JP3891962B2 - ブラケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車内に装備するサンバイザ等の補器をパネルに固定する際に使用されるブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
車内に装備するサンバイザ等の補器をパネルに固定する際には、車体取付用ブラケットが使用される。このブラケットにはサンバイザの夜間用ランプに電流を供給するためのコネクタが付設されたものがあり、このコネクタを車輌側に配策されたフラットケーブルと電気的に接続する必要がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特願2002−277814号(第13−14頁、第1図)
【特許文献2】
特願2002−277822号(第8−10頁、第1図)
【特許文献3】
特願2002−287387号(第9−11頁、第1図)
【0004】
このブラケットを組み付ける手順を図12を参照して説明する。先ず、フラットケーブル100の一部被覆部に切り込みを入れて2本の電線に分離する。分離した各電線をブラケット101のコネクタ部の圧接刃部に圧接接続し、コネクタ部にカバー102を被せる。
これにより、コネクタ部に圧接接続された各電線をカバー102で覆うことで、カバー102の両端103(奥側は図示せず)をコネクタ部のフランジ104の両側開口105(奥側は図示せず)を覆う。この際に、カバー102の両端103に設けた補強用のリブ106がフランジ104の両側開口105の周縁に沿って嵌合される。
【0005】
次に、ブラケット101のフック107をトリム108の取付開口に挿入し、挿入したブラケット101を組み付け方向(矢印A方向)に回転する。この回転によりブラケット101のフランジ104とフック部107とがトリム108を挟持して、ブラケット101がトリム108に固定される。
次いで、ブラケット101にサンバイザ側ブラケットが嵌合される。ブラケット101にサンバイザ側ブラケットが嵌合されると、ブラケット101とサンバイザ側ブラケットとが仮ロックされるとともに、雌端子と雄端子とが電気的に接続され、フラットケーブル100とサンバイザ側の電線とが導通される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ブラケット101をトリム108に固定するために、ブラケット101を組み付け方向(矢印A方向)に回転すると、フラットケーブル100が矢印B方向に引っ張られる。このため、フラットケーブル100が、カバー102のリブ106下端部の境界に当接することが考えられる。
このとき、フラットケーブル100の引張力が大きいと、フラットケーブル100の引張力でカバー102が開いてしまう虞れがある。
【0007】
そこで、本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、ブラケットの組み付けの際にカバーが開くことを防止するブラケットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、コネクタハウジングに複数の電線が配索される電線配索面を設け、この電線配索面に複数のブスバー回路体を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体に形成された圧接刃部に前記各電線をそれぞれ圧接接続し、各電線を前記ブスバー回路体の圧接刃部以外の部位の上をそれぞれ通るように配索するブラケットであって、前記コネクタハウジングに配索された各電線をカバーで覆うとともに、カバーの両端で前記コネクタハウジングのフランジの両側開口を覆うブラケットにおいて、前記カバーの両端に、前記フランジに形成した両側開口の周縁に沿って嵌合する補強用のリブを設け、前記各リブの先端がフランジの裏面に対応する位置まで延びているとともに、各リブにおける対向面のうち少なくとも一方の当該リブが先細りとなるような傾斜面であることを特徴とする。
【0009】
このように構成されたブラケットにおいては、リブの先端がフランジの裏面に対応する位置まで延ばした。これにより、リブを長く確保できるので、カバーの強度を高めることができる。
さらに、リブを先細りとなるような傾斜面とした。よって、配索した電線に引張力がかかって移動した場合でも、電線をリブの傾斜面に当接させて、リブの傾斜面に沿って逃がすことができる。
これにより、電線の引張力がカバーにかかって、カバーが開くことを防止できる。
