JP6589736B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、建物に来訪した訪問者を監視する監視システムに関する。
集合住宅などの建物のエントランスには、建物の居室に入居する入居者を呼び出すための呼出装置が設置される(たとえば、特許文献1参照)。呼出装置は、居室内に設置された室内インターホンと接続されており、訪問者により呼出操作が行われると、呼出先の室内インターホンに呼出信号を送信し、呼出先の室内インターホンを鳴動させる。
特開2013−46157号公報
建物によっては、そのエントランスに許可なく出入りすることができる。このため、不審者(たとえば、呼出装置に対するいたずらを目的とした者)が建物に何回も侵入する場合がある。このような不審者の建物への侵入を防止するには、不審者を特定し、建物の入居者に対して不審者に関する情報を提供するのが好ましい。
たとえば、呼出装置には、呼出操作を行った訪問者を撮影するためのカメラが設けられる。そして、建物に侵入した不審者を特定するため、呼出装置のカメラで撮影された映像を逐一チェックする作業が行われる。
しかし、呼出装置のカメラで撮影された映像を逐一チェックしていくのは、作業担当者にとっては煩わしく負担が大きい。また、全ての映像のチェックが完了するまでに時間がかかる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、建物に侵入した不審者を容易に特定することが可能な監視システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の監視システムは、建物のエントランスに設置され、撮像部を含み、建物に来訪した訪問者によって呼出操作が行われたとき、建物の居室に入居する入居者を呼び出すとともに、呼出操作を行った訪問者を撮像部で撮影し、撮像部での撮影で得られた訪問者の顔画像データを出力する呼出装置と、呼出装置と通信可能に接続され、呼出装置から出力される顔画像データを取得して記憶する画像処理装置と、を備える。そして、呼出装置は、画像処理装置に出力する顔画像データに、対応する訪問者が行った呼出操作の操作日時を示す操作日時データを付加する。画像処理装置は、新たな顔画像データを呼出装置から取得すると、既に記憶している複数の顔画像データから、新たな顔画像データに対応する訪問者である対象訪問者と同一人物の顔画像データを抽出する処理を行い、その後、対象訪問者に対応する全ての顔画像データに付加された操作日時データに基づき、対象訪問者が呼出操作を所定時間内に所定回数を超える回数行ったか否かを判断し、対象訪問者が呼出操作を所定時間内に所定回数を超える回数行ったと判断したとき、対象訪問者に対応する顔画像データに、対象訪問者が要注意者であることを示す情報を付加する。
本発明の構成では、短時間(所定時間内)に何回(所定回数を超える回数)も呼出操作を行った訪問者(たとえば、呼出装置に対するいたずらを目的とした不審者など)に対応する顔画像データに、当該訪問者が要注意者であることを示す情報が付加される。したがって、画像処理装置に記憶された複数の顔画像データのうち、訪問者が要注意者であることを示す情報が付加された顔画像データを抽出するだけで、容易に、不審者を特定することができる。このため、画像処理装置に記憶された複数の顔画像データを逐一チェックする作業が不要となるので、作業担当者の負担が減る。また、画像処理装置に記憶された複数の顔画像データを逐一チェックする必要がないので、不審者の特定作業が速やかに完了する。なお、本発明の構成では、不審者だけでなく、短時間に何回も呼出操作を行った全ての訪問者(たとえば、応対が煩わしい訪問販売員)を容易に特定することができる。
本発明によれば、建物に侵入した不審者を容易に特定することができる。
本発明の一実施形態による監視システムの全体構成を示す図 本発明の一実施形態による監視システムに含まれる呼出インターホンおよびMFPの各構成を示す図 本発明の一実施形態による監視システムにて行われる訪問者情報の取得処理の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による監視システムにて行われる訪問者の判定処理(要注意者判定処理)の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による監視システムにて行われる要注意者判定処理(第1処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による監視システムにて行われる要注意者判定処理(第2処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による監視システムにて行われる訪問者の判定処理(業者判定処理)の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による監視システムにて行われる訪問者の判定処理(警報判定処理)の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による監視システムのMFPに接続された管理者端末に表示される確認画面を示す図 本発明の一実施形態による監視システムのMFPに接続された管理者端末に表示されるレベル毎画面を示す図 本発明の一実施形態による監視システムのMFPに接続された管理者端末に表示される訪問者毎画面を示す図 本発明の一実施形態による監視システムの全体構成を示す図(変形例)
<監視システムの全体構成>
図1に示すように、本実施形態の監視システム100Sは、建物100に来訪した訪問者を監視するシステムである。監視システム100Sで監視可能な建物100としては、マンションのような集合住宅やオフィスビルなどが挙げられる。また、監視システム100Sの監視対象となる建物100は複数存在する。なお、監視システム100Sの監視対象となる建物100が1棟だけでもよい。
監視システム100Sは、呼出インターホン200を備える。呼出インターホン200は、「呼出装置」に相当し、建物100のエントランスに設置される。なお、呼出インターホン200の設置数は、1棟の建物100に対して1つである(複数の建物100の各エントランスに1つずつ呼出インターホン200が設置される)。
呼出インターホン200は、中継装置300を介して、自機と同じ建物100の各居室の室内に設置された複数の室内インターホン400に接続される。また、呼出インターホン200は、建物100に来訪した訪問者から、呼出先の居室の居室番号を入力する操作を受け付け、呼出先の居室(番号入力操作により入力された居室番号の居室)に入居する入居者を呼び出す操作を受け付ける。そして、呼出インターホン200は、呼出操作を受け付けると、呼出信号を出力する。以下、居室番号を入力する操作を番号入力操作と称するとともに、入居者を呼び出す操作を呼出操作と称する。
中継装置300は、呼出インターホン200が呼出操作を受けると、番号入力操作により入力された居室番号の居室の室内インターホン400(呼出先の室内インターホン400)と呼出インターホン200との通信を中継する。これにより、呼出先の室内インターホン400に呼出信号が伝送され、呼出先の室内インターホン400が鳴動する。この呼出先の室内インターホン400の鳴動は、入居者が所定操作(オフフックなど)を行うことによって停止する。そして、入居者が所定操作を行うと、呼出先の室内インターホン400と呼出インターホン200との間での通話(音声信号の伝送)が可能となる。
ここで、監視システム100Sは、MFP500をさらに備える。MFP500は、スキャン機能やプリント機能などを有する画像形成装置(複合機)であり、「画像処理装置」に相当する。なお、MFP500の設置台数は特に限定されない。たとえば、MFP500の設置台数は1台であり、監視システム100Sを管理する管理会社や、複数の建物100が存在する地域一帯を管轄する警察などに設置される。あるいは、複数の建物100のいずれかにMFP500が設置されてもよい。建物100にMFP500を設置する場合には、建物100の管理人室がMFP500の設置場所とされてもよいし、建物100のエントランス先に在るスペース(建物100への出入りが許可された者だけが入ることのできるスペース)がMFP500の設置場所とされてもよい。
MFP500は、複数の建物100の各エントランに設置された複数の呼出インターホン200と通信可能に接続される。そして、MFP500は、複数の呼出インターホン200から、呼出操作を行った訪問者に関する情報(以下、訪問者情報10と称する)を取得して記憶する。なお、訪問者情報10は訪問者の判定処理に使用される情報であり、詳細は後述する。
<監視システムの各機器の構成>
図2に示すように、呼出インターホン200は、インターホン制御部210、インターホン操作部220、撮像部230、通話部240およびインターホン通信部250を備える。なお、図示しないが、呼出インターホン200の各部は、同一筐体に装着される。
インターホン制御部210は、制御回路(CPUなど)やメモリーを含み、呼出インターホン200の各部の動作を制御する。インターホン操作部220は、テンキー221や呼出キー222などの操作キーを含む。テンキー221は、番号入力操作(テンキー221に対する押下操作)を受け付けるためのキーである。呼出キー222は、呼出操作(呼出キー222に対する押下操作)を受け付けるためのキーである。インターホン操作部220の操作キーに対して行った操作は、インターホン制御部210によって検知される。
撮像部230は、インターホン操作部220に対して呼出操作を行った訪問者の顔およびその周辺を撮影するためのユニットである。撮像部230は、カメラ231およびカメラ制御回路232を含む。カメラ231は、CCDやCMOSなどの撮像素子を有し、インターホン操作部220を操作する訪問者の顔の撮影が可能な位置に配置される。カメラ制御回路232は、インターホン制御部210から指示を受け、カメラ231の撮影動作を制御する。また、カメラ制御回路232は、カメラ231で撮影された訪問者の顔画像データ(訪問者の顔画像を少なくとも含む画像データ)を生成する。なお、室内インターホン400にはモニター(図示せず)が設けられており、撮像部230で撮影される映像は室内インターホン400のモニターに表示することができる。
通話部240は、室内インターホン400との間で通話を行うためのユニットである。通話部240は、マイク241、スピーカー242および通話制御回路243を含む。マイク241は音声を入力するとともに、スピーカー242は音声を出力する。通話制御回路243は、インターホン制御部210から指示を受け、マイク241およびスピーカー242の各動作を制御する。
インターホン通信部250は、たとえば、第1通信回路251および第2通信回路252を含む。第1通信回路251は、中継装置300と接続され、中継装置300を介して室内インターホン400との間で音声信号を送受信する。第2通信回路252は、MFP500と接続され、撮像部230で撮影された顔画像データなどを含む訪問者情報10をMFP500に送信する。
MFP500は、MFP制御部510、MFP記憶部520、画像処理部530、画像読取部540、印刷部550、MFP操作部560およびMFP通信部570を備える。
MFP制御部510は、制御回路(CPUなど)やメモリーを含み、MFP500の各部の動作を制御する。MFP記憶部520は、訪問者情報10など各種情報を記憶するための記憶装置を含む。たとえば、MFP記憶部520として、HDDのような大容量の記憶装置が用いられてもよい。
画像処理部530は、画像データに対して、拡大縮小や濃度変換など各種画像処理を行う。また、画像処理部530は、顔認識処理など予め定められた画像認識処理を行う。たとえば、画像処理部530は、画像認識処理を行うため、画像認識部531を有する。画像認識部531は、画像認識プロセッサー532や画像認識メモリー533などで構成される。画像認識プロセッサー532は、公知の画像認識処理(顔認識処理)を行う専用のプロセッサーである。画像認識メモリー533は、ROMやRAMを含み、画像認識プロセッサー532を動作させるためのプログラムやデータを記憶する。なお、画像処理部530は、後述する判定処理の一処理として画像認識処理(顔認識処理)を行う。
画像読取部540は、原稿の読み取りを行って原稿の画像データを生成する。印刷部550は、用紙を搬送するとともに印刷すべき画像(トナー像)を形成し、搬送中の用紙に画像を印刷して出力する。
MFP操作部560は、操作パネルと称されるものであり、タッチパネルディスプレイおよびハードウェアキーを含む。このMFP操作部560は、ソフトウェアキーなどを配した画面をタッチパネルディスプレイに表示し、各種設定を行うための操作(ソフトウェアキーに対するタッチ操作やハードウェアキーに対する押下操作)を受け付ける。
MFP通信部570は、呼出インターホン200(インターホン通信部250)と通信可能に接続される。このMFP通信部570は、呼出インターホン200から訪問者情報10を受信(取得)する。MFP通信部570が受信した訪問者情報10は、MFP記憶部520に転送され、MFP記憶部520に記憶される。
また、MFP通信部570は、監視システム100Sの管理担当者により使用される管理者端末600に接続される。なお、管理者端末600としてパーソナルコンピューターなどを用いることができる。たとえば、管理者端末600は、管理会社や警察、建物100の管理人室になどに設置され、不特定多数の者が出入りできる場所(建物100のエントランスなど)には設置されない。
<訪問者情報の取得>
監視システム100S(MFP500)は、監視対象となる複数の建物100のうち少なくとも1つに来訪した訪問者に関する情報である訪問者情報10を取得する取得処理を行う。監視システム100Sが訪問者情報10として取得する情報は、呼出操作を行った訪問者を撮影することで得られた顔画像データ、当該訪問者が呼出操作を行った操作日時(入居者を呼び出した日時)を示す操作日時データ、および、当該訪問者が呼び出した呼出先の居室番号(番号入力操作により入力された居室番号)を示す居室番号データ、を含む。
なお、監視システム100Sによる訪問者情報10の取得を許可するか否かを建物100の入居者から事前に受け付けてもよい。そして、訪問者情報10の取得を許可した入居者の居室(居室番号)が呼出先となっている場合にのみ、訪問者情報10の取得が行われてもよい。
たとえば、訪問者情報10の取得を許可した入居者(許可していない入居者でもよい)の居室の居室番号を示す情報が取得許可情報として呼出インターホン200に予め記憶される。そして、呼出インターホン200は、呼出操作が行われると、取得許可情報に基づき、呼出先の居室(居室番号)の入居者が訪問者情報10の取得を許可しているか否かを判断する。その結果、呼出先の居室(居室番号)の入居者が訪問者情報10の取得を許可していれば、訪問者情報10をMFP500に送信する。
以下に、図3に示すフローチャートを参照し、監視システム100Sにて行われる訪問者情報10の取得処理の流れについて説明する。図3に示すフローチャートは、呼出インターホン200に対して呼出操作が行われたときにスタートする。
ステップS1において、インターホン制御部210は、番号入力操作により入力された呼出先の居室の居室番号を認識するとともに、呼出操作が行われた操作日時を認識する。また、ステップS2において、インターホン制御部210は、撮像部230に撮影を行わせる。これにより、呼出インターホン200に対して呼出操作を行った訪問者の顔およびその周辺がカメラ231で撮影される。
ステップS3において、インターホン制御部210は、中継装置300を介して、呼出先の室内インターホン400に呼出信号を送信する。これ以降、呼出先の室内インターホン400に対して所定操作(オフフックなど)が行われると、呼出先の室内インターホン400との間での通話が可能となる。また、撮像部230で撮影された映像が室内インターホン400のモニターに表示される。
ステップS4において、インターホン制御部210は、訪問者情報10を生成する。具体的には、インターホン制御部210は、撮像部230での撮影で得られた訪問者の顔画像データに、当該訪問者が行った呼出操作の操作日時を示す操作日時データ、および、当該訪問者が呼び出した居室の居室番号を示す居室番号データ、を付加した情報を訪問者情報10として生成する。その後、ステップS5において、インターホン制御部210は、インターホン通信部250を介して、訪問者情報10をMFP500に送信する。
