JP3923135B2 - 二層構造シングル丸編地 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シングル丸編地に関するものである。さらに詳しくは本発明は、シングル丸編地でありながら軽量で嵩高性である二層構造丸編シングル丸編地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からシングル丸編地は衣料用編物として知られている。たとえば天竺組織、鹿の子組織などは、薄く、軽量でかつストレッチ性を有することから、Tシャツ、ポロシャツなどのシャツ類に多く使用されているが、その一方、物理的に不安定で、ボリューム感がなく、透けるなどの欠点があった。
【0003】
そのほかシングル丸編地として、少なくとも3種類の糸により構成されるためボリューム感を有する裏毛組織が知られており、主にスエットスーツ、トレーナーなどに使用されているが、編地の目付が重くなり、ストレッチ性もなく、また裏毛組織は編地表面変化にも限界があり、ほとんどが表面のフラットなタイプのものしか得られないという欠点があった。
【0004】
このため、通常のスポーツウェア類であるトレーニングウェア、野球ユニフォーム、スポーツシャツやインナーウェア類である秋冬向け保温肌着、ワーキングユニフォームなどには、ストレッチ性にかけるものの、生地のボリューム感と物性的に安定している両面丸編地が使用され、前述のような欠点を有するシングル丸編地が使用されることがないのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来のシングル丸編地の欠点を解決し、シングル丸編地のストレッチ性を維持しながら、軽量嵩高性に富み、かつ形態安定性と強度保持性を有し効率的に低コストで製造可能な衣料・資材用のシングル丸編地を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した本発明の目的は、少なくとも表糸と裏糸で構成されるシングル丸編地であり、裏糸が表糸よりなる表1編目の内側に表糸と相似形状にニットにより配置される二重編目部と、裏糸が二重編目部の間で橋渡し状となる橋渡し部からなることを特徴とする二層構造シングル丸編地によって達成できる。また本発明の二層構造シングル丸編地においては、表糸がニット、タック、ウエルトの少なくとも2種の編目形状に編成されることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の二層構造シングル丸編地について、図面を用い従来のシングル丸編地と比較しながら詳細に説明する。
【0008】
なお図中、符号a〜hは1コースを形成させるに必要な表編目、イ〜ニは編地構成糸、Aは表編目と裏糸の間に形成される空間、C1〜C8は編成に必要な編機の編針、▲1▼〜▲4▼は1コースを構成させるに必要な編機の給糸番号を示す。
【0009】
図1〜3は本発明のコース方向編地断面モデル図の例であり、図7〜9はその各々に対応する編方図を示すものである。
【0010】
また図4〜6は、従来のシングル丸編地である天竺組織と裏毛組織のコース方向編地断面モデル図の例であり、図10〜12はその各々に対応する編方図を示すものである。
【0011】
まず、従来からの代表的なシングル丸編地である天竺組織と裏毛組織について説明する。図4と図10は天竺組織、図5と図11は天竺変形組織、図6と図12は裏毛組織のそれぞれの例である。
【0012】
図4の天竺組織は、表糸イの1種類のみの構成糸で1コースを形成する一層構造シングル丸編地であり、図10における給糸口も▲1▼のみの1給糸で編成されている。この天竺組織においては他の図で見られる空間Aが形成されない。
【0013】
また、図5は天竺変形組織の一例であり、表糸イと表糸ニの2種類の構成糸で1コースを形成する一層構造シングル丸編地である。図11における給糸口も最小▲1▼と▲2▼の2給糸で編成される。
【0014】
表糸イはa、c、d、e、g、hでニットによる編目を形成しbとfはウエルト状態を取る。一方、表糸ニは表糸イがウエルト状態であるbとfでニットによる編目を形成しa、c、d、e、g、hでウエルト状態を取ることにより、表糸イと表糸ニの2種類の糸で1コースを形成する。
【0015】
この編目においては、表糸イと表糸ニの間に空間Aが形成されるが、表糸イと表糸ニが密着した状態のため、空間Aは微小なものである。
【0016】
また、図4と図5は共に天竺組織であり、薄く、軽く、ストレッチ性を有するものの、その編地構造から嵩高性が低くボリューム感を出すことができず、透け感もあり、かつ、破裂強力、ピリング、スナッグなど、強度保持性を主とする物性面で劣るため、その用途としてはシャツ類などの軽衣料に限定されるものである。
【0017】
図6は同じくシングル丸編地の代表的な裏毛組織である。表糸イと中糸ハおよび裏糸ロの3種類の構成糸で1コースを形成する。裏糸ロは表糸イと中糸ハの間でタックされ編地裏側に配置され固定される。
【0018】
図12における給糸口▲1▼は特殊給糸口であり、表糸イと裏糸ロの2種類の糸が同時に給糸され、中糸ハを形成する給糸口▲2▼との計2給糸口で1コースが形成される三層構造シングル丸編地である。
【0019】
この裏毛組織は3種類の糸で1コースが形成されるため、編地の目付が重くなり、かつ、裏糸ロがタック編された挿入糸であるためストレッチ性にも劣る。また、挿入糸である裏糸ロが小さな力で抜けやすいという基本的な問題点を持っている。
【0020】
この組織は表糸イと裏糸ロの間に空間Aが形成されるものの、裏糸ロがタック編による挿入糸であるため、安定した空間Aの形状を取ることは不可能である。また、生産性にも劣るものである。
【0021】
次に、本発明についての例である図1〜3および図7〜9について説明する。
【0022】
図1および図7は本発明の基本編形態を示すものである。即ち、表糸イと裏糸ロの2種類の構成糸からなり、表糸イはニットにより表編目a、b、c、d、e、f、g、hで1コースを形成する。裏糸ロは表編目bの内側に相似形状で配置され二重編目を形成した後、表編目c、d、eの裏側を橋渡し状に3編目飛ばし、表編目fの内側に表編目bと同様に二重編目を形成し空間Aが形成される。
【0023】
裏糸ロが表編目bとfの内側にニットによる二重編目形成を取ることと、表編目が編地の幅方向であるウエル方向に収縮することにより、空間Aは安定した状態で、かつ、大きな空間を保つことができる。この図に対応する編方図は図7であり、表糸イによる表編目を形成させる給糸口▲1▼と裏糸ロによる裏編目を形成させる給糸口▲2▼の計2給糸口によって編成される。
【0024】
このとき編機のカム形状を、給糸口▲2▼におけるシリンダー針C1〜C8を完全なニットクリア位置をとらないで上下させる形状と、シンカーを不均一に前後させるシンカーキャップの形状とすることで、本発明の二重構造シングル丸編地を容易に製造することができる。
【0025】
本発明において、給糸口▲1▼で表糸イによるa〜hの編目を編成した後、次の給糸口▲2▼で裏糸ロを編針C2、C6で編目を編成させる際、給糸口▲1▼における編針C2での編成後の編目bと編針C6での編成後の編目fをクリアさせないことで、図1に示す1編目二重ニット構造と裏糸の橋渡し形状による空間Aを有する特殊な二層構造シングル丸編地が形成される。
【0026】
また図2および図8は本発明の別の実施態様例を示す編地断面モデル図と編方図の例である。
【0027】
ここでは、表編目は表糸イと表糸ニ、裏糸ロの3種類の構成糸により1コースを形成する。表糸イは表編目b、d、f、hのニットとa、c、e、gのウエルトの1編目交互に配置され、表糸ニは表編目a、c、e、gのニットとb、d、f、hのウエルトの1編目交互に配置されて1コースを形成する。
【0028】
裏糸ロは表編目bとfの内側に図1と同様に二重編目を形成すると同時に空間Aを形成する。図8における使用給糸口は▲1▼、▲2▼、▲3▼の3給糸口を使用する。
【0029】
図3および図9は本発明のさらに別の例を示す編地断面モデル図と編方図である。
【0030】
表糸イと裏糸ロの2種類の構成糸で構成されている。表糸イはニットによる編目b、d、f、hとタックによる編目a、c、e、gを交互に形成し編地表面を凹凸形状変化にすると同時に、裏糸ロが表編目bとfの内側に二重編目を形成すると同時に空間Aを形成する。この場合、図9に示すように▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の計4給糸口で編成される。
【0031】
このように本発明の二層構造シングル丸編地は、前述した従来の編地とは異なった裏糸の橋渡し形状により形成される空間Aにより、優れた保温性が確保でき、また、前述した裏毛組織や一般的な両面丸編地に比べ、同等ボリューム感で10%以上の軽量化が達成できる。
【0032】
本発明の二層構造シングル丸編地において、特に、表糸をニット、タック、ウエルトの少なくとも2種を組み合わせた編目形状に編成することにより、編地表面変化もプレーン調からメッシュ調、鹿の子調、ツイル調、ヘリンボーン調など多彩に取れ、幅広い組織変化が可能である。
【0033】
本発明の二重構造シングル丸編地は、1編目二重ニット構造となる二重編目部により、ストレッチ性を損なうことなく形態安定性や破裂強力、ピリング、スナッグなどの強度保持性を主とする物性安定性にも優れたものでとなる。
【0034】
また本発明の二重構造シングル丸編地は、裏糸が二重編目部と二重編目部の間で橋渡し状となる橋渡し部により空気層が形成されるため、保温性が良好で軽量で嵩高な編物となる。この二重編目部と二重編目部の間隔は橋渡し部に空気層が形成されるものであれば特に限定されないが、生産性、狙い用途による物性面から、1編目以上20編目以下が好ましい。
【0035】
本発明において、表糸と裏糸の素材種も限定されることはなく、合成繊維のモノフィラメント糸、マルチフィラメント糸や仮ヨリ加工糸および紡績糸、天然繊維使いの紡績糸や合成繊維との混紡糸など適宜使用でき、各々を100%使いもしくは他の糸と交編してもよい。
【0036】
特に、合成繊維マルチフィラメント糸の原糸あるいは仮ヨリ加工糸を表裏に配置、または、表糸に綿糸などの天然繊維紡績糸、裏糸に合成繊維マルチフィラメント糸を配置することにより、より軽量嵩高性に優れ、かつ裏糸が橋渡し状となり各フィラメントがバラバラとなるため、衣料として用いると毛細管現象による吸汗速乾性に優れたものが得られる。
【0037】
また、本発明では表糸、裏糸の太さも特に限定されず、編機のゲージによって異なるものの、28ゲージ編機の場合は一本の糸として20デニールから600デニール程度まで使用できる。特に表糸に太い糸と細い糸を組合わせると、編地の表面変化がより大きく広がることになる点で好ましい。
【0038】
一方、従来品と同一厚さ程度、同一嵩高性程度の編地においても、その目付が低いために、使用糸量も少なく効率的に低コストで製造できる。
【0039】
本発明の二重構造シングル丸編地は、適宜選択することにより、シャツ地用途である薄地分野からトレーニングウェア用途のように中厚地分野までの生地展開が可能であり、次のように幅広い分野に展開可能である。例えば、衣料用としてはスポーツウェア類のトレーニングウェア、野球ユニフォーム、スエットスーツ、競技シャツ・パンツ、テニスシャツ、ゴルフシャツ、サイクルシャツなど、ユニフォーム類のワーキングユニフォーム、オフィスユニフォームなど、アウターウェア類のシャツ・ブラウス、ワンピース、ジャケット、パンツなど、イナンーウェア類の肌着などに好ましく使用される。また衣料用資材類としては裏地、芯地などにも好ましく使用され、その他、帽子、靴材、手袋、シーツなどにも使用可能である。
【0040】
【実施例】
以下、本発明を実施例を用いて説明するが、実施例における各評価は次のとおり行なうものとする。
【0041】
▲1▼嵩高度:次式により得られるものとする。
嵩高度(cm3 /g)=t/w×1000
ここで、t:編地の厚さ(mm)、w:編地の重さ(g/m2 )を意味し、嵩高度が大きい程、嵩高性がありボリューム感に富むことを示す。本発明において、4.0cm3 /g以上を合格とする。
【0042】
▲2▼軽量感、ボリューム感、ストレッチ性:編地の触覚評価を男女10人で行ない、次の判定基準により判定を行なう。◎、○を合格とする。
◎:非常に優れている、○:優れている、×:劣っている
【0043】
(実施例1)
28ゲージのシングル丸編機にて、表糸イとしてポリエステル200デニール96フィラメントの仮ヨリ加工糸を、裏糸ロとしてポリエステル300デニール96フィラメントの仮ヨリ加工糸を用い、図7の編方図の給糸口▲1▼、▲2▼各々に給糸し、図1の編地断面モデル図で表される編物を編成した。
【0044】
得られた生機の目付は150g/m2 であった。この生機を通常のポリエステル編物の染色加工法に従いリラックス・精練、染色、仕上げセットを行い、目付231g/m2 の編地を得た。得られた編地は厚さ1.27mmであり、嵩高度は5.5cm3 /gであった。この編地はシングル丸編地でありながら、表1に示すとおり軽量感、ボリューム感、ストレッチ性に優れ、また洗濯収縮率などの形態安定性や、破裂強力、ピリング、スナッグなどの物性的にも優れたものであり、トレーニングウェアなどに適するものであった。
【0045】
(実施例2)
実施例1と同じ丸編機を用い、表糸イと表糸ニとしてポリエステル300デニール96フィラメントの仮ヨリ加工糸を、裏糸ロとしてポリエステル65%/綿35%の混紡である20番手の紡績糸を用い、図8の編方図の給糸口▲1▼、▲2▼、▲3▼各々に給糸し、図2の編地断面モデルで表される編地を編成した。得られた生機の目付は160g/m2 であった。
【0046】
この生機を実施例1と同様に染色を行ない、目付240g/m2 の編地を得た。得られた編地は厚さ1.35mmであり、嵩高度は5.6cm3 /gであった。この編地は実施例1と同様に、表1に示すとおり軽量感、ボリューム感、ストレッチ性、形態安定性および物性的にも優れたものであり、スエットスーツやトレーナーなどに適するものであった。
【0047】
(実施例3)
実施例1と同じ丸編機を用い、表糸イとしてポリエステル150デニール48フィラメントの仮ヨリ加工糸を、裏糸ロとしてレーヨン75デニール33フィラメントを用い、図9の編方図の給糸口▲1▼、▲3▼に表糸イを、▲2▼、▲4▼に裏糸ロを給糸して、図3の編地断面モデル図で表される編地を編成した。得られた生機の目付は120g/m2 であった。
【0048】
この生機をポリエステル/レーヨン交編編地の通常の染色加工法に従い染色を行ない、目付152g/m2 の編地を得た。得られた編地は厚さ0.61mmであり、嵩高度は4.0cm3 /gであった。この編地は表1に示す通り軽量感とボリューム感に優れると同時に表面変化も凹凸状の形状をなし、かつストレッチ性、形態安定性および物性的にも優れたものであり、婦人用のシャツ・ブラウスなどに適するものであった。
【0049】
(比較例1)
通常の28ゲージのシングル丸編機にて、表糸イとして実施例1と同じポリエステル200デニール96フィラメントの仮ヨリ加工糸を用い、図10の編方図の給糸口▲1▼に給糸して図5の編地断面モデル図で表される天竺組織の編地を編成した。得られた生機の目付は151g/m2 であった。この生機を実施例1と同様に染色し、目付185g/m2 の編地を得た。
【0050】
得られた編地は表1に示すとおり厚さ0.62mmであり、嵩高度は3.4cm3 /gであった。この編地は実施例1の編地に比べ薄く、嵩高度も低く、かつ物性的にも不安定ものであった。
【0051】
(比較例2)
比較例1と同じ丸編機にて、表糸として実施例1と同じポリエステル200デニール96フィラメントの仮ヨリ加工糸を、表糸ニとして実施例1と同じてポリエステル300デニール96フィラメントの仮ヨリ加工糸を用い、図11の編方図の給糸口▲1▼、▲2▼各々に給糸し、図5の編地断面モデル図で表される天竺変形組織の編地を編成した。得られた生機の目付は171g/m2 であった。
【0052】
この生機を実施例1と同様に染色を行い、目付197g/m2 の編地を得た。得られた編地は表1に示すとおり厚さ0.73mmであり、嵩高度は3.7cm3 /gであった。この編地は実施例1の編地に比べ薄く、嵩高度も低く、かつ、物性的にも不安定ものであった。
【0053】
(比較例3)
28ゲージの裏毛編機にて、表糸イとして実施例2と同じポリエステル300デニール96フィラメントの仮ヨリ加工糸を、中糸ハとしてポリエステル150デニール48フィラメントの仮ヨリ加工糸を、裏糸ロ(挿入糸)として実施例2と同じポリエステル65%/綿35%の混紡である20番手の紡績糸を用い、図12の編方図の給糸口▲1▼、▲2▼各々に給糸し、図6の編地断面モデル図で表される裏毛組織の編物を編成した。得られた生機の目付は311g/m2 であった。この生機を実施例1と同様に染色し、目付354g/m2 の編地を得た。得られた編地は、表1に示す通り厚さ1.82mmであり、嵩高度は5.1cm3 /gであった。この編地は目付が重く軽量感がなく、かつ、ストレッチ性にも劣るものであった。
【0054】
以上の結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】
本発明の二層構造シングル丸編地は、従来のシングル丸編地に比べ、軽量嵩高性による着用快適性と形態安定性、機械強度などを具備し、スポーツウェア、ユニフォームウェア、アウターウェア、肌着などの衣料用および裏地、靴材などの資材用に適した優れた編地であり、効率よく、低コストで製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二層構造シングル丸編地の一例を示す編地断面モデル図である。
【図2】 本発明の二層構造シングル丸編地のその他の例を示す編地断面モデル図である。
【図3】 本発明の二層構造シングル丸編地のその他の例を示す編地断面モデル図である。
【図4】 天竺組織の編地断面モデル図である。
【図5】 天竺変形組織の編地断面モデル図である。
【図6】 裏毛組織の編地断面モデル図である。
【図7】 図1の編地の編方図である。
【図8】 図2の編地の編方図である。
【図9】 図3の編地の編方図である。
【図10】 図4の編地の編方図である。
【図11】 図5の編地の編方図である。
【図12】 図6の編地の編方図である。
【符号の説明】
a〜h:表編目
イ、ニ:表糸
ロ:裏糸
ハ:中糸
A:表編目と裏糸の間に形成される空間
C1〜C8:編針
Claims (2)
- 少なくとも表糸と裏糸で構成されるシングル丸編地であり、裏糸が表糸よりなる表1編目の内側に表糸と相似形状にニットにより配置される二重編目部と、裏糸が二重編目部の間で橋渡し状となる橋渡し部からなることを特徴とする二層構造シングル丸編地。
- 表糸がニット、タック、ウエルトの少なくとも2種の編目形状に編成される請求項1記載の二層構造シングル丸編地。
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