JP3932087B2 - 自動両替機 - Google Patents

自動両替機

Info

Publication number
JP3932087B2
JP3932087B2 JP2000357135A JP2000357135A JP3932087B2 JP 3932087 B2 JP3932087 B2 JP 3932087B2 JP 2000357135 A JP2000357135 A JP 2000357135A JP 2000357135 A JP2000357135 A JP 2000357135A JP 3932087 B2 JP3932087 B2 JP 3932087B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fee
card
exchange
prepaid
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000357135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002163698A (ja
Inventor
征孝 安積
秀彦 大坪
卓也 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2000357135A priority Critical patent/JP3932087B2/ja
Publication of JP2002163698A publication Critical patent/JP2002163698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3932087B2 publication Critical patent/JP3932087B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ある種類の貨幣を別の種類の貨幣に両替する自動両替機に関し、特に、カードIDに対応してカード以外の記憶媒体に記憶された前払い手数料から両替手数料を自動徴収することが可能な自動両替機に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関には高額の紙幣を小額紙幣や硬貨に両替する自動両替機が設置されている。現在、一部の銀行では窓口での両替サービスを有料化しているが、自動両替機はその利用に際して手数料を要求することなく無料でサービスされている。しかしながら、装置の保守経費の確保や両替対象となる包装硬貨にかかるコストの確保のため、また、各種サービスの有料化の傾向に伴い、自動両替機の利用を有料化しようとする計画がある。
【0003】
両替を有料で行う機能を備えた自動両替機としては、例えば特開昭63−269274号公報、特公平8−21097号公報、特開平1−180089号公報に示されるものがある。特開昭63−269274号公報に記載のものは、自動両替機の利用手数料を後でまとめて徴収するようにしたもので、その公報には、カードで顧客を特定し、両替機の利用データを顧客別に記憶しておき、その記憶データを基に後でまとめて徴収することが開示されている。また、特公平8−21097号公報に記載のものは、プリペイドカードに金額情報を記憶しておき、自動両替機を利用する毎にプリペイドカードの残高から利用手数料を減算することが開示されている。他方、特開平1−180089号公報に記載のものは、カードデータを基にセンタに問い合わせて、その顧客の利用手数料を決定するようにしたもので、手数料の徴収方式としては、自行カードであれば両替手数料を無料とし、その他のカードであれば有料とするなどの方式が採用できることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
両替を有料で行う機能を自動両替機に備える場合、プリペイドカードのようにカードに価値情報を記憶する方式とした場合は、偽造等の不正をされる可能性がある。また、保管等を厳重にしなければならないという不便さがある。上述した従来の自動両替機は、自行カードか否かによって手数料を無料とするか有料とするかを決定するようにしたものもあるが、両替に係るコストを考慮したものは無い。すなわち、例えば紙幣,新札,バラ硬貨,包装硬貨等のいずれかに両替できるようにした場合、実際には包装硬貨は一番コストがかかるなど、貨幣の形態によって準備に要する手間やコストが異なるが、そのような両替貨幣の種類によるコストを考慮したものはなく、従来の自動両替機では形態別に手数料を分けたいという銀行側の要望に対応することができない。また、銀行にとっては得意客や自行客に対してサービスを良くしたいという要望があるが、一律に手数料を徴収する方式では、このような要望に対応することができない。
【0005】
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、カード以外の記憶媒体に記憶された前払い手数料から両替手数料を自動徴収することができると共に、カードの種類や両替貨幣の形態などに応じて手数料を徴収するか否かを任意に設定することが可能な自動両替機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、両替される貨幣を受け入れ、指定された金種の貨幣を放出する両替処理及びその両替処理に要する手数料を徴収する手数料徴収処理を行う自動両替機に関するものであり、本発明の上記目的は、カードIDに対応して前払い手数料が記憶された記憶部と、カードを受け入れてカードIDを読み取るカード読取手段と、前記カード読取手段で読み取ったカードIDに対応して記憶された前払い手数料を前記記憶部から読み出す前払い手数料読出手段と、前記前払い手数料読出手段で読み出された前払い手数料から前記手数料の徴収処理を行った後の残りの前払い手数料を求めて前記記憶部に更新記憶させる更新手段と、を具備することによって達成される。
【0007】
また、カード情報を読み取り、該カード情報の少なくとも一部の情報を前記カードIDとして記憶すると共に、前払い手数料を受け付けて前記カードIDに対応して受け付けた前払い手数料の金額情報を前記記憶部に記憶すること;カードの種類を記憶し、該カードの種類及びカードの有無に応じて、両替貨幣の形態別に当該両替貨幣に対して無料で両替可,有料で両替可,両替不可等とする両替権限を任意に設定する両替権限設定手段を有し、該両替権限設定手段によって設定された両替権限の内容に基づいて前記両替処理及び前記手数料徴収処理を行うこと;前記貨幣の両替時に前記両替権限設定手段で設定された内容を表示すること;前記手数料の額を1回の両替に対して固定の所定金額とする手数料固定式と、両替貨幣の数量に応じて前記手数料の額を段階的に設定できる手数料従量式とのいずれかに手数料徴収方式を設定する手数料徴収額設定手段を有し、該手数料徴収額設定手段によって設定された手数料徴収方式に基づいて前記手数料徴収処理を行うこと;によって、それぞれ一層効果的に達成される。
【0008】
さらに、前記前払い手数料の払込み手続きを自動両替機から行えるようになっていること;前記前払い手数料の額を追加する手続きを自動両替機から行えるようになっていること;前記前払い手数料の払い戻し手続きを自動両替機から行えるようになっていること;前記の自動両替機が、少なくとも前記カード読取手段を備えた他の複数台の自動両替機と、ネットワークで互いに通信可能に接続され、何れの自動両替機が使用される場合も、前記自動両替機の記憶部に予め記憶された前払い手数料に基づいて手数料徴収処理を行うことを特徴とする自動両替機の手数料徴収システム;によって、それぞれ一層効果的に達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明では、前払い手数料をカードIDに対応させて自動両替機の記憶部若しくは管理サーバの記憶部に記憶しておき、その前払い手数料から両替処理に要する手数料を引落とすようにしている。また、両替の手数料は一律でなく、カードの種類(両替専用カード,自行カード,他行カード等,クレジットカード等),カードの有無,両替貨幣の形態(紙幣,新札,バラ硬貨,包装硬貨等)等に応じて手数料の有無や重みを任意に設定できるようにしている。さらに、手数料の額を1回の両替に対して固定の所定金額とする手数料固定式と、両替貨幣の数量に応じて手数料の額を段階的に設定できる手数料従量式とを選択して設定できるようになっており、自動両替機はこれらの設定情報に基づいて両替処理と手数料徴収処理を行うように構成されている。
【0010】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態では、手数料や設定情報を管理する管理サーバを備え、管理サーバ側の記憶部に前払い手数料を記憶する形態を例として説明する。
【0011】
図1は本発明に係る自動両替機の外観構成の一例を示しており、筐体の正面上部には、タッチパネル式ディスプレイを有する顧客操作部12、取扱中/取扱中止を表示する取扱状態表示部12A、顧客のカードを受け入れるカード挿入口13a、釣銭やバラの両替硬貨が放出されるバラ硬貨取出口14a、及びレシートが発行されるレシート発行口19aが設けられており、その下方には包装硬貨取出口15aと紙幣入出金口16aが設けられている。貨幣を入出金する上記のバラ硬貨取出口14a,包装硬貨取出口15a及び紙幣入出金口16aにはそれぞれシャッタ14b,15b及び16bが設けられており、当該貨幣の入出金時に当該シャッタが開閉されるようになっている。また、正面下部の垂直面には、入金紙幣中の硬貨等の異物を返却するための異物返却口16cが設けられている。
【0012】
図2は、図1に示した自動両替機の内部構成と、手数料管理サーバとの接続構成の一例を示している。図2において、自動両替機10は、装置全体を制御する制御部11と、両替貨幣の選択操作などをするための顧客操作部12と、カード情報の読取処理をするカード処理部13と、バラ硬貨の入出金処理をするバラ硬貨処理部14と、包装硬貨の出金処理をする包装硬貨処理部15と、紙幣の入出金処理をする紙幣処理部16と、制御プログラム等を記憶する記憶部17と、手数料管理サーバ20との通信を制御する通信部18と、前払い手数料の明細書等のレシートの発行処理をするレシート処理部19とを備えている。
【0013】
手数料管理サーバ20は、カードIDに対応して前払い手数料を記憶する記憶部21を備えており、通信回線等の伝送媒体2を介して各自動両替機10とオンライン接続される。そして、各自動両替機10は、伝送媒体2を介して手数料管理サーバ20の記憶部21にアクセスし、両替処理に要する手数料の引落とし処理や、前払い手数料に係る各手続き(払込み手続き,額の追加手続き,払戻し手続き)の処理を行うようになっている。なお、手数料管理サーバ20を備えない形態では、前払い手数料を記憶する記憶部は、複数台の自動両替機10に対して1つであり、ファイルシェア等の形態により各自動両替機10から共用されるようになっている。
