JP3926997B2 - 両側リクライニング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートの両側にそれぞれリクライニング機構を配置し、これらリクライニング機構間をコネクティングパイプで連結し、両リクライニング機構を連動してロック/アンロックさせるようにした両側リクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のリクライニング装置として、特開平9−28496号公報に記載されたものがある。このリクライニング装置は、シートの片側のリクライニング機構側に操作ハンドルを設け、操作ハンドルを設けないリクライニング機構側のロック/アンロックのタイミングを、カム形状の工夫により、操作ハンドルを設けたリクライニング機構側のロック/アンロックのタイミングよりも優先させ、常に早めにロック/アンロックを完了するように構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の両側リクライニング装置においては、二つのリクライニング機構内の部品形状を異ならせる必要があり、部品点数が増加する。又、ロック/アンロックを優先したリクライニング機構側に操作ハンドルを設けた場合、非優先側のリクライニング機構のロック/アンロックができなくなる恐れがあるため、ロック/アンロックを優先したリクライニング機構側には操作ハンドルを設けることができない。よって、二つのリクライニング機構にそれぞれ操作ハンドルを設け、双方の操作ハンドルでリクライニング角度の調整を行うような両側リクライニング装置には、この構成は使用できない。
【0004】
本発明の課題は、上記問題を解決することであり、シートの両側のリクライニング機構にそれぞれ操作ハンドルを設け、双方の操作ハンドルで支障なくリクライニング角度を調整できる両側リクライニング装置を少ない部品点数で実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、シートの両側にそれぞれリクライニング機構を配置し、これらリクライニング機構の回動シャフト間を左右に延びたコネクティングパイプで連結し、両リクライニング機構を連動してロック/アンロックさせるようにした両側リクライニング装置において、
左右のリクライニング機構の外側に操作ハンドルを設け、何れの操作ハンドルが操作された場合でも、そのハンドル操作力は、両リクライニング機構の回動シャフトに伝達される前に、両リクライニング機構の回動シャフト間の空間から前記コネクティングパイプに先ず伝達され、その後、該コネクティングパイプ上の上記力伝達点から、左右に分かれ、
左側に分かれたハンドル操作力、該コネクティングパイプ上の力伝達点の左のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該左側のコネクティングパイプ部分の左端に連結された左側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、左側のリクライニング機構内に入力され、左側のリクライニング機構を駆動し、
右側に分かれたハンドル操作力は、該コネクティングパイプ上の力伝達点の右側のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該右側のコネクティングパイプ部分の右端に連結された右側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、右側のリクライニング機構内に入力され、右側のリクライニング機構を駆動するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
何れかの操作ハンドルをアンロック方向に回動すると、先ずコネクティングパイプが回転し、この回転により二つのリクライニング機構が駆動され、アンロックがなされる。この場合、二つのリクライニング機構にはガタがあるため、コネクティングパイプの回転に対して遅れてアンロック動作がなされ、両リクライニング機構の間には、各リクライニング機構のガタの差分だけアンロック動作にずれが生じるが、両リクライニング機構は同様な構造であり、コネクティングパイプから同様な経路を経て並列に両リクライニング機構に操作力が伝達されるため、その差分は小さく、アンロック動作に支障はない。又、シートの両側に同様な構造のリクライニング機構を置くため、二つのリクライニング機構は共通部品も多く、部品点数が少なくなる。
この発明はコネクティングパイプのねじれをも考慮しており、それ故、二つのリクライニング機構の何れかの操作ハンドルを操作したときにも、そのハンドル操作力は、両リクライニング機構の回動シャフトに伝達される前に、両リクライニング機構の回動シャフト間の空間からコネクティングパイプ(後述の通り、好ましくはその中央部)に先ず伝達され、その後、コネクティングパイプ上の上記力伝達点から、左右に分かれ、この左右に分かれたハンドル操作力が、それぞれ、コネクティングパイプ上の力伝達点の左右のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら回転させるようになっている。
