JP3937277B2 - 電子写真装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタや複写機等の電子写真装置に関する。特に一般的な机上、または床上等の面上に設置した際、電子写真装置の内部に有する各印写装置の位置決め保持精度を狂わせることなく、画像の変形等の画像欠陥を防止し、高信頼,高画質を得ることのできる電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では、各印写装置の回転中心軸に直交する側板(側板に取り付けられた部材)により、各構成部材を位置決め及び保持している。また、机上または床上等の面へ設置するために、一方の側板下方に2個,他方の側板下方へ1個の足を配設している。あるいは、一方の側板下方の2個,他方の側板下方に2個の足を配設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の技術では、机上または床上の平面度により、電子写真装置の内部に有する構成要素の位置決め保持精度の狂いを防止する。一般に電子写真装置内部の各位置決め保持には1/10mm代のオーダーの精度が要求される。一方、一般の机上、床上の平面度は程度によるが数mmの凹凸があり、このような面に電子写真装置を設置した場合、電子写真装置自体の重量により設置面から足に反力を受け、電子写真装置内部の各印写装置の位置決め手段である側板を歪ませ、正確な位置決め保持が困難となる。電子写真装置内部で各印写装置が正確に位置決め保持されないと、各印写装置の動作時の速度変動、転写時のスリップ等により画像が乱れ、印字画像が変形する等の画像欠陥を生じる。また特に多色画像の場合は電子写真装置内で中間転写装置等に異なった色のトナー像を精密に重ね合わせて多色画像を形成する。そのため各印写装置の位置決め保持精度は単色画像に比べさらに高精度が要求されるのに対し、各印写装置の位置決め保持が不正確であると、色の重ね合わせのずれにより所望の色が得られず、画像欠陥となってしまう。このような課題を解決するためには、設置面より足が反力を受けても側板の歪みが発生しないように、側板の板厚を厚くする等により剛性を上げる方法が考えられるが、コスト高、重量の増加等の弊害が発生するため採用できない。
【0004】
そのため、電子写真装置の足を一方の側板下方に2個,他方の側板下方へ1個を配設し、一方の側板下方に2個,他方の側板下方に1個,計3個の足を配設する。これにより、凹凸のある面上に電子写真装置を設置しても装置本体が傾斜するだけであり、ある程度の凹凸であれば側板に歪みは発生しない。これは3つの点で構成される面は一義的に決まるためである。
【0005】
また、一方の側板下方の2個,他方の側板下方に2個の計4個の足を配設しているが、4個のうちどれか1個を高さ調整式とすうことが考えられる。これは前述したように3つの点で構成される一義的な面に、残り1点をこの面上に合わせるためである。
【0006】
しかしながら、3個の足で電子写真装置本体を支持するため、重心の変動に対し不安定な設置状態となる。しかし、電子写真装置本体の小型軽量化が進むほど、トナーの封入された現像装置、また用紙等の記録媒体等、使用状態により重量の変動する部分の割合が増加し、使用状態による重心位置の変動量の割合が増加する。ここで電子写真装置の低価格化を考慮すると、電子写真装置内部の各印写装置を位置決め保持する側板は、必要最低限の剛性を持った安価な材料を選択するべきである。しかし、前述したような重心位置の変動により、3個の足のうち特定の1個に重量が集中してしまい、低剛性の側板では歪みが発生してしまい、位置決め保持精度が狂い、結果として画像欠陥が発生してしまうことになる。
【0007】
また、電子写真装置はトナーの封入された現像装置等、消耗品を使用状態に応じて、または定期的に交換する必要がある。ここでも電子写真装置の低価格化を考慮すれば、特定の製造者または販売者が保守サービスを行うより、一般ユーザ自身に保守を行わせることが必要となる。しかしながら、前述のように3個の足で電子写真装置本体を支持するため、設置状態が不安定であり、ユーザが消耗品を交換する操作を行った際、電子写真装置に手をつく等すると、電子写真装置はがたがたとがたつき、ユーザは不快感を受けてしまう。これは電子写真装置本体の小型,軽量化が進むほど顕著となる。
【0008】
