することができ、同添加物は次ぎのものから選択される:−ポリエステルに常用の耐衝撃性形成剤、例えばエチレン/α−オレフィンコポリマー(特にEPM及びEPDM)又はスチロール−エチレン/ブチレン−ブロックコポリマー(特にSEBS)(これらのすべての場合において耐衝撃性形成剤はさらに官能基、例えば酸無水物を有する)又はオレフィン系不飽和酸無水物を有するα−オレフィン/アクリルエステルターポリマー、三元成分としてのグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート;
−他のポリマー、例えばポリカーボネート、アクリレート(メタクリレート)−ホモ−及びコポリマー、スチロール−アクリルニトリル−コポリマー、アクリルニトリル−ブタジエン−スチロール−コポリマー(ABS);
−充填剤及び顔料、例えばカーボンブラック、二酸化チタン、ガラス球、中空ガラス球、タルク、硫化亜鉛、ケイ酸塩又はカーボネート;
−強化材、例えばガラス繊維、アラミド繊維又はホイスカー;
−成形材料に静電防止性又は導電性を付与する添加物、例えば炭素繊維、グラファイトフィブリン、ステンレススチールから成る繊維又は導電性カーボンブラック;
−粒子状防炎剤、例えば水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム又はメラミンシアヌレート;
−常用の助剤又は添加剤、例えば可塑剤、ワックス、核形成剤、他の防炎剤、酸化防止剤、紫外線安定剤又は加水分解安定剤。
【0039】
本発明の成形材料は、あらゆる種類の成形品、特に電気工学−及び電子工業の分野の成形品の製造のために使用される。本発明の第一及び第三の態様によれば成形品は従来の技術水準のすべての方法により、例えば押出し、吹込成形、深絞り成形及び射出成形[GIT(Gasinjektionstechnik ガス射出法)又はWIT(Wasserinjektionstechnik 水射出法)]によって製造できるが、本発明の第二の態様による成形材料から成る成形品は一般に射出成形(またGIT又はWIT)によって製造する。これらすべての場合において成形品は、本発明の成形材料から成る1個以上の層を包含している多層複合体であってよい、しかしあるいは成形品は完全に本発明の成形材料から構成されている。多層複合体においては複合体パートナーは、例えば自動車の燃料パイプの場合のように他の熱可塑性成形材料であってもよいし、又は加硫ゴムコンパウンドである。公知のポリエステル成形材料との適当な複合体は従来の技術水準である。
【0040】
本発明の成形材料は、小さい寸法の成形品、特に射出成形品、例えば電子工業における差込プラグ(Steckverbinder)に特に有利に使用する。
【0041】
【実施例】
次ぎに本発明を例により詳述する。
【0042】
比較例1(対照)
二軸スクリュー押出機で次ぎの組成を有する成形材料を溶融混合によって製造した:
VESTODUR(登録商標) 1000(DEGUSSA−HUELS AG社のポリブチレンテレフタレート)100質量部、
臭素含有防炎剤17.5質量部、
相乗剤としての酸化アンチモン10質量部、
ガラス繊維105質量部
常用の安定剤1質量部及び
常用の離型助剤0.5質量部。
【0043】
機械的及び流動学的特性は成形材料によって測定した;結果は第1表に記載してある。
【0044】
ポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマーの製造:
ラウリンラクタム4.78kgを加熱釜で180〜210℃で溶融し、耐圧重縮合釜に移した。次ぎに水250ml及び次亜リン酸57ppmを加えた。ラウリンラクタム分解を280℃で生じている自己圧力下で行った。次ぎに3時間以内に3バールの残余水蒸気圧に減圧し、ポリエチレンイミン(LUPASOL(登録商標) G100、BASF AG、Ludwigshafen)230gを加えた。次ぎに標準圧に減圧し、窒素導入下に250℃で2時間重縮合を行った。透明な溶融物を溶融液ポンプによりストランドとして取出し、水浴で冷却し、次いで造粒した。
【0045】
得られたグラフトコポリマーはポリエチレンイミン分4.5質量%及びPA12分95.5質量%を有していた。
【0046】
例1〜3:
比較例1と同様に成形材料を製造したが、ただ異なる点は、さらに第1表に記載した量のポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマーを加えたことである。結果は第1表に記載してある。
【0047】
比較例2:
比較例1と同様に成形材料を製造したが、ただ異なる点は、さらに成形材料100質量部に対して流動助剤としてCeasit PC(ステアリン酸カルシウム)を加えたことである。結果は第1表に記載してある。
【0048】
【表1】
【0049】
第1表から認められることは、本発明の成形材料はポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマーの微量の添加でも、慣用の流動助剤の匹敵する量の添加の場合よりも明らかに良好な流動能力を有することである。この場合に成形材料の機械的特性は十分に保たれている。
