JP3887406B2 - ニットウエアの衿首部編成方法およびニットウエア - Google Patents
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Description
本発明は横編機を用いて編成されるベストやセーター等のニットウエアに衿首部を形成する編成方法、およびその編成方法により編成されたニットウエアに関する。
背景技術
横編機を使用し例えばベストを編成する際に、従来の編成方法では、前身頃に形成される衿ぐりと後身頃に形成される衿ぐりが同じ針本数で形成されていた。通常衿ぐりは着用時の状態に合わせて下がりと呼ばれるえぐりが形成されており、前身頃に形成されるえぐりは前下がりと呼ばれる。前下がりを形成する方法として、前身頃を編成する際に、衿の形成開始前に衿ぐりの左右の部分を引き返し編によりえぐりを形成し、それに続けて衿を形成する。しかしながら、上記した方法では、衿の編幅(ウエール数)は引き返し編により衿ぐりを形成する前と変わっておらず、衿が突っ張り、十分な前下がりを形成できない。
本願出願人は日本特許公開平4−214448号公報に前身頃の衿ぐりを広げるとともにこれに前下がりを形成する横編機による編地の編成方法を先に提案した。これは前身頃を衿ぐり形成開始箇所以降において、衿ぐりを挟む右前身頃と左前身頃に分岐して編成し、その編成の過程において衿ぐり周縁に沿って増し目を行うと共に、左右の編目を外側に移動させる編成を繰り返しながら前身頃を肩まで編成するものである。衿ぐりをこのようにして形成することで衿ぐりのウエール数が増やされ、その結果、これに続けて編まれる衿は幅の広いものとなるだけでなく前下がりが形成される。このように編まれた前身頃を使ってセーターを製造すればファッション性が高く、着用時に容易に頭を衿ぐりに通せて着心地の良いニットウエアを編成できる。
第12図に平坦部X−Yとその両側の傾斜部W−X、Y−Zから構成される衿100が形成された前身頃101を示す。前衿100の平坦部X−Yでは、平坦部X−Yの周長(T2)と平坦部X−Yのウエール数(T1)の関係がT1=T2となっており、形成する衿の周長(T2)に対し十分なウエール数が確保されている。それに対し、傾斜部W−XおよびY−Zでは、傾斜部の周長(S2,U2)と傾斜部W−XおよびY−Zのウエール数(S1,U1)の関係がS1<S2、U1<U2となっており、形成する衿の周長に対し十分なウエール数が確保されていない。このように傾斜部W−X、Y−Zでウエール数が不足すると、平坦部X−Yが傾斜部W−X、Y−Zにより両側に引っ張られ、持ち上げられるために十分な前下がりを形成できない。また、実際に編成される衿の周長は、予め想定した周長S2+T2+U2よりも短いS1+T1+U1となり、十分な口径の衿首用開口を形成できない。
本発明は上記した問題に鑑み、十分な下がりが形成された、着心地が良くファッション性が高く、十分な下がりが形成された衿をニットウエアに形成する方法、およびそのような衿が形成されたニットウエアを開示しようとするものである発明の開示
上記した課題を解決するため、本発明のニットウエアの衿首部編成方法は、少なくとも前後一対の針ベッドを備え、何れか一方または双方の針ベッドが左右にラッキング可能に構成され、前後針ベッド間で編目の受け渡しが可能な横編機を使用し、前身頃または/および後身頃の衿が形成されるニットウエアを裾から肩方向に向かって編成し、その間に衿ぐり形成開始箇所以降において身頃を衿ぐりの右側と左側とに分岐させて編成するとともに、衿ぐり周縁の編目を順次編成から外して不作用状態としてゆく引き返し編を所定回数繰り返して衿ぐりを形成し、該衿ぐり周縁に衿を形成してなるニットウエアの衿首部編成方法であって、衿ぐりの傾斜部と該傾斜部に隣接する平坦部を含む左右の衿ぐりの編目を衿ぐり中央側に向けて移動させ、傾斜部内に空針を挿入するとともに平坦部内に重ね目を形成した後、続く衿の編成の際に前記空針に新たに編目を形成するとともに前記重ね目に次コースの編目を形成する編成を左右の衿ぐりにおいてそれぞれ行うことを特徴とする。
編成するニットウエアが前身頃と後身頃が前後に重ねられて筒状編成される編地であって、前身頃と後身頃を肩部において接合した後、前記衿ぐりの傾斜部内に空針を挿入するとともに平坦部内に重ね目を形成し、続く衿の編成の際に前記空針に新たに編目を形成するとともに前記重ね目に次コースの編目を形成する編成を衿ぐりに施すことも特徴の一つである。
さらに、一方の針ベッドに係止される衿ぐりの編目を外側から順に対向する針ベッドに係止される衿ぐりの外側に送りながら空針を挿入して衿ぐりのウエール数を増加させることも特徴の一つである。
また、本発明のニットウエアは、ベストまたはセーター等のニットウエアの衿ぐり形成開始箇所以降において衿ぐりの右側と左側とに分岐して編成されるとともに、衿と衿ぐりの境界箇所において、隣接する2つの領域内の編目群が衿ぐり中央側に向かって寄せられ、該寄せにより生じた空所に新たに形成した編目、および寄せにより生じた重ね目に続けて衿が形成されることを特徴とする。
本発明ではベストやセーターなどのニットウエアを編成する際に、例えば前身頃において衿ぐりの形成が開始される箇所以降において、右前身頃と左前身頃に分岐されて前身頃を編成するとともに、衿ぐり側の周縁の編目を衿ぐりの中央側から外側に向かい編目を針に係止したまま順次不作用状態としていく引き返し編を繰り返す。これにより衿ぐり外側の編成コース数を衿ぐり中央部の編成コース数に比べ多くすることにより中央部が深く外側が浅い円弧状の衿ぐりを形成するとともに右前身頃と左前身頃を形成する。
続いて、衿ぐりの周長に対しウエール数を補完するために傾斜部の編目および平坦部の編目群を対向する針ベッドに目移しした後、針ベッドを衿ぐり中央側に向かってラッキングしながら対向する針ベッドに目移しした編目を元の針ベッドに移し戻す。この時、ラッキングを1ピッチ、2ピッチ…とラッキングピッチを大きくする毎に適宜数の編目を元の針ベッドに移し戻す。針ベッドを衿ぐりの中央側に向かってラッキングしながら編目を元の針ベッドに移し戻すことで、ウエール数の補完を要する衿ぐりの傾斜部に空針を挿入し、傾斜部に隣接する平坦部において隣接する編目同士が重ねられた重ね目を形成する。
続いて衿ぐりの中央を挟んで反対側において、同様の編成を左右対称に行い、同様に重ね目と空針を形成する。これにより傾斜部の空針に新たに編目が形成されて傾斜部のウエール数が増加するとともに、平坦部の重ね目に次コースの編目が形成されて平坦部のウエール数を減らした後、衿ぐりの全域に給糸して衿を形成する。
なお、編成する編地が前身頃と後身頃が前後に重ねられ筒状編成される編地である場合には、前身頃と並行して後身頃が編成され、袖と身頃を接合する部分では、前身頃と同様に後身頃を編成する都度、袖との接合が行われ、袖と身頃の接合完了後、前身頃と後身頃を肩部において連結する。形成する衿ぐりの周長に対し衿ぐり全体のウエール数が不足する場合には、例えば前衿ぐりのウエール数を増加させる編成を行い、衿ぐりの右側部分および左側部分の編目を内側から1針、2針、…と外側に向けてその移動量を大きくさせて移動させ、各編目間に空針を挿入する。空針を編目間に挿入する際には、第1針ベッドの針に係止される衿ぐりの編目数と、第2針ベッドの針に係止される衿ぐりの編目数の差が2以上とならないように、前衿ぐりの両端部の編目を後身頃に形成される後衿ぐりの側端の編目の外側に移動させ、第1針ベッドと第2針ベッド間で編目送りを行う。上記したよう編目間に空針を挿入し衿ぐり全体のウエール数を増加させて補完することにより、周長の大きな衿を編成可能となり、より確実に前下がりを形成できるという効果がある。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の一実施例を図面とともに説明する。本実施例では、図示しないが上面に多数のスライドニードルを列設した前ベッド(FB)と後ベッド(BB)を前後対向配置し、後ベッドが左右にラッキング可能で、前ベッドの上位に多数のトランスファージャック(以下、TRジャックとする)が針ベッドの針ピッチと同ピッチで列設され、針ベッドに対し左右ラッキング可能に設けられるトランスファージャックベッド(以下、TRジャックベッドとする)を備え、前後針ベッド間およびTRジャックベッドと前後針ベッド間での目移しが可能なタイプの横編機を編成に使用する。また、本実施例では本願出願人の先の出願である日本特許公開平11−43849号に開示される編目の預け置き方法と呼ばれるホールディング技術を利用した編成が可能な横編機を使用する。ホールディングとは針本体とスライダーからなり、スライダーが二枚の薄板を重ね合わせ、スライダー先端側にタングを備えたスライドニードルと呼ばれる複合針を使用して行う編成技術である。ホールディングでは針本体のフックに係止していた編目を保持するとともに、スライダーのタング上でもう一つの編目を受け取ることで同じ針上に異なる2つの編目を分離した状態を維持したまま保持する。このホールディングの詳細な説明に関しては上記公報に開示されているので、これ以上の詳細な説明は省略する。ホールディングでは編目を移した側の針を一時的に空針とすることができ、これを使って適宜の編成を行った後、預けた編目を元の針に移し戻せば編目を移す前の状態に復帰できるので、二枚ベッド横編機でも一本置きの針を使用するという制限なしにシームレスニットウエアを編成できる。なお、本実施例の方法は前後に編地を重ねて筒状編成する場合に限定されず、例えはパーツとして前身頃のみを編成する場合にも利用できるが、以下の説明では前身頃と後身頃がその両端部で連続する筒状編地を編成する過程で実施する場合を説明する。
第1図は本実施例により編成されるニットウエアとしてのセーター1を示す。セーター1は袖がセットインタイプで、衿が「U」字状のラウンドネックである。以下の説明では説明の便宜上、編組織を平編としたが、ジャカードやリブ編組織とすることもできる。第2図はセーターを構成する身頃と袖および衿の型紙(編目配列)を示し、上がセーター着用時に後側に現れる後身頃、左右の袖の後部分と後衿部8bを示し、これらは後ベッドの針を使用して編成される。下がセーター着用時に前側に現れる前身頃、左右の袖の前部分と前衿部を示し、これらは後述するが前衿部の外側の一部を除いて前ベッドの針を使用して編成される。
セーター1は脇下部において前身頃2aの各点A,aは、前袖部4a,14aの各点P,pと接合され、後身頃2bの各点H,hは後袖部4b,14bの各点S,sと接合される。前身頃2aの線A−Bと袖4aの線P−Q、前身頃2aの線a−bと袖14aの線p−qが接合される。同様に後身頃2bの線H−Iと袖4bの線S−Tが接合され、後身頃2bの線h−iと袖14bの線s−tが接合される。前身頃2aは衿ぐり10aが形成される点F,f以降にかけて後身頃2bと異なる形状をしており、右前身頃15aと左前身頃5aとに分岐して編成される。なお、右前身頃15aや右袖14などの各パーツを示す際に使う右・左はセーター着用時の着用者を基準に示すものとする。8aは前衿部を示し、後衿部8bよりも幅が大きい。線C−D−E−e−d−cは前衿部8aが形成される前身頃2aの衿ぐり10aである。線J−jは後衿部8bが形成される後衿ぐり10bである。
第3図はセーター編成時の各段階の概略を示す。ステップLで身頃2、袖4,14用にそれぞれ用意した給糸口(図示なし)で筒状の裾ゴム6、7、17の編成を開始する。以降、ステップMに達するまでは、身頃2と袖4,14を別々の筒状編地として編成する。ステップMからステップNでは、前身頃2a、後身頃2b、左袖4、右袖14を一つの筒状体として編成しながらその都度、身頃2と左右の袖4,14を接合してゆく。ステップNからはステップM〜Nの編成に加えて前身頃2aを左前身頃5aと右前身頃15aとに分岐し、左前身頃5aと右前身頃15aの編成で引き返し編しながら前衿ぐり10aを形成し、同時に身頃と袖を線A−Bと線P−Q、線a−bと線p−qで接合して肩まで編成する。この間、衿ぐり10aの線C−D−E−e−d−bに沿う周縁の編目を順次不作用状態に置いてゆく引き返し編成を繰り返し行って円弧状の切り欠きを形成する。続いて肩部において前身頃2aの線B−Cと後身頃2bの線I−J、前身頃2aの線b−cと後身頃2bの線i−jを接合し、公知の解れ止め手段により伏目処理する。
実際の編成の詳細な説明を行う前に編成の概略を第4図を使用して説明する。第4−a図はセーター1の衿部の拡大図、図4−bは後衿ぐり10bに対する前衿ぐり10aの周長の変化を示す略図である。衿8は前身頃2aの前衿ぐり10aの周りに前衿部8aが形成され、後身頃2bの後衿ぐり10bに後衿部8bが形成される。前衿ぐり10aは傾斜のあるC−D−Eおよびc−d−eの傾斜部とE−eの平坦部からなり、左右の傾斜部は傾斜上部C−D、c−dと傾斜下部D−E、d−eからなる。後衿ぐり10bは図4−bの(1)であり、前衿ぐり10aは(2)であり、ウエール数は(1)=(2)となっている。ここで、この状態から先に傾斜上部C−D、c−dで増目してウエール数を増加させ、(3)の状態とする。この編成により前衿ぐり10aは後衿ぐり10bより周長が長くなる。次に傾斜下部D−E、d−eの編目を中央線X−X側に移動させ、傾斜下部内に空針を挿入し平坦部内で隣接する編目同士を重ね合わせる編成を行い傾斜下部D−E、d−eのウエール数を増加させ、平坦部E−eのウエール数を減少させ(4)の状態とする。ここでは(3)の状態から衿ぐりの周長自体は変化せず、傾斜下部D−E、d−e間のウエール数と、平坦部E−e間のウエール数の比率の変更のみを行う。
第4−b図の(2)から(3)へと衿ぐり10の傾斜上部C−D、c−dのウエール数を増加させる編成を第5〜第7図を使用して説明する。第5図のステップ1は衿ぐり10を除く肩までの接合編成が完了した状態の針ベッドにおける編目の係止状態を示し、前ベッドの針D〜Wに前身頃2aの線C−D−E−e−d−c上の前衿ぐり10aの編目が係止され、後ベッドの針D〜Wに後身頃2bの線J−j上の後衿ぐり10bの編目が係止されている。図中前身頃2aの編目は太丸で示す。編針A〜Mは衿ぐり10の中央線X−X左側の編目を示し、針N〜Zは中央線X−X右側の編目を示し、実際の編成では針Mと針Nの間に多数の針が存在する状態で編成が行われる。本実施例では前衿ぐり10aの傾斜上部C−D、c−dでそれぞれ4ウエール増目する例を示す。
衿ぐり10を広げる編成は、前衿ぐり10aの編目の移動により行う。この編成の間、後衿ぐり10bの編目は移動することなく保持される。ステップ2〜ステップ8は前衿ぐり10aの左側部分で増目する処理を示し、ステップ9〜ステップ15は前衿ぐり10aの右側部分で増目する処理を示す。後ベッドやTRジャックベッドがステップ1の位置関係にある時を針ベッドのラッキング原点とする。まず、ステップ2で後ベッドを左へ1針分(1P)ラッキングして前ベッドの針Dに係止している編目39を後ベッドの針Kのスライダーのタング上にホールディングさせた後、針Dに係止される前衿ぐり10aの左端の編目31を後ベッドに移す。
次にステップ3では前ベッドの針E〜Kに係止される編目32〜38をTRジャックE〜Kに移す。ステップ4ではTRジャックベッドを2針分(2P)左へラッキングした状態としてTRジャックに係止した編目38を前ベッドの針Iに移すと共に、前記ステップ2で後ベッドの針Kにホールディングした編目39を前ベッドの針Kに移す。上記では編目39の移動をホールディングを利用して行ったが、これに代えてTRジャックを利用して行うことも可能である。
ステップ5ではTRジャックベッドをステップ4から更に1針分左へラッキングしてTRジャックIに係止した編目37を前ベッドの針Gに移す。ステップ6では更にTRジャックベッドを1針分左へラッキングしてTRジャックE−Iに係止した編目32〜36を前ベッドの針A〜Eに移す。
ステップ7では後ベッドを1針分左へラッキングして前ベッドの針Aに移された編目32を後ベッドの針Bに移す。ステップ8では衿ぐり10aの左側部分を広げる処理が完了し、後ベッドをラッキング原点に戻した時の衿ぐり10aの各編目の係止状態を示す。前衿ぐり10aの左端の2つの編目31,32が端の編目31から順に後衿ぐり10bの側端の編目に隣接するように後ベッドへ送られる。前衿ぐり10aの左側部分の移動される編目33〜39が元々あった位置から内側を1針として、2針、3針、4針分と外側に向けてその移動量を大きくさせて左に移動させ、4つの空針F,H,J,Lを編地内に形成した状態となる。
ここでは各編目36,37,38,39,40の間に空針が1本づつ挿入されるが、衿ぐりの本数が多本数である場合には、例えば3つ毎にそれぞれを1針、2針、3針、4針分と順次シフトさせ、それらの編目間に空針を1本づつ挿入するようにしてもよい。増加させるウエールの数に応じて空針が挿入され、空針が連続しないように移動させる編目を分散させることにより後工程で行う増目をスムーズに行うことができる。しかしながら分散させるのに十分な目数がない場合には空針が連続しても問題はない。また、本実施例では前衿ぐりの中央線X−Xの左右それぞれの衿ぐりにおいて4ウエールづつ増やし、側端の編目31,32を後ベッドに送ることで前衿と後衿部の周長の差を2分し、前ベッドの針に係止される編目数と、後ベッドの針に係止される編目数の差が大きくなるのを防止することで、糸切れや編筋の発生を回避している。衿ぐりを一方において2ウエール増やす場合には、側端の編目31だけを後ベッドに送ればよい。後ベッドに送られる編目の数は衿ぐりにおいて増やすウエールの数により変化する。
次にステップ9〜15では上記前衿ぐり10aの中央線X−X左側で増目したステップ2〜8と同様の編成を中央線X−Xの右側で行う。ステップ15は前衿ぐり10aが広げられた後の衿ぐりの編目の係止状態を示す。前衿ぐり10aの右側部分と左側部分でそれぞれ4ウエールづつ増目され、その内両端の2目が後ベッドの後衿ぐり10bの外側に送られた状態となっている。このように前衿ぐり10aの側端の編目31,32,41,42を後ベッドに送ることで前後の針ベッドにおいて係止する両側端の編目同士が左右に大きく離れることなく近接した状態を維持して衿ぐりの口径を広げることができる。ステップ16は衿8a,8bを編成する際に、編目間に挿入された空針F・H・J・L・O・Q・S・Uに増目を行うステップを示し、ステップ17は後衿ぐり10bに給糸する編成を示す。
次に第4−b図の(3)から(4)へと傾斜下部D−E、d−eの編目を平坦部E−e側に移動させ、傾斜下部D−E、d−eに空針を挿入して平坦部ウエール数を増加させるとともに、平坦部E−eのウエール数を減少させる編成を第8〜第11図を使用して説明する。第8〜第11図の編成は第7図までの編成に続いて行われる。第8〜第11図においては、説明の便宜***線X−Xの左右での編成を別々に示し、ステップ番号の右側に付した(L)は衿ぐり10の中央線X−Xの左側(着用時に右側)での編成を、(R)は中央線X−Xの右側(着用時に左側)での編成を示す。中央線X−Xの左右何れか一方でのみ編成を行うステップではその部分で行われる編成のみを示し、左右両側で編成を行う場合にはステップ13のように中央線X−Xの左側と右側で行われる編成を分割して示す。第8〜第11図においてステップ番号に(R)の付したステップでは、図示せぬが前ベッドの左側に前衿ぐり10aの傾斜上部c−dの編目が、右側に中央線X−Xの右側の衿ぐり10の編目が係止されている。後ベッドには後衿ぐり10bの編目、および後ベッドに移された前衿ぐり10aの編目が係止されている。また、ステップ番号に(L)を付したステップでは前ベッドの左側に中央線X−Xの左側の衿ぐり10の編目が係止され、右側には傾斜上部D−Cの編目が係止され、後ベッドには後衿ぐり10bの編目および後ベッドに移された前衿ぐり10aの編が係止されている。なお、以下の説明では中央線X−Xの左右それぞれの傾斜下部D−E、d−eの編目を平坦部E−eへ移動して傾斜下部D−E、d−eをそれぞれ4ウエールづつ増やす例とする。