一方、4個の足で電子写真装置本体を支持するため、設置状態は安定であり、前述したような重心の変動や、一般ユーザが消耗品を交換する操作等を行ったとしても、前述したような問題の発生はない。しかしながらこの公知例の場合、前述したように4個の足のうち1個の足は高さ調整式としなければならず、電子写真装置を購入後、設置する際、設置する机上または床上の面にあわせて1個の足の高さを調整しなければならない。また電子写真装置の小型,軽量化が進むと簡単に移動することが可能となるため、初期の設置後、移動も頻繁に行われる。しかしながらこの作業は一般ユーザが行うには困難であり、特定の製造者または販売者が行うこととなるため、電子写真装置の低価格化の観点から大きな課題となっている。
【0009】
本発明では、電子写真装置を一般的な机上、または床上等の面上に設置した際、電子写真装置の内部に有する各印写装置の位置決め保持精度を狂わせることなく、よって画像の変形等の画像欠陥を防止し、また多色画像における精密な色合わせを可能とし、かつ一般ユーザにも設置が簡単に行え、消耗品の交換時等にも装置のがたつきによりユーザに不快感を与えることなく、高信頼,高画質を得ることのできる電子写真装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、静電潜像を保持し搬送する像形成装置と、前記像形成装置上に静電潜像を形成する露光手段と、前記像形成装置上にトナーを供給し前記静電潜像を可視化してトナー像を形成するトナーの封入された複数の現像装置と、前記像形成装置上に形成されたトナー像を表面に順次重ねあわせて多色画像を形成する中間転写装置と、記録媒体を搬送し記録媒体上に前記中間転写装置に形成された多色画像を転写する転写装置と、前記記録媒体上に転写された多色画像を前記記録媒体上に定着させる定着装置と、等の各印写装置と、前記各印写装置を保持する二つの側板と、設置するための足部とを有する電子写真装置において、前記各印写装置は、前記各印写装置の回転中心軸に直交する前記二つの側板または側板に取り付けられた保持部材により位置決め保持され、前記側板下方には4の前記足部を有し、前記4の足部は前記二つの側板の各々の側板下方に2ずつ配設され、一方の側板下方に配設された2の足部は、該2の足部を結ぶ線分と、該2の足部を結ぶ線分と直交し該電子写真装置の重心を設置面上に投影した重心点を通る線分と、の交点よりそれぞれ遠方へ配設され、また他方の側板下方に配設された2の足部は、該2の足部を結ぶ線分と、該2の足部を結ぶ線分と直交し前記重心点を通る線分と、の交点よりそれぞれ近方へ配設され、前記一方の側板下方に配設された2の足部間距離と、前記他方の側板下方に配設された2の足部間距離との比が1/3から1/5の間になるように構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。図1および図3に示す。図3は本発明における一実施例の電子写真装置17の主断面図であり、内部の各装置の配置を示したものである。ベルト状感光体(或いは感光体と称する)である像形成装置3は垂直方向へ長く張られている。また像形成装置3を境にして図中右側には、4色の異なる色の微小着色枌体であるトナーを封入された現像装置 (或いは現像手段と称する)4K,4Y,4M,4Cが重ねられて配設されており、図中左側にはドラム状の中間転写装置5,転写装置6、記録媒体供給装置7,定着装置8,記録媒体排出装置9が配設されている。さらに現像装置4Cの下方には像形成装置3に静電濳像を形成するための露光手段10が配設され、さらにその下方には記録媒体を溜めておく記録媒体保持手段11が配設されている。また中間転写装置5の周辺には、記録媒体剥離手段12,中間転写装置清掃手段13が配設さており、像形成装置3の周辺には帯電器14,像形成装置清掃手段(像形成体清掃手段)15,残像消去手段16が配設されている。
【0013】
以上の構成における本実施例の電子写真装置17の動作は、まずベルト状感光体である像形成装置3は、図示しない動力源により矢印Pの方向へ走行し、帯電器14により表面を一様に帯電される。次にパソコン,イメージスキャナ等による画像,文字の情報を露光手段10によりドット単位で露光が行われ、表面に静電濳像が形成される。その後、像形成装置3上の静電濳像は現像装置4K,4Y,4M,4Cのいずれかによりトナーが供給,現像されることによりトナー像として可視化され、第一転写位置T1へ搬送される。第一転写位置T1では、図示しない電源から供給される像形成装置3と中間転写装置5との電位差によりトナー像が像形成装置3から中間転写装置5の表面へ転写される。第一転写位置T1を通過した後、像形成装置3の表面は残像消去手段16による光照射で電位を一定値以下に落とされ静電濳像が消去され、また像形成装置清掃手段(像形成体清掃手段)15より第一転写位置にて転写されずに残留した表面の残トナーが清掃され、次のトナー像の形成が可能な状態となる。
