JP3881998B2 - スターリング冷凍システム - Google Patents

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Description

本発明は、スターリング冷凍機と、スターリング冷凍機を制御する制御装置とを有するスターリング冷凍システムに関するものである。
従来から、制御装置によってスターリング冷凍機の冷凍能力の制御が行なわれている。スターリング冷凍機は、ピストンのストロークの大きさに応じて冷凍能力が決定される。したがって、制御装置は、大きな冷凍能力が必要とされる場合には、ピストンのストロークを大きくする。一方、制御装置は、小さな冷凍能力が必要とされる場合には、ピストンのストロークを小さくする。
特開2003−314919号公報
しかしながら、上記従来のスターリング冷凍システムにおいては、スターリング冷凍機のピストンを最大ストロークで駆動させることが必要であるにもかかわらず、負荷が大きいために、ピストンを最大ストロークで駆動できないことがある。その結果、スターリング冷凍機が所望の冷凍能力を発揮することができず、対象物を急速に冷凍することができないことがある。
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、ピストンを最大ストロークで駆動させる状態であるにもかかわらず、ピストンのストロークが最大ストロークで駆動されていない場合に、ピストンのストロークを最大ストロークに近づけ、所望の冷凍能力を発揮することができるスターリング冷凍システムを提供することである。
本発明のスターリング冷凍システムは、フリーピストン型スターリング冷凍機と、フリーピストン型スターリング冷凍機をPWM(Pulse Width Modulation)によって制御する制御装置とを備えている。制御装置は、PWMの過変調の制御の実行中にフリーピストン型スターリング冷凍機のピストンとディスプレーサとが衝突しないように予め定められた最大ストロークおよび(最大ストローク−所定値)のそれぞれを記憶する記憶手段と、PWMによって生成された交流波形の振幅の変調率が最大変調率(100%)に達している場合に、ピストンの現在のストロークが(最大ストローク−所定値)以下であるか否かを判定するストローク判定手段と、ピストンの現在のストロークが(最大ストローク−所定値)以下であると判定された場合に、過変調の制御を実行する変調制御手段とを含んでいる。さらに、変調制御手段は、過変調の制御の実行中の仮想の変調率が[最大ストローク/(最大ストローク−所定値)]×100%になるようにPWMの態様を制御する。
上記の制御によれば、過変調の制御によってピストンのストロークを最大ストロークに近づけることができ、負荷が大きい場合にも所望の冷凍能力を得ることができる。
スターリング冷凍機においては、ピストンとディスプレーサとが衝突することを防止するために、ピストンのストロークが検知される。しかしながら、ストロークの検知は、PWMによって生成される交流波形がサインカーブであることを前提に行なわれるため、過変調の制御においてはストロークの検知をすることができない。
上記の制御によれば、過変調の制御中においても、ピストンのストロークが大きくなり過ぎることに起因してピストンとディスプレーサとが衝突することが防止される。従って、スターリング冷凍機の損傷のおそれが低減される。
また、前述のシステムは、スターリング冷凍機の高温部または低温部の温度を検出し、制御装置へ高温部または低温部の温度情報を送信する温度検出器を備えており、変調制御手段が、過変調の制御中に、高温部の温度が過変調の制御を実行する直前の高温部の温度よりも低下しているか、または、低温部の温度が過変調の制御を実行する直前の低温部の温度よりも上昇している場合に、過変調の制御を終了することが望ましい。
上記の制御によれば、スターリング冷凍機の負荷が小さくなっているにも関わらず、過変調の制御が継続されることが防止されるため、ピストンが最大ストロークよりも大きなストロークで駆動することが防止される。そのため、ピストンとディスプレーサとが衝突することが防止される。従って、スターリング冷凍機の損傷のおそれが低減される。
また、前述のシステムは、PWMによって交流波形を生成するために制御装置へ直流電圧を出力する直流生成部をさらに備え、制御装置が、直流電圧を検出する電圧検出器を含み、変調制御手段が、過変調の制御中に、直流電圧が過変調の制御を実行する直前の直流電圧よりも大きくなっている場合に、過変調の制御を終了することが望ましい。
上記の制御によれば、直流電圧の不慮の上昇に起因してピストンが最大ストロークよりも大きなストロークで駆動してしまうことが防止され、ピストンとディスプレーサとが衝突することが防止される。従って、スターリング冷凍機の損傷のおそれが低減される。
