JP5033607B2 - 両替機 - Google Patents

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Description

この発明は、金融機関や、コンビニエンスストア等の店舗に設置され、両替取引を処理する両替機に関し、特に両替取引にかかる手数料の徴収が行える両替機に関する。
従来、銀行等の金融機関では、両替取引を処理する両替機を設置し、両替取引を行う利用者の利便性を図り、且つ窓口業務にかかる手間を低減している。利用者は、両替機に対して、両替にかかる代替金を投入するとともに、両替内容として貨幣(硬貨、および紙幣)の種別毎に両替枚数を入力する。両替機は、入力された両替内容に基づいて、貨幣の種別毎に両替枚数の貨幣を放出する。また、利用者が投入した代替金の金額が、両替金額よりも大きければ、その差額を釣り銭として放出する。両替機における両替取引は、これまで、手数料を徴収しない無料扱いで行われていたが、最近、手数料を徴収する有料化が検討され始めている。手数料を徴収して両替取引を処理する両替機としては、例えば特許文献1、2等に記載されたものがある。
特許文献1に記載されている両替機は、両替取引を処理するときに、キャッシュカードを受け付け、このキャッシュカードが自行のものであれば、この両替取引にかかる手数料を該当する口座(受け付けたキャッシュカードに対応する口座)から徴収する。また、キャッシュカードが他行のものであれば、デビット決済にて手数料を徴収している。また、特許文献2に記載されている両替機は、両替取引にかかる手数料をプリペイド方式(前払い方式)で徴収している。
特開2004−355540号公報 特開2002−163698号公報
しかしながら、従来の両替機は、処理する両替取引にかかる手数料を、両替金額や両替貨幣の枚数に基づいて決定している。例えば、手数料を両替金額で決定する場合、
(1)両替金額が5000円未満の両替取引については、手数料100円
(2)両替金額が5000円以上で30000円未満の両替取引については、手数料200円
(3)両替金額が30000円以上の両替取引については、手数料300円
という条件を設定している。両替取引にかかる手数料は、この条件に基づいて決定される。また、手数料を両替枚数で決定する場合、
(1)両替枚数が10枚以下の両替取引については、手数料100円
(2)両替枚数が11枚以上で100枚以下の両替取引については、手数料200円
(3)両替枚数が101枚以上である両替取引については、手数料300円
という条件を設定している。両替取引にかかる手数料は、この条件に基づいて決定される。
また、両替機は、利用者が入金した代替金額が両替金額よりも高額であると、両替貨幣だけでなく、その差額を釣り銭として利用者に放出する。実質的には、この釣り銭として放出される貨幣も両替された貨幣である。このため、同じ内容の両替取引を行う利用者間で徴収する手数料に差が生じることがあった。例えば、5000円紙幣1枚を代替金とし、これを100円硬貨10枚、1000円紙幣4枚に両替する場合、
(A)利用者が100円硬貨10枚、1000円紙幣4枚の両替を入力すると、両替金額は5000円、両替枚数は14枚になるので、上記した例の条件では、両替取引にかかる手数料は200円になる。一方、
(B)利用者が100円硬貨10枚の両替を入力すると、両替金額は1000円、両替枚数は10枚になるので、上記した例の条件では手数料は100円になる。この場合、両替機は、利用者が入金した代替金の金額と、両替金額との差額である4000円を釣り銭として放出する。両替機は、通常、放出枚数が最小になる種別の貨幣で釣り銭を放出することから、釣り銭として1000円紙幣4枚を放出する。したがって、100円硬貨10枚の両替を入力した利用者も、結果的に、5000円紙幣1枚を100円硬貨10枚、1000円紙幣4枚に両替したことになる。
このように、従来の両替機は、実質的に同じ内容の両替取引を行っているにもかかわらず、入力した両替内容によって手数料が異なり、利用者に対するサービスが均一でないという問題があった。
この発明の目的は、入力された両替内容にかかわらず、実質的に同じ内容の両替取引が行われるときの手数料を同じにすることによって、利用者に対するサービスを均一にできる両替機を提供することにある。
この発明の両替機は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
この両替機では、両替内容受付手段が、両替内容として、貨幣(紙幣や硬貨)の種別毎に両替枚数の入力を受け付ける。両替金額算出手段が、前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に基づいて両替金額を算出する。両替金額は、貨幣の種別毎に求めた、その貨幣の額と入力された両替枚数との積の総和である。代替金受付手段が、両替取引にかかる代替金の投入を受け付ける。代替金とは、両替によって放出される貨幣と交換する貨幣である。
手数料算出手段が、前記両替金額算出手段が算出した両替金額と、前記代替金受付手段が受け付けた代替金額と、が一致していれば、前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に基づいて、両替取引にかかる取引手数料を算出する。一方、手数料算出手段は、前記両替金額算出手段が算出した両替金額よりも、前記代替金受付手段が受け付けた代替金の金額のほうが大きければ、その差額またはその差額の放出に用いる貨幣を、前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に加えて取引手数料を算出する。そして、手数料徴収手段が、前記手数料算出手段が算出した取引手数料を徴収する。
なお、前記両替金額算出手段が算出した両替金額よりも、前記代替金受付手段が受け付けた代替金の金額のほうが小さければ、両替取引が処理できないので、代替金の追加投入を受け付けるか、両替取引を中止する。
このように、両替金額よりも、代替金の金額のほうが大きいときには、手数料算出手段が、その差額またはその差額の放出に用いる貨幣、すなわち釣り銭として放出する貨幣、を両替内容に加えて取引手数料を算出する。これにより、入力された両替内容にかかわらず、実質的に同じ内容の両替取引を行うときの手数料が同じになる。したがって、利用者に対するサービスを均一にできる。
なお、取引手数料は、両替金額に基づいて決定してもよいし、両替枚数に基づいて決定してもよい。
また、前記手数料算出手段が算出した取引手数料等を表示器に表示する表示手段を設けてもよい。
また、前記手数料算出手段を、前記両替金額算出手段が算出した両替金額よりも、前記代替金受付手段が受け付けた代替金の金額のほうが大きければ、前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に基づく両替内容分手数料も算出する構成とし、さらに、前記表示手段が、取引手数料とともに、両替内容分手数料も前記表示器に表示する構成としてもよい。このようにすれば、利用者が投入した代替金の金額過多により、両替内容に基づく両替内容分手数料よりも多くの取引手数料を徴収することを、この利用者に気づかせることができる。
また、前記表示手段が前記取引手数料と、前記両替内容分手数料と、を表示器に表示したときに、両替取引を中止するかどうかにかかる入力を受け付ける取消入力受付手段を設けることで、代替金の金額過多により、取引手数料が余分に徴収されることを認識した利用者に、今回の両替取引を中止させることができる。
また、前記両替金額算出手段が算出した両替金額を、前記表示手段が表示器に表示した後に、前記代替金受付手段が代替金の投入を受け付ける構成とすれば、利用者が投入した代替金が両替金額に対して金額過多になるのを防止できる。
さらに、貨幣の種別毎に、その貨幣について設定されている両替単位で、両替枚数を受け付ける構成としてもよい。
この発明によれば、入力された両替内容にかかわらず、実質的に同じ内容の両替取引が行われるときの手数料を同じにすることができる。したがって、利用者に対するサービスを均一にできる。
以下、この発明の実施形態である両替機について説明する。
