JP3901745B2 - プレス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、下型に対して水平方向の位置決めがされた昇降自在の上型を、上下動するスライドで押し下げてプレス加工を行なうプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプレス装置においては、下型に対する上型の水平方向の位置決めを正確に行なうと共に、下型に対して平行状態を保ちながら上型を下降させなければならない。この場合、スライドの昇降時に水平方向のガタがなければ上型をスライドに直接固定してもよいが、スライドの水平方向のガタをなくすために精度を上げればプレス装置のコストが高くなる。
【0003】
そこで、下型に対する上型の位置決めや平行状態の維持は下型が保持されているボルスタや下型自身に垂直に立設したガイドポストにより行ない、スライドと上型とを相互の変位を許容して連結し、スライドが傾いたりあるいは水平方向に変位しても上型を垂直かつ平行に下降させるようにしたプレス装置が知られ、例えば、特開平5−261600号公報により、下型に垂直に立設されたガイドポストにより上型を垂直方向に昇降自在に保持すると共に、上型の上面に対して、両端に球形部を有する短尺のボール継手を介してスライドを連結し、ガタのためスライドが傾いたり水平方向に変位してもボール継手が斜めに傾いてこれらガタによる傾きや変位の影響を上型に伝えないようにしたプレス装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のプレス装置では、スライドの傾きや変位によりボール継手が傾くため、スライドからの押下力は傾いたボール継手を介して上型に伝達され、上型には垂直下方ではなく斜め方向に押し下げようとする押下力が作用し、これにより水平方向の分力が生じる。すると、ガイドポストはその水平方向の分力を受けることになり、ガイドポストの偏摩耗等により下型に対する上型の位置決め精度が早期に低下し、プレス装置の寿命が短くなるという不具合が生じる。
【0005】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、スライドの精度を上げることなく下型に対する上型の位置決め精度を向上させると共に、上型に対して水平方向の分力が作用しないプレス装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、下型に対して水平方向の位置決めがされた昇降自在の上型を、上下動するスライドで押し下げてプレス加工を行なうプレス装置において、スライドの下面に球面状の凸部を設けると共に、上型の上面に該凸部に係合する凹球部を備えた受け部材の周囲に張り出したフランジ部を押え部材で基板上に水平方向に摺動自在に押えて、前記受け部材を前記基板上に水平方向に摺動自在に取り付け、かつ縮設されたスプリングで付勢された支持棒で前記フランジ部の周面を水平方向に押圧して、前記受け部材を所定の中立位置に復帰可能としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
スライドからの押下力を球面状の凸部を介して上型に伝達するようにしたので、スライドが傾いても上型には垂直下方に押下力を作用させることができる。またスライドが水平方向に変位した場合には凸部と受け部材の凹球部とが一致せず、凸部が凹球部に片当たりし受け部材には水平方向の分力が作用する。すると、受け部材は該水平方向の分力により摺動し、凹球部に一致する位置に移動してスライドの水平方向の変位の影響を解消する。
【0010】
【実施例】
1を参照して、1はボルスタであり、その上面には下型20を上面に備えた基板2が固定されている。また該基板2にはガイドポスト21が垂直に立設されている。そして、該ガイドポスト21に沿って基板2に対する平行状態を保ったまま上下動する基板3が設けられ、該基板3の下面には上型30が取り付けられている。該基板3は基板2との間に縮設されたスプリング22により上方に付勢されており、上方からスライド4により押されるとスプリング22の付勢力に抗して下降し、下型20と上型30とで図外の鉄板等のブランクを挟んでプレス加工する。ところで、スライド4の下面にはアダプタ41を取り付けると共に、左右両側に対向する垂直なガイド42により水平方向への移動を規制し、ガイド42に沿って垂直方向に上下動するように構成している。該スライド4は図外の駆動源に、クランク機構やナックル機構等の運動方向変換機構を介して稼動されるリンク43に対して、スライド4及びリンク43の少なくとも一方に対して回動自在なピン44により連結されている。