また、前述のシステムは、スターリング冷凍機の高温部の温度を検出し、制御装置へ高温部の温度情報を送信する高温検出器と、スターリング冷凍機の低温部の温度を検出し、制御装置へ低温部の温度情報を送信する低温検出器とを備えており、制御装置が、高温部と低温部との温度差を算出する温度差算出手段を含み、変調制御手段が、過変調の制御中に、温度差が過変調の制御を実行する直前の温度差よりも小さくなっている場合に、過変調の制御を終了することが望ましい。
上記の制御によれば、スターリング冷凍機の負荷が小さくなっているにも関わらず、過変調の制御が継続されることが防止される。それにより、ピストンが最大ストロークよりも大きなストロークで駆動してしまうことが防止され、ピストンとディスプレーサとが衝突することが防止される。従って、スターリング冷凍機の損傷のおそれが低減される。
本発明によれば、ピストンを最大ストロークで駆動させる状態であるにもかかわらず、ピストンのストロークが最大ストロークで駆動されていない場合に、ピストンのストロークを最大ストロークに近づけ、所望の冷凍能力を発揮することができるスターリング冷凍システムが得られる。
まず、実施の形態の冷却庫に用いられるスターリング冷凍機を説明する。
図1は、実施の形態のスターリング冷凍機40を示す断面図である。スターリング冷凍機40においては、2つの部分で構成されている円筒形状のシリンダ3内に、円柱形のピストン1およびディスプレーサ2が嵌め込まれている。ピストン1とディスプレーサ2とは、圧縮空間9を介して設けられ、共通の駆動軸として軸Yを有している。
ディスプレーサ2の先端側に膨張空間10が形成されている。圧縮空間9と膨張空間10とはヘリウム等の作動媒体が流通する媒体流通路11を介して連通している。媒体流通路11内には、再生器12が設けられている。再生器12は、作動媒体の熱を蓄積するとともに、蓄積した熱を作動媒体に供給する。シリンダ3の略中間には鍔部(フランジ)3aが設けられている。鍔部3aにはドーム状の耐圧容器4が取り付けられることによって密閉されたバウンス空間(背圧空間)8が形成されている。
ピストン1は後端側で支持バネ5と一体化されている。ディスプレーサ2はピストン1の中心孔1aを貫通するロッド2aを介して支持バネ6と一体化されている。支持バネ5と支持バネ6とはボルトおよびナット22により連結されている。後述するように、ピストン1が往復運動すると、ディスプレーサ2は、ピストン1に対して所定の位相差を有する状態で往復運動を行なう。
バウンス空間8内のシリンダ3の外周側には内側ヨーク18が嵌め込まれている。内側ヨーク18は隙間19を介して外側ヨーク17に対向している。外側ヨーク17の内側には駆動用コイル16が嵌め込まれている。隙間19には環状の永久磁石15が移動可能に設けられている。永久磁石15はカップ状スリーブ14を介してピストン1と一体化されている。内側ヨーク18、外側ヨーク17、駆動用コイル16、および永久磁石15によって、ピストン1を軸Yに沿って移動させるリニアモータ13が構成されている。駆動用コイル16には、リード線20および21が接続され、制御装置30によってリニアモータ13に駆動電力が供給されるようになっている。
上記構成のスターリング冷凍機40は、リニアモータ13によってピストン1が往復運動すると、ピストン1に対して所定の位相差を有する状態でディスプレーサ2が往復運動する。これにより、圧縮空間9と膨張空間10との間を作動媒体が移動する。その結果、逆スターリングサイクルが形成される。
上述の実施の形態のスターリング冷凍機40は、所定の交流波形の駆動電圧がリニアモータ13に印加されると、ピストン1がその所定の交流波形の駆動電圧に対応した周期及びストロークで往復運動を行なう。従って、リニアモータ13に印加される駆動電圧を制御することにより、ピストン1の往復運動の周期及びストロークを制御できる。
次に、上記実施の形態のフリーピストン型スターリング冷凍機の動作原理をより詳細に説明する。ピストン1が、その位置と時間との関係が正弦波を描くように運動することにより、圧縮空間9内の作動ガスは、その圧力と時間との関係が正弦波を描くように変化し、圧縮空間9から熱を放出し、ディスプレーサ2の周囲に設けられた再生器12で冷却されながら膨張空間10へ流入する。
膨張空間10の作動ガスは、ディスプレーサ2の動きにより膨張し、その温度が低下する。膨張空間10内の作動ガスは、その圧力と時間との関係が正弦波を描くように変化し、ディスプレーサ2をピストン1に対して所定の位相差を有する状態で往復運動させる。
また、図1に示す制御装置30(この内部には、電流センサ33が内蔵されている。)、スターリング冷凍機40の低温部としての膨張空間10の温度を測定するためのサーミスタ回路(Tcサーミスタ)、および高温部としての圧縮空間9の温度を測定するためのサーミスタ回路(Thサーミスタ)が設けられている。尚、デジタル信号をアナログ信号に変換するときにはPWMが用いられる。つまり、制御装置30から順次出力される複数のパルスは、その幅が正弦波形に対応して変化するように構成され、交流が生成される。
図2は、制御装置30とスターリング冷凍機40との電気的な接続の状態を示す図である。スターリング冷凍機40の外側面には、低温部の温度Tcを検知する温度センサ34および高温部の温度Thを検知する温度センサ35が取り付けられている。
制御装置30には、温度センサ34の出力情報をアナログ情報からデジタル情報へ変換するTcA/D変換部108および温度センサ35の出力情報をアナログ情報からデジタル情報へ変換するThA/D変換部109が設けられている。また、リード線20,21及びハーメチックシール端子37を介して、駆動電力を出力するIPM(Intelligent Power Module)200がリニアモータ13に接続されている。
次に、図3〜図5を用いて、実施の形態の制御装置30内に設けられたIPM200およびマイクロコンピュータ1000を説明する。図3に示すように、本実施の形態のリニアモータ(M)つまり前述のリニアモータ13の駆動電圧の制御においては、IPM200が用いられる。IPM200には、インバータ回路100が内蔵されている。インバータ回路100は、4つのスイッチング素子を有し、図3に示すような態様で、スターリング冷凍機40に内装されたリニアモータ(M)に接続されている。4つのスイッチング素子は、トランジスタGu、Gx、Gv、およびGyであり、それぞれには、ソース電極とドレイン電極との間にフライホイールダイオードが接続されている。図3から分かるように、トランジスタGuとトランジスタGxとは直列に接続され、トランジスタGvとトランジスタGyとは直列に接続されている。また、リニアモータ(M)は、一方の端子がトランジスタGuとトランジスタGxとの間のノードに接続され、他方の端子がトランジスタGvとトランジスタGyとの間のノードに接続されている。
また、インバータ回路100に対して並列にコンデンサCとコンデンサCCとの直列回路が接続されている。この直列回路に整流器Dの出力側が接続され、この整流器Dの入力側に交流電源Gが接続されて、コンデンサC及びコンデンサCCによる倍電圧回路が構成されている。また、コンデンサC及びコンデンサCCとインバータ回路100との間には、コンデンサC及びCCに対して並列に抵抗器R1及び抵抗器R2が接続され、インバータ回路100の入力端子間電圧を分圧する分圧回路が構成されている。また、抵抗器R1と抵抗器R2との間のノードの電位を安定させるためのコンデンサCCCが抵抗器R2に対して並列に接続され、抵抗器R1と抵抗器R2との間のノードがマイクロコンピュータ1000の電圧センサポートに接続されている。マイクロコンピュータ1000には、インバータ回路100へ入力される直流電力の電圧を特定する電圧信号が直流電圧センサに入力される。
さらに、リニアモータ(M)の2つの端子に、電圧計として機能する回路Vの入力端子が1対1の関係で接続され、回路Vで得られた電圧値がマイクロコンピュータ1000のU相電圧センサポート及びV相電圧センサポートのそれぞれへ送信される。また、直流電源とリニアモータ(M)との間には、電流計として機能する回路Aが設けられ、回路Aで得られた電流値がマイクロコンピュータ1000の電流センサポートへ送信される。
電圧値および電流値の取得手法は次のようなものである。電圧値の取得は、リニアモータ(M)に印加される電圧が回路Vによって分圧され、その分圧された電圧値がマイクロコンピュータ1000に入力される。マイクロコンピュータ1000は、その電圧値をA/D変換し実際の電圧値を算出する。また、電流値の取得は、シャント抵抗Sの両端の電位差がオペアンプを含む回路Aによって増幅され、その増幅された電位差の値がマイクロコンピュータ1000に入力される。マイクロコンピュータ1000は、その増幅された電位差の値をA/D変換し電流値を算出する。
図4は、PWMインバータ制御用のタイマが1つ(1チャンネル)内蔵されたリニアモータ制御用のマイクロコンピュータ1000の構成を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、本実施の形態のマイクロコンピュータ1000は、発振器としてのクロック回路と、演算手段としてのCPU(Central Processing Unit)と、書替え可能な記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)と、読出専用のROM(Read Only Memory)とを備えている。ROMには、4つのスイッチング素子としてのトランジスタを制御するためのプログラムが格納されている。また、RAMは、ROMに格納されたプログラムに従ってCPUで行なわれた演算結果を一時的に記憶するための記憶手段であり、レジスタなどの一時記憶手段も含まれていてもよい。さらに、クロックは、発振器から送信されてきた信号を用いて、後述するタイマを動作させるための基本となるクロックパルスを形成するためのものである。
