JP6080012B2 - 後処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、後処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1は、画像形成装置から排出される用紙をスティプルトレイに受け入れてその端部をスティプル処理するためのスティプルユニットと、前記スティプルユニットによりスティプル処理された用紙束を前記スティプルトレイ外へ放出する放出手段と、放出された用紙束を受け取りスタックする排紙トレイと、前記排紙トレイを上下方向に駆動する駆動手段とを備えた用紙後処理装置において、前記排紙トレイ面あるいは既に排紙トレイ上にスタックされている用紙上面が、次に排紙されるスティプル済みの用紙束の先端が出たときには、垂れ下がり、下向きカールによる折り曲げスタック状態を回避するに足る上方位置にあるようにしたことを特徴とする用紙後処理装置を開示する。
特許文献2は、用紙を供給する用紙供給手段と、画像形成をすべき像のトナー像を形成するための感光体ドラムと、前記トナー像を用紙に転写させるために、前記用紙供給手段から供給される用紙を前記感光体ドラムに圧接させる転写手段と、前記用紙に転写された前記トナー像を溶融定着させるために、前記転写手段から搬送される用紙を加熱する定着手段と、前記定着手段で加熱された用紙を排紙トレイに排出する排出手段と、前記排紙トレイを上下動させる昇降手段と、画像形成をする用紙の大きさを検出する用紙検出手段と、前記用紙検出手段によって検出された用紙の大きさに基づいて、前記昇降手段により前記排紙トレイを上下動させる排紙トレイ調整手段と、を備え、前記排紙トレイは、高さが多段階に調整可能になされている画像形成装置を開示する。
特許文献3は、綴じられた用紙束を排出する用紙排出手段と、該用紙排出手段から排出される上記用紙束が収容される昇降可能な排紙トレイと、該排紙トレイの紙面位置を検知する紙面位置検知手段と、該紙面位置検知手段の検知情報に基づいて該排紙トレイを制御する制御手段を有する用紙積載装置において、上記制御手段が、上記用紙排出手段の排出位置と上記排紙トレイの紙面位置との排出落差を、上記用紙束の綴じ枚数が減少した場合に増加させる制御を行うことを特徴とする用紙積載装置を開示する。
特開平10−291723号公報 特開2013−047824号公報 特開2009−062198号公報
本発明の目的は、排出記録媒体収容部に排出される記録媒体に丸まり収容や土手残り等の不具合を生じるのを防止することができる後処理装置、画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
請求項1に係る本発明は、記録媒体に後処理を施す後処理装置本体と、前記後処理装置本体により後処理されて排出口から排出された記録媒体を収容する排出記録媒体収容部と、前記排出記録媒体収容部を上下方向に駆動する駆動手段と、前記排出記録媒体収容部に収容された記録媒体の一部分を押圧する押圧部材と、前記駆動手段及び前記押圧部材を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させて記録媒体前記排出記録媒体収容部に排出し、前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に前記押圧部材を退避させ、前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するように制御する、後処理装置である。
請求項2に係る本発明は、前記後処理装置本体は、複数の記録媒体を反排出側で針綴じする針綴装置である請求項1記載の後処理装置である。
請求項3に係る本発明は、前記押圧部材は、前記針綴装置により針綴じされた側を押圧する請求項2記載の後処理装置ある。
請求項4に係る本発明は、前記押圧部材は、記録媒体を押圧する側に緩衝部材が設けられ、該緩衝部材は、待機位置においては、記録媒体に該緩衝部材の当接面で当たり、第一の位置においては、該緩衝部材の角で当たる請求項1又は2記載の後処理装置である。
請求項5に係る本発明は、前記制御手段は、記録媒体の束の前記排出記録媒体収容部での積層状態により、前記排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させることなく、前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に前記押圧部材を退避させ、前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するように制御することがある請求項1乃至4いずれか記載の後処理装置である。
