JP3885790B2 - テープ作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源コード等に巻き付けられることで使用され、コードを識別するためのラベル用テープを作成するテープ作成装置に関し、特に簡単な操作により各種コードに適したラベル用テープを作成することが可能なテープ作成装置に関するものである。
従来から、電源コード等を識別するためにコードに巻きつけて使用されるラベルを作成する装置としては、特開平6−247431号公報に記載されているラベル作成装置等がある。
このラベル作成装置は、コードの太さに対応して必要な巻代長さを設定し、設定された巻代の両側にコードの種類等を判別するための文字を印字したラベルを作成することで、ラベルをコードに巻きつけて貼付した際にコードの識別を容易に可能とするものである。
特開平6−247431号公報(第4−5頁、図7)
しかしながら、従来のラベル作成装置では、コードの太さに対応して巻代部の長さを設定するものであるが、印字される文字の大きさ及び巻代部の両側に位置する印字部分の長さについては、コードの太さに対応して設定されるものでなく、操作者が別途設定するか、若しくは予め決められた固定値に基づいて設定されていた。しかし、予め決められた固定値に基づいて行う場合には、コードの太さにかかわらず常に同じ文字の大きさや印字部分の長さとなるため、コードや巻代部に対してのサイズのバランスが悪くなり、またコードの種類を判別する際には印字されている文字のみにより判別しなければならなかった。
更に、操作者が別途設定する場合には、使用するコードの太さから、操作者が適当な文字の大きさや印字部分の長さを判断して入力しなければならず、煩雑な作業となっていた。
本発明は、前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、操作者が自ら印字文字サイズやフラッグ部の長さを設定することなく、入力されたコードの直径より適当なサイズや長さの値を設定することができるので、極めて簡単な操作により、コードの太さに応じた見やすく、且つ、コードの種類の判別が容易にできるラベル用テープを作成することが可能なテープ作成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るテープ作成装置は、コードの周囲に巻きつける巻代部と、巻代部と一体に形成されコードの種類を示すフラッグ部とを有するラベル用テープを作成するテープ作成装置において、前記フラッグ部に文字の印字を行う印字手段と、前記コードの直径を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段により入力されたコードの直径に基づき、前記フラッグ部の長さと、前記巻代部の長さを設定する第1設定手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に係るテープ作成装置は、コードの周囲に巻きつける巻代部と、巻代部と一体に形成されコードの種類を示すフラッグ部とを有するラベル用テープを作成するテープ作成装置において、前記フラッグ部に文字の印字を行う印字手段と、前記コードの直径を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段により入力されたコードの直径に基づき、前記印字手段により印字する文字サイズと、前記巻代部の長さを設定する第2設定手段とを有することを特徴とする。
また、請求項3に係るテープ作成装置は、請求項2に記載のテープ作成装置において、前記第2設定手段は、さらに、前記フラッグ部の長さを設定することを特徴とする。
また、請求項4に係るテープ作成装置は、請求項1に記載のテープ作成装置において、前記コードの本数を入力する第2入力手段と、前記第1入力手段により入力されたコードの直径と前記第2入力手段により入力されたコードの本数に基づき、前記フラッグ部の長さと、前記巻代部の長さを設定する第3設定手段とを有することを特徴とする。
また、請求項5に係るテープ作成装置は、請求項2に記載のテープ作成装置において、前記コードの本数を入力する第2入力手段と、前記第1入力手段により入力されたコードの直径と前記第2入力手段により入力されたコードの本数に基づき、前記印字手段により印字する文字サイズと、前記巻代部の長さを設定する第4設定手段とを有することを特徴とする。
また、請求項6に係るテープ作成装置は、請求項5に記載のテープ作成装置において、前記第4設定手段は、さらに、前記フラッグ部の長さを設定することを特徴とする。
また、請求項7に係るテープ作成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテープ作成装置において、前記巻代部の長さは、前記コードの周囲長さより長くすることを特徴とする。
更に、請求項8に係るテープ作成装置は、請求項7に記載のテープ作成装置において、前記巻代部の長さは、前記コードの直径に前記テープの厚さを2倍したものを加えた値に円周率を乗じた値以上としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、テープ作成装置によりコードの周囲に巻きつける巻代部と、巻代部と一体に形成されコードの種類を示すフラッグ部とを有するラベル用テープを作成する際に、テープ作成装置が入力されたコードの直径に基づき、フラッグ部の長さと、巻代部の長さを設定するので、操作者が自らフラッグ部の長さ及び巻代部の長さ値の設定を行うことなく、コードの直径に適したフラッグ部の長さ及び巻代部の長さが設定される。従って、極めて簡単な操作により、コードの直径に応じた見やすいラベル用テープを作成できるとともに、コードの直径に応じてフラッグ部の長さを変化させるので、巻きつけて使用した際にコードの種類の判別がより容易となるラベル用テープを作成することが可能である。