第8図のステップ1は第5〜第7図の編成が完了した時点での係止状態を示す。ステップ1では前ベッドの針A〜Wに傾斜下部d−eの編目が、針X−iに平坦部e−Eの編目が係止され、後ベッドの針A〜iに後衿ぐりJ−jの編目が係止されている。ステップ2では前ベッドの針D〜eの編目をTRジャックベッドのTRジャックD〜eに目移しする。ステップ3ではTRジャックベッドを右に1針分ラッキングした後、TRジャックD〜Gの編目41〜44、およびc〜eの編目45〜47を前ベッドに目移しする。これにより、前ベッドの針Dに空針が挿入されるとともに、針fに重ね目が形成される。ステップ4ではステップ3の状態から更に1針分右にTRジャックベッドをラッキングし、TRジャックH〜Kの編目48〜51およびZ〜bの編目52〜54を前ベッドに目移しし、前ベッドの針Iに空針を挿入し、針dに重ね目を形成する。ステップ5では更に1針分TRジャックベッドを右にラッキングし、TRジャックL〜Oの編目55〜58およびW〜Yの編目59〜61を前ベッドに目移しし、前ベッドの針Nに空針を挿入し、針bに重ね目を形成する。そしてステップ6でもTRジャックベッドを更に右に1針分ラッキングした後、TRジャックベッドのTRジャックP〜Vの編目62〜68を前ベッドに目移しし、前ベッドの針Sに空針を挿入し、針Zに重ね目を形成する。これにより前衿ぐり10aの傾斜下部d−eに空針D・I・N・Sが挿入されて、平坦部e−Eの針Z・b・d・fに重ね目が形成される。
ステップ7から中央線X−X右側での編成に移る。ステップ7では前ベッドの針A〜Lに平坦部e−Eの編目が、針M−iに傾斜下部E−Dの編目が係止され、後ベッドの針A〜iに後衿ぐり10bの傾斜下部E−Dの編目が係止されている。ステップ7〜12ではステップ1からステップ6と同様の編成を中央線X−Xの右側で左右対称に行い、ステップ12に示すように平坦部e−Eの針D・F・H・Iに重ね目を形成し、傾斜下部E−Dの針Q・V・a・fに空針を挿入する。ステップ13(R)では給糸口を前衿ぐり10aの左端から右端に向かって走行させ、前記中央線X−X右側の針f・a・V・Qの空針に新たに編目を形成し、針J・H・F・Dの重ね目に次コースの編目を形成する。続いてステップ13(L)では、中央線X−X左側の針f・d・b・Zの重ね目に次コースの編目を形成し、針S・N・I・Dの空針に新たな編目を形成する。上記ステップ1〜ステップ13の編成により、傾斜下部D−E、d−eではウエール数がそれぞれ4ウエール増やされ、平坦部E−eでは中央線X−Xの左右で合わせて8ウエール減らされる。ステップ13以降の編成では前衿ぐり10aと後衿ぐり10bに対し環状に給糸して前衿部8aおよび後衿部8bを筒状に形成する。この後、図示しないが公知の伏目処理方法等の解れ止め手段により衿の最終コースの編目を解れ止め処理して針から外してセーター1の編成が完了する。
上記編成により形成された衿は、第5〜第7図の編成により衿ぐり全体のウエール数が増やされた後、第8〜第11図の編成により傾斜下部D−E、d−eのウエール数を増加させ、平坦部E−eのウエール数を減少させることで傾斜下部D−E、d−eのウエール数が補完される。この衿ぐりに続けて衿を編成することにより意図した形状の衿を形成でき、着心地が良くファッション性の高く、十分な前下がりが形成された衿が編成されたニットウエアを編成できる。なお、上記した実施例では前身頃2aのみに下がりを形成する場合を説明したが、後身頃2bにも下がりを形成する場合には、後衿ぐり10bに同様の編成を行えばよい。また、上記実施例では第5〜第7図において、前衿ぐり10aの外側の編目を後ベッド上に送りながら前衿ぐり10aに空針を挿入し衿ぐり10全体のウエール数を増加させる編成を傾斜上部C−D、c−dでのみ行ったが、傾斜下部D−E、d−eや平坦部E−eで行ってもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば編成に使用する横編機としてTRジャックベッドやスライドニードルを装備しない汎用の二枚ベッド横編機においても前述のように1本置きの針を編目の形成に使用することで実施できる。また、四枚ベッド横編機ではホールディングを使用しなくとも全針で編成することが可能である。上記した実施例では空針に編糸をフックさせることで増目を行ったが、割り増やしなど他の増目方法により行うこともできる。
