JP3900930B2 - ワーク積込装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレスから搬出されたワークをセンタリング装置で位置決めし、ロボット等でパレットに移載するのに好適なワーク積込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トランスファプレスから搬出されるパネル等のワークを、ロボットを用いてパレットに積み込む際、プレスのサイクルタイム(プレスサイクル)に対して、積込ロボット等の下流側の装置のサイクルタイムのほうが長くかかり、プレス加工ライン全体のサイクルタイムの向上の障害となっている。この問題を解決する積込装置として、特許登録第2677082号公報や特許登録第3134599号公報に記載された装置が知られている。
【0003】
図10は、特許登録第2677082号公報に記載されたワーク積込装置の平面図である。図の左方に位置するトランスファプレスにより成形加工されたワークWをプレス内から搬出するフィードバー40が、プレスの一端側のアプライト間に設けられている。ワークWをフィードバー40より受け取り、矢印Bで示す方向に間歇送りで位置決め装置43まで搬送する搬送コンベア42が、位置決め装置43を貫通して設けられている。位置決め装置43のワーク搬送方向に対する左右両側には、位置決め装置43で位置決めされたワークWをパレット搬送装置46,47のそれぞれの積込ステーション44,45にあるパレット41に交互に積み込むロボット48,49がそれぞれ配置されている。
【0004】
上記構成によれば、1台の位置決め装置43に対して2台のロボット48,49により交互に積込作業を行なうので、各ロボット48,49はトランスファプレスの2ショット毎にワークWを積み込むことになる。このため、各ロボット48,49は、そのサイクルタイムが2プレスサイクル内に収まるように互いのサイクルタイム中にロボット相互間の干渉を避けつつ次の動作に移ることができ、これにより、ワーク積込のサイクルタイムを短縮して生産性を向上できる。
【0005】
図11,12は、特許登録第3134599号公報に記載されたワーク積込装置の平面図及び側面図をそれぞれ表している。
プレス52により成形加工されたワークWを検査ステーション53に搬出する左右2列に並設された搬出コンベア54,54が、プレス52に付設されている。検査ステーション53に連接して搬出コンベア54,54の下流側には、シリンダユニット55aの作動により揺動中心Oまわりに上下方向に揺動自在な左右一対の上下振り分けコンベア55,55が、搬出コンベア54,54からのワークWの受取が自在に設けられている。また、上下振り分けコンベア55,55の下流側には、上部に左右一対の移送コンベア56,56が、下部に左右一対の移送コンベア57,57が、それぞれ上下振り分けコンベア55,55で上下に振り分けられたワークWの受取が自在に設けられており、下側の移送コンベア57は上側の移送コンベア56よりも長く下流側に延設されている。さらに、移送コンベア56,57のそれぞれの下流側端部がワークポジショニング部58となっていて、各ワークポジショニング部58の下部には位置決め用のポジショニング用リフタ60が設けられている。各ワークポジショニング部58の側方には、移送コンベア56,57により各ワークポジショニング部58に搬送され位置決めされたワークWを取り上げるロボット61が設置されている。各ロボット61の両側には、ワークWを積み込むパレット62,62が配置されている。
【0006】
上記構成によれば、プレス52から搬出されるワークWを、上下振り分けコンベア55により交互に上下に振り分けて上下に配置されたワークポジショニング部58まで搬送しているので、各ロボット61はプレス52の2ショット毎にワークWを積み込むことになる。このため、各ロボットのサイクルタイムが2プレスサイクル内に収まるようにすることにより、プレス加工ライン全体のサイクルタイムを縮めて生産性を向上できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては、以下に述べるような問題点がある。
すなわち、特許登録第2677082号公報に記載されたワーク積込装置においては、トランスファプレスの加工が2個取り(すなわち、プレス1ショット当りワークを搬送方向左右に2分割加工)の場合には、2台のロボット48,49が同時に積込作業を行なうことになるので、ロボットのサイクルタイムがプレスサイクルに追いつかず、プレス加工ライン全体のサイクルタイムを長くせざるを得ず生産性が低下する。
【0008】
また、特許登録第3134599号公報に記載されたワーク積込装置においては、上下振り分けコンベア55が必要であり、装置が複雑でコスト高となると共に、この上下振り分けコンベア55の動作時間によってパレット62へのワーク移載のサイクルタイムが制限を受けてしまうので、ロボット自体の短いサイクルタイムを活かすことができず、プレス加工ライン全体のサイクルタイムをさらに向上するのが困難である。
【0009】
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、プレスサイクルタイムを短くでき、生産性の優れたワーク積込装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1の発明に係るワーク積込装置は、プレスから搬出されたワークをパレットに積み込むワーク積込装置において、前記プレス又は該プレスに付設した搬出コンベアの下流直下に位置し、ワークの位置決めを行なう複数のセンタリング装置と、ワーク搬送方向に沿って水平方向に移動自在に設けられ、センタリング装置に位置決めされたワークを取り上げてパレットに積み込む複数対の積込ロボットとを備えたことを特徴としている。
【0011】
上記構成によれば、複数のセンタリング装置により複数のプレスサイクル毎に位置決めしたワークを、複数対の積込ロボットにより対毎に交互にパレットに積み込んでいるので、プレスサイクルに対してロボットのサイクルタイムが(例えば、2倍程度)長いような場合であっても、複数のプレスサイクル毎に加工された複数サイクル分のワークの積込作業を処理できる。これにより、プレスの加工速度を生かしたサイクルタイムの短い(生産性のよい)プレス加工ラインを構築することができる。
そして、プレスが1個取り(すなわち、プレス1ショット当り1個のワークを加工)で加工を行う場合には、センタリング装置に対応して対を成す積込ロボットが複数のプレスサイクル毎に対毎に交互にワークを取り上げ、プレスが2個取りで加工を行う場合には、センタリング装置に対応して対を成す積込ロボットが複数のプレスサイクル毎に同時にワークを取り上げることにより、加工が1個取りの場合にも2個取りの場合にも対応できる汎用性の高いプレス加工ラインを構築することができる。
さらに、プレス又は搬出コンベアの下流直下にセンタリング装置を配設しているので、従来あった中間の振り分け装置等のサイクルタイムの影響を受けずにプレスサイクルタイムを向上できると共に、コンパクトなスペースにてプレス加工ラインを構築することができる。
またさらに、前記積込ロボットは、ワーク搬送方向に沿って水平方向に移動自在であるので、干渉の恐れのあるロボット同士が互いに離れる方向に移動でき、干渉防止が容易に達成できる。また、センタリング装置に近づいてワークを取り上げることにより、ロボットの動作ストロークを短くできサイクルタイムを短縮できる。また、ロボットは所望の位置からワークをパレットに積み込むことができるようになり、パレットに設けるワークガイドとロボットアームとの干渉防止が容易になると共に、パレットのワークガイドを最適な位置に設けることができる。
【0013】
また、本発明においては、前記パレットを、前記センタリング装置の両側に配置するのが好ましい。
こうすることにより、加工が2個取りで左右で異なる種類のワークを生産する際に、両側のパレットにそれぞれ異なるワークを対応させて積み込むことにより、パレット収容枚数が異なるワークであっても、各パレットをそれぞれ満載にしてパレット収容効率を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るワーク積込装置を適用したプレス加工ラインの構成図である。同図において、プレス1のワーク搬出側には搬出コンベア2が配設され、搬出コンベア2のワーク搬送方向下流側には複数条のセンタリングコンベア7が設けられている。センタリングコンベア7には、上流側の第1センタリング装置3aと、下流側の第2センタリング装置3bとが設けられている。
