JP3878862B2 - 損耗センサ回路付切削工具の製造方法 - Google Patents

損耗センサ回路付切削工具の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は切削加工に使用する切削工具に関し、特に切れ刃の摩耗を検知するセンサ回路を設けた損耗センサ回路付切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、切削工具の熱的、機械的、電気的変化を利用して切削工具の寿命を検知する方法が検討されている。例えば、特開2000−94272号公報では、母材表面の逃げ面の切れ刃部分に沿って一定幅のセンサライン(薄膜回路)を形成したスローアウェイチップを作製し、該チップで被削材を切削しながらセンサラインの電気抵抗を測定することにより、工具寿命を判定する方法が開示されている。なお、同号公報によれば、センサラインを含むセンサ回路の形成方法として母材表面に薄膜形成法により導電性被覆層を成膜した後、レーザー加工によりセンサ回路パターンに加工する方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開2000−94272号のように、薄膜形成法で導電膜を被覆してレーザー加工により導電性被覆層を欠如させてセンサ回路(導電路)を形成する方法では、レーザー加工が施される加工部は局所的に非常に高温になり、被加工部の導電性被覆層が溶融して再付着しやすいために、導電性被覆層が除去されるべき欠如部表面に導電性被覆層の残渣が付着してセンサ回路のライン間の一部が短絡して、切れ刃の損耗量を測定するために作製したセンサ回路が正常に動作しなくなることがあった。
【0004】
また、かかるレーザー加工においては、導電性被覆層のみを除去する必要があるために、レーザー照射のパワーを制御しなければならないことから、センサ回路のライン間の間隔に対してレーザー加工が可能な幅が小さくなる場合が多く、この場合にはレーザーの走査位置を少しずつずらしながら繰り返して走査・加工することになり、導電性被覆層の欠如によって露出した絶縁部の断面は図7のように平坦にならず、略円弧状の凹部が並んだ形状となってしまい、また導電性母材2まで露出してしまうとレーザー加工時に溶融した導電性被覆層51の残渣(不図示)が再付着して、短絡を引き起こす結果、センサ回路が正常に動作しなくなることがあった。
【0005】
さらに、上記露出した絶縁性母材2または絶縁性被覆層14の表面が図7のように荒れることにより、露出部55への切りくずやその破片、溶着物、水分56等が付着しやすく、短絡の原因になったり、強度低下の要因となる恐れがあった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、センサ回路の正常動作に必須となる電気絶縁部に損傷のない損耗センサ回路付切削工具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の損耗センサ回路付切削工具の製造方法では、絶縁性母材または表面に絶縁性被 覆層を形成した導電性母材の表面に導電性被覆層を被着形成する工程と、この導電性被覆 層を除去すべき部分に放電加工機の突起状電極を当接させてこの突起状電極と前記導電性 被覆層との間で放電を生ぜしめてこの突起状電極が当接した部分の前記導電性被覆層を除 去して切削工具の損耗状態を検知するためのセンサ回路を形成する工程と、を具備するこ とを特徴とする。
【0014】
上記損耗センサ回路付切削工具の製造方法では、前記導電性被覆層を0.05mm以上の幅(W)で除去することが望ましい。
【0015】
また、上記損耗センサ回路付切削工具の製造方法では、前記放電加工機に前記切削工具の複数個分の突起状電極を形成し、この複数個の切削工具の導電性被覆層に同時に前記センサ回路を形成することが望ましい。
【0016】
また、上記損耗センサ回路付切削工具の製造方法では、前記放電加工機の突起状電極の周囲に前記切削工具の側面に当接する突出部を設けて、前記切削工具の表面側と側面側とに同時に前記センサ回路形成できるようにすることが望ましい。
【0017】
また、上記損耗センサ付切削工具の製造方法では、前記センサ回路の形成を液体中で行ってもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の損耗センサ回路付切削工具の好適例であるスローアウェイチップの一例について、その概略斜視図((a)は手前上方から見た斜視図、(b)は手前下方から見た斜視図)である図1を基に説明する。
【0019】
スローアウェイチップ1は、略直方体形状を呈するチップ1の一方の主面にすくい面5、他方の主面に着座面6を、側面に逃げ面7を形成し、すくい面5と逃げ面7との交差稜部分、特に図1のような主面が多角形状の場合には、逃げ面7が複数の平面からなり、すくい面5と隣接する2つの逃げ面7とが交差するコーナー部8に切れ刃9が形成された形状からなる。
【0020】
切れ刃9近傍に切れ刃9に沿って平行に導電帯からなるセンサライン15が設けられており、センサライン15の形成位置と幅によって、工具寿命(摩耗量)の許容摩耗幅を規定することができる。
【0021】
着座面6には一対の接続端子20、20(20’、20’)が形成されており、これによってセンサ回路13を着座面6と接する後述のチップホルダ30に形成した一対の外部回路36、36に容易に接続できる。また、一対の接続端子20、20を隣接して形成しており、これによって、一対の接続領域と接続される外部端子の位置決めが容易にできる。
【0022】
また、一方の接続端子20とセンサライン15との間はチップ1の側面(逃げ面7)に形成された第1の側面ライン24を介して接続され、またセンサライン15の他方端は逃げ面7に形成された折り返しライン26に接続され、さらに折り返しライン26と他方の接続端子20との間は逃げ面7(側面)に形成した第2の側面ライン28を介して接続されている。つまり、図1によれば、第1の接続端子20−第1の側面ライン24−接続部27a−センサライン15−接続部27b−折り返しライン26−第2の側面ライン28−第2の接続端子20と経由してセンサ回路13が構成される。なお、センサ回路13はチップ1に対して絶縁された状態で設けられ、センサ回路13はそれ自体が所定の電気抵抗値を有する導電体で構成される。
【0023】
例えばセンサライン15の位置を切れ刃9の寿命基準量(切れ刃9の摩耗限界幅)、例えば0.05〜0.7mmに一致させておき、切れ刃9で切削加工を行うことにより、切れ刃9の近傍に形成されたセンサライン15の少なくとも一部が摩耗等の損傷により断線した時点で、センサライン15間、すなわちセンサ回路13が断線され、このセンサ回路13の両端に形成された一対の接続端子20、20(20’、20’)間の抵抗値を測定することによって、切れ刃9の寿命を検知することができる。
【0024】
スローアウェイチップ1の両主面の各コーナー部8それぞれに切れ刃9が形成され、かつセンサライン15が各切れ刃9近傍に1つずつ配設されている。つまり、チップ1の主面が多角形状からなり、逃げ面7が複数(図1では4つ)形成されるとともに、主面2と隣接する2つの逃げ面7とが交差するコーナー部8を有する場合には、各コーナー部8それぞれ(図1では8つ)にセンサライン15を形成することが望ましく、これによって、後述する使用方法により、8つのコーナー部8を順に用いて切削加工をすることができる。
【0025】
なお、逃げ面7に形成された第1の側面ライン24および第2の側面ライン28は、センサ回路13の接続端子20、20の配置位置と、該センサ回路13の接続端子20、20の反対面に他のセンサ回路13’の接続端子20’、20’の配置位置とが主面上の同じ位置となるように配置し、ともに後述する図6のチップホルダ30の同じ外部端子36に接続できるように、センサライン15に対して(換言すれば切れ刃9に対して)、直交方向ではなく、所定の傾斜角度を有するように配設されている。
【0026】
また、スローアウェイチップ1の形状としては、図1に示すように主面(すくい面5および着座面6)が正方形に限定されるものではなく、円形、楕円形、正三角形等の他の正多角形、平行四辺形、菱形等が適応可能であり、また、スローアウェイチップ1の断面形状は長方形に限定されるものではなく、台形形状であってもよい。以上説明した形状の他、溝入れチップ等にもこの発明を適用することが可能である。
【0027】
本発明によれば、図2に示すように、スローアウェイチップ1には、表面に絶縁性被覆層14を形成したチップ1の表面に導電性被覆層12を被着形成するとともに、導電性被覆層12の一部を欠如させて絶縁性母材2または絶縁性被覆層14を露出させることにより、チップ1の損耗状態を検出するための図1に示すセンサ回路13が形成され、このセンサ回路13の導通状態を監視することによって切れ刃9の損耗状態を検知することができる。
【0028】
母材2は導電性または絶縁性のいずれであってもよいが、本発明においては、母材2が導電性である場合であっても、センサ回路13のライン間が短絡することなくセンサ回路13を正常に機能させることができる。
【0029】
本発明では、図2に示すように、導電性被覆層12が欠如してスローアウェイチップ1表面に露出した絶縁性被覆層14(または絶縁性母材)の表面粗さ(Ry1)が2μm以下、特に1.5μm以下、さらに1.0μm以下であることが大きな特徴であり、これによってチップ1の強度が低下して欠けやすくなったり、センサ回路13のライン間の絶縁性が損なわれてセンサ回路13が正常に機能しなくなることを極力防止でき、チップ1およびセンサ回路13の安定動作を維持できる。すなわち、チップ1表面に露出した絶縁性被覆層14(または絶縁性母材)の表面粗さ(Ry1)が2μmを越えると、チップ1の強度が低下して欠けやすくなったり、センサ回路13のライン間の絶縁性が損なわれてセンサ回路13が正常に機能しなくなる恐れがある。また、本発明によれば、露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層14の算術平均表面粗さ(Ra1)では0.4μm以下、10点平均表面粗さ(Rz1)は2μm以下であることが望ましい。
【0030】
センサ回路13をなす導電性被覆層12の表面粗さ(Ry2)は、導電性被覆層12が切削加工中に切りくずと衝突したり摩擦によって剥離したりして損傷するのを防止するために、また使用前の取扱い等によってこすれて磨耗することを防止するために、6μm以下であることが望ましく、特に3μm以下であることが望ましい。
【0031】
導電性被覆層12の端部には加工法に起因する***部を有しており、この***部の高さhは導電性被覆層12の厚みの3倍以下であるとともに、導電性被覆層12の***部以外の部分の表面粗さ(Ry3)は2μm以下であることが望ましい。切削加工中の切りくずとの衝突や摩擦による剥離や損傷を抑制するためである。
【0032】
導電性被覆層12の端部の側面(端面)と露出した絶縁性被覆層14(または絶縁性母材)の表面とのなす角(θ)が70〜120°であることが望ましい。この範囲内であれば、切りくずやその破片、溶着物、水分等が露出部へ付着することを抑制でき、センサ回路の短絡を抑止できるとともに、センサ回路のライン間の高密度化ができ、複雑なセンサラインを形成できるからである。
【0033】
なお、本発明における露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層14の表面粗さ(Ry1)、導電性被覆層12表面の端部の***部の高さを含めた表面粗さ(Ry2)の測定は、接触式表面粗さ計を用いて測定でき、またレーザー等を利用した非接触式の表面粗さ計を使用して測定できる。また、導電性被覆層12表面の端部の***部の高さ(h)及び導電性被覆層12の端部の側面と放電加工により露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層14表面とのなす角θは、上記手法で測定した実測プロファイルから読み取って算出することができる。
【0034】
スローアウェイチップ1の母材2としては、アルミナ質焼結体、窒化珪素質焼結体、サーメット、超硬合金、立方晶窒化ホウ素質焼結体(CBN/Cubic Boron Nitride)、ダイヤモンド焼結体(PCD/Poly Crystalline Diamond)等が好適に使用できるが、特にサーメットや超硬合金等の導電性を有する材質からなる場合には、母材と導電性被覆層12との間に絶縁性被覆層14を介装する必要がある。
【0035】
絶縁性被膜層10としては、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化シリコン、炭化ケイ素、ダイヤモンドライクカーボン、ダイヤモンドの群から選ばれる少なくとも1種を用いることができる。電気絶縁性と耐摩耗性の点では、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、窒化アルミニウムが好適である。絶縁性被覆層14は、電気絶縁性と絶縁性被覆層14の剥離防止のために、0.2〜5μm、特に0.5〜3μmの膜厚みに形成されることが望ましい。
【0036】
センサ回路13の表面に、保護用の硬質被覆層(図示せず)を設けてもよい。このような硬質被覆層としては、センサ回路の保護および耐摩耗性、そして電気絶縁性の観点から、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化シリコン、炭化ケイ素、ダイヤモンドライクカーボン、ダイヤモンドの群から選ばれる少なくとも1種を用いることができる。酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、窒化アルミニウム、窒化ケイ素から選ばれることが望ましい。目視でセンサ回路パターンを確認できるようにするためには、硬質被覆層の総厚みは、50μm以下、特に20μm以下、さらに10μm以下であることが望ましい。
【0037】
センサライン15、接続ライン(一対の接続端子20、20、第1および第2の接続ライン15、18、折り返しライン26、接続部27)等のセンサ回路13を形成する導電帯は、スローアウェイチップ1のチップ1に対する接合力が強いこと、被削材と反応せずにセンサライン15の電気抵抗値が常に所定値を示すこと、スローアウェイチップ1の摩耗度合いや欠損の発生の有無を正確に検出できること、被削材の加工表面に反応生成物が発生しにくいこと、酸化物生成によるセンサライン15の電気抵抗値の変化がないように耐酸化性に優れること、及び放電加工性等の理由から、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W等の4a、5a、6a族金属、Co、Ni、Fe等の鉄族金属、あるいはAlなどの金属材料やTiC、VC、NbC、TaC、Cr32、Mo2C、WC、W2C、TiN、VN、NbN、TaN、CrN、TiCN、VCN、NbCN、TaCN、CrCN等の4a、5a、6a族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物、(Ti、Al)Nの群から選ばれる少なくとも1種、またはそれらの複合化合物、特にTiN、(Ti、Al)N、(Ti、Al)CN、CrNの群から選ばれる少なくとも1種、さらにはTiNが好適である。
【0038】
次に、上述した損耗センサ回路付切削工具の製造方法を説明する。
まず、超硬合金、サーメット、セラミック、cBN、ダイヤモンド等の原料を用いて混合し、所定の工具形状に成形して焼成した後、所望により加工し、さらに所望により表面にCVD法やPVD法等を用いてTi(C、N)やAl23からなる硬質コーティング膜を成膜することによって母材を作製する。
【0039】
次に、センサ回路13の作製に先立ち、母材2の表面の洗浄を行う。洗浄は、ブラシ洗浄、ブラスト処理、高圧エアブロー等による処理を1〜30分行う機械的除去洗浄工程と、酸、アルカリ、有機溶剤、純水等の液体中で超音波洗浄を5分〜60分程度行う洗浄工程と、温風乾燥、真空乾燥による乾燥工程を組み合わせて行う。
【0040】
そして、所望により母材2の表面に、物理気相蒸着(PVD)及び/または化学気相蒸着(CVD)を用いて絶縁性被覆層14を被着形成する。成膜方法としては、イオンプレーティング法、スパッタリング法、プラズマCVD法が望ましい。
【0041】
次に、絶縁性母材または絶縁性被覆層14の表面に、物理気相蒸着(PVD)及び/または化学気相蒸着(CVD)、特にイオンプレーティング法、スパッタリング法を用いて導電性被覆層12を被着形成する。
【0042】
次に、図3および図4に示すように、センサ回路13を形成するために必要な放電加工機の電極41を準備する。電極41の1面にはセンサ回路13と逆のパターンからなる突起部43が形成され突起状電極とされている。この電極41の材料としては、銅−タングステン、銅、グラファイトが望ましく、特に銅−タングステンが望ましい。
【0043】
絶縁性被覆層14上に形成した導電性被覆層12をセンサ回路13のパターンに加工するには、電極41の突起部43を導電性被覆層12に当接させてこの突起部43と導電性被覆層12との間で放電を生ぜしめてセンサ回路13以外の部分の導電性被覆層12を選択的に除去する。これによってレーザー加工によってセンサ回路13を形成する方法のように導電性被覆層が除去されて露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層表面が加工痕によって荒れたり、除去された導電性被覆層が再付着することによってセンサ回路のライン間が短絡するようなことがなく、露出部の表面粗さ(Ry1)が2μm以下で、かつ付着物のない加工が可能となる。