また、マイクロコンピュータ1000には、アップ/ダウンタイマ1の2つの相それぞれに対応した2つのレジスタが設けられている。このレジスタによって後述する設定値が決定される。この設定値は、PWM制御における信号波(sin波)の振幅および周波数を決定するものである。また、設定値は、目標とする交流波形を構成するピーク時の電圧パルスのデューティ比、すなわち交流電圧の最大電圧値、および、目標とする交流波形の周波数が入力されれば、マイクロコンピュータ1000によって自動的に算出される。
また、U相とV相との位相角の差は、180度となるように、前述のROM内のプログラムが設定されている。U相コントロール回路から出力されたPWM制御信号は、トランジスタGuおよびGxのそれぞれのゲート電極に送信される。また、V相コントロール回路から出力されたPWM制御信号は、トランジスタGvおよびGyのそれぞれのゲート電極に送信される。
本実施の形態においては、U相の電圧パルスを出力しているタイミングにおいて、リニアモータ(M)に正電圧が印加され、V相の電圧パルスを出力しているタイミングにおいて、リニアモータ(M)に負電圧が印加されるものとする。また、1サイクルの前半においては、図5(a)に示すように、トランジスタGuおよびGyのみによって波形が形成され、1サイクルの後半においては、図5(b)に示すように、トランジスタGvおよびGxのみによって波形が形成され、1サイクルの全体では、図5(c)に示すように、U相の波形とV相の波形とが、180°位相がずれた状態で交互に出力される。
なお、スターリング冷凍機の制御において、ピストン1とディスプレーサ2とは、所定周波数で駆動しなければ共振しない。つまり、ピストン1の往復運動の周波数が、ピストン1とディスプレーサ2との共振周波数から大きく異なると、スターリング冷凍機40を駆動させることができない。したがって、PWMの信号波を構成する前述の設定値のデータ列と時間との関係は、必ず所定の共振周波数のサインカーブを描くように設定されている必要がある。
ただし、後述する過変調の制御においては、図5(d)に示す期間T1およびT2のそれぞれにおいては、PWMのパルス幅は最大値である。つまり、インバータ回路100に入力される直流電圧の大きさの電圧がリニアモータ(M)に印加される。また、期間T1およびT2のそれぞれ以外の期間においては、仮想の変調率のサインカーブの一部が描かれるように、PWMのパルス幅が変化する。なお、仮想の変調率は、後で詳細に述べるが、過変調の制御における仮想のサインカーブの変調率を意味する。
次に、リニアモータ(M)のピストン1のスロークXを検出する方法について説明する。本実施の形態のスターリング冷凍機40においては、次のようにして、ピストン1のストロークXが検知される。
まず、制御装置30の定常時の駆動状態について図6および図7を用いて説明をする。図6は、定常時においてリニアモータ(M)に印加される電圧V、リニアモータ(M)のコイル16に流れる電流I、リニアモータ(M)のコイル16に発生する誘起電圧E、及び、ピストン1の変位Tの関係を示した図である。図7は、リニアモータ(M)の等価回路図である。また、図7に示すように、誘起電圧Eによって生じる電流Iの流れの方向と、印加電圧Vによって生じる電流の流れの方向とは逆である。
図6に示すように、電流Iはリニアモータ(M)のインダクタンス(図7に示すL)の影響で、印加電圧Vよりもθだけ位相が遅れている。ここで、リニアモータ(M)に作用する推力の大きさは、電流Iの値に推力定数αを乗じた値となる。また、図9に示す等価回路図から分かるように、誘起電圧Eは、次の式(1)で表される。
E=V−R×I×cosθ−L×sinθ×(dI/dt)・・・(1)
したがって、モータ巻線抵抗RおよびインダクタンスLが予め分かっていれば、図3に示す回路Vによって取得される電圧Vと図3に示す回路Aによって取得される電流Iとを用いて誘起電圧Eを計算することができる。尚、位相差θは電圧Vがピーク時の位相の値と電流Iがピークの時の位相の値との差を算出することによって得られる。又、推力定数αは予め実験によって算出され、モータ巻き線抵抗RおよびインダクタンスLは、予め測定された値である。
また、ピストンのストロークXは、次の式(2)によって規定される。
X=2×[V−R×I×cosθ−L×sinθ×(dI/dt)]/(2×π×f×α)・・・(2)