【0015】
また、センタリング装置3a,3bをはさんで搬送方向左右には、それぞれ2台ずつ、計4台のパレタイジング用のロボット4a,4b,4c,4dが配設されており、前#1、後#1ロボット4a,4cは第1センタリング装置3aの近傍に、また前#2、後#2ロボット4b,4dは第2センタリング装置3bの近傍にそれぞれ設置されている。図2にも示すように、各ロボット4a〜4dは、ワーク搬送方向と平行にセンタリング装置3a,3bの両側に配設されたレール9,9上に載置され、ワーク搬送方向と平行に略水平方向に移動可能な多関節型ロボットである。
【0016】
さらに、ロボット4a,4b及びロボット4c,4dをはさんでセンタリング装置3a,3bと反対側には、それぞれパレット6を位置決め可能に搬送するパレットフィーダ8,8が配設されており、パレット搬入口6aからパレット搬出口6bまで図示しないガイドレールに沿ってパレット6を搬送している。また、センタリングコンベア7の下流側端部近傍には抜取台車5が移動自在に設けられ、ワークWを抜取検査位置5aに搬送可能となっている。
【0017】
図3,4に示すように、各センタリング装置3a,3bには、各センタリングコンベア7の片側又は両側に、それぞれ昇降装置21が備えられており、ワークWの形状に応じてセンタリングコンベア7と共に搬送方向に対して左右方向に移動可能に構成されている。昇降装置21の上部には、センタリングブラケット22が着脱自在に取り付けられており、ワークWの形状に応じてガイド23(フロントガイド23a,サイドガイド23b,リアガイド23c)を装着したセンタリングブラケット22を、ワークWの形状に応じて必要個所(図3においては、各センタリング装置3a,3bにそれぞれ実線で示す3箇所)に取り付けている。各センタリング装置3a,3bは、ガイド23を装着したセンタリングブラケット22を昇降装置21により上昇させることにより、センタリングコンベア7で搬送されて来るワークWの搬送方向前後端及び左右端にガイド23を当接させて、ワークWを位置決めする。
【0018】
プレス1の加工が1個取り(すなわち、プレス1ショット当り1個のワークを加工)の場合には、図3に示すように、各センタリング装置3a,3bがそれぞれ一つのセンタリングステーションとなり、2個のワークWの位置決めがこれら計2つのステーションにてそれぞれ行われる。また、プレス1の加工がいわゆる左右2個取り(すなわち、プレス1ショット当りワークを搬送方向左右に2分割加工)の場合には、図5に示すように、各センタリング装置3a,3bが左右1対のセンタリングコンベア7,7に対応して左右方向に並ぶ二つのセンタリングステーションをそれぞれ構成するようにガイド23を装着し、左右に並んで搬送されてくるワークW1、W2の2ショット分の位置決めがこれら計4つのステーションにて行われる。
【0019】
図6に示す制御構成ブロック図により、本ワーク積込装置の制御構成を説明する。
制御システム全体の管理、制御を行うコントローラ(ここでは、プログラマブルロジックコントローラよりなる)10を備えており、このコントローラ10には、各ロボット4a〜4dの軌跡及び動作シーケンスをそれぞれ制御しているロボットコントローラ11a〜11dが接続されている。ロボットコントローラ11a〜11dは各ロボット4a〜4dの駆動軸を制御するサーボモータ(図示せず)及びその位置を検出する位置センサ(図示せず)と接続され、該位置センサからの位置情報と予め設定されたロボット軌跡上の目標位置との偏差値に基づき、この偏差値が小さくなるように位置サーボ制御を行うと共に、各ロボット動作シーケンスを制御し、詳細は後述するように前記ロボット位置に応じたインタロック(以後、I/Lと略す)信号をコントローラ10との間で送受信して、各ロボット4a〜4d間での干渉を防止している。
【0020】
また、コントローラ10には、搬出コンベア2を駆動する搬出コンベアサーボモータ2aを制御するサーボアンプ12と、センタリングコンベア7を駆動するセンタリングサーボモータ7aを制御するサーボアンプ13と、パレットフィーダ8,8をそれぞれ駆動するパレットフィーダサーボモータ8a,8bを制御するサーボアンプ14,15と、抜取台車5を駆動するACモータ5bとがそれぞれ接続されている。さらに、コントローラ10には、操作スイッチや表示器等を有する主操作盤16及び副操作盤17が接続され、これらの操作盤16,17に設けられているスイッチの信号を入力して、各機器及び装置の動作モードの切り換えや単独操作を制御し、また表示信号を出力して前記表示器の表示を制御している。また、コントローラ10には段取パソコン18が接続されており、コントローラ10は、例えば金型番号やアタッチメント番号等の段取データを段取パソコン18から入力し、この段取データに基づいてワークWに応じてセンタリングブラケット22及び各ロボット4a〜4dのアタッチメントの交換等の段取を自動制御している。
【0021】
また、2台のセンタリング装置3a,3bにはそれぞれワーク位置決め完了、すなわちセンタリング完了を検出する図示しない位置センサが設けられており、このセンタリング完了信号はコントローラ10に入力されている。コントローラ10は、2台のセンタリング装置3a,3bのセンタリング完了信号に基づき、排出コンベア2及びセンタリングコンベア7によって間歇的に搬送されたワークWが、プレス1の2プレスサイクル毎に、上流側センタリング装置3a及び下流側センタリング装置3bにてそれぞれ位置決めされるように、図示しない切換弁又はサーボアンプを制御して昇降装置21を駆動している。
【0022】
各ロボット4a〜4d間での干渉防止は、ロボット単体間のみではなく、各ロボット4a〜4dの先端に装着されるアタッチメント及び該アタッチメントに保持されるワークWを考慮して制御されている。
干渉領域はセンタリング干渉領域及びパレット干渉領域の2種類の領域があり、センタリング干渉領域は、位置決めされたワークWを取り上げに移動するときに干渉の恐れのある領域であり、パレット干渉領域は、取り上げ保持したワークWをパレット6に積み込むときに干渉する恐れのある領域である。センタリング干渉領域で相互に干渉に関わるロボットは、ワーク搬送方向の上流側の前#1、後#1ロボット4a,4c同士及び下流側の前#2、後#2ロボット4b,4d同士である。また、パレット干渉領域で相互に干渉に関わるロボットは、ワーク搬送方向の右側の前#1、前#2ロボット4a,4b同士及び左側の後#1、後#2ロボット4c,4d同士である。
【0023】
前#1ロボット4aを例に挙げて、干渉防止制御を説明する。
ロボットコントローラ11aは、前#1ロボット4aがセンタリング装置3aのセンタリング干渉領域に侵入すると同時にセンタリング干渉領域侵入I/L信号をONし、該領域から離脱すると同時にセンタリング干渉領域侵入I/L信号をOFFする。
同様に、ロボットコントローラ11aは、前#1ロボット4aがパレット干渉領域に侵入すると同時にパレット干渉領域侵入I/L信号をONし、該領域から離脱すると同時にパレット干渉領域侵入I/L信号をOFFする。
【0024】
コントローラ10は、ロボットコントローラ11aからのセンタリング干渉領域侵入I/L信号がONの場合には、後#1ロボット4cのセンタリング装置3aへの移動許可信号をロボットコントローラ11cに送信することはなく、該センタリング干渉領域侵入I/L信号がOFFの場合にのみ、センタリング装置3aへの移動許可信号をロボットコントローラ11cに送信し、後#1ロボット4cのセンタリング装置3aへの移動が可能となる。
同様に、コントローラ10は、ロボットコントローラ11aからのパレット干渉領域侵入I/L信号がONの場合には、前#2ロボット4bのパレット6への移動許可信号をロボットコントローラ11bに送信することはなく、該パレット干渉領域侵入I/L信号がOFFの場合にのみ、パレット6への移動許可信号をロボットコントローラ11bに送信し、前#2ロボット4bのパレット6への移動が可能となる。
【0025】
他のロボットについても同様のI/L信号及び移動許可信号に基づいて、センタリング装置3a,3b又はパレット6への移動シーケンスに移行することにより、各ロボット4a〜4d間での干渉を防止している。このため、前#1ロボット4a自身は、