また、請求項2に記載の発明によれば、テープ作成装置によりコードの周囲に巻きつける巻代部と、巻代部と一体に形成されコードの種類を示すフラッグ部とを有するラベル用テープを作成する際に、テープ作成装置が入力されたコードの直径に基づき、印字する文字サイズと、巻代部の長さを設定するので、操作者が自ら文字サイズ及び巻代部の長さ値の設定を行うことなく、コードの直径に適した文字サイズ及び巻代部の長さが設定される。従って、極めて簡単な操作により、コードの直径に応じた見やすいラベル用テープを作成できるとともに、コードの直径に応じて文字サイズを変化させるので、巻きつけて使用した際にコードの種類の判別がより容易となるラベル用テープを作成することが可能である。
また、請求項3に記載の発明によれば、テープ作成装置が入力されたコードの直径に基づき、印字する文字サイズと、フラッグ部の長さと、巻代部の長さを設定するので、操作者が自ら文字サイズ、フラッグ部の長さ、及び巻代部の長さ値の設定を行うことなく、コードの直径に適した文字サイズ、フラッグ部の長さ、及び巻代部の長さが設定される。従って、極めて簡単な操作により、コードの直径に応じた見やすいラベル用テープを作成できるとともに、コードの直径に応じて文字サイズとフラッグ部の長さを変化させるので、巻きつけて使用した際にコードの種類の判別がより容易となるラベル用テープを作成することが可能である。
また、請求項4に記載の発明によれば、テープ作成装置が入力したコードの直径とコードの本数とに基づき、フラッグ部の長さ及び巻代部の長さを設定するので、複数のコードを束ねた状態で巻きつけてコードの種類を表わすラベル用テープを作成する際に、束ねた状態のコードに適したフラッグ部の長さ及び巻代部の長さが設定される。従って、極めて簡単な操作により、束ねた状態のコードの太さに応じた見やすいラベル用テープを作成できるとともに、コードの本数や直径に応じてフラッグ部の長さを変化させるので、コードを束ねた際に束ねたコードの種類の判別がより容易となるラベル用テープを作成することが可能である。
また、請求項5に記載の発明によれば、テープ作成装置が入力したコードの直径とコードの本数とに基づき、文字サイズ及び巻代部の長さを設定するので、複数のコードを束ねた状態で巻きつけてコードの種類を表わすラベル用テープを作成する際に、束ねた状態のコードに適した文字サイズ及び巻代部の長さが設定される。従って、極めて簡単な操作により、束ねた状態のコードの太さに応じた見やすいラベル用テープを作成できるとともに、コードの本数や直径に応じて文字サイズを変化させるので、コードを束ねた際に束ねたコードの種類の判別がより容易となるラベル用テープを作成することが可能である。
また、請求項6に記載の発明によれば、テープ作成装置が入力したコードの直径とコードの本数とに基づき、文字サイズ、フラッグ部の長さ、及び巻代部の長さを設定するので、複数のコードを束ねた状態で巻きつけてコードの種類を表わすラベル用テープを作成する際に、束ねた状態のコードに適した文字サイズ、フラッグ部の長さ、及び巻代部の長さが設定される。従って、極めて簡単な操作により、束ねた状態のコードの太さに応じた見やすいラベル用テープを作成できるとともに、コードの本数や直径に応じて文字サイズやフラッグ部の長さを変化させるので、コードを束ねた際に束ねたコードの種類の判別がより容易となるラベル用テープを作成することが可能である。
また、請求項7に記載の発明によれば、巻代部の長さがコードの周囲長さより長くされているので、入力されたコード直径と実際のコード直径の間に誤差があったとしても巻代部の長さが足りなくなることがなく、貼付することが可能である。また、コードに巻きつけた際にテープにシワやたわみが生じた際、更に、コードに対して斜めに巻きつけてしまった際にも巻代部の長さが足りなくなることはない。また、既にコードにラベル用テープが張られている上から新たに重ねて貼る場合にも巻代部の長さが足りなくなることはない。
更に、請求項8に記載の発明によれば、巻代部の長さは、コードの直径にテープの厚さを2倍したものを加えた値に円周率を乗じた値以上とするので、コードに既に巻きつけられたテープの上から重ねて貼る際に、既に巻きつけられているテープを含めたコードの周囲長さ以上を新たに巻きつけるラベル用テープの巻代部としているので、巻代部の長さが足りなくなることなく、確実に貼付することができる。
以下、本発明に係るテープ作成装置について、本発明を具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテープ作成装置の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。図1は本実施形態に係るテープ作成装置の概略外観斜視図、図2は本実施形態に係るテープ作成装置の概略断面図である。
図1及び図2に示すように、テープ作成装置1は、合成樹脂製の本体2と、この本体2の背面部(テープ作成装置1を使用する際に使用者と対向する面と反対側の面)全体を覆うように着脱可能に取り付けられる合成樹脂製の背面カバー3とから構成されている。また、本体2の長手方向のほぼ上半分側の部分は、水平視やや丸く形成され、この上側表面の略中央部には左右方向に横長の窓部4が穿設され、この窓部4の下側には液晶ディスプレイ5が配設されている。また、本体2の液晶ディスプレイ5の左側側面部には、カッターレバー6が設けられ、このカッターレバー6を親指などで内側に押すことにより印字されて上端部に形成されるテープ排出口7(図3参照)から排出された印字用テープ8(図3参照)を後述の切断刃9(図3参照)にて切断することができる。
また、本体2の長手方向のほぼ下半分側の部分の左右幅寸法は、その上側部分の左右幅寸法よりも少し狭く形成されると共に、左右側面の角部も丸く形成され、把持部10を構成している。また、背面カバー3の把持部10に対応する部分の左右側面の角部も丸く形成されている。また、本体2に取り付けられる背面カバー3は、テープカセット11に対向する部分から把持部10にかけてテープ作成装置1の厚さ寸法がなだらかに小さくなるように形成され、把持部10の厚さ寸法は、テープカセット11が収納されている部分の厚さ寸法よりも小さくなるように形成され、操作者の手に持ちやすいように把持部10が構成されている。
また、把持部10の表面には、軟質ゴム製等で形成され、文書データからなるテキストを作成するための文字入力キー12、スペースを入力するスペースキー13、アルファベットの大文字と小文字とを押下する毎に切り替える切り替えキー14、テキストの印字を指令する印字キー15、及び、文字等のキャラクタを表示する液晶表示装置6上でカーソルを左右に移動させるカーソルキー16、電源をオン・オフする電源ボタン17、文字選択等を指令するリターンキー18、通常の印刷からフラッグ印刷へ切り替えるとともにフラッグ印刷の設定を行うフラッグ印刷設定キー19等を備えるキーボード20が配置されている。
また、各文字入力キー12は、複数の英数字を押下する毎に切り替えて入力できるように構成されている。例えば、文字入力キー12の上面部に「a、b、c、2」の文字が印刷されている場合には、この文字入力キー12を押下する毎に液晶ディスプレイ6上のカーソル位置に「a」、「b」、「c」、「2」の文字が順次表示され、リターンキー18を押下することによって入力文字が確定される。また、切り替えキー14を押下する毎に液晶ディスプレイ5上のカーソル位置に表示される英小文字「a」と英大文字「A」、英小文字「b」と英大文字「B」、英小文字「c」と英大文字「C」が切り替えて表示され、リターンキー18を押下することによって確定される。
また、図2に示すように、本体2の把持部10の裏面部には、各文字入力キー12、スペースキー13、切り替えキー14、印字キー15、カーソルキー16、電源ボタン17、リターンキー18、フラッグ印刷設定キー19等を備えるキーボード20が上面部に配置される基板21が設けられている。また、本体2の把持部10と液晶ディスプレイ5との間の裏面部には、制御回路部が構成される制御基板22が配設されている。そして、この制御基板22の後述のサーマルヘッド23に対して反対側で本体2の長手方向上側には、不図示のギヤー列を介してテープ送り手段であるプラテンローラ24(図3参照)を回転駆動する駆動モータ25が本体2の裏面部に配設されている。
また、本体2の各基板21、22、液晶ディスプレイ5、及び駆動モータ25等の背面側の開口部には、後述のようにテープカセット11が収納されるカセット収納部27(図3参照)や乾電池28が2本ずつ直列に収納される電池収納部29(図3参照)が背面部に形成される合成樹脂製の仕切り部材30が各ネジ31によってネジ止めされている(図3参照)。
次に、この仕切り部材30等の構成について図3に基づいて説明する。図3は本実施形態に係るテープ作成装置に装着される背面カバーを外してテープカセットを装着した状態を示す概略底面図である。
図3に示すように、仕切り部材30の長手方向上半分側の部分には、テープカセット11の外形とほぼ同じ水平断面略四角形状で、ほぼテープカセット11の厚さ寸法にほぼ等しい深さ寸法裏側に膨出するように形成されるカセット収納部27が設けられている。また、このカセット収納部27のカッターレバー6側の端縁部近傍の底面部には、複数の発熱素子(図示せず)を列設するとともに、印字用テープ8に印字リボン(図示せず)を介して文字等の印字を行うサーマルヘッド23が取り付けられる薄板状のサーマルヘッド取付部32が、本体2の長手方向に沿うように直角外側方向に立設されている。また、サーマルヘッド23に対向するカセット収納部27の側面部は切り欠かれると共に、この切欠部に対向する仕切り部材30の裏面部にプラテンホルダ33が下端部の回転軸34を中心に回動可能に設けられている。
さらに、カセット収納部27の底面部には、複数個(本実施形態では5個)の検出スイッチ35が配設されており、かかる検出スイッチ35は、テープカセット11をカセット収納部27にセットした際に、テープカセット11の底面に形成された複数個(本実施形態では5個)の凹凸部(図示せず)を介して選択的にオン・オフされる。
前記テープカセット11には、印字用テープ8及び印字リボンが内蔵されており、本実施形態に係るテープ作成装置1に使用されるテープカセット11の種類は、内蔵されている印字用テープ8と印字リボンとの組合せにより区別される。その内、印字用テープ8のテープ幅としては、6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、36mmの6種類があり、また、テープの種類としては、ラミネートテープ40、レセプターテープ41の2種類がある。
ここで、ラミネートテープ40、レセプターテープ41の構造について図4及び図5を用いて説明する。図4はラミネートテープの構造を模式的に示す断面図、図5はレセプターテープの構造を模式的に示す断面図である。