産業上の利用可能性
本発明によれば、前身頃または/および後身頃の衿が形成されるニットウエアを裾から肩方向に向かって編成し、その間に衿ぐり形成開始箇所以降において身頃を衿ぐりの右側と左側とに分岐させて編成するとともに、衿ぐり周縁の編目を順次編成から外して不作用状態としてゆく引き返し編を所定回数繰り返して衿ぐりを形成し、衿首部において平坦部から傾斜部にウエールを補完することで衿の部分毎のウエール数の比率を形成する衿の形状に適した比率に変更し、これに続けて衿を編立てることで、着心地がよくファッション性が高く、十分な下がりが形成されたニットウエアを編成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により衿部が形成されたセーターを示す図である。第2図は第1図のセーターの展開図(型紙)である。第3図は第1図のセーターの編成の各段階を示す図である。第4−a図はセーターの衿部の部分拡大図であり、第4−b図は前衿および後衿部の周長の変化を示す図である。第5図は前衿ぐりの周長を拡大する編成を示す編成コース図である。第6図は前衿ぐりの周長を拡大する編成を示す編成コース図である。第7図は前衿ぐりの周長を拡大する編成を示す編成コース図である。第8図は前衿ぐりのウエール数の比を変化させる編成を示す編成コース図である。第9図は前衿ぐりのウエール数の比を変化させる編成を示す編成コース図である。第10図は前衿ぐりのウエール数の比を変化させる編成を示す編成コース図である。第11図は前衿ぐりのウエール数の比を変化させる編成を示す編成コース図である。第12図は従来の編成方法により形成される衿ぐりの周長とウエール数の関係を示す図である。
Claims (4)
- 少なくとも前後一対の針ベッドを備え、何れか一方または双方の針ベッドが左右にラッキング可能に構成され、前後針ベッド間で編目の受け渡しが可能な横編機を使用し、前身頃または/および後身頃の衿が形成されるニットウエアを裾から肩方向に向かって編成し、その間に衿ぐり形成開始箇所以降において身頃を衿ぐりの右側と左側とに分岐させて編成するとともに、衿ぐり周縁の編目を順次編成から外して不作用状態としてゆく引き返し編を所定回数繰り返して衿ぐりを形成し、該衿ぐり周縁に衿を形成してなるニットウエアの衿首部編成方法であって、
衿ぐりの傾斜部と該傾斜部に隣接する平坦部を含む左右の衿ぐりの編目を衿ぐり中央側に向けて移動させ、傾斜部内に空針を挿入するとともに平坦部内に重ね目を形成した後、続く衿の編成の際に前記空針に新たに編目を形成するとともに前記重ね目に次コースの編目を形成する編成を左右の衿ぐりにおいてそれぞれ行うことを特徴とするニットウエアの衿首部編成方法。 - 編成するニットウエアが前身頃と後身頃が前後に重ねられて筒状編成される編地であって、前身頃と後身頃を肩部において接合した後、前記衿ぐりの傾斜部内に空針を挿入するとともに平坦部内に重ね目を形成し、続く衿の編成の際に前記空針に新たに編目を形成するとともに前記重ね目に次コースの編目を形成する編成を衿ぐりに施すことを特徴とする請求項1に記載のニットウエアの衿首部編成方法。
- 一方の針ベッドに係止される衿ぐりの編目を外側から順に対向する針ベッドに係止される衿ぐりの外側に送りながら空針を挿入して衿ぐりのウエール数を増加させることを特徴とする請求項2に記載のニットウエアの衿首部編成方法。
- ベストまたはセーター等のニットウエアの衿ぐり形成開始箇所以降において衿ぐりの右側と左側とに分岐して編成されるとともに、衿と衿ぐりの境界箇所において、隣接する2つの領域内の編目群が衿ぐり中央側に向かって寄せられ、該寄せにより生じた空所に新たに形成した編目、および寄せにより生じた重ね目に続けて衿が形成されることを特徴とするニットウエア。
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