【0007】
請求項2に係る発明は、ベースアームとラチェットとが相対的に傾動可能に設けられ、両者の対向面のうち、前記ラチェット側の対向面には内歯が刻設され、前記ベースアーム側の対向面には、前記ラチェット側を向いたガイド突起が形成され、該ガイド突起により、ポールが前記傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、前記ポールをその外歯が前記ラチェットの内歯に噛合する方向に移動させる場合には、前記ポールの背面を押圧するようにカムを回転させるリクライニング機構を、シートの両側にそれぞれ配置し、前記カムを駆動する回動シャフト間を左右に延びたコネクティングパイプで連結し、両リクライニング機構を連動してロック/アンロックさせるようにした両側リクライニング装置であって、左右のリクライニング機構の外側に操作ハンドルを設け、何れの操作ハンドルが操作された場合でも、そのハンドル操作力は、両リクライニング機構の回動シャフトに伝達される前に、両リクライニング機構の回動シャフト間の空間から前記コネクティングパイプに先ず伝達され、その後、該コネクティングパイプ上の上記力伝達点から、左右に分かれ、
左側に分かれたハンドル操作力、該コネクティングパイプ上の力伝達点の左のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該左側のコネクティングパイプ部分の左端に連結された左側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、左側のリクライニング機構内に入力され、左側のリクライニング機構を駆動し、
右側に分かれたハンドル操作力は、該コネクティングパイプ上の力伝達点の右側のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該右側のコネクティングパイプ部分の右端に連結された右側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、右側のリクライニング機構内に入力され、右側のリクライニング機構を駆動するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
この発明においても、何れかの操作ハンドルをアンロック方向に回動すると、先ずコネクティングパイプが回転し、二つのリクライニング機構が並列的に駆動され、支障なくアンロックがなされる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、前記リクライニング機構におけるアッパアームの傾動中心よりも後側に回動中心があり、前記アッパアームの傾動中心よりも前側に操作部がある前記操作ハンドルと、前記二つのリクライニング機構間に配置され、前記操作ハンドルに押されて前記操作ハンドルと同一の回動中心でもって回動する従動アームと、前記コネクティングパイプの力伝達点に一端が固定され、他端を前記従動アームに押動されることで前記コネクティングパイプを回動させる駆動アームと、を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に係る発明では、操作ハンドルの操作部を乗員が着座状態で容易に操作できる最適位置(操作部があまり前に突き出ない位置)に配置しながら、操作部の移動量を大きくとれ、操作力も小さくできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図7を用いて本発明の実施の形態例を説明する。本形態例の両側リクライニング装置では、シートクッション側のロアブラケット11にロアアームとしてラチェット20が固着され、シートバック側のフレームに、アッパアームとしてベースアーム30が取り付けられている(特に図2参照)。又、ベースアーム30には、ラチェット20を挟むようにして、補助プレート12が固着されている。
【0012】
特に図2〜図4に示すように、ラチェット20の中央部の貫通穴及び補助プレート12の貫通穴には、ヒンジピンとしての回動シャフト40の円柱部42が回転自在に嵌合し、ベースアーム30の中央部の貫通穴には、回動シャフト40の円柱部41が回転自在に嵌合している。このため、ベースアーム30及び補助プレート12はラチェット20に対して傾動可能となっている。
【0013】
ラチェット20のベースアーム30との対向面には、図7に示すように、ラチェット20の傾動中心を中心とする略円形の凹部22が形成され、該凹部内周面には内歯23が刻設されている。
【0014】
ベースアーム30上の、ラチェット20の凹部22との対向面にも、凹部32(図2参照)が形成され、該凹部32の底面には、ラチェット20に向けてガイド突起35〜38が突設されている(図7参照)。ポール50は、図7に示すように、ガイド突起35〜38のガイド面に挟まれて、上記傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、前端部の外歯51がラチェット20の内歯23に噛合できるように構成されている。
【0015】
図2〜図4に示すように、回動シャフト40の第1の断面小判形部分43には、フックプレート13の小判穴が嵌合し、回動シャフト40の第2の断面小判形部分44には、カム60の小判穴が嵌合している。このため、回動シャフト40には、フックプレート13とカム60とが相対回転不可状態に嵌合していることになる。
【0016】
図7に示すように、カム60の押圧部61は、カム60が回動シャフト40とともに図7における時計方向に回転したときに、ポール50の背面52をその外歯51方向に押して、ポール50の外歯51をラチェット20の内歯23に噛合させるものである。又、カム60の引き込み部62は、カム60が回動シャフト40とともに図7における反時計方向に回転したときに、ポール50の段部53を外歯51と反対方向に引き戻して、ポール50の外歯51とラチェット20の内歯23との噛合を解除させるものである。
【0017】
図2に示すように、回動シャフト40の第3の断面小判形部分45には、回動シャフト40の回転を他方のシート側部に設けたリクライニング機構の回動シャフトに伝達するために、コネクティングパイプ14が連結されている。又、回動シャフト40の抜け止めのために、回動シャフト40には止輪18が嵌着されている。
【0018】
図1に示すように、操作ハンドル70の後端部は、ベースアーム30の傾動中心(回動シャフト40)よりも後側位置にて、補助プレート12に段付きピン15を用いて回動可能に取り付けられている。この操作ハンドル70の操作部71は、ベースアーム30の傾動中心よりも前側にある。
【0019】
図1,図2,図5及び図6に示すように、段付きピン15には、シートの両側のリクライニング機構間に配置され、操作ハンドル70に押されて操作ハンドル70とともに回動する従動アーム80も回動可能に支持されている(図2中にも概念的に示した)。この従動アーム80の回動端部にはピン81が突設されている。操作ハンドル70と従動アーム80との連動は、操作ハンドル70の後端部近傍の折曲部72を従動アーム80の切り欠き溝82に嵌合させることにより実現している。
【0020】
駆動アーム90は、コネクティングパイプ14に一端が固定され、他端が二股状に形成されたもので、その切り欠き溝91に従動アーム80のピン81が摺動自在に嵌合している。これにより、駆動アーム90は従動アーム80に押動されることで、コネクティングパイプ14を回動させることができる。
【0021】
段付きピン15には、さらに、環状フック16が固着され、この環状フック16とフックプレート13との間には、図1,図2及び図4に示すように、付勢手段としてのテンションスプリング17が掛止され、カム60の押圧部61がポール50の背面52を押すようにカム60を回動付勢している。
【0022】
図2及び図3に示すように、ベースアーム30には、支持ブラケット100が嵌着され、この支持ブラケット100にすり割り溝付きピン110が固着されている(図1では、この部分の構造を除いている)。このピン110のすり割り部111には、付勢手段としてのスパイラルスプリング120の内端が嵌入掛止されている。スパイラルスプリング120の外端は、ロアブラケット11のフック部11aに掛止されている。このスパイラルスプリング120により、アッパアームとしてのベースアーム30は前倒方向に常時付勢されている。又、この支持ブラケット100には、操作ハンドル70の円弧状長穴75に摺動自在に嵌合するピン101が突設されている。このピン101は、操作ハンドル70の板厚方向の振れを規制するためのものである。
【0023】
なお、図示しないが、他方のシート側部にも、全く同様な構成のリクライニング機構が、コネクティングパイプ14に関して対称に設けられている。
上記構成のリクライニング装置の動作を説明する。通常は、テンションスプリング17の付勢力により、カム60の押圧部61がポール50の背面52を押し、ポール50の外歯51がラチェット20の内歯23に噛合し、ベースアーム30(シートバック)の回転が禁止されている(ロック状態)。
【0024】
操作ハンドル70の操作部71を図1において上方に持ち上げると、そのハンドル操作力は、シートの両側のリクライニング機構内に伝達される前に、従動アーム80及び駆動アーム90を介してコネクティングパイプ14に先ず伝達され、該コネクティングパイプ14の回転を介して、二つのリクライニング機構内に並列に入力され、両リクライニング機構を駆動する。
【0025】
すなわち、テンションスプリング17の付勢力に抗して回動シャフト40,カム60が図7における反時計方向に回動すると、カム60の押圧部61によるポール50の背面52への押圧が解除されるとともに、カム60の引き込み部62がポール50の段部53を外歯51と反対方向に引き戻す。このため、ポール50はガイド突起35〜38に案内されて、背面側に移動し、ポール50の外歯51とラチェット20の内歯23との噛合が解除され、ベースアーム(シートバック)30は、傾動可能になる(アンロック状態)。
