JP3875463B2 - 電子回路ユニットの枠体取付構造 - Google Patents
電子回路ユニットの枠体取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3875463B2 JP3875463B2 JP2000226208A JP2000226208A JP3875463B2 JP 3875463 B2 JP3875463 B2 JP 3875463B2 JP 2000226208 A JP2000226208 A JP 2000226208A JP 2000226208 A JP2000226208 A JP 2000226208A JP 3875463 B2 JP3875463 B2 JP 3875463B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- piece
- frame
- bent piece
- bent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に使用される送受信ユニット等の電子回路ユニットに適用して好適な枠体取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子回路ユニットの枠体取付構造を図4,図5に基づいて説明すると、金属板を折り曲げして形成された枠体21は、箱形をなし、四方を囲むように形成された側壁21aと、この側壁21aの下端から下方に突出して形成された突片21bとを有する。
プリント基板からなる矩形状の回路基板22は、周辺部に孔22aが設けられると共に、その下面には、導電パターン23が設けられている。
【0003】
また、この回路基板22の上面に種々の電気部品(図示せず)が配設された状態で、電気部品が下部の導電パターン23に半田によって接続され、回路基板22には、送受信回路等の所望の電気回路が形成されている。
【0004】
このような回路基板22上には、枠体21の側壁21aを載置すると共に、突片21bを孔22aに挿通し、回路基板22の裏側で、突片21bと導電パターン23とを半田24付けして、枠体21が回路基板22に取り付けられた構成となっている。
【0005】
しかし、このように、孔22aから突出した突片21bと導電パターン23とが半田24付けされるものにおいては、導電パターン23に対して突片21bの対向する面が極めて小さく、従って、両者間の半田強度が弱く、回路基板22の環境下における捻れによって、半田24の剥がれが生じるものであった。
【0006】
また、突片21bが回路基板22の下面から突出しているため、電子回路ユニットが厚み方向に大型になるばかりか、マザー基板(図示せず)に対して回路基板22が面実装できず、セット側への組込に自由度が得られないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子回路ユニットの枠体取付構造は、回路基板22の孔22aから突出した枠体21の突片21bと導電パターン23とが半田24付けされため、導電パターン23に対して突片21bの対向する面が極めて小さく、従って、両者間の半田強度が弱く、回路基板22の環境下における捻れによって、半田24の剥がれが生じるという問題がある。
また、突片21bが回路基板22の下面から突出しているため、電子回路ユニットが厚み方向に大型になるばかりか、マザー基板(図示せず)に対して回路基板22が面実装できず、セット側への組込に自由度が得られないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、枠体と回路基板との剥がれの無い半田付け強度が得られると共に、小型の電子回路ユニットの枠体取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、導電パターンが設けられ、所望の電気回路を形成した回路基板と、この回路基板に半田付けされ、側壁を有する枠体とを備え、前記側壁の下部には、前記回路基板の面方向に延びる第1折り曲げ片が設けられると共に、この第1折り曲げ片の先端部には、前記回路基板側に延びる第2折り曲げ片が設けられ、前記回路基板上に前記枠体を載置した時、前記第2折り曲げ片が前記回路基板に設けられた孔に挿入されて、前記第2折り曲げ片の先端部が前記孔内に位置すると共に、前記第1折り曲げ片の下面と前記回路基板上の前記導電パターンとの間に隙間を設け、この隙間に半田を介入させて、前記導電パターンと前記第1,第2折り曲げ片とが半田付けされた構成とした。
【0010】
また、第2の解決手段として、前記第1折り曲げ片は、前記側壁の下端部よりも上方に位置すると共に、前記第2折り曲げ片の先端部は、前記側壁の下端部よりも下方に位置しており、前記第2折り曲げ片が前記孔に挿入された時、前記第2折り曲げ片の先端部は、前記孔内に位置して前記回路基板の裏面から突出しない構成とした。
また、第3の解決手段として、前記枠体は箱形をなし、前記第1,第2折り曲げ片が前記枠体内に位置して設けられた構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造の図面を説明すると、図1は本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造に係る分解斜視図、図2は本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造に係り、枠体の要部の拡大斜視図、図3は本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造に係る要部の拡大断面図である。
【0012】
本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造の構成を図1〜図3に基づいて説明すると、金属板を折り曲げして形成された枠体1は、箱形をなし、四方を囲むように形成された側壁1aと、この側壁1aの下部に設けられ、側壁1aに対して直角方向に延びるように折り曲げられた第1折り曲げ片1bと、この第1折り曲げ片1bの先端部から下方に折り曲げられた第2折り曲げ片1cとを有する。
【0013】
そして、第1折り曲げ片1bは、側壁1aの下端部1dよりも上方に位置すると共に、第2折り曲げ片1cの先端部は、側壁1aの下端部よりも若干下方に位置している。
更に、この第1,第2折り曲げ片1b、1cは、枠体1内に位置して設けられている。
なお、この第1,第2折り曲げ片1b、1cは、枠体1外に位置して設けられてもよい。
【0014】
プリント基板からなる矩形状の回路基板2は、周辺部に孔2aが設けられると共に、回路基板2の上面には導電パターン3が設けられ、この導電パターン3は、孔2aの周辺に跨って形成されている。
また、この回路基板2の上面に種々の電気部品(図示せず)が配設された状態で、電気部品が導電パターン3に半田によって面実装され、回路基板2には、送受信回路等の所望の電気回路が形成されている。
【0015】
このような回路基板2上には、枠体1の側壁1aを載置して、下端部1dを回路基板2の上面に当接すると共に、第2折り曲げ片1cを孔2aに挿入する。
すると、図3に示すように、第1折り曲げ片1bは、回路基板2の面方向に延びた状態で位置すると共に、第1折り曲げ片1bの下面と導電パターン3との間には、隙間Sが設けられた状態で、第1折り曲げ片1bの下面と導電パターン3の上面が互いに面対向した状態となる。
【0016】
また、第2折り曲げ片1cが孔2aに挿入された時、第2折り曲げ片1cの先端部は、孔2a内に位置して、回路基板2の裏面から突出しないようにしてなっている。
そして、孔2aの周辺に位置する導電パターン3上に塗布されたクリーム半田によって、第1,第2折り曲げ片1b、1cと導電パターン3とが半田4付けされて、枠体1が回路基板2に取り付けられた構成となっている。
この時、半田4は、第1折り曲げ片1bと導電パターン3の面対向部分である隙間S内に介在して、第1折り曲げ片1bと導電パターン3とが強固に半田4付けされている。
【0017】
このように、第1折り曲げ片1bと導電パターン3の面対向部分である隙間S内に半田4が介在して、第1折り曲げ片1bと導電パターン3とが強固に半田4付けされているため、両者間の半田強度が強く、回路基板2の環境下における捻れによっても、半田4の剥がれの無いものが提供できる。
【0018】
また、第2折り曲げ片1cは、孔2a内に位置して、回路基板2の下面から突出しないため、電子回路ユニットが厚み方向に小型なるばかりか、マザー基板(図示せず)に対して回路基板2の面実装が可能となり、セット側への組込に自由度が得られる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造は、側壁1aに設けた第1折り曲げ片1bと導電パターン3の面対向部分である隙間S内に半田4が介在して、第1折り曲げ片1bと導電パターン3とが強固に半田4付けされているため、両者間の半田強度が強く、回路基板2の環境下における捻れによっても、半田4の剥がれの無い電子回路ユニットの枠体取付構造が提供できる。
【0020】
また、第1折り曲げ片1bの先端に設けた第2折り曲げ片1cの先端部は、孔2a内に位置して、回路基板2の下面から突出しないため、電子回路ユニットが厚み方向に小型なるばかりか、マザー基板(図示せず)に対して回路基板2の面実装が可能となり、セット側への組込に自由度の得られる電子回路ユニットの枠体取付構造が提供できる。
【0021】
また、枠体1は箱形をなし、第1,第2折り曲げ片1b、1cが枠体1内に位置して設けられたため、第1,第2折り曲げ片1b、1cが枠体1外に出っ張ることが無く、小型の電子回路ユニットの枠体取付構造が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造に係る分解斜視図。
【図2】本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造に係り、枠体の要部の拡大斜視図。
【図3】本発明の電子回路ユニットの枠体取付構造に係る要部の拡大断面図。
【図4】従来の電子回路ユニットの枠体取付構造に係る分解斜視図。
【図5】従来の電子回路ユニットの枠体取付構造に係る要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 枠体
1a 側壁
1b 第1折り曲げ片
1c 第2折り曲げ片
1d 下端部
2 回路基板
2a 孔
3 導電パターン
4 半田
S 隙間
Claims (3)
- 導電パターンが設けられ、所望の電気回路を形成した回路基板と、この回路基板に半田付けされ、側壁を有する枠体とを備え、前記側壁の下部には、前記回路基板の面方向に延びる第1折り曲げ片が設けられると共に、この第1折り曲げ片の先端部には、前記回路基板側に延びる第2折り曲げ片が設けられ、前記回路基板上に前記枠体を載置した時、前記第2折り曲げ片が前記回路基板に設けられた孔に挿入されて、前記第2折り曲げ片の先端部が前記孔内に位置すると共に、前記第1折り曲げ片の下面と前記回路基板上の前記導電パターンとの間に隙間を設け、この隙間に半田を介入させて、前記導電パターンと前記第1,第2折り曲げ片とが半田付けされたことを特徴とする電子回路ユニットの枠体取付構造。
