JP3937110B2 - ドラフト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、精紡機のドラフト装置に関するものであり、特にそのトップローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、精紡機のドラフト装置として複数対のドラフトローラを有するものが使用されている。ドラフトローラはスライバをドラフトするためのもので、トップローラとボトムローラからなり、トップローラおよびボトムローラは互いに係合し、逆方向に回転する。したがって、スライバをそのトップローラとボトムローラ間に導き、トップローラおよびボトムローラによってスライバをドラフトすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このドラフト装置において、最近、トップローラおよびボトムローラを高速度で回転させ、スライバを高速度でドラフトすることが要望されている。しかしながら、従来はトップローラのベアリングにともなう問題があった。トップローラについては、普通、その芯金として一定長さのスリーブ状のものが使用され、芯金の外周面にトップコッツが設けられる。さらに、アーバの外周面にベアリングが設けられ、芯金がベアリングの外周面にはめ合わされる。したがって、トップローラが回転するとき、ベアリングのインナレースとアウタレースのうち、アウタレースが芯金およびトップコッツと一体的に回転する。要するに、アウタレース回転方式によってトップローラが支持され、回転するものであるが、アウタレース回転方式の場合、トップローラを高速度で回転させると、ベアリングからグリスが洩れ、その寿命がいちじるしく短縮される。これはアウタレース回転方式の欠点であり、アウタレース回転方式は高速回転に適していないことは周知のとおりである。
【0004】
したがって、この発明は、トップローラを高速度で回転させ、スライバを高速度でドラフトしても、トップローラのベアリングの寿命が短縮されないようにすることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、アーバの端面に凹部が形成され、トップローラの回転軸の外周面にベアリングが設けられ、ベアリングが凹部の内周面にはめ込まれる。
【0006】
トップローラの芯金として一端に端壁を形成したスリーブ状のものを使用し、芯金の外周面にトップコッツを設け、アーバの一端を芯金内に収容し、ベアリングを芯金内に配置し、回転軸を芯金の端壁と一体化することが好ましい。
【0007】
回転軸の一端にフランジを形成し、ベアリングのインナレースをフランジと芯金の端壁間に挟み、固定することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0009】
図1において、これは精紡機のドラフト装置であり、複数対のドラフトローラを有する。ドラフトローラはスライバ1をドラフトするためのものである。このドラフト装置はいわゆる4線式のもので、ドラフトローラとしてフロントローラRf、セカンドローラRs、サードローラRtおよびバックローラRbが使用されており、いずれもトップローラ2とボトムローラ3からなる。トップローラ2およびボトムローラ3は互いに係合し、逆方向に回転する。
【0010】
各ドラフトローラRf,Rs,Rt,Rbにおいて、そのトップローラ2については、アーバおよびベアリングによってそれが支持されている。一方、ボトムローラ3は金属ローラからなり、駆動モータに連結されている。したがって、駆動モータによってボトムローラ3が駆動され、回転し、トップローラ2がそれに従って回転し、両者が逆方向に回転するものである。そして、スライバ1がスライバガイド4を通り、バックローラRb、サードローラRt、セカンドローラRsおよびフロントローラRfに供給され、そのトップローラ2とボトムローラ3間に導かれる。さらに、ドラフトローラ毎に、トップローラ2およびボトムローラ3の回転速度が順次上昇し、トップローラ2およびボトムローラ3によってスライバ1がドラフトされる。その後、スライバ1は精紡部5で精紡され、ニップローラ6を通り、巻取ロール7に導かれ、巻き取られる。
【0011】
さらに、このドラフト装置では、トップローラ2およびボトムローラ3が高速度で回転する。特に、フロントローラRfにおいて、トップローラ2およびボトムローラ3が高速度で回転し、スライバ1は高速度でドラフトされる。これを踏まえ、フロントローラRfのトップローラ2については、図2に示すように、その芯金8として一端に端壁9を形成したスリーブ状のものが使用され、芯金8の外周面にトップコッツ10が設けられている。トップコッツ10はゴム材からなる。さらに、トップローラ2の回転軸11が芯金8内に設けられ、その端壁9と一体化され、回転軸11の外周面にベアリング12が設けられており、アーバ13の端面に凹部14が形成され、ベアリング12が凹部14の内周面にはめ込まれ、アーバ13の一端が芯金8内に収容され、ベアリング12は芯金8内に配置されている。
