JP3873374B2 - シート後処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置により画像を形成されたシートを受け入れ、ステイプラにより自動的に綴じ合わせ処理した後、排出手段により排紙トレイ上に排出するシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置より排紙される画像記録済の複数枚のシートを、コピー部数ごとに丁合してステイプラにより綴じ合わせる装置としてフィニッシャと呼ばれるシート後処理装置が利用される。
【0003】
このフィニッシャは、複写機やプリンタ等の画像形成装置本体と機能が接続されていて、コピーまたはプリントプロセスのシーケンス作動に対応して駆動するようになっている。
【0004】
従って画像形成プロセスを高速で処理することの可能な画像形成装置に対しては、その処理速度に追従して機能を果すことの出来る高速処理の可能なフィニッシャが必要とされる。
【0005】
このような高速処理の可能なフィニッシャに関しては、すでに特開昭60−142359号、同60−158463号、同62−239169号さらに特開昭62−288002号、同63−267667号、特開平2−276691号、特公平5−41991号の各公報に開示されている。
【0006】
前記シート後処理装置においては、画像形成装置本体から搬出された画像記録済みのシートは、中間スタッカ内に整合されながら順次積載されて1セット分のシート束収納後に、ステイプラ等のシート後処理が行われ、綴じ合わせられたシート束は、前記中間スタッカの底部に設けられた排出ベルトに載せて搬送され、さらに上下一対の排出ローラ対によって挟持されて排紙トレイ上に排出される。
【0007】
排紙トレイが後端から先端に向かって高くなるようにシート載置面が傾斜配置されるとともに、排紙トレイの後端側にシート後端突き当て基準部材が立設するように形成され、排紙トレイの後端側から排出されたシートの先端が排紙トレイの先端の方向に排出され、シートの後端が前記シート後端突き当て基準部材上を通過した後に、シートの自重により自然落下を利用する排紙トレイまたは排紙トレイ上に載置されたシートの上面を滑落して前記シート後端突き当て基準部材に当接させることによりシートの排紙方向の後端揃えを行うシート積み重ね装置は、特開昭57−48558号公報等に記載されている。
【0008】
特開平2−233456号公報に開示されたシート後処理装置は、シート搬送方向に対して直角に水平移動可能な排紙トレイを有し、シートに対する後処理の有無によって排紙トレイと排出部との相対初期位置を変更するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図13は従来のシート後処理装置の排紙部を示し、図13(a)は正面図、図13(b)はA矢示側面図である。
【0010】
画像形成装置から搬出されたシートP1は、シート後処理装置に導入され、装置内で搬送されて、スタッカ上に整合処理され積載収容されたシート束P1はステイプラにより綴じ合わせ処理された後、回転する排紙ローラR1と弾性ローラR2とに挟持されて、排紙トレイT上に排出され、排紙トレイTの傾斜面または排紙トレイT上に既に傾斜載置されたシートPの上面を、シートP1の自重により滑落し、さらに回転するスポンジ材から成る巻き込みローラR3の外周面に圧接されて搬送され、シート後端突き当て基準部材Kに当接して停止する。
【0011】
排紙トレイT上に積載された最上層のシートP0の上面には、トレイ上限センサPSをオン、オフ作動させる揺動可能なアクチュエータACの先端部が軽圧接して、排紙トレイT上に積載されるシートの高さに応じて、弾性ローラR2とシートP0の上面との所定間隔を保持するように、排紙トレイTを昇降制御する。なお、従来のトレイ上限センサPS及びアクチュエータACは、シート幅のほぼ中央付近の1箇所に設置されている。
【0012】
前記シート後処理装置のステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束が排紙トレイT上に積載されると、ステイプル針の部分が重なって高くなり、図13(c)に示すように、中央付近のアクチュエータACが正常な所定間隔の保持を検出して、排紙トレイTが停止しているにも係わらず、端部の綴じ合わせ部分が分厚くなって、シートP1を基準部材Kに当接させる所定間隔を有する排紙口を塞いでしまい、後続のシートを所定位置に積載、収容することが不可能となる。また、綴じ合わせ位置付近の巻き込みローラR3の外周面は、積載されたシートを強く挟み込み、後続のシートを所定位置に積載、収容することが不可能となるばかりでなく、挟み込まれたシートや巻き込みローラR3を損傷させる。このような問題は、特に、小数枚のステイプル処理を行ったシート束を多数部積載するときに顕著である。
【0013】
綴じ合わせ処理されたシート束のステイプル針の部分が重なって高くなるのを防止するために、排紙トレイTをシート搬送方向と直交する方向で水平方向にシフトさせて、ステイプル針同士が重ならないようにすると、排紙トレイTのシフト機構が複雑になる。
【0014】
上記の問題点を解消するため、ステイプル針の部分の重なって高くなってしまう分を考慮して、図14(a),(b)に示すように、最初から排紙トレイTを下げて所定間隙を大きく設定すると、排紙ローラR1と弾性ローラR2とが圧接するシート排出口と、排紙トレイTまたは排紙トレイT上に積載されたシートの上面との間隔が大きくなるため、排紙ローラR1と弾性ローラR2とのニップ位置から排出されたシートP1の先端部が、排紙トレイTまたは排紙トレイT上に積載されたシートの上面に突き当たり、図13(a)に示すような良好なシート排出ができない。
【0017】
本発明の目的は、上記の問題点を解決して改良した結果、排紙トレイ上にステイプル処理されたシート束を多数部積載したときの、ステイプル針の部分が重なって高くなることによる巻き込みローラのシート搬送不良防止及びシート排出不良の防止を達成するシート後処理装置(フィニッシャ)を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、画像形成装置から搬出されたシートを導入して搬送、収納し、収納されたシートの束をステイプラにより綴じ合わせ処理した後、昇降可能な排紙トレイ上に排出手段により排出し積載するシート後処理装置において、前記排紙トレイ上に積載される綴じ合わせ処理されたシート束の最上面位置を検知する検知手段が揺動可能な複数の検知部材を有しており、前記複数の検知部材の各々が前記排紙トレイ上に排出されるシートの幅方向における両端部近傍および中央付近に配置されており、前記排紙トレイ上に積載されたシートに接する前記複数の検知部材の先端部が同一形状であるとともに揺動方向に対して同一位相に配置されたことを特徴とするシート後処理装置によって達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のシート後処理装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は前記シート後処理装置(フィニッシャ)の構成を示す断面図である。該シート後処理装置はシートPの受け入れ部が画像形成装置(複写機、プリンタ等)本体の排紙口と合致するよう位置と高さを調節して設置され、画像形成装置本体の作動に対応して駆動されるよう制御系に接続される。
【0022】
前記受け入れ部の入口部ローラ対1のシート搬送下流に接続するシートPの搬送路は上段の第1搬送路100と中段の第2搬送路200および下段の第3搬送路300の3系統に分岐されていて、切替ゲートG1、G2、G3の占める角度の選択によりシートPが下記の何れかの搬送路に給送されるようになっている。
【0023】
(1)第1搬送路100(プリンタモード、画像面下向き排紙)
画像形成装置本体から画像面上向きで排出されたシートPは、前記入口部ローラ対1により搬送されて、上方の第1の切り替えゲートG1の下方の通路11を通過して、搬送ローラ対2に挟持されて第2搬送路200である斜め下方の第2の切り替えゲートG2の上方の通路12を通過して、搬送ローラ対3、通路13、搬送ローラ対4を経て、一旦停止した後、逆転駆動に変換された搬送ローラ対2,3,4によりスイッチバックして、第1の切り替えゲートG1の上方の通路15、さらに上方の通路16を通過して、排出ローラ対7により機外上部の排紙トレイ8上に画像面下向き(フェースダウン)で排出され、頁順に載置される。
【0024】
(2)第2搬送路200(コピーモード、画像面上向き排紙、オフセット排紙を含むノンステイプルモード)
画像形成装置本体から画像面上向き(フェースアップ)で排出されたシートPは、前記入口部ローラ対1により搬送されて、上方の第1の切り替えゲートG1の下方の通路11を通過して、搬送ローラ対2に挟持されて第2搬送路200である斜め下方の第2の切り替えゲートG2の上方の通路12を通過して、搬送ローラ対3、通路13、搬送ローラ対(シフトローラ対とも称す)4、通路14を経て、排出ローラ対(挟持排出手段)5により機外の排紙トレイ6上に画像面上向きで排出、載置される。なお、前記画像形成装置に接続された自動原稿送り装置(ADF)では、最終原稿から露光処理され、画像形成処理された最終頁のコピーから順次シート後処理装置に送り込まれて、画像面上向きで排紙トレイ6上に頁順に積載される。
【0025】
(3)第3搬送路300(コピーモード、画像面上向き排紙、ステイプルモード)
画像形成装置本体内で画像形成処理された最終頁のコピーから画像面上向き(フェースアップ)で排出されて、順次、シート後処理装置に送り込まれたシートPは、前記入口部ローラ対1により搬送されて、上方の第1の切り替えゲートG1の下方の通路11を通過して、搬送ローラ対2に挟持されて、第3搬送路300である斜め下方の第3の切り替えゲートG3の下方の通路17を通過して、搬送ローラ対9、通路18を経て、ステイプル処理部20に送り込まれる。
【0026】
通路18の下流の搬送ローラ対21に挟持されて搬送されたシートPは、傾斜配置されたスタッカ22の上方空間に放出され、該スタッカ22または該スタッカ22上に積載されたシートPの上面に接し,さらに滑走上昇したのち、搬送ローラ対21からシート後端が排出されたのちには、シートPの自重により下降に転じ、スタッカ22の傾斜面上を滑落し、ステイプラ(綴じ手段)30近傍のシート突き当て面(ストッパ部材)31に当接して停止する。前記搬送ローラ対21の下ローラ21Bと同軸に回転するプーリに巻回するベルトにより回転する搬送補助回転部材(巻き込み部材)23は、前記滑落するシートPの上面に摺接することにより、シートPがスイッチバックするとき搬送補助回転部材23の摺接作用によりストッパ部材31に確実に当接するようにする。
【0027】
24はスタッカ22の両側面に移動可能に設けた一対の整合部材である。該整合部材24はシート搬送方向と直交する方向に移動可能であり、シートPがスタッカ22上に放出されるシート受け入れ時には、シート幅より広く開放され、スタッカ22上を滑落してストッパ部材31に当接して停止するときには、シートの幅方向の側縁を軽打してシート束の幅揃え(整合)を行う。この停止位置において、スタッカ22上に所定枚数のシートPが積載、整合されると、ステイプラ30により綴じ合わせ処理(ステイプル処理)が行われ、シート束が綴じ合わされる。
【0028】
前記スタッカ22のシート積載面の一部には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ25と従動プーリ26に巻回された複数の排出ベルト27が回動可能に駆動される。該排出ベルト27の一部には、排出爪28が一体に形成されていて、その先端部は、図示一点鎖線のように長円軌跡を描く。ステイプル処理されたシート束Pは、排出ベルト27の排出爪28によりシートPの後端を保持されて、排出ベルト27上に載せられ、スタッカ22の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、排出ローラ対(挟持排出手段)5のニップ位置に進行する。回転する排出ローラ対5に挟持されたシート束Pは、画像面上向きで排紙トレイ6上に排出、積載される。
【0029】
(4)第4搬送路400(コピーモード、画像面上向き排紙)
画像形成装置本体から画像面上向きで排出されたシートPは、入口部ローラ対1により搬送され、ほぼ垂直上方に搬送されて、切り替えゲートG1の背面の通路(第4搬送路)400を通過して、さらに上方の通路16を経て、排出ローラ対7により機外上部の排紙トレイ8上に画像面上向き(フェースアップ)で排出される。
【0030】
図2はシート後処理装置の駆動系を示す構成図である。モータM1は、タイミングベルトB1,B2を介して第3搬送路300の搬送ローラ対9の駆動ローラ9A(左ローラ)を回転させるとともに、ギア列を経て第2搬送路200の搬送ローラ対2の駆動ローラ2A(下ローラ)、搬送ローラ対3の駆動ローラ3A(下ローラ)及び搬送ローラ対4の駆動ローラ4A(上ローラ)を回転させる。さらにタイミングベルトB3を介して受け入れ部の入口部ローラ対1の駆動ローラ1A(右ローラ)を回転させ、さらにタイミングベルトB4を経て排出ローラ対7の駆動ローラ7A(下ローラ)を回転させる。
【0031】
モータM2は、タイミングベルトB5,B6を介して排出ローラ対5の上駆動(以下、上ローラと称す)ローラ5Aを回転させるとともに、ギア列とタイミングベルトB7を経て排出ローラ対5の下駆動ローラ(以下、下ローラと称す)5Bを回転させる。さらに、前記下ローラ5Bを駆動するプーリは、タイミングベルトB8を介して前記駆動プーリ25を回転させ、排出ベルト27を回動させる。
【0032】
モータM4は、ギア列を介して駆動プーリ61を駆動回転させ、該駆動プーリ61と上方の従動プーリ62とを巻回するワイヤ63を回動させる。該ワイヤWの一部には、前記排紙トレイ6の基部が係止部材64により固定されている。該排紙トレイ6は、その基部に回転自在に支持されたローラ65がレール部材66に摺動し、前記ワイヤ63が回動することにより、レール部材66に沿って昇降可能である。
【0033】
図3は排出ローラ下ユニットと排出ローラ上ユニットの待機状態を示す断面図である。図4は図3における排出ローラユニットのA矢視断面図である。下ローラユニットは、シート後処理装置本体の両側壁に回転可能に支持され一方の軸端にプーリ502を固定した回転軸501と、周面にゴム層を有する複数の下ローラ5Bと、周面に柔軟な弾性材層を有する複数の巻き込みローラ(スポンジローラ)5Cとから成り、プーリ502を巻回する前記ベルトB7を介して前記モータM2により駆動回転される。
【0034】
前記複数の下ローラ5Bと複数のスポンジローラ5Cの中間には、一つの排紙ガイド板503が支軸504を中心にして揺動可能に支持されている。該排紙ガイド板503は、後述の排出ローラ上ユニット間に張設されたコイルバネ(バネ部材)505により上方に引き上げられ、緩衝材506を介してストッパ507に当接する。この当接時には、排紙ガイド板503の上面は、前記スポンジローラ5Cの外周面より上方に突出している。
【0035】
排出ローラ上ユニットの上ローラ5Aは、該排出ローラ上ユニットの両側壁に回転可能に支持され一方の軸端にプーリ512を固定した回転軸511から成り、プーリ512を巻回する前記ベルトB6を介して排出ローラ下ユニットと同様に前記モータM2により駆動回転される。
【0036】
排出ローラ上ユニットの保持部材51は、支軸52を中心にして揺動可能であり、カバー上部51Aがシート後処理装置本体のストッパ513に当接して揺動を停止する。前記支軸52には、前記排出ローラ上ユニットの回転軸511の両軸端を回転可能に支持するアーム部材514と、ソレノイドSDのプランジャー516に植設したピン517に係合するレバー部材515とが固定されていて一体に揺動可能になっている。前記ソレノイドSDは、上ローラ5Aの下ローラ5Bへの圧接と解除を駆動する。アーム部材514の底部でシート通過領域外には、ストッパ部材518が設けてある。該ストッパ部材518の先端部は、前記上ローラ5Aと排紙ガイド板503の各周面とが間隙sを保つように設置されている。この間隙sを保って離間している上ローラ5Aと下ローラ5B間に、シフトローラ対4に挟持されたシートPがスポンジローラ5Cに接触することなく、円滑に通過可能である。
【0037】
図5はシート排紙時の排出ローラ上ユニットと排出ローラ下ユニットの断面図である。上記停止状態から、ソレノイドSDに電圧が印加されると、プランジャー516が吸引され、ピン517がレバー部材515を復帰バネの付勢力に抗して支軸52を中心にして反時計方向に回転させる。該支軸52と一体をなすアーム部材514も反時計方向に回転され、ストッパ部材518の先端部は排紙ガイド板503の上面に当接して押し下げ、上ローラ5Aが下ローラ5Bに圧接して停止する。この圧接した回転状態で、シフトローラ対4から排出されたシートを圧接挟持して排紙トレイ6上に排出する。または、ステイプル処理後のシート束を排出爪28を有する排出ベルト27によって搬送し、上ローラ5Aと下ローラ5Bとが圧接して回転するニップ位置から排紙トレイ6に排出する。
【0038】
図6はシート束Pが排出ローラ対5から排出する状態を示す排出ローラ上ユニットと排出ローラ下ユニットの断面図である。図において、PS2は排紙センサ、520は該排紙センサPS2のアクチュエータであり、シート束Pの後端通過を検知して排紙完了を検出する。シート束Pの排出完了を検出すると、前記ソレノイドSDへの通電を停止し、図3に示す初期状態に復帰する。
【0039】
図7(a)はノンステイプルモードにおける排紙トレイ6の上限位置を示す断面図である。
【0040】
後端基準部材67の上部には、フォトインタラプタ型のトレイ上限センサPS6と揺動可能なアクチュエータ(検知部材)68とから成る検知手段が設置されている。排紙トレイ6が上昇駆動されて、該アクチュエータ68の先端部68Aが、排紙トレイ6の上面又は該排紙トレイ6上に載置されたシートPの上面に接したとき、アクチュエータ68の後端部68Bが前記上限センサPS6の光検出部を開放してスイッチオフ状態とし、排紙トレイ6の駆動を停止させる。この排紙トレイ6の停止位置は、排紙トレイ6の上面又は該排紙トレイ6上に載置されたシートPの上面が前記巻き込みローラ5Cに自重等の所定の圧力で圧接する位置である。この状態において、回転する巻き込みローラ5CはシートPに常に所定の圧力で圧接してシートPを後端基準部材67に送り込み、後端揃えする。排紙トレイ6上に積載されるシートPの枚数が増大するに従って、排紙トレイ6は下降駆動され、排紙トレイ6上に積載されたシートPの最上面は、前記トレイ上限センサPS6およびアクチュエータ68により検出制御されて、常に一定の上面高さに保持されて、巻き込みローラ5Cの外周面と所定の圧力で圧接する。
【0041】
図7(b)はステイプルモードにおける排紙トレイ6の上限位置を示す断面図である。後端基準部材67の上部で、前記トレイ上限センサPS6の下方には、フォトインタラプタ型のトレイ上限センサPS7と揺動可能なアクチュエータ69とが設置されている。排紙トレイ6が上昇駆動されて、該アクチュエータ69の先端部69Aが、排紙トレイ6上に載置されたステイプル処理済みのシート束Pの上面に接したとき、アクチュエータ69の後端部69Bが前記トレイ上限センサPS7の光検出部を開放してスイッチオフ状態とし、排紙トレイ6の駆動を停止させる。この排紙トレイ6の停止位置は、排紙トレイ6上に載置されたシート束Pが前記巻き込みローラ5Cに接触しない間隙aを有する位置である。この状態において、排出ローラ対5から排出されたシート束Pは排紙トレイ6上に載置され、シート束Pの後端は巻き込みローラ5Cの下方に進入して後端基準部材67に当接して停止する。排紙トレイ6上に積載されるシート束Pの数が増大するに従って、排紙トレイ6は下降駆動され、排紙トレイ6上に積載されたシート束Pの最上面は、前記トレイ上限センサPS7およびアクチュエータ69により検出制御されて、常に一定の間隙aに保持される。
【0042】
次に、本発明による請求項1〜6の実施の形態を図8〜図10により説明する。図8は、本発明によるシート後処理装置の排出部の要部を示す平面図である。図9(a)はアクチュエータ(検知部材)68,681,682の平面図、図9(b)はアクチュエータ68のA−A矢示正面図、図9(c)はアクチュエータ681のB−B矢示正面図である。図10はアクチュエータ68,681,682の斜視図である。
【0043】
前記アクチュエータ68と一体をなす揺動軸683は、シート後処理装置の筺体に固定された左右一対の支持板684により揺動回転可能に支持されている。揺動軸683の両端付近には、他のアクチュエータ681,682が固定配置されている。この両端のアクチュエータ681,682は同一形状をなし、その各先端部681A,682Aは中央付近のアクチュエータ68の先端部68Aと同形状をなし、且つ、同一の位相に配置され、排紙トレイ6の上面または排紙トレイ6上に積載されたシートPの両端の上面に軽圧接する。但し、アクチュエータ681,682には、アクチュエータ68が有する後端部68Bを設けていない。従って、アクチュエータ68,681,682は一体をなして揺動し、中央付近のアクチュエータ68の後端部68Bが、インタラプタ型の光センサであるトレイ上限センサPS6の検知光路をオン、オフさせる。
【0044】
前記アクチュエータ681,682のシート幅方向の配置位置は、シートにステイプル針SPを打ち込む位置の近傍に設定される。ステイプル針SPの打ち込み位置は、シートの幅方向の何れか一方の端部の近傍の1箇所、またはシートの幅方向の中央から等間隔に振り分けた2箇所である。さらに、これらのステイプル針SPの打ち込み位置は、シートサイズにより異なるシート幅方向の位置に設定される。
【0045】
図11(a)はステイプルモードにおけるシート排出部の正面断面図、図11(b)はシート排出部の側面図である。
【0046】
シート後処理装置のステイプラ30(図1参照)により綴じ合わせ処理された多数のシート束が排紙トレイ6上に積載されると、ステイプル針SPの部分が重なって高くなり、図に示すように、ステイプル針SPの存在しない中央付近のアクチュエータ68の先端部68A及び図示の左側のアクチュエータ681の先端部681Aは、シート束の最上層のシートPの上面に接触していな状態で、正常な所定間隔の保持を検出して、排紙トレイ6が停止しているにも係わらず、アクチュエータ682が配置されている図示の右側の端部の綴じ合わせ部分が分厚くなって、アクチュエータ682の先端部682Aがこの分厚くなったシートPの上面に接触して押し上げられて、揺動軸683を中心にして揺動する。
【0047】
アクチュエータ682の揺動により、このアクチュエータ682と一体をなすアクチュエータ68も同時に揺動されて、その後端部68Bがトレイ上限センサPS6の検知光路を遮断する。このトレイ上限センサPS6の検知信号により、図示しない制御手段は排紙トレイ昇降用のモータM4を駆動して、排紙トレイ6を下降させる。
【0048】
排紙トレイ6が下降して、排紙トレイ6の上面または排紙トレイ6上に積載されているシートPの上面の最上面に接触しているアクチュエータ69の先端部69Aが自重で揺動し、後端部69B(図7参照)がトレイ上限センサPS7の光検出部を開放してスイッチオフにすると、排紙トレイ6の下降が停止される。この停止状態では、排紙トレイ6の上面または排紙トレイ6上に積載されているシートPの最上面と、巻き込みローラ5Cの外周面との間に、所定の間隔aが形成される。
【0049】
図12は、本発明の請求項7〜10によるシート後処理装置の排紙手段の搬送ローラ(巻き込みローラ)5Cの実施の形態を示す。図12(a)は巻き込みローラ5Cの正面図、図12(b)は巻き込みローラ5Cの正面断面図、図12(c)は巻き込みローラ5Cの分解断面図、図12(d)は巻き込みローラ5Cの分解平面図である。
【0050】
巻き込みローラ5Cは、駆動回転する回転軸501に装着されるローラ軸体5C1と、このローラ軸体5C1の外周に両面接着テープ等で固定されたスポンジ状の可撓性ローラ部5C2とから成り、ローラ軸体5C1と可撓性ローラ部5C2とは何れも二分割可能な構造をなし、回転軸501に対して軸直角方向に着脱可能である。
【0051】
即ち、ローラ軸体5C1と可撓性ローラ部52とから成る二分割された巻き込みローラ5Cは、それぞれ同一形状をなし、反転させて一体に組み立てて係止可能である。なお、二分割された各巻き込みローラ5Cの同じ機能を有する部分には同一符号を付してある。
【0052】
各ローラ軸体5C1には、それぞれ係止爪部5C1Aと係止穴部5C1Bとからなる係止部が形成されている。また、各ローラ軸体5C1には、それぞれ平行面を有する穴部5C1Cが形成されていて、回転軸501に設けた平取り面501Aと回転軸外周面とに嵌合可能になっている。
【0053】
この2個のローラ軸体5C1を図示のように反転させて把持し、回転軸501に対して平取り面501Aと平行する方向から軸直角方向にスライドさせて挟み込み、係止爪部5C1Aと係止穴部5C1Bとを互いに係合させて係止することにより、2個のローラ軸体5C1は回転軸501に一体に装着、固定される。
【0054】
巻き込みローラ5Cを回転軸501から取り外すときには、2個のローラ軸体5C1を把持して、平取り面501Aと平行する方向に引っ張って係止爪部51Aと係止穴部5C1Bとの係止を解除すれば、2個のローラ軸体5C1は容易に回転軸501から分離、分解することができる。
【0055】
なお、本発明の実施の形態では、複写機に接続したシート後処理装置を示したが、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置や軽印刷機等と接続して使用するシート後処理装置にも適用可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明のシート後処理装置により、ステイプラにより綴じ合わせ処理されたシート束が排紙トレイ上に積載されるとき、ステイプル針の部分が重なって高くなり、シートを後端基準部材に当接させる所定間隔を有する排紙口が塞がれて、後続のシートを所定位置に積載、収容することが不可能となる等のトラブルが解消される
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート後処理装置の構成を示す断面図。
【図2】シート後処理装置の駆動系を示す構成図。
【図3】排出ローラ下ユニットと排出ローラ上ユニットの待機状態を示す断面図。
【図4】図3における排出ローラユニットのA矢視断面図。
【図5】シート排紙時の排出ローラ上ユニットと排出ローラ下ユニットの断面図。
【図6】シート束が排出ローラ対から排出される状態を示す断面図。
【図7】ノンステイプルモードとステイプルモードにおける排紙トレイの上限位置を示す断面図。
【図8】本発明によるシート後処理装置の排出部の要部を示す平面図。
【図9】アクチュエータの平面図、A−A矢示正面図、B−B矢示正面図。
【図10】アクチュエータの斜視図。
【図11】ステイプルモードにおけるシート排出部の正面断面図、側面図。
【図12】巻き込みローラの正面図、正面断面図、分解断面図、分解平面図。
【図13】従来のシート後処理装置の排紙部の正面図、A矢示側面図。
【図14】従来のシート後処理装置の排紙部の正面図、側面図。
【符号の説明】
5 排出ローラ対(挟持排出手段)
5A 上ローラ(上駆動ローラ)
5B 下ローラ(下駆動ローラ)
5C 巻き込みローラ(スポンジローラ、搬送ローラ)
5C1 ローラ軸体
5C2 可撓性ローラ部
501 回転軸
6,8 排紙トレイ
20 ステイプル処理部
30 ステイプラ
67 シート後端突き当て基準部材(排紙突き当て板、後端基準部材)
68,681,682,69 アクチュエータ(検知部材)
68A,681A,682A,69A 先端部
68B,69B 後端部
683 揺動軸
M1,M2,M3,M4,M5,M6 モータ
P シート、シート束
PS6,PS7 トレイ上限センサ
SP ステイプル針

Claims (3)

  1. 画像形成装置から搬出されたシートを導入して搬送、収納し、収納されたシートの束をステイプラにより綴じ合わせ処理した後、昇降可能な排紙トレイ上に排出手段により排出し積載するシート後処理装置において、
    前記排紙トレイ上に積載される綴じ合わせ処理されたシート束の最上面位置を検知する検知手段が揺動可能な複数の検知部材を有しており、
    前記複数の検知部材の各々が前記排紙トレイ上に排出されるシートの幅方向における両端部近傍および中央付近に配置されており、前記排紙トレイ上に積載されたシートに接する前記複数の検知部材の先端部が同一形状であるとともに揺動方向に対して同一位相に配置されたことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記検知手段の何れかの検知部材により検知されたシート束の最上面位置検知出力により、前記排紙トレイが昇降駆動制御されることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記複数の検知部材を固定して揺動可能に支持する揺動軸と、前記揺動軸の揺動に対応して検知出力信号を発生する少なくとも1個のセンサと、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のシート後処理装置。
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