このように、位相差θ、モータ巻線抵抗R、電圧V、電流I、印加周波数f、および推力定数αが分かっていれば、ストロークXを算出することができる。尚、前述のストロークXの算出方法は、特開2003−314919号公報および特開2003−65244号公報により詳細に開示されている。
次に、図8を用いて、「現在のストロークXの算出処理」を説明する。
図8に示す「現在のストロークXの算出処理」においては、まず、S81において、電流波形のピークの位相と電圧波形のピークの位相との差である位相差θが算出される。次に、S82において、マイクロコンピュータ1000は、図3に示す回路Aから送信されてきた信号を用いてシャント抵抗Sを流れる電流Iを算出する。その後、S83において、マイクロコンピュータ1000は、図3に示す回路Vから送信されてきた信号を用いてリニアモータ(M)に印加される電圧Vを算出する。次に、S84において、位相差θ、電圧V、電流I、巻線抵抗値R、および前述の式(1)を用いて、誘起電圧Eを算出する。その後、S85においては、ストロークXを前述の式(2)を用いて算出する。
次に、図9を用いて、変調率および過変調の制御について説明する。
変調率とは、交流波形の最大振幅、すなわちインバータ回路100に入力される直流電圧に対する実際の交流波形の振幅の比を意味する。したがって、最大変調率とは、100%である。変調率が0%〜100%までの間においては、交流波形はサインカーブになる。一方、変調率が100%を超えると、すなわち、過変調の制御が行なわれると、交流波形は仮想のサインカーブの上部および下部がカットされた形状になる。
図9に示すように、交流波形は、変調率が大きくなるにしたがって、交流波形Aから交流波形Cまで変化する。変調率が100%のとき、交流波形Cは、その振幅がインバータ回路100に入力される直流電圧の値に一致する。また、変調率が100%を超えるまでの通常の振幅変調の制御の期間においては、交流波形はサインカーブを描くが、一方、過変調の制御の期間においては、交流波形Dで示されるように、交流波形は仮想のサインカーブの上部および下部がカットされた形状になる。
尚、過変調の制御中においては、交流波形はサインカーブではないため変調率を規定することはできないが、上部および下部がカットされなければ描かれたであろう仮想のサインカーブの変調率によって、過変調の制御中の変調率を規定し、本実施の形態においては以下この変調率を仮想の変調率と言う。
また、変調率が大きいほど、交流波形によって囲まれる面積が大きくなり、リニアモータ(M)に入力されるエネルギが大きくなる。また、過変調の制御の上部および下部がカットされたサインカーブが描かれる場合においても、仮想の変調率が大きいほど、その交流波形によって囲まれる面積は大きく、ピストン1に与えられるエネルギも大きい。
従って、本実施の形態においては、最大ストロークでピストン1を動作させなければならないときに、スターリング冷凍機40の負荷が大きいためピストン1のストロークが最大値にならない場合には、過変調の制御を実行することによってピストンのストロークを大きくする制御が実行される。それにより、ピストン1のストロークは最大ストロークに近づくため、スターリング冷凍機は所望の冷凍能力に近づくことになる。
また、過変調の制御が実行されているときには、リニアモータ(M)に印加される交流電圧の波形がサインカーブではなくなるため、前述のストローク検知を実行することができない。前述のストローク検知は、電圧波形がサインカーブであることを前提に行なわれる制御であるためである。
従って、ピストン1とディスプレーサ2との衝突を防止するために、過変調の制御の継続を制限する必要がある。それは、スターリング冷凍機の負荷が小さくなれば、ピストン1は同じ変調率であってもより大きなストロークで往復運動するため、ピストン1とディスプレーサ2とが衝突する虞があるためである。したがって、過変調の制御中において、過変調の制御が実行される直前に比較して、スターリング冷凍機の負荷が小さくなれば、過変調の制御を終了することが望ましい。スターリング冷凍機の負荷が小さくなったことは、高温部(圧縮空間9)の温度Thが過変調の制御の直前に比較して低くなったこと、低温部(膨張空間10)の温度Tcが過変調の制御の直前に比較して高くなったこと、または、高温部の温度Thと低温部の温度Tcとの差が過変調の制御の直前に比較して小さくなったことによって判別することが可能である。また、インバータ回路100に入力される直流電圧V(D)が過変調の直前に比較して大きくなった場合には、仮想の変調率が変更されなくても、より大きなエネルギがピストン1に与えられるため、過変調の制御を終了することが望ましい。
また、一般的には、図10に示すように、スターリング冷凍機は、急速冷凍運転のタイミングにおいて、高温部の温度Thと低温部の温度Tcとの差が大きくなる。つまり、高温部の温度Thは除々に大きくなり、低温部の温度Tcは除々に小さくなる。したがって、このような図10に示す温度変化の状態が崩れた場合に、過変調の制御が終了されれば、ディスプレーサ2とピストン1とが接触するという不都合を防止することが可能となる。
次に、図11および図12を用いて、本実施の形態のスターリング冷凍機の制御装置にて行われる変調制御処理を説明する。まず、S1において急速冷凍運転が必要か否かが判別される。急速冷凍運転は、例えば、スターリング冷凍機を搭載した冷蔵庫の据付が完了し電源が投入されたとき、除霜運転が終了したとき、または貯蔵食品を急速冷凍するとき等に必要とされる。急速冷凍運転が必要か否かは、マイクロコンピュータ1000の制御モードにおける条件によって決定される。
S1において、急速冷凍運転が必要でなければ、変調制御処理は実行されず、急速冷凍運転が必要であれば、S2において最大ストローク指令が出されているか否かが判別される。つまり、ピストン1を最大ストロークで駆動させる状態か否かが判別され、最大ストロークで駆動させない状態すなわち最大ストローク指令が出されていない状態であれば変調率制御処理は実行されず、最大ストローク指令が出されていればS3において変調率が最大変調率(100%)になっているか否かが判別される。変調率が最大変調率(100%)になっているか否かは、図3の回路Vからマイクロコンピュータ1000へ出力される電圧パルスの最大値がインバータ回路100に入力される直流電圧の値になっているか否かで判別される。
S3において、リニアモータ(M)に印加されている交流電圧の変調率が最大変調率(100%)になっていなければ変調率制御処理は行われないが、リニアモータ(M)に印加されている交流電圧の変調率が最大変調率になっていれば、S4において現在のピストン1のストロークが「最大ストローク−所定値A」以下のストロークであるか否かが判別される。この判別は、前述のストローク検知によって得られた実際のピストン1のストロークの値と「最大ストローク−所定値A」の記憶値とを用いて行なわれる。なお、「最大スローク−所定値A」の値は予めROMに記憶されている。次に、S4において、ピストン1の実際のストロークの値が「最大ストローク−所定値A」以下の値でなければ、変調率制御処理は行われないが、ピストン1の実際のストロークの値が「最大ストローク−所定値A」以下の値であれば、S5の処理が実行される。
S5において現在の温度Tc及び現在の温度Th、現在の温度Th−温度Tc、並びに、現在のインバータ回路100に入力されている直流電圧V(D)の値がRAMに記憶され、過変調制御処理が実行される。温度Tcは図2に示す温度センサ34によって検出された低温部の温度であり、温度Thは図2に示す温度センサ35によって検出された高温部の温度であり、直流電圧V(D)は図3に示す直流電圧センサによって取得された電圧である。
次に、S6において最大ストローク/(最大ストローク−所定値A)という式によって規定される仮想の変調率が算出され、この仮想の変調率によって規定されるサインカーブの一部が用いられる過変調の制御によってピストン1が往復運動する。つまり、最大ストロークを超えないストロークでピストン1が動作するように過変調の制御が実行される。なお、最大ストロークは、ピストン1とディスプレーサ2とが衝突しないように予め定められてROMに入力されている値である。
過変調の制御の実行中は、ストロークの値を算出することができないため、ピストン1とディスプレーサ2とが衝突する虞があるが、最大ストローク/(最大ストローク−所定値A)という式によって規定される仮想の変調率でピストン1を動作させれば、ピストン1とディスプレーサ2とが衝突することが防止され、負荷が大きいために急速冷凍をすることができないという不具合が防止される。
次に、図12のS10において、最大ストローク指令が出力されているか否かが判別され、最大ストローク指令が出力されていなければ、S29において制御装置30は過変調の制御を終了する。一方、S10において、最大ストローク指令が出力されていれば、S11において、温度Thの値がS5における温度Thの記憶値よりも低下したか否かが判別され、それが低下していれば、S17においてHフラグがセットされているか否かが判別される。Hフラグは、後述するS26のステップにおいて設定されるフラグであり、温度Thの記憶値が増加していることを示すフラグである。S17においてHフラグがセットされていなければ、制御装置30はスターリング冷凍機40の負荷が低下したと判断し、ピストン1とディスプレーサ2とが衝突するのを防止するために、S29において過変調の制御を終了する。また、S17において、Hフラグがセットされていれば、S18において仮想の変調率がH%低下(ダウン)され、Hフラグがリセットされ、かつ、温度Thの記憶値として前回の記憶値−3度の値が新たに記憶される。その後、S10の処理が実行される。
一方、S11において温度Thが記憶値よりも低下していなければ、S12において、温度TcがS5における温度Tcの記憶値よりも上昇したか否かが判別され、それが上昇していれば、S19においてCフラグがセットされているか否かが判別される。Cフラグは後述するS27においてセットされるフラグであり、温度Tcの記憶値が低減していることを示すフラグである。S19においてCフラグがセットされていなければ、制御装置30はスターリング冷凍機40の負荷が低下したと判断し、S29において過変調の制御を終了する。一方、S19においてCフラグがセットされていれば、S20において仮想の変調率がC%低下(ダウン)され、Cフラグがリセットされ、かつ、温度Tcの記憶値として前回の記憶値+3度の値が新たに記憶される。その後、S10の処理が実行される。
また、S12において、温度TcがS5における温度Tcの記憶値よりも上昇していなければ、S13の処理が実行される。S13においては、インバータ回路100へ入力される直流電圧V(D)の値がS5における直流電圧V(D)の記憶値よりも上昇したか否かが判別され、それが上昇していれば、S21においてBフラグがセットされているか否かが判別される。Bフラグは、後述するS28においてセットされるフラグであり、直流電圧V(D)の値が低下していることを示すフラグである。
S21においてBフラグがセットされていなければ、制御装置30は、スターリング冷凍機40の負荷が低下したと判断し、S29において過変調の制御を終了する。一方、S21においてBフラグがセットされていれば、S22において仮想の変調率がB%低下(ダウン)され、Bフラグが削除され、かつ、直流電圧V(D)の記憶値として前回の記憶値+3Vが新たに記憶される。その後、S10の処理が実行される。また、S13において直流電圧V(D)の値がS5における直流電圧V(D)の記憶値よりも上昇していなければ、S14の処理が実行される。
S14においては温度Thが記憶値よりも3度以上上昇したか否かが判別され、温度Thが記憶値よりも3度以上上昇していれば、S23においてHフラグがセットされているか否かが判別される。Hフラグがセットされていなければ、S26において仮想の変調率がさらにH%増加(アップ)され、温度Thの記憶値がS5の温度Thの値+3℃に変更され、かつ、Hフラグがセットされる。その後、S10の処理が実行される。また、S23においてHフラグがセットされていれば、S15の処理が実行される。
また、S14において温度Thが記憶値よりも3度以上上昇していない場合にもS15の処理が実行される。S15においては温度Tcが記憶値より3度以上低下したか否かが判別され、それが3度以上低下していれば、S24においてCフラグがセットされているか否かが判別される。S24においてCフラグがセットされていなければ、S27において仮想の変調率がさらにC%増加(アップ)され、温度Tcの記憶値がS5の記憶値−3℃に変更され、かつ、Cフラグがセットされる。その後、S10の処理が実行される。また、S24においてCフラグがセットされていればS16の処理が実行される。また、S15において温度Tcが記憶値よりも3度以上低下していなければ、S16の処理が実行される。
S16においては、直流電圧V(D)の値が記憶値よりも3V以上低下したか否かが判別され、それが3V以上低下していればS25においてBフラグがセットされているか否かが判別される。S25においてBフラグがセットされていなければ、S28において仮想の変調率がさらにB%増加(アップ)され、直流電圧V(D)の記憶値がS5の記憶値−3℃に変更され、かつ、Bフラグがセットされる。その後、S10の処理が実行される。また、S25においてBフラグがセットされていれば、S1の処理が実行される。
なお、前述のS18、S20、およびS22のそれぞれでRAMの記憶値を変更する値は、+3または−3に限定されず、スターリング冷凍機40の特性に応じて適宜決定されるものである。また、前述のS18、S20、およびS22のそれぞれで変更される仮想の変調率の値は、実験によって求められた値であって、ピストン1とディスプレーサ2とが衝突しないように定められた値である。
要するに、図12に示す継続制御1においては、温度Thが図11のS5において記憶された過変調の制御の直前の温度Thよりも低下しているか、温度Tcが図11のS5において記憶された過変調の制御の直前の温度Tcよりも上昇しているか、又は、直流電圧の値が図11のS5において記憶された過変調の制御の直前の直流電圧の値よりも大きくなっている場合に、制御装置30はスターリング冷凍機40の負荷が低下したと判断し、過変調の制御を終了する。従って、ピストン1とディスプレーサ2とが衝突することが防止される。