呼出インターホン200からMFP500に対して訪問者情報10が送信されると、その訪問者情報10をMFP通信部570が受信する(MFP500が訪問者情報10を取得する)。そして、ステップS6において、MFP制御部510は、訪問者情報10をMFP記憶部520に記憶させる。
ここで、MFP制御部510は、MFP記憶部520に記憶する訪問者情報10(顔画像データ、操作日時データおよび居室番号データを含む情報)を暗号化する。そして、MFP制御部510は、MFP通信部570を介して、暗号化した訪問者情報10を復号するための復号キーを管理者端末600に送信する。このため、管理者端末600の使用を許可された管理者(監視システム100Sの管理者)だけが訪問者情報10の内容を理解することができる。
なお、監視システム100S(MFP500)は、建物100に来訪した訪問者が呼出インターホン200に対して呼出操作を行う度に、当該訪問者に関する訪問者情報10を呼出インターホン200から取得してMFP500に記憶する。言い換えると、呼出操作が1回行われると1つの訪問者情報10がMFP500に記憶される。
たとえば、或る建物100の呼出インターホン200に対して呼出操作を行った訪問者が当該建物100から立ち去らず、同じ建物100の呼出インターホン200に対して呼出操作を再度行った場合、1回目の呼出操作時に訪問者情報10が生成(記憶)され、2回目の呼出操作時にも訪問者情報10が生成(記憶)される。
別の例として、或る建物100(ここでは第1建物とする)の呼出インターホン200に対して呼出操作を行った訪問者が別の建物100(ここでは第2建物とする)の呼出インターホン200に対して呼出操作を再度行った場合、第1建物での呼出操作時に訪問者情報10が生成(記憶)され、第2建物での呼出操作時にも訪問者情報10が生成(記憶)される。
また、監視システム100S(MFP500)は、MFP500に記憶された複数の訪問者情報10のうち古い訪問者情報10を消去する消去処理を自動的に行う。特に限定されないが、消去処理は時間単位(数時間〜数十時間ごと)に行われてもよいし、日単位(数日〜数カ月ごと)に行われてもよい。あるいは、監視システム100Sの管理者から消去処理の実行指示をMFP500が受け付けたときに消去処理が行われてもよい。この場合には、複数の訪問者情報10のうちから消去する訪問者情報10を任意に選択できてもよい。なお、消去処理の実行指示の受け付けは、MFP操作部560を介して行われてもよいし、MFP通信部570に接続された管理者端末600を介して行われてもよい。
たとえば、監視システム100S(MFP500)は、消去処理を行うとき、現時点(消去処理を行う時点)から一定期間だけ遡った時点以前に記憶した訪問者情報10を消去する。すなわち、少なくとも一定期間分の訪問者情報10がMFP500に記憶された状態となる。なお、一定期間は任意に変更可能であり、数時間〜数十時間であってもいし、数日〜数カ月であってもよい。
<訪問者の判定>
(要注意レベルの訪問者)
監視システム100S(MFP500)は、MFP500に記憶された訪問者情報10に基づき、監視対象となる複数の建物100のいずれかに要注意者(不審者など)が来訪したか否かを判定する判定処理を行う。言い換えると、監視システム100S(MFP500)は、判定処理として、監視対象となる複数の建物100のうち少なくとも1つに来訪した訪問者が要注意者であるか否かを判定する要注意者判定処理を行う。
以下、図4に示すフローチャートを参照し、監視システム100S(MFP500)にて行われる要注意者判定処理の流れを説明する。図4に示すフローチャートは、要注意者判定処理を開始する条件として予め定められた判定開始条件が満たされたときにスタートする。
なお、判定開始条件が満たされたか否かの判断は、MFP500によって行われる。具体的には、MFP制御部510は、複数の建物100のうちいずれかに設置された呼出インターホン200から新たな顔画像データ(操作日時データおよび居室番号データが付加されたデータ)をMFP通信部570が受信したとき、すなわち、呼出インターホン200に対して呼出操作を行った訪問者に関する訪問者情報10を新たに取得したとき、判定開始条件が満たされたと判断する。そして、このとき、MFP制御部510は、画像処理部530に指示し、訪問者の判定処理を開始させる。
ステップS11において、画像処理部530は、新たな顔画像データ(以下、新規顔画像データと称する)に対応する訪問者を処理対象の訪問者(以下、対象訪問者と称する)とし、MFP記憶部520に既に記憶された複数の過去の顔画像データ(以下、既存顔画像データと称する)と新規顔画像データとを比較することによって、複数の既存顔画像データのそれぞれについて、新規顔画像データとの間の類似度を求める。
続いて、画像処理部530は、複数の既存顔画像データのうちから、対象訪問者と同一人物が撮影された既存顔画像データを抽出する抽出処理を行う。たとえば、複数の既存顔画像データのうち、新規顔画像データとの間の類似度が予め定められた閾値以上の既存画像データが抽出される。なお、ここでの抽出処理は公知の画像認識技術(顔認識技術)を用いて行われる。
そして、ステップS12において、画像処理部530は、対象訪問者と同一人物の既存顔画像データを抽出できたか否かを判断する。その結果、抽出できたと画像処理部530が判断した場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、画像処理部530は、対象訪問者に対応する全ての顔画像データに基づき、対象訪問者が要注意者であるか否かを判定する判定処理(要注意者判定処理)を行う。ここで行われる判定処理では、対象訪問者の新規顔画像データと、複数の既存顔画像データのうち抽出処理により抽出された既存顔画像データ(対象訪問者に対応する既存顔画像データ)とが用いられる。すなわち、対象訪問者に対応する顔画像データは、新規顔画像データと、複数の既存顔画像データのうち抽出処理によって抽出された既存顔画像データとを含む。
