JP3912046B2 - 雪上車用エンジンの冷却構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水冷エンジンの構造に関し、特に、雪上車のエンジンを冷却するための冷却水通路を有する雪上車用エンジンの冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スノーモービル等の小型雪上車に搭載されるエンジンは、構造が比較的簡単であり、軽量コンパクトでハイパワーである2サイクルエンジンが主流となっているが、近年、環境問題に対する排ガス規制や燃費の向上等が求められて4サイクル化が進んでいる。
また、エンジンの構成として、冷却水によりエンジンを安定して冷却することで、オーバーヒートやオーバークールを防止するとともに、出力の向上を図り、しかも騒音を抑制にも有効な水冷エンジンが採用されている。
【0003】
従来のエンジンの冷却構造として、例えば、特開2001−12243号公報に示されるように、エンジン内部に形成された冷却水ジャケットと、冷却水を冷やすための熱交換器と、冷却水を送液するための冷却水ポンプとを備え、冷却水をエンジン内部に循環させてエンジンを冷却するようにしたスノーモービル用エンジンの冷却装置において、前記熱交換器を迂回する冷却水バイパス通路と、該冷却水バイパス通路への冷却水の通過を許容する切替え弁を設け、冷却水が所定温度以上のときには冷却水が熱交換器を通過させ、冷却水が所定温度未満のときには熱交換器を通過する冷却水を規制して、冷却水が冷却水バイパス通路を通過することを許容するように切替弁を作動して、冷却水の循環流路を切替えるようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、高出力、軽量、コンパクトな2サイクルエンジンに対して、カムシャフトやオイル潤滑を必要とする4サイクルエンジンはどうしても大型化してしまうという問題点があった。
特に、雪上車に4サイクルエンジンを搭載する場合、車体およびエンジンフードの形状や大きさを従来の2サイクルエンジンを搭載したものと同程度にするためには、オイルパンの形状やインテーク、エキゾーストおよび関連補器類のレイアウトに工夫を凝らすことは必要不可欠となる。
【0005】
すなわち、雪上車は寒冷地で使用するため、始動時直後のエンジンのアイドリング回転数を安定させたり、サーモスタットのサージングを抑制するために、冷却水の配管やサーモスタットの設置位置を考慮する必要がある。
【0006】
また、搭載されるエンジンが水冷エンジンの場合、一般に冷却水の配管途中にリザーバタンクが設けられるが、このリザーバタンクの設置スペースを考慮する必要があり、さらに、該リザーバタンクは、冷却水の補給を行う必要上作業性の良い場所に設置されることが要求される。
【0007】
また、冷却水を送液する冷却水ポンプは、クランク軸の回転による駆動力をベルトによって伝達されるが、エンジン前後幅を拡大してしまうので適切な位置に配置する必要がある。さらに、他にベルト駆動されるオルタネータとの位置関係を最適化して、エンジン前後幅の縮小を考慮する必要がある。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、始動時直後のエンジンのアイドリング回転数を安定させ、冷却水を補給する際の作業性の向上を図り、省スペースなエンジンレイアウトを実現できる雪上車用エンジンの冷却構造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体前側にエンジンルームを備え、車体後側にトラックハウジングに覆われた駆動用クローラを備えた雪上車であって、
前記エンジンルーム内に搭載される水冷式の雪上車用エンジンにおいて、前記エンジンのクランク軸を車体幅方向とほぼ平行に向けて配置し、前記エンジンの進行方向前側に排気マニホールドを配置し、前記エンジンの進行方向後側に吸気マニホールドおよびスロットルボディを配置し、前記エンジンの車体幅方向一側上部の冷却水出口部にサーモスタットを配置し、前記エンジンの車体幅方向他側下部にウォータポンプを配置し、前記吸気マニホールドの下側で、前記トラックハウジングの上面と前面に互いに冷却水通路で連通した上熱交換器と前熱交換器を配置すると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路と、前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプの上流側に接続される冷却水通路と、を備えていることを特徴とする雪上車用エンジンの冷却構造である。
【0010】
また、前記サーモスタットは、サーモスタットハウジングに内蔵され、サーモキャップで覆われることが好ましい。
また、前記サーモスタットの上流側からスロットルボディを経由して、前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプ上流側に接続される冷却水通路の途中に接続される第1冷却水バイパス通路を備えることが好ましい。
また、前記サーモスタットの上流側から前記スロットルボディを経由せずに前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプ上流側に接続される冷却水通路の途中に接続される第2冷却水バイパス通路を備えることが好ましい。
【0011】
また、前記サーモスタットは、エンジン内の冷却水ジャケットを通過した後の冷却水を制御する出口制御とするとともに、前記第1冷却水バイパス通路および第2冷却水バイパス通路は、前記スロットルボディ側に配置され、前記サーモスタットを内蔵するサーモハウジングと前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプに接続される冷却水通路側とを常時連通状態とすることが好ましい。
【0012】
また、前記雪上車用エンジンは、オイルフィルタをシリンダブロックの車両進行方向前方側に配置し、前記オイルフィルタとシリンダブロックとの間にオイル冷却手段を配置することが好ましい。
【0013】
また、前記ウォータポンプは、エンジンと該エンジン前方に設けられる排気通路との間で、排気マニホールドの下方に配置されることが好ましい。
また、前記ウォータポンプは、オイルパンの上方に配置されることが好ましい。
また、前記エンジンは、冷却用リザーバタンクを前記エンジンの後方で吸気マニホールドと並設し、前記トラックハウジング上面の上熱交換器およびトラックハウジング前面熱交換器の上方に備えると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の熱交換器に接続される冷却水通路の途中に前記リザーバタンクを介在させたことが好ましい。
また、前記エンジンは、冷却水用リザーバタンクを平面視でウォータポンプを駆動するための駆動ベルトより外側に突出しない位置に備えることが好ましい。
【0014】
本発明によれば、以下のような作用が得られる。
すなわち、本発明は、車体前側にエンジンルームを備え、車体後側にトラックハウジングに覆われた駆動用クローラを備えた雪上車であって、前記エンジンルーム内に搭載される水冷式の雪上車用エンジンにおいて、前記エンジンのクランク軸を車体幅方向とほぼ平行に向けて配置し、前記エンジンの進行方向前側に排気マニホールドを配置し、前記エンジンの進行方向後側に吸気マニホールドおよびスロットルボディを配置し、前記エンジンの車体幅方向一側上部の冷却水出口部にサーモスタットを配置し、前記エンジンの車体幅方向他側下部にウォータポンプを配置し、前記吸気マニホールドの下側で、前記トラックハウジングの上面と前面に互いに冷却水通路で連通した上熱交換器と前熱交換器を配置すると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路と、前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプの上流側に接続される冷却水通路とを備えていることで、冷却水がエンジン内部を下から上に向かい、略対角線上に流れるため、シリンダヘッド内やシリンダブロック内の冷却水ジャケット内部で淀むこと無く、効率良く流れて排出される。
したがって、従来と比較して冷却効率の高いエンジンを実現できるとともに、ウォータポンプ近傍や排気マニホールド下部のデッドスペースを利用して冷却水の供給、排水を行なうようにしたので、スペース効率の良いエンジンを実現できる。
【0015】
また、前記吸気マニホールドの下側で、前記トラックハウジングの上面と前面に互いに冷却水通路で連通した上熱交換器と前熱交換器を配置すると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路、例えば冷却水ホースを介して接続するようにして、冷却水の出口側で冷却水を制御する、いわゆる出口制御とすることで、安定した冷却水温度による正確に冷却水の制御を行うことができる。
前記サーモスタットを、サーモスタットハウジングに内蔵し、サーモキャップで覆うことができる。
【0016】
また、前記サーモスタットの上流側からスロットルボディを経由して、前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプ上流側に接続される冷却水通路の途中に接続される第1冷却水バイパス通路を備えることで、スロットルバルブ内に供給されるの冷却水の水温を略一定に保ち、アイシングを防止するとともに安定した吸気制御を行なうことできる。
【0017】
また、前記サーモスタットの上流側から前記スロットルボディを経由せずに前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプ上流側に接続される冷却水通路の途中に接続される第2冷却水バイパス通路を備えることで、エンジンによって温められた冷却水をエンジン内部に供給することで、サーモスタットによる熱交換器により冷やされた冷却水の供給の制御とともに、冷却水の水温を略一定に保つことができ、エンジンの運転状態を良好にすることができる。
【0018】
また、前記サーモスタットによる冷却水の制御を、エンジン内の冷却水ジャケットを通過した後の冷却水を制御する出口制御とすることで、安定した冷却水の水温に基き、確実な冷却水の制御を行なうことができる。
また、第1冷却水バイパス通路および第2冷却水バイパス通路を、前記スロットルボディ側に配置され、前記サーモスタットを内蔵するサーモハウジングと前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプに接続される冷却水通路側とを常時連通状態とすることで、エンジン内の冷却水温を一定にすることができるので、冷却水温を感知してメインの冷却水通路を開閉するサーモスタットが、エンジン運転状態によって変化する冷却水温に敏感に反応して、エンジンの焼付き等のトラブルを起すことを未然に防ぐことができる。
【0019】
また、前記雪上車用エンジンに、オイルフィルタをシリンダブロックの車両進行方向前方側に配置し、前記オイルフィルタとシリンダブロックとの間にオイル冷却手段、例えばオイルクーラを配置することで、エンジンだけでなくエンジンオイルを効果的に冷却することができ、エンジンの運転状態を良好にすることができる。
【0022】
また、前記ウォータポンプを、エンジンと該エンジン前方に設けられる排気通路との間で、排気マニホールドの下方に配置することで、排気通路下部のデッドスペースを利用した省スペースのエンジンレイアウトを実現できる。
また、前記ウォータポンプをオイルパンの上方に配置することで、エンジンの高さ寸法を低く抑えることができる。
また、前記ウォータポンプを排気マニホールドの下方に配置することで、排気マニホールド下部のデッドスペースを利用した省スペースのエンジンレイアウトを実現できる。
【0023】
また、前記エンジンは、冷却用リザーバタンクを前記エンジンの後方で吸気マニホールドと並設し、前記トラックハウジング上面の上熱交換器およびトラックハウジング前面熱交換器の上方に備えると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路の途中に前記リザーバタンクを介在させたことでエンジンルーム内の上部に配置して冷却水の補給等のメンテナンスを容易に行なうことができる。
また、前記エンジンは、冷却水用リザーバタンクを平面視でウォータポンプを駆動するための駆動ベルトより外側に突出しない位置に備えることで、エンジンの構成をコンパクトにすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図7は発明を実施する形態の一例であって、図中、図と同一の符号を付した部分は同一物を表わすものとする。
図1は本発明の実施形態に係るスノーモービルの全体構成を示す側面図、図2は前記スノーモービルの全体構成を示す平面図、図3はエンジンルーム内のエンジンのレイアウトを示す側面図、図4はエンジンルーム内のエンジンのレイアウトを示す平面図、図5は本実施形態に係るエンジンの構成を示す側面図、図6は前記エンジンの構成を示す正面図、図7はエンジンの冷却構造の概要を示す説明図である。
【0025】
本実施形態は、図1、図2に示すように、小型雪上車、いわゆるスノーモービル1に本発明に係る水冷エンジン2を搭載したものである。
前記スノーモービル1は、前後方向に延びた車体フレーム10のうち車体前部のフレーム前部(エンジンマウントフレーム)11下部に左右一対の操舵用そり13が左右方向に向くように回動自在に設置され、車体後部のフレーム後部12の下部にトラックベルト15を循環させる駆動用のクローラ16が配置されている。前記クローラ16は、フレーム後部12の前端に配置された駆動輪17と後端に配置された従動輪18と複数個の中間輪19とサスペンション機構20と各車輪の周囲に巻かけられて循環するトラックベルト15とを設けたものである。
【0026】
前記車体フレーム10は、モノコックフレーム構造で形成されており、エンジン2が搭載されるフレーム前部11は、主部11aより前部分が上方に突出形成され、操舵用そり13の支持用のフロントサスペンション13a上部を収容するフロントサスペンションハウジング11bが形成されるとともに、前記主部11aより後部分が斜め後ろ上方に立ち上がる形状で、クローラ16の駆動輪17上方付近を収容するトラックハウジング11cがフレーム後部12と連続的かつ一体的に形成されている。
【0027】
前記フレーム後部12は、車体前後方向で後端部に亘り延設され、クローラ16全体を下方に収容するカバーを兼ねている。該フレーム後部12上方には、鞍形のシート22が配置され、該シート22の車体幅方向両側には、該シート22より一段低くなったステップ23が設けられている。
前記シート22とフレーム前部11との間のほぼ車体中央部にはステアリングポスト25が立設され、該ステアリングポスト25の上端部にはステアリング26がやや後方に傾いて水平方向左右に延設されている。該ステアリング26によりステアリングポスト25を介して操舵用そり13を操作するようにされている。
【0028】
フレーム前部11においては、図3、図4に示すように、前記ステアリング26付近およびその前方に、フレーム前部11の上部を覆うようにインストルメントパネル27が設けられている。前記インストルメントパネル27にはスピードメータ/タコメータ27a等の計器類が装着されている。前記インストルメントパネル27の前方外周を包囲するように前方から両側方に亘りウインドシールド28が上端縁を後方に傾倒させた状態で立設されている。また、前記インストルメントパネル27の前側には、前記ウインドシールド28の基部より前方に向かいエンジンフード29が略流線形状に緩やかに下がった概略船底を逆さにした形状で形成されている。
【0029】
前記エンジンフード29は、インストルメントパネル27の前方に設けられるとともに、該インストルメントパネル27の前端部より一段に下がった位置から先端部に亘り形成されている。前記エンジンフード29とインストルメントパネル27との段差部には、前方を照射するヘッドライト31が配設されている。このように配設されたインストルメントパネル27とエンジンフード29の下側にエンジンルーム30が形成されている。
【0030】
次に、エンジンルーム30内のエンジン2の構成について詳細に説明する。
図1、図2に示すように、スノーモービル1の車体前部に構成されるフレーム前部11に形成されるエンジンルーム30内の略中央部に、エンジン2がシリンダブロック3を雪上車進行方向に対して後方に向けて傾けて(シリンダヘッド4中心がクランク軸7よりも後方に位置するようにする)、ステアリングポスト25の下方に近接して配置されている。
【0031】
前記エンジン2は、図3、図4に示すように、3気筒を幅方向に並列に配置したシリンダブロック3の上側にシリンダヘッド4を配置した水冷4サイクルエンジンであって、クランク軸7を車体幅方向とほぼ平行に向け、かつ、シリンダブロック3側を車体後方向に向かい傾倒(θ°後方に傾倒)させた状態で、スノーモービル1の車体前部の略中央部に配置されている。
【0032】
前記エンジン2の車体幅方向一側には、クローラ16を駆動するための駆動伝達装置32が配設されている。
前記駆動伝達装置32は、図4に示すように、エンジン車体幅方向一側壁より突出されたクランク軸7の一端部に係合される駆動用のドライブクラッチ33と、クローラ16の駆動輪17に連結される従動用のドリブンクラッチ34とを備え、エンジン2の出力をクランク軸7より取出して、前記ドライブクラッチ33より前記ドリブンクラッチ34に駆動力を伝達するようにされている。駆動力の伝達は、駆動ベルト33aを介して前記ドライブクラッチ33とドリブンクラッチ34とにより無段変速で行なわれる。
【0033】
前記シリンダヘッド4の前側部には、前方に向かい突出して排気マニホールド35が延設され、後側部には、後方に向かい突出して吸気マニホールド39が延設されている。
前記シリンダブロック3の下側にはオイルパン9がエンジンルーム30の底部に近接した状態で配設されている。
【0034】
前記エンジン2本体の後方でステアリングポスト25の前方、すなわちエンジン2本体とステアリングポスト25との間には、吸気マニホールド39、スロットルボディ41およびエアクリーナボックス43等の吸気経路が配設されている。前記吸気経路の下方でシリンダブロック3の後方には、オルタネータ49が設けられている。
【0035】
前記スロットルボディ41を含む一部の吸気経路は、シリンダヘッド4よりも高い位置に配置され、エンジン2の上方でインストルメントパネル27下側のヘッドライト31後方に形成されるエンジンルーム30内の空間に配置されている。前記エアクリーナボックス43は、前記シリンダヘッド4を覆うヘッドカバー8の後方に設けられている。
【0036】
エンジンルーム30内の後方には、図3、図4に示すように、前記シリンダブロック3の後方で吸気マニホールド39と並設して、オイルパン9、オルタネータ49および後記する熱交換器、すなわちヒートエクスチェンジャー70a,70bの上方で駆動ベルト52寄りの位置に冷却水用のリザーブタンク60が設けられている。
また、エンジンルーム30内には、フレーム後部12の前側の下側でクローラ16の車両進行方向前側の上方にトラックベルト15に略平行に対向してヒートエクスチェンジャー(上熱交換器)70aが設けられ、前記クローラ16の車両進行方向前側の前方で、上端部をやや後方に傾斜した状態でトラックベルト15と対向してフロント側のヒートエクスチェンジャー(前交換器)70bが設けられている。前記ヒートエクスチェンジャー70a、70bは、平面視で略矩形状を呈している。
【0037】
また、エンジン2の前方には、シリンダヘッド4の前側に排気マニホールド35に続き、排気管36が連結され、さらに前方にマフラー50がフレーム前部11の主部11aの底部に形成されたフロントサスペンションハウジング11b上部に配置されている。
【0038】
前記排気マニホールド35の下方でシリンダブロック3の前側には、該シリンダブロック3を挟んで前記オルタネータ49と略対向する位置にウォータポンプ51が配置されている。前記ウォータポンプ51は、前記オルタネータ49とともに、クランク軸7の一端部に係合された駆動プーリ53より駆動ベルト52を介して伝達される回転力を駆動源として、冷却水を吐出して冷却水ホース(図示省略)を介してエンジン内部に形成されたウォータジャケット(図示省略)に供給してエンジン2を冷却するようにされている。
前記ウォータポンプ51の下方でシリンダブロック3の前側には、オイルフィルタ54が配置されている。
【0039】