▲1▼ロボットコントローラ11cがセンタリング干渉領域侵入I/L信号をOFFしている場合(後#1ロボット4cがセンタリング干渉領域にいない場合)にのみ、コントローラ10から移動許可信号を受けてセンタリング装置3aへの移動が可能
▲2▼ロボットコントローラ11bがパレット干渉領域侵入I/L信号をOFFしている場合(前#2ロボット4bがパレット干渉領域にいない場合)にのみ、コントローラ10から移動許可信号を受けてパレット6への移動が可能
となる。
【0026】
次に、本発明に係るワーク積込装置によるワークWの積込手順を図7を用いて、プレス1の加工が1個取りの場合を例に挙げて説明する。
【0027】
▲1▼図7(a)
各ロボット4a〜4dは、搬送方向に対向するロボット同士がワークWをパレット6に移載中に相互に干渉しないように、待機姿勢(レール9上で互いに離れて位置すると共に、ロボットのアーム先端に装着しワークWを吸着するアタッチメントAtを高く保持する姿勢)をとっている。搬出コンベア2(図1参照)及びセンタリングコンベア7によりプレスサイクル毎に間歇に搬送されるワークWが、センタリング装置3a,3bのうち、上流側センタリング装置3aに搬送されている。
【0028】
▲2▼図7(b)
次のプレスサイクルにより、各センタリング装置3a,3bにはそれぞれワークW,Wが搬送され、昇降装置21(図3,4参照)の駆動により2ショット分のワークの位置決めが行なわれる。ここで、待機姿勢からの始動時には、前#2、後#1ロボット4b,4cが優先起動されるものとする。前#1、後#2ロボット4a,4dは待機姿勢を維持し、前#2、後#1ロボット4b,4cは位置決めされたワークWを取り上げるべく、そのアタッチメントAtをセンタリング装置3b,3aにそれぞれ移動し、ワークWを吸着保持する。このとき、前#2、後#1ロボット4b,4cは各センタリング装置3b,3aに近くなるように、レール9上を移動してもよい。
【0029】
▲3▼図7(c)
前#2、後#1ロボット4b,4cは、保持したワークW,Wをパレット6,6に移動させる。このとき、前#2、後#1ロボット4b,4cのパレット干渉領域侵入I/L信号をONすると共に、センタリング干渉領域侵入I/L信号をOFFとするので、前#1、後#2ロボット4a,4dはセンタリング干渉領域侵入I/L信号をONした後、ワーク取り上げ動作を開始し、センタリング完了となるまで各センタリング装置3a,3bの上方で待機する。
上流側センタリング装置3aには、次のプレスサイクルにより後続のワークWが搬送されている。
【0030】
▲4▼図7(d)
さらに次のプレスサイクルにより、各センタリング装置3a,3bにはそれぞれワークW,Wが搬送され、2ショット分のワークが位置決めされる。前#1、後#2ロボット4a,4dは、そのアタッチメントAtをセンタリング装置3a,3bにそれぞれ移動し、ワークWを吸着保持する。このとき、前#1、後#2ロボット4a,4dは各センタリング装置3a,3bに近くなるように、レール9上を移動するようにしてもよい。一方、前#2、後#1ロボット4b,4cは、保持したワークW,Wをパレット6,6に載置する。
【0031】
▲5▼図7(e)
パレット6,6へのワーク積込を終了した前#2、後#1ロボット4b,4cは待機姿勢に戻る。このとき、前#2、後#1ロボット4b,4cのパレット干渉領域侵入I/L信号をOFFとするので、前#1、後#2ロボット4a,4dはセンタリング干渉領域侵入I/L信号をOFFとし、パレット干渉領域侵入I/L信号をONした後、パレット6,6への移動を開始する。
【0032】
▲6▼図7(f)
前#1、後#2ロボット4a,4dは、保持したワークW,Wをパレット6,6に移載する。このとき、前#1、後#2ロボット4a,4dのセンタリング干渉領域侵入I/L信号はOFFなので、前#2、後#1ロボット4b,4cはワーク取り上げ動作を開始する。
上流側センタリング装置3aには、次のプレスサイクルにより後続のワークWが搬送されている。
この後、図7(b)からの手順を繰り返し積込作業を継続する。
【0033】
上記では、プレス1の加工が1個取りの場合について説明したが、プレス1の加工が2個取りの場合には、図8に示すように、搬送方向に対して左右方向に並んで搬送されるワークW1、W2は1個取りの場合に比べて小さく、パレット6は各ロボット4a〜4dに対して一つずつ割り当てられている。このため、対向するロボット同士は干渉すること無くワーク積込作業を行なえる(即ち、センタリング干渉領域やパレット干渉領域を設定しなくてもよい)。これにより、2回のプレスサイクルによりセンタリング装置3a,3bに搬送されたワークW1,W1,W2,W2は位置決めされた後、各ロボット4a〜4dにより略同時に取り上げられ各パレット6に移載される。
【0034】
本実施形態によれば、搬出コンベア2の下流直下に搬送方向に沿って配設された2台のセンタリング装置3a,3bにより、プレス1の2プレスサイクル毎にプレス1から搬出される2ショット分のワークWを位置決めし、2台のセンタリング装置3a,3bに対応して設けられた2対のロボット4a,4c及び4b,4dによりワークWを取り上げパレット6に積み込んでいる。加工が1個取りの場合には、各センタリング装置3a,3bをはさんで対向するロボット4a,4c及び4b,4dがそれぞれ交互にワークWを取り上げ、加工が2個取りの場合には、各ロボット4a〜4dが同時にワークWを取り上げ、パレット6への積込作業を行う。したがって、従来プレスとロボットとの間に設けられていた振り分け装置の動作時間に影響を受けることなく、ロボットの有する最大限のサイクルタイムでプレスサイクルタイムを短縮することができる。この際、いずれの場合においても、各ロボット4a〜4dの単独のサイクルタイムがプレスサイクルよりも長くとも、ロボットのサイクルが2プレスサイクル内で終了すれば、プレス1の生産性を最大限活用できるサイクルタイムのプレス加工ラインを構築でき、また、ロボットのサイクルが2プレスサイクルを超過したとしても、1プレスサイクル毎に積み込む場合よりも大幅に短いサイクルタイムにて積込作業をすることができ、生産性の優れたプレス加工ラインを構築することができる。
また、加工が1個取りの場合にも2個取りの場合にも対応できるので、汎用性の高いプレス加工ラインを構築することができる。
さらに,搬出コンベア2の下流直下にセンタリング装置3a,3bを配設しているので,振り分け装置を設けるよりもコンパクトなスペースでプレス加工ラインを構築することができる。
【0035】
また、本実施形態においては、各ロボット4a〜4dはレール9,9上を移動自在に構成されている。このため、大きなワークWをパレット6に移載する際に搬送方向に対向するロボットは互いに離れる方向に移動するので、ワークWとロボットとの干渉を容易に防止できる。また、ワークWを取り上げる際に、各ロボット4a〜4dはセンタリング装置に近づくことができるので、ロボットアームのストロークが短くてすみ、ロボット単独のサイクルタイムを短くできる。
【0036】
図9に示すように、パレット6にはワークWを支持する柱状のワークガイド26が複数立設されている。一方、各ロボット4a〜4dは前述のように移動自在であるので、ロボットアーム先端のアタッチメントAtにて保持したワークWをパレット6に載置する際に、各ロボット4a〜4dはロボットアームとワークガイド26とが干渉しないように所望の位置に移動して積込作業を行うことができる。このため、パレット6のワークガイド26の設計自由度が増し、ワークWにあわせてワークガイド26を最適な位置に配置できる。
また、ロボットが故障して、ワークWを人手によりパレット6に積み込む必要が生じた場合には、故障したロボットを積込作業の邪魔にならない位置に移動(退避)させることができ、人手で積み込んでいる間にロボットを修理できるので、修理中もプレスを止めなくてよく、作業性に優れる。
【0037】
