JP3921483B2 - マイクロミラー及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はマイクロミラーに係り、より詳細には、レーザTVなどのディスプレイ装置においてレーザビームを走査する光スキャナとして利用可能なマイクロミラー及びその製造方法に係る。
マルチメディア時代を迎え、大型ディスプレイに対する要求は高まる一方であり、この要求に応えて、各種多様な方式により駆動される大型ディスプレイ装置が絶えず開発されつつある。中でも、レーザTVは、安価で大型であり、しかも高い解像度が得られることから、次世代のディスプレイ装置として注目を集めている。
この種のレーザTVは、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の映像信号に基づきレーザダイオードモジュールから発せられるレーザビームを水平及び垂直方向に走査する光スキャナを備える。そして前記光スキャナは、微小電気機械(MEMS: Micro-Electro Mechanical System)技術に基づいて製造されるマイクロミラーを有する。
図1A及び図1Bは、従来より広く知られているマイクロミラーの相異なる例を概略的に示す図であり、図2は、その作用を説明するための図である。
図1及び図2に示すように、マイクロミラーは、光を反射する回転自在なミラー部1と、このミラー部1に連結されてミラー部1を支持し、ミラー部1が回転する時に回転軸となる1対のスプリング部2,2'及び前記ミラー部1を回転させる駆動部をなす移動コーム3及び固定コーム4を備える。
移動コーム3及び固定コーム4は、それぞれ多数のくし形フィンガー3a,3b...,4a,4b...を備える。移動コーム3は、図1Aに示すようにミラー部1に設けることができ、図1Bに示すようにスプリング部2,2'に設けることもできる。また、固定コーム4は、図2に示すように、移動コーム3の上部あるいは下部に設けられるが、そのくし形フィンガー4a,4b...と移動コーム3のくし形フィンガー3a,3b...が互いに入り込むようになっている。
このため、図2に示すように、それぞれ負(-)に帯電された移動コーム3のくし形フィンガー3a,3bに対応して設けられる固定コーム4のくし形フィンガー4a,4bのうち何れか一方のくし形フィンガー4aに正(+)の電圧を印加すれば、くし形フィンガー3a,4aの間に静電気力が生じつつ、ミラー部1がスプリング部2を中心として回動し始める(図2における点線を参照)。そして、反対側のくし形フィンガー4bに正の電圧を印加すれば、ミラー部1が反対方向に回動し始める。このようなミラー部1の回動により、入射光は所定の角度に連続的でかつ均一に反射されつつ走査面に走査される。
ここで、マイクロミラーの駆動速度はディスプレイ装置の解像度と関連があり、かつ、駆動角度は画面の大きさと関連がある。つまり、マイクロミラーの駆動速度が高まるほど解像度は上がり、駆動角度が大きくなるほど画面も大になる。この理由から、大型及び高解像度のレーザTVを得るためには、高速にて駆動しつつも大きな駆動角度を有する光スキャナ、すなわち、マイクロミラーの確保が必須となっている。
しかしながら、マイクロミラーの駆動速度と駆動角度は互いに相反関係にあるため、マイクロミラーの駆動速度を高めつつ駆動角度を大きくするには難点がある。一方、マイクロミラーの駆動角度を大きくするために、共振駆動を用いる方法がある(例えば、下記の特許文献1及び2参照)。ところが、この方法は、製作上の誤差のためにミラーの固有周波数を駆動周波数に合わせ難くて歩留まり率が極めて低く、その結果、周波数を調整するためのチューニング機構が要されるなどの不具合がある。
図1Aに示すように、従来より広く知られているマイクロミラーは、ミラー部1の側面に移動コーム3を取り付けている。この場合、ミラー部1の回転中心からの距離D1が遠いため、同数のくしを使用するならば、スプリング部2,2'に移動コーム3を取り付ける場合(図1B参照)に比べて大きなモーメントが得られる。しかし、これは、取付け可能な移動コーム3の数に制限があり、多数の移動コーム3を取り付けるためにはミラー部1を大きくせざるを得ない。このようにミラー部が大きくなれば、回転慣性モーメントが大になってミラーの固有周波数が下がり、その結果、駆動速度を高められないといった不都合がある。
一方、図1Bに示すようなマイクロミラーは、スプリング部2,2'に移動コーム3を取り付けている。このため、図1Aに示すような構造を有するミラーに比べて移動コーム3の数を増加しても回転慣性モーメントを低く抑えることができるが、中心軸からの距離D2が短くなって小さいモーメントしか得られない結果、満足のいく駆動角度が得られない。さらに、この場合には、工程誤差などによりスプリング部2,2'の剛性が一定にならないといった不具合もある。