ラミネートテープ40は、透明テープ42、透明な粘着剤層43、基材44、粘着剤層45、剥離紙46とからなる。印刷時においては、サーマルヘッド23及び印字リボンとにより透明テープ42に印字され、印字された透明テープ42に、透明な粘着剤層43、基材44、粘着剤層45、剥離紙46からなる離型紙47が裏貼りされ、テープ排出口7より排出される。そして、透明テープ42と透明な粘着剤層43との間に印刷されたインク48が配置されることとなる。
上記構造を有するラミネートテープ40は、使用する際に剥離紙46を剥がした後、対象物に貼付される。その際の、透明テープ42から粘着剤層45までのテープ厚さD1は0.1mmである。
一方、レセプターテープ41は、被印字テープ49、粘着剤層45、剥離紙46とからなる。印刷時においては、サーマルヘッド23及び印字リボンとにより被印字テープ49に印字され、印字された被印字テープ49に、粘着剤層45、剥離紙46からなる離型紙50が貼られ、テープ排出口7より排出される。そして、被印字テープ49の表面に印刷されたインク48が付着されている。
上記構造を有するレセプターテープ41は、使用する際に剥離紙46を剥がした後、対象物に貼付される。その際の、被印字テープ49から粘着剤層45までのテープ厚さD2は0.07mmである。
従って、印字用テープ8のテープ幅とテープ種類との組合せは、12(6×2)種類の組合せが存在し得る。ここに、テープカセット11に内蔵された印字テープ8に内蔵された印字テープ8のテープ幅と種類の組合せは、次のように検出される。
テープカセット11の底面には、前記したように、テープカセット11に内蔵されている印字用テープ9のテープ幅とテープの種類との組合せを特定するように凹凸部が選択的に形成されており、かかる凹凸部は、テープカセット11をカセット収納部27にセットした際に、5個の検出スイッチ35を選択的にオン・オフする。これにより、各検出スイッチ35からは、そのオン・オフのスイッチ信号を組み合わせたスイッチ信号パターンが得られる。
一方、後述するROM66には、テープカセット11に内蔵されている印字用テープ8のテープ幅の種類及び印字リボンの種類の組合せと、各検出スイッチ35より得られるスイッチ信号パターンの組合せとを相互に対応させたテープカセット検出テーブルが格納されている。
そして、テープカセット11をカセット収納部27にセットした際に、各検出スイッチ35から出力されるスイッチ信号パターンと前記テープカセット検出用テーブルとを相互に参照することにより、テープカセット11に内蔵されている印字用テープ8のテープ幅とテープの種類との組合せが検出されることになる。
次に、上記テープ作成装置1によって作成されるラベル用テープ53の全体構造について図6及び図7を用いて説明する。図6はコードに巻きつけて使用された状態のラベル用テープの正面図である。図7はコードに巻きつける前の状態のラベル用テープの正面図である。
ラベル用テープ53は、コード54の周囲に巻き付ける巻代部55と、巻代部55と一体に形成され、コード54の種類等を示す文字が印刷されるフラッグ部56とから基本的に構成されている。ラベル用テープ53を作成する際には、巻代部55を挟んで両側にそれぞれ第1フラッグ部57と第2フラッグ部58が位置し、第1フラッグ部57と第2フラッグ部58にはそれぞれ同じ文字が同じサイズで印字されるとともに、巻代部55の中間位置にはテープの幅方向に破線状の基準線59が印字される。その際、第1フラッグ部57及び第2フラッグ部58の長さは同じL1であり、巻代部55の長さはL2となるように作成される。尚、各L1、L2の値は、コード54の直径R及び複数本のコード54を束ねる際にはコード54の本数Nの値より自動的に適当な値が設定される。その設定機構については後に詳細に説明する。
このように作成したラベル用テープは、コード54を巻代部55にあて、第1フラッグ部57と第2フラッグ部58を互いに張り合わせることによりフラッグ部56が形成され、コード54に貼付される。更に、貼付する際には巻代部55の中間位置に印字された基準線59を基準として1本、若しくは複数本のコード54の周囲に巻き付けながら貼付すればよく、これにより各種のコード54に対して取り付けが簡単、且つ確実なラベル用テープ53を作成することができる。また、コード54に取り付けられたラベルはいずれの方向からもコードの種類等を表わす文字が見易く、コードの種類を容易に確認することができる。
尚、ラベル用テープ53の作成例としては、巻代部55の両側にそれぞれ第1フラッグ部57と第2フラッグ部58が位置するものだけでなく、図8に示すように巻代部55、第1フラッグ部57、第2フラッグ部58の順に位置するように作成することも可能である。また、その逆に第1フラッグ部57、第2フラッグ部58、巻代部55の順に位置させることも当然に可能である。
次に、印刷機構PMと前記液晶ディスプレイ6とを駆動制御する制御ユニットCUを含む制御系について説明する。図9は本実施形態に係るテープ作成装置の制御ブロック図である。
図9に示すように、制御ユニットCUには、キーボード20と、印刷機構PMと、ディスプレイ駆動回路63を介して液晶ディスプレイ5と、テープカセット11の種類、即ち、印字用テープのテープ幅と種類を検出するための検出スイッチ35とが接続されている。
また、制御ユニットCUは、バス64を介して相互に接続されたCPU65と、ROM66と、RAM67と、印刷用CG−ROM68と、液晶ディスプレイ5への表示の為の表示用CG−ROM69と、入力インタフェース70、及び、出力インタフェース71を有している。入力インタフェース70には、前記したキーボード20、検出スイッチ35がそれぞれ接続されている。