【0014】
図3(A)〜(D)は、自動両替機で利用可能なカードの例を示しており、カードの種類は、両替専用として使用される両替カード1a、自行カード1b(自行に口座を有するキャッシュカード)、その他のカード(他行カード1c、クレジットカード1d等)に大別される。両替カード1aは最も優遇されるカードであり、銀行側から例えば得意客、契約者等の特定の顧客に対して予め渡される。本発明では、顧客が払った前払い手数料を上記のような各カードに対応させて記憶しておき、顧客が自動両替機を利用する際には、当該カードに対応して記憶されている前払い手数料から利用手数料を徴収する方式を採用している。
【0015】
図4は、手数料管理サーバの記憶部(又は自動両替機の記憶部)に記憶される情報の一例を示しており、手数料管理サーバの記憶部21には、受け付けた前払い手数料の金額情報を示す“手数料”、カードの種類を示す“種類”、自動両替機の利用回数を示す“回数”、両替の合計金額を示す“両替金額”等の情報がカードIDに対応して記憶される。本例では、両替カード1aを種類1、自行カード1bを種類2、その他のカード(1c,1d等)を種類3としている。なお、本発明で言う「カードID」とは、これらのカードの種類及びカードを特定するためのIDであり、例えば、両替カードの場合は特定のID情報をカードIDとして割り当て、自行カードの場合は自行のキャッシュカードに付与されている銀行コード,支店コード,口座番号をカードIDとして用い、その他のカードの場合はカードに記憶されている所定部分の情報をカードIDとして用いるようにしている。このように、各種カードのカード情報を読み取り、カード情報の少なくとも一部の情報を上記カードIDとして記憶し、そのカードIDに対応させて前払い手数料などの情報を記憶するようにしている。
【0016】
そして、自動両替機が利用された際には、カード挿入口13aから挿入されたカードのカードIDを読み取り、有料サービスと判定した場合はそのカードIDに対応して記憶されている前払い手数料の情報を手数料管理サーバ20から受信し、利用手数料を減額して手数料徴収処理を行い、記憶部21の前払い手数料を更新するようにしている。また、本発明では、カードの種類を記憶しておき、カードの種類,カードの有無に応じて、両替貨幣の形態別(紙幣,新札,バラ硬貨,包装硬貨等)に当該両替貨幣に対して無料で両替可,有料で両替可,両替不可などとする両替権限を設定する両替権限設定手段を備え、この両替権限設定手段により設定された両替権限の内容に基づいて両替処理と手数料徴収処理手数料を行うようにしている。また、自動両替機の記憶部17(若しくは手数料管理サーバの記憶部21)に利用回数,両替金額等の利用情報を顧客毎に記憶しておき、所定時期又は所定期間毎に手数料管理サーバ20若しくは上位コンピュータで集計処理するようにしている。このような集計機能を備えることによって、顧客毎の両替頻度や額などを把握し、顧客に合った情報の提供サービスなどを行えるようにしている。
【0017】
図5は、上記の両替権限を設定する設定画面の一例を示しており、同図に示すように、カードの形態(カードの種類,カード無し)に応じて両替貨幣の形態別に両替権限を設定できるようになっている。図5中の“●”は、無料で両替可能なことを示し、“○”は、有料で両替可能を示し、“×”は、両替不可を示している。図5の例では、例えば最も優遇される両替カードは、準備に要する手間やコストが最もかかる包装硬貨のみが有料で、それ以外は無料で両替できる設定としている。また、自行カードの場合は新札と包装硬貨が有料でそれ以外は無料、その他のカードの場合は新札が有料で包装硬貨が両替不可(それ以外は無料)、カード無しの場合は、新札と包装硬貨が両替不可でそれ以外は無料で両替できる設定とした例を示している。
【0018】
これらの両替権限の内容は、手数料管理サーバ20,管理用の自動両替機10等の管理用コンピュータから設定できるようになっており、同図5のような設定画面において、該当箇所をタッチ(又はクリック)する毎に、“●”→“○”→“×”→“●”というように設定内容が巡回表示され、所望の設定値に変更できるようになっている。また、管理用コンピュータは、有料の場合の手数料徴収額を設定する手数料徴収額設定手段を備えており、1回の両替に対して固定の所定金額とする手数料固定式と、両替貨幣の数量に応じて手数料額を段階的に設定できる手数料従量式の何れかに設定できるようになっている。
【0019】
図6は、手数料徴収額の設定画面の一例を示しており、固定(手数料固定式),従量(手数料従量式)のいずれかを選択する選択メニュー、各方式での設定値(固定の場合は金額、従量の場合は、数量に応じた金額)を設定するメニューが設定画面として表示され、画面左下のキーでカーソルを移動させて設定値を所望の値に変更できるようになっている。図6の例では、従量式を選択し、1枚〜100枚の場合は100円、101枚〜300枚の場合は200円、301枚〜500枚の場合は300円、501枚以上の場合は500円として手数料額を段階的に設定した場合の例を示している。なお、上述した両替権限の設定情報及び手数料徴収額の設定情報は本例では手数料管理サーバ20で管理され、各自動両替機10の記憶部17にダウンロードされるようになっている。
【0020】
上述のような構成において、自動両替機と手数料管理サーバの動作例を説明する。
【0021】
先ず、両替に要する手数料の前払い手続きに係る処理について説明する。図7は自動両替機の待機画面の一例を示しており、顧客が「手数料前払い」のメニューを選択すると、手数料前払い処理の画面が表示される。顧客は画面の案内や音声ガイダンスに従って、手数料の前払いに利用するカード(両替カード、自行カード、又はその他のカード)を自動両替機10のカード挿入口13aに挿入し、現金を紙幣入出金口16aから入金した後、顧客操作部12に表示されている金種ボタンを押して所望の金額を指示する。
【0022】
図8は、手数料前払い処理の画面例を示しており、手数料残高が1,500円のカードを挿入した後に、現金10,000円を入金し、その後に3,000円の金種ボタンを押した場合の画面例である。初めて手数料前払いを行う場合や、前払手数料の残高がゼロのカードが挿入された場合は、手数料残高には0円が表示される。金種ボタンを押す毎に、入金額の残金額が減算表示され、追加手数料金額と追加後手数料残高が加算表示されていく。自動両替機10では、購入ボタンが押された時点で、追加手数料残高を前払い手数料として手数料管理サーバ20側の記憶部21を更新記憶すると共に、バラ硬貨取出口14a,紙幣入出金口16aから残高額分を釣銭として出金する。また、カード挿入口13aに挿入されたカードを放出して返却すると共に、前払い手数料の明細(日時,カードID,手数料残高,追加手数料金額,追加後手数料金額,残高等)を印字したレシートをレシート発行口19aから発行して、手数料の前払い手続きに係る処理を終了する。なお、前払いした手数料の払戻しをする際には、図7中の「手数料払戻し」のメニューを選択することで、当該カードのカードIDに対応して記憶されている前払い手数料が、全額分現金で払い戻されるようになってる。
【0023】
次に、自動両替機における両替処理について説明する。
【0024】
自動両替機10では、カード挿入口13aから挿入されたカードのカードIDを読み取り、挿入されたカードが有効であれば、読み取ったカードIDに対応して記憶された前払い手数料の情報を手数料管理サーバ20から受信すると共に、そのカードの種類に対応する両替権限の設定情報及び手数料徴収額の設定情報を記憶部17から読み出す。そして、図9に示すように、前払い手数料を手数料残高として顧客操作部12に表示すると共に、両替権限の設定情報に基づき、両替が有料か無料か、あるいは両替不可かどうかを両替貨幣の形態(紙幣,新札,バラ硬貨,包装硬貨)別に表示する。そして、「両替」ボタンが押されると、図10に示すような両替選択画面を表示し、両替対象の貨幣の種類、数量を選択するように促す。両替選択画面は、本例では、入金額,残金額,取消ボタン等を表示する第1のウィンドウと、両替の形態を選択する第2のウィンドウとから構成されており、第2のウィンドウ内の金種表示部G1には、両替対象の貨幣の金種を模式図で表示し、それらの金種に対応して数量を選択するための選択ボタンを選択操作部G3に模式図で表示するようにしている。
【0025】
顧客が希望の金種の選択ボタンを押すごとに、選択された金額が金額表示部G2に加算表示され、残金額が減算表示される。選択前は入金額=残金額(図10の例では20万円)が表示され、選択操作により残金が0円になるか、残金両替ボタンが押されると、両替確認画面に切換えて表示する。残金両替ボタンは、両替の形態が自動的に選択されて設定されるボタンであり、本例では、このボタンが押されると、その時点の残金額を最小枚数となる金種に設定する。
【0026】
図11は、両替確認画面の一例を示しており、自動両替機では、選択された金種別の金額を金額表示部G2に表示すると共に、選択された金種別の数量を数量表示部G4に模式図で表示する。また、両替権限の設定情報及び手数料徴収額の設定情報に基づいて手数料を算出し、手数料残高,手数料,及び取引後手数料残高を表示する。顧客はこの両替確認画面により内容を確認し、確認ボタンを押すことにより両替を指示する。
【0027】
確認ボタンが押下されると、自動両替機では、選択された両替貨幣を繰り出して該当の取出口(紙幣入出金口16a,包装硬貨取出口15a,バラ硬貨取出口14a)に放出すると共に、手数料の情報を手数料管理サーバ20に送信して手数料管理サーバ20側の記憶部2に記憶されている当該カードIDの前払い手数料の残額を更新し、カード及び釣銭の返却処理,投入された両替紙幣の収納処理,当該顧客の利用情報(利用回数や両替金額等)の記憶処理等の取引終了処理を行った後、両替動作を終了する。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、金額データの不正等を防止することができる。また、任意のカードのカード情報の一部をカードIDとして前払い手数料を記憶することができるため、特別なカードを必要とすることなく前払い手数料を受け付けることができる。また、カードの種類,有無に応じて両替貨幣の形態別に無料,有料,両替不可等の両替権限を任意に設定することができるので、両替に係るコストに応じた料金体系を任意に設定することが可能となり、両替手数料を変更した場合の対応も容易である。さらに、手数料固定式と手数料従量式とを選択して任意に設定できるようにしているので、よりきめ細かく料金体系を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動両替機の外観構成の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る自動両替機の内部構成の一例及び手数料管理サーバとの接続構成の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る自動両替機で利用可能なカードの例を示す図である。
【図4】前払い手数料等の記憶情報の一例を示す図である。
【図5】両替権限の設定画面の一例を示す図である。
【図6】手数料徴収額の設定画面の一例を示す図である。
【図7】待機画面の一例を示す図である。
【図8】手数料前払い処理の画面例である。
【図9】前払い手数料の残高及び両替貨幣のサービス形態を示す画面例である。
【図10】両替選択画面の一例を示す図である。
【図11】両替確認画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 カード
1a 両替カード
1b 自行カード
1c 他行カード
1d クレジットカード
2 伝送媒体
10 自動両替機
11 制御部
12 顧客操作部(タッチパネル式表示部)
12A 取扱状態表示部
13 カード処理部
13a カード挿入口
14 バラ硬貨処理部
14a バラ硬貨取出口
14b シャッタ
15 包装硬貨処理部
15a 包装硬貨取出口
15b シャッタ
16 紙幣処理部
16a 紙幣入出金口
16b シャッタ
16c 異物返却口
17 記憶部
18 通信部
19 レシート処理部
19a レシート発行口
20 手数料管理サーバ
21 記憶部

Claims (7)

  1. 両替される貨幣を受け入れ、指定された金種の貨幣を放出する両替処理及びその両替処理に要する手数料を徴収する手数料徴収処理を行う自動両替機において、
    カードIDに対応して前払い手数料が記憶されるとともに前記前払い手数料の額を追加する前払い手数料追加手続が行われた時には前記前払い手数料に追加手数料を加算した前払い手数料を記憶してなる記憶部と、
    カードを受け入れてカードIDを読み取るカード読取手段と、
    前記カード読取手段で読み取ったカードIDに対応して記憶された前払い手数料の残高を前記記憶部から読み出す前払い手数料読出手段と、
    前記前払い手数料読出手段で読み出された前払い手数料の残高から前記手数料の徴収処理を行った後の残りの前払い手数料を求めて前記記憶部に更新記憶させるとともに、前記前払い手数料の額を追加する前払い手数料追加手続が行われた時には前記前払い手数料の残高に追加手数料を加算した前払い手数料を前記記憶部に更新記憶させる更新手段と、
    を具備するとともに、
    前記読み出された前払い手数料の残高、及び手数料追加手続が行われた場合は追加後の手数料残高も併せて表示する表示部を備えたことを特徴とする自動両替機。
  2. カード情報を読み取り、該カード情報の少なくとも一部の情報を前記カードIDとして記憶すると共に、前払い手数料を受け付けて前記カードIDに対応して受け付けた前払い手数料の金額情報を前記記憶部に記憶するようになっている請求項1に記載の自動両替機。
  3. カードの種類を記憶し、該カードの種類及びカードの有無に応じて、両替貨幣の形態別に当該両替貨幣に対して無料で両替可,有料で両替可,両替不可等とする両替権限を任意に設定する両替権限設定手段を有し、該両替権限設定手段によって設定された両替権限の内容に基づいて前記両替処理及び前記手数料徴収処理を行うようになっている請求項1又は2に記載の自動両替機。
  4. 前記貨幣の両替時に前記両替権限設定手段で設定された内容を前記表示部に表示するようになっている請求項3に記載の自動両替機。
  5. 前記手数料の額を1回の両替に対して固定の所定金額とする手数料固定式と、両替貨幣の数量に応じて前記手数料の額を段階的に設定できる手数料従量式とのいずれかに手数料徴収方式を設定する手数料徴収額設定手段を有し、該手数料徴収額設定手段によって設定された手数料徴収方式に基づいて前記手数料徴収処理を行うようになっている請求項1乃至4のいずれかに記載の自動両替機。
  6. 前記前払い手数料の払込み手続きを自動両替機から行えるようになっている請求項1乃至5のいずれかに記載の自動両替機。
  7. 前記前払い手数料の払い戻し手続きを自動両替機から行えるようになっている請求項1乃至のいずれかに記載の自動両替機。
JP2000357135A 2000-11-24 2000-11-24 自動両替機 Expired - Fee Related JP3932087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000357135A JP3932087B2 (ja) 2000-11-24 2000-11-24 自動両替機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000357135A JP3932087B2 (ja) 2000-11-24 2000-11-24 自動両替機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002163698A JP2002163698A (ja) 2002-06-07
JP3932087B2 true JP3932087B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=18829248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000357135A Expired - Fee Related JP3932087B2 (ja) 2000-11-24 2000-11-24 自動両替機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3932087B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006048515A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 両替処理装置
JP4704023B2 (ja) * 2004-12-20 2011-06-15 ローレル精機株式会社 商品券類発行装置
JP4622730B2 (ja) * 2005-08-09 2011-02-02 富士電機リテイルシステムズ株式会社 入金機
JP4912685B2 (ja) * 2006-01-23 2012-04-11 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 現金取扱装置
JP5219456B2 (ja) * 2007-10-26 2013-06-26 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 取引処理装置
JP5033607B2 (ja) * 2007-12-13 2012-09-26 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 両替機
JP5490583B2 (ja) * 2010-03-18 2014-05-14 グローリー株式会社 貨幣処理装置
JP4704509B2 (ja) * 2010-07-26 2011-06-15 ローレル精機株式会社 商品券類発行装置
JP6634846B2 (ja) * 2016-01-25 2020-01-22 沖電気工業株式会社 自動取引装置及び取引システム
CN109658588A (zh) * 2019-01-25 2019-04-19 浪潮金融信息技术有限公司 一种实现智能配置可识别钞票的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002163698A (ja) 2002-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2476502C (en) Methods and systems for exchanging and/or transferring various forms of value
JP3932087B2 (ja) 自動両替機
JP3819163B2 (ja) 売上代金循環システム
JP5098437B2 (ja) 商品販売データ処理システム
JP4951992B2 (ja) 自動取引装置
JP3899220B2 (ja) 自動料金精算機
JP4643839B2 (ja) 貨幣取引システム
JP2004355540A (ja) 自動両替機
JP5193688B2 (ja) 両替機システム
JP4908688B2 (ja) 貨幣取引システム、貨幣取引方法および貨幣入金機
JP5512327B2 (ja) 貨幣処理装置
JP2629763B2 (ja) 自動両替機
JP3999011B2 (ja) 自動両替装置
JPS63262788A (ja) 自動両替装置
JPS63273986A (ja) 自動両替システム
JPS63311588A (ja) 自動両替機
JPS63273988A (ja) 自動両替システム
JPS6148069A (ja) 現金自動取引装置
JP2003346222A (ja) 代替金種出金方式
JPS6330994A (ja) 自動両替機
JPH0821096B2 (ja) 自動両替機
JPS63269281A (ja) 自動両替機
JPH01116894A (ja) 自動入金システム
JPH06266746A (ja) 自動取引装置の振込み処理方法
JPS63251882A (ja) 両替装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050802

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050805

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20051111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3932087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100323

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140323

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140323

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees