JP3878021B2 - エレベータセキュリティ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、事務所ビル等のセキュリティ管理に関し、特にビルに設置されたエレベータのカゴ内のカメラ映像を利用してセキュリティ管理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来のエレベータの防犯カメラシステムを示す模式図である。図12において、エレベータのカゴ(1)内の上方に防犯カメラ(3)が設置されている。一方、カゴ(1)上には、この防犯カメラ(3)に接続されて長時間録画が可能なタイムラプスビデオデッキ(2)が設置されている。タイムラプスビデオデッキ(2)は、例えば、1秒に1コマ撮影することにより、所定の記録媒体に長時間録画することができる。
【0003】
このような構成の従来のエレベータの防犯カメラシステムは、防犯カメラ(3)とタイムラプスビデオデッキ(2)により、カゴ(1)に乗車した乗客が録画される。そして、録画された映像を確認する場合には、持参したモニタ(4)をビデオデッキ(2)に接続し、ビデオデッキ(2)のリモコン(5)を操作して、センサー受光部(6)に信号を送り、モニタ(4)に画像を写して確認する。そのため、画像を確認する作業が容易でなかった。そして、このような構成の防犯カメラシステムにおいては、画像の確認をする行為は、事件が起こった場合等に限定されてしまう。すなわち、カゴ(1)内の定常的な状況確認をすることは困難であり積極的な防犯に役立てることはできなかった。
【0004】
次に、事務所ビル等に設置される従来のセキュリティ装置の説明をする。図13は従来のビルセキュリティ装置を示す模式図である。図13において、ビルの玄関(14)に、電気錠(15)が配設されている。そして、カードリーダ(11)に個人が携帯するセキュリティ用の認証カード(16)を読み込ませ、セキュリティ装置(12)が認証した場合に、電気施開錠装置(13)を介して、玄関(14)の電気錠(15)が開錠する。このような構成のビルセキュリティ装置においては、セキュリティ装置(12)に図示しない記録装置を接続することにより、誰がいつ電気錠を施錠・開錠したかの記録を残すことも可能である。しかし、このような構成の装置は、設備投資に多大な費用が必要であり、また、カードの発行、抹消等の管理が必要であり、さらにはビル利用者の全員がカードを携帯しなければならない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の防犯システムに関しては、図12のエレベータの防犯カメラシステムにおいては、定常的な状況確認が困難であった。一方、図13のビルセキュリティ装置においては、多大な設備投資が必要であり、また、全員がカードを携帯しなければならない煩わしさがあった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ビルの最終退館者や夜間入館者を離れた場所から容易に確認することができ、ビルのセキュリティ機能を向上することが可能となるとともに、設備投資の費用が少ないエレベータセキュリティ装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータセキュリティ装置は、ビル内に設置されたエレベータのカゴ内に設置され、カゴ内の状況を撮影するカメラと、予め設定された、最終退館者を記録するための時間帯を含む少なくとも一つの設定時間帯に取得されたカメラの画像データを送信する送信装置と、送信装置の送信する画像データを受信する受信装置と、受信装置が受信した画像データをビル毎に蓄積して管理するデータ管理装置とを有し、送信装置は設定時間帯毎に取得されたカメラの画像データを記録し、所定の時刻に受信装置に送信し、最終退館者を記録する時間帯においては、エレベータの乗場ダウン呼びの情報に基づき該呼びのあった階床に対応づけた領域に画像データを上書きしながら記録する。
【0013】
また、画像データをデジタルデータに変換する画像処理装置をさらに有し、送信装置はデジタル化された画像データを送信する。
【0014】
また、送信装置と受信装置とは、インターネットを介して送受信する。
【0015】
また、データ管理装置に蓄積された画像データは、インターネットを介してパソコンから参照可能である。
【0016】
また、設定時間帯は、インターネットを介してパソコンから設定変更可能である。
【0017】