加えて、リブを先細りとなるような傾斜面とすることで、ブラケットの成形の際に、溶融樹脂のリブ先端への流動性を高めることができ、成形時間を短縮して、コストダウンを図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において、既に図1〜図9において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化しあるいは省略する。
【0011】
この実施形態は、例えば自動車の運転席や助手席のフロントウインド上端に設けられるサンバイザ(補器)をパネルに対して固定する車体取付用ブラケット1に本発明を適用したものである。
【0012】
図1に示すように、車体取付用ブラケット1は、パネルの内装材であるトリム4に固定されるパネル側ブラケット(ブラケット)2と、このパネル側ブラケット2に合体し、かつ、サンバイザ(図示せず)を支持するサンバイザ側ブラケット3とを備えている。
【0013】
図2乃至図9に詳しく示すように、パネル側ブラケット2は、薄い平板状のフランジ5と、このフランジ5の状面に突設されたパネル側コネクタ部6と、フランジ5の中央を貫通するように形成された位置決め嵌合部7と、フランジ5の低面側の180度対向位置で、かつ、組み付け回転中心Oの中心に対してそれぞれ外向きに断面L字形のフック部8とを備えている。
【0014】
パネル側コネクタ部6は、フランジ5と一体成形され、上面及び両側面にフラットケーブル10の電線収容溝11aを有する雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)11と、雌コネクタハウジング11にヒンジ12を介して連結され、雌コネクタハウジング11の電線収容溝11aを覆うことによってフラットケーブル10を保持するカバー13と、雌コネクタハウジング11の電線配索面16に配索される2つのブスバー回路体17,18とから構成されている。
【0015】
雌コネクタハウジング11は、その下面側に相手コネクタ挿入口14(図8に示す)を有し、この相手コネクタ挿入口14より下記するサンバイザ側コネクタ部21が挿入される。雌コネクタハウジング11の上面であって、かつ、電線収容溝11aの底面は電線配索面16として形成されており、この電線配索面16に2つのブスバー回路体17,18が露出状態で配置されている。各ブスバー回路体17,18には電線配索面16の上面に突出し、フラットケーブル10の各電線10a,10bに圧接接続する圧接刃部17a,18aと、雌コネクタハウジング11内に配置され、下記するサンバイザ側コネクタ部21の雌端子(図示せず)に接続される雄端子17b,18b(図8に示す)とが形成されている。各圧接刃部17a,18aに圧接接続されたフラットケーブル10の各電線10a,10bは、ブスバー回路体17,18の圧接刃部17a,18a以外の部位の上をそれぞれ通って配索されている。
【0016】
又、電線配索面16には圧接刃部17a,18aを支持する刃部支持突起19が適所に立設されているとともに、電線下側支持リブ31が2個所に突設されている。各刃部支持突起19は、圧接刃部17a,18aをほぼ垂直状態に立設するためのものである。各電線下側支持リブ31は、各電線10a,10bが配索される下方位置で、かつ、各ブスバー回路体17,18の近傍にそれぞれ配置されている。又、各電線下側支持リブ31は、ブスバー回路体17,18の上面より高く、かつ、各圧接刃部17a,18aに圧接されたフラットケーブル10の下面より低い高さに設定されている。
【0017】
カバー13の内面には刃部規制突起32が2個所に設けられていると共に、2個所の刃部規制突起32の中間位置に電線上側支持リブ33が設けられている。各刃部規制突起32は、カバー13の装着状態において、各圧接刃部17a,18aの間に入り込んで各電線10a,10bが圧接刃部17a,18aより脱落しないように保持する。電線上側支持リブ33は、各電線10a,10bが配索される上方位置に位置され、カバー13の装着状態においてフラットケーブル10の上面に略当接する高さに設定されている。
【0018】
又、雌コネクタハウジング11の電線配索面16とこれに対応するカバー13の両端側には、ブスバーカイロ体17,18の上方位置ではほぼ平行にフラットケーブル10を配置するべく支持する電線端部支持手段34がそれぞれ設けられている。各電線端部支持手段34は、雌コネクタハウジング11の電線配索面16の端部に形成された窪み部34aと、カバー13の内面より突設され、フラットケーブル10を窪み部34a内に押圧することによってその部分のフラットケーブル10を垂直方向に規制する押圧突起部34bとから構成されている。電線配索面16に配索されたフラットケーブル10は、図8に示すように、その左右端側が電線端部支持手段34で垂直方向に規制されることによってカバー13の内面に沿って、つまり、電線配索面16の上方位置ではほぼ平行に配置される。
【0019】
一対のフック部8は、フランジ5の低面との幅寸法D1(図4に示す)が通常のトリム4の厚み程度の寸法に設定されている。各フック部8の組み付け回転方向Mの先端には、三角形状の弾性ひろい羽根部15が一体的にそれぞれ設けられており、この一対の弾性ひろい羽根部15は、組み付け回転方向Mの上流に向かうに従ってフランジ5から離れる方向にそれぞれ傾斜している。
【0020】
図1に戻り、サンバイザ側ブラケット3は、略楕円形状を有し、狭い平板状の取付基板20と、この取付基板20の状面に突設された一対のサンバイザ側コネクタ部21と、取付基板20の上面に突設され、コ字形状を有する案内バー部22と、取付基板20の上面で、かつ、各サンバイザ側コネクタ部21の更に外側位置に形成された一対のフック収容凹部23と、取付基板20の2個所に設けられたネジ固定部24とを備えている。
【0021】
サンバイザ側コネクタ部21は、取付基板20に固定された雄コネクタハウジング25と、この雄コネクタハウジング25内に収容された雌端子(図示せず)とから構成されている。雄コネクタハウジング25は、その上面に相手端子挿入口25aを有し、この相手端子挿入口25aより雄端子17b,18b(図8に示す)が挿入される。雌端子(図示せず)にはサンバイザ側からの電線(図示せず)の端部が接続されている。各フック収容凹部23は、フック部8及び弾性ひろい羽根部15を収容できる広さを有するが、その深さはフック部8を収容できる程度の深さに設定されている。各ネジ固定部24は、内部にネジ挿通部24aが形成され、このネジ挿通部24aに挿入されたネジ(図示せず)がトリム4の取付開口30を通ってパネル(図示せず)のネジ孔(図示せず)に螺入される。
【0022】
トリム4は、車体であるパネル(図示せず)の内面側に固定される内装材であり、厚み方向に弾性変形可能な材質で形成されている。そして、トリム4には取付開口30が形成されており、この取付開口30は長方形状のブラケット取付用開口部30aと、このブラケット取付用開口部30aの対向する両面の端面より連通し、略円弧形状の一対のネジ用開口部30bとから略十字形状を有している。又、トリム4のブラケット取付開口部30aに対するパネル(図示せず)の位置には、パネル側コネクタ部6が挿入される開口(図示せず)が形成され、トリム4の一対のネジ用開口部30bに対向するパネル(図示せず)の位置には、一対のネジ孔(図示せず)が形成されている。そして、パネル(図示せず)の上面側のスペースには、上気したフラットケーブル10が配索されている。フラットケーブル10は、2本の電線10a,10bがフラット形状に連接されたものであり、電線配索面16を通る個所では切り込み10c(図9に示す)によって2本の電線10a,10bが分離されている。
【0023】
次に、図10〜図11に基づいて本発明に係る補強用リブ40について説明する。すなわち、パネル側ブラケット(ブラケット)2は、前述したように、雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)11に複数の電線10a,10b(図11参照)が配索される電線配索面16を設け、この電線配索面16に複数の回路体17,18(図2参照)を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体17,18に形成された圧接刃部17a,18a(図2参照)に各電線10a,10bをそれぞれ圧接接続し、各電線10a,10bをブスバー回路体17,18の圧接刃部17a,18a以外の部位の上をそれぞれ通るように配索されるものである。
【0024】
このパネル側ブラケット2は、雌コネクタハウジング11に配索された各電線10a,10bをカバー13で覆うとともに、カバー13の両端41で雌コネクタハウジング11のフランジ5の両側開口42を覆うように構成され、カバー13の両端41に、フランジ5に形成した両側開口42の周縁に沿って嵌合する補強用のリブ40を設け、各リブ40の先端40aがフランジ5の裏面44(図11参照)に対応する位置まで延びているとともに、各リブ40における対向面40bのうち少なくとも一方のリブ40が先細りとなるような傾斜面としたものである。
【0025】
このように構成されたパネル側ブラケット2においては、リブ40の先端40aがフランジ5の裏面44に対応する位置まで延ばした。これにより、リブ40を長く確保できるので、カバー13の強度を高めることができる。
