JP2005094642A - 監視カメラシステム - Google Patents

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徹 小林
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章 湯川
Akihiko Hayashi
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Abstract

【課題】 本発明の目的は、プライバシ保護を柔軟におこなう監視カメラシステムを提供することにある。
【解決手段】 監視カメラシステム10は、監視領域を監視するカメラ12と、カメラ12で撮影した画像信号が入力される画像入力手段14と、画像に写った被写体を識別不能に加工することができる画像変換手段16と、画像変換手段16の動作条件を決定する変換条件設定手段18と、画像信号を送信する画像出力手段20と、画像出力手段20より出力された画像信号を表示するモニタと、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マンションなどの建物を監視する監視カメラシステムに関する。
従来、監視カメラシステムの多くは、スーパーやコンビニ、金融機関の窓口やATMなどの不特定多数の人が流入する施設に設置され、防犯と犯罪発生後の犯罪捜査などに用いられる。多くの場合は「防犯カメラ稼働中」などの案内を近くに掲示しており、撮影される者(被写体)に後ろめたいことがない限り、撮影されても問題となることはない。なお、本発明での被写体には、人物の全体、顔、はもちろん、個人の特定に寄与する自動車の全体などを含む。
また、警備会社の提供サービスの中には、個人の家屋内を監視するシステムもある。何か異変が起きた時は、警備会社の監視センタへ画像を送信する。監視センタで画像を確認後、警備員が駆けつけたり警察への通報を代行したりする。
しかし、何もない状態のときにまで警備員に家屋内を見られたくないという住人の思いもあり監視画像中の特定部分を覆い隠したりモザイクをかけたりしてプライバシ保護を図るようにされていることが多い。最も端的な例は浴室内の監視システムである。高齢者の入浴中の事故を外部から確認するために監視カメラを浴室内に設置する。正常時に見られる映像は極端なモザイクがかかったような映像が送出される。それに対し、被写体本人が体調の不良を訴えてコールボタンを押したり、一定時間動かなくなったりした場合には、上述した映像から鮮明な映像に切り替わり、浴室内の様子を確かめられるようになっている。
前述のような公共の場や家屋内などの監視は、それぞれに適したシステムが考えられている。それに対し、マンションのような集合住宅や不特定多数者の流入が少ない住宅専用地区の場合、適当なシステムがないのが実状である。訪問販売を装った犯罪者が侵入したり、車上狙いが駐車中の車から金品あるいは、車そのものが盗まれたり、無関係な部外者がゴミ収集所にゴミを捨てていったりする事件があっても、公共の場に設置するような監視カメラシステムでは、撮影の機会に常時晒されるマンション住人や住宅専用地区住人の日常生活パターンを撮影することで個人のプライバシも侵すこととなり、安全のため監視カメラシステムの導入を積極的に推薦する住人と、個人のプライバシが侵されることに抵抗感を感じる住人との間で意見が対立し、結局は監視カメラシステムの導入が見送られ、地域全体の安全が確保できないということに陥りやすい。
このような地域に監視カメラシステムを導入するための方法として、被写体の特定が困難な方法を常に取り入れることも考えられる。しかし、肝心の不法侵入者を特定できないことになりかねない。また個人が特定できないことをいいことに指定曜日、時間帯以外にゴミを捨てたりペットの糞の後始末をしないなどマナー違反を犯したりする者もでてくる。
通常時の画像を個人識別不能としてプライバシ保護を図り、かつ、要求に応じて個人識別可能な画像を出力する場合も情報漏洩を防止するシステムが特許文献1に開示されている。そのシステムは、画像にモザイクなどの加工を施す。さらに、加工処理前の画像と処理後の画像との差分画像を生成し、差分画像を暗号化する。差分画像を暗号化したため、プライバシの保護と情報漏洩を防止することができる。しかし、すべての画像を加工することによって、プライバシの保護と情報漏洩の防止を図ることができるが、マンションの管理人などがリアルタイムで監視をするのには適さない。すなわち、すべての画像が一旦加工されるため、現在発生している犯罪等に即座に対応することができない。
特開2002−281486号公報
本発明の目的は、上記のような問題を解決するために、プライバシの保護を柔軟におこなう監視カメラシステムを提供することにある。
本発明の監視カメラシステムの要旨は、被写体のプライバシ保護を図りながら監視を行う監視カメラシステムであって、監視領域を撮影するカメラと、前記カメラで撮影した画像信号が入力される画像入力手段と、前記画像信号に含まれた被写体の識別を不可能にする画像変換をおこなう画像変換部と、画像変換されていない前記画像信号または前記画像変換部で画像変換された画像信号を選択する第1スイッチと、前記第1スイッチの選択を決定する変換条件設定手段と、前記画像信号を出力する画像出力手段と、前記画像出力手段より送出された画像信号を表示するモニタと、を備える。カメラで撮影された画像信号は、画像変換部で画像変換される。画像変換の選択は第1スイッチによっておこなわれる。画像変換された画像信号は画像出力手段によって出力され、モニタで表示される。モニタでは必要に応じて画像変換された画像信号が表示され、被写体のプライバシの保護が図られる。
前記第1スイッチの選択に関わらず、画像変換されていない画像信号を選択する第2スイッチを設けてもよい。犯罪発生時などの緊急時に第2スイッチによって、画像変換されていない画像信号を選択できる。
複数の場所を監視するためにカメラの台数を複数にしてもよく、複数の画像信号を出力するために画像出力手段を複数にしてもよい。
犯罪が発生した後の捜査資料のために画像変換をおこなう前の画像信号を記録しておいてもよい。
前記画像変換部が複数であり、該画像変換部ごとに画像変換の方法が異なっていてもよい。画像変換の方法を複数にし、柔軟にプライバシ保護のレベルを変更してもよい。
前記画像出力手段が複数であり、該画像出力手段ごとに出力される画像信号にほどこされた画像変換が異なってもよい。画像信号ごとに必要に応じた画像変換をほどこして、出力することができる。
本発明の監視カメラシステムによれば、第1スイッチの選択により、必要に応じたプライバシの保護をおこなうことができる。プライバシの保護の有無を柔軟に切り替えることができ、従来技術で記載した、住人の意見の対立をまとめることができる。
本発明の監視カメラシステムについて図面を用いて説明する。本発明の監視カメラシステムは、マンションなどの住人のプライバシの保護を図りながら不審者などを監視するシステムである。なお、説明中にプログラムがでてきた場合、メモリなどの記憶手段が備えられ、記憶手段にプログラムが記憶されていることとする。また、特に記載していなくても、そのプログラムによって動作するプロセッサも備えられていることとする。
図1に示すように、監視カメラシステム10の基本的な構成は、監視領域を監視するカメラ12と、カメラ12で撮影した画像信号が入力される画像入力手段14と、画像信号に写った被写体を識別不能に加工することができる画像変換手段16と、画像変換手段16の動作条件を決定する変換条件設定手段18と、画像信号を出力する画像出力手段20と、画像出力手段20より送出された画像信号を表示するモニタ(図示せず)と、を備える。以下、実施例で監視カメラシステム10の詳細を説明する。
監視カメラシステム10をマンションで使用する場合、カメラ12は、図2に示すように、エントランス、ゴミ収集所または駐車場などに設置される。本明細書において、それらの場所を監視領域と呼ぶ。エントランスであれば不審者の侵入の監視、ゴミ収集所であればマナー違反者の監視、駐車場であれば車上狙いの監視である。これらの監視領域は一例であり、必要に応じて他の場所にカメラ12を設置してもよい。
監視領域を撮影するカメラ12は、例えば周知の監視用カメラを使用し、カメラ12が撮影した画像信号は、アナログ信号である。画像記録手段24にセンサ13を連動させることによって、人が通ったときにセンサ13が働き、センサ13がオンしたときだけ画像記録手段24を作動させることができる。したがって、不必要な画像信号を図3の画像記録手段24に記録することはなくなる。センサ13としては赤外線センサなどを使用する。画像入力手段14は、カメラ12から送られてくる画像信号を取り込むための端子、カメラ12と画像変換手段16などの回路とのインピーダンス整合をおこなう回路、アナログ/ディジタル変換回路30を含む。アナログ/ディジタル変換回路30を含む理由は、画像信号がアナログ信号であると、後述する画像変換が行えないためである。
図1の監視カメラシステム10の詳細を図3に示す。カメラ12をのぞくその他の手段は、図4に示す管理人室のコントローラ22に収納される。
防犯用の監視カメラシステム10は、後の犯罪捜査などのために画像信号の保存が必要である。そのときに、画像変換手段16で加工された画像信号を保存していると、再生するときに加工された画像信号を復元する処理が必要になる。そこで本発明は、画像変換手段16に画像信号が送られる前に画像信号を記録する画像記録手段24を設ける。画像記録手段24は、画像信号を記録できる記録媒体26と記録または再生を変更するスイッチ28とで構成される。スイッチ28がAに接続されると、画像信号は画像変換手段16に送られ、かつ、記録媒体26に動画もしくは静止画像として記録される。スイッチ28がBに接続されると、記録媒体26に記録された画像信号を再生することとなる。記録媒体26は、ハードディスクや光ディスクなどの記録媒体が使用可能である。上述するように、画像記録手段24にセンサ13が連動されると、センサ13がオンしたときの画像信号が記録媒体26に記録される。従って、記録媒体26に記録される動画の記録時間もしくは静止画像の枚数を少なくでき、後の検索が容易になる。また、記録媒体26の容量を節約することができる。図におけるスイッチ28は、画像記録手段24の動作モード(再生と録画)を切り換えるイメージを示している。
図3に示すように、画像変換手段16の中に、画像信号に記録された被写体の識別を不可能にする画像変換をおこなう画像変換部32と、画像変換部32で画像変換された画像信号または画像変換されていない画像信号を選択する第1スイッチ34とが備えられる。
画像変換部32は複数あり、画像変換部32ごとに画像信号の変換方法が異なる。例えば、PV1はプライバシの保護レベル1とし、変換後の画像信号は被写体またはその顔を塗りつぶした映像である。PV2はプライバシの保護レベル2とし、変換後の画像信号は小さなブロックのモザイクがかけられた映像である。PV3はプライバシの保護レベル3とし、変換後の画像信号は大きなブロックのモザイクがかけられた映像である。なお、PV0は何もプライバシの保護をしないカメラで撮影した画像信号である。必要に応じてPV0からPV3を変更する。
本発明は、第1スイッチ34によってPV0〜PV3の画像変換部32を切り替えて画像変換する構成である。図に示す第1スイッチおよびPV0からPV3の画像変換部32はイメージであり、実際には、図5に示すように、DSP(Digital Signal Processor)35、プログラムが格納されたプログラムメモリ33、作業用メモリ37を使用し、画像信号に対してPV0からPV3の画像変換を行う。
PV0、PV1、PV2、PV3の画像変換の一例としてはモザイク処理がある。例えば、画像変換としては画像全体または画像の一部にモザイク処理をおこなう。または、画像信号から目や鼻などを輪郭と色から検出し、その目や鼻などのある部分を人間の顔と認識して、その部分にモザイク処理をおこなう(特開2002−49912号公報参照)。さらには他の方法として、時間的に前後する画像信号の違いから動きのあるものを検出し、その動きのあるものを人間と認識して、その動きのあるものにモザイク処理をおこなう。モザイク処理以外にも塗りつぶし処理などを使用してもよい。モザイクや塗りつぶしの程度はPV1からPV3によって異なる。PV0からPV3を表1にまとめる。
Figure 2005094642
上述した例は、4つの画像変換部32を使用したが、画像変換部32の数は任意である。画像変換部32の数に合わせてDSP35のプログラムと回路構成を変更する。
画像変換手段16には、第1スイッチ34の選択に関わらずPV0の画像信号を選択する第2スイッチ36を設ける。これは、犯罪が発生している時などの緊急時に強制的にPV0を選択し、犯罪者を確認するためである。例えば、エントランスに緊急ボタンを設けておく。緊急ボタンが押されたときに、第2スイッチ36の切り替え信号が第2スイッチ36に送られ、図3中のYからXに接続が変更され、第2スイッチ36はPV0を選択する。この第2スイッチ36も上述した第1スイッチ34と同じDSP35とプログラムなどの中に含める。
本明細書においては、第1スイッチ34や第2スイッチ36の動作を機械的な接続で説明するが、実際には上述したようにプログラムメモリ33に格納されたプログラムによってDSP35がソフト的に動作する。
変換条件設定手段18は第1スイッチ34の接続を決定する。そのために、第1スイッチ34を切り替えるための信号が、変換条件設定手段18から第1スイッチ34に送られる。第1スイッチ34で変更するプライバシの保護レベルがPV0からPV3の4つとすると、切り替えるための信号は2ビットのディジタル信号である。例えば、ゴミ収集所の監視をするために、図6に示すように、プライバシの保護レベルを変更するとする。回収されるゴミの種類や時間帯によって変更するようになっている。変換条件設定手段18は、図6に示すような変更が行えるタイムテーブル、そのタイムテーブルにあわせて動作するプロセッサ、および、プロセッサの動作によって制御されて上記の信号を発信する手段が備えられている。なお、変換条件設定手段18は上述したDSP35とプログラムメモリ33に格納されたプログラムに含まれてもよい。
上述したように第2スイッチ36は強制的にPV0に変更するためのスイッチである。カメラ12が撮影する監視領域またはその近くに緊急ボタンを設ける。例えば、マンションのエントランスであれば、ドアロック解除用キーパッドのボタンと一緒に緊急ボタンを設けておく。緊急ボタンは変換条件設定手段18に接続される。変換条件設定手段18には、緊急ボタンからの信号によって第2スイッチ36を切り替えるための信号を発信する手段が設けられている。マンションのエントランスや駐車場など、外部からの侵入者の監視は、常にプライバシを保護する画像信号に変換する。しかし、緊急時に緊急ボタンが押されることによって、プライバシ保護がされないPV0の画像信号を出力することとなる。
画像変換手段16へのスイッチ34,36を変換するための信号を表2に示す。0がロー、1がハイの信号であり、Xは、Rが0の時に無意味であることを示す。また図7は、第1スイッチ34と第2スイッチ36への信号による選択を示すフローチャートである。
Figure 2005094642
画像出力手段20にディジタル/アナログ変換回路38を含める。画像変換手段16では画像信号はディジタルデータであったが、アナログ信号に戻して出力するためである。また、画像出力手段20は、画像信号を増幅する増幅器と、インピーダンス整合を取るための回路と、画像信号を外部に出力するための端子とを備える。
画像出力手段20から出力された画像信号は、例えば、図4に示すように、RFモジュレータ40で無線信号に変換され、送信される。無線信号の周波数を、マンションの住人が使用するテレビの空きチャンネルの周波数となるようにする。したがって、マンションの住人が必要に応じてプライバシの保護をされたカメラ12の画像を見ることができる。
また、管理人室にモニタ42を設け、プライバシ保護がされていない画像信号をモニタ42に出力する構成にする。管理人の仕事の性質上、管理人が住人の安全などを管理するためである。第三者が勝手に管理人のモニタ42を見ないために、管理人室のモニタの使用に際してパスワードを求める手段を備えてもよい。
図3に示した監視カメラシステム10の各手段は、図4に示すコントローラ22の筐体に入れられて、管理人室に配置される。また、各種ボタン44によって、変換条件設定手段18のタイムテーブルを変更できる構成であってもよい。各種ボタン44の中に緊急時に第2スイッチ36をPV0に変更するボタンを含めたり、各種ボタン44で暗証番号を打ち込めば、緊急時に第2スイッチ36をPV0に変更できる構成であってもよい。さらには、コントローラ22と電話などの通信網を接続させておき、ボタン44の操作によって、警備会社や警察に通報できる構成であってもよい。