ところでスライド4とガイド42との間にはクリアランスCが存在し、このためスライド4は該クリアランスCの範囲で傾く場合がある。スライド4が傾く場合には図1に示すようにスライド4の対角部分が両ガイド42に各々当接するため、スライド4は、スライド4の対角線の交点4aを中心に回動することになる。ところで、スライド4の下面には球面状の凸部41aを備えたアダプタ41が取り付けられており、従って、該凸部41aの形状は交点4aを中心とする半径Rの球面状に形成することが望ましい。このようにアダプタ41の凸部41aを交点4aを中心とする球面状に形成することによりスライド4が交点4aを中心に傾いても凸部41aにより規定される球面は水平方向に振れない。そして、上記基板3の上面に該アダプタ41の凸部41aと係合する凹球部31aを備えた受け部材31を取り付けることにより、スライド4の下方への押下力を凹球部31a全体で分散させ、アダプタ41の凸部41aの変形や破損を防止する。尚、上記交点4aはピン44と平行な線上に多数存在する場合があるが、スライド4の中心に位置する点を中心とした球面になるように凸部41aを形成することが望ましい。
【0011】
一方、クリアランスCの影響やスライド4の角部分がガイド42に当接することにより摩耗するとスライド4は揺動するだけでなく、水平方向に移動することが考えられる。この場合にはアダプタ4の凸部41aと受け部材31の凹球部31aとが一致せず、却って基板3に水平方向の分力が作用し、ガイドポスト21が偏摩耗するおそれがある。そこで、受け部材31を基板3に固定するのではなく、受け部材31の周囲に張り出したフランジ部32を押え部材5で押えて受け部材31を水平方向に摺動自在に取り付けた。即ち、スライド4がクリアランスCのため水平方向に移動しアダプタ41が受け部材31に対してずれた場合には、アダプタ41が受け部材31に片当たりすることにより受け部材31に水平方向の分力が作用するが、この水平方向の分力により受け部材31が水平方向に摺動し、アダプタ41の凸部41aと受け部材31の凹球部31aとが一致する。これにより受け部材31に作用していた水平方向の分力が消失し基板3には垂直下方の押下力のみが作用することになる。尚、押え部材5には図2に示すように、縮設されたスプリング52の付勢力により受け部材31に水平方向から押接する支持棒51を設け、該支持棒51を受け部材31に対して四方から押接させておき、受け部材31が摺動してもスライド4が上昇した後は受け部材31が所定の中立位置へ復帰するようにした。
【0012】
尚、上記実施例ではスライド4の下面にアダプタ41を取り付けて凸部41aを設けるようにしたが、スライド4の下面に直接球面状の凸部を設けるようにしてもよい。
【0013】
また上記実施例では、スライド4をアダプタ41と受け部材31とが離れる位置まで上昇するようにしたが、スライド4のストロークを短くして常にアダプタ41と受け部材31とが接触するように調整してもよく、この場合にはアダプタ41と受け部材31との接触時に生じる衝撃や騒音が解消される。
【0014】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、スライドの水平方向の保持を高精度に行なわなくても上型を下型に対して水平方向の分力を生じさせることなく垂直下方に押し下げることができ、装置全体のコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図
【図2】押え部材の構造を示す部分拡大図
【符号の説明】
1 ボルスタ
2 基板
3 基板
4 スライド
5 押え部材
20 下型
21 ガイドポスト
22 スプリング
30 上型
31 受け部材
31a 凹球部
41 アダプタ
41a 凸部
42 ガイド

Claims (1)

  1. 下型に対して水平方向の位置決めがされた昇降自在の上型を、上下動するスライドで押し下げてプレス加工を行なうプレス装置において、スライドの下面に球面状の凸部を設けると共に、上型の上面に該凸部に係合する凹球部を備えた受け部材の周囲に張り出したフランジ部を押え部材で基板上に水平方向に摺動自在に押えて、前記受け部材を前記基板上に水平方向に摺動自在に取り付け、かつ縮設されたスプリングで付勢された支持棒で前記フランジ部の周面を水平方向に押圧して、前記受け部材を所定の中立位置に復帰可能としたことを特徴とするプレス装置。
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