加えて、リブ40の対向面40bを先細りとなるような傾斜面とすることで、パネル側ブラケット2の成形の際に、溶融樹脂のリブ40先端への流動性を高めることができ、成形時間を短縮できる。
【0026】
次に、車体取付用ブラケット1の取付手順を説明する。先ず、パネル(図示せず)の開口(図示せず)よりフラットケーブル10を引き出し、引き出したフラットケーブル10の一部被覆部に切り込み10cを入れ、一部分だけ2本の電線10a,10bに分離する。次に、この引き出したフラットケーブル10の各電線10a,10bをパネル側コネクタ部6の圧接刃部17a,18aに圧接接続し、雌コネクタハウジング11にカバー13を被せてパネル側コネクタ部6を完成させる。
【0027】
次に、パネル側ブラケット2をトリム4の上面(車外側)に配置しパネル側ブラケット2の一対のフック部8をトリム4の取付開口30のブラケット取付用開口部30aに挿入する。パネル側ブラケット2は、図6に示すように、ブラケット取付用開口部30aの長方形状の対角線位置、つまり、中心からの距離が最も大きく取れる方向に挿入される。
【0028】
次に、図6に示すように、トリム4の取付開口30に挿入したパネル側ブラケット2を組み付け回転方向(図6では時計方向)Mに回転する。すると、一対のフック部8は、ブラケット取付用開口部30aの中心からの距離が徐々に小さくなる位置に回転変位するため、一対のフック部8がトリム4の取付開口30の周縁に徐々に入り込む。一対のフック部8が取付開口30の周縁に入り込むと、フック部8がトリム4の下面を摺動しながら回転し、一対のフック部8を結ぶ線がブラケット取付用開口部30aの端部に直交する位置まで回転した時点で回転を完了する。回転完了位置では、パネル側ブラケット2のフランジ5と一対のフック部8とがトリム4の取付開口30の周縁部を挟持する状態となって、パネル側ブラケット2がトリム4に固定される。
【0029】
ここで、図11に示すように、パネル側ブラケット2を組み付け回転方向(図6では時計方向)Mに回転することで、配索した電線10に引張力がかかって矢印C方向に移動することが考えられる。
しかし、パネル側ブラケット2においては、リブ40の先端40aがフランジ5の裏面44に対応する位置まで延ばし、各リブ40における対向面40bのうち少なくとも一方のリブ40が先細りとなるような傾斜面とした。
よって、配索した電線10に引張力がかかって移動した場合でも、電線10をリブ40の対向面(傾斜面)40bに当接させて、リブ40を傾斜した対向面に沿って逃がすことができる。
これにより、電線10の引張力がカバー13にかかって、カバー13が開くことを防止できる。
【0030】
次に、パネル側ブラケット2を取り付けたトリム4をパネル(図示せず)に組み付ける。この組み付けの際に、パネル側ブラケット2のパネル側コネクタ部6は、パネル(図示せず)の開口内に配置する。
【0031】
次いで、パネル側ブラケット2の下面よりサンバイザ側ブラケット3を近接させる。すると、サンバイザ側ブラケット3の案内バー22がパネル側ブラケット2の位置決め嵌合部7に挿入され、案内バー22が位置決め嵌合部7に導かれつつサンバイザ側ブラケット3がパネル側ブラケット2に徐々に合体される。案内バー部22のガイド機能により、サンバイザ側ブラケット3はパネル側ブラケット2に対して適正な結合位置に案内され、サンバイザ側ブラケット3のサンバイザ側コネクタ部21がパネル側ブラケット2のパネル側コネクタ部6に適正な状態で嵌合される。
【0032】
パネル側コネクタ部6とサンバイザ側コネクタ部21とが完全に嵌合されると、パネル側ブラケット2とサンバイザ側ブラケット3とが図示しない仮ロック手段により仮ロックされる。又、パネル側コネクタ部6とサンバイザ側コネクタ部21とが完全に嵌合されると、内部の雌端子(図示せず)と雄端子17b,18bとが電気的に接続され、フラットケーブル10とサンバイザ側の電線(図示せず)とが導通される。更に、パネル側ブラケット2にサンバイザ側ブラケット3が完全に取り付けされると、図7に示すように、パネル側ブラケット2の一対のフック部8及び弾性ひろい羽根部15はサンバイザ側ブラケット3の一対のフック収容凹部23に収容される。ここで、フック収容部23の深さ寸法がフック部8を収容できる程度しかないため、一対の弾性ひろい羽根部15はトリム4側に押圧され、この押圧力により弾性変形された状態でサンバイザ側ブラケット3の一対のフック収容凹部23に収容される。
【0033】
次に、サンバイザ側ブラケット3の一対のネジ固定部24に下方よりネジ(図示せず)を挿入し、この各ネジをパネル(図示せず)のネジ孔(図示せず)に螺入し、これでサンバイザ(図示せず)の組み付けが完了する。
【0034】