要するに、上述の如く、従来より広く知られているマイクロミラーは、その構造上高い駆動速度と大きな駆動角度を両立させるには限界があり、このため、大型及び高解像度のレーザTV向け光スキャナには向いていない。
大韓民国公開特許第2002−072870号公報 米国公開特許第2002−136485号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転慣性モーメントは下がりつつモーメントは上がるべく構造を改善することにより大きな駆動角度を得ることのできる、高速の光スキャナに採用可能なマイクロミラー及びその製造方法を提供するところにある。
前述したような目的を達成するために、本発明によるマイクロミラーは、光を反射する回転自在なミラー部と、ミラー部を支持し、ミラー部の回動時に回転軸となる1対のスプリング部と、ミラー部と1対のスプリング部を連結する連結部と、連結部に設けられる移動コームおよびこの移動コームの上部あるいは下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームを有する駆動部とを備えることを特徴とする。
ここで、ミラー部は、その形状に特に制限はないが、光反射のための最小の面積を有する円形に形成することが好ましい。
また、連結部も、その形状に特に制限はないが、楕円形に形成することにより、より多くの移動コームを配置でき、かつ、回転慣性モーメントの側面から有利である。
本発明の好ましい実施の形態によれば、マイクロミラーは、円形ミラー部の外周面に楕円形連結部の一部が外接すべく配されることにより、互いに接触しないミラー部の外周面と連結部の内周面との間に所定のスペースが形成されることを特徴とする。前記スペースは、ミラー部の回動に当たって空気の流動を良好にすることにより、ミラー部の回動を円滑にする役割を果たす。
さらに、1対のスプリング部は、ミラー部の回動時にトーション運動を行う。
さらに、駆動部をなす移動コーム及び固定コームは、それぞれ多数のくし形フィンガーを有し、これらのくし形フィンガーは互いにかみ合うように配置される。
さらに、移動コームのフィンガーは楕円形連結部の外周面に配置することができ、楕円形連結部の外周面と内周面の両方に配置することができる。
また、移動コームのフィンガーは、楕円形連結部の外周面及び/または内周面と1対のスプリング部の両側に配されても良い。
そして、固定コームは、移動コームの上部と下部の両方ともに配置可能である。このように、固定コームが移動コームの上部及び下部に配されれば、移動コームと固定コームとの間により大きな静電気力が働くことになり、その結果、ミラー部の駆動角度が一層大きくなる。
本発明の好ましい他の実施の形態によれば、マイクロミラーは、光を反射する回転自在なミラー部と、ミラー部を支持し、ミラー部の回動時に回転軸となる1対のスプリング部と、ミラー部と1対のスプリング部を連結するものであって、ミラー部の一側部にその一端が外接すべく配され、その他端はスプリング部にそれぞれ連結された第1連結部と、第1連結部のスプリング部連結部に一端が連結され、その他端はミラー部の他側部にそれぞれ連結された第2連結部と、第1連結部に設けられる移動コームおよびこの移動コームの上部あるいは下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームを有する駆動部とを備えることを特徴とする。
ここで、ミラー部は円形に形成され、第1連結部は楕円形に形成され、そして第2連結部は直線に形成されることが好ましいが、必ずしもこの形状に限定されるものではない。
そして、移動コームのフィンガーは第1連結部の外周面に配置することができ、第1連結部の内周面及び外周面の両方に配置することができ、さらには、第2連結部の両側に配置することもできる。また、移動コームのフィンガーは、1対のスプリング部の両側にさらに配置することもできる。
さらに、固定コームは、移動コームの上部及び下部の両方ともに配置可能である。
本発明の目的を達成するために、前述のようなマイクロミラーの製造方法は、a)第1ガラスに第1メタル電極を形成する段階と、b)第1基板に所定の工程を通じて第1固定コームを形成する段階と、c)前記第1ガラスと前記第1基板をボンディングした後、前記第1基板をミラーの厚さに研磨する段階と、d)ミラーの厚さに研磨された前記第1基板に、所定の工程を通じてミラー部、スプリング部、連結部及び移動コームを形成する段階と、e)第2メタル電極を形成するためにパターニングされた第2ガラスと、第2固定コームを形成するためにパターニングされた第2基板と、をボンディングした後、前記第2基板を固定コームの厚さに研磨する段階と、f)前記第2ガラスをパターニングすることにより、第2ガラスに第2メタル電極を形成する段階と、g)固定コームの厚さに研磨された前記第2基板に、所定の工程を通じて第2固定コームを形成する段階と、h)前記d)段階で得られた仮組立て品と前記g)段階で得られた仮組立て品をボンディングにより組み合わせた後、第1及び第2メタル電極に駆動電圧を印加するための第1及び第2ワイヤを連結する段階とを含むことを特徴とする。
ここで、前記a)段階は、a-1)所定の厚さの耐熱ガラスを用意する段階と、a-2)前記ガラスに第1メタル電極用ラインホールをエッチングにより形成する段階と、a-3)前記ラインホールを含むガラスの表面にメタルを所定の厚さに塗布する段階と、a-4)前記ラインホールの上部メタル層だけを残留させ、残りのメタル層はエッチングにより除去する段階とを含む。
また、前記b)段階は、b-1)所定の厚さのシリコン層、単結晶シリコン層及びこれらの間に挟まれるSiO2層を有するハイドープSOIウェーハを用意する段階と、b-2)前記単結晶シリコン層にフォトリソグラフィ工程を通じて第1固定コームをなす多数のくし形フィンガーを形成する段階とを含む。
さらに、前記d)段階は、d-1)ミラー部の表面に光反射のためのAu反射部を形成する段階を含み、前記ミラー部、スプリング部、連結部及び移動コームは、フォトリソグラフィ工程により形成される。
本発明によれば、回転慣性モーメントの増大を抑えつつもモーメントは大きくできるマイクロミラーを提供することができる。よって、大きな駆動角度を有する高速の光スキャナが提供可能になり、その結果、例えば、レーザTVなどの次世代のディスプレイ装置の開発及び製品の登場を早められる。
以下、添付した図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図であり、図4A及び図4Bは、それぞれその作用を示す図である。
図3及び図4に示すように、本発明の第1の実施の形態によるマイクロミラーにおいて光を反射するミラー部10は、光反射のための最小の面積を有する円形に形成されている。ここで、ミラー部10は必ずしも円形に限定されるものではないが、円形であることが、回転慣性モーメントを大いに増やさないために好ましい。ここで、ミラー部10の半径は、使用したい光の半径に応じて適切に調節可能である。
ミラー部10は、1対のスプリング部20,20'を中心軸として所定の角度範囲内にて回動する。1対のスプリング部20,20'は前記ミラー部10を支持し、ミラー部10の回動時にトーション運動を行う。
連結部30は、ミラー部10と1対のスプリング部20,20'を連結する。連結部30は楕円形に形成され、その内部にミラー部10が収められる。楕円形連結部30の短軸部分の内周面とミラー部10の外周面の対応箇所が連結され、楕円形連結部30の長軸部分の両端が1対のスプリング部20,20'に連結される。かかるミラー部10と連結部30の構造に応じて、楕円形連結部30の内部、すなわち、その長軸部分の内周面およびミラー部10の連結部30との非接触外周面間には、所定のスペースが形成される。
連結部30の形状は、必ずしも楕円形に限定されるものではないが、楕円形であることが、より多くのくし形フィンガーを取り付けられ、かつ、回転慣性モーメントの増大を抑えられるため、マイクロミラーの駆動角度を最大化させる上で好ましい。
移動コーム40は、多数のくし形フィンガー40a,40b...を有し、これら多数のくし形フィンガー40a,40b...は、楕円形連結部30の外周面に一定の間隔をおいて配される。本発明による構造は、従来のものと比較してみたとき、より多くのくし形フィンガーを有する移動コーム40の取付けが可能であり、しかも、回転慣性モーメントに影響するミラー部10の面積などを従来よりも狭められる。
また、固定コーム50も多数のくし形フィンガー50a,50b...を有するが、これら多数のくし形フィンガー50a,50b...は、図4Aに示すように、移動コーム40の下部に配置される。このとき、移動コーム40及び固定コーム50のくし形フィンガー40a,40b...,50a,50b...は互いにかみ合うように配置される。また、固定コーム50は、移動コーム40の上部に配置することもできる。
さらに、本発明の他の実施の形態によれば、図4Bに示すように、第1固定コーム50は移動コーム40の下部側に、そして第2固定コーム50'は移動コーム40の上部側にそれぞれ配置することも可能である。
前述のような構成を有する本発明のマイクロミラーにおいて、連結部30に取り付けられた移動コーム40には、この移動コーム40とかみ合うように設けられた固定コーム(図4Aにおける50)により静電気力が働く。この静電気力は、ミラー部10のスプリング部20,20'を軸とする中心軸に対して回転力を引き起こす。このため、ミラー部10は、スプリング部20,20'を中心に回転するが、固定コーム50に一定の駆動周波数を有する電圧を印加すれば、ミラー部10は駆動周波数にて繰り返し回転運動を行う。
図4Bに示すマイクロミラーは、移動コーム40の上部及び下部に第1固定コーム50と第2固定コーム50'が取り付けられている。これによれば、移動コーム40と固定コーム50,50'との間の静電気力が前記図4Aの場合に比べて倍加されるため、より大きな駆動角度が得られる。また、静電気力がミラー部10の上下方向に対して同じ強度をもって働くため、ミラー部10が上下振動を生じることなく円滑に駆動される。
上述したように、本発明によるマイクロミラーは、通常のマイクロミラーに比べて大きな駆動角度と高い固有周波数を有する仕組みとなっている。このため、本発明によるマイクロミラーは、高速にて駆動しつつも大きな駆動角度が得られる。この原理を数式的に説明すれば、下記の通りである。
回転体の運動は、減衰成分を無視するとしたとき、下記式1で表わされる。
Figure 0003921483
前式において、Jは回転慣性モーメントであり、kは捻じれスプリング定数であり、そしてMは印加されたトルクである。
このシステムの回転運動に対する固有周波数は、下記式2の通りである。
Figure 0003921483
前式によれば、マイクロミラーを同じ固有周波数に設計する場合、回転慣性モーメントJを小さくすれば捻じれスプリング定数kを小さくでき、その結果、小さい力をもっても大きな駆動角度が得られるということが分かる。
実際に従来のマイクロミラーと本発明のそれをANSYSプログラムを用い、コンピュータシミュレーションにより分析してみた。つまり、それぞれの場合に対し、固有周波数を40KHzに同じく設計した後、同じ駆動周波数33.75KHzにて駆動させた結果、駆動角度が従来の場合には2.3°であったのに対し、本発明の場合は4.0°であった。
図5は、本発明の第2の実施の形態によるマイクロミラーを示す図である。
図5に示すように、この実施の形態によるマイクロミラーの基本的な構造は、前述した第1の実施の形態のそれと同じである。そこで、同じ部材には同じ参照符号を付してそれについての詳細な説明は省略し、ここでは、この実施の形態の特徴的な構造についてのみ説明する(後述する他の実施の形態についても同様である)。
図5に示すように、本発明の第2の実施の形態によるマイクロミラーは、楕円形連結部130の外周面に加えて、内周面にも移動コーム140が設けられているところに特徴がある。一方、詳細な図示は省略されているが、固定コームは移動コーム140に対応して設けられるということは言うまでもない。さらに、固定コームは、移動コームの上部及び/または下部に配置できる。
図6は、本発明の第3の実施の形態によるマイクロミラーを示すものである。図6に示すように、本発明の第3実施の形態によるマイクロミラーは、移動コーム240が楕円形連結部230の外周面とスプリング部220,220'の両側に取り付けられるという点に特徴がある。また、図示は省略されているが、連結部230の内周面にも移動コームがさらに配置できる。
図7は、本発明の第4の実施の形態によるマイクロミラーを示すものである。図7に示すように、本発明の第4の実施の形態によるマイクロミラーは、円形のミラー部310と、1対のスプリング部320,320'と、楕円形の第1連結部330と、前記第1連結部330の各スプリング部連結部からミラー部310へと延びた直線形の1対の第2連結部330a,330bと、駆動部をなす移動コーム340及び固定コーム(図示せず)とを備える。移動コーム340は、第1連結部330の外周面と第2連結部330a,330bの両側に取り付けられる。
また、図8は、本発明の第5の実施の形態によるマイクロミラーを示すものである。図8に示すように、本発明の第5の実施の形態によるマイクロミラーは、前述した第4の実施の形態のそれとは異なり、移動コーム440が第1連結部430の内周面及び外周面に取り付けられていることを特徴とする。
図9、図10及び図11は、本発明の第6、第7及び第8の実施の形態をそれぞれ示すものであって、図9の実施の形態によるマイクロミラーは、移動コーム540が第1連結部530の外周面と1対のスプリング部520,520'の両側に取り付けられており、図10の実施の形態によるマイクロミラーは、移動コーム640が第1連結部630の外周面、1対のスプリング部620,620'の両側及び第2連結部630a,630bの両側に取り付けられている。また、図11の実施の形態によるマイクロミラーは、移動コーム740が第1連結部730の内周面及び外周面と1対のスプリング720,720'の両側に取り付けられている。
以上の各種の実施の形態の構造から明らかなように、本発明によるマイクロミラーは、最小の面積に設計された円形ミラー部と、より多くの移動コームを取り付けられつつも回転慣性モーメントの増大は抑えられる楕円形の連結部を共通して有する。これにより、ミラーの駆動速度を高めつつも大きな駆動角度を得ることができる。
以下、図12ないし図14に基づき、本発明によるマイクロミラーの製造方法について説明する。この実施の形態においては、移動コームの上部及び下部に第1及び第2固定コームが取り付けられるマイクロミラーの製造方法を例にとって説明する。
図12Aないし図12Fは、マイクロミラーの下部構造物を製造する過程を示す図である。
まず、図12Aに示すように、所定の厚さの第1ガラス810に第1メタル電極811,812を形成する。ガラス810としては、耐熱ガラスが使われる。メタル電極811,812は、第1ガラス810の電極形成箇所にメタル電極用のラインホールをエッチングにより形成し、ガラス810の全面に電極用メタルを所定の厚さにコーティングした後、ラインホール上のメタル層だけを残留させ、残りはウェットエッチングにより除去することにより形成される。
このようにしてメタル電極811,812を有する第1ガラス810が用意されたならば、図12Bに示すように、第1ウェーハ820を用意する。ここで用意された第1ウェーハ820は、所定の厚さのシリコン層821、単結晶シリコン層822及びこれらの間に挟まれるSiO2層823を有するハイドープSOIウェーハである。
次いで、図12Cに示すように、第1ウェーハ820の単結晶シリコン層822に第1固定コームをなす多数のくし形フィンガー824を形成する。ここで、多数のくし形フィンガー824は、例えば、フォトリソグラフィ工程により形成できる。
次いで、図12Dに示すように、第1ガラス810と第1ウェーハ820をボンディングした後、第1ウェーハ820のシリコン層821をミラーの形成のために一定の厚さに研磨する。ここで、一定の厚さは、50〜200μmの範囲内で決められる。
次いで、図12Eに示すように、一定の厚さに研磨された前記第1ウェーハ820のシリコン層821上の適切な箇所に接合部825,825'と反射部826を形成する。ここで、接合部825,825'と反射部826は金(Au)から形成されるが、Auをシリコン層821上に所定の厚さに塗布した後、不要な部分をエッチングにより除去することにより形成される。
次いで、図12Fに示すように、シリコン層821に、例えば、フォトリソグラフィ工程を通じてミラー部827、スプリング部828、移動コーム829及び連結部(図示せず)を形成する。
図13Aないし図13Fは、マイクロミラーの上部構造物を製造する過程を示す図である。
まず、図13Aに示す第2ウェーハ830と、図13Bに示す第2ガラス840をそれぞれ形成する。ここで、第2ウェーハ830はハイドープシリコンウェーハであり、第2ガラス840は感光性(DFR)膜841を有する。また、第2ウェーハ830は第2固定コームを形成するためにパターニングされたパターン部831を有し、第2ガラス840も第2メタル電極を形成するためにパターニングされたパターン部842を有する。
次いで、図13Cに示すように、図13Aに示す第2ウェーハ830と図13Bに示す第2ガラス840をボンディングし、次いで、図13Dに示すように、第2ガラス840のパターン部842を通じて所定の第2メタル電極843,844を形成する。ここで、第2メタル電極843,844は、メタルをコーティングした後、マスクを用いて電極をパターニングすることにより形成される。
次いで、図13Eに示すように、第2ウェーハ830の所定の箇所に接合部832,832'を形成する。前記接合部832,832'は、第2ウェーハ830の表面にAuを蒸着し、AuSnをめっきした後、マスクを用いて不要な前記蒸着層及びめっき層を除去することにより形成される。
次いで、図13Fに示すように、第2ウェーハ830に第2固定コームをなす多数のくし形フィンガー833を、例えば、フォトリソグラフィ工程により形成する。
さらに、図12Aないし図12Fにより形成された下部構造物と図13Aないし図13Fにより形成された上部構造物は、図14に示すように、それぞれの構造物に形成された接合部825,825',832,832'により互いに組み合わせられる。
最後に、このようにして完成された構造物における第1及び第2ガラス810,840の第1及び第2メタル電極811,812,843,844に駆動電圧を印加するために、第1及び第2ワイヤ(図示せず)を連結する。
以上、本発明を本発明の原理を例示する好ましい実施の形態と結び付けて図示及び説明したが、本発明はこのような図示及び説明に示された構成及び作用に限定されるものではない。むしろ、特許請求の思想及び範ちゅうを逸脱しない範囲内であれば、本発明に対する多数の変更及び修正が可能であるということは、当業者にとって明らかである。よって、これらの全ての適切な変更及び修正と均等物も本発明の範囲に属すると見なされるべきである。
本発明によれば、楕円形の連結部により回転慣性モーメントの増大は抑えつつもモーメントは大きくできることから、高解像度のレーザTVに求められる大きな駆動角度を有する高速の光スキャナを提供することができる。
通常のマイクロミラーの構造を概略的に示す平面図である。 通常のマイクロミラーの構造を概略的に示す平面図である。 図1に示すマイクロミラーの作用を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 図3に示す本発明の第1の実施の形態によるマイクロミラーの作用を説明するための図であって、1本の下部固定コームを備えた場合を示す図である。 図3に示す本発明の第1の実施の形態によるマイクロミラーの作用を説明するための図であって、2本の上下部の固定コームを備えた場合を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の第7の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の第8の実施の形態によるマイクロミラーの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明によるマイクロミラーの下部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの下部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの下部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの下部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの下部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの下部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの上部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの上部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの上部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの上部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの上部構造物の製造過程を示す図である。 本発明によるマイクロミラーの上部構造物の製造過程を示す図である。 図12及び図13においてそれぞれ製造された下部構造物と上部構造物を組み合わせた状態を示す図である。
符号の説明
10,110〜710:ミラー部
20,20',120,120'〜720,720':スプリング部
30,130〜730:第1連結部
330a,330b〜730a,730b:第2連結部
40,140〜740:移動コーム
50,150〜750:固定コーム


Claims (15)

  1. 光を反射する回転自在な円形のミラー部と、
    前記ミラー部を支持し、前記ミラー部の回動時に回転軸となる1対のスプリング部と、
    前記ミラー部の外周面に一部が外接するとともに、互いに接触しない前記ミラー部の外周面との間に所定のスペースが形成されるように内周面が配置され、前記ミラー部と前記1対のスプリング部を連結する楕円形の連結部と、
    前記連結部に設けられる移動コーム(Comb)およびこの移動コームの上部あるいは下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームを有する駆動部と、
    を備えることを特徴とするマイクロミラー。
  2. 前記1対のスプリング部は、前記ミラー部の回動時にトーション運動を行うことを特徴とする請求項1に記載のマイクロミラー。
  3. 前記移動コームのフィンガーが前記連結部の外周面に配されたことを特徴とする請求項1に記載のマイクロミラー。
  4. 前記移動コームのフィンガーが前記連結部の外周面と内周面に配されたことを特徴とする請求項1に記載のマイクロミラー。
  5. 前記固定コームが前記移動コームの上部と下部の両方ともに配されたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載のマイクロミラー。
  6. 光を反射する回転自在な円形のミラー部と、
    前記ミラー部を支持し、前記ミラー部の回動時に回転軸となる1対のスプリング部と、
