JP3872827B2 - 高耐圧半導体素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、高耐圧半導体素子に関わり、特にプレーナ型の高耐圧半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々の高耐圧半導体素子が使用されている。図8に従来の高耐圧半導体素子の一例としてプレーナ型の高耐圧ダイオードの断面図を示す。
図中、71は高抵抗のn型カソード層を示しており、このn型カソード層71の表面にはp型アノード層77が選択的に拡散形成されている。一方、n型カソード層71の裏面には高濃度のn型カソード層75が拡散形成されている。
【0003】
p型アノード層77の表面には高濃度のp型コンタクト層76が拡散形成されており、p型アノード層77はこのp型コンタクト層76を介してアノード電極80に低抵抗接触している。一方、n型カソード層75にはカソード電極82が低抵抗接触している。
【0004】
n型カソード層71の表面での空乏層の広がりを防止するために、n型カソード層71の表面には高濃度のn型ストッパ層74が拡散形成されている。また、n型ストッパ層74には電極81が設けられている。
【0005】
さらに、逆電圧印加時にp型アノード層77の端部に形成される高電界を緩和するために、アノード電極80によりフィールドプレートが形成されている。すなわち、アノード電極80は絶縁膜79を介してp型アノード層77の端部を越えてn型ベース層71上にまで延在している。
【0006】
しかしながら、この種の高耐圧ダイオードにあっては以下のような問題があった。すなわち、逆電圧印加時にアノード電極80の端部下の絶縁膜79には高電界が発生し、n型カソード層71から絶縁膜79にホットキャリアが飛び込み、これにより絶縁膜79とn型カソード層71との界面の界面準位密度が変動し、経時的に耐圧が低下するという問題があった。
【0007】
図35、図36に従来の高耐圧ダイオードの接合終端領域を示す。これらは基本的には同じであるが、図36の高耐圧ダイオードには低濃度のp型リサーフ層99が形成されている点が異なる。
【0008】
図35、図36において、91は高抵抗のn型カソード層を示しており、このn型カソード層91の表面にはp型アノード層92が選択的に拡散形成されている。
【0009】
p型アノード層92の表面には高濃度のp型コンタクト層94が拡散形成されており、p型アノード層92はこのp型コンタクト層94を介してアノード電極97に低抵抗接触している。
【0010】
また、耐圧を確保するために以下のような接合終端構造が形成されている。
まず、n型カソード層91の表面には高濃度のn型ストッパ層93が拡散形成されている。このn型ストッパ層93は空乏層の広がりを防止するためのものである。また、n型ストッパ層93には電極96が設けられている。
【0011】
さらに、p型アノード層92の端部の高電界を緩和するために、アノード電極97によりフィールドプレートが形成されている。すなわち、アノード電極97は絶縁膜95を介してp型アノード層92の端部を越えてn型ベース層91上にまで延在している。
【0012】
n型カソード層91、n型リサーフ層99、n型ストッパ層93の表面形状はほぼ矩形状である。
これら従来の接合終端領域においては、p型アノード層92の表面形状の四辺とn型ストッパー層93の表面形状の四辺との間の距離L1は、p型アノード層92の表面形状の四隅とn型ストッパー層93の表面形状の四隅との距離L2と同じであった。
【0013】
同様に、p型アノード層92の表面形状の四辺とp型リサーフ層99の表面形状の四辺との間の距離は、p型アノード層92の表面形状の四隅とp型リサーフ層99の表面形状の四隅との間の距離は同じであった。
【0014】
このため、図35の場合、p型アノード層92の表面形状の四隅の曲率半径R1は、ストッパー層93の表面形状の内側の四隅の曲率半径R3よりも小さく、逆電圧印加時に、p型アノード層92の四隅で電界集中が起こり、耐圧が低下するという問題があった。
【0015】
さらに、図36の場合には、p型リサーフ層99の表面形状の四隅の曲率半径R2が曲率半径R3よりも小さく、逆電圧印加時に、p型アノード層92の四隅の他に、ストッパー層93の四隅でも電界集中が起こり、耐圧が低下するという問題があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来の高耐圧ダイオードにあっては、アノード電極の端部下の絶縁膜に高電界が発生し、n型カソード層から絶縁膜にホットキャリアが飛び込んで、耐圧が経時的に低下するという問題があった。
【0017】
また、従来の高耐圧ダイオードの接合終端構造にあっては、逆電圧印加時に、接合終端領域の特定の層の四隅で電界集中が起こり、耐圧が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、従来よりも耐圧特性が優れた高耐圧半導体素子を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る高耐圧半導体素子(請求項1)は、高抵抗の第1導電型半導体層と、この第1導電型半導体層の表面に選択的に形成された第2導電型半導体層と、この第2導電型半導体層の表面に接触するとともに、その端部が前記第2導電型半導体層の端部を越えて前記第1導電型半導体層上にまで延在し、絶縁膜により前記第1導電型半導体層と絶縁された第1の主電極と、前記第1の主電極の端部下の前記第1導電型半導体層の表面に接触するとともに、前記絶縁膜により前記第1の主電極と絶縁された高抵抗半導体膜と、前記第1導電型半導体層に設けられた第2の主電極とを備えていることを特徴とする。
【0019】
ここで、高抵抗半導体膜としては、例えば、SIPOS等の半絶縁性半導体膜があげられる。
本発明に係る他の高耐圧半導体素子(請求項2)は、高抵抗の第1導電型半導体層と、この第1導電型半導体層の表面に選択的に形成された第1の第2導電型半導体層と、前記第1導電型半導体層の表面に前記第1の第2導電型半導体層に接して形成され、前記第1の第2導電型半導体層よりも低濃度の第2の第2導電型半導体層と、前記第1の第2導電型半導体層の表面に接触するとともに、その端部が前記第1の第2導電型半導体層の端部を越えて前記第2の第2導電型半導体層上にまで延在し、絶縁膜により前記第2の第2導電型半導体層と絶縁された第1の主電極と、前記第1の主電極の端部下の前記第2の第2導電型半導体層の表面に接触するとともに、前記絶縁膜により前記第1の主電極と絶縁された高抵抗半導体膜と、前記第1導電型半導体層に設けられた第2の主電極とを備えていることを特徴とする。
【0021】
【作用】
本発明に係る高耐圧半導体素子(請求項1、請求項2)によれば、第1の主電極の端部下の絶縁膜に高電界が発生したときには高抵抗半導体膜にホットキャリアが飛び込み、高電界が消滅したときには高抵抗半導体膜中のホットキャリが第1導電型半導体層に放出される。したがって、絶縁膜にはホットキャリアは飛び込まないので、界面準位密度は変動せず、耐圧の経時劣化は改善される。
【0023】
【実施例】
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。なお、以下の実施例では第1導電型をn型、第2導電型をp型としている。
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図である。図中、1は高抵抗のn型カソード層を示しており、このn型カソード層1の表面にはp型アノード層7が選択的に拡散形成されている。一方、n型カソード層1の裏面には高濃度のn型カソード層5が拡散形成されている。
【0024】
p型アノード層7の表面には高濃度のp型コンタクト層6が拡散形成されており、p型アノード層7はこのp型コンタクト層6を介してアノード電極10に低抵抗接触している。一方、n型カソード層5にはカソード電極2が低抵抗接触している。
【0025】
n型カソード層1の表面での空乏層の広がりを防止するために、n型カソード層1の表面には高濃度のn型ストッパ層4が拡散形成されている。また、n型ストッパ層4にはストッパ電極11が設けられている。このストッパ電極11はn型ストッパ層4の端部におけるリーク電流の発生を防止するためのものである。
【0026】
また、p型アノード層7の端部の高電界を緩和するために、アノード電極10によりフィールドプレートが形成されている。すなわち、アノード電極10は熱酸化膜9およびCVD酸化膜12を介してp型アノード層7の端部を越えてn型カソード層1上にまで延在している。
【0027】
さらに、アノード電極10の端部下には、熱酸化膜9およびCVD酸化膜12によりアノード電極10と絶縁され、かつn型カソード層1の表面と接触した高抵抗半導体膜8が設けられている。
【0028】
本実施例によれば、逆電圧電荷時にアノード電極10の端部下の熱酸化膜9およびCVD酸化膜12に高電界が発生したときに、高抵抗半導体膜8にホットキャリアが飛び込み、その後、高電界が消滅したときに高抵抗半導体膜8中のホットキャリがn型アノード層1に放出される。このように本実施例では酸化膜9,12にホットキャリアは飛び込まないので、界面準位密度は変動せず、耐圧の経時劣化は防止される。
(第2の実施例)
図2は、本発明の第2の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図である。なお、以下の図において、前出した図と対応する部分には前出した図と同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0029】
本実施例の高耐圧ダイオードが第1の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層7の外周部に低濃度のp型リサーフ層3が設けられていることにある。p型リサーフ層3はp型アノード層7に接して形成されている。
【0030】
本実施例でも、第1の実施例と同様に、高抵抗半導体膜8により耐圧の経時劣化を防止でき、また、p型リサーフ層3により耐圧がさらに高くなる。
(第3の実施例)
図3は、本発明の第3の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図である。
【0031】
本実施例の高耐圧ダイオードが第1の実施例のそれと異なる点は、CVD酸化膜12上に高抵抗半導体膜13が設けられていることにある。すなわち、本実施例によれば、高抵抗半導体膜13により抵抗性フィールドプレートが形成されている。
【0032】
本実施例でも、第1の実施例と同様に、高抵抗半導体膜8により耐圧の経時劣化を防止でき、また、高抵抗半導体膜13(抵抗性フィールドプレート)により耐圧がさらに高くなる。
(第4の実施例)
図4は、本発明の第4の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図である。
【0033】
本実施例の高耐圧ダイオードが第3の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層7の外周部に低濃度のp型リサーフ層3が設けられていることにある。p型リサーフ層3はp型アノード層7に接して形成されている。
【0034】
本実施例でも、第3の実施例と同様に、高抵抗半導体膜8により耐圧の経時劣化を防止でき、また、p型リサーフ層3により耐圧がさらに高くなる。
(第5の実施例)
図5は、本発明の第5の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図である。
【0035】
本実施例の高耐圧ダイオードが第2の実施例のそれと異なる点は、複数の高抵抗半導体膜8a,8b,8cが設けられていることにある。
すなわち、本実施例では、第2実施例の高抵抗半導体膜8に相当する高抵抗半導体膜8bの他に、電界が高くホットキャリアの飛び込みが起こり易い他の領域にも高抵抗半導体膜8a,8cが設けられている。
【0036】
具体的には、高抵抗半導体膜8aはp型カソード層7の端部に設けられ、高抵抗半導体膜8cはp型リサーフ層7の端部に設けられている。
本実施例によれば、付加された高抵抗半導体膜8a,8cによりホットキャリアの飛び込みによる界面準位密度の変動がより起こり難くなるので、耐圧の経時劣化をより効果的に抑制できるようになる。
(第6の実施例)
図6は、本発明の第6の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図である。
【0037】
本実施例の高耐圧ダイオードが第5の実施例のそれと異なる点は、高抵抗半導体膜8aおよび高抵抗半導体膜8bの代わりに、p型アノード層7の端部からアノード電極10の端部下まで連続的に一体的に形成された高抵抗半導体膜8abを用いたことにある。言い換えれば、本実施例では、高抵抗半導体膜8aと高抵抗半導体膜8bとを一体的に形成した高抵抗半導体膜8abを用いている。このような高抵抗半導体膜8abを用いても第5の実施例と同様な効果が得られる。
【0038】
一般に、p型アノード層7の端部とアノード電極10の端部との間の距離は、30〜40μm程度しか離れていないのに対し、p型アノード層7の端部とp型リサーフ層3の端部との間の距離は数100μm離れている。したがって、高抵抗半導体膜8abと高抵抗半導体膜8cとの間の距離は大きいものとなり、露光工程における合せ余裕等のプロセスマージンが広くなるので、高抵抗半導体膜8abおよび高抵抗半導体膜8cの形成は容易なものとなる。
【0039】
なお、高抵抗半導体膜8abと高抵抗半導体膜8cとまでを一体的に形成することは好ましくない。これは以下の理由になる。高抵抗半導体膜としては、例えば、SIPOS(酸素ドープポリシリコン)膜が有効である。
【0040】
しかし、SIPOS膜を接合終端領域の広い面積にわたって形成した場合において、素子に高い上昇率でもって逆方向電圧を印加すると、大きなリーク電流が流れる。
【0041】
図37はそのことを示す図であり、図1の高耐圧ダイオードにおいて、高抵抗半導体膜8をp型アノード層7からn型ストッパ層4までの領域にわたって形成し、高い上昇率でもって逆方向電圧Vを印加した場合の電流の時間変化を示している。図37に示すように、高い上昇率でもって逆方向電圧Vを印加すると、大きな漏れ電流Ibが流れる。なお、変位電流Iaは素子構造に関係なく流れる小さな電流である。
【0042】
このため、複数の素子が直列接続されてなる電力用半導体装置において上記現象が発生すると、素子間の電圧分担のバランスが崩れ、特定の素子に過電圧が印加され、素子破壊という問題が生じる。
【0043】
したがって、本実施例の高耐圧ダイオードを複数個直列接続するとともに、高抵抗半導体膜8abと高抵抗半導体膜8cとを一体的に形成すると、特定の高耐圧ダイオードに過電圧が印加され、素子破壊が生じる。よって、高抵抗半導体膜8abと高抵抗半導体膜8cとを一体的に形成することは好ましくない。
(第7の実施例)
図7は、本発明の第7の実施例に係るIGBTの素子構造を示す断面図である。
【0044】
高抵抗のn型ベース層14の表面にはp型ベース層15が選択的に拡散形成されている。このp型ベース層15の表面には高濃度のn型ソース層16が選択的に拡散形成されている。また、p型ベース層15とn型ソース層16との間には高濃度のp型コンタクト層6が形成されている。このp型コンタクト層6はIGBTがラッチアップするのを防止するための高濃度拡散層である。
【0045】
n型ソース層16とn型ベース層14との間のp型ベース層15上には絶縁膜9(ゲート絶縁膜)を介してゲート電極19が配設されている。また、n型ソース層16、p型ベース層15およびp型コンタクト層6にコンタクトするようにソース電極10S が配設されている。
【0046】
また、n型ベース層14の表面には接合終端構造としてp型リング層20が形成され、このp型リング層20の外側にはp型リサーフ層3がp型リング層20に接して形成され、さらにその外側にはn型ストッパ層4が形成されている。そして、ソース電極10S の端部下には、CVD酸化膜12によりソース電極10S と絶縁され、かつp型リサーフ層3の表面に接触した高抵抗半導体膜8が設けられている。
【0047】
一方、n型ベース層14の裏面には高濃度のn型バッファ層17、高濃度のp型ドレイン層18が順次拡散形成され、このp型ドレイン層18にはドレイン電極2D が設けられている。
【0048】
本実施例によれば、ソース電極10S の端部下には、熱酸化膜9およびCVD酸化膜12によりソース電極10S と絶縁され、かつp型リサーフ層3の表面に接触した高抵抗半導体膜8が設けられている。したがって、これまで述べてきた実施例と同様の効果が得られる。
(第8の実施例)
図9は、本発明の第8の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図である。
【0049】
図中、21は高抵抗のn型カソード層を示しており、このn型カソード層21の表面にはp型アノード層22が選択的に拡散形成されている。p型アノード層22の表面形状はほぼ矩形状で、その四隅は円弧状に形成されている。
【0050】
p型アノード層22の表面には高濃度のp型コンタクト層24が拡散形成されており、p型アノード層22はこのp型コンタクト層24を介してアノード電極27に低抵抗接触している。
【0051】
また、耐圧を得るために以下のような接合終端構造が形成されている。
まず、n型カソード層21の表面には空乏層の広がりを防止するための高濃度のn型ストッパ層23が拡散形成されている。このn型ストッパ層23の表面形状の内側の輪郭はほぼ矩形状である。また、n型ストッパ層23にはストッパ電極26が設けられている。このストッパ電極26はn型ストッパ層23の端部におけるリーク電流の発生を防止する機能を有する。
【0052】
さらに、p型アノード層22の端部の高電界を緩和するために、アノード電極27によりフィールドプレートが形成されている。すなわち、アノード電極27は絶縁膜25を介してp型アノード層22の端部を越えてn型カソード層21上にまで延在している。
【0053】
本実施例の接合終端領域においては、p型アノード層22の表面形状の四辺とn型ストッパ層23の表面形状の内側の四辺との間の距離L1よりも、p型アノード層22の表面形状の四隅とn型ストッパ層23の表面形状の内側の四隅との間の距離L2のほうが長くなっている。
【0054】
図38は、p型アノード層22の表面形状の外側とn型ストッパ層23の内側との距離(アノード・ストッパ間距離(距離L1または距離L2))と耐圧との関係を示す特性図である。図38からアノード・ストッパ間距離が長くなるほど電界がなだらかに分布して耐圧が向上することが分かる。
【0055】
これにより、例えば、n型ストッパ層23の表面形状の内側の四隅の曲率半径R3を曲率半径R1と同じ大きさにすれば、特定の四隅に電界が集中することがなくなり、従来よりも耐圧が高くなる。
(第9の実施例)
図10は、本発明の第9の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0056】
本実施例の高耐圧ダイオードが第8の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層22の表面形状の四隅およびn型ストッパ層23の表面形状の内側の四隅の部分を直線にすることによりL2>L1として、これら四隅での電界集中を抑制して耐圧を改善していることにある。
(第10の実施例)
図11は、本発明の第10の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0057】
本実施例の高耐圧ダイオードが第8の実施例のそれと異なる点は、四隅の部分を折れ線にすることによりL2>L1として、四隅での電界集中を抑制していることにある。本実施例では、折れ線の数を二つとしたが三つ以上でも良い。
(第11の実施例)
図12は、本発明の第11の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0058】
本実施例の高耐圧ダイオードが第8の実施例のそれと異なる点は、n型ストッパ層23の表面形状の内側の辺の部分を隅に行くほど外側に広げ、隅に近づくほどL1を大きくすることにより、辺の部分でも電界集中を緩和して耐圧を改善していることにある。
(第12の実施例)
図13は、本発明の第12の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。図13(a)、図13(b)は、それぞれ、図9(c),図9(d)の断面図に相当する。
【0059】
本実施例の高耐圧ダイオードが第8〜第11の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層22、n型カソード層21、n型ストッパー層23にわたる領域上に絶縁膜25を介して抵抗性フィールドプレートとしての高抵抗半導体膜28を設けることにより、さらに電界の集中を緩和したことにある。高抵抗半導体膜28の両端部はそれぞれアノード電極27、ストッパ電極26に接続している。なお、高抵抗半導体膜28、絶縁膜25以外の素子構造は第8〜第11の実施例のいずれでも良い。
(第13の実施例)
図14は、本発明の第13の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。
【0060】
本実施例の高耐圧ダイオードが第12の実施例のそれと異なる点は、高抵抗半導体膜25、絶縁膜28の位置関係が反対になっていることにある。すなわち、本実施例では、p型アノード層22、n型カソード層21、n型ストッパー層23の表面に直接接触するように高抵抗半導体膜28を設けている。
(第14の実施例)
図15は、本発明の第14の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図である。
【0061】
本実施例の高耐圧ダイオードが第8の実施例のそれと異なる点は、n型カソード層21の表面に、p型アノード層22を囲む低濃度のp型リサーフ層29をp型アノード層22に接して形成したことにある。
【0062】
また、このp型リサーフ層29の表面形状はほぼ矩形状の枠状であり、p型アノード層22の表面形状の四辺とp型リサーフ層29の表面形状の四辺との間の距離L3よりも、p型アノード層の表面形状の四隅とp型リサーフ層29の表面形状の四隅との間の距離L4のほうが長くなっている。
【0063】
図39はp型アノード層23の表面形状の四辺とp型リサーフ層29の表面形状の四辺との間の距離(アノード・リサーフ間距離(距離L3または距離L4))と耐圧との関係を示す特性図である。図39からアノード・リサーフ間距離が長くなるほど電界がなだらかに分布して耐圧が向上することが分かる。
【0064】
これにより、例えば、p型リサーフ層29の表面形状の曲率半径R2を曲率半径R1と同じ大きさにできる。また、第8の実施例と同様に曲率半径R3は曲率半径R1と同じ大きさにできる。したがって、特定の四隅に電界が集中することがなくなり、従来よりも耐圧が高くなる。
(第15の実施例)
図16は、本発明の第15の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図である。
【0065】
本実施例の高耐圧ダイオードが第14の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層22の表面形状の四隅、n型ストッパ層23の表面形状の内側の四隅およびp型リサーフ層29の外側の四隅の部分を直線にすることによりL4>L3として、これら四隅での電界集中を抑制して、耐圧を高めていることにある。
(第16の実施例)
図17は、本発明の第16の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図である。
【0066】
本実施例の高耐圧ダイオードが第14の実施例のそれと異なる点は、四隅の部分を折れ線にすることによりL4>L3として、四隅での電界集中を抑制していることにある。本実施例では、折れ線の数を二つとしたが三つ以上でも良い。
(第17の実施例)
図18は、本発明の第17の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図である。
【0067】
本実施例の高耐圧ダイオードが第14の実施例のそれと異なる点は、p型リサーフ層29とn型ストッパ層23の辺の部分を隅に行くほど外側に広げ、隅に近付くほどL1,L2を大きくすることにより、辺の部分での電界集中を緩和して耐圧を改善していることにある。
(第18の実施例)
図19は、本発明の第18の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。図19(a)、図19(b)は、それぞれ、図15(c),図15(d)の断面図に相当する。
【0068】
本実施例の高耐圧ダイオードが第14〜第17の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層22、p型リサーフ層29、n型カソード層21、n型ストッパー層23にわたる領域上に絶縁膜25を介して抵抗性フィールドプレートとしての高抵抗半導体膜28を設けることにより、さらに電界の集中を緩和したことにある。高抵抗半導体膜28の両端部はそれぞれアノード電極27、ストッパ電極26に接続している。なお、高抵抗半導体膜28、絶縁膜25以外の素子構造は第14〜第17の実施例のいずれでも良い。
(第19の実施例)
図20は、本発明の第19の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。
【0069】
本実施例の高耐圧ダイオードが第18の実施例のそれと異なる点は、高抵抗半導体膜28、絶縁膜25の位置関係が反対になっていることにある。すなわち、本実施例では、p型アノード層22、p型リサーフ層29、n型カソード層21、n型ストッパー層23の表面に直接接触するように高抵抗半導体膜28を設けている。
(第20の実施例)
図21は、本発明の第20の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図である。
【0070】
本実施例の高耐圧ダイオードが第8の実施例のそれと異なる点は、n型カソード層21の表面にp型アノード層22を囲むp型リング層30を形成したとにある。
【0071】
p型リング層30はp型アノード層22には接していない。また、p型リング層30の表面にはp型コンタクト層24が選択的に形成され、p型リング層30はこのp型コンタクト層24を介してアノード電極27に低抵抗接触している。
【0072】
p型リング層30の表面形状はほぼ矩形状の枠状であり、p型リング層30の表面形状の外側の四辺とn型ストッパ層23の表面形状の内側の四辺との間の距離L5よりも、p型リング層30の表面形状の外側の四隅とn型ストッパ層23の表面形状の内側の四隅との間の距離L6のほうが長くなっている。
【0073】
これにより、p型リング層30の表面形状の外側の四隅の曲率半径R4を曲率半径R3と同じ大きさにできる。また、第14の実施例と同様に、曲率半径R3と曲率半径R2と曲率半径R1とは同じ大きさである。したがって、特定の四隅に電界が集中することがなくなり、従来よりも耐圧が高くなる。
(第21の実施例)
図22は、本発明の第21の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0074】
本実施例の高耐圧ダイオードが第20の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層22の表面形状の四隅、p型リング層30の表面形状の四隅、n型ストッパ層23の表面形状の内側の四隅の部分を直線にすることによりL6>L5として、これら四隅での電界集中を抑制して耐圧を改善していることにある。
(第22の実施例)
図23は、本発明の第22の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0075】
本実施例の高耐圧ダイオードが第20の実施例のそれと異なる点は、四隅の部分を折れ線にすることによりL6>L5として、四隅での電界集中を抑制していることにある。本実施例では、折れ線の数を二つとしたが三つ以上でも良い。
(第23の実施例)
図24は、本発明の第23の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0076】
本実施例の高耐圧ダイオードが第20の実施例のそれと異なる点は、p型リング層30、n型ストッパ層23の辺の部分を隅に行くほど外側に広げ、隅に近づくほどL5を大きくすることにより、辺の部分でも電界集中を緩和して耐圧を改善していることにある。
(第24の実施例)
図25は、本発明の第24の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。図25(a)、図25(b)は、それぞれ、図21(c),図21(d)の断面図に相当する。
【0077】
本実施例の高耐圧ダイオードが第20〜第23の実施例のそれと異なる点は、p型リング層30、n型カソード層21、n型ストッパー層23にわたる領域上に絶縁膜25を介して抵抗性フィールドプレートとしての高抵抗半導体膜28を設けることにより、さらに電界の集中を緩和したことにある。高抵抗半導体膜28の両端部はそれぞれアノード電極27、ストッパ電極26に接続している。なお、高抵抗半導体膜28、絶縁膜25以外の素子構造は第20〜第23の実施例のいずれでも良い。
(第25の実施例)
図26は、本発明の第25の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。
【0078】
本実施例の高耐圧ダイオードが第24の実施例のそれと異なる点は、高抵抗半導体膜28、絶縁膜25の位置関係が反対になっていることにある。すなわち、本実施例では、p型リング層30、n型カソード層21、n型ストッパー層23の表面に直接接触するように高抵抗半導体膜28を設けている。
(第26の実施例)
図27は、本発明の第26の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図である。
【0079】
本実施例の高耐圧ダイオードが第20の実施例のそれと異なる点は、n型カソード層21の表面に、p型リング層30を囲む低濃度のp型リサーフ層29をp型リング層30に接して形成したとにある。
【0080】
また、このp型リサーフ層29の表面形状はほぼ矩形状の枠状であり、p型リング層30の表面形状の外側の四辺とp型リサーフ層29の表面形状の外側の四辺との間の距離L7よりも、p型リング層30の表面形状の外側の四隅とp型リサーフ層29の表面形状の外側の隅との間の距離L8のほうが長くなっている。
【0081】
これにより、p型リサーフ層29の表面形状の四隅の曲率半径R5を曲率半径R4と同じ大きさにできる。また、第20の実施例と同様に、曲率半径R4と曲率半径R3と曲率半径R2と曲率半径R1とは同じ大きさである。したがって、特定の四隅に電界が集中することがなくなり、従来よりも耐圧が高くなる。
(第27の実施例)
図28は、本発明の第27の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0082】
本実施例の高耐圧ダイオードが第26の実施例のそれと異なる点は、p型アノード層22の表面形状の四隅、p型リング層30の表面形状の四隅、p型リサーフ層29の表面形状の外側の四隅およびn型ストッパ層23の表面形状の内側の四隅の部分を直線にすることによりL8>L7として、これら四隅での電界集中を抑制して耐圧を改善していることにある。
(第28の実施例)
図29は、本発明の第28の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0083】
本実施例の高耐圧ダイオードが第26の実施例のそれと異なる点は、四隅の部分を折れ線にすることによりL8>L7として、四隅での電界集中を抑制していることにある。本実施例では、折れ線の数を二つとしたが三つ以上でも良い。
(第29の実施例)
図30は、本発明の第29の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図である。
【0084】
本実施例の高耐圧ダイオードが第26の実施例のそれと異なる点は、p型リング層30、p型リサーフ層29、n型ストッパ層23の辺の部分を隅に行くほど外側に広げることにより、隅に近づくほどL7を大きくすることにより、辺の部分でも電界集中を緩和して耐圧を改善していることにある。