なお、前記実施形態では、電線は、2本の電線10a,10bがフラット状に連接されたフラットケーブル10であるが、これに限定されないことはもちろんである。
【0035】
また、前記実施形態によれば、上記実施形態によれば、本発明のブラケットを、車体取付用部ブラケット1のパネル側ブラケット2であって、かつ、サンバイザを取り付けする場合に適用したが、サンバイザ以外の補器の取り付けに適用できると共に、車体取付用ブラケット1以外に適用できることはもちろんである。
【0036】
なお、本実施形態では、各リブ40における対向面40bのうち少なくとも一方のリブ40の対向面40bが先細りとなるような傾斜面とした例について説明したが、各リブ40における対向面40bの両方を傾斜面とすることも可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のブラケットによれば、リブの先端がフランジの裏面に対応する位置まで延ばした。これにより、リブを長く確保できるので、カバーの強度を高めることができる。
さらに、リブを先細りとなるような傾斜面とした。よって、配索した電線に引張力がかかって移動した場合でも、電線をリブの傾斜面に当接させて、リブの傾斜面に沿って逃がすことができる。
これにより、電線の引張力がカバーにかかって、カバーが開くことを防止できる。
加えて、リブを先細りとなるような傾斜面とすることで、ブラケットの成形の際に、溶融樹脂のリブ先端への流動性を高めることができ、成形時間を短縮して、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、車体取付用ブラケットの分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの正面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットで、かつ、上下逆転した側面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケットの平面図(刃部支持突起及び電線下側支持リブ等は省略)である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットをトリムに取り付ける過程を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、サンバイザ側ブラケットを取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットの縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示し、パネル側ブラケットの電線配索面の平面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示し、カバーが組み付け前の状態であるパネル側ブラケット(ブスバー回路体を除いた状態)の斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態を示し、カバーを組み付けた状態であるパネル側ブラケットの側面図である。
【図12】従来のブラケットの側面図である。
【符号の説明】
2 パネル側ブラケット(ブラケット)
5 フランジ
10 フラットケーブル
10a,10b 電線
11 雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)
13 カバー
16 電線配索面
17,18 ブスバー回路体
17a,18a 圧接刃部
40 リブ
40a リブの先端
40b 対向面
41 カバーの両端
42 フランジの両側開口
44 フランジの裏面

Claims (1)

  1. コネクタハウジングに複数の電線が配索される電線配索面を設け、この電線配索面に複数のブスバー回路体を露出状態で配置し、この各ブスバー回路体に形成された圧接刃部に前記各電線をそれぞれ圧接接続し、各電線を前記ブスバー回路体の圧接刃部以外の部位の上をそれぞれ通るように配索するブラケットであって、前記コネクタハウジングに配索された各電線をカバーで覆うとともに、カバーの両端で前記コネクタハウジングのフランジの両側開口を覆うブラケットにおいて、
    前記カバーの両端に、前記フランジに形成した両側開口の周縁に沿って嵌合する補強用のリブを設け、
    前記各リブの先端がフランジの裏面に対応する位置まで延びているとともに、各リブにおける対向面のうち少なくとも一方の当該リブが先細りとなるような傾斜面であることを特徴とするブラケット。
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