【0026】
他方のシート側部に設けられたリクライニング機構についても全く同様な作動がなされ、こちら側の操作ハンドルが操作された場合でも、そのハンドル操作力は、両リクライニング機構内に伝達される前に、コネクティングパイプ14に先ず伝達される。その後、二つのリクライニング機構内に並列に入力され、両リクライニング機構が駆動され、アンロック状態になる。
【0027】
シートバックを所望の角度まで傾動させ、操作ハンドル70の操作部71への操作力を解除すると、テンションスプリング17の付勢力により、カム60の押圧部61がポール50の背面52を押し、ポール50の外歯51がラチェット20の内歯23に再び噛合し、ベースアーム(シートバック)30の回転が禁止された状態に復帰する。
【0028】
本形態例では、上記の通り、二つのリクライニング機構の何れかの操作ハンドルをアンロック方向に回動すると、先ずコネクティングパイプ14が回転し、二つのリクライニング機構が駆動され、アンロックされる。ここで、二つのリクライニング機構には、互いに相手の動きを拘束し相手をハーフロック状態にしないように、ガタが設けられ、多少の自由度をもって独自の動きができるようになっている。このため、コネクティングパイプ14の回転に対して両者とも遅れてアンロック動作がなされ、両リクライニング機構の間には、各リクライニング機構のガタの差分だけアンロック動作にずれが生じる。しかし、両リクライニング機構は同様な構造であり、コネクティングパイプ14から同様な経路を経て並列に両リクライニング機構に操作力が伝達されるため、その差分は小さく、アンロック動作に支障はない。ロック動作についても同様である。
【0029】
コネクティングパイプ14のねじれをも考慮する場合には、二つのリクライニング機構の何れかの操作ハンドルを操作したときにも、コネクティングパイプ14の中央部にハンドル操作力が伝達されるようにすればよい。又、本形態例では、シートの両側に同様な構造のリクライニング機構を置くため、二つのリクライニング機構は共通部品も多く、部品点数が少なくなる。
【0030】
又、図6のように、ベースアーム30の傾動中心(本形態例では、コネクティングパイプ14の中心でもある)をO1、操作ハンドル70の回動中心をO2、操作部71への操作力の作用点をO3、ピン81の中心をO4としたときの、O1・O4間の間隔をr1、O2・O3間の間隔をr2、O2・O4間の間隔をr3とすれば、操作部71の移動量は、r2及びr1に比例し、r3に反比例する。従って、r1〜r3の設定により、操作ハンドル70の操作部71を乗員が着座状態で容易に操作できる最適位置(操作部71があまり前に突き出ない位置)に配置しながら、操作部71の移動量を大きくとれ、操作力も小さくできる。
【0031】
なお、本発明は上記形態例に限定されるものではない。例えば、シートクッション側のロアブラケット11にラチェット20を固着し、シートバック側のフレームにベースアーム30を取り付けたが、この逆であってもよい。又、ポール50を複数設けてもよい。カム60の付勢もテンションスプリングによる方法に限らない。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1及び2に係る発明によれば、何れかの操作ハンドルをアンロック方向に回動すると、先ずコネクティングパイプが回転し、この回転により二つのリクライニング機構が駆動され、アンロックがなされる。この場合、二つのリクライニング機構にはガタがあるため、コネクティングパイプの回転に対して遅れてアンロック動作がなされ、両リクライニング機構の間には、各リクライニング機構のガタの差分だけアンロック動作にずれが生じるが、両リクライニング機構は同様な構造であり、コネクティングパイプから同様な経路を経て並列に両リクライニング機構に操作力が伝達されるため、その差分は小さく、アンロック動作に支障はない。又、シートの両側に同様な構造のリクライニング機構を置くため、二つのリクライニング機構は共通部品も多く、部品点数が少なくなる。
【0033】
請求項3に係る発明によれば、操作ハンドルの操作部を乗員が着座状態で容易に操作できる最適位置(操作部があまり前に突き出ない位置)に配置しながら、操作部の移動量を大きくとれ、操作力も小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の一部破断正面図(支持ブラケット及びそこへの搭載部品は図示せず)である。
【図2】図1の切断線A−Aにおける断面図である。
【図3】図1の切断線B−Bにおける断面図である。
【図4】図1の切断線C−Cにおける断面図である。
【図5】図1の切断線D−Dにおける断面図である。
【図6】本発明の実施の形態例でのハンドル操作力の伝達を説明する図である。