ここに、ROM66は各種のプログラムを記憶させておくものであり、後述する基本制御プログラム、印刷制御プログラム、その他テープ作成装置1の制御上必要な各種のプログラムを格納したプログラムメモリ73を有する。そして、CPU65はかかるROM66に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行うものである。
また、ROM66には、多数の文字等のキャラクタそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が各書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されてコードデータに対応して文字データメモリ74に記憶されている。更にROM66には、前記したコード54の直径R、及びコード54の本数Nに対応してテープをコードの周囲に巻き付ける際に必要な巻代の長さ、印字する文字の大きさ、印刷部分にあたるフラッグ部の長さについての各種の値をテーブル化してなる各種の数値テーブル75及び各種の値を演算することで求める数式データ76が格納されている。
また、RAM67はCPU65により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、かかるRAM67には各種のメモリが設けられている。ここに、RAM67には、入力データを記憶する入力バッファ77、印刷用データを記憶する印刷バッファ78、シフトレジスタ79、その他種々のカウンタやレジスタが設けられている。また、巻代メモリ80は、コード54の直径Rに対応して入力される巻代部55のデータを記憶するものである。更に、文字サイズメモリ81及びフラッグメモリ82は、コード54の直径R及びコードの本数Nに対応して入力される文字サイズデータとフラッグ部56のデータを記憶するものである。
また、印刷用CG−ROM68には、印刷対象となる多数の文字のドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され、また、表示用CG−ROM69には、印刷対象となる多数の文字の表示用ドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶されている。
更に、出力インタフェース71には、印刷機構PMを構成するサーマルヘッド23を駆動するためのヘッド駆動回路84と、同じく印刷機構PMを構成するプラテンローラ24を回転駆動する駆動モータ25を駆動するためのモータ駆動回路85と、前記ディスプレイ駆動回路63が接続されている。
ここで図10乃至図15に基づき、数値テーブル75及び数式データ76について説明する。まず、テーブル1は、ラベル用テープ53を貼付する対象であるコード54の本数Nが1本の場合において、コード54の直径Rとフラッグ部56の長さL1を関連付けたものである。尚、コードの本数N及びコードの直径Rは、後述するようにフラッグ設定処理において操作者が入力するものであり、コードの本数Nの最小入力単位は1本、コードの直径Rの最小入力単位は1mmである(図18、19参照)。
図10にあるとおり、例えば直径Rが4mmより大きく6mm以下の場合にはフラッグ部56の長さは40mmが選択される。またフラッグ部56の長さL1の最大値は160mmであるので、直径Rが12mmより大きい場合にはフラッグ部56の長さL1は160mmが選択される。
次に、テーブル2は、コード54の本数N及び直径Rとフラッグ部56の長さL1を関連付けたものである。直径Rのコード54をN本束ねてラベル用テープ53で巻き付けた場合におけるフラッグ部56の長さL1を示す。
図11にあるとおり、例えばコードの本数Nが3本で、直径Rが4mmより大きく6mm以下の場合にはフラッグ部56の長さは80mmが選択される。
テーブル3は、コード54の本数Nが1本の場合において、コード54の直径Rとフラッグ部56に印字する文字サイズS及び印字ドット数を関連付けたものである。
図12にあるとおり、例えば直径Rが4mmより大きく6mm以下の場合には文字サイズSは3が選択され、32×32ドットの印字ドット数にてフラッグ部56に印字される。また文字サイズSの最大値は7であるので、直径Rが12mmより大きい場合には文字サイズSは7が選択され、128×128ドットの印字ドット数にてフラッグ部56に印字される。
次に、テーブル4は、コード54の本数N及び直径Rとフラッグ部56に印字する文字サイズSを関連付けたものである。直径Rのコード54をN本束ねてラベル用テープ53で巻き付けた場合における印字される文字サイズSを示す。
図13にあるとおり、例えばコードの本数Nが3本で、直径Rが4mmより大きく6mm以下の場合には文字サイズSは5が選択され、64×64ドットの印字ドット数にてフラッグ部56に印字される(文字サイズSと印字ドット数の関係については図12参照)。
次に、数式1は、コード54の本数Nが1本の場合において、コード54の直径Rと巻代部55の長さL2を関連付けたものである。
図14に示すとおり、巻代部55の長さL2はコードの直径Rにテープの厚さDを2倍した値を加えた後に、円周率πを乗じた値となる。尚、テープの厚さDは、対象に貼付した後の厚さであり、剥離紙46を除いたテープの厚さである。
これにより、巻代部55の長さL2は、コード54の円周長さよりも長くなり、コードの上にテープが一回巻かれた状態において巻かれたテープを含めたコードの円周長さ以上となる。従って、一度ラベル用テープ53をコード54に貼り付けた場合において、その上から重ねて貼り付ける際に巻代部55の長さが不足することなく、貼付することが可能である。更に、実際のコードの直径と操作者が入力したコードの直径Rとの間に誤差が生じ、実際のコードの直径が大きい場合であっても、巻代部55の長さが足りなくなることを防止できる。また、ラベル用テープ53をコード54に貼る際に、コード54に対して斜めに貼ってしまったり、テープにシワが生じてしまった場合等にも、巻代部55の長さが足りなくなる虞がない。