【0044】
放電加工機44の電極41の突起部43を導電性被覆層12の上部に配設し、この電極41を下方に下降させながら突起部43と切削工具の導電性被覆層12との間で放電を生ぜしめて導電性被覆層12を局所的に除去する。なお、加工は導電性被覆層12の厚み分だけ下降できるように制御し、絶縁性被覆層14が露出した時点で終了する。
【0045】
導電性被覆層12の除去されたものが加工部に再付着することを防止するために、放電加工を液体中で行うことが望ましく、特に灯油などの石油類中で行うことが望ましい。
【0046】
放電加工では導電性被膜12が除去されて絶縁性母材もしくは絶縁性被膜14が露出した時点で電極14と被加工部の間の放電が発生しなくなるため、絶縁性母材もしくは絶縁性被膜14に何ら損傷を与えることなく、センサ回路13のパターンを作製することができる。
【0047】
切りくず処理性能向上のために切削工具2の表面が種々の凹凸状となったいわゆる三次元チップブレーカを形成したものであっても、チップブレーカ面すなわちセンサ回路の加工面のプロファイルに沿った形状の突起部43を有する電極41を作製して用いることにより、センサ回路パターンの作製が可能である。
【0048】
放電加工機44の電極41に切削工具複数個分の突起部43のパターンを形成するか、または複数個の電極41を放電加工機44に取り付けて、切削工具を複数個ならべて使用すれば、同時に複数個の切削工具のセンサ回路の形成が可能である。
【0049】
また、図5に示すように、電極41の突起部43の周囲に突出部48を形成するとともに、この突出部48でチップ1の側面を覆うように電極41を取り付けて放電加工を施すこともできる。この方法によれば、チップ1の上面と側面のパターンを同時形成できるので、加工の位置ずれによるセンサ回路の接続不良を防止できる。そして、所望により、センサ回路の形成が必要な導電性被覆層の表面を全て放電加工した後、全回路に対して電気抵抗を測定する検査を行う。
【0050】
さらにまた、本発明によれば、導電性被覆層12が欠如した部分の幅(W)が0.05mm以上である場合においても、図7に示すレーザーによる加工面のように、加工部を少しずつずらしながら何度も走査するものではなく、もって加工面に凹凸ができることもなく、露出した絶縁性被覆層11の表面粗さ(Ry1)を2μm以下に制御できるとともに、加工に要する時間を短縮できる。
【0051】
図6に示すように、スローアウェイチップ1は、クランプ孔29にクランプねじ34が螺合されるか、もしくは、金具(図示せず)ですくい面5側から押さえられることによりチップホルダ30等に装着される。
【0052】
また、チップホルダ30の先端にはチップ装着用のポケット31が形成されている。ポケット31の底面はチップ座32となっている。またポケット31の側面はチップの側面に当接し、チップを拘束するための拘束面33となっている。スローアウェイチップ1はこのポケット31に納められ、着座面6がチップ座32に、またチップ11の側面が拘束面33に当接される。そして上方からクランプねじ34がスローアウェイチップ1のクランプ孔29に差し込まれて、その先端がチップ座32の中央に形成されたねじ孔35に螺合されることによりスローアウェイチップ1はチップホルダ30に装着される。
【0053】
チップ座32には、装着されたスローアウェイチップ1の切削に使用するコーナー部に設けられたセンサライン15と接続された一方の接続端子20、20に対向する位置に、例えば上方へ弾力付勢され、チップ座32から数mm突出した一対の外部端子36、36が突設されている。スローアウェイチップ1がポケット31に装着されると、スローアウェイチップ1の着座面6によって外部端子36、36は押し下げられ、外部端子36、36の上端はチップ座32と面一となる。このとき外部端子36、36の上端はスローアウェイチップ1の着座面6に設けられた一対の接続端子20、20とそれぞれ電気的に接触した状態となる。
【0054】
また、外部端子36、36には、一点鎖線で示すように、チップホルダ30内に配設されたリード線38がつながれていて、このリード線38はオーム計等の抵抗値の検知回路39に接続されており、これによりポケット31に装着されたスローアウェイチップ1の切れ刃9(切削に使用するコーナー部8)に設けられたセンサライン15の抵抗値を測定することができる。
【0055】
なお、図6の装着状態では、スローアウェイチップ1のコーナー部8Aの切れ刃9が切削に用いられる。そして、コーナー部8Aの切れ刃9が摩耗した場合には、クランプねじ34や押さえ金具を緩めて、すくい面5の中央を中心にしてスローアウェイチップ1を90°回転させて、コーナー部8Aと隣接する別のコーナー部8を切れ刃9として切削に使用できる。このようにスローアウェイチップ1を90°ずつ回転させて、チップ1の一方の主面側の4つのコーナー部を順次切削に使用することができる。さらに、スローアウェイチップ1の上下を反転させてホルダ等に装着すれば、他方の主面の4つのコーナー部を順に切削に使用することができ、合計8つのコーナー部8を使用することができる。なお、他方の主面のコーナー部を使用する場合は、すくい面と着座面が逆転して機能する。
【0056】
【実施例】
(実施例1)
WC84重量%、TiC6重量%、NbC3重量%、Co7重量%の割合で混合し、SNMG120408の工具形状に成形した後、真空中、1500℃で1時間焼成し、熱CVD法でTi(C,N)−Al23層をコーティングしたスローアウェイチップを作製した。
【0057】
上記切削工具を酸、アルカリ、有機溶剤、純水中に浸漬して超音波洗浄を行ない、ついで回転ブラシによる機械的洗浄を行った後、再度、アルカリ、有機溶剤、純水中に浸漬して超音波洗浄し、有機溶剤で蒸気乾燥した。
【0058】
次に、イオンプレーティング装置を用いて表1に示す絶縁性被覆層と導電性被覆層を形成した。
【0059】
次いで、センサ回路と逆パターンの突起部を片面に6個刻設した銅―タングステン製の放電加工機の電極を作製し、この電極の突起部と対向する面を放電加工機のヘッドに取り付けてこの突起部を母材の導電性被覆層に当接させて放電加工機の電極に100Vの電圧を印加せしめることにより突起部と導電性被覆層との間で放電を生ぜしめてセンサ回路以外の部分を除去した。チップの向きを変えて同様の放電加工を施すことにより、センサ回路の存在する6面について、すべて同様の手法で回路作製を行い、図1のパターンからなるセンサ回路を形成した。
【0060】
センサ回路を作製した後、接触式表面粗さ計で導電性被覆層、露出した絶縁性母材もしくは絶縁性被覆層の表面粗さを測定し、得られた図2のようなチャートからRy、***部の高さh、導電性被覆層の端面と露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層のなす角θを算出した。
【0061】
また、得られた切削工具のセンサ回路について、全回路の導通検査、導電被覆層と露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層間の絶縁検査を行った。なお、導通検査は10オーム以下、絶縁検査は100キロオーム以上を合格とし、100個の試料についての加工不良率を算出した。
【0062】
そして、得られた損耗センサ付切削工具を使って下記切削条件1、2により切削加工を行なった。一方、損耗センサ回路を形成しない以外は上記と全く同様の方法により作製した切削工具についても同様に切削性能を評価し、この損耗センサ回路を形成していない切削工具の摩耗量および損傷までの衝撃回数を基準(100%)として、損耗センサ付切削工具の各試料について切削性能を比較した。
【0063】
(切削評価条件)
テスト1−摩耗試験
被削材 :クロムモリブデン合金鋼(SCM435)
切削速度:200m/min
送り速度:0.3mm/rev
切り込み:2mm
その他条件 :湿式切削
テスト2−損傷試験
被削材 :クロムモリブデン合金鋼(SCM435)[4本溝付鋼材]
切削速度:100m/min
送り速度:0.3mm/rev
切り込み:2mm
その他条件 :乾式切削
なお、摩耗試験においては、損耗センサ回路を形成していない切削工具が最大摩耗量0.2mmに達するまでの時間と、損耗センサ回路付切削工具が最大摩耗量0.2mmに達するまでの時間を計測し、損耗センサ回路付与前の切削工具の工具寿命に対する損耗センサ回路付切削工具の工具寿命の比率を算出した。損傷試験においては、損耗センサ回路付与前の切削工具が欠損して使用できない状態になるまでの衝撃回数と、損耗センサ回路付切削工具が欠損して使用できない状態になるまでの衝撃回数を計測し、損耗センサ回路付与前の切削工具の衝撃回数に対する損耗センサ回路付切削工具の衝撃回数の比率を算出した。また、損耗センサの動作試験を行ない、試験数に対し、設定した損耗センサ部の幅で正常に動作しなかったサンプル数の比率を算出して動作不良率とし、損耗センサの動作安定性とした。
【0064】
また、試料No.2については、レーザー加工によりセンサ回路パターンを形成する以外は試料No.1と同様に作製して評価した。結果は表1に示した。
(実施例2)
WC80重量%、TiC3重量%、TaC5重量%、NbC4重量%、Co8重量%の割合で混合し、SNMG120408の工具形状に成形した後、真空中、1500℃で1時間焼成し、スローアウェイチップを作製した。
【0065】
実施例1と同様に洗浄を行った後、試料3はプラズマCVD法で、試料4はイオンプレーティング法でそれぞれ表1に示す絶縁性被覆層を形成し、イオンプレーティング法で導電性被覆層を成膜した。
【0066】
そして、実施例1と同様の手法で放電加工機の電極の作製、センサ回路パターンの作製、センサ回路の検査を行った後、下記切削条件3、4により切削加工を行ない、実施例1と同様に損耗センサ回路を形成していない切削工具を作製し、その摩耗量および損傷までの衝撃回数を基準(100%)として損耗センサ付切削工具の切削性能を比較した。
【0067】
(切削評価条件)
テスト3−摩耗試験
被削材 :クロムモリブデン合金鋼(SCM435)
切削速度:100m/min
送り速度:0.2mm/rev
切り込み:1.5mm
その他条件 :湿式切削
テスト4―損傷試験
被削材 :クロムモリブデン合金鋼(SCM435)[4本溝付鋼材]
切削速度:80m/min
送り速度:0.3mm/rev
切り込み:2mm
その他条件 :乾式切削
(実施例3)
Si3490重量%、Er238重量%、SiO22重量%の割合で混合し、SNMA120408の工具形状に成形した後、窒素30気圧、1850℃で2時間焼成したのち、HIP(熱間静水圧プレス)処理し、スローアウェイチップを作製した。また、試料7については、さらに熱CVD法でTi(C,N)−Al23層を5μm被着形成した。
【0068】
そして、実施例1と同様の手法で洗浄を行った後、試料7についてはイオンプレーティング法で表1の絶縁性被覆層を形成した。さらに、各試料についてイオンプレーティング法で導電性被覆層を成膜した。
【0069】
その後、実施例1と同様の手法で放電加工機の電極の作製、センサ回路パターンの作製、センサ回路の検査を行った後、下記切削条件5、6により切削加工を行ない、損耗センサ回路を形成していない切削工具の摩耗量および損傷までの衝撃回数を基準(100%)として比較した。
【0070】
なお、試料No.6については、センサ回路のパターン形成をレーザー加工で行う以外は試料No.5と全く同様な方法で作成し、評価した。結果は表1に示した。
【0071】
(切削評価条件)
テスト5−摩耗試験
被削材 :ねずみ鋳鉄(FC250)
切削速度:500m/min
送り速度:0.5mm/rev
切り込み:2.0mm
その他条件 :乾式切削
テスト6−損傷試験
被削材 :ねずみ鋳鉄(FC250)[4本溝付]
切削速度:100m/min
送り速度:0.3mm/rev
切り込み:3.0mm
その他条件 :乾式切削
【0072】
【表1】
Figure 0003878862
【0073】
表1の結果より、従来手法であるレーザー加工でセンサ回路を形成し、露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層の表面粗さ(Ry1)が2μmより大きい試料No.2、6は、導電性被覆層の溶融物の再付着や、絶縁性被覆層まで除去されることに起因する短絡や断線等によってセンサ回路が正常に構成できず、導通検査で不良と判定されるものが30%以上あり、また切削評価した場合、露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層や導電性被覆層の表面が荒れるために、露出部等への切りくずやその破片、溶着物、水分等が付着しやすく、センサ回路の短絡や異常動作、被膜層の剥離に起因する損傷が発生した。
【0074】