また、前述の図12に示す継続制御1の代わりに、図13に示すような継続制御2が実行されてもよい。図13に示す継続制御2においては、まず、S30において最大ストローク指令が出力されているか否かが判別され、最大ストローク指令が出力されていなければ、制御装置30はこの処理を終了する。また、S30において最大ストローク指令が出力されていれば、S31において温度差Th−TcがS5における温度差Th−Tcの記憶値より低下したか否かが判別され、それが低下していなければ、S30の処理およびS31の処理が繰り返される。一方、温度差Th−Tcが記憶値より低下していれば、制御装置30はスターリング冷凍機40の負荷が低下したと判断し、過変調の制御を終了する。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態のスターリング冷凍機の構造を示す断面図である。 実施の形態のスターリング冷凍機のリニアモータと制御装置との関係を説明するための図である。 実施の形態の交流電力生成装置の構成を説明するための図である。 実施の形態の交流電力生成装置において用いられるマイクロコンピュータの構成図である。 U相の電圧パルスとV相の電圧パルスとを説明するための図である。 リニアモータの電流の位相、電圧の位相、およびピストンの位相の関係を説明するための参考図である。 定常時のリニアモータの等価回路図である。 実施の形態の冷却庫の現在のストローク算出処理を説明するためのフローチャートである。 過変調制御における電圧波形を説明するための図である。 過変調制御における高温部および低温部の温度変化を示す図である。 過変調制御処理を説明するためのフローチャートである。 過変調制御処理を説明するためのフローチャートである。 過変調制御処理の他の例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ピストン、13 リニアモータ、30 制御装置、40 スターリング冷凍機。

Claims (4)

  1. フリーピストン型スターリング冷凍機と、
    前記フリーピストン型スターリング冷凍機をPWM(Pulse Width Modulation)によって制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記PWMの過変調の制御の実行中に前記フリーピストン型スターリング冷凍機のピストンとディスプレーサとが衝突しないように予め定められた最大ストロークおよび(最大ストローク−所定値)のそれぞれを記憶する記憶手段と、
    前記PWMによって生成された交流波形の振幅の変調率が最大変調率(100%)に達している場合に、前記ピストンの現在のストロークが(最大ストローク−所定値)以下であるか否かを判定するストローク判定手段と、
    前記ピストンの現在のストロークが(最大ストローク−所定値)以下であると判定された場合に、前記過変調の制御を実行する変調制御手段と
    を含み、
    前記変調制御手段は、前記過変調の制御の実行中の仮想の変調率が[前記最大ストローク/(前記最大ストローク−前記所定値)]×100%になるように前記PWMの態様を制御する、スターリング冷凍システム。
  2. 前記スターリング冷凍機の高温部または低温部の温度を検出し、前記制御装置へ前記高温部または前記低温部の温度情報を送信する温度検出器を備え、
    前記変調制御手段は、前記過変調の制御中に、前記過変調の制御を実行する直前の前記高温部の温度よりも前記高温部の温度が低下しているか、または、前記過変調の制御を実行する直前の前記低温部の温度よりも前記低温部の温度が上昇している場合に、前記過変調の制御を終了する、請求項1に記載のスターリング冷凍システム。
  3. 前記PWMによって前記交流波形を生成するために前記制御装置へ直流電圧を出力する直流電源生成部をさらに備え、
    前記制御装置は、前記直流電圧を検出する電圧検出器を含み、
    前記変調制御手段は、前記過変調の制御中に、前記過変調の制御を実行する直前の前記直流電圧よりも前記直流電圧が大きくなっている場合に、前記過変調の制御を終了する、
    請求項1に記載のスターリング冷凍システム。
  4. 前記スターリング冷凍機の高温部の温度を検出し、前記高温部の温度情報を前記制御装置へ送信する高温検出器と、
    前記スターリング冷凍機の低温部の温度を検出し、前記低温部の温度情報を前記制御装置へ送信する低温検出器とを備え、
    前記制御装置は、前記高温部と前記低温部との温度差を算出する温度差算出手段を含み、
    前記変調制御手段は、前記過変調の制御を実行する直前の前記温度差よりも前記過変調の制御を実行中の前記温度差が小さくなっている場合に、前記過変調の制御を終了する、請求項1に記載のスターリング冷凍システム。
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