【0014】
以上の動作を1サイクルとし、中間転写装置5の一周の時間に合わせて、現像装置4K,4Y,4M,4Cに対して順次行うことにより、中間転写装置5の表面に単色トナー像を重ね合わせた多色のトナー像が形成される。
【0015】
ここで、用紙,OHPシート等の記録媒体は記録媒体供給装置7により適時第二転写位置T2に搬送され、中間転写装置の表面に形成された単色あるいは多色のトナー像が、転写装置6の働きにより記録媒体上に転写される。その後、記録媒体は記録媒体剥離手段12により中間転写装置5より剥離され、定着装置(或いは定着手段と称する)8によりトナーを記録媒体上に定着され、記録媒体排出装置9により電子写真装置17外へ排出される。一方、記録媒体へのトナー像の転写終了後、記録媒体へ転写されずに中間転写装置5の表面へ残留した残トナーは、中間転写装置清掃手段13により清掃され、次のトナー像の重ねあわせが可能な状態となる。
【0016】
上記の本実施例における電子写真装置17の特徴は、像形成装置3をベルト状感光体としたことにより、複数の現像装置4K,4Y,4M,4Cを重ねて配設し、また記録媒体の搬送経路が簡略であることから、電子写真装置17本体の小型,軽量を実現したことにある。また像形成装置3の走行方向P,現像装置4K,4Y,4M,4Cのトナー担持体の回転方向Q、中間転写装置の回転方向Rが、現像,転写時において順方向となっていることから、現像,転写時の同期ずれがなく、したがって画像の変形や色の重ねあわせのずれが少ないため、高画質を実現したことにある。
【0017】
しかしながら本発明における電子写真装置17は、像形成装置3をベルト状感光体としているため、像形成装置3の位置決め保持に高精度が要求される。一般的に電子写真装置におけるベルト状装置は、高精度な位置決め保持が行われないと片寄りやスリップ等により速度変動を発生し、結果として画像の変形等の画像欠陥を生じてしまう。また本発明における電子写真装置は中間転写装置5の表面上に多色のトナー像を重ね合わせることにより、カラー画像を得るカラー機であることから、像形成装置3であるベルト状感光体を架け渡している複数のローラと中間転写装置5の回転中心軸が高精度な平行度を必要とし、これが不正確であると色の重ね合わせにずれが発生し、画像欠陥を生じてしまう。
【0018】
一方、本実施例における電子写真装置17は、小型,軽量であることを利点に低価格化を基本理念としており、その内部に有する側板1a,1bも低価格を実現するために必要最低限の強度を持つ安価な材料としている。具体的には本実施例では対応用紙サイズをA4大,実装重量を約35kg,側板1a,1bには板厚1.2mm の亜鉛メッキ鋼板を用い、2つの側板1a,1b間の距離を305mmとした。3個の足の構成を適用すると、現像装置内部のトナー残量,記録媒体の残量等の使用状態により重心が変動し、1個の足に重量が集中し、低剛性の側板を使用しているがゆえ、側板に歪みが発生してしまい、像形成装置3や中間転写装置5の位置決め保持精度に狂いを生じ、結果として画像欠陥が発生してしまう。次に、特徴部について、まず、本発明の参考例を説明する。図6に示すように、電子写真装置17内の各印写装置を高精度で位置決め保持するために、各印写装置の回転中心軸に直交する面Ls,Rsを持つ二つの側板1a,1b、または側板1a,1bに取り付けられた保持部材により各印写装置を位置決め保持し、側板1a,1b間を高精度,高剛性な保持部材により位置決め締結する。また電子写真装置17を机上または床上等の面へ設置するために、一方の側板1a下方に2a,2bの2個、他方の側板1b下方へ2eの1個の足(或いは、接触点とも称する)を配設し、一方の側板1a下方に配設する2個の足2a,2bは、この2個の足2a,2bを結ぶ線分ABと、この線分ABと直交し電子写真装置17の重心G′を設置面S上に投影した重心点Gを通る線分との交点Xよりそれぞれ遠方へ配設し、他方の側板1b下方に配設する1個の足2eは、一方の側板1a下方に配設された2個の足2a,2bを結ぶ線分ABと直交し、電子写真装置17の重心点Gを通る線分上に配設する。
【0019】
また別の例として、図7に示すように、前記電子写真装置の一方の側板1a下方に2a,2bの2個、他方の側板1b下方に2c,2dの2個の足を配設し、計4個の足を電子写真装置の重心G′を設置面Sに投影した重心点Gより可能な限り遠くし、4個の足のうちどれか1個を高さ調整式、例えば図中では足2dを矢印Vの方向へ可動式とする。
【0020】
また、本実施例の電子写真装置17は小型軽量であるがゆえ、図6にて示した3個の足の構成では設置状態が不安定であり、ユーザが消耗品を交換する操作等を行った際、電子写真装置17に手をつく等すると、がたがたとがたつき不快感を与えることがある。図7にて示した4個の足を有し、1個の足を高さ調整式とする構成も考えられる。
【0021】
ここで、図1は本実施例における電子写真装置の側板および足の配置を示した斜視図である。側板1a,1bは図示しない保持部材により位置決め締結され、内部には図示しない像形成装置、現像装置等の各印写装置が、各印写装置の回転軸中心が側板1a,1bのそれぞれの面Ls,Rsに直交して位置決め保持されている。また側板1a,1b下方には、電子写真装置17を机上または床上に設置するための足が、側板1aの下方に2a,2bの2個、側板1bの下方に2c,2dの2個がそれぞれ設けられている。ここで側板1aの下方に設けられた2個の足2a,2bは、足2a,2bを結ぶ線分ABと、線分ABと直交し電子写真装置17の重心G′を設置面S上に投影した重心点Gを通る線分XYの交点Xより遠方に配設されている。また側板1bの下方に設けられた2個の足2c,2dは、足2c,2dを結ぶ線分CDと、線分CDと直交し重心点Gを通る線分XYの交点Yより近方に配設されている。尚、本発明の別の実施例である図2,図6及び図7の構成は足の配設以外の構成は同様である。
【0022】
一方、図4は図1の実施例における電子写真装置17を用いて、足の配置と画像品質,装置の設置安定性について実験的に評価した結果である。図中において横軸には図1における線分ABの距離と線分CDの距離の比を、また縦軸には左側に画像品質の程度の指数を示し、右側には電子写真装置のがたつきによるユーザが受ける不快度の指数を示し、いずれも5段階評価とし、1が最高、5が最低とし、合格基準を3以下とした。まず画像品質については、本実施例における電子写真装置17においては現像装置内部のトナー残量、記録媒体の残量等の使用状態による重心の変動により、足2bに重量が集中するため、最も過酷な試験として装置を定板上に設置し、足2bと設置面Sとの間に、一般の机上または床上を想定し厚さ3mmのスペーサを挿入することで凹凸を模擬し、実印字試験を繰り返し行うことにより評価を行った。また電子写真装置のがたつきによるユーザが受ける不快度の評価は、印字停止時に図1における電子写真装置17の機枠体の端部の荷重点Wに数kgの重りを乗せることで、ユーザが装置に手をついたこと等を模擬し、装置のがたつきの程度を評価した。この結果、画像品質は側板1a下方に配設した足2aと足2bの距離と側板1b下方に配設した足2cと足2dの距離の比、すなわち線分ABと線分CDの距離の比が1/3から1/6で合格基準に達し、また装置のがたつきの程度は1/5以上で合格基準に達する。つまり1/3から1/5で両評価を満足する。
【0023】
また、本発明における別の実施例である電子写真装置を用いて同様の評価を行った結果を図5に示す。対応用紙サイズはA3大、実装重量は45kg、側板には板厚1.6mm の亜鉛メッキ鋼板を用い、2つの側板間の距離は419mmであり、電子写真装置構成は図2と同様である。この結果、画像品質は線分ABと線分CDの距離の比が1/3から1/7で、また装置のがたつきの程度は1/5以下で合格基準に達し、1/3から1/5で両評価を満足し、前述の実施例と同様の結果となった。以上の2つの実施例と、同様な構成の一般的な電子写真装置の外形寸法と重量がほぼ比例することから、装置の大小にかかわらず本発明を適用できる。また各足は必ずしも側板直下に配設する必要はなく、設計上の制約で他の部材を介する等して多少ずらしても得られる効果は同じである。
【0024】
よって本発明によれば、側板1a下方に配設した足2aと足2bの距離と、側板1b下方に配設した足2cと足2dの距離の比を1/3から1/5とすることにより、図6の公知例で示した3個の足の長所である、電子写真装置を一般的な机上、または床上等の面上に設置した際にも、電子写真装置の内部に有する各印写装置の位置決め保持精度を狂わせることなく、したがって画像の変形等の画像欠陥を防止でき、また多色画像における精密な色合わせが可能となり高画質が得られるだけでなく、使用状態による重心の移動による画像欠陥を防止でき、さらに図7の長所である消耗品の交換時等にも装置のがたつきによりユーザに不快感を与えることがく、なおかつ一般ユーザにも設置が簡単に行うことのできる電子写真装置を提供できる。
【0025】
また、図2に示すように、側板1a下方に足2a,足2bの2個の足を配設し、側板1b下方に足2eの1個を配設し、かつ足2eを長形としその長手方向の長さを、足2aと足2b間の距離の1/3から1/5とすれば、図1の実施例と得られる効果は同様である。
【0026】
尚、本発明は、前述したように高精度な位置決め保持が行われないと片寄りやスリップ等により速度変動を発生し画像欠陥となる、ベルト状装置を電子写真装置の像形成装置や中間転写装置に用いた場合、または側板に安価な薄板の鋼板や熱可塑性樹脂を用いて低価格化を目的とする場合、特に有効である。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、電子写真装置を一般的な机上、または床上等の面上に設置した際にも、電子写真装置の内部に有する各印写装置の位置決め保持精度を狂わせることなく、したがって画像の変形等の画像欠陥を防止でき、また多色画像における精密な色合わせを可能とし、かつ一般ユーザにも設置が簡単に行え、消耗品の交換時等にも装置のがたつきによりユーザに不快感を与えることなく、高信頼,高画質を得ることのできる電子写真装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の足の配設を示す斜視図。
【図2】本発明の電子写真装置の足の配設を示す斜視図。
【図3】本発明の電子写真装置の主断面図。
【図4】本発明の電子写真装置の実験結果を示す図。
【図5】本発明の電子写真装置の実験結果を示す図。
【図6】電子写真装置の足の配設を示す参考例の斜視図。
【図7】電子写真装置の足の配設を示す参考例の斜視図。
【符号の説明】
1a,1b…側板、2a,2b,2c,2d,2e…足、3…像形成装置、
4Y,4M,4C,4K…現像装置、5…中間転写装置、6…転写装置、7…記録媒体供給装置、8…定着装置、9…記録媒体排出装置、10…露光手段、11…記録媒体保持手段、12…記録媒体剥離手段、13…中間転写装置清掃手段、14…帯電器、15…像形成体清掃手段、16…残像消去手段、17…電子写真装置、AB…足2aと足2bを結ぶ線分、CD…足2cと足2dを結ぶ線分、G…電子写真装置重心を設置面Sへ投影した重心点、G′…電子写真装置重心、Ls…側板1aの面、Rs…側板1bの面、P…像形成装置走行方向、Q…現像装置のトナー担持体回転方向、R…中間転写装置回転方向、T1…第一転写位置、T2…第二転写位置、V…足の高さ調整方向、W…荷重点、X…線分ABと直交し重心点Gを通る線分との交点、Y…線分CDと直交し重心点Gを通る線分との交点、XY…線分ABまたは線分BCと直交し重心点Gを通る線分。
Claims (5)
- 静電潜像を保持し搬送する像形成装置と、前記像形成装置上に静電潜像を形成する露光手段と、前記像形成装置上にトナーを供給し前記静電潜像を可視化してトナー像を形成するトナーの封入された複数の現像装置と、前記像形成装置上に形成されたトナー像を表面に順次重ねあわせて多色画像を形成する中間転写装置と、記録媒体を搬送し記録媒体上に前記中間転写装置に形成された多色画像を転写する転写装置と、前記記録媒体上に転写された多色画像を前記記録媒体上に定着させる定着装置と、等の各印写装置と、前記各印写装置を保持する二つの側板と、設置するための足部とを有する電子写真装置において、前記各印写装置は、前記各印写装置の回転中心軸に直交する前記二つの側板または側板に取り付けられた保持部材により位置決め保持され、前記側板下方には4の前記足部を有し、前記4の足部は前記二つの側板の各々の側板下方に2ずつ配設され、一方の側板下方に配設された2の足部は、該2の足部を結ぶ線分と、該2の足部を結ぶ線分と直交し該電子写真装置の重心を設置面上に投影した重心点を通る線分と、の交点よりそれぞれ遠方へ配設され、また他方の側板下方に配設された2の足部は、該2の足部を結ぶ線分と、該2の足部を結ぶ線分と直交し前記重心点を通る線分と、の交点よりそれぞれ近方へ配設され、前記一方の側板下方に配設された2の足部間距離と、前記他方の側板下方に配設された2の足部間距離との比が1/3から1/5の間であることを特徴とする電子写真装置。
- 請求項1において、前記像形成装置が2本以上のローラにベルトを架け渡して構成されていることを特徴とする電子写真装置。
- 請求項1または2において、前記中間転写装置にベルト状装置を用いたことを特徴とする電子写真装置。
- 請求項3において、前記側板は厚さ1から2mmの鋼板で構成されていることを特徴とする電子写真装置。
- 請求項4において、前記側板は熱可塑性樹脂で構成されていることを特徴とする電子写真装置。
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