図1は、この発明の実施形態である両替機の外観を示す図である。図2は、この両替機の主要部の構成を示すブロック図である。この両替機1は、利用者の入力操作に応じて、両替取引を処理する装置である。両替機1は、両替取引を処理する両替ユニット2と、両替取引にかかる取引手数料を現金で徴収する手数料徴収ユニット3と、を備えている。この両替機1は、手数料徴収ユニット3で両替取引にかかる取引手数料を徴収し、両替ユニット2で両替取引を処理する。
両替ユニット2は、図2に示すように、主制御部11と、貨幣入出金部12と、カード処理部13と、硬貨処理部14と、紙幣処理部15と、帳票処理部16と、顧客操作部17と、係員操作部18と、音声案内処理部19と、通信処理部20と、を備えている。主制御部11は、両替ユニット2各部の動作を制御する。貨幣入出金部12は、両替ユニット2本体前面に設けられている、紙幣入出金口5、バラ硬貨入出金口6、および包装硬貨出金口7に設けられているシャッタを個別に開閉する。紙幣入出金口5では、利用者が代替金として投入する代替紙幣の受け付けや、利用者に対する両替紙幣の放出が行われる。貨幣入出金部12は、通常紙幣入出金口5のシャッタを閉している。貨幣入出金部12は、代替紙幣の受け付けや両替紙幣の放出の際に、紙幣入出金口5のシャッタを開する。バラ硬貨入出金口6では、利用者が代替金として投入する代替硬貨の受け付けや、利用者に対する両替硬貨の放出が行われる。貨幣入出金部12は、通常バラ硬貨入出金口6のシャッタを閉している。貨幣入出金部12は、代替硬貨の受け付けや両替硬貨の放出の際に、バラ硬貨入出金口6のシャッタを開する。包装硬貨出金口7では、利用者に対する包装硬貨の放出が行われる。この包装硬貨は、両替硬貨である。貨幣入出金部12は、通常包装硬貨出金口7のシャッタを閉している。貨幣入出金部12は、包装硬貨の放出の際に、包装硬貨出金口7のシャッタを開する。
カード処理部13は、本体前面に設けられたカード挿入口13aから挿入されたカードを受け付け、そのカードに記録されているカード情報の読み取りや、カード情報の書き込みを行う。カード処理部13が受け付けるカードは、カード所有者を特定することができる情報が記録されているカードであり、例えばキャッシュカードや、両替カードである。紙幣処理部15は、本体内部に設けられている紙幣カートリッジ(不図示)と、紙幣入出金口5との間で入出金紙幣を搬送するとともに、搬送している入出金紙幣の金種や真偽を鑑別する。硬貨処理部14は、本体内部に設けられているバラ硬貨カートリッジ(不図示)と、バラ硬貨入出金口6との間で入出金されるバラ硬貨を搬送するとともに、搬送している入出金硬貨の金種や真偽を鑑別する。また、硬貨処理部14は、本体内部に設けられている包装硬貨カートリッジ(不図示)に収納されている包装硬貨を包装硬貨出金口7に搬送する。ここで言うバラ硬貨とは、1枚ずつにバラされている硬貨であり、包装硬貨とは、所定枚数(通常50枚)の硬貨を包装した硬貨である。
帳票処理部16は、両替取引にかかる取引伝票を印字して発行するとともに、この取引伝票の控え伝票を本体内部に収納する。取引伝票は、本体前面に設けられている伝票発行口(不図示)から放出される。顧客操作部17は、本体前面に設けられている表示器17aにおける案内表示画面の表示制御を行うとともに、この表示器17aの画面上に取り付けられたタッチパネルの押圧位置を検知することで、利用者の入力操作を受け付ける。係員操作部18は、両替ユニット2本体内部に設けられており、障害復旧にかかる入力操作や、保守点検にかかる入力操作を受け付ける。音声案内処理部19は、利用者である顧客に対する操作案内等を音声で行う。通信処理部20は、手数料徴収ユニット3との通信を処理する。
また、図2に示すように、手数料徴収ユニット3は、制御部31と、硬貨処理部32と、表示制御部33と、通信処理部34と、を備えている。制御部31は、手数料徴収ユニット3を構成する各部の動作を制御し、両替ユニット2で処理する両替取引にかかる取引手数料を現金で徴収する。図3は、手数料徴収ユニットの操作案内パネルを示す図である。硬貨処理部32は、操作案内パネル3aに設けられた硬貨投入口32aにおいて投入された硬貨を処理する。表示制御部33は、操作案内パネル3aに設けられた手数料残額表示部33a、受付金種表示部33b、返却表示部33cにおける表示を制御する。手数料残額表示部33aには、両替ユニット2で処理する両替取引にかかる取引手数料の残額が表示される。また、金額表示部33は、硬貨投入口32aから硬貨が投入される毎に、取引手数料の残額を更新し、手数料残額表示部33aに表示する。受付金種表示部33bは、6種類の流通硬貨(500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円硬貨、および1円硬貨)の表示マークを有し、表示制御部33が各金種の表示マークの点灯、消灯を制御し、利用可能な硬貨の金種を利用者に認識させる。返却表示部33cは、硬貨投入口32aに投入された硬貨を、返却口3bに返却したときに、表示制御部33が返却表示部33cを一定時間(数秒)だけ点灯、または点滅させて、利用者に硬貨の返却を認識させる。
また、操作案内パネル3aには、返却ボタン32bが設けられており、この返却ボタン32bが押下されたときに、硬貨処理部32が今回の取引で硬貨投入口32aから投入された硬貨を全て返却口3bに放出する。通信処理部34は、両替ユニット2との通信を処理する。
この両替機1は、両替取引にかかる取引手数料を手数料徴収ユニット3で徴収することもできるし、カード処理部13が受け付けたキャッシュカードや両替カードを利用した、口座引き落とし、デビット決済、プリペイド決済等でも徴収することができる。
また、両替機1は、両替取引にかかる取引手数料を決定する条件を記憶している。例えば、両替金額に基づいて取引手数料を決定する場合には、
(1)両替金額が5000円未満の両替取引については、取引手数料100円
(2)両替金額が5000円以上で30000円未満の両替取引については、取引手数料200円
(3)両替金額が30000円以上の両替取引については、取引手数料300円
という条件を記憶している。また、両替枚数に基づいて取引手数料を決定する場合には、
(1)両替枚数が10枚以下の両替取引については、取引手数料100円
(2)両替枚数が11枚以上で100枚以下の両替取引については、取引手数料200円
(3)両替枚数が101枚以上である両替取引については、取引手数料300円
という条件を記憶している。
また、これら2つの条件を記憶しておき、条件毎に決定した取引手数料が、より小さい、または、より大きい方を、取引手数料に決定する構成としてもよい。
次に、この両替機における両替取引の動作について説明する。図4は、両替機の両替取引にかかる動作を示すフローチャートである。両替機1は、貨幣入出金部12が紙幣入出金口5およびバラ硬貨入出金口6のシャッタを開し、紙幣入出金口5およびバラ硬貨入出金口6において、利用者による代替金の投入を受け付ける(s1)。両替機1は、利用者が代替金として投入した紙幣や硬貨を1枚ずつ鑑別し、利用者によって投入された代替金の金額を計数する(s2)。このとき、両替機1は、代替金として投入された紙幣や硬貨を紙幣カートリッジやバラ硬貨カートリッジに収納するのではなく、一時保留部に保留する。両替機1は、顧客操作部17の表示器17aに、今回投入された代替金の金額を表示するとともに、顧客操作部17において、両替内容の入力を受け付ける(s3)。s3では、貨幣の種別毎に、両替枚数の入力を受け付ける。両替機1は、貨幣の種別毎に受け付けた両替枚数に基づいて、両替金額を算出する(s4)。両替金額は、貨幣の種別毎に求めた、その貨幣の額と入力された両替枚数との積の総和である。
両替機1は、今回利用者によって投入された代替金額が、s4で算出した両替金額未満であると(s5)、代替金の追加投入を促す画面を表示器17aに表示し、紙幣入出金口5、およびバラ硬貨入出金口6において、代替金額がs4で算出した両替金額以上になるまで、利用者による代替金の追加投入を受け付ける(s6〜s8)。また、両替機1は、代替金の追加投入を促す画面を表示器17aに表示しているときに、顧客操作部17において両替取引の取消にかかる入力操作が行われると、一時保留部に保留している代替金を、紙幣入出金口5、およびバラ硬貨入出金口6に放出し(s9)、本処理を終了する。
なお、s3で受け付ける貨幣の種別毎の両替枚数を、s2で計数した代替金額の範囲内で受け付ける構成とすれば、上述したs5〜s8にかかる処理を不要にできる。
両替機1は、s5、またはs8で、利用者によって投入された代替金額がs4で算出した両替金額以上であると判定すると、代替金額と両替金額とが同じであるかどうかを判定する(s10)。両替機1は、s10で同じであると判定すると、s3で入力された両替内容に基づいて、今回の両替取引にかかる取引手数料を算出し(s11)、ここで算出した取引手数料を表示器17aに表示する(s12)。一方、両替機1は、s10で代替金額と両替金額とが同じでないと判定すると(この場合は、両替金額よりも代替金額のほうが大きい。)、代替金額と両替金額との差額、またはこの差額の放出に用いる貨幣をs3で入力された両替内容に加えて取引手数料を算出する(s13)。s13では、取引手数料を両替金額に基づいて決定する場合、結果的に投入された代替金額を両替金額とみなして取引手数料を算出する。また、取引手数料を両替枚数に基づいて決定する場合、代替金額と両替金額との差額の放出に用いる貨幣の枚数も加えて取引手数料を算出する。また、両替機1は、s3で入力された両替内容に基づく両替内容分手数料を算出する(s14)。両替機1は、s14で両替内容分手数料を算出すると、s13で算出した取引手数料とともに、この両替内容分手数料を表示器17aに表示する(s15)。
例えば、両替取引にかかる手数料を決定する条件が、上述した条件のいずれかである場合、
5000円紙幣1枚を代替金とし、利用者が両替内容として、100円硬貨10枚、1000円紙幣4枚を入力した場合、s11で算出される手数料は200円になり、s12で図5に示す画面が表示器17aに表示される。一方、利用者が両替内容として、100円硬貨10枚を入力した場合、s11で手数料の算出を行わず、s13で代替金額と両替金額との差額である4000円、またはこの差額の放出に用いる4枚の1000円紙幣を両替内容に加えて手数料を算出するので、その手数料は200円になる。また、s14で算出される両替内容分手数料は、100円になる。この場合、s15で図6に示す画面が表示器17aに表示される。
このように、この両替機1では、入力された両替内容にかかわらず、実質的に同じ内容の両替取引を行うときの手数料が同じになる。また、両替機1は、図6に示す表示を行うことで、代替金額と両替金額との差額に応じて放出する貨幣(利用者に対して釣り銭として放出する貨幣)によって、手数料が高くなることを通知している。
なお、10000円紙幣1枚を代替金とし、利用者が両替内容として、100円硬貨10枚を入力した場合は、s11で算出される手数料は100円になり、s12で図7に示す画面が表示器17aに表示される。
両替機1は、s15で取引手数料とともに、両替内容分手数料を表示器17aに表示すると、利用者による取引の中止、または取引の継続にかかる入力を待つ(s16、s17)。利用者は、特に1000円紙幣に両替する必要がなく、また、1000円を所持している場合、一旦取引を中止し、1000円紙幣を代替金とした両替取引を行うことによって、手数料が無駄に徴収されることはない。両替機1は、顧客操作部17において取引中止にかかる入力を受け付けると、s9で一時保留部に保留している代替金を、紙幣入出金口5、およびバラ硬貨入出金口6に放出し、本処理を終了する。
一方、5000円紙幣を100円硬貨10枚、1000円紙幣4枚に両替したい利用者は、取引の継続かかる入力操作を行えばよい。両替機1は、s12で取引手数料を表示器17aに表示した場合、または、s17で取引継続にかかる入力を受け付けると、利用者から取引手数料を徴収する手数料徴収処理を行う(s18)。s18では、手数料徴収ユニット3で現金による手数料の徴収を行ってもよいし、カード処理部13で受け付けたカードによって手数料を徴収する処理を行ってもよい。両替機1は、利用者から手数料を徴収すると、両替内容に基づいて貨幣を紙幣入出金口5、バラ硬貨入出金口6、および包装硬貨出金口7に放出する(s19)。このとき、両替機1は、一時保留部に保留している代替金を、紙幣カートリッジや硬貨カートリッジに搬送し、収納する。また、両替機1は、今回の両替取引の内容を印字した帳票を発行し(s20)、本処理を終了する。
このように、この両替機1は、両替金額よりも、代替金の金額のほうが大きいときには、その差額またはその差額の放出に用いる貨幣を両替内容に加えて取引手数料を算出する。このため、入力された両替内容にかかわらず、実質的に同じ内容の両替取引が行われるときの取引手数料を同じにすることができる。したがって、利用者に対するサービスを均一にできる。
また、両替機1は、両替金額よりも代替金額のほうが大きいときには、代替金額と両替金額との差額または差額の放出に用いる貨幣を入力された両替内容に加えて算出した取引手数料と、入力された両替内容に基づく手数料である両替内容分手数料と、を表示し、取引を中止するか、継続するかを利用者に確認させる構成としたので、投入した代替金の金額過多により、取引手数料が余分に徴収される取引を利用者に認識させ、中止させることができる。すなわち、利用者は、取引手数料が無駄に徴収される取引を中止することができる。したがって、利用者に対するサービスを低下させることもない。
また、上記の両替機1では、利用者からの代替金の投入を受け付けた後に、両替内容の入力を受け付けるとしたが、両替内容の入力を受け付けた後に、代替金の投入を受け付けるように構成してもよい。このように構成した場合の両替機1の両替動作について説明する。図8は、この両替機の両替取引にかかる動作を示すフローチャートである。
両替機1は、顧客操作部17において両替内容として、貨幣の種別毎の両替枚数の入力を受け付ける(s21)。両替機1は、両替内容に基づいて、両替金額を算出する(s22)。s21、およびs22にかかる処理は、それぞれ上述したs3、およびs4にかかる処理と同じである。両替機1は、s22で算出した両替金額を顧客操作部17の表示器17aに表示し、紙幣入出金口5、およびバラ硬貨入出金口6において、利用者による代替金の投入を受け付ける(s23)。利用者が代替金として投入した紙幣や硬貨を1枚ずつ鑑別し、利用者によって投入された代替金の金額を計数する(s24)。このとき、両替機1は、代替金として投入された紙幣や硬貨を紙幣カートリッジやバラ硬貨カートリッジに収納するのではなく、一時保留部に保留する。s23、およびs24にかかる処理は、それぞれ上述したs1、およびs2にかかる処理と同じである。
このように、両替機1は、s22で算出した両替金額を顧客操作部17の表示器17aに表示し、その後、利用者による代替金の投入を受け付けるので、利用者に対して投入すべき代替金の金額を認識させることができる。
両替機1は、利用者によって投入された代替金額が、s22で算出した両替金額未満であると(s25)、代替金の追加投入を促す画面を表示器17aに表示し、代替金の追加投入、または顧客操作部17において両替取引の取消にかかる入力操作が行われるのを待つ(s26、s27)。両替機1は、代替金の追加投入があると、s23に戻って上記処理を繰り返す。また、両替取引の取消にかかる入力操作が行われると、一時保留部に保留している代替金を、紙幣入出金口5、およびバラ硬貨入出金口6に放出し(s9)、本処理を終了する。
両替機1は、今回利用者によって投入された代替金額が、s22で算出した両替金額未満でないと判定すると、上述した両替機1で説明した、s10以降の処理を実行する。
これにより、利用者に対して、両替機1に投入すべき代替金の金額を知らせることができ、操作性を向上させることができる。また、上述した、両替機1と同様に、入力された両替内容にかかわらず、実質的に同じ内容の両替取引が行われるときの手数料を同じにすることができる。
また、図9に示すように、s12〜s16の処理を無くし、s10で代替金額と両替金額とが同じでないと判定すると、s9で一時保留部に保留している代替金を、紙幣入出金口5、およびバラ硬貨入出金口6に放出し、本処理を終了するようにしてもよい。この場合、取引を中止した理由を表示器17aに表示し、利用者に通知するのが好ましい。