また、データ管理装置に蓄積された画像データは、電話回線を利用してファクシミリで自動的に配信される。
【0018】
さらに、データ管理装置に蓄積された画像データは、インターネットを介して電子メールで自動的に配信される。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明のエレベータセキュリティ装置のシステムの概要を示す模式図である。図1において、エレベータのカゴ(1)の中に、カメラ(3)が設置されており、画像処理装置(60)を通して、通信装置(40)に接続されている。通信装置(40)は、エレベータの制御盤(9)と接続され通常は、エレベータの各種信号をエレベータ保守会社(20)に通報しているが、特にこの発明においては、画像処理装置(60)からの画像を蓄積し、定期的にエレベータ保守会社(20)に送信する。
【0020】
エレベータ保守会社(20)では、ビルから送られて来た画像データを通信装置(21)で受信し、送信されて来たビル毎の画像データをデータ管理装置(22)に蓄積して管理する。蓄積された画像データは、インターネット(30)を経由して他のパソコン(31)の画面で確認することができる(例えば図7に示すような画面)。また、設定によりファクシミリ(32)や電子メールを利用してデータを送信することができる(例えば図8に示すような情報)。
【0021】
すなわち、本実施の形態のエレベータセキュリティ装置は、ビル内に設置されたエレベータのカゴ(1)内に設置され、カゴ(1)内の状況を撮影するカメラ(3)と、予め設定されている設定時間帯に取得されたカメラ(3)の画像データを送信する送信装置としての通信装置(40)と、通信装置(40)の送信する画像データを受信する受信装置としての通信装置(21)と、通信装置(21)が受信した画像データをビル毎に蓄積して管理するデータ管理装置(22)とを有する。
【0022】
図2は図1の画像処理装置60を詳細に示すブロック図である。図2おいて、画像処理装置(60)は、処理プログラム(62)とこれを実行するCPU(61)とを有し、データ通信部(63)を介して入力された通信装置(40)からの信号に基づいて、カメラ(3)の映像信号を映像エンコーダ(64)にて、コード化してデジタルデータに変換する。
【0023】
図3は図1の通信装置40を詳細に示すブロック図である。図3において、通信装置(40)は画像処理装置(60)と接続されており、データ通信部2(55)を通して、画像データを、画像データ蓄積部(43)に蓄積する。画像蓄積部(43)は、大きく3つに分けられた領域に各々画像データを蓄積する。
【0024】
すなわち、画像蓄積部(43)は、画像データの蓄積領域を、最終退館者記録用の部分である画像DN(2)(44)〜(X)(46)と、朝入館者記録用の部分である画像UP(2)(47)〜(X)(49)と、夜間入館者記録用の部分であるUP画像(1)(50)〜(X)(52)に分割して確保している。
【0025】
データ通信部1(54)は、エレベータ制御盤(9)と接続されており、エレベータの情報を入力している。そして、モデム(53)を用いて蓄積した画像データを電話回線を介して外部に伝送する。
【0026】
図5はパソコンの設定変更画面を示す図である。本装置においては、インターネット(30)を介してパソコン(31)からエレベータセキュリティ装置の設定条件を設定することができる。まず、旧パスワード(81)及び新規パスワード(82)の入力領域を使ってパスワードの変更をすることができる。これは、インターネット(30)を介して装置の内容を変更する場合、及び画像を確認しする場合のセキュリティに使用される。また、メールアドレス設定(83)の領域は、画像データを電子メールやファクシミリで送信する場合の送信先を入力するのに使用される。
【0027】
設定条件の主要なものであるセキュリティスケジユール変更に関しては、最終退館者記録、夜間入館者記録、朝入館者記録の各々に対してサービスの時間帯を設定することができる。
最終退館者記録の機能を有効にする場合、チェックボックス(90)をチェックして、開始時刻1(84)及び終了時間2(85)を使ってサービスの時間帯を設定する。
夜間入館者記録の機能を有効にする場合、チェックボックス(91)をチェックして、開始時刻2(86)及び終了時間2(87)を使ってサービスの時間帯を設定する。
朝入館者記録の機能を有効にする場合、チェックボックス(92)をチェックして、開始時刻3(88)及び終了時間3(89)を使ってサービスの時間帯を設定する。
【0028】
次に、図9の最終退館者画像登録処理のフローチャートに沿って最終退館者画像登録処理の説明をする。この処理は、最終退館者記録の機能が有効とされており、図5の設定変更画面(80)で開始時間1(84)及び終了時間1(85)が入力されていることが条件となる。まず、(ステップS130)で始まり、現在時刻が、設定されている時間帯内であるか否かを(ステップS131)で判定し、現在時刻がその範囲であれば、画像の登録処理を行う。
【0029】
そして、エレベータの乗場ダウン呼びがあった場合(ステップS132)、その信号名称よりその呼びが何階の乗場呼びの信号であるかを判断し(ステップS133)、カメラ(3)の画像を映像エンコーダ(64)で処理し(ステップS134)、通信装置(40)の画像データ蓄積部(43)に送信し、乗場ダウン呼びのあった階床に対応づけた領域、例えば、3階ダウン呼びであれば、画像DN(3)の領域(45)に蓄積する(ステップS135)。
【0030】
このように、通信装置(40)は、現在時刻が最終退館者を記録する時間帯である場合、エレベータの乗場ダウン呼びの情報に基づき、この呼びのあった階床に対応づけた領域に画像データを上書きしながら記録する。
【0031】
現在時刻が所定の時間帯を越えると、すなわち終了時間1を超えると(ステップS136)、蓄積されている画像DNデータの全て、すなわち画像DN(2)(44)〜画像DN(X)(46)の内容を、モデム(53)を通して、エレベータ保守会社(20)に送信する。そして、データ送信後に蓄積されている画像DN(2)(44)〜画像DN(×)(46)の内容をクリアーする(ステップS138)。
【0032】
次に、図10の夜間入館者画像登録処理のフローチャートに沿って夜間入館者画像登録処理の説明をする。本機能が有効とされており、図5の設定変更画面(80)で開始時間2(86)及び終了時間2(87)が登録されていることが条件となる。まず、(ステップS140)で始まり、登録ナンバーの初期値を初期化する。すなわちY=1にする(ステップS141)。
【0033】
現在時刻が開始時間2(86)〜終了時間2(87)の範囲内に(ステップS143)、エレベータのカゴ内のアップ呼びがあるかを、エレベータのアップ運転かダウン運転かの信号と、カゴ呼びの信号名称より判断し(ステップS144)、アッ方向運転のカゴ呼びと判断した場合にカメラ(3)の画像を映像エンコーダ(64)で処理し、通信装置(40)の画像データ蓄積部(43)に送信し、UP画像(Y)の領域(50)に蓄積する(ステップS146)。次のカゴ内のアッ呼びが指示された場合には、領域をインクリメントしてUP画像(2)のエリア(51)に画像を蓄積する。
【0034】
このように、送信装置(40)は、現在時刻が夜間入館者を記録する時間帯である場合、エレベータのカゴアップ呼びの情報に基づき、この呼びがある度に領域をインクリメントしながら画像データを記録する。
【0035】
そして、現在時刻が所定の終了時間3を超えると(ステップS148)、蓄積されている画像UPデータの全て、すなわちUP画像(1)(50)〜UP画像(X)(52)の内容を、モデム(53)を通して、エレベータ保守会社(20)に送信する。データ送信後に蓄積されているUP画像(1)(50)〜UP画像(X)(52)の内容をクリアーする(ステップS142)。
【0036】
次に、図11の朝入館者画像登録処理のフローチャートに沿って朝入館者画像登録処理の説明をする。本機能が有効とされており、図5の設定変更画面(80)で開始時間3(88)及び終了時間3(89)が登録されていることが条件となる。まず、(ステップS150)で始まり、現在時刻がその時間帯の中であるか否かを(ステップS152)で判定し、時間帯の中であれば画像の登録処理を行う。
【0037】
現在時刻が開始時間3(88)〜終了時間3(89)の範囲内であり、エレベータのカゴ内のアップ呼びがあるかを、エレベータのアップ運転かダウン運転かの信号と、カゴ呼びの信号名称より判断し(ステップS153)、アップ方向運転のカゴ呼びと判断した場合に、その信号名称よりその呼びが何階のカゴ呼びの信号かを判断し(ステップS154)、3階へのカゴ呼びであれば、画像UP(3)のエリア(48)に、データが無いこと確認し(ステップS155)無ければ画像取得処理(ステップS156)をする。これはビルの各々の階への最初の利用者を記録するためである。カメラ(3)の画像を映像エンコーダ(64)で処理し、通信装置(40)の画像データ蓄積部(43)に送信され、3階へのカゴ呼びであれば、画像UP(3)のエリア(48)に蓄積される(ステップS157)。