図4に示すように、前記シリンダブロック3の車両進行方向前側には、排気マニホールド35の下側で駆動ベルト52寄りにエンジン内部の冷却水ジャケット(図示省略)に冷却水を導入する冷却水入口部62が突設されている。
前記エンジン側部には、反駆動ベルト側寄りの上部に前記冷却水ジャケットから冷却水が取出される冷却水出口部63が突設されている。
【0040】
前記冷却水出口部63には、図4、図6に示すように、冷却水の温度によって冷却水の通過を規制するサーモスタット64が内蔵されるサーモハウジング65と、該サーモスタット64を覆うサーモキャップ66が設けられている。
前記サーモキャップ66は、冷却水ホース67を介してリザーブタンク60に接続され、エンジン内部からの冷却水を該リザーブタンク60に戻すようにされている。
前記リザーブタンク60は、冷却水ホース68を介して前記フレーム後部12の前側の下側でクローラ16の車両進行方向前側の上方に設けられたヒートエクスチェンジャー70aと連結される。このヒートエクスチェンジャー70aが、前記クローラ16の車両進行方向前側の前方に設けられたヒートエクスチェンジャー70bと接続ホース70cにより連通されており、さらに、このヒートエクスチェンジャー70bは、冷却水ホース69を介してエンジン2側の冷却水入口部62に接続されている。前記冷却水ホース69の略中央部には、一部の外周を覆うようにブロックヒータ75が備えられ、部分的に冷却水を加熱できるようにされている。
【0041】
前記サーモハウジング65には、図7に示すように、冷却水流れ方向でサーモスタットより上流側からスロットルボディ41を経由してウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース69と連通する第1冷却水バイパス通路71と、サーモスタット64より上流側から前記スロットルボディ41を経由せずにウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース69と連通する第2冷却水バイパス通路72が構成されている。
【0042】
前記第1冷却水バイパス通路71は、一端部が前記サーモハウジング65の冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側と接続され、他端部がスロットルボディ41内に形成される冷却水通路(図示省略)の入口側と接続される第1冷却水バイパスホース71aと、一端部が前記スロットルボディ41内に形成される冷却水通路の出口側と接続され、他端部が冷却水ホース69のウォータポンプ51より上流側と接続される第1冷却水バイパスホース71bとにより構成されている。
【0043】
前記第2冷却水バイパス通路72は、一端部が前記サーモハウジング65の冷却水流れ方向でサーモスタットより上流側と接続され、他端部が冷却水ホース69のウォータポンプ51より上流側と接続される第2冷却水バイパスホース72aにより構成されている。
【0044】
前記第1冷却水バイパスホース71a、71bおよび第2冷却水バイパスホース72aは、サーモハウジング65側と冷却水ホース69側とを常時連通状態とされている。
【0045】
次に、本実施形態に係る雪上車用エンジンの冷却構造による作用について、図面を参照して説明する。
まず、冷却水は、図7に示すように、冷却水入口部62からウォータポンプ51によりエンジン2内部の冷却水ジャケットに冷却水が導入される。
導入された冷却水は、シリンダブロック3内およびシリンダヘッド4内の冷却水ジャケットを通りながらエンジン各部位を冷却するとともに温められて、シリンダヘッド4上部に設けられた冷却水出口部63通ってエンジン外部に送り出される。
このとき、一部の冷却水は、サーモハウジング65より第1冷却水バイパス通路71およびだい2冷却水バイパス通路72に送られ、その他はサーモスタット64を介してサーモキャップ66から冷却水ホース67に送られる。
【0046】
第1冷却水バイパス通路71に送られた冷却水は、第1冷却水バイパスホース71aを通ってスロットルボディ41内に形成された冷却水ジャケット(図示省略)に送られる。スロットルボディ41は、温められた冷却水により一定温度に温められる。そして、スロットルボディ41より第1冷却水バイパスホース71bを通って冷却水ホース69に戻される。
第2冷却水バイパス通路72に送られた冷却水は、第2冷却水バイパスホース72aを通って、冷やされること無く直接冷却水ホース69に戻される。
【0047】
一方、サーモスタット64を介して流量制御されてサーモキャップ66に送られた冷却水は、冷却水ホース68を通ってリザーブタンク60に送られ、該リザーブタンク60よりヒートエクスチェンジャー70aに送られる。前記ヒートエクスチェンジャー70a内の冷却水通路を通過するうちに冷却された冷却水は、さらにフロント側のヒートエクスチェンジャー70bに送られて冷却される。そして、再びウォータポンプ51に供給され、エンジン2内の冷却水ジャケットに送られて前述した冷却行程を繰り返すことでエンジン2の冷却が行われる。この時、ウォータポンプ51に送られる冷却水は、冷却水ホース69を通過する際に、ブロックヒータ75により適宜に温められて温度調整を行なうことができる。
このように、冷却水は、第1冷却水バイパス通路、第2冷却水バイパス通路、通常の冷却水通路という複数の冷却水経路でエンジンを冷却するようにされている。
【0048】
以上のように構成したので、本実施形態の雪上車用エンジンの冷却構造によれば、エンジンにより温められた冷却水を第1冷却水バイパス通路71および第2冷却水バイパス通路72を介して、ヒートエクスチェンジャー70a、70bを通さずにそのまま循環させるようにしたので、スロットルボディ41やエンジン2本体の温度を大きく変動させることがないので、始動時直後のエンジンのアイドリング回転数を安定させることができる。オーバークールとなること無く冷却水温を安定させて冷却水を制御することができ、また、エンジン2の暖機運転時にも必要以上にエンジン2を冷却することがない。
【0049】
また、本実施形態によれば、冷却水入口部62を、シリンダブロック3の車両進行方向前側の排気マニホールド35の下側で駆動ベルト52寄りに突設し、冷却水出口部63を、エンジン側部の反駆動ベルト側寄りに突設したので、冷却水がエンジン内部を下から上に向かい、略対角線上に流れるため、シリンダヘッド4内やシリンダブロック3内の冷却水ジャケット内部で淀むこと無く、効率良く流れて排出されて、従来と比較して冷却効率のエンジンを実現できる。
【0050】
また、本実施形態によれば、リザーブタンク60を、エンジンルーム30内部の上方で、吸気マニホールド39と並設するとともに、オイルパン9、オルタネータ49およびヒートエクスチェンジャー70bの上方で駆動ベルト52寄りの位置に設けたので、冷却水を補給する際の作業性の向上を図るとともに、省スペースなエンジンレイアウトを実現できる。
【0051】
また、本実施形態によれば、第1冷却水バイパス通路71および第2冷却水バイパス通路72を、サーモハウジング65側と冷却水ホース69側とを常時連通状態としたので、エンジン2を常に一定温度にすることができるので、エンジンの運転状態によって変化する冷却水温に敏感に反応して、エンジンの焼付き等のトラブルを防止することができる。
【0052】
また、本実施形態によれば、ウォータポンプ51を排気マニホールド35の下側で、シリンダブロック3を挟んでオルタネータ49と対向する位置に配置したので排気マニホールド35下のデッドスペースを利用した省スペースなレイアウトを実現できる。また、前記ウォータポンプ51は、前記オルタネータ49とともに、クランク軸7の一端部に係合された駆動プーリ53より駆動ベルト52を介して伝達される回転力を駆動源としたので、ウォータポンプ51を駆動するためだけの部品を必要としないので部品点数の削減を図ることができる。
【0053】
また、本実施形態は、水冷エンジンについて説明しているが、本発明は、オイル等を用いてエンジンを冷却するその他の液冷エンジンにも適用できるものであり、本実施形態と同様な効果を奏することができる。
【0054】
尚、本発明の雪上車用エンジンの冷却構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0055】
次に、本発明の実施形態の変形例1を、図面を参照して詳細に説明する。
図8〜図12は前記実施形態の変形例1であって、図中、図と同一の符号を付した部分は前記実施形態に示すものと同一の物を表わすものとする。
変形例1は、図8、図9に示すように、スノーモービル101のエンジン102の構成は、オイルフィルタ154をシリンダブロック3の車両進行方向前方側に配置し、前記オイルフィルタ154とシリンダブロック3との間にオイルクーラ180を配置するものである。
【0056】
エンジン102のシリンダブロック3の車両進行方向前側には、排気マニホールド35の下側で駆動ベルト52寄りにエンジン内部の冷却水ジャケット(図示省略)に冷却水を導入する冷却水入口部62が突設されている。
前記シリンダブロック3の上側に設けられるシリンダヘッド4側部には、反駆動ベルト側寄りの上部に前記冷却水ジャケットから冷却水が取出される冷却水出口部163が突設されている。
【0057】
冷却水出口部163は、図12に示すように、冷却水の温度によって冷却水の通過を規制するサーモスタット64が内蔵されるサーモハウジング165と、該サーモスタット64を覆うサーモキャップ166が設けられている。
【0058】
エンジンルーム30内には、図フレーム後部12の前側の下側でクローラ16の車両進行方向前側の上方にトラックベルト15に略平行に対向してヒートエクスチェンジャー70aが設けられ、前記クローラ16の車両進行方向前側の前方で、上端部をやや後方に傾斜した状態でトラックベルト15と対向してフロント側のヒートエクスチェンジャー70bが設けられている。前記ヒートエクスチェンジャー70a、70bは、平面視で略矩形状を呈している。
【0059】
前記サーモキャップ166は、冷却水ホース67を介してリザーブタンク60に接続され、エンジン内部からの冷却水を該リザーブタンク60に戻すようにされている。
前記リザーブタンク60は、冷却水ホース68を介して前記ヒートエクスチェンジャー70aと連結され、前記ヒートエクスチェンジャー70a、70bとは接続ホース70cにより連通され、前記ヒートエクスチェンジャー70bは、冷却水ホース169を介してエンジン2側の冷却水入口部62に接続されている。前記冷却水ホース169の略中央部には、一部の外周を覆うようにブロックヒータ75が備えられ、部分的に冷却水を加熱できるようにされている。
【0060】
前記サーモハウジング165には、図12に示すように、冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側からスロットルボディ41を経由してウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース169と連通する第1冷却水バイパス通路71と、サーモスタット64より上流側から前記スロットルボディ41を経由せずにウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース169と連通する第2冷却水バイパス通路72と、冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側からオイルクーラ180を経由してウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース169と連通する第3冷却水バイパス通路173が構成されている。
【0061】
前記第1冷却水バイパス通路71は、一端部が前記サーモハウジング165の冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側と接続され、他端部がスロットルボディ41内に形成される冷却水通路(図示省略)の入口側と接続される第1冷却水バイパスホース71aと、一端部が前記スロットルボディ41内に形成される冷却水通路の出口側と接続され、他端部が冷却水ホース169のウォータポンプ51より上流側と接続される第1冷却水バイパスホース71bとにより構成されている。
【0062】
前記第2冷却水バイパス通路72は、一端部が前記サーモハウジング165の冷却水流れ方向でサーモスタットより上流側と接続され、他端部が冷却水ホース169のウォータポンプ51より上流側と接続される第2冷却水バイパス通路72aにより構成されている。
【0063】
前記第3冷却水バイパス通路173は、一端部が前記サーモハウジング165の冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側と接続され、他端部がオイルクーラ180内に形成される冷却水通路(図示省略)の入口側と接続される第3冷却水バイパスホース173aと、一端部が前記オイルクーラ180内に形成される冷却水通路の出口側と接続され、他端部が冷却水ホース169のウォータポンプ51より上流側と接続される第3冷却水バイパスホース173bとにより構成されている。
【0064】
前記第1冷却水バイパス通路71、第2冷却水バイパス通路72および第3の冷却水バイパス通路173は、サーモハウジング165側と冷却水ホース169側とを常時連通状態とされている。
前記サーモキャップ166は、冷却水ホース67を介してリザーブタンク60に接続され、エンジン内部からの冷却水を該リザーブタンク60に戻すようにされている。
【0065】
この構成によれば、エンジン102を冷却するための冷却水を利用して、エンジン102だけでなくオイルクーラ180によりエンジンオイルを効果的に冷却することができ、エンジンの運転状態を良好にすることができる。
【0066】
次に、本発明の実施形態の変形例2を、図面を参照して詳細に説明する。
図13乃至図15は前記実施形態の変形例2であって、図中、図と同一の符号を付した部分は前記実施形態に示すものと同一の物を表わすものとする。
変形例2は、図13、図14に示すように、スノーモービル201の構成は、スノーモービル201を走行するためのクローラ16の車両進行方向前方にオイル冷却用のヒートエクスチェンジャーを配置するものである。
【0067】
エンジン202のシリンダブロック3の車両進行方向前側には、排気マニホールド35の下側で駆動ベルト52寄りにエンジン内部の冷却水ジャケット(図示省略)に冷却水を導入する冷却水入口部62が突設されている。
前記シリンダブロック3の上側に設けられるシリンダヘッド4側部には、反駆動ベルト側寄りの上部に前記冷却水ジャケットから冷却水が取出される冷却水出口部63が突設されている。
【0068】
冷却水出口部63は、図15に示すように、冷却水の温度によって冷却水の通過を規制するサーモスタット64が内蔵されるサーモハウジング65と、該サーモスタットを覆うサーモキャップ66が設けられている。
【0069】
前記ヒートエクスチェンジャーは、図13、図14に示すように、エンジンルーム30内の、フレーム後部12の前側の下側でクローラ16の車両進行方向前側の上方にトラックベルト15に略平行に対向して冷却水用のヒートエクスチェンジャー270aが設けられ、前記クローラ16の車両進行方向前側の前方で、上端部をやや後方に傾斜した状態でトラックベルト15と対向して冷却水用のフロント側のヒートエクスチェンジャー270bとオイル冷却用のヒートエクスチェンジャー270cとが車体幅方向に沿った向きに並設されている。前記ヒートエクスチェンジャー270cは、平面視で略矩形状を呈している。
【0070】
前記サーモキャップ66は、冷却水ホース67を介してリザーブタンク60に接続され、エンジン内部からの冷却水を該リザーブタンク60に戻すようにされている。
前記リザーブタンク60は、冷却水ホース68を介して前記ヒートエクスチェンジャー270aと連結され、前記ヒートエクスチェンジャー270a、270bとは接続ホース270dにより連通され、前記ヒートエクスチェンジャー270bは、冷却水ホース69を介してエンジン2側の冷却水入口部62に接続されている。前記冷却水ホース69の略中央部には、一部の外周を覆うようにブロックヒータ75が備えられ、部分的に冷却水を加熱できるようにされている。
【0071】
前記サーモハウジング65には、図15に示すように、冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側からスロットルボディ41を経由してウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース69と連通する第1冷却水バイパス通路71と、サーモスタット64より上流側から前記スロットルボディ41を経由せずにウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース69と連通する第2冷却水バイパス通路72が構成されている。
【0072】
前記第1冷却水バイパス通路71は、一端部が前記サーモハウジング65の冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側と接続され、他端部がスロットルボディ41内に形成される冷却水通路(図示省略)の入口側と接続される第1冷却水バイパスホース71aと、一端部が前記スロットルボディ41内に形成される冷却水通路の出口側と接続され、他端部が冷却水ホース69のウォータポンプ51より上流側と接続される第1冷却水バイパスホース71bとにより構成されている。
【0073】
前記第2冷却水バイパス通路72は、一端部が前記サーモハウジング65の冷却水流れ方向でサーモスタットより上流側と接続され、他端部が冷却水ホース69のウォータポンプ51より上流側と接続される第2冷却水バイパス通路72aにより構成されている。
【0074】
前記第1冷却水バイパス通路71および第2冷却水バイパス通路72は、サーモハウジング65側と冷却水ホース69側とを常時連通状態とされている。
前記サーモキャップ66は、冷却水ホース67を介してリザーブタンク60に接続され、エンジン内部からの冷却水を該リザーブタンク60に戻すようにされている。
【0075】
前記オイル冷却用のヒートエクスチェンジャー270cは、オイル入口側にオイルポンプ(図示省略)に連通する入り側オイルホース281が接続され、オイル出口側にオイルフィルタ54に連通する出側オイルホース282が接続されて、オイルクーラ内に形成されたオイル通路内をオイルが通過する間に該オイルを冷却するようにされている。
【0076】
この構成によると、スノーモービル201を走行するためのクローラ16の車両進行方向前方にオイル冷却用のヒートエクスチェンジャー270cを配置したので、かき上げられた雪によって効果的に冷却することができる。また、オイル冷却手段として、ヒートエクスチェンジャーを2分割して、一方のヒートエクスチェンジャー270bを通常に冷却水に冷却に使い、他方のヒートエクスチェンジャー270cをオイルの冷却に使用したので、省スペースで複数の冷却機能を実現できる。
【0077】
次に、本発明の実施形態の変形例3を、図面を参照して詳細に説明する。
図16乃至図18は前記実施形態の変形例3であって、図中、図と同一の符号を付した部分は前記実施形態に示すものと同一の物を表わすものとする。
変形例3は、図16、図17に示すように、スノーモービル301のエンジンルーム30内のエンジン本体前方にマフラー50を配置し、該マフラー50の前方にオイル冷却手段としてオイルクーラを配置するものである。
【0078】
エンジン302のシリンダブロック3の車両進行方向前側には、排気マニホールド35の下側で駆動ベルト52寄りにエンジン内部の冷却水ジャケット(図示省略)に冷却水を導入する冷却水入口部62が突設されている。
前記シリンダブロック3の上側に設けられるシリンダヘッド4側部には、反駆動ベルト側寄りの上部に前記冷却水ジャケットから冷却水が取出される冷却水出口部63が突設されている。
【0079】
冷却水出口部63は、図15に示すように、冷却水の温度によって冷却水の通過を規制するサーモスタット64が内蔵されるサーモハウジング65と、該サーモスタットを覆うサーモキャップ66が設けられている。
【0080】
エンジンルーム30内には、フレーム後部12の前側の下側でクローラ16の車両進行方向前側の上方にトラックベルト15に略平行に対向して冷却水用のヒートエクスチェンジャー370aが設けられ、前記クローラ16の車両進行方向前側の前方で、上端部をやや後方に傾斜した状態でトラックベルト15と対向して冷却水用のフロント側のヒートエクスチェンジャー370bが設けられている。また、エンジンルーム30の略中央部に配置されたエンジン302の前方にマフラー50の前方にオイル冷却用のオイルクーラ380が設けられている。
前記オイルクーラ380は、正面視で略矩形状を呈し、その平面部すなわち冷却部380aを車両進行方向前方に向けて立設されている。
【0081】
前記サーモキャップ66は、冷却水ホース67を介してリザーブタンク60に接続され、エンジン内部からの冷却水を該リザーブタンク60に戻すようにされている。
前記リザーブタンク60は、冷却水ホース68を介して前記ヒートエクスチェンジャー270aと連結され、前記ヒートエクスチェンジャー270a、270bとは接続ホース270dにより連通され、前記ヒートエクスチェンジャー270bは、冷却水ホース69を介してエンジン2側の冷却水入口部62に接続されている。前記冷却水ホース69の略中央部には、一部の外周を覆うようにブロックヒータ75が備えられ、部分的に冷却水を加熱できるようにされている。
【0082】
前記サーモハウジング65には、図18に示すように、冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側からスロットルボディ41を経由してウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース69と連通する第1冷却水バイパス通路71と、サーモスタット64より上流側から前記スロットルボディ41を経由せずにウォータポンプ51より上流側で冷却水ホース69と連通する第2冷却水バイパス通路72が構成されている。
【0083】
前記第1冷却水バイパス通路71は、一端部が前記サーモハウジング65の冷却水流れ方向でサーモスタット64より上流側と接続され、他端部がスロットルボディ41内に形成される冷却水通路(図示省略)の入口側と接続される第1冷却水バイパスホース71aと、一端部が前記スロットルボディ41内に形成される冷却水通路の出口側と接続され、他端部が冷却水ホース69のウォータポンプ51より上流側と接続される第1冷却水バイパスホース71bとにより構成されている。
【0084】
前記第2冷却水バイパス通路72は、一端部が前記サーモハウジング65の冷却水流れ方向でサーモスタットより上流側と接続され、他端部が冷却水ホース69のウォータポンプ51より上流側と接続される第2冷却水バイパス通路72aにより構成されている。
【0085】
前記第1冷却水バイパス通路71および第2冷却水バイパス通路72は、サーモハウジング65側と冷却水ホース69側とを常時連通状態とされている。
前記サーモキャップ66は、冷却水ホース67を介してリザーブタンク60に接続され、エンジン内部からの冷却水を該リザーブタンク60に戻すようにされている。
【0086】
前記オイルクーラ380は、オイル入口側にオイルポンプ(図示省略)に連通する入り側オイルホース381が接続され、オイル出口側にオイルフィルタ54に連通する出側オイルホース382が接続されて、オイルクーラ内に形成されたオイル通路内をオイルが通過する間に該オイルを冷却するようにされている。
【0087】
この構成によると、高温状態のマフラー50や排気管36より先に冷たい走行風をオイルクーラ380に当てることができるので、オイルの冷却効率を高めることができる。
【0088】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜10に記載の雪上車用エンジンの冷却構造によれば、始動時直後のエンジンのアイドリング回転数を安定させ、冷却水を補給する際の作業性の向上を図り、省スペースなエンジンレイアウトを実現できるという優れた効果を奏し得る。
詳しくは、雪上車用エンジンの冷却構造において、前記エンジンのクランク軸を車体幅方向とほぼ平行に向けて配置し、前記エンジンの進行方向前側に排気マニホールドを配置し、前記エンジンの進行方向後側に吸気マニホールドおよびスロットルボディを配置し、前記エンジンの車体幅方向一側上部の冷却水出口部にサーモスタットを配置し、前記エンジンの車体幅方向他側下部にウォータポンプを配置し、前記吸気マニホールドの下側で、前記トラックハウジングの上面と前面に互いに冷却水通路で連通した上熱交換器と前熱交換器を配置すると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路と、前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプの上流側に接続される冷却水通路とを備えることで、省スペースなエンジンレイアウトを実現できる。
また、前記エンジンの車体幅方向一側上部の冷却水出口部にサーモスタットを配置し、前記エンジンの車体幅方向他側下部にウォータポンプを配置し、前記吸気マニホールドの下側で、前記トラックハウジングの上面と前面に互いに冷却水通路で連通した上熱交換器と前熱交換器を配置すると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路と、前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプの上流側に接続される冷却水通路とを備えることで、冷却水がエンジン内部を下から上に向かい、略対角線上に流れるため、シリンダヘッド内やシリンダブロック内の冷却水ジャケット内部で淀むこと無く効率良く流れるので、従来と比較して冷却効率の高いエンジンを実現できるとともに、ウォータポンプ近傍や排気マニホールド下部のデッドスペースを利用して冷却水の供給、排水を行なうようにしたので、スペース効率の良いエンジンを実現できるという効果を奏する。
さらに、サーモスタットは、エンジン内の冷却水ジャケットを通過した後の冷却水を制御する出口制御とするとともに、前記第1冷却水バイパス通路および第2冷却水バイパス通路は、前記スロットルボディ側に配置され、前記サーモスタットを内蔵するサーモハウジングと前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプに接続される冷却水通路側とを常時連通状態とすることで、エンジンによって温められた冷却水を熱交換器を介すること無くエンジンに戻すことで、サーモスタットによる熱交換器により冷やされた冷却水の供給の制御とともに、エンジン内の冷却水温を略一定にすることができる。
したがって、冷却水温を感知してメインの冷却水通路を開閉するサーモスタットが、エンジン運転状態によって変化する冷却水温に敏感に反応して、エンジンの焼付き等のトラブルを起すことを未然に防ぎ、エンジン始動当初のアイドリング回転数を安定させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスノーモービルの全体構成を示す側面図である。
【図2】前記スノーモービルの全体構成を示す平面図である。
【図3】エンジンルーム内のエンジンのレイアウトを示す側面図である。
【図4】エンジンルーム内のエンジンのレイアウトを示す平面図である。