請求項6に係る本発明は、記録媒体に画像を形成するが画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された記録媒体に対し後処理を施す後処理装置とを有し、前記後処理装置は、記録媒体に後処理を施す後処理装置本体と、前記後処理装置本体により後処理されて排出口から排出された記録媒体を収容する排出記録媒体収容部と、前記排出記録媒体収容部を上下方向に駆動する駆動手段と、前記排出記録媒体収容部に収容された記録媒体の一部分を押圧する押圧部材と、前記駆動手段及び前記押圧部材を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させて記録媒体を前記排出記録媒体収容部に排出し、前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に前記押圧部材を退避させ、前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するように制御する、画像形成装置である。
請求項7に係る本発明は、排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させて記録媒体を前記排出記録媒体収容部に排出するステップと、前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に押圧部材を退避させるステップと、前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するステップとを、コンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、排出記録媒体収容部に排出される記録媒体に丸まり収容や土手残り等の不具合を生じるのを防止することができる後処理装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、針綴じされた記録媒体に対して適用することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、本発明の構成を有しない場合と比較して、記録媒体の針綴じされた側の乱れを少なくすることができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3いずれかに係る本発明の効果に加え、本発明の構成を有しない場合と比較して、緩衝部材の寿命を延ばすことができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項至4に係る本発明の効果に加え、排出口を塞ぐ等の不具合を防止することができる。
請求項6に係る本発明によれば、排出記録媒体収容部に排出される記録媒体に丸まり収容や土手残り等の不具合を生じるのを防止することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、排出記録媒体収容部に排出される記録媒体に丸まり収容や土手残り等の不具合を生じるのを防止することができるプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。 本発明の実施形態に用いた後処理装置ユニットを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る後処理装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に用いた排出記録媒体収容部の周辺を示し、排出記録媒体収容部が待機位置にある場合の側面図である。 本発明の実施形態に用いた排出記録媒体収容部の周辺を示し、排出記録媒体収容部が第一の位置にある場合の側面図である。 本発明の実施形態に用いた排出記録媒体収容部の周辺を示し、排出記録媒体収容部が第二の位置にある場合の側面図である。 本発明の実施形態に用いた排出記録媒体収容部の周辺を示し、排出記録媒体収容部が第二の位置にあって押圧部材が退避した状態の側面図である。 本発明の実施形態に用いた排出記録媒体収容部の周辺を示し、排出記録媒体収容部が第二の位置にあって押圧部材が記録媒体を押圧する状態の側面図である。 本発明の実施形態に用いた押圧部材駆動機構を示す構成図であり、(a)は排出記録媒体主要部が待機位置にある場合、(b)は排出記録媒体主要部が第一の位置にある場合、(c)は排出記録媒体主要部が第二の位置にある場合、(d)は押圧部材が退避した場合をそれぞれ示す。 本発明の実施形態に用いた制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態における制御フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部12、画像読取装置14及び後処理装置16を有する。
画像形成部12は、複数(例えば3段)の記録媒体供給部18を有し、これら供給部18のそれぞれには供給ヘッド20が設けられている。記録媒体は、供給ヘッド20が作動して選択された一つの記録媒体供給部18から記録媒体搬送路22を介して像形成部24に供給される。
像形成部24は、例えばゼログラフィ方式であり、記録媒体搬送路22を搬送される記録媒体に画像を形成する。
より具体的には、像形成部24は、像保持体26と、この像保持体26の表面を一様に帯電させる帯電部材28と、像保持体26に潜像を書き込むレーザ書込み装置30と、書き込まれた潜像を現像する現像装置32と、現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写部材34と、残留トナーをとるクリーナ36と、記録媒体のトナー像を定着させる定着装置38とを有する。