Claims (15)
- 次ぎの成分:
I.次ぎのモノマー:
a)少なくとも4個の窒素原子及び少なくとも146g/モルの数平均分子量Mnを有する分枝状ポリアミン、グラフトコポリマーを基準として0.5〜25質量%
b)ラクタム、ω−アミノカルボン酸及び/又はジアミン及びジカルボン酸の等モル配合物から選択されたポリアミド形成モノマー
を使用して製造されるポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー0.1質量部〜5質量部未満、
II.熱可塑性ポリエステル95質量部より多く99.9質量部までの量
を含有し、I及びIIの質量部の合計は100となる成形材料。 - 次ぎの成分:
I.次ぎのモノマー:
a)少なくとも4個の窒素原子及び少なくとも146g/モルの数平均分子量Mnを有する分枝状ポリアミン、グラフトコポリマーを基準として0.5〜25質量%
b)ラクタム、ω−アミノカルボン酸及び/又はジアミン及びジカルボン酸の等モル配合物から選択されたポリアミド形成モノマー
を使用して製造されるポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー0.1〜20質量部、
II.熱可塑性ポリエステル80〜99.9質量部
を含有し、I及びIIの質量部の合計は100となる射出成形材料。 - 次ぎの成分:
A.I.次ぎのモノマー:
a)少なくとも4個の窒素原子及び少なくとも146g/モルの数平均分子量Mnを有する分枝状ポリアミン、グラフトコポリマーを基準として0.5〜25質量%
b)ラクタム、ω−アミノカルボン酸及び/又はジアミン及びジカルボン酸の等モル配合物から選択されたポリアミド形成モノマー
を使用して製造されるポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマー0.1〜20質量部、
II.熱可塑性ポリエステル80〜99.9質量部
から成り、I及びIIの質量部の合計は100となる混合物40〜99.5質量%
B.充填剤、顔料、強化材、成形材料に静電防止性又は導電性を付与する添加物、核形成剤及び粒子状防炎剤から選択された粒子状、薄片状及び/又は繊維状添加物0.5〜60質量%
を含有する成形材料。 - 熱可塑性ポリエステルが、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリプロピレン−2,6−ナフタレート及びポリブチレン−2,6−ナフタレートの群から選択されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- ポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマーがポリアミン1〜20質量%の使用下で製造される、請求項1から4までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- ポリアミン/ポリアミド−グラフトコポリマーがポリアミン1.5〜16質量%の使用下で製造される、請求項1から5までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- ポリアミンが少なくとも8個の窒素原子を有する、請求項1から6までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- ポリアミンが少なくとも11個の窒素原子を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- ポリアミンが少なくとも500g/モルの数平均分子量Mnを有する、請求項1から8までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- ポリアミンが少なくとも800g/モルの数平均分子量Mnを有する、請求項1から9までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- グラフトコポリマーのアミノ基濃度が100〜2500ミリモル/kgの範囲にある、請求項1から10までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- 成形材料が成分I.及びII.の他に合わせて60質量%までの添加物を含有する、請求項1から11までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料。
- 請求項1から12までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料を使用して製造される成形品。
- 請求項1から12までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料から成る1個以上の層を有する多層複合体である、請求項13記載の成形品。
- 完全に請求項1から12までのいずれか1項記載の成形材料又は射出成形材料から構成されている、請求項13記載の成形品。
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