    前記ミラー部の外周面に一部が外接するとともに、互いに接触しない前記ミラー部の外周面との間に所定のスペースが形成されるように内周面が配置され、前記ミラー部と前記1対のスプリング部を連結する楕円形の連結部と
    前記連結部及び前記1対のスプリング部に設けられる移動コームおよびこの移動コームの上部及び/または下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームを有する駆動部と、
    を備えることを特徴とするマイクロミラー。
  7. 光を反射する回転自在なミラー部と、
    前記ミラー部を支持し、前記ミラー部の回動時に回転軸となる1対のスプリング部と、
    前記ミラー部と前記1対のスプリング部を連結するものであって、前記ミラー部の一側部にその一端が外接すべく配され、その他端は前記スプリング部にそれぞれ連結された第1連結部と、
    前記第1連結部のスプリング部連結部に一端が連結され、その他端は前記ミラー部の他側部にそれぞれ連結された第2連結部と、
    前記第1連結部に設けられる移動コームおよびこの移動コームの上部あるいは下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームを有する駆動部と、
    を備えることを特徴とするマイクロミラー。
  8. 前記ミラー部は円形であり、前記第1連結部は楕円形であり、そして前記第2連結部は直線であることを特徴とする請求項7に記載のマイクロミラー。
  9. 前記移動コームのフィンガーが前記第1連結部の外周面に配されたことを特徴とする請求項8に記載のマイクロミラー。
  10. 前記移動コームのフィンガーが前記第1連結部の外周面と内周面に配されたことを特徴とする請求項8に記載のマイクロミラー。
  11. 前記移動コームのフィンガーが前記第1連結部の外周面と前記第2連結部の両側に配されたことを特徴とする請求項8に記載のマイクロミラー。
  12. 前記固定コームが前記移動コームの上部と下部の両方ともに配されたことを特徴とする請求項7から11のうち何れか1項に記載のマイクロミラー。
  13. 光を反射する回転自在なミラー部と、
    前記ミラー部を支持し、前記ミラー部の回動時に回転となる1対のスプリング部と、
    前記ミラー部と前記1対のスプリング部を連結するものであって、前記ミラー部の一側部にその一端が外接すべく配され、その他端は前記スプリング部にそれぞれ連結された第1連結部と、
    前記第1連結部のスプリング部連結部に一端が連結され、その他端は前記ミラー部の他側部にそれぞれ連結された第2連結部と、
    前記第1連結部及び前記1対のスプリング部に設けられる移動コームおよびこの移動コームの上部及び/または下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームを有する駆動部と、
    を備えることを特徴とするマイクロミラー。
  14. 光を反射する回転自在なミラー部と、
    前記ミラー部を支持し、前記ミラー部の回動時に回転軸となる1対のスプリング部と、
    前記ミラー部と前記1対のスプリング部を連結するものであって、前記ミラー部の一側部にその一端が外接すべく配され、その他端は前記スプリング部にそれぞれ連結された第1連結部と、
    前記第1連結部のスプリング部連結部に一端が連結され、その他端は前記ミラー部の他側部にそれぞれ連結された第2連結部と、
    前記第1連結部及び1対のスプリング部に設けられる移動コームおよびこの移動コームの上部及び/または下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームとを有する駆動部と、
    を備えることを特徴とするマイクロミラー。
  15. 光を反射する回転自在なミラー部と、
    前記ミラー部を支持し、前記ミラー部の回動時に回転軸となる1対のスプリング部と、
    前記ミラー部と前記1対のスプリング部を連結するものであって、前記ミラー部の一側部にその一端が外接すべく配され、その他端は前記スプリング部にそれぞれ連結された第1連結部と、
    前記第1連結部のスプリング部連結部に一端が連結され、その他端は前記ミラー部の他側部にそれぞれ連結された第2連結部と、
    前記第1連結部、第2連結部及び1対のスプリング部に設けられる移動コームおよびこの移動コームの上部及び/または下部に移動コームと対応すべく設けられて静電気力を生じさせるための固定コームを有する駆動部と、
    を備えることを特徴とするマイクロミラー。
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