画像処理部530は、要注意者判定処理として、第1処理および第2処理のうち少なくとも一方の処理を行う。すなわち、第1処理および第2処理のうち一方だけが行われてもよいし、第1処理および第2処理の両方が行われてもよい。なお、判定処理として行う処理は任意に設定可能である。
第1処理を行う場合、画像処理部530は、対象訪問者に対応する全ての顔画像データの各操作日時データに基づき、対象訪問者が呼出操作を所定時間内に所定回数を超える回数行ったか否かを判断する。なお、所定時間は数分〜数時間であり、所定回数は数回〜十数回である。所定時間および所定回数は任意に変更可能である。
たとえば、所定時間が1時間に設定されており、所定回数が3回に設定されているとする。また、対象訪問者Aに対応する顔画像データとして4つの顔画像データA1、A2、A3およびA4が存在するとする。
この例において、図5に示すように、顔画像データA1〜A4の操作日時データで示される各操作日時が11時5分、11時10分、11時35分および11時50分であったとする(操作日は同じとする)。この場合には、対象訪問者Aが呼出操作を所定時間内(1時間)に所定回数(3回)を超える回数(4回)行ったことになる。このため、画像処理部530は、対象訪問者Aが要注意者であると判断する。
仮に、顔画像データA1の操作日時データで示される操作日時が図5に示す例よりも数時間早い時刻であったり、顔画像データA4の操作日時データで示される操作日時が図5に示す例よりも数時間遅い時刻であったりすると、画像処理部530は対象訪問者Aが要注意者ではないと判断する。
第2処理を行う場合、画像処理部530は、対象訪問者に対応する全ての顔画像データの各操作日時データおよび各居室番号データに基づき、対象訪問者が所定時間内に所定数を超える数の各居室の入居者を呼び出したか否かを判断する。なお、所定時間は数分〜数時間(たとえば、第1処理を行う場合と同じ)であり、所定数は2以上である。所定時間および所定数は任意に変更可能である。
たとえば、所定時間が1時間に設定されており、所定数が2に設定されているとする。また、対象訪問者Bに対応する顔画像データとして3つの顔画像データB1、B2およびB3が存在するとする。
この例において、図6に示すように、顔画像データB1〜B3の操作日時データで示される各操作日時が11時8分、11時15分および11時20分であったとする(操作日は同じとする)。さらに、顔画像データB1〜B3の居室番号データで示される各居室番号が101、102および103であったとする。すなわち、互いに異なる3つの居室が呼出先になっていたとする。この場合には、対象訪問者Bが所定時間内(1時間)に所定数(2)を超える数(3)の各居室の入居者を呼び出したことになる。このため、画像処理部530は、対象訪問者Bが要注意者であると判断する。
仮に、顔画像データB1〜B3のうち2つ以上の居室番号データで示される各居室番号が互いに同じであると、画像処理部530は対象訪問者Bが要注意者ではないと判断する。たとえば、顔画像データB1およびB2の居室番号データで示される各居室番号が共に101であれば、対象訪問者Bが呼び出した入居者の居室数が2つ(居室番号が101の居室と103の居室)となり、所定数を超えないので、画像処理部530は対象訪問者Bが要注意者ではないと判断する。
図4に戻り、ステップS14において、画像処理部530は、対象訪問者が要注意者であるか否かを判断する。その結果、対象訪問者が要注意者であると画像処理部530が判断した場合には、ステップS15に移行する。ステップS15に移行すると、画像処理部530は、対象訪問者に対応する全ての顔画像データに予め定められた注意情報を付加する。
たとえば、対象訪問者に対応する顔画像データに付加される注意情報は、注意度に応じて複数段階に分類された複数の注意レベル情報を含む。そして、対象訪問者が要注意者である場合には、複数の注意レベル情報のうち、対象訪問者の注意レベルが要注意レベルであることを示す注意レベル情報(対象訪問者が要注意者であることを示す情報)が注意情報として対象訪問者に対応する顔画像データに付加される。
また、ステップS15において、対象訪問者が要注意者ではないと画像処理部530が判断した場合には、本フローは終了する。さらに、ステップS12において、対象訪問者と同一人物の既存顔画像データを抽出できなかったと画像処理部530が判断した場合にも、本フローは終了する。すなわち、この場合には、対象訪問者に対応する顔画像データには注意情報は付加されない。
(注意不要レベルの訪問者)
対象訪問者が要注意者ではない場合(図4のステップS14の「No」の場合)や、対象訪問者に対応する既存顔画像データが抽出できなかった場合(図4のステップS12の「No」の場合)には、対象訪問者が注意すべき人物ではないということである。
したがって、この場合には、対象訪問者に対応する顔画像データに注意情報を付加しなくてもよいが、複数の注意レベル情報のうち対象訪問者の注意レベルが注意不要レベルであることを示す注意レベル情報(対象訪問者が注意すべき人物ではないことを示す情報)を注意情報として対象訪問者に対応する顔画像データに付加してもよい。また、この場合には、対象訪問者が入居者や入居者の関係者(入居者への来客など)である可能性があるので、対象訪問者が入居者や関係者であることを示す情報を注意情報として対象訪問者に対応する顔画像データに付加してもよい。