尚、本実施形態においては、テープの厚さDは、使用される2種類のテープであるラミネートテープ40とレセプターテープ41の内、テープの厚さが厚いほうのテープの値を使用する。これにより、使用されるテープ毎にテープの厚さDの値を変更する必要がなく、処理が容易となる。
前記したように、ラミネートテープ40の透明テープ42から粘着剤層45までのテープ厚さD1は0.1mmであり、レセプターテープ41の被印字テープ49から粘着剤層45までのテープ厚さD2は0.07mmである(図4、図5参照)。従って、本実施形態においてはテープの厚さDの値は0.1mmの固定値とする。
また、巻代部長さL2は、上記数式1において規定したコードの直径Rにテープの厚さDを2倍した値を加えた後に円周率πを乗じた値より、更に長くした値としても良い。
次に、テーブル5は、コード54の本数N及びコード54の直径Rと巻代部55の長さL2を関連付けたものである。コードの本数Nが複数本である場合の巻代部55は、図16に示すように、コード54を束ねた状態で周囲に巻きつけられている。図16はコードの本数が2〜5本の場合においてコードを束ねる巻代部を示す模式図である。
図15にあるとおり、例えばコードの本数Nが3本で、直径Rが4mmより大きく6mm以下の場合には巻代部長さL2は37mmが選択される。この巻代部長さL2は、直径Rが6mmのコード3本を束ねる際に最低必要となる長さ(36.91mm)より長い値となっている(図16参照)。従って、実際のコードの直径と操作者が入力したコードの直径Rとの間に誤差が生じ、実際のコードの直径が大きい場合であっても、巻代部55が足りなくなることを防止できる。また、ラベル用テープ53によりコード54を束ねて貼る際に、コード54に対して斜めに貼ってしまったり、テープにシワや撓みが生じてしまった場合等にも、巻代部55の長さが足りなくなる虞がない。
次に、前記のように構成されたテープ作成装置1の動作について図17乃至図20に基づき説明する。図17はテープ作成装置1の基本制御プログラムのフローチャートである。
先ず、電源スイッチがオンされると、ステップ(以下、Sと略記する)1において各メモリのクリア等の初期化が行なわれる。そして、各種の初期設定が行なわれた後、基本制御が開始される。
S2においては、キーボード6上のいずれかのキーが操作されたかどうか判断され、キーが操作されていない場合(S2:NO)にはキーが操作されるまで待機する一方、キーが操作された場合(S2:YES)には文字入力キー12かフラッグ印刷設定キー19等の機能キーのどちらが操作されたか判断される(S3)。文字入力キー12が操作された場合(S3:YES)には文字入力キー12から入力された文字を入力バッファ77に記憶させた(S4)後S2に戻る。S2乃至S4の処理を繰り返して行うことにより、コードの名称に対応する文字等のテキストが作成され、そのテキストが順次入力バッファ77に記憶されていく。
前記S2において機能キーが操作されたと判断された場合(S3:NO)には、更にS5にてフラッグ印刷設定キー19が操作されたかどうか判断される。フラッグ印刷設定キー19が操作された場合(S5:YES)には通常印刷モードからフラッグ印刷モードとなり、液晶ディスプレイ5をフラッグ印刷設定表示に切り替え、各設定処理を行った(S6)後S2に戻る。
そして、前記S5において、フラッグ印刷設定キー19が操作されていないと判断された場合(S5:NO)には、印刷キー15が操作されたかどうか判断される(S7)。印刷キー15が操作された場合(S7:YES)には、設定されたモード(通常印刷モード又はフラッグ印刷モード)に応じた印刷処理を行う(S8)。また、印刷しない場合(S7:NO)には、入力されたキーに対応する他の処理、例えば、文章データの入力、削除、及び編集等が行なわれた(S9)後S2に戻る。
続いて、前記S6のフラッグ印刷設定処理について図18を参照しつつ説明する。図18はフラッグ設定プログラムのフローチャートである。
先ず、S10にてテープ作成装置1は、通常印刷モードからフラッグ印刷モードに移行される。その後、液晶ディスプレイ5がフラッグ印刷設定表示画面に切り替えられ(S11)、ラベル用テープを巻き付ける対象となるコードの直径を入力する画面となる。図19は液晶ディスプレイに表示される各入力画面を示した説明図である。
図19に示すように、先ず液晶ディスプレイ5にはコード54の直径Rを入力する入力画面が表示され、反転部分85により入力部分が示される。そして、文字入力キー12により直径の数値を最小単位1mmとして入力する(S12)と、入力された数値は液晶ディスプレイ5に表示されるとともに入力バッファ77に記憶される。続いて、液晶ディスプレイ5にコードの本数Nを入力する入力画面が表示され、反転部分86により入力部分を示す。文字入力キー12により本数Nを最小単位1本として入力する(S13)と、入力された数値は同様にして液晶ディスプレイ5に表示されるとともに入力バッファ77に記憶される。
その後、液晶ディスプレイ5は通常の表示画面に切り替えられ(S14)、フラッグ印刷設定処理が終了する。
次に、前記S8の印刷処理について図20を参照しつつ説明する。図20は印刷制御プログラムのフローチャートである。