【図7】図1の実施の形態例の内部構造を示す図である。
【符号の説明】
11 ロアブラケット
12 補助プレート
13 フックプレート
14 コネクティングパイプ
17 テンションスプリング
20 ラチェット
22 凹部
23 内歯
30 ベースアーム
32 凹部
35〜38 ガイド突起
40 回動シャフト
50 ポール
51 外歯
52 背面
53 段部
60 カム
61 押圧部
70 操作ハンドル
71 操作部
80 従動アーム
90 駆動アーム

Claims (3)

  1. シートの両側にそれぞれリクライニング機構を配置し、これらリクライニング機構の回動シャフト間を左右に延びたコネクティングパイプで連結し、両リクライニング機構を連動してロック/アンロックさせるようにした両側リクライニング装置において、
    左右のリクライニング機構の外側に操作ハンドルを設け、何れの操作ハンドルが操作された場合でも、そのハンドル操作力は、両リクライニング機構の回動シャフトに伝達される前に、両リクライニング機構の回動シャフト間の空間から前記コネクティングパイプに先ず伝達され、その後、該コネクティングパイプ上の上記力伝達点から、左右に分かれ、
    左側に分かれたハンドル操作力、該コネクティングパイプ上の力伝達点の左のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該左側のコネクティングパイプ部分の左端に連結された左側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、左側のリクライニング機構内に入力され、左側のリクライニング機構を駆動し、
    右側に分かれたハンドル操作力は、該コネクティングパイプ上の力伝達点の右側のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該右側のコネクティングパイプ部分の右端に連結された右側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、右側のリクライニング機構内に入力され、右側のリクライニング機構を駆動するようにした両側リクライニング装置。
  2. ベースアームとラチェットとが相対的に傾動可能に設けられ、両者の対向面のうち、前記ラチェット側の対向面には内歯が刻設され、前記ベースアーム側の対向面には、前記ラチェット側を向いたガイド突起が形成され、該ガイド突起により、ポールが前記傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、前記ポールをその外歯が前記ラチェットの内歯に噛合する方向に移動させる場合には、前記ポールの背面を押圧するようにカムを回転させるリクライニング機構を、シートの両側にそれぞれ配置し、前記カムを駆動する回動シャフト間を左右に延びたコネクティングパイプで連結し、両リクライニング機構を連動してロック/アンロックさせるようにした両側リクライニング装置であって、左右のリクライニング機構の外側に操作ハンドルを設け、何れの操作ハンドルが操作された場合でも、そのハンドル操作力は、両リクライニング機構の回動シャフトに伝達される前に、両リクライニング機構の回動シャフト間の空間から前記コネクティングパイプに先ず伝達され、その後、該コネクティングパイプ上の上記力伝達点から、左右に分かれ、
    左側に分かれたハンドル操作力、該コネクティングパイプ上の力伝達点の左のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該左側のコネクティングパイプ部分の左端に連結された左側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、左側のリクライニング機構内に入力され、左側のリクライニング機構を駆動し、
    右側に分かれたハンドル操作力は、該コネクティングパイプ上の力伝達点の右側のコネクティングパイプ部分をねじり変形させながら、該右側のコネクティングパイプ部分の右端に連結された右側のリクライニング機構の前記回動シャフトに伝達され、右側のリクライニング機構内に入力され、右側のリクライニング機構を駆動するようにした両側リクライニング装置。
  3. 前記リクライニング機構におけるアッパアームの傾動中心よりも後側に回動中心があり、前記アッパアームの傾動中心よりも前側に操作部がある前記操作ハンドルと、前記二つのリクライニング機構間に配置され、前記操作ハンドルに押されて前記操作ハンドルと同一の回動中心でもって回動する従動アームと、前記コネクティングパイプの力伝達点に一端が固定され、他端を前記従動アームに押動されることで前記コネクティングパイプを回動させる駆動アームと、を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の両側リクライニング装置。
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