また、利用者が、両替金額に一致する代替金を投入しやすくなるように、貨幣の種別毎に、その貨幣について設定されている両替単位で、両替枚数を受け付ける構成とするのが好ましい。例えば、1円硬貨は両替単位を500枚(500円)、5円硬貨は両替単位を100枚(500円)、50円硬貨は両替単位を10枚(500円)、100円硬貨両替単位を5枚(500円)、500円硬貨は両替単位を1枚(500円)、紙幣については両替単位を1枚にすれば、両替金額が500円単位で変化する。
なお、ここでは、両替金額が500円単位で変化する場合を例示したが、両替金額が1000円単位で変化するように、貨幣の種別毎の両替単位を設定してもよい。
両替機の外観を示す図である。 両替機の主要部の構成を示すブロック図である。 手数料徴収ユニットの操作案内パネルを示す図である。 両替機の両替取引にかかる動作を示すフローチャートである。 両替機の表示器の表示画面例を示す図である。 両替機の表示器の表示画面例を示す図である。 両替機の表示器の表示画面例を示す図である。 別の両替機の両替取引にかかる動作を示すフローチャートである。 別の両替機の両替取引にかかる動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1−取引処理装置
2−両替ユニット
3−手数料徴収ユニット
11−主制御部11
12−貨幣入出金部
13−カード処理部
14−硬貨処理部
15−紙幣処理部
16−帳票処理部
17−顧客操作部
18−係員操作部
19−音声案内処理部
20−通信処理部
31−制御部
32−硬貨処理部
33−表示制御部
34−通信処理部

Claims (6)

  1. 両替取引を処理する両替機において、
    両替内容として、貨幣の種別毎に両替枚数の入力を受け付ける両替内容受付手段と、
    前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に基づいて両替金額を算出する両替金額算出手段と、
    両替取引にかかる代替金の投入を受け付ける代替金受付手段と、
    前記両替金額算出手段が算出した両替金額と、前記代替金受付手段が受け付けた代替金額と、が一致していれば、前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に基づいて、両替取引にかかる取引手数料を算出し、前記両替金額算出手段が算出した両替金額よりも、前記代替金受付手段が受け付けた代替金の金額のほうが大きければ、その差額またはその差額の放出に用いる貨幣を、前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に加えて取引手数料を算出する手数料算出手段と、
    前記手数料算出手段が算出した取引手数料を徴収する手数料徴収手段と、を備えた両替機。
  2. 前記手数料算出手段が算出した取引手数料を表示器に表示する表示手段を備えた請求項1に記載の両替機。
  3. 前記手数料算出手段は、前記両替金額算出手段が算出した両替金額よりも、前記代替金受付手段が受け付けた代替金の金額のほうが大きければ、前記両替内容受付手段が入力を受け付けた両替内容に基づく両替内容分手数料も算出する手段であり、
    前記表示手段は、取引手数料とともに、両替内容分手数料も前記表示器に表示する手段である、請求項2に記載の両替機。
  4. 前記表示手段が前記取引手数料と、前記両替内容分手数料と、を表示器に表示したときに、両替取引を中止するかどうかにかかる入力を受け付ける取消入力受付手段を備えた請求項3に記載の両替機。
  5. 前記表示手段は、前記両替金額算出手段が算出した両替金額を表示器に表示する手段でもあり、
    前記代替金受付手段は、前記表示手段が両替金額を表示した後に、代替金の投入を受け付ける手段である、請求項2〜4のいずれかに記載の両替機。
  6. 前記両替内容受付手段は、貨幣の種別毎に、その貨幣について設定されている両替単位で、両替枚数を受け付ける手段である、請求項1〜5のいずれかに記載の両替機。
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