したがって、像保持体26の表面が帯電部材28により一様に帯電され、潜像がレーザ書込み装置30により形成され、この潜像が現像装置32により現像され、転写部材34により記録媒体に転写され、定着装置38により定着され、後述する後処理装置16に出力される。
なお、両面印刷が設定されている場合、定着装置38により一面が定着された記録媒体は、反転装置40に送られ、この反転装置40で反転され、反転搬送路42に送られ、再び記録媒体搬送路22に戻され、像形成部24に送られて第2面の印刷がなされる。
画像読取装置14は、ADF(Auto Document Feeder)等の自動原稿送り装置44と、この自動原稿送り装置44により送られた原稿を読取走査するスキャナ46とを有する。
自動原稿送り装置44により原稿はプラテン48に送られ、プラテン48上で或いは搬送中にスキャナ46により原稿の画像が読み取られる。
入出力装置50は、例えばタッチパネルからなり、画像形成部12の例えば上部に設けられている。
この入出力装置50は、使用者からの入力操作を受け入れて、画像形成部12、画像読取装置14及び後処理装置16の処理内容を選択し、かつ表示するようになっている。
後処理装置16は、例えば複数の記録媒体を綴じる綴じ装置(ステープル装置)である。後処理装置16は、後処理装置本体76を有し、この後処理装置本体76内に前述した画像形成部12により画像が形成された記録媒体を排出する第一の排出経路52と第二の排出経路54とが設けられている。第一の経路52には、例えば3つの搬送部材56a〜56cが設けられている。第一の排出記録媒体収容部58は、3つの搬送部材56a〜56cにより搬送された記録媒体が排出され、排出された記録媒体がこの第一の排出記録媒体収容部58に収容される。
第二の排出経路54は後処理するための搬送経路を有する。この第二の排出経路54には、積層収容部60が設けられている。この積層収容部60は、この積層収容部の前後方向が水平方向に対して予め定められた角度、例えば30度傾いている。この積層収容部60へは、搬送部材56d、羽部材62a,62b及び搬送制御部材64により搬送される。即ち、搬送部材56dにより搬送された記録媒体は、時計方向に回転する羽部材62aにより記録媒体の後側が積層収容部60に収容され、反時計方向に回転する排出制御部材64により逆方向に搬送され、羽部材62bにより記録媒体の後端が積層収容部60の後端に当たるまで搬送される。この積層収容部60には、複数の記録媒体が搬送されて積層される。
後処理装置ユニット66は、積層収容部60の後端部に設けられている。この後処理装置ユニット66は、積層収容部60に積層された記録媒体の束に対して針綴じする。ただし、後処理装置ユニット66としては、針綴じに限らず、針なしで綴じるものや穴あけ、用紙揃え、あるいは刻印等の処理を行うものであってもよい。この後処理装置ユニット66は、積層収容部58の傾斜と同じように、水平方向に対して傾いて配置されている。
図2に示すように、後処理装置ユニット66は、後処理装置本体68と案内部材70とから構成されている。
案内部材68は、該案内部材68の長手方向が水平方向に延びていると共に、該案内部材68の短手方向が水平方向に対し、予め定められた角度、例えば30度傾いているように設けられている。
この案内部材68には、例えば3つの案内部72a,72b,72cが形成されている。これら3つの案内部72a,72b,72cは、後処理する記録媒体Pの最大幅と略等しい長さを持ち、長手方向に延びる直線部分と、この直線部分から両側上方へ延びる曲線部分とを有する。
上方に位置する第一の案内部72aと下方に位置する第三の案内部72cは、断面コ字状に形成されている。第二の案内部72bは長穴として形成され、第一の案内部72aと第三の案内部72cとの間に配置されている。
後処理装置本体68には、図示しない後処理装置本体駆動用モータが内蔵され、該モータから駆動軸74が延びている。この駆動軸74は例えば第二の案内部72bに接し、この駆動軸74の回転により後処理装置本体68が案内部72a,72b,72cに沿って移動する。
後処理装置本体68は、図2に示すように、案内部72a,72b,72cの一方(図中左側)の曲線部分で記録媒体Pの一端で斜めに針を打ち込み、記録媒体Pの束を綴じる。 また、後処理装置本体68は、案内部72a,72b,72cの直線部分で左側と右側で停止し、この位置で記録媒体Pの端部と平行に針を打ち込み、記録媒体Pの束を綴じる。また、後処理装置本体68は、案内部72a,72b,72cの他方(図中右側)の曲線部分で停止し、記録媒体Pの他端で斜めに針を打ち込み、記録媒体Pの束を綴じる。左側と右側で斜めに針綴じするのをコーナーステープルと称する。
図1に戻り、第二の排出経路54には、さらに第二の排出記録媒体収容部76が設けられている。
図3にも示すように、第二の排出記録媒体収容部76は、排出口78の下方に配置され、前述した後処理装置ユニット66により後処理された記録媒体の束が排出制御部材64に挟まれ、排出口78から第二の排出記録媒体収容部76に排出される。
第二の排出記録媒体収容部76は、支持部材80に支持されている。支持部材80は、案内部材82に上下動自在であるように案内される。また、この支持部材80は、動力伝達機構84に連結されている。動力伝達機構82は、例えば上下2つの滑車86,86と、該滑車86,86間に張架された張架部材88とを有する。
上方に配置された滑車86には、収容部駆動用モータ90に連結されており、この収容部駆動用モータ90により動力伝達機構84を介して第二の排出記録媒体収容部76が上下動するようになっている。
図4乃至図7において、第二の排出記録媒体収容部76の周辺構成が示されている。第二の排出記録媒体収容部76の排出方向手前にはストッパ面92が設けられている。このストッパ面92の上方に排出制御部材64が配置されている。排出制御部材64により第二の排出記録媒体76に排出された記録媒体は、排出方向とは反対側の端部がストッパ面90に付き当たって収容される。
また、このストッパ面92の近傍には押圧部材94が設けられている。この押圧部材94は、回転軸96に支持されている。また、この押圧部材94の押圧側の面には緩衝部材98が設けられている。この緩衝部材98はスポンジ等から構成され、押圧部材94の押側の面に例えば両面テープにより固定されている。押圧部材94は、第二の排出記録媒体収容部76に収容された記録媒体の後端側を第二の排出記録媒体収容部76に押し付ける。
図4は、第二の排出記録媒体収容部76が最初の待機位置にある状態を示している。即ち、押圧部材94の緩衝部材98が第二の排出記録媒体収容部76にほぼ面接触する位置に第二の排出記録媒体収容部76の高さが制御されている。
図5は、第二の排出記録媒体収容部76が第一の位置まで上昇させられた状態を示す。この第一の位置では、待機位置と比べて、第二の排出記録媒体収容部76に対する排出制御部材64の距離が短くなっている。したがって、図5に示すように、排出制御部材64に挟まれて排出される記録媒体の束は、該記録媒体の先端が第二の排出記録媒体収容部76の先端側に向くように第二の排出記録媒体収容部76に当たるようになる。図4に示す待機位置のままでは、第二の排出記録媒体収容部76に対する排出制御部材64の距離が長いので、記録媒体の先端が丸まって第二の排出記録媒体収容部76のストッパ面92側に向いてしまい、いわゆる丸まり収容のおそれがある。この実施形態に示すように、第二の排出記録媒体収容部76を上昇させることにより丸まり収容を防止する。
一方、押圧部材94の緩衝部材98は、ストッパ面92側の角で第二の排出記録媒体収容部76に当たるため、剥がれるおそれがあり、この第一の位置は短時間で解消する必要がある。
図6は、記録媒体の先端が第二の排出記録媒体収容部76に当たって後、直ちに第二の排出記録媒体収容部76を待機位置よりも低い第二の位置まで下降させた状態を示す。
図7は、第二の排出記録媒体収容部76が第二の位置にある状態で、押圧部材94を退避させた状態を示す。押圧部材94の退避は、排出記録媒体収容部76を第二の位置まで下降させるのと同時に行ってもよい。この押圧部材94の退避は、排出制御部材64により記録媒体の後端が排出するまでに完了させる。これにより、後端が排出された記録媒体は、後端がストッパ面92に当たるように整列される。第二の位置は、待機位置に比べて、排出制御部材64までの距離が長く、また、押圧部材94が退避しているので、記録媒体の後端が押圧部材94に干渉せず、排出記録媒体収容部76に収容される記録媒体の後端がストッパ面92の上部や排出制御部材64まで上がる、いわゆる土手残りが防止される。
図8は、押圧部材94が押圧する位置に戻され、第二の排出記録媒体収容部76に収容された記録媒体の後端近傍が押圧部材94に押圧される状態を示す。そして、次の記録媒体の束が排出される準備のために図4に示す待機位置まで第二の排出記録媒体収容部76が上昇する。以上のように、図4〜図8に示すように、待機位置まで上昇、記録媒体の先端が前の記録媒体に当たる前までに第一の位置まで上昇、記録媒体の先端が前の記録媒体に当たった後、第二の位置まで下降、記録媒体の後端が排出する前に押圧部材を退避、記録媒体の後端が排出された後に押圧部材により記録媒体を押圧、のサイクルを繰り返す。記録媒体が第二の排出記録媒体収容部76に積層されるに従って第二の排出記録媒体収容部76は下降していく。上述した待機位置、第一の位置、第二の位置は、記録媒体が排出されていない場合は第二の排出記録媒体収容部76の位置ではあるが、記録媒体がすでに排出されている場合は、最上位に積層された記録媒体の位置である。
このような最上位に積層された記録媒体の位置は、押圧部材94の位置を検出することにより行われる。
図9は押圧部材駆動機構を示す構成図である。押圧部材駆動用モータ100は、ベルト102を介して第一の歯車104に連結され、さらに第二の歯車106、第三の歯車108、歯車軸110及び第四の歯車112を介して押圧部材94の回転軸96に連結している。
例えば第三の歯車108の周囲には第一の被検出部114が設けられている。この第一の被検出部114は円形の一部が切り欠かれた形状となっている。この第一の被検出部114の周囲に第一の検出器SNR1が設けられている。第一の被検出部114が回転すると、第一の検出器SNR1がオン、オフする。また第三の歯車108と同じ軸には第四の歯車112を動かすためのカム116が設けられている。第三の歯車108と第一の被検出部114との間には図示しないクラッチが介在されている。
例えば歯車軸110と第四の歯車112との間は摩擦を介して滑るようになっている。また、押圧部材94と回転軸96との間には、例えばばねから構成された付勢部材118が介在されている。この付勢部材118は、押圧部材94を記録媒体が押圧される方向に付勢する。
また、回転軸96には、第二の被検出部120が設けられている。この第二の被検出部120は、例えば回転軸96を挟んだ両側が切り欠かれている。また、この第二の被検出部120の周囲には第二の検出部SNR2と第三の検出部SNR3とが設けられている。第二の被検出部120の位置に応じて第二の検出部SNR2と第三の検出部SNR3のオンオフの組み合わせが異なるようになっている。
図9(a)は待機位置にある場合を示す。押圧部材駆動用モータ100は時計方向に回転し、ベルト102、第一の歯車104、第二の歯車106、第三の歯車108、歯車軸110及び第四の歯車112を介して回転軸96に時計方向の回転力を与え、付勢部材118を介して押圧部材94が記録媒体を押し付ける。この状態にあっては、SNR1オン、SNR2オン、SNR3オンである。
上記の待機位置から第二の排出記録媒体収容部を上昇させると、図9(b)に示すように、第二の被検出部120が回転軸96の回転力と付勢部材118の付勢力に抗して反時計方向に回転し、SNR2オフ、SNR3オンとなって第二の排出記録媒体収容部76の上昇を停止させ、第一の位置となる。
上記の第一の位置から第二の排出記録媒体収容部76を下降させると、図9(c)に示すように、第二の被検出部120が時計方向に回転し、SNR2オン、SNR3オフとなって第二の排出記録媒体収容部76の下降を停止させ、第二の位置となる。
上記の第二の位置において、クラッチを繋ぐと、押圧部材駆動用モータ100の駆動力が第一の被検出部114及びカム116に伝達され、第一の被検出部114及びカム116を時計方向に回転させる。第一の被検出部114が時計方向に回転すると、第一の検出部SNR1がオフとなって押圧部材駆動用モータ100を停止する。カム116が時計方向に回転すると、第四の歯車112を時計方向に回転させ、さらに回転軸96を付勢部材118に抗して反時計方向に回転させる。回転軸96が反時計方向に回転することにより押圧部材94を退避位置まで移動させる。この状態でクラッチを離すと、付勢部材118の付勢により押圧部材94、カム116が戻り、第一の検出部押圧部材駆動用モータ100を駆動し、図9(c)のように、押圧部材94を時計方向に回転させ、記録媒体を押圧する。
次に後処理装置全体の制御について説明する。
図10は、制御装置122を示すブロック図である。
制御装置122は、CPU124、メモリ126、画像形成部との間でデータの送信及び受信を行う通信IF128、搬送制御部130及び後処理制御部132がバスを介して接続されている。
CPU124は、メモリ14に格納されたプログラムに基づいて処理を実行して、搬送制御部130及び後処理制御部132の動作を制御する。
図11は、上記CPU124により実行される主な制御フローを示すフローチャートである。
まずステップS10において、第二の排出記録媒体収容部76(図11においては、「排出記録媒体収容部」と省略した。)を待機位置(図4、図9(a))に移動し、初期化制御を行う。
次のステップS12においては、第二の排出記録媒体収容部76の高さ合わせ制御、即ち、第二の排出記録媒体収容部76を第一の位置へ移動させる(図5、図9(b)参照)。
次のステップS14においては、前述した後処理装置ユニット66により記録媒体に対する後処理を実施する。
次のステップS16においては、前述した後処理装置ユニット66によって後処理された記録媒体の束を排出制御部材64を回転させて第二の排出記録媒体収容部76へ向けて排出する制御を実施する。ここで、排出制御を実施しながら、排出される記録媒体の先端が第二の排出記録媒体収容部76に到達するタイミングで次のステップS18に進み、第二の排出記録媒体収容部76を下げる動作制御を実施する。これにより第二の排出記録媒体収容部76が第二の位置に移動する(図6、図9(c)参照)。また、次のステップS20においては、押圧部材94の退避(上げ動作)制御を行う(図7、図9(d)参照)。ステップS18の第二の排出記録媒体収容部76の第二の位置への移動と、ステップS20の押圧部材94の退避とは、第二の排出記録媒体収容部76へ記録媒体の後端が排出される前までに完了するように制御する。そして、次のステップS22においては、第二の排出記録媒体収容部76に記録媒体が排出された後のタイミングで押圧部材94を突き出し(下げ動作)制御を行う(図8参照)。
次のステップS24においては、例えば5枚以下のコーナーステープル(図2参照)のセット部数がN以上であるか否かを判定する。Nは例えば150であり、実際の後処理装置の記録媒体排出状態により調整する。ステープルする記録媒体の枚数が少なく、コーナーステープルであると、押圧部材94により押圧する記録媒体の束よりも記録媒体の端部が針により盛り上がり、排出口78を塞ぐおそれがある。そのため、ステップS24において、5枚以下のコーナーステープルのセット部数がN以上であると判定されると、ステップS12へは戻らず、ステップS26へ進み、待機位置に移動して初期化し、ステップS14に戻る。ステップS12の処理を実施せずに、記録媒体の排出は待機位置で行い、針の重なりによって排出口78が塞がるのを防止する。この場合、記録媒体の束は5枚以下であるから、丸まり収納される可能性は少ない。
なお、記録媒体の束が5枚を超える場合やコーナーステープルではない場合は、ステップS12の処理を実施する。
以上の制御は、後処理すべき記録媒体が無くなるまで繰り返し行う。第二の排出記録媒体収容部76の記録媒体が満杯になった場合は、記録媒体が取り出されたか否かを検知し、取り出されない場合はそのまま待機し、取り出された場合はSTARTに戻る。
なお、上記実施形態においては、記録媒体を第二の排出記録媒体収容部へ排出する直前に第二の排出記録媒体収容部を第一の位置へ上昇させるようにしたが、第二の排出記録媒体収容部は、記録媒体の先端が当たる前までに第一の位置にあればよく、例えば記録媒体が積層収容部60に積層された段階で待機位置から第一の位置へ上昇させるようにしてもよい。
10 画像形成装置
12 画像形成部
16 後処理装置
64 排出制御部材
66 後処理装置ユニット
68 後処理装置本体
76 第二の排出記録媒体収容部
78 排出口
94 押圧部材
98 緩衝部材
124 CPU

Claims (7)

  1. 記録媒体に後処理を施す後処理装置本体と、
    前記後処理装置本体により後処理されて排出口から排出された記録媒体を収容する排出記録媒体収容部と、
    前記排出記録媒体収容部を上下方向に駆動する駆動手段と、
    前記排出記録媒体収容部に収容された記録媒体の一部分を押圧する押圧部材と、
    前記駆動手段及び前記押圧部材を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させて記録媒体を前記排出記録媒体収容部に排出し、前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に前記押圧部材を退避させ、前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するように制御する、
    後処理装置。
  2. 前記後処理装置本体は、複数の記録媒体を反排出側で針綴じする針綴装置である請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記押圧部材は、前記針綴装置により針綴じされた側を押圧する請求項2記載の後処理装置。
  4. 前記押圧部材は、記録媒体を押圧する側に緩衝部材が設けられ、該緩衝部材は、待機位置においては、記録媒体に該緩衝部材の当接面で当たり、第一の位置においては、該緩衝部材の角で当たる請求項1又は2記載の後処理装置。
  5. 前記制御手段は、記録媒体の束の前記排出記録媒体収容部での積層状態により、前記排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させることなく、前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に前記押圧部材を退避させ、前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するように制御することがある請求項1乃至4いずれか記載の後処理装置。
  6. 記録媒体に画像を形成するが画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された記録媒体に対し後処理を施す後処理装置とを有し、
    前記後処理装置は、
    記録媒体に後処理を施す後処理装置本体と、
    前記後処理装置本体により後処理されて排出口から排出された記録媒体を収容する排出記録媒体収容部と、
    前記排出記録媒体収容部を上下方向に駆動する駆動手段と、
    前記排出記録媒体収容部に収容された記録媒体の一部分を押圧する押圧部材と、
    前記駆動手段及び前記押圧部材を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させて記録媒体を前記排出記録媒体収容部に排出し、前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に前記押圧部材を退避させ、前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するように制御する、
    画像形成装置。
  7. 排出記録媒体収容部を待機位置より上方の第一の位置に移動させて記録媒体を前記排出記録媒体収容部に排出するステップと、
    前記排出記録媒体収容部に収容される前に前記排出記録媒体収容部を待機位置よりも低い第二の位置へ移動させると共に押圧部材を退避させるステップと、
    前記排出記録媒体収容部に記録媒体が収容された後に前記押圧部材により記録媒体を押圧するステップとを、コンピュータに実行させるプログラム。


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