- 前記第1折り曲げ片は、前記側壁の下端部よりも上方に位置すると共に、前記第2折り曲げ片の先端部は、前記側壁の下端部よりも下方に位置しており、前記第2折り曲げ片が前記孔に挿入された時、前記第2折り曲げ片の先端部は、前記孔内に位置して前記回路基板の裏面から突出しないことを特徴とする請求項1記載の電子回路ユニットの枠体取付構造。
- 前記枠体は箱形をなし、前記第1,第2折り曲げ片が前記枠体内に位置して設けられたことを特徴とする請求項1、又は2記載の電子回路ユニットの枠体取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226208A JP3875463B2 (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 電子回路ユニットの枠体取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000226208A JP3875463B2 (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 電子回路ユニットの枠体取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002043773A JP2002043773A (ja) | 2002-02-08 |
JP3875463B2 true JP3875463B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=18719865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000226208A Expired - Fee Related JP3875463B2 (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 電子回路ユニットの枠体取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3875463B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007299996A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Alps Electric Co Ltd | 回路基板の取付構造 |
JP5437670B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2014-03-12 | アルプス電気株式会社 | 電子回路ユニット |
-
2000
- 2000-07-21 JP JP2000226208A patent/JP3875463B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002043773A (ja) | 2002-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3875463B2 (ja) | 電子回路ユニットの枠体取付構造 | |
JPH05243775A (ja) | 電子回路モジュールの電磁シールド構造及びその組立方法 | |
JP2002280700A (ja) | 電子機器の端子構造 | |
JPH0753301Y2 (ja) | 圧電部品 | |
JPH02214191A (ja) | フレキシブルプリント配線板の接続構造 | |
JP2538642B2 (ja) | 電子回路部品の実装構造 | |
JP3092319B2 (ja) | 光送受信モジュールのパッケージ | |
JP2000031636A (ja) | 電子部品実装方法および電子部品実装体 | |
JPH11121272A (ja) | コンデンサの端子構造 | |
JP2002261486A (ja) | 電子回路ユニット | |
JP3101815U (ja) | プリント基板の取付構造 | |
JP2858252B2 (ja) | 表面実装用電子部品の電極構造 | |
JP2541441Y2 (ja) | アンテナの取付け装置 | |
JPS6020300Y2 (ja) | 印刷配線基板 | |
JP2002111168A (ja) | リード線を有する電子部品 | |
JP2605503Y2 (ja) | モジュラーコネクタ | |
JPH084742Y2 (ja) | 表面実装用電子部品及び絶縁性パッケージ | |
JP2990071B2 (ja) | ジャックの取付構造 | |
JPH0710516Y2 (ja) | 混成集積回路基板モジュール | |
JPH0321072Y2 (ja) | ||
JPH051098Y2 (ja) | ||
JPH11204954A (ja) | 電子機器 | |
JPH10178263A (ja) | 電子機器ユニットの端子接続構造 | |
JP2002009414A (ja) | 電源モジュール・プリント回路基板間の電気機械的接続装置 | |
JPH0252471U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060808 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061026 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |