JP3906501B2 - 過給機付エンジンの吸気装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、過給機付エンジンの吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用エンジンにおいて、排気容積当たりの出力を向上させる目的から過給機を吸気通路の途中に設け、該過給機により加圧された過給吸気をエンジンへ供給するようにした過給機付エンジンが普及している。
【0003】
上記した過給機付エンジンの場合、過給機で空気を圧縮すると断熱圧縮によりエンジン吸入空気温度が上昇するため、エンジンに吸入される空気の充填効率が低下する。そこで、過給機の吐出口から吸気マニホールドに至る吸気通路に過給吸気を冷却するインタークーラを介設して、吸入空気温度を低下させ、充填効率を向上させるようにしている。
【0004】
ところが、エンジン性能に影響する要因に吸気系の圧力損失があり、インタークーラを用いた場合には、過給機の配設位置およびインタークーラの配設位置により吸気系の圧力損失が左右されるため、過給機の配設位置およびインタークーラの配設位置を最適に設定する必要がある。
【0005】
上記のような要求から、エンジン本体の上方にインタークーラを配置したものが既に提案されている(例えば、特開平5−1566号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公知例におけるように単にインタークーラをエンジン本体の上方に配置しただけでは、過給機下流側における吸気ボリュームを小さくすること(即ち、圧力損失を小さくすること)には限界がある。
【0007】
即ち、排気ガスを駆動源とするターボチャージャを過給機として用いた場合、過給機は排気マニホールドに近い位置に配置するのが好ましく、エンジンの駆動力を駆動源とするスーパーチャージャを過給機として用いた場合、過給機はエンジン出力軸に近い位置に配置するのが好ましいところから、過給機の位置をあまり高くすることはできないという制約があり、過給機からインタークーラ入口までの距離を短くすることができない。
【0008】
また、インタークーラの下流側吸気通路にスロットル弁を介設する場合があるが、エンジン全体のコンパクト化を図る上から、このスロットル弁の配設位置を工夫する必要がある。
【0009】
さらに、インタークーラとして空冷式のものを採用した場合、冷却効果を最大限に発揮させるには、空冷用の冷却風の流れとインタークーラの姿勢とのマッチングが重要となる。
【0010】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、過給機との位置関係からインタークーラを最適状態で配設することにより過給機下流側における吸気ボリュームを可及的に小さくするとともに、スロットル弁の配設スペースをも確保することを第1の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願発明の基本構成では、上記課題を解決するための手段として、過給機からの吸気をエンジン本体の上方に配置したインタークーラを介して吸気マニホールドへ供給するように構成され、前記インタークーラの下流側吸気通路にアクセルと連動するスロットル弁を設けた過給機付エンジンの吸気装置において、前記インタークーラを、前記エンジン本体の出力軸方向の一方側から見て過給機側が低位となり且つ反過給機側が高位となるように、前記エンジン本体に対して傾斜搭載するとともに、前記スロットル弁を、前記インタークーラの高位側の下方に配置して、過給機下流側の吸気ボリュームを小さくするとともに、スロットル弁の好適な配置(即ち、エンジン全体のコンパクト化)を得るようにしている。
【0012】
また、前記インタークーラの入口および出口を、過給機側および反過給機側にそれぞれ位置せしめ、過給機の吐出口からインタークーラに至る距離を大幅に短くすることで、過給機下流側の吸気ボリュームをより小さくできるようにしている。
【0013】
さらに、前記の如く反過給機側に位置するインタークーラ出口からスロットル弁に至る吸気通路には、該スロットル弁よりも低位となる部分が形成されるように、前記インタークーラ出口から一旦、下方に延びた後に上方に向きを変えるU字状の管路を設けており、このことで、インタークーラにより冷却された過給吸気中に含まれる水分(即ち、凝縮水)のスロットル弁側への侵入を防止して、氷結等に起因するスロットルの作動不良を防止することができる。
【0014】
前記の基本構成において、前記過給機の吐出口と前記吸気マニホールドの入口とを、前記エンジン本体における気筒列方向において両端気筒の間に位置せしめた場合、エンジン本体の構成(即ち、排気マニホールドの配設位置あるいは補機類の配設位置)に制約されることなく、過給機およびインタークーラを配置できる点で好ましい。
【0015】
また、前記エンジン本体を、車体前部に形成されたエンジンルーム内においてその出力軸が車体前後方向に対して直交する方向となるように設置するとともに、前記インタークーラを、エンジンルームを覆うボンネットの下面に沿う姿勢とした場合、排気系を車両の前方側に位置させることができるところから、排気熱がエンジンルームにこもらなくなり、インタークーラへの熱影響を少なくできる一方、エンジン全体のコンパクトな配置が得られとともに、ボンネットから取り入れられるインタークーラへの冷却風導入が効率的に行える点で好ましい。
【0016】
また、前記エンジン本体を、車体前部に形成されたエンジンルーム内においてその出力軸が車体前後方向となり且つ前記インタークーラがエンジン本体の出力軸方向の一方側から見て略水平姿勢となるようにスラント搭載した場合、マスタシリンダ等の機器との干渉を回避した状態でのエンジン全体のコンパクトな配置が得られるとともに、ボンネットから取り入れられるインタークーラへの冷却風導入が効率的に行える点で好ましい。
【0017】
また、前記過給機として、排気ガスを駆動源とするターボチャージャを採用し、そのブロア側が前記エンジン本体における補機配設側となり、タービン側が前記エンジン本体における出力軸導出側となるように配置し、前記インタークーラにおける入口タンクの中央部に、前記ターボチャージャにおける吐出口からエンジン本体の出力軸導出方向側へ指向した姿勢で過給吸気導入口を設ける一方、エンジンルームを覆うボンネットの下面と前記エンジン本体の出力軸との距離が該出力軸の導出側程大きくなるようにエンジンルームを構成し、前記エンジン本体の上方側から見て前記インタークーラをエンジン本体の出力軸導出側に寄って配置するとともに、前記インタークーラの上面周縁部と前記ボンネットとの間に、インタークーラの上面周縁部とボンネットとの間をシールして該ボンネットから導入される冷却風をインタークーラへ導く弾性シール部材を設けた場合、縦置きエンジンにおいて、エンジン頂部とボンネット下面との距離をエンジン搭載姿勢およびボンネットラインの傾斜を利用して、エンジン本体の出力軸導出側(即ち、変速機側)で大きくとることが可能となり、この部分にインタークーラを配置することで、ボンネットラインを一定の高さに維持しつつインタークーラの放熱性を向上させることができる点で好ましい。
【0018】
また、前記過給機として、排気ガスを駆動源とするターボチャージャを採用するとともに、そのブロア側が前記エンジン本体における補機配設側となり、タービン側が前記エンジン本体における出力軸導出側となるように配置した場合、排気系を車両後方側に配置することが可能となり、排気管との接続が容易となるとともに、エンジン全体のコンパクト化と過給機下流側の吸気ボリュームのより一層の小容量化が得られる点で好ましい。この場合において、前記インタークーラにおける入口タンクの中央部に、前記ターボチャージャにおける吐出口からエンジン本体の出力軸導出方向側へ指向した姿勢で過給吸気導入口を設けると、インタークーラにおける過給吸気の偏流が防止できるところから、冷却性能が向上する。
【0019】
また、前記インタークーラを、該インタークーラ内を入口側から出口側に流通する過給吸気の流通方向とボンネットから導入される冷却風の導入方向とが交差するように配置した場合、インタークーラを流通する過給吸気全体と冷却風との熱交換が得られることとなり、冷却性能が向上する点で好ましい。この場合において、前記インタークーラの上面略中央部に、ボンネットから導入される冷却風をインタークーラにおける風上側部分へガイドするガイド部材を設けると、走行風がその慣性からインタークーラのコア面に部分的に当たるのを防止することができることとなり、インタークーラにおける冷却性能がより一層向上する。さらに、この場合において、前記ガイド部材を、前記インタークーラの上面周縁部とボンネットとの間をシールする弾性シール部材と一体に形成すると、構造の簡略化を図ることができるとともに、インタークーラの冷却性能をより一層向上できる。
【0020】
また、前記エンジン本体における吸気入口および排気出口を同一方向とした場合、吸気入口と排気出口が反対方向としたものに比べて吸気通路が長くならざるを得ないが、スロットル弁をインタークーラの高位側の下方に配置することにより、吸気ボリュームの小容量化に寄与できる点で好ましい。この場合において、前記スロットル弁として、アクセルと機械的に連動するものを採用するとともに、該スロットル弁の下流側吸気通路に、スロットル弁より外形形状が小さく且つフェイルセーフ系として作用する絞り弁を配置すると、1本の吸気通路構成で二つの弁(即ち、スロットル弁および絞り弁)を配設できるところから、吸気ボリュームがより一層小さくできるとともに、インタークーラ下方の余剰空間の大小に合わせた弁配置ができ、エンジンのコンパクト化にさらに寄与できる。さらに、この場合において、前記絞り弁として、エンジン停止時に全閉する吸気シャッターを採用すると、ディーゼルエンジンとして好適であるとともに、吸気シャッター下流側の吸気ボリュームの小容量化と、キーオフ時のショック低減とを図ることができる。
【0021】
また、前記絞り弁の下流側吸気通路に、排気ガスの一部を吸気側へ再循環させる排気ガス導入部を設けた場合、排気ガス中に含まれる凝縮水やカーボンがスロットル弁側へ侵入することがなくなり、凝縮水の氷結あるいはカーボン付着によってスロットル弁が作動不良等に陥ることがなくなる点で好ましい。この場合において、前記絞り弁から前記排気ガス導入部に至る吸気通路に、該排気ガス導入部より高位となる部分を設け、あるいは前記排気ガス導入部を、前記絞り弁より低位とすると、スロットル弁側への凝縮水侵入、これに起因する氷結を確実に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0023】
第1の実施の形態図1ないし図5には、本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置が示されている。
【0024】
この吸気装置は、エアクリーナ(図示省略)を介して供給される空気を加圧して過給吸気となす過給機2と、該過給機2から供給される過給吸気を冷却する空冷式のインタークーラ3と、エンジン本体1の吸気入口1aに接続される吸気マニホールド4とを吸気管5により順次接続してなる吸気系を備えている。
【0025】
前記エンジン本体1は、例えば4個の気筒6,6・・(図2参照)を有するI型4気筒ディーゼルエンジンとされており、車体前部に形成されたエンジンルームR内においてその出力軸30が車体前後方向に対して直交する方向となるように(即ち、横置き状態で)設置されている。本実施の形態においては、このエンジン本体1は、前記吸気マニホールド4が接続される吸気入口1aと排気マニホールド7が接続される排気出口1bとがエンジン出力軸30方向に関して一方側(即ち、車両前方側)に形成されているセイムフロータイプとされている。なお、エンジン本体1の前部(換言すれば、反出力軸導出部側)には各種補機類が配設されるが、過給機配設側に付設されたオルタネータ8のみを図示している。
【0026】
前記過給機2は、排気マニホールド7から供給される排気ガスを駆動源とするターボチャージャとされており、そのブロア2a側が前記エンジン本体1における前部(即ち、補機配設側)となり、タービン2b側が前記エンジン本体1における出力軸30導出側となるように配置されている。
【0027】
前記インタークーラ3は、入口タンク9と、出口タンク10と、両タンク9,10を連結するとともに過給吸気が流通する伝熱管12および伝熱フィン13を有するコア部11とからなっており、前記エンジン本体1の上方であって該エンジン本体1の出力軸30方向の一方側から見て過給機2側(換言すれば、入口タンク9側)が低位となり且つ反過給機側(換言すれば、出口タンク10側)が高位となるように前記エンジン本体1の気筒軸線Oと直角な面に対して傾斜した姿勢であってエンジンルームRの上部を覆うボンネット24の下面に沿う姿勢で搭載されている。符号28はエンジン本体1に対してインタークーラ3を支持するためのブラケットである。
【0028】
このようにすれば、補機(例えば、オルタネータ8)との干渉を回避したコンパクトなレイアウトが得られるし、エンジン本体1の構成(即ち、排気マニホールド7の配設位置あるいは補機類の配設位置)に制約されることなく、過給機2およびインタークーラ3を配置できる。また、過給機2の位置を上に上げなくとも、過給機2とインタークーラ3の入口側との距離を短くできる。従って、過給機2の下流側における吸気ボリュームを小さくしつつ、エンジン全体のコンパクト化が図れるとともに、ボンネット24の高さを低くできる。しかも、排気系を車両の前方側に位置させることができるところから、排気熱がエンジンルームにこもらなくなり、インタークーラ3への熱影響を少なくできる一方、ボンネット24から取り入れられるインタークーラ3への冷却風導入が効率的に行える。
【0029】
また、前記過給機2におけるブロア2aの吐出口14と前記吸気マニホールド4の入口4aとは、前記エンジン本体1における気筒6,6・・の列方向において両端気筒の間に位置せしめられている。しかも、前記インタークーラ3における入口タンク9の中央部には、前記過給機2におけるブロア2aの吐出口14からエンジン本体1の出力軸30の導出方向側へ指向した姿勢で過給吸気導入口15が設けられている。このようにすると、インタークーラ3における過給吸気の偏流が防止できるところから、冷却性能が向上する。
【0030】
さらに、前記インタークーラ3の出口タンク10におけるエンジン前部側(換言すれば、補機配設側)には、過給吸気の出口となる過給吸気導出口16が設けられており、該過給吸気導出口16から前記インタークーラ3とエンジン本体1との間に形成される余剰空間Sを通って略直線状に前記吸気マニホールド4に至る吸気通路となる吸気管5には、アクセル(図示省略)と機械的に連動するスロットル弁17と、該スロットル弁17より外形形状が小さく且つフェイルセーフ系として作用する絞り弁として作用する(即ち、エンジン停止時に全閉する)吸気シャッター18とが順次配設されている。例えば、前記スロットル弁17は、インタークーラ3の高位側(換言すれば、出口側)の下方に形成される余剰空間Sに位置せしめられ、前記吸気シャッター18は、前記スロットル弁17の直下流側に位置せしめられている。
【0031】
なお、スロットル弁17は、吸気量を制御するために開度制御されるものであるため、高い真円度が要求される(即ち、高い内径加工精度が要求される)ところから、吸気管5とは別体構成とする必要があり、接続フランジ17aが必要となる。従って、スロットル弁17は、吸気管5の外径よりかなり大きくなる。一方、吸気シャッター18は、全閉・全開作動するものなので吸気管5と一体構成が可能であり、スロットル弁17より小径となる。
【0032】
このようなレイアウトをとれば、セイムフロータイプのエンジンであるにもかかわらず、過給機2からインタークーラ3に至る吸気通路となる吸気管5およびインタークーラ3から吸気マニホールド4に至る吸気通路となる吸気管5がともに最短となり、過給機2の下流側における吸気ボリュームを小さくできる。しかも、インタークーラ3の下方に形成される空間部の大小にマッチした状態でスロットル弁17および吸気シャッター18の配置が得られることとなり、エンジン全体のコンパクト化をも図ることができる。
【0033】
ところで、前記インタークーラ3において過給吸気が冷却されると、吸気中に含まれる水分が凝縮して凝縮水となる。この凝縮水がスロットル弁17に侵入すると、冬季等に氷結するおそれがあり、スロットル弁17の作動不良の原因となる。そこで、本実施の形態においては、前記インタークーラ3の出口から前記スロットル弁17に至る吸気通路となる吸気管5には、前記スロットル弁17より低位となる部分(即ち、U字状管路19)を形成して、凝縮水のスロットル弁17側への侵入を確実に防止するようにしている。
【0034】
さらに、前記吸気シャッター18の下流側吸気通路となる吸気管5には、排気ガスの一部を排気ガス再循環通路20および排気ガス再循環弁(以下、EGR弁という)21を介して吸気側へ再循環させる排気ガス導入部22が設けられている。そして、前記吸気シャッター18から前記排気ガス導入部22に至る吸気通路となる吸気管5には、該排気ガス導入部22より高位となる部分(即ち、へ字状管路23)が設けられている。このような構成とすれば、排気ガス中に含まれる水分やカーボンが吸気シャッター18やスロットル弁17側へ侵入することがなくなり、凝縮水の氷結あるいはカーボン付着によって弁が作動不良等に陥ることがなくなる。なお、前記排気ガス導入部22を、前記吸気シャッター18より低位とする場合もある。
【0035】
ところで、前記インタークーラ3を冷却するための冷却風Wは、エンジンルームRの上部を覆うボンネット24に形成された冷却風導入口25から導入されるが、走行風の慣性からインタークーラ3のコア部11に部分的に(例えば、奥側に多く)当たる。そこで、本実施の形態においては、図3ないし図5に示すように、前記インタークーラ3の上面略中央部に、ボンネット24の冷却風導入口25から導入される冷却風Wをインタークーラ3における風上側部分へガイドするガイド部材26を前記伝熱管12の方向と直交するように設けている。このようにすると、インタークーラ3のコア部11全域に冷却風Wが当たることとなり、冷却性能がより一層向上する。
【0036】
さらに、本実施の形態においては、前記ガイド部材26は、前記インタークーラ3の上面周縁部とボンネット24との間をシールする弾性シール部材27と一体に形成された剛性部材からなっている。このように構成すると、ボンネット24を閉止した状態においては、図5に示すように、ガイド部材26は変形することなく、前記冷却風導入口25内に突出して冷却風ガイド機能を発揮する一方、弾性シール部材27は、ボンネット24の圧接力により鎖線図示のように変形して、ボンネット24とインタークーラ3の上面周縁部とをシールすることとなる。従って、構造の簡略化を図ることができるとともに、インタークーラ3の冷却性能をより一層向上できる。
【0037】
第2の実施の形態図6ないし図10には、本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置が示されている。
【0038】
この場合、エンジン本体1は、車体前部に形成されたエンジンルームR内においてその出力軸30が車体前後方向となり(即ち、縦置き状態で)、前記インタークーラ3が前記出力軸30方向の一方側から見て略水平姿勢となるように気筒軸線Oが所定角度α傾斜した状態でスラント搭載されている。しかも、インタークーラ3は、ボンネット24の車幅方向中央部に沿う姿勢とされている。
【0039】
そして、エンジンルームRは、該エンジンルームRを覆うボンネット24の下面とエンジン本体1の出力軸30との距離が該出力軸30の導出側程大きくなるように構成されており、前記エンジン本体1の上方側から見てインタークーラ3はエンジン本体1の出力軸30導出側に寄って配置されている。符号Cはエンジン出力軸30の軸芯である。
【0040】