【0038】
このように、送信装置(40)は、現在時刻が朝入館者を記録する時間帯である場合、エレベータのカゴアップ呼びの情報に基づき、この呼びのあった階床に対応づけた領域に画像データを記録し、時間帯の最初の画像データが記録されるよう同じ領域に上書きしない。
【0039】
現在時刻が所定の終了時間3を超えると(ステップS158)、蓄積されている画像DNデータの全て、画像UP(2)(47)〜画像UP(X)(49)の内容を、モデム(53)を通して、エレベータ保守会社(20)に送信する。データ送信後に蓄積されている画像UP(2)(47)〜画像UP(X)(49)の内容をクリアーする(ステップS151)。
【0040】
次に、画像の確認の説明をする。上述のように構成されたエレベータセキュリティ装置において、設定された画像登録の仕組みが正常に動作していると、パソコン(31)を使って、インターネット(30)経由で、図4に示すメニュー画面から、画像の確認が可能となる。
【0041】
図4のエレベータセキュリティシステム画面(70)から、各ビルに個別に与えられたビルNo(71)の入力と、個人ID(72)、スワード(73)の入力により、設定された内容の表示か可能となる、設定された最終日は変更日(74)で確認できる。
【0042】
次に、画像要求機能(75)に関する説明をする。図4の画像要求釦(75)をクリックすることにより、図6の画像要求画面に移動し、さらに通信開始釦(101)をクリックすることにより、現時点の当該エレベータの画像要求を行うことができる。操作者のパソコン(31)より、インターネット(30)を経由して、エレベータ保守会社(20)の通信装置(21)を通して、ビルNo(71)で指定された当該エレベータの通信装置(8)に接続し、画像処理装置(7)に対してカメラ(3)映像の送信を指示する。取得された現在のカゴ内の映像は、今と逆の信号の流れにより、エレベータ保守会社(20)のデータ管理装置(22)に格納され、要求により図6の画面(104)に表示される。通信中に途中で処理を停止する場合は、通信中止釦(102)をクリックする。
【0043】
次に、画像確認(76)に関する説明をする。図4に示すメニュー画面から、画像確認釦(76)をクリックすると、図7の画像確認画面(110)に移動する。この画面には、最終退館者記録(111)、夜間入館者記録(112)、朝入館者記録(113)のそれぞれの釦により記録データの参照を選択できる。例えば、最終退館者記録データを最終退館者記録釦(111)をクリックすることで選択すると、図7の下部に、前日の最終退館者記録データが表示される。また、いつの最終退館者のデータかを入力(115)に示し、例えば1日前、1目後の日付の変更は矢印(114),(115)にて操作する。表示される階ごとのデータには階床の表示とデータを記録した時点の時刻が含まれる。
【0044】
次に、記録データの自動送付について説明をする。図5のメールアドレス設定(83)に、メールアドレスが設定されており、最終退館者記録(90)、夜間入館者記録(91)、朝入館者記録(92)の指定がされている場合には、記録の終了時間が終了して、画像データがエレベータ保守会社に送信された時点で、図8に示すメールデータを作成し、登録先に送信する。またメールアドレス設定(83)にファクシミリ番号が設定されている場合は、このデータをファクシミリ用データに変換して送信する。
【0045】
このように本実施の形態のエレベータセキュリティ装置においては、カゴ(1)内のカメラ(3)の映像を処理して定期的にエレベータ保守会社(20)送信し、所定の画像データを確認することにより、ビル内の各階毎の最終退館者を簡単に把握することが可能になる。これは異なるテナント毎に誰が最終にビルを退館したのかを把握することとなり、異常者の侵入の監視が可能となる。
【0046】
また、設定された時間帯内の夜間の入館者を逐次記録可能であり、さらに、各階毎の朝一番に出社した人物も毎日容易に把握することが可能となる。
【0047】
さらには、インターネット(30)を利用して、エレベータ保守会社(20)のホームページで画像データの参照、電子メールでの画像送信サービスを有料で提供することができ、エレベータを介してビルのセキュリティ機能を容易に向上することが可能となる。
【0048】
実施の形態2.