先ずS20において、現在のテープ作成装置1の印刷モードが通常印刷モードかフラッグ印刷モードか判断される。前記S10により通常印刷モードからフラッグ印刷モードに移行されている場合(S20:YES)には、フラッグ印刷用の特殊な印刷処理を行うためS21に移行する。一方、通常印刷モードである場合(S20:NO)には、S27に移行し通常の印刷処理を行う。
S21では、前記S12及びS13にて入力バッファ77に記憶されたコード54の直径Rと本数Nより、ROM66の数値テーブル75に記憶されたテーブル1及びテーブル2(図10、図11参照)から、フラッグ部56の長さL1が選択され、フラッグメモリ82に記憶される。
続いて、同様にS22において、前記S12及びS13にて入力バッファ77に記憶されたコード54の直径Rと本数Nより、ROM66の数値テーブル75に記憶されたテーブル3及びテーブル4(図12、図13参照)から、フラッグ部56に印字される文字サイズSが選択され、文字サイズメモリ81に記憶され、S23に移行する。
S23では、前記S13において入力バッファ77に記憶されたコード54の本数Nが2本以上か判断される。2本以上である場合(S23:YES)には、入力バッファ77に記憶されたコード54の直径Rと本数Nより、ROM66の数値テーブル75に記憶されたテーブル5(図15参照)から、巻代部55の長さL2が選択され、巻代メモリ80に記憶される。一方、コードの本数が1本である場合(S23:NO)には、入力バッファ77に記憶されたコード54の直径Rより、ROM66の数式データ76に記憶された数式1(図14参照)から、巻代部55の長さL2が演算され、その結果が巻代メモリ80に記憶される。
次に、前記S21、S22、S24及びS25にて、RAM67の各メモリ80、81、82に記憶された印字データに基づいて、印刷範囲エラーが生じるか否かが判断される(S26)。印刷範囲エラーが生じる場合としては、前記S24にて決定された長さL1を有するフラッグ部56に、前記S4にて入力バッファ77に記憶されたテキストをS22で決定された文字サイズSにて印字した際に、フラッグ部56内に文字が入りきらないと判断された場合がある。また、テープ作成装置1に収納されたテープ8のテープ幅(6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、36mm)よりS22で決定された文字サイズSにより印字される文字が大きい場合や、フラッグ部長さL1を2倍したものと巻代部長さL2の合計が、テープ作成装置1のテープ作成可能な最大テープ長さ(本実施形態においては1000mm)を超えた場合にも印刷範囲エラーとなる。尚、テープ幅は検出スイッチ35により検出される。
そして、印刷範囲エラーが生じないと判断された場合(S26:NO)には、入力バッファ77に記憶されているテキストの文章データに対応して印刷用CGROM33から読み出されたドットパターンデータが展開され印刷バッファ78に記憶される(S27)。そして、サーマルヘッド23は印刷バッファ78に記憶されているドットパターンデータに従って印刷動作を行う(S28)。更に、フラッグ印刷モードに移行している場合においては巻代メモリ80、文字サイズメモリ81及びフラッグメモリ82に記録された各データに基づいて、巻代部55、第1フラッグ部57、第2フラッグ部58、基準線59等を有するフラッグ印刷を行う(図7、8参照)。
一方、印刷範囲エラーが生じる判断された場合(S26:YES)には、各エラーに対応したエラー修正処理が行われる(S29)。例えば、印字範囲に対してテープ8の幅やフラッグ部の長さL1が足りずにエラーとなった場合には、S22で決定された文字サイズSを印刷可能な範囲となるまで小さくする。また、テープ作成装置1のテープ作成可能な最大テープ長さを越えた場合には、S21で決定されたフラッグ部長さL1を、作成されるテープ長さが作成可能な最大テープ長さ以下となるように短くする。そして、修正された文字サイズS及びフラッグ部長さL1の各データがRAM67の各メモリ81、82において更新され、記憶される。
上記エラー修正処理(S29)が行われた後に、再びRAM67の修正されたデータに基づいて、印刷範囲エラーが生じるか否かが判断される(S30)。そして、印刷範囲エラーが生じないと判断された場合(S30:NO)にはS27に移行し、修正されたデータに基づいて印刷動作が行われる。
一方、エラー修正処理(S29)によっても印刷範囲エラーが解消できない場合(S30:YES)には、液晶ディスプレイ5上に印刷できない旨のエラー表示等(S31)をした後に印刷処理を終了する。
以上詳細に説明した通り本実施例に係るテープ作成装置1では、フラッグ印刷設定処理(S6)にて入力するコード54の直径Rと本数Nの値に基づいて、ラベル用テープ53のフラッグ部56の長さL1と文字サイズSと巻代部長さL2の各値を、予めROM66に格納された数値テーブル75及び数式データ76から選択し、若しくは演算することで設定し(S21、S22、S24、S25)、設定された値に基づいて印刷を行う(S28)ので、操作者が自ら文字サイズ、フラッグ部の長さ及び巻代部の長さ値の設定を行うことなく、直径Rのコード54をN本束ねる際に適したラベル用テープ53の文字サイズS、フラッグ部の長さL1、及び巻代部の長さL2が設定される。従って、極めて簡単な操作により、貼付するコード54の太さ、本数に適したラベル用テープ53を作成することが可能となる。また、細いコードで、且つ束ねる本数が少ないコード54ほど、印字される文字サイズが小さくなり、フラッグ部の長さも短くなるので、コードの種類の判別が容易となる。