上記のように構成すると、エンジンルームR内に配設されるマスタシリンダ等の機器との干渉を回避した状態でのエンジン全体のコンパクトな配置が得られる。また、縦置きエンジンにおいて、エンジン本体1の頂部とボンネット24の下面との距離をエンジン搭載姿勢およびボンネットラインの傾斜を利用して、エンジン本体1の出力軸30導出側(即ち、変速機31側)で大きくとることが可能となり、この部分にインタークーラ3を配置することで、ボンネットラインを一定の高さに維持しつつインタークーラ3の放熱性を向上させることができる。さらに、ボンネット24の冷却風導入口25から取り入れられるインタークーラ3への冷却風導入が効率的に行える。しかも、排気系を車両後方側に配置することが可能となり、排気管との接続が容易となる。
【0041】
また、この場合、インタークーラ3は、該インタークーラ3内を入口側から出口側に流通する過給吸気の流通方向(換言すれば、伝熱管12の延設方向)とボンネット24の冷却風導入口25から導入される冷却風Wの導入方向とが交差するように配置されることとなる。さらに、インタークーラ3におけるガイド部材26は、コア部11の中央部において前記伝熱管12と平行となるように設けられる。このように構成すると、インタークーラ3を流通する過給吸気全体と冷却風Wとの熱交換が得られることとなり、冷却性能がより一層向上する。
【0042】
その他の構成および作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0043】
なお、上記各実施の形態においては、ディーゼルエンジンを例として説明しているが、本願発明は、ガソリンエンジンにも適用可能なことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
本願発明によれば、過給機からの過給空気を冷却するためのインタークーラを、エンジン本体の上方において、エンジン本体の出力軸方向の一方側から見て過給機側が低位となり且つ反過給機側が高位となるように前記エンジン本体に対して傾斜搭載するとともに、スロットル弁を、前記インタークーラの高位側の下方に配置するというレイアウトとしているので、過給機の設置位置を上方に上げなくとも、過給機下流側の吸気ボリュームを小さくすることが可能となるとともに、インタークーラを傾斜搭載したことにより、インタークーラの高位側下方に形成される余剰空間を利用してスロットル弁を配置することができることとなり、エンジン全体のコンパクト化と吸気系ボリュームの小容量化との両立が得られるという優れた効果がある。
【0045】
また、前記インタークーラの出口からスロットル弁に至る吸気通路に、該スロットル弁よりも低位となる部分を形成しているので、インタークーラにより冷却された過給吸気中に含まれる水分(即ち、凝縮水)のスロットル弁側への侵入を防止して、氷結等に起因するスロットルの作動不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す正面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す平面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大平面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大正面図である。
【図5】図4のV−V部分断面図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す正面図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す一部を省略した側面図である。
【図8】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大平面図である。
【図9】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大正面図である。
【図10】図8のX−X部分断面図である。
【符号の説明】
1はエンジン本体、1aは吸気入口、1bは排気出口、2は過給機(ターボチャージャ)、2aはブロア、2bはタービン、3はインタークーラ、4は吸気マニホールド、4aは入口、5は吸気通路(吸気管)、6は気筒、9は入口タンク、10は出口タンク、14は吐出口、15は過給吸気導入口、17はスロットル弁、18は絞り弁(吸気シャッター)、19はU字状管路、20は排気ガス再循環通路、21は排気ガス再循環弁、22は排気ガス導入部、23はへ字状管路部、24はボンネット、25は冷却風導入口、26はガイド部材、27は弾性シール部材、30は出力軸、Oは気筒軸線、Sは余剰空間。
【発明の属する技術分野】
本願発明は、過給機付エンジンの吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用エンジンにおいて、排気容積当たりの出力を向上させる目的から過給機を吸気通路の途中に設け、該過給機により加圧された過給吸気をエンジンへ供給するようにした過給機付エンジンが普及している。
【0003】
上記した過給機付エンジンの場合、過給機で空気を圧縮すると断熱圧縮によりエンジン吸入空気温度が上昇するため、エンジンに吸入される空気の充填効率が低下する。そこで、過給機の吐出口から吸気マニホールドに至る吸気通路に過給吸気を冷却するインタークーラを介設して、吸入空気温度を低下させ、充填効率を向上させるようにしている。
【0004】
ところが、エンジン性能に影響する要因に吸気系の圧力損失があり、インタークーラを用いた場合には、過給機の配設位置およびインタークーラの配設位置により吸気系の圧力損失が左右されるため、過給機の配設位置およびインタークーラの配設位置を最適に設定する必要がある。
【0005】
上記のような要求から、エンジン本体の上方にインタークーラを配置したものが既に提案されている(例えば、特開平5−1566号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公知例におけるように単にインタークーラをエンジン本体の上方に配置しただけでは、過給機下流側における吸気ボリュームを小さくすること(即ち、圧力損失を小さくすること)には限界がある。
【0007】
即ち、排気ガスを駆動源とするターボチャージャを過給機として用いた場合、過給機は排気マニホールドに近い位置に配置するのが好ましく、エンジンの駆動力を駆動源とするスーパーチャージャを過給機として用いた場合、過給機はエンジン出力軸に近い位置に配置するのが好ましいところから、過給機の位置をあまり高くすることはできないという制約があり、過給機からインタークーラ入口までの距離を短くすることができない。
【0008】
また、インタークーラの下流側吸気通路にスロットル弁を介設する場合があるが、エンジン全体のコンパクト化を図る上から、このスロットル弁の配設位置を工夫する必要がある。
【0009】
さらに、インタークーラとして空冷式のものを採用した場合、冷却効果を最大限に発揮させるには、空冷用の冷却風の流れとインタークーラの姿勢とのマッチングが重要となる。
【0010】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、過給機との位置関係からインタークーラを最適状態で配設することにより過給機下流側における吸気ボリュームを可及的に小さくするとともに、スロットル弁の配設スペースをも確保することを第1の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願発明の基本構成では、上記課題を解決するための手段として、過給機からの吸気をエンジン本体の上方に配置したインタークーラを介して吸気マニホールドへ供給するように構成され、前記インタークーラの下流側吸気通路にアクセルと連動するスロットル弁を設けた過給機付エンジンの吸気装置において、前記インタークーラを、前記エンジン本体の出力軸方向の一方側から見て過給機側が低位となり且つ反過給機側が高位となるように、前記エンジン本体に対して傾斜搭載するとともに、前記スロットル弁を、前記インタークーラの高位側の下方に配置して、過給機下流側の吸気ボリュームを小さくするとともに、スロットル弁の好適な配置(即ち、エンジン全体のコンパクト化)を得るようにしている。
【0012】
また、前記インタークーラの入口および出口を、過給機側および反過給機側にそれぞれ位置せしめ、過給機の吐出口からインタークーラに至る距離を大幅に短くすることで、過給機下流側の吸気ボリュームをより小さくできるようにしている。
【0013】
さらに、前記の如く反過給機側に位置するインタークーラ出口からスロットル弁に至る吸気通路には、該スロットル弁よりも低位となる部分が形成されるように、前記インタークーラ出口から一旦、下方に延びた後に上方に向きを変えるU字状の管路を設けており、このことで、インタークーラにより冷却された過給吸気中に含まれる水分(即ち、凝縮水)のスロットル弁側への侵入を防止して、氷結等に起因するスロットルの作動不良を防止することができる。
【0014】
前記の基本構成において、前記過給機の吐出口と前記吸気マニホールドの入口とを、前記エンジン本体における気筒列方向において両端気筒の間に位置せしめた場合、エンジン本体の構成(即ち、排気マニホールドの配設位置あるいは補機類の配設位置)に制約されることなく、過給機およびインタークーラを配置できる点で好ましい。
【0015】
また、前記エンジン本体を、車体前部に形成されたエンジンルーム内においてその出力軸が車体前後方向に対して直交する方向となるように設置するとともに、前記インタークーラを、エンジンルームを覆うボンネットの下面に沿う姿勢とした場合、排気系を車両の前方側に位置させることができるところから、排気熱がエンジンルームにこもらなくなり、インタークーラへの熱影響を少なくできる一方、エンジン全体のコンパクトな配置が得られとともに、ボンネットから取り入れられるインタークーラへの冷却風導入が効率的に行える点で好ましい。
【0016】
また、前記エンジン本体を、車体前部に形成されたエンジンルーム内においてその出力軸が車体前後方向となり且つ前記インタークーラがエンジン本体の出力軸方向の一方側から見て略水平姿勢となるようにスラント搭載した場合、マスタシリンダ等の機器との干渉を回避した状態でのエンジン全体のコンパクトな配置が得られるとともに、ボンネットから取り入れられるインタークーラへの冷却風導入が効率的に行える点で好ましい。
【0017】
また、前記過給機として、排気ガスを駆動源とするターボチャージャを採用し、そのブロア側が前記エンジン本体における補機配設側となり、タービン側が前記エンジン本体における出力軸導出側となるように配置し、前記インタークーラにおける入口タンクの中央部に、前記ターボチャージャにおける吐出口からエンジン本体の出力軸導出方向側へ指向した姿勢で過給吸気導入口を設ける一方、エンジンルームを覆うボンネットの下面と前記エンジン本体の出力軸との距離が該出力軸の導出側程大きくなるようにエンジンルームを構成し、前記エンジン本体の上方側から見て前記インタークーラをエンジン本体の出力軸導出側に寄って配置するとともに、前記インタークーラの上面周縁部と前記ボンネットとの間に、インタークーラの上面周縁部とボンネットとの間をシールして該ボンネットから導入される冷却風をインタークーラへ導く弾性シール部材を設けた場合、縦置きエンジンにおいて、エンジン頂部とボンネット下面との距離をエンジン搭載姿勢およびボンネットラインの傾斜を利用して、エンジン本体の出力軸導出側(即ち、変速機側)で大きくとることが可能となり、この部分にインタークーラを配置することで、ボンネットラインを一定の高さに維持しつつインタークーラの放熱性を向上させることができる点で好ましい。
【0018】
また、前記過給機として、排気ガスを駆動源とするターボチャージャを採用するとともに、そのブロア側が前記エンジン本体における補機配設側となり、タービン側が前記エンジン本体における出力軸導出側となるように配置した場合、排気系を車両後方側に配置することが可能となり、排気管との接続が容易となるとともに、エンジン全体のコンパクト化と過給機下流側の吸気ボリュームのより一層の小容量化が得られる点で好ましい。この場合において、前記インタークーラにおける入口タンクの中央部に、前記ターボチャージャにおける吐出口からエンジン本体の出力軸導出方向側へ指向した姿勢で過給吸気導入口を設けると、インタークーラにおける過給吸気の偏流が防止できるところから、冷却性能が向上する。
【0019】
また、前記インタークーラを、該インタークーラ内を入口側から出口側に流通する過給吸気の流通方向とボンネットから導入される冷却風の導入方向とが交差するように配置した場合、インタークーラを流通する過給吸気全体と冷却風との熱交換が得られることとなり、冷却性能が向上する点で好ましい。この場合において、前記インタークーラの上面略中央部に、ボンネットから導入される冷却風をインタークーラにおける風上側部分へガイドするガイド部材を設けると、走行風がその慣性からインタークーラのコア面に部分的に当たるのを防止することができることとなり、インタークーラにおける冷却性能がより一層向上する。さらに、この場合において、前記ガイド部材を、前記インタークーラの上面周縁部とボンネットとの間をシールする弾性シール部材と一体に形成すると、構造の簡略化を図ることができるとともに、インタークーラの冷却性能をより一層向上できる。
【0020】