加工が2個取りでそれぞれ異なる種類のワークW1,W2を生産する場合には、ワークW1、W2を積み込むパレットの収容枚数がそれぞれ異なる場合がある(例えば、自動車のドアの内板と外板との2個取りである場合、傷が多少許容される内板は重ね置きによりパレット収容枚数が約100枚で、傷が許容されない外板は仕切りをワークガイド26に設けることによりパレット収容枚数が約20枚となる)。例えば、特開昭63−115635号公報に記載の図13に示すように、コンベア71上に2つのパレット72,73をセットで送るように構成し、2個取りで加工されたワークW1,W2をロボット74により前記2つのパレット72,73にそれぞれ格納するようにしたシステム構成では、2つのパレット72,73の内、一方のパレットが満杯になると他方のパレットが満杯でなくても送り出されてしまう。このようなシステム構成においては、上述のように収容枚数の少ない外板用のパレット(パレット72とする)が満杯になると、内板用のパレット(パレット73とする)が満杯とならなくても両パレット72,73を共に送り出すので、多く収容可能なパレット73の収容効率が悪くなる。
これに対して、本実施形態においては、ワーク搬送方向左右それぞれにワークWを積み込むパレット6,6が配置されている。このため、2個取りで異なる種類のワークW1、W2を、左右のパレット6,6のそれぞれ別々に積み込むことにより、収容枚数に合わせてそれぞれのパレットをフィードできるので、収容効率に優れている。
【0038】
なお、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、本発明の範囲内において変更を加えることができるのは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、センタリング装置をワーク搬送方向に2つ設ける例にて説明したが、2つに限らず3つ以上設けてもよく、プレスサイクルに対してロボットのサイクルタイムが3倍程度の場合には、第3のセンタリング装置及びこれに対応する1対のロボットを更に設けて、3プレスサイクル毎に3ショット分のワークWを位置決めして積み込むように構成してもよい。
また、ロボットとして多関節ロボットの例で説明したが、直角座標ロボットや円筒座標ロボット等の他の形式のロボットを適用してもよい。
さらに、周辺装置の配置が可能であれば、搬出コンベア2を設けずに、プレス1からワークフィーダによりセンタリングコンベア7にワークWを直接搬出するように構成してもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプレス加工ラインの構成図である。
【図2】実施形態に係るロボットの配設を説明する側面図である。
【図3】実施形態に係るセンタリング装置の平面図である。
【図4】実施形態に係るセンタリング装置の側面図である。
【図5】別態様に係るセンタリング装置の平面図である。
【図6】実施形態に係る制御構成ブロック図である。
【図7】実施形態に係るワーク積込の手順の説明図である。
【図8】別態様に係るワーク積込の説明図である。
【図9】パレットの側面図である。
【図10】従来技術のワーク積込装置の平面図である。
【図11】従来技術のワーク積込装置の平面図である。
【図12】従来技術のワーク積込装置の側面図である。
【図13】従来技術のパレタイジングシステム構成例である。
【符号の説明】
1…プレス、2…搬出コンベア、3a,3b…センタリング装置、4a,4b,4c,4d…ロボット、6…パレット、7…センタリングコンベア、9…レール、10…コントローラ、11a,11b,11c,11d…ロボットコントローラ、12,13,14,15…サーボアンプ、21…昇降装置、22…センタリングブラケット、23…ガイド、W…ワーク。

Claims (2)

  1. プレス(1)から搬出されたワーク(W)をパレット(6)に積み込むワーク積込装置において、
    前記プレス(1)又は該プレス(1)に付設した搬出コンベア(2)の下流直下に位置し、ワーク(W)の位置決めを行なう複数のセンタリング装置(3a,3b)と、
    ワーク搬送方向に沿って水平方向に移動自在に設けられ、センタリング装置(3a,3b)に位置決めされたワーク(W)を取り上げてパレット(6)に積み込む複数対の積込ロボット(4a〜4d)と
    を備えたことを特徴とするワーク積込装置。
  2. 請求項記載のワーク積込装置において、
    前記パレット(6)を、前記センタリング装置(3a,3b)の両側に配置する
    ことを特徴とするワーク積込装置。
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