ところで、集合住宅やオフィスビルなどの建物100には、配送会社や清掃会社などの業者が来訪する。このような業者は、短時間(所定時間内)に複数(所定数を超える数)の居室の各入居者を呼び出すが、要注意者ではない。
そこで、MFP500は、対象訪問者が業者であるか否かを判定する業者判定処理を判定処理の一つとして行う。たとえば、MFP500に業者判定処理を行わせるため、業者の帽子や制服に付されたロゴマークの画像など予め定められた目印画像の画像データがMFP500のMFP記憶部520に記憶される。
以下に、図7に示すフローチャートを参照し、監視システム100S(MFP500)にて行われる業者判定処理の流れを説明する。たとえば、業者判定処理は、要注意者判定処理の前に行われる。そして、要注意者判定処理の前に業者判定処理を行う場合には、呼出インターホン200から新たな顔画像データ(訪問者情報10)をMFP500が取得したとき、図7に示すフローチャートがスタートする。また、この場合には、業者判定処理の結果、対象訪問者が業者ではないと判定されたときだけ、要注意者判定処理が行われてもよい。なお、業者判定処理が要注意者判定処理の後に行われてもよい。また、業者判定処理は行われなくてもよい。
ステップS21において、画像処理部530は、公知の画像認識技術(顔認識技術)を用いて、目印画像との間の類似度が予め定められた閾値を超える類似画像が対象訪問者に対応する新規顔画像データに含まれているか否かを判断する。その結果、対象訪問者に対応する新規顔画像データに類似画像が含まれると画像処理部530が判断した場合には、ステップS22に移行する。
ステップS22に移行すると、画像処理部530は、対象訪問者に対応する顔画像データに注意情報を付加する。このときに顔画像データに付加される注意情報は、複数の注意レベル情報のうち対象訪問者が業者であることを示す情報であり、対象訪問者が注意不要レベルであることを示す情報である。
また、ステップS21において、対象訪問者に対応する新規顔画像データに類似画像が含まれないと画像処理部530が判断した場合には、本フローは終了する。そして、業者判定処理を行った後、画像処理部530は、要注意者判定処理を行う(図4に示すフローチャートがスタートする)。
なお、建物100の入居者が指定した入居者指定人物(入居者や入居者の関係者など)の顔画像データをMFP500のMFP記憶部520に予め記憶させ、対象訪問者の顔画像データと入居者指定人物の顔画像データとを比較することによって対象訪問者が入居者指定人物であるか否かを判定してもよい。そして、当該判定の結果、対象訪問者が入居者指定人物であれば、複数の注意レベル情報のうち、対象訪問者が入居者指定人物であることを示す注意レベル情報(対象訪問者が注意不要レベルであることを示す情報)を対象訪問者に対応する顔画像データに付加してもよい。
(警報レベルの訪問者)
MFP500のMFP記憶部520には、警察などの所定機関により指定された所定人物(指名手配者など)の顔画像データが予め記憶される。そして、MFP500は、対象訪問者が所定人物であるか否か(警報すべきか否か)を判定する警報判定処理も判定処理の一つとして行う。
以下に、図8に示すフローチャートを参照し、監視システム100S(MFP500)にて行われる警報判定処理の流れを説明する。たとえば、警報判定処理は、要注意判定処理や業者判定処理の前に行われる。すなわち、図8に示すフローチャートは、呼出インターホン200から新たな顔画像データ(訪問者情報10)をMFP500が取得したときにスタートする。
ステップS31において、画像処理部530は、対象訪問者の新規顔画像データと所定人物の顔画像データとを比較することにより、対象訪問者が所定人物であるか否かを判断する。その結果、対象訪問者が所定人物であると画像処理部530が判断した場合には、ステップS32に移行する。
ステップS32に移行すると、画像処理部530は、対象訪問者が所定人物であることを示す信号をMFP制御部510に送信する。当該信号を受けたMFP制御部510は、MFP通信部570を介して、所定機関に警報を通知する。たとえば、MFP500は、所定機関に設置された情報処理装置(図示せず)と通信可能に接続される。そして、MFP500から所定機関の情報処理装置に対して、建物100に所定人物が来訪した旨のメッセージデータや、呼出インターホン200で撮影された所定人物の顔画像データ、所定人物が来訪した建物100の住所(名前)を示す住所データ、などが送信される。
その後、ステップS33において、画像処理部530は、対象訪問者に対応する顔画像データに注意情報を付加する。このときに顔画像データに付加される注意情報は、複数の注意レベル情報のうち対象訪問者が所定人物であることを示す情報であり、対象訪問者が警報レベルであることを示す情報である。
また、ステップS31において、対象訪問者が所定人物ではないと画像処理部530が判断した場合には、本フローは終了する。そして、警報判定処理を行った後、画像処理部530は、要注意者判定処理を行う(図4に示すフローチャートがスタートする)、または、業者判定処理を行う(図7に示すフローチャートがスタートする)。
<訪問者情報の表示・印刷>
MFP500に訪問者情報10が記憶されている場合、訪問者を確認するための画面を管理者端末600に表示させることができる。たとえば、管理者端末600は、訪問者を確認するための画面として、図9に示すような確認画面610を表示する。確認画面610には、訪問者の顔画像データ、顔画像データの訪問者が呼出操作を行った操作日時(来訪日時)、顔画像データの訪問者が呼び出した入居者の居室の居室番号(呼出先)、および、顔画像データの訪問者の注意レベルが表示される。