更に、巻代部の長さL2がコード54に巻き付け、束ねる際に必要となる周囲長さより長くなるように設定されるので、フラッグ印刷設定処理(S6)にて入力されたコードの直径Rと実際のコード直径の間に誤差が生じていた場合であっても巻代部の長さL2が足りなくなる虞がない。また、コード54に巻きつけた際にテープにシワやたわみが生じた際や、コード54に対して斜めに巻きつけてしまった際にも巻代部の長さL2が十分確保され貼付可能である。また、既にコード54にラベル用テープ53が張られている上から新たに重ねて貼る場合にも巻代部の長さL2が足りなくなることを防止できる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態においては数式1において選択されるテープ厚さDは、使用されるテープの種類の中で最も厚いラミネートテープ40の厚さD1としたが、検出スイッチ35によりテープの種類を検出した際にROM66に記憶させた各テープ種類に基づくテープ厚さDを読み出して、数式1により演算を行うことも可能である。
また、巻代部の長さL2はコードの直径Rに円周率πを乗じた値より大きければよく、テープの厚さDによらずに一定の割合だけ長くするようにしてもよい。
本実施形態に係るテープ作成装置の概略外観斜視図である。 本実施形態に係るテープ作成装置の概略断面図である。 本実施形態に係るテープ作成装置に装着される背面カバーを外してテープカセットを装着した状態を示す概略底面図である。 本実施形態にかかるラミネートテープの断面を示す模式図である。 本実施形態にかかるレセプターテープの断面を示す模式図である。 本実施形態にかかるラベル用テープのコードに貼付した後の状態を示す正面図である。 本実施形態にかかるラベル用テープのコードに貼付する前の状態を示す正面図である。 他の実施形態にかかるラベル用テープのコードに貼付する前の状態を示す正面図である。 本実施形態に係るテープ作成装置の制御ブロック図である。 本実施形態に係るテープ作成装置のフラッグ部長さに関する数値テーブルである。 本実施形態に係るテープ作成装置のフラッグ部長さに関する数値テーブルである。 本実施形態に係るテープ作成装置の文字サイズに関する数値テーブルである。 本実施形態に係るテープ作成装置の文字サイズに関する数値テーブルである。 本実施形態に係るテープ作成装置の巻代部長さに関する数式である。 本実施形態に係るテープ作成装置の巻代部長さに関する数値テーブルである。 複数本のコードを束ねる巻代部を示す模式図である。 本実施形態に係るテープ作成装置の基本制御プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るテープ作成装置のフラッグ設定プログラムのフローチャートである。 液晶ディスプレイに表示される入力画面を示した説明図である。 本実施形態に係るテープ作成装置の印刷制御プログラムのフローチャートである。
符号の説明
1 テープ作成装置
2 本体
5 液晶ディスプレイ
8 印字用テープ
54 コード
55 巻代部
56 フラッグ部
57 第1フラッグ部
58 第2フラッグ部
L1 フラッグ部長さ
L2 巻代部長さ
S 文字サイズ
R コード直径
N コード本数
D テープ厚さ

Claims (8)

  1. コードの周囲に巻きつける巻代部と、巻代部と一体に形成されコードの種類を示すフラッグ部とを有するラベル用テープを作成するテープ作成装置において、
    前記フラッグ部に文字の印字を行う印字手段と、
    前記コードの直径を入力する第1入力手段と、
    前記第1入力手段により入力されたコードの直径に基づき、前記フラッグ部の長さと、前記巻代部の長さを設定する第1設定手段とを有することを特徴とするテープ作成装置。
  2. コードの周囲に巻きつける巻代部と、巻代部と一体に形成されコードの種類を示すフラッグ部とを有するラベル用テープを作成するテープ作成装置において、
    前記フラッグ部に文字の印字を行う印字手段と、
    前記コードの直径を入力する第1入力手段と、
    前記第1入力手段により入力されたコードの直径に基づき、前記印字手段により印字する文字サイズと、前記巻代部の長さを設定する第2設定手段とを有することを特徴とするテープ作成装置。
  3. 前記第2設定手段は、さらに、前記フラッグ部の長さを設定することを特徴とする請求項2に記載のテープ作成装置。
  4. 前記コードの本数を入力する第2入力手段と、
    前記第1入力手段により入力されたコードの直径と前記第2入力手段により入力されたコードの本数に基づき、前記フラッグ部の長さと、前記巻代部の長さを設定する第3設定手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のテープ作成装置。
  5. 前記コードの本数を入力する第2入力手段と、
    前記第1入力手段により入力されたコードの直径と前記第2入力手段により入力されたコードの本数に基づき、前記印字手段により印字する文字サイズと、前記巻代部の長さを設定する第4設定手段とを有することを特徴とする請求項2に記載のテープ作成装置。
  6. 前記第4設定手段は、さらに、前記フラッグ部の長さを設定することを特徴とする請求項5に記載のテープ作成装置。
  7. 前記巻代部の長さは、前記コードの周囲長さより長くすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のテープ作成装置。
  8. 前記巻代部の長さは、前記コードの直径に前記テープの厚さを2倍したものを加えた値に円周率を乗じた値以上としたことを特徴とする請求項7に記載のテープ作成装置。
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