実施の形態1は、カメラ(3)の映像取得を画像処理装置(60)で実現したが、本機能を図12の従来技術で説明したエレベータ防犯カメラシステムのタイムラプスビデオデッキ(2)の中に組み込むこともできる。さらに、通常のタイムラプスビデオデッキ(2)で、運用されているエレベータ防犯カメラシステムに併設して、カメラ(3)の画像信号を共通に利用して本発明の機能を実現することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
この発明に係るエレベータセキュリティ装置は、ビル内に設置されたエレベータのカゴ内に設置され、カゴ内の状況を撮影するカメラと、予め設定されている設定時間帯に取得されたカメラの画像データを送信する送信装置と、送信装置の送信する画像データを受信する受信装置と、受信装置が受信した画像データをビル毎に蓄積して管理するデータ管理装置とを有する。そのため、設定時間帯に取得されたカメラの画像データを、例えばエレベータ保守会社等の離れた場所から容易に確認することができ、ビルのセキュリティ機能を向上することが可能となるとともに、設備投資の費用が少ない。
【0050】
また、送信装置は、設定時間帯に取得されたカメラの画像データを記録し、所定の時刻に受信装置に送信する。そのため、通信時間が短時間で済み回線使用のコストが削減されるとともに、データ送信の信頼性が向上する。
【0051】
また、設定時間帯は複数個が設定され、送信装置は、設定時間帯毎に画像データを記録する。そのため、目的に合わせて種々の時間帯の画像データを記録することができ機能が拡大する。
【0052】
また、送信装置は、設定時間帯が最終退館者を記録する時間帯である場合、エレベータの乗場ダウン呼びの情報に基づき呼びのあった階床に対応づけた領域に画像データを上書きしながら記録する。そのため、各階床毎に最後に退館した最終退館者を記録・確認することができ防犯に役立てることができる。
【0055】
また、画像データをデジタルデータに変換する画像処理装置をさらに有し、送信装置はデジタル化された画像データを送信する。そのため、データ送信の信頼性が向上するとともに、通信時間が短時間で済み回線使用のコストが削減される。
【0056】
また、送信装置と受信装置とは、インターネットを介して送受信する。そのため、特別な回線を設ける必要がなく費用を削減できるとともに汎用性が向上する。
【0057】
また、データ管理装置に蓄積された画像データは、インターネットを介してパソコンから参照可能である。そのため、離れた場所から容易に画像データが参照することができ利便性が向上する。
【0058】
また、設定時間帯は、インターネットを介してパソコンから設定変更可能である。そのため、離れた場所から容易に設定時間帯を変更することができ利便性が向上する。
【0059】
また、データ管理装置に蓄積された画像データは、電話回線を利用してファクシミリで自動的に配信される。そのため、特別な操作をすることなく離れた場所で容易に画像データを確認することができ利便性が向上する。
【0060】
さらに、データ管理装置に蓄積された画像データは、インターネットを介して電子メールで自動的に配信される。そのため、特別な操作をすることなく離れた場所で容易に画像データを確認することができ利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエレベータセキュリティ装置のシステムの概要を示す模式図である。
【図2】 図1の画像処理装置を詳細に示すブロック図である。
【図3】 図1の通信装置40を詳細に示すブロック図である。
【図4】 画像の確認をするパソコンのメニュー画面を示す図である。
【図5】 各種設定を行うパソコンの設定変更画面を示す図である。
【図6】 画像の要求を行うパソコンの画像要求画面を示す図である。
【図7】 画像の確認をするパソコンの画像確認画面を示す図である。
【図8】 ファクシミリや電子メールを利用して送信されるデータを示す図である。
【図9】 最終退館者画像登録処理のフローチャートである。
【図10】 夜間入館者画像登録処理のフローチャートである。
【図11】 朝入館者画像登録処理のフローチャートである。
【図12】 従来のエレベータの防犯カメラシステムを示す模式図である。
【図13】 従来のビルセキュリティ装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 カゴ、3 カメラ、40 通信装置(送信装置)、60 画像処理装置、9 エレベータ制御盤、20 エレベータ保守会社、21 通信装置(受信装置)、22 データ管理装置、30 インターネット、31 パソコン。

Claims (7)

  1. ビル内に設置されたエレベータのカゴ内に設置され、該カゴ内の状況を撮影するカメラと、
    予め設定された、最終退館者を記録するための時間帯を含む少なくとも一つの設定時間帯に取得された上記カメラの画像データを送信する送信装置と、
    上記送信装置の送信する上記画像データを受信する受信装置と、
    上記受信装置が受信した上記画像データをビル毎に蓄積して管理するデータ管理装置と
    を有するエレベータセキュリティ装置において、
    上記送信装置は上記設定時間帯毎に取得された上記カメラの画像データを記録し、所定の時刻に上記受信装置に送信し、上記最終退館者を記録する時間帯においては、エレベータの乗場ダウン呼びの情報に基づき該呼びのあった階床に対応づけた領域に上記画像データを上書きしながら記録することを特徴とするエレベータセキュリティ装置。
  2. 上記画像データをデジタルデータに変換する画像処理装置をさらに有し、上記送信装置はデジタル化された上記画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項記載のエレベータセキュリティ装置。
  3. 上記送信装置と上記受信装置とは、インターネットを介して送受信する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエレベータセキュリティ装置。
  4. 上記データ管理装置に蓄積された上記画像データは、インターネットを介してパソコンから参照可能である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベータセキュリティ装置。
  5. 上記設定時間帯は、インターネットを介してパソコンから設定変更可能である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベータセキュリティ装置。
  6. 上記データ管理装置に蓄積された上記画像データは、電話回線を利用してファクシミリで自動的に配信される
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベータセキュリティ装置。
  7. 上記データ管理装置に蓄積された上記画像データは、インターネットを介して電子メールで自動的に配信される
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエレベータセキュリティ装置。
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