【図5】本実施形態に係るエンジンの構成を示す側面図である。
【図6】前記エンジンの構成を示す正面図である。
【図7】前記エンジンの冷却構造の概要を示す説明図である。
【図8】本実施形態の変形例1のスノーモービルの全体構成を示す側面図である。
【図9】前記スノーモービルの全体構成を示す平面図である。
【図10】変形例1のエンジンの構成を示す側面図である。
【図11】前記エンジンの構成を示す正面図である。
【図12】前記エンジンの冷却構造の概要を示す説明図である。
【図13】本実施形態の変形例2のスノーモービルの全体構成を示す側面図である。
【図14】前記スノーモービルの全体構成を示す平面図である。
【図15】前記エンジンの冷却構造の概要を示す説明図である。
【図16】本実施形態の変形例3のスノーモービルの全体構成を示す側面図である。
【図17】前記スノーモービルの全体構成を示す平面図である。
【図18】前記エンジンの冷却構造の概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1、101、201、301 スノーモービル
2、102、202、302 エンジン
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
7 クランク軸
8 ヘッドカバー
30 エンジンルーム
32 駆動伝達装置
35 排気マニホールド
39 吸気マニホールド
41 スロットルボディ
49 オルタネータ
50 マフラー
51 ウォータポンプ
52 駆動ベルト
53 駆動プーリ
54、154 オイルフィルタ
57、67、68 冷却水ホース
60 リザーブタンク
62 冷却水入口部
63、163 冷却水出口部
64 サーモスタット
65、165 サーモハウジング
66、166 サーモキャップ
70a、70b、270a、270b、270c ヒートエクスチェンジャー
370a、370b ヒートエクスチェンジャー
71、72、173 冷却水バイパス通路
71a、72a、71b、173a、173b 冷却水バイパスホース
180、370、380 オイルクーラ
281、381 入り側オイルホース
282、382 出側オイルホース

Claims (10)

  1. 車体前側にエンジンルームを備え、車体後側にトラックハウジングに覆われた駆動用クローラを備えた雪上車であって、
    前記エンジンルーム内に搭載される水冷式の雪上車用エンジンにおいて、
    前記エンジンのクランク軸を車体幅方向とほぼ平行に向けて配置し、
    前記エンジンの進行方向前側に排気マニホールドを配置し、
    前記エンジンの進行方向後側に吸気マニホールドおよびスロットルボディを配置し、
    前記エンジンの車体幅方向一側上部の冷却水出口部にサーモスタットを配置し、
    前記エンジンの車体幅方向他側下部にウォータポンプを配置し、
    前記吸気マニホールドの下側で、前記トラックハウジングの上面と前面に互いに冷却水通路で連通した上熱交換器と前熱交換器を配置すると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路と、
    前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプの上流側に接続される冷却水通路と、
    を備えていることを特徴とする雪上車用エンジンの冷却構造。
  2. 前記サーモスタットは、サーモスタットハウジングに内蔵され、サーモキャップで覆われることを特徴とする請求項1に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  3. 前記サーモスタットの上流側からスロットルボディを経由して、前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプ上流側に接続される冷却水通路の途中に接続される第1冷却水バイパス通路を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  4. 前記サーモスタットの上流側から前記スロットルボディを経由せずに前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプ上流側に接続される冷却水通路の途中に接続される第2冷却水バイパス通路を備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  5. 前記サーモスタットは、エンジン内の冷却水ジャケットを通過した後の冷却水を制御する出口制御とするとともに、前記第1冷却水バイパス通路および第2冷却水バイパス通路は、前記スロットルボディ側に配置され、前記サーモスタットを内蔵するサーモハウジングと前記トラックハウジング前面の前熱交換器から前記ウォータポンプに接続される冷却水通路側とを常時連通状態とすることを特徴とする請求項3または4に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  6. 前記雪上車用エンジンは、オイルフィルタをシリンダブロックの車両進行方向前方側に配置し、前記オイルフィルタとシリンダブロックとの間にオイル冷却手段を配置することを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  7. 前記ウォータポンプは、エンジンと該エンジン前方に設けられる排気通路との間で、排気マニホールドの下方に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  8. 前記ウォータポンプは、オイルパンの上方に配置されることを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一項に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  9. 前記エンジンは、冷却用リザーバタンクを前記エンジンの後方で吸気マニホールドと並設し、前記トラックハウジング上面の上熱交換器およびトラックハウジング前面熱交換器の上方に備えると共に、前記サーモスタットの下流側から前記トラックハウジング上面の上熱交換器に接続される冷却水通路の途中に前記リザーバタンクを介在させたことを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一項に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
  10. 前記エンジンは、冷却水用リザーバタンクを平面視でウォータポンプを駆動するための駆動ベルトより外側に突出しない位置に備えることを特徴とする請求項1乃至のうちの何れか一項に記載の雪上車用エンジンの冷却構造。
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