ここで、MFP500に記憶された各顔画像データには、注意レベルを示す注意レベル情報が付加される。このため、図10に示すように、所望の注意レベルの訪問者に関する情報だけを配したレベル毎画面620を容易に表示することができる。たとえば、管理者端末600に対して注意レベルを選択する操作を行うと、選択した注意レベルの訪問者に関する情報だけが表示される。図10には、一例として、要注意レベルの訪問者に関する情報だけを配したレベル毎画面620を示す。
さらに、管理者端末600に対して訪問者を選択する操作を行った場合には、図11に示すように、選択した訪問者に関する情報だけを配した訪問者毎画面630を表示することもできる。
また、MFP500は、印刷対象の訪問者の指定を受け付ける。たとえば、管理者端末600を用いて訪問者を選択し、印刷を実行するための操作を管理者端末600に対して行うと、当該選択した選択訪問者を示す選択情報がMFP500に送信される。MFP500は、選択情報を受信すると、当該受信した選択情報で示される選択訪問者が印刷対象として指定されたと認識する。そして、MFP500は、選択訪問者に関する訪問者情報10を印刷する。
なお、建物100にMFP500が設置される場合には、要注意レベルや警報レベルの訪問者に関する訪問者情報10の印刷が自動的にMFP500にて行われてもよい。たとえば、MFP500は、対象訪問者が要注意レベルや警報レベルの訪問者であると判定したとき、そのときに要注意レベルや警報レベルの訪問者と判定した対象訪問者に関する訪問者情報10を自動的に印刷する。
本実施形態では、上記のように、呼出インターホン200(呼出装置)は、MFP500(画像処理装置)に出力する顔画像データに、対応する訪問者が行った呼出操作の操作日時を示す操作日時データを付加する。また、呼出インターホン200は、MFP500に出力する顔画像データに、対応する訪問者が呼び出した入居者が入居する居室の居室番号を示す居室番号データを付加する。
そして、MFP500は、新たな顔画像データを呼出インターホン200から取得すると、既に記憶している複数の顔画像データから、新たな顔画像データに対応する訪問者である対象訪問者と同一人物の顔画像データを抽出する処理を行う。その後、MFP500は、対象訪問者に対応する全ての顔画像データに付加された操作日時データに基づき、対象訪問者が呼出操作を所定時間内に所定回数を超える回数行ったか否かを判断し、対象訪問者が呼出操作を所定時間内に所定回数を超える回数行ったと判断したとき、対象訪問者に対応する顔画像データに、対象訪問者が要注意者であることを示す情報を付加する。また、MFP500は、対象訪問者に対応する全ての顔画像データに付加された操作日時データおよび居室番号データに基づき、対象訪問者が所定時間内に所定数を超える数の各居室の入居者を呼び出したか否かを判断し、対象訪問者が所定時間内に所定数を超える数の各居室の入居者を呼び出したと判断したとき、対象訪問者に対応する顔画像データに、対象訪問者が要注意者であることを示す情報を付加する。
本実施形態の構成では、短時間(所定時間内)に何回(所定回数を超える回数)も呼出操作を行った訪問者に対応する顔画像データに、当該訪問者が要注意者であることを示す情報が付加される。あるいは、短時間(所定時間内)に複数(所定数を超える数)の各居室に入居する入居者を呼び出した訪問者の顔画像データに、当該訪問者が要注意者であることを示す情報が付加される。すなわち、不審者(たとえば、呼出装置に対するいたずらを目的とした者)である可能性の高い訪問者に対応する顔画像データに、当該訪問者が要注意者であることを示す情報が付加される。したがって、MFP500に記憶された複数の顔画像データのうち、訪問者が要注意者であることを示す情報が付加された顔画像データを抽出するだけで、容易に、不審者を特定することができる。このため、MFP500に記憶された複数の顔画像データを逐一チェックする作業が不要となるので、作業担当者の負担が減る。また、MFP500に記憶された複数の顔画像データを逐一チェックする必要がないので、不審者の特定作業が速やかに完了する。
また、本実施形態では、上記のように、MFP500が業者判定処理を行うよう構成される。これにより、配送会社や清掃会社など短時間に複数の居室の各入居者を呼び出す業者に対応する顔画像データには、要注意レベルであることを示す情報は付加されない(注意不要レベルであることを示す情報が付加される)。したがって、配送会社や清掃会社などの業者が不審者として抽出されるのを抑制することができる。さらに、MFP500にて入居者指定人物が来訪したか否かの判定も行われるので、入居者指定人物が不審者として抽出されるのも抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、MFP500が警報判定処理を行うよう構成される。これにより、指名手配者などが建物100に来訪したときに、速やかに、その旨を警察などの所定機関に通報することができる。
また、本実施形態では、上記のように、MFP500に顔画像データを記憶させ、訪問者の判定をMFP500に行わせるので、必要な顔画像データに基づく顔画像を容易に印刷することができる。たとえば、要注意者の顔画像が印刷され、入居者に配布される。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、複数の建物100にそれぞれ設置された複数の呼出インターホン200を1台のMFP500に接続したが、本発明はこれに限らず、図12に示すように、複数の建物100のそれぞれにMFP500を設置し、複数のMFP500のそれぞれに、同じ建物100に設置された呼出インターホン200を接続してもよい。
このように構成する場合、複数のMFP500は、それぞれ、他のMFP500と通信可能に接続される。そして、複数のMFP500は、それぞれ、同じ建物100に設置された呼出インターホン200から取得した訪問者情報10(顔画像データ、操作日時データおよび居室番号データを含む情報)を記憶するとともに、当該記憶した訪問者情報10を他のMFP500に送信して他のMFP500にも記憶させる。これにより、複数のMFP500のうち、或るMFP500が取得して記憶した訪問者情報10を他のMFP500との間で共有させることができる。
100 建物
100S 監視システム
200 呼出インターホン(呼出装置)
500 MFP(画像処理装置)

Claims (5)

  1. 建物のエントランスに設置され、撮像部を含み、前記建物に来訪した訪問者によって呼出操作が行われたとき、前記建物の居室に入居する入居者を呼び出すとともに、前記呼出操作を行った訪問者を前記撮像部で撮影し、前記撮像部での撮影で得られた訪問者の顔画像データを出力する呼出装置と、
    前記呼出装置と通信可能に接続され、前記呼出装置から出力される前記顔画像データを取得して記憶する画像処理装置と、
    前記画像処理装置に接続され、監視システムの管理担当者により使用される管理者端末と、を備え、
    前記画像処理装置は、用紙に画像を印刷する印刷部を含み、
    前記画像処理装置は、前記建物のうち、前記建物への出入りが許可された者だけが入ることのできるスペースに設置され、
    前記呼出装置は、前記画像処理装置に出力する前記顔画像データに、対応する訪問者が行った前記呼出操作の操作日時を示す操作日時データ、および、対応する訪問者が呼び出した入居者が入居する居室の居室番号を示す居室番号データ、を付加した訪問者情報を生成し、前記訪問者情報を前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置は、新たな前記顔画像データを前記呼出装置から取得すると、既に記憶している複数の前記顔画像データから、前記新たな顔画像データに対応する訪問者である対象訪問者と同一人物の前記顔画像データを抽出する処理を行い、その後、前記対象訪問者に対応する全ての前記顔画像データに付加された前記操作日時データに基づき、前記対象訪問者が前記呼出操作を所定時間内に所定回数を超える回数行ったか否かを判断し、前記対象訪問者が前記呼出操作を前記所定時間内に前記所定回数を超える回数行ったと判断したとき、前記対象訪問者に対応する前記顔画像データに、前記対象訪問者の注意レベルを示す注意レベル情報として前記対象訪問者が要注意者であることを示す情報を付加するとともに、前記対象訪問者に関する前記訪問者情報を自動的に印刷し、
    前記管理者端末は、前記顔画像データを表示するとともに、前記顔画像データごとに、前記顔画像データの訪問者の前記操作日時、前記顔画像データの訪問者が呼び出した前記居室番号、および、前記顔画像データの訪問者の前記注意レベルを表示することを特徴とする監視システム。
  2. 記画像処理装置は、前記対象訪問者に対応する全ての前記顔画像データに付加された前記操作日時データおよび前記居室番号データに基づき、前記対象訪問者が前記所定時間内に所定数を超える数の各居室の入居者を呼び出したか否かを判断し、前記対象訪問者が前記所定時間内に前記所定数を超える数の各居室の入居者を呼び出したと判断したとき、前記対象訪問者に対応する前記顔画像データに、前記対象訪問者が要注意者であることを示す情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記画像処理装置は、所定人物の画像データを予め記憶しており、前記新たな顔画像データと前記所定人物の画像データとを比較することによって前記対象訪問者が前記所定人物であるか否かを判断し、前記対象訪問者が前記所定人物であると判断したとき、予め定められた通知先に警報を通知するとともに、前記対象訪問者に対応する前記顔画像データに、前記対象訪問者が前記所定人物であることを示す情報を付加することを特徴とする請求項1または2に記載の監視システム。
  4. 複数の前記建物のそれぞれに前記呼出装置が設置され、
    前記画像処理装置は、複数の前記呼出装置と通信可能に接続され、複数の前記呼出装置から前記顔画像データを取得することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の監視システム。
  5. 複数の前記建物のそれぞれに前記呼出装置が設置されるとともに、複数の前記建物のそれぞれに前記画像処理装置が設置され、
    複数の前記画像処理装置は、それぞれ、同じ前記建物に設置された前記呼出装置と通信可能に接続されるとともに、他の前記画像処理装置と通信可能に接続され、同じ前記建物に設置された前記呼出装置から取得して記憶した前記顔画像データを他の前記画像処理装置に送信して他の前記画像処理装置に記憶させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の監視システム。
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