また、前記エンジン本体における吸気入口および排気出口を同一方向とした場合、吸気入口と排気出口が反対方向としたものに比べて吸気通路が長くならざるを得ないが、スロットル弁をインタークーラの高位側の下方に配置することにより、吸気ボリュームの小容量化に寄与できる点で好ましい。この場合において、前記スロットル弁として、アクセルと機械的に連動するものを採用するとともに、該スロットル弁の下流側吸気通路に、スロットル弁より外形形状が小さく且つフェイルセーフ系として作用する絞り弁を配置すると、1本の吸気通路構成で二つの弁(即ち、スロットル弁および絞り弁)を配設できるところから、吸気ボリュームがより一層小さくできるとともに、インタークーラ下方の余剰空間の大小に合わせた弁配置ができ、エンジンのコンパクト化にさらに寄与できる。さらに、この場合において、前記絞り弁として、エンジン停止時に全閉する吸気シャッターを採用すると、ディーゼルエンジンとして好適であるとともに、吸気シャッター下流側の吸気ボリュームの小容量化と、キーオフ時のショック低減とを図ることができる。
【0021】
また、前記絞り弁の下流側吸気通路に、排気ガスの一部を吸気側へ再循環させる排気ガス導入部を設けた場合、排気ガス中に含まれる凝縮水やカーボンがスロットル弁側へ侵入することがなくなり、凝縮水の氷結あるいはカーボン付着によってスロットル弁が作動不良等に陥ることがなくなる点で好ましい。この場合において、前記絞り弁から前記排気ガス導入部に至る吸気通路に、該排気ガス導入部より高位となる部分を設け、あるいは前記排気ガス導入部を、前記絞り弁より低位とすると、スロットル弁側への凝縮水侵入、これに起因する氷結を確実に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0023】
第1の実施の形態図1ないし図5には、本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置が示されている。
【0024】
この吸気装置は、エアクリーナ(図示省略)を介して供給される空気を加圧して過給吸気となす過給機2と、該過給機2から供給される過給吸気を冷却する空冷式のインタークーラ3と、エンジン本体1の吸気入口1aに接続される吸気マニホールド4とを吸気管5により順次接続してなる吸気系を備えている。
【0025】
前記エンジン本体1は、例えば4個の気筒6,6・・(図2参照)を有するI型4気筒ディーゼルエンジンとされており、車体前部に形成されたエンジンルームR内においてその出力軸30が車体前後方向に対して直交する方向となるように(即ち、横置き状態で)設置されている。本実施の形態においては、このエンジン本体1は、前記吸気マニホールド4が接続される吸気入口1aと排気マニホールド7が接続される排気出口1bとがエンジン出力軸30方向に関して一方側(即ち、車両前方側)に形成されているセイムフロータイプとされている。なお、エンジン本体1の前部(換言すれば、反出力軸導出部側)には各種補機類が配設されるが、過給機配設側に付設されたオルタネータ8のみを図示している。
【0026】
前記過給機2は、排気マニホールド7から供給される排気ガスを駆動源とするターボチャージャとされており、そのブロア2a側が前記エンジン本体1における前部(即ち、補機配設側)となり、タービン2b側が前記エンジン本体1における出力軸30導出側となるように配置されている。
【0027】
前記インタークーラ3は、入口タンク9と、出口タンク10と、両タンク9,10を連結するとともに過給吸気が流通する伝熱管12および伝熱フィン13を有するコア部11とからなっており、前記エンジン本体1の上方であって該エンジン本体1の出力軸30方向の一方側から見て過給機2側(換言すれば、入口タンク9側)が低位となり且つ反過給機側(換言すれば、出口タンク10側)が高位となるように前記エンジン本体1の気筒軸線Oと直角な面に対して傾斜した姿勢であってエンジンルームRの上部を覆うボンネット24の下面に沿う姿勢で搭載されている。符号28はエンジン本体1に対してインタークーラ3を支持するためのブラケットである。
【0028】
このようにすれば、補機(例えば、オルタネータ8)との干渉を回避したコンパクトなレイアウトが得られるし、エンジン本体1の構成(即ち、排気マニホールド7の配設位置あるいは補機類の配設位置)に制約されることなく、過給機2およびインタークーラ3を配置できる。また、過給機2の位置を上に上げなくとも、過給機2とインタークーラ3の入口側との距離を短くできる。従って、過給機2の下流側における吸気ボリュームを小さくしつつ、エンジン全体のコンパクト化が図れるとともに、ボンネット24の高さを低くできる。しかも、排気系を車両の前方側に位置させることができるところから、排気熱がエンジンルームにこもらなくなり、インタークーラ3への熱影響を少なくできる一方、ボンネット24から取り入れられるインタークーラ3への冷却風導入が効率的に行える。
【0029】
また、前記過給機2におけるブロア2aの吐出口14と前記吸気マニホールド4の入口4aとは、前記エンジン本体1における気筒6,6・・の列方向において両端気筒の間に位置せしめられている。しかも、前記インタークーラ3における入口タンク9の中央部には、前記過給機2におけるブロア2aの吐出口14からエンジン本体1の出力軸30の導出方向側へ指向した姿勢で過給吸気導入口15が設けられている。このようにすると、インタークーラ3における過給吸気の偏流が防止できるところから、冷却性能が向上する。
【0030】
さらに、前記インタークーラ3の出口タンク10におけるエンジン前部側(換言すれば、補機配設側)には、過給吸気の出口となる過給吸気導出口16が設けられており、該過給吸気導出口16から前記インタークーラ3とエンジン本体1との間に形成される余剰空間Sを通って略直線状に前記吸気マニホールド4に至る吸気通路となる吸気管5には、アクセル(図示省略)と機械的に連動するスロットル弁17と、該スロットル弁17より外形形状が小さく且つフェイルセーフ系として作用する絞り弁として作用する(即ち、エンジン停止時に全閉する)吸気シャッター18とが順次配設されている。例えば、前記スロットル弁17は、インタークーラ3の高位側(換言すれば、出口側)の下方に形成される余剰空間Sに位置せしめられ、前記吸気シャッター18は、前記スロットル弁17の直下流側に位置せしめられている。
【0031】
なお、スロットル弁17は、吸気量を制御するために開度制御されるものであるため、高い真円度が要求される(即ち、高い内径加工精度が要求される)ところから、吸気管5とは別体構成とする必要があり、接続フランジ17aが必要となる。従って、スロットル弁17は、吸気管5の外径よりかなり大きくなる。一方、吸気シャッター18は、全閉・全開作動するものなので吸気管5と一体構成が可能であり、スロットル弁17より小径となる。
【0032】
このようなレイアウトをとれば、セイムフロータイプのエンジンであるにもかかわらず、過給機2からインタークーラ3に至る吸気通路となる吸気管5およびインタークーラ3から吸気マニホールド4に至る吸気通路となる吸気管5がともに最短となり、過給機2の下流側における吸気ボリュームを小さくできる。しかも、インタークーラ3の下方に形成される空間部の大小にマッチした状態でスロットル弁17および吸気シャッター18の配置が得られることとなり、エンジン全体のコンパクト化をも図ることができる。
【0033】
ところで、前記インタークーラ3において過給吸気が冷却されると、吸気中に含まれる水分が凝縮して凝縮水となる。この凝縮水がスロットル弁17に侵入すると、冬季等に氷結するおそれがあり、スロットル弁17の作動不良の原因となる。そこで、本実施の形態においては、前記インタークーラ3の出口から前記スロットル弁17に至る吸気通路となる吸気管5には、前記スロットル弁17より低位となる部分(即ち、U字状管路19)を形成して、凝縮水のスロットル弁17側への侵入を確実に防止するようにしている。
【0034】
さらに、前記吸気シャッター18の下流側吸気通路となる吸気管5には、排気ガスの一部を排気ガス再循環通路20および排気ガス再循環弁(以下、EGR弁という)21を介して吸気側へ再循環させる排気ガス導入部22が設けられている。そして、前記吸気シャッター18から前記排気ガス導入部22に至る吸気通路となる吸気管5には、該排気ガス導入部22より高位となる部分(即ち、へ字状管路23)が設けられている。このような構成とすれば、排気ガス中に含まれる水分やカーボンが吸気シャッター18やスロットル弁17側へ侵入することがなくなり、凝縮水の氷結あるいはカーボン付着によって弁が作動不良等に陥ることがなくなる。なお、前記排気ガス導入部22を、前記吸気シャッター18より低位とする場合もある。
【0035】
ところで、前記インタークーラ3を冷却するための冷却風Wは、エンジンルームRの上部を覆うボンネット24に形成された冷却風導入口25から導入されるが、走行風の慣性からインタークーラ3のコア部11に部分的に(例えば、奥側に多く)当たる。そこで、本実施の形態においては、図3ないし図5に示すように、前記インタークーラ3の上面略中央部に、ボンネット24の冷却風導入口25から導入される冷却風Wをインタークーラ3における風上側部分へガイドするガイド部材26を前記伝熱管12の方向と直交するように設けている。このようにすると、インタークーラ3のコア部11全域に冷却風Wが当たることとなり、冷却性能がより一層向上する。
【0036】
さらに、本実施の形態においては、前記ガイド部材26は、前記インタークーラ3の上面周縁部とボンネット24との間をシールする弾性シール部材27と一体に形成された剛性部材からなっている。このように構成すると、ボンネット24を閉止した状態においては、図5に示すように、ガイド部材26は変形することなく、前記冷却風導入口25内に突出して冷却風ガイド機能を発揮する一方、弾性シール部材27は、ボンネット24の圧接力により鎖線図示のように変形して、ボンネット24とインタークーラ3の上面周縁部とをシールすることとなる。従って、構造の簡略化を図ることができるとともに、インタークーラ3の冷却性能をより一層向上できる。
【0037】
第2の実施の形態図6ないし図10には、本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置が示されている。
【0038】
この場合、エンジン本体1は、車体前部に形成されたエンジンルームR内においてその出力軸30が車体前後方向となり(即ち、縦置き状態で)、前記インタークーラ3が前記出力軸30方向の一方側から見て略水平姿勢となるように気筒軸線Oが所定角度α傾斜した状態でスラント搭載されている。しかも、インタークーラ3は、ボンネット24の車幅方向中央部に沿う姿勢とされている。
【0039】
そして、エンジンルームRは、該エンジンルームRを覆うボンネット24の下面とエンジン本体1の出力軸30との距離が該出力軸30の導出側程大きくなるように構成されており、前記エンジン本体1の上方側から見てインタークーラ3はエンジン本体1の出力軸30導出側に寄って配置されている。符号Cはエンジン出力軸30の軸芯である。
【0040】
上記のように構成すると、エンジンルームR内に配設されるマスタシリンダ等の機器との干渉を回避した状態でのエンジン全体のコンパクトな配置が得られる。また、縦置きエンジンにおいて、エンジン本体1の頂部とボンネット24の下面との距離をエンジン搭載姿勢およびボンネットラインの傾斜を利用して、エンジン本体1の出力軸30導出側(即ち、変速機31側)で大きくとることが可能となり、この部分にインタークーラ3を配置することで、ボンネットラインを一定の高さに維持しつつインタークーラ3の放熱性を向上させることができる。さらに、ボンネット24の冷却風導入口25から取り入れられるインタークーラ3への冷却風導入が効率的に行える。しかも、排気系を車両後方側に配置することが可能となり、排気管との接続が容易となる。
【0041】
また、この場合、インタークーラ3は、該インタークーラ3内を入口側から出口側に流通する過給吸気の流通方向(換言すれば、伝熱管12の延設方向)とボンネット24の冷却風導入口25から導入される冷却風Wの導入方向とが交差するように配置されることとなる。さらに、インタークーラ3におけるガイド部材26は、コア部11の中央部において前記伝熱管12と平行となるように設けられる。このように構成すると、インタークーラ3を流通する過給吸気全体と冷却風Wとの熱交換が得られることとなり、冷却性能がより一層向上する。
【0042】
その他の構成および作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0043】
なお、上記各実施の形態においては、ディーゼルエンジンを例として説明しているが、本願発明は、ガソリンエンジンにも適用可能なことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
本願発明によれば、過給機からの過給空気を冷却するためのインタークーラを、エンジン本体の上方において、エンジン本体の出力軸方向の一方側から見て過給機側が低位となり且つ反過給機側が高位となるように前記エンジン本体に対して傾斜搭載するとともに、スロットル弁を、前記インタークーラの高位側の下方に配置するというレイアウトとしているので、過給機の設置位置を上方に上げなくとも、過給機下流側の吸気ボリュームを小さくすることが可能となるとともに、インタークーラを傾斜搭載したことにより、インタークーラの高位側下方に形成される余剰空間を利用してスロットル弁を配置することができることとなり、エンジン全体のコンパクト化と吸気系ボリュームの小容量化との両立が得られるという優れた効果がある。
【0045】
また、前記インタークーラの出口からスロットル弁に至る吸気通路に、該スロットル弁よりも低位となる部分を形成しているので、インタークーラにより冷却された過給吸気中に含まれる水分(即ち、凝縮水)のスロットル弁側への侵入を防止して、氷結等に起因するスロットルの作動不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す正面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す平面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大平面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大正面図である。
【図5】図4のV−V部分断面図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す正面図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置を示す一部を省略した側面図である。
【図8】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大平面図である。
【図9】本願発明の第2の実施の形態にかかる過給機付エンジンの吸気装置におけるインタークーラ部分の拡大正面図である。
【図10】図8のX−X部分断面図である。
【符号の説明】
1はエンジン本体、1aは吸気入口、1bは排気出口、2は過給機(ターボチャージャ)、2aはブロア、2bはタービン、3はインタークーラ、4は吸気マニホールド、4aは入口、5は吸気通路(吸気管)、6は気筒、9は入口タンク、10は出口タンク、14は吐出口、15は過給吸気導入口、17はスロットル弁、18は絞り弁(吸気シャッター)、19はU字状管路、20は排気ガス再循環通路、21は排気ガス再循環弁、22は排気ガス導入部、23はへ字状管路部、24はボンネット、25は冷却風導入口、26はガイド部材、27は弾性シール部材、30は出力軸、Oは気筒軸線、Sは余剰空間。
Claims (12)
- 過給機からの吸気をエンジン本体の上方に配置したインタークーラを介して吸気マニホールドへ供給するように構成され、前記インタークーラの下流側吸気通路にアクセルと連動するスロットル弁を設けた過給機付エンジンの吸気装置であって、
前記インタークーラは、前記エンジン本体の出力軸方向の一方側から見て、過給機側が低位となり且つ反過給機側が高位となるように前記エンジン本体に対して傾斜搭載されるとともに、該インタークーラの入口および出口が、それぞれ過給機側および反過給機側に位置せしめられ、
前記スロットル弁は、前記インタークーラの高位側である反過給機側の下方に配置されていて、該反過給機側に位置するインタークーラ出口からスロットル弁に至る吸気通路には、該スロットル弁よりも低位となる部分が形成されるように、前記インタークーラ出口から一旦、下方に延びた後に上方に向きを変えるU字状の管路が設けられている
ことを特徴とする過給機付エンジンの吸気装置。 - 前記過給機の吐出口と前記吸気マニホールドの入口とは、前記エンジン本体における気筒列方向において両端気筒の間に位置せしめられていることを特徴とする前記請求項1記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記エンジン本体は、車体前部に形成されたエンジンルーム内においてその出力軸が車体前後方向に対して直交する方向となるように設置されており、前記インタークーラは、エンジンルームを覆うボンネットの下面に沿う姿勢とされていることを特徴とする前記請求項1および請求項2のいずれか一項記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記エンジン本体は、車体前部に形成されたエンジンルーム内においてその出力軸が車体前後方向となり且つ前記インタークーラが前記エンジン本体の出力軸方向の一方側から見て略水平姿勢となるようにスラント搭載されていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項3のいずれか一項記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記過給機は、排気ガスを駆動源とするターボチャージャとされており、そのブロア側が前記エンジン本体における補機配設側となり、タービン側が前記エンジン本体における出力軸導出側となるように配置されていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項3のいずれか一項記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記インタークーラにおける入口タンクの中央部には、前記ターボチャージャにおける吐出口からエンジン本体の出力軸導出方向側へ指向した姿勢で過給吸気導入口が設けられていることを特徴とする前記請求項5記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記エンジン本体における過給機側に吸気入口および排気出口がそれぞれ設けられ、その吸気入口に吸気マニホールドが接続されるとともに、該吸気マニホールドには、反過給機側のスロットル弁からエンジン本体の上方を通過して過給機側に至る吸気管が接続されていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項6のいずれか一項記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記スロットル弁は、アクセルと機械的に連動するものとされており、該スロットル弁の下流側吸気通路には、スロットル弁より外形形状が小さく且つフェイルセーフ系として作用する絞り弁が配置されていることを特徴とする前記請求項7記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記絞り弁は、エンジン停止時に全閉する吸気シャッターとされていることを特徴とする前記請求項8記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記絞り弁の下流側吸気通路には、排気ガスの一部を吸気側へ再循環させる排気ガス導入部が設けられていることを特徴とする前記請求項8記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記絞り弁から前記排気ガス導入部に至る吸気通路には、該排気ガス 導入部より高位となる部分が設けられていることを特徴とする前記請求項10記載の過給機付エンジンの吸気装置。
- 前記排気ガス導入部は、前記絞り弁より低位とされていることを特徴とする前記請求項10記載の過給機付エンジンの吸気装置。
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