これに対して、本発明による試料No.1、3、4、5、7では、いずれも露出した絶縁性母材または絶縁性被覆層の表面粗さRy1が2μm以下で、導電性被覆層の表面粗さ(Ry2)が6μm以下であり、センサ回路の短絡や断線等による加工不良の発生率は十分に低く、また切削工具としての性能は、損耗センサ回路を形成していない切削工具に対する工具摩耗量の比率と欠損までの衝撃回数の比率は、ともに損耗センサ回路を形成してない切削工具を100%とするとその±10%以内で、損耗センサ回路形成前の切削工具と同等レベルの性能を有し、損耗センサ回路形成前の切削工具と同一条件で切削加工することが可能であった。切削加工に供した損耗センサ付切削工具は、設定した損耗センサ幅まで摩耗した時点で、正常にセンサ回路が動作して切削加工機停止の信号が出ており、損耗センサ付切削工具の狙いである切削工具の状態監視と工具寿命限界までの切削工具使用が可能であることが確認できた。
【0075】
【発明の効果】
本発明の損耗センサ回路付切削工具の製造方法によれば、絶縁性母材または表面に絶縁 性被覆層を形成した導電性母材の表面に導電性被覆層を被着形成する工程と、この導電性 被覆層を除去すべき部分に放電加工機の突起状電極を当接させてこの突起状電極と前記導 電性被覆層との間で放電を生ぜしめて突起状電極が当接した部分の導電性被覆層を除去し て切削工具の損耗状態を検知するためのセンサ回路を形成する工程とを具備することから 、高い動作安定性で工具損耗状態を検出するセンサ回路を容易かつ確実に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切削工具を示す図であり、(a)は手前上方からみた斜視図、(b)は手前下方からみた斜視図である。
【図2】本発明の切削工具の要部を示す図である。
【図3】本発明の切削工具の製造方法を説明するための図である。
【図4】本発明の切削工具の製造方法を説明するための図であり、(a)は放電加工機の電極を手前下方からみた図、(b)は電極で形成されたセンサ回路パターンを有する切削工具を示す図である。
【図5】本発明の切削工具の他の製造方法を説明するための図である。
【図6】本発明の切削工具をチップホルダへ装着する例を示す分解斜視図である。
【図7】従来の切削工具を示す図である。
【符号の説明】
1 スローアウェイチップ
2 母材
5 すくい面
6 着座面
7 逃げ面
8 コーナー部
9 切れ刃
10 凹部
w 幅
t 厚み
A 角部
12 導体
13 センサ回路
14 絶縁層
15 センサライン
17 接読ライン
14 接続端子
24 第1の側面ライン
26 折り返しライン
27 接続部
28 第2の側面ライン
29 クランプ孔
30 チップホルダ
31 ポケット
32 チップ座
33 拘束面
34 クランプねじ
35 ねじ孔
36 外部回路
38 リード線
39 検知回路
40 放電加工機ヘッド
41 電極
43 電極突起部
46 電極凹部
48 底面から側面にわたる電極突起部
51 ***部
52 レーザー加工痕
55 溶融付着物

Claims (5)

  1. 絶縁性母材または表面に絶縁性被覆層を形成した導電性母材の表面に導電性被覆層を被着形成する工程と、
    この導電性被覆層を除去すべき部分に放電加工機の突起状電極を当接させてこの突起状電極と前記導電性被覆層との間で放電を生ぜしめてこの突起状電極が当接した部分の前記導電性被覆層を除去して切削工具の損耗状態を検知するためのセンサ回路を形成する工程と、を具備することを特徴とする損耗センサ回路付切削工具の製造方法。
  2. 前記導電性被覆層を0.05mm以上の幅(W)で除去することを特徴とする請求項記載の損耗センサ回路付切削工具の製造方法。
  3. 前記放電加工機に前記切削工具の複数個分の突起状電極を形成し、この複数個の切削工具の導電性被覆層に同時に前記センサ回路を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の損耗センサ回路付切削工具の製造方法。
  4. 前記放電加工機の突起状電極の周囲に前記切削工具の側面に当接する突出部を設けて、前記切削工具の表面側と側面側とに同時に前記センサ回路形成することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の損耗センサ付切削工具の製造方法。
  5. 前記センサ回路の形成を液体中で行うことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の損耗センサ回路付切削工具の製造方法。
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