以上、本発明の監視カメラシステム10は、必要に応じてプライバシの保護をおこなうことができる。緊急時にはプライバシ保護の無い画像を見ることができ、犯罪時などに役立つ。すなわち、プライバシの保護の有無を柔軟に切り替えることができ、従来技術で記載した、住人の意見の対立をまとめることができる。また、プライバシ保護の画像を出力しても、後の犯罪捜査においてはプライバシ保護の無い画像を利用することができ、プライバシ保護と犯罪捜査の両用が可能である。
本発明にかかる監視カメラシステム10の実施例について上述したが、本発明は上記の発明に限定されない。例えば、図1の構成は、カメラ12が1つの構成である。そこで、図8のように、複数のカメラ12から画像信号を受信するために、複数の画像入力手段14を設ける。また、複数の画像信号を取り扱うために、画像変換手段16aにマルチプレクサ46を設ける。マルチプレクサ46は複数の入力の中から1つを選択するスイッチの役割をする。または、マルチプレクサ46は複数の画像信号を選択し、1つの画像信号にまとめる働きであってもよく、モニタで画像信号を表示するとき、モニタが複数の領域に分割され、各領域に画像信号が表示される構成であってもよい。更には、マルチプレクサ46は複数の画像信号を順次切り換えて選択する働きをしてもよい。上述したマルチプレクサ46の働きを複合的に組み合わせた働きをするマルチプレクサ46であってもよい。図8に示すマルチプレクサ46や画像変換部32は概念図であり、実際は図5に示すように、DSP35やプログラムで構成される。
画像出力手段20を複数にしてもよく、この場合、図8に示すように、マルチプレクサ46の数は画像出力手段20a,bと同数である。画像出力手段20a,bごとに画像信号を変えてもよいし、同じであってもよい。
パスワードなどの認証をおこなった後に、PV0のプライバシ保護の無い画像信号を見られるようにしてもよい。例えば、図9に示すように、画像出力手段20aが管理人室のモニタに接続されるとする。認証手段48はパスワードを入力して、パスワードの正否を判断する手段である。パスワードが正しい場合、認証信号が変換条件設定手段18に送られる。上述したプロセッサはタイムテーブルの内容に関わらず、PV0の信号を出力するように信号の出力手段を制御する。例えば、認証手段48は、図4に示されるコントローラ22の中に設けられ、各種ボタン44の中にパスワードを入力するボタンを設けた構成である。
また、上の段落の説明に対し、図9の他の画像出力手段20bが住人に対する画像信号の出力用であった場合であっても、上記の管理人と同様に認証手段48で他の画像出力手段20bから出力される画像信号をPV0の画像信号となるようにしてもよい。
図10に示すように、外部入力信号によって画像信号の加工方法を変更する構成であってもよい。外部入力信号として、実施例1で説明したセンサが作動したときの信号を利用する。ゴミ収集所であれば、表3に示すようにセンサが人を検知したときにプライバシ保護レベルの変更を行う。表3においてPVXはPV0以外を示す。表3に示すように、ゴミだし指定時間外にゴミ収集所に人が入ったときにセンサが作動し、PV0となる。
Figure 2005094642
変換条件設定手段のタイムテーブルは、書き換え手段によって、柔軟に書き換えができるようにしてもよい。書き換え手段をコントローラ22自体に内蔵し、コントローラ22のボタン44の操作でタイムテーブルを書き換えられる構成である。また、例えば、図4に示すように、書き換え手段45をコントローラ22に接続する方法も可能である。書き換え手段45は周知のコンピュータを使用する。図4のcondは変換条件設定手段のプログラムを書き換えるために、コンピュータと接続するための端子である。例えば、ゴミを回収する曜日が変更になると、それにあわせてタイムテーブルを書き換えることができる。また、誰でもタイムテーブルが書き換えられないように、タイムテーブルの書き換えに際してパスワードの認証をおこなう手段を変換条件設定手段に設けてもよい。タイムテーブルがパスワードによって保護されるため、悪意を持った第三者が勝手にタイムテーブルを書き換えることを防止できる。
想定される使用形態、例えば図6に示すようなタイムテーブルを予め複数用意し、ユーザーが適宜選択できる構成としても良い。図11に示すように、変換条件設定手段18のタイムテーブルの初期値を複数記憶した初期値記憶手段50を設ける。図11の構成は、外部入力信号によって、他のタイムテーブルに変更する構成である。記憶手段50としては、ROM(Read Only Memory)などである。例えば、図4の各種ボタン44の操作によって図11に示す外部入力信号が発生し、変換条件設定手段18のプロセッサが外部入力信号を受け取ると、ROMに記憶された任意のタイムテーブルを変換条件設定手段18のタイムテーブルに上書きする。例えば、ゴミの回収の曜日が変わったときなどに容易に変更することができる。
実施例1ではRFモジュレータ40を用いて、電波で画像信号を送信した。電波以外の方法で画像信号を画像データに変換して送信してもよい。図12に示すように、インターネット・プロトコル52を利用して、インターネットなどのコンピュータネットワークに画像データを送信してもよい。住人のコンピュータがサーバにアクセスすることによって、画像データをコンピュータで見ることができる。サーバには、画像データを送受信するためのプログラムが記憶されている。また、コンピュータには画像データを再生するためのプログラムが記憶されている。インターネットであれば、住人以外の者でもアクセス可能であるため、サーバは、画像データへのアクセスに際してパスワード認証をおこなうためのプログラムを記憶しておく。パスワードによって、住人以外の者が画像データを見るのを防止する。
複数のカメラ12からの画像データをサーバが記憶することもでき、サーバ内のプログラムが図8で示したマルチプレクサ46の役割を果たすこともできる。また、インターネットなどのネットワークを介して変換条件設定手段18のタイムテーブルを変更できるように構成してもよい。
実施例6では一部にインターネットなどのネットワークを組み込んだが、すべてをネットワーク上に構成してもよい。例えば、図13に示すように、LAN(Local Area Network)などのネットワーク54上にLAN対応のカメラ12aが接続されている。カメラ12aに内蔵されたプログラムによって、画像データがサーバ56に送信される。サーバ56は、図3に示した、画像記録手段、画像変換手段および変換条件設定手段が設けられている。画像記録手段は、ハードディスクなどの記録媒体である。画像変換手段および変換条件設定手段はプログラムで構成する。また、サーバ56に備えられたネットワーク54への入出力端子が、図3に示す画像入力手段および画像出力手段の機能を果たす。したがって、サーバ56を構成する装置およびプログラムによって、図3に示す各手段と同様の動作が可能である。
マンションなどの住人は、ネットワーク54に接続されたコンピュータ58からサーバ56にアクセスする。必要に応じて加工された画像データへコンピュータ58によりアクセスできる。住人は、コンピュータ58のモニタで表示される画像データを見ることができる。
また、上記ネットワーク54がインターネットなどの他のネットワークに接続される場合、上記サーバ56が他のネットワークからアクセスできるようになる。そこで、サーバ56の画像データを見られないように、サーバ56に認証手段を設ける。サーバ56にアクセスのあった場合に、認証手段がアクセスのあったコンピュータに対してパスワードを求める。パスワードの正しい場合に画像データへのアクセスを開始できるようにする。したがって、パスワードを知っている住人のみが、画像データを見ることができる。
さらに、カメラ12aがネットワーク54に接続されている場合、カメラ12aが出力する画像信号はディジタルデータである。
カメラ12aには、連続する前後の画像信号を比較することによって、動きのあるものを検出するプログラムを設けてもよい。すなわち、このプログラムはセンサの働きをするので、実施例1で示したようなセンサが作動したときの信号をネットワーク54に送信してもよい。
上述したセンサの働きをするプログラムをサーバ56に備えてもよい。センサが作動したときにプライバシ保護のない画像データが記録される。
ネットワーク54を他のネットワークに接続し、他のネットワークに接続された警備会社のサーバに画像データを送信する構成であってもよい。
実施例1では第1スイッチ34と第2スイッチ36を設けたが、第1スイッチ34のみでもよい。緊急ボタンが押されたとき、緊急ボタンからの信号により、変換条件設定手段18のプログラムを処理しているプロセッサに割り込みを発生させる。プロセッサはPV0の信号を送るように、実施例1で説明した信号を発信する手段を制御する。
また、連続して記録手段24に画像信号を記録すると大量の画像信号を記録することになるので、センサが作動したときだけ記録手段24が画像信号を記録した。更には、センサが動作したときにインターバル記録によって記録される画像信号を減らすことも可能である。
図3の構成ではアナログ/ディジタル変換回路30を含めたが、カメラ12で撮影されるデータがディジタルデータであるならば、アナログ/ディジタル変換回路30を省略する構成となる。また、ディジタルデータとして画像信号を送信する場合、ディジタル/アナログ変換回路38を省略する構成となる。
またアナログ/ディジタル変換回路30を画像入力手段14の外に設けてもよい。
カメラ12自体またはカメラ12とは別に表示装置を設けてもよい。その表示装置が、上述した画像信号の状態がわかるように表示する。住人は住人に対する画像信号の状態を確認することができるので、自らのプライバシ保護がかけられていることを確認できる。
実施例1ではモザイク処理を示したが、他の画像変換であってもよい。例えば、画像データの解像度を下げたり、圧縮したり、色相を変更してもよい。
以上、本発明について各種実施例で説明したが、本発明は上記の実施例に限定されることはない。その他、本発明は、主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本発明の監視カメラシステムのブロック図である。 マンションでカメラが配置される位置の例を示す図である。 図1のブロック図を詳細に示した図である。 管理人室におかれるコントローラの図である。 画像変換をおこなうためのDSP、プログラム、作業用メモリを示す図である。 ゴミ収集所におけるプライバシ保護の変更のタイムテーブルの例を示す図である。 画像変換の選択を示すフローチャートである。 本発明の他の例を示す図であり、画像入力手段および/または画像出力手段が複数になった場合の図である。 認証手段によって画像変換手段での画像変換を変更する場合のブロック図である。 外部入力信号によって画像変換手段での画像変換を変更する場合のブロック図である。 変換条件設定手段のタイムテーブルを他のタイムテーブルに変更する場合のブロック図である。 画像データをインターネットに出力する場合のブロック図である。 本発明をネットワーク上で構成した場合の図である。
符号の説明
10,10a:監視カメラシステム
12,12a:カメラ
14:画像入力手段
16,16a:画像変換手段
18:変換条件設定手段
20:画像出力手段
24:画像記録手段
34:第1スイッチ
36:第2スイッチ

Claims (6)

  1. 監視領域内の監視を行う監視カメラシステムであって、
    前記監視領域を撮影して画像信号を得るカメラと、
    前記画像信号に記録された被写体の識別を不可能にする画像変換をおこなうことができる画像変換部と、
    画像変換されていない前記画像信号または前記画像変換部で画像変換された画像信号を選択する第1スイッチと、
    前記第1スイッチの選択を決定する変換条件設定手段と、
    前記画像変換されていない画像信号または画像変換された画像信号を出力する画像出力手段と、
    前記画像出力手段より出力された画像信号を表示するモニタと、
    を備える監視カメラシステム。
  2. 前記第1スイッチの選択に関わらず、画像変換されていない画像信号を選択する第2スイッチを設けた請求項1に記載の監視カメラシステム。
  3. 前記カメラおよび/または前記画像出力手段が複数である請求項1または2に記載の監視カメラシステム。
  4. 画像変換をおこなう前の前記画像信号を記録する手段を設けた請求項1乃至3に記載の監視カメラシステム。
  5. 前記画像変換部が複数であり、該画像変換部ごとに画像変換の方法が異なる請求項1乃至4に記載の監視カメラシステム。
  6. 前記画像出力手段が複数であり、該画像出力手段ごとに出力される画像信号にほどこされた画像変換が異なる請求項3乃至5に記載の監視カメラシステム。
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