(第30の実施例)
図31は、本発明の第30の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。図31(a)、図31(b)は、それぞれ、図27(c),図27(d)の断面図に相当する。
【0085】
本実施例の高耐圧ダイオードが第26〜第29の実施例のそれと異なる点は、p型リング層30、p型リサーフ層29、n型カソード層21、n型ストッパー層23にわたる領域上に絶縁膜25を介して抵抗性フィールドプレートとしての高抵抗半導体膜28を設けることにより、さらに電界の集中を緩和したことにある。高抵抗半導体膜28の両端部はそれぞれアノード電極27、ストッパ電極26に接続している。なお、高抵抗半導体膜28、絶縁膜25以外の素子構造は第26〜第29の実施例のいずれでも良い。
(第31の実施例)
図32は、本発明の第31の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図である。
【0086】
本実施例の高耐圧ダイオードが第30の実施例のそれと異なる点は、高抵抗半導体膜28、絶縁膜25の位置関係が反対になっていることにある。すなわち、本実施例では、p型リング層30、p型リサーフ層29、n型カソード層21、n型ストッパー層23に直接接触するように高抵抗半導体膜28を設けている。
(第32の実施例)
図33は、本発明の第32の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図である。
【0087】
本実施例の高耐圧ダイオードが図15に示した第14の実施例のそれと異なる点は、曲率半径R2,R3の円弧の中心が内側にずれていることにある。曲率半径R1,R2,R3は同じである。本実施例でも、第14の実施例と同様に、四隅の電界集中が緩和され、耐圧が高くなる。
(第33の実施例)
図34は、本発明の第33の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図である。
【0088】
本実施例の高耐圧ダイオードが図15に示した第14の実施例のそれと異なる点は、n型ストッパ層23の表面形状の内側の輪郭が矩形状になっていることにある。
【0089】
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば、上記実施例では、全ての曲率半径を等しくする場合について説明したが、従来の場合には全ての曲率半径が異なっていたので、少なくとも二つの曲率半径を等しくするだけでも、従来よりも高い耐圧が得られる。
【0090】
また、上記実施例を種々組み合わせても良い。さらに、上記実施例では主として高耐圧ダイオードの場合について説明したが、本発明の他の高耐圧半導体素子にも適用できる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
【0091】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明(請求項1、請求項2)によれば、絶縁膜中にホットキャリが飛び込まなくなるので、耐圧の経時劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図
【図4】本発明の第4の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図
【図5】本発明の第5の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図
【図6】本発明の第6の実施例に係る高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図
【図7】本発明の第7の実施例に係るIGBTの素子構造を示す断面図
【図8】従来の高耐圧ダイオードの素子構造を示す断面図
【図9】本発明の第8の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図
【図10】本発明の第9の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図11】本発明の第10の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図12】本発明の第11の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図13】本発明の第12の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図14】本発明の第13の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図15】本発明の第14の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図
【図16】本発明の第15の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図
【図17】本発明の第16の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図
【図18】本発明の第17の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図
【図19】本発明の第18の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図20】本発明の第19の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図21】本発明の第20の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図
【図22】本発明の第21の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図23】本発明の第22の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図24】本発明の第23の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図25】本発明の第24の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図26】本発明の第25の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図27】本発明の第26の実施例に係る高耐圧ダイオードを示す図
【図28】本発明の第27の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図29】本発明の第28の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図30】本発明の第29の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の平面図
【図31】本発明の第30の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図32】本発明の第31の実施例に係る高耐圧ダイオードの接合終端領域の断面図
【図33】本発明の第32の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図
【図34】本発明の第33の実施例に係る高耐圧ダイオードの平面図
【図35】従来の高耐圧ダイオードの接合終端領域を示す図
【図36】従来の他の高耐圧ダイオードの接合終端領域を示す図
【図37】高い上昇率でもって逆方向電圧を印加した場合の電流の時間変化を示す図
【図38】アノード・ストッパ間距離と耐圧との関係を示す特性図
【図39】アノード・リサーフ間距離と耐圧との関係を示す特性図
【符号の説明】
1…高抵抗のn型カソード層(高抵抗の第1導電型半導体層)
2…カソード電極(第2の主電極)
3…p型リサーフ層(第2の第2導電型半導体層)
4…n型ストッパ層
5…高濃度のn型カソード層
6…p型コンタクト層
7…p型アノード層(第2導電型半導体層、第1の第2導電型半導体層)
8…高抵抗半導体膜
9…熱酸化膜
10…アノード電極(第1の主電極)
11…ストッパ電極
12…CVD酸化膜
13…高抵抗半導体膜
14…n型ベース層
15…p型ベース層
16…n型ソース層
17…n型バッファ層
18…p型ドレイン層
19…ゲート電極
20…p型リング層
21…n型カソード層(第1の第1導電型半導体層)
22…p型アノード層(第2導電型半導体層)
23…n型ストッパ層(第2の第1導電型半導体層)
24…p型コンタクト層
25…絶縁膜
26…ストッパ電極
27…アノード電極
28…高抵抗半導体膜
29…p型リサーフ層
30…p型ガードリング層

Claims (3)

  1. 高抵抗の第1導電型半導体層と、
    この第1導電型半導体層の表面に選択的に形成された第2導電型半導体層と、
    この第2導電型半導体層の表面に接触するとともに、その端部が前記第2導電型半導体層の端部を越えて前記第1導電型半導体層上にまで延在し、絶縁膜により前記第1導電型半導体層と絶縁された第1の主電極と、
    前記第1の主電極の端部下の前記第1導電型半導体層の表面に接触するとともに、前記絶縁膜により前記第1の主電極と絶縁された高抵抗半導体膜と、
    前記第1導電型半導体層に設けられた第2の主電極と
    を具備してなることを特徴とする高耐圧半導体素子。
  2. 高抵抗の第1導電型半導体層と、
    この第1導電型半導体層の表面に選択的に形成された第1の第2導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層の表面に前記第1の第2導電型半導体層に接して形成され、前記第1の第2導電型半導体層よりも低濃度の第2の第2導電型半導体層と、
    前記第1の第2導電型半導体層の表面に接触するとともに、その端部が前記第1の第2導電型半導体層の端部を越えて前記第2の第2導電型半導体層上にまで延在し、絶縁膜により前記第2の第2導電型半導体層と絶縁された第1の主電極と、
    前記第1の主電極の端部下の前記第2の第2導電型半導体層の表面に接触するとともに、前記絶縁膜により前記第1の主電極と絶縁された高抵抗半導体膜と、
    前記第1導電型半導体層に設けられた第2の主電極と
    を具備してなることを特徴とする高耐圧半導体素子。
  3. 前記第2の第2導電型半導体層の端部表面に接触するとともに、前記第1の主電極と絶縁された第2の高抵抗半導体層をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の高耐圧半導体素子。
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