【0012】
ベアリング12はボールベアリングであり、多数のボール15を有し、ボール15はインナレース16とアウタレース17間に収容されている。さらに、インナカラー18が一対のインナレース16間に配置され、回転軸11の一端にフランジ19が形成されており、インナレース16およびインナカラー18がフランジ19と芯金8の端壁9間に挟まれ、固定されている。アウタレース17については、アウタカラー20が一対のアウタレース17間に配置され、金属製Cリング21がアウタカラー20の外周面に設けられている。さらに、アーバ13の凹部14において、内周みぞ22がその内周面に形成され、Cリング21が凹部14の内周みぞ22に係合している。これによってアウタカラー20とアーバ13がロックされ、トップローラ2が支持されているものである。
【0013】
したがって、このドラフト装置のトップローラ2が回転するとき、ベアリング12のインナレース16とアウタレース17のうち、インナレース16が回転軸11、芯金8およびトップコッツ10と一体的に回転する。要するに、アウタレース回転方式ではなく、インナレース回転方式によってトップローラ2が支持され、回転するものである。したがって、トップローラ2が高速度で回転しても、ベアリング12からグリスが洩れず、その寿命がいちじるしく短縮されることはない。
【0014】
さらに、トップローラ2のメンテナンスまたは交換のとき、トップローラ2をアーバ13の軸方向に引っ張ると、Cリング21が凹部14の内周みぞ22から離脱され、ベアリング12を凹部14の内周面から引き抜くことができ、トップコッツ10および芯金8を回転軸11およびベアリング12と一体的に取り外すことができる。その後、トップローラ2をアーバ13の軸方向に押し込むと、ベアリング12を凹部14の内周面にはめ込み、Cリング21を凹部14の内周みぞ22に係合させることができ、これによってトップローラ2を取り付け、支持することができ、その操作は容易である。
【0015】
さらに、アーバ13の一端が芯金8内に収容され、ベアリング12が芯金8内に配置されており、トップローラ2およびボトムローラ3によってスライバ1がドラフトされるとき、その荷重の中心位置をベアリング12の軸方向中心位置に合致させ、これを的確に支持することができる。インナレース16およびインナカラー18がフランジ19と芯金8の端壁9間に挟まれ、固定されており、トップローラ2の回転にともない、ベアリング12が振動することもなく、トップローラ2は円滑に回転し、その安定性は高い。
【0016】
この実施例では、フロントローラRfにおいて、アーバ13の端面に凹部14を形成し、トップローラ2のベアリング12を凹部14の内周面にはめ込んだものを説明したが、同様に、他のドラフトローラRs,Rt,Rbにおいて、アーバ13の端面に凹部14を形成し、トップローラ2のベアリング12を凹部14の内周面にはめ込んでもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、精紡機のドラフト装置において、トップローラ2が高速度で回転しても、ベアリング12からグリスが洩れず、その寿命がいちじるしく短縮されることはない。
【0018】
トップローラ2およびボトムローラ3によってスライバ1がドラフトされるとき、その荷重の中心位置をベアリング12の軸方向中心位置に合致させ、これを的確に支持することもできる。
【0019】
トップローラ2の回転にともない、ベアリング12が振動することもなく、トップローラ2は円滑に回転し、その安定性は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す説明図である。
【図2】図1のトップローラの断面図である。
【符号の説明】
2 トップローラ
8 芯金
9 端壁
10 トップコッツ
11 回転軸
12 ベアリング
13 アーバ
14 凹部
16 インナレース
19 フランジ

Claims (3)

  1. アーバの端面に凹部を形成し、トップローラの回転軸の外周面にベアリングを設け、前記ベアリングを前記凹部の内周面にはめ込んだことを特徴とするドラフト装置。
  2. 前記トップローラの芯金として一端に端壁を形成したスリーブ状のものを使用し、前記芯金の外周面にトップコッツを設け、前記アーバの一端を前記芯金内に収容し、前記ベアリングを前記芯金内に配置し、前記回転軸を前記芯金の端壁と一体化したことを特徴とする請求項1に記載のドラフト装置。
  3. 前記回転軸の一端にフランジを形成し、前記ベアリングのインナレースを前記フランジと前記芯金の端壁間に挟み、固定したことを特徴とする請求項2に記載のドラフト装置。
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