JP3871655B2 - 高張力鋼用の両面一層サブマージアーク溶接用ワイヤ - Google Patents
高張力鋼用の両面一層サブマージアーク溶接用ワイヤ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高張力鋼用のサブマージアーク溶接用ワイヤに関し、特に、780N/mm2以上の張力を有する高張力鋼の溶接に適した高張力鋼用のサブマージアーク溶接用ワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
高張力鋼は、圧力容器及び水圧鉄管等に広く使用されているが、近時これらの溶接構造物の大型化に伴って、板厚を薄くすることによる使用鋼材量の低減を可能にするため、更に一層の高強度化が進められている。更に、天然ガス又は石油を輸送するパイプラインに使用される鋼管は操業圧力を増加させ、輸送効率の向上を図るために高強度化が進められている。このような母材の改良に伴い、溶接金属の高強度化も必要である。
【0003】
従来の高張力鋼用サブマージアーク溶接用ワイヤについては、例えば、特開平9−308987号公報及び特開平10−113791号公報に、低温靭性に優れた溶接用ワイヤが提案されている。しかし、この公知の溶接ワイヤは、溶接金属部の高強度化を図ったものではない。
【0004】
また、特開昭61−147990号公報には、ワイヤの構成元素及び含有率を厳密に規定することによって、強度、低温靭性及び耐割れ性が優れた溶接金属部を得ることができると記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−308987号公報
【特許文献2】
特開平10−113791号公報
【特許文献3】
特開昭61−147990号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来の溶接ワイヤを使用して鋼管のシーム溶接のような両面一層高速溶接をしようとすると、ワイヤ組成により意図された溶接金属部の組成を母材成分が変えてしまう母材希釈が大きく、強度不足が問題となった。
【0007】
これは、母材成分系の考え方として、従前は高強度化を達成するために、炭素当量の高い成分系が使用されていたが、溶接性及び溶接熱影響部の靭性が劣るという問題点があった。そこで、近時、炭素当量の低減を図り、Mo、Nb及びVの添加による加速冷却法の適用により、良好な溶接性と溶接熱影響部の靭性を確保しつつ、高強度化を図っている。
【0008】
しかしながら、上述のとおり、溶接金属部は母材希釈の影響が大きく、母材の更に一層の高強度化と低炭素当量化に伴い、溶接金属部の組成が母材成分に希釈されてワイヤ組成により決まる所望の組成から外れてしまい、従来の溶接材料では強度と靭性の確保が困難であった。
【0009】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、低炭素当量の高張力鋼又は鋼管のシーム溶接で実施されているような母材希釈が大きい両面一層高速溶接の場合でも、優れた強度及び低温靭性を具備することができ、従来ワイヤでは困難であった780N/mm2以上の引張強さを有する高張力鋼を溶接対象として、優れた強度及び低温靭性を有する溶接金属部を得ることができ、両面一層の高速溶接性が優れた高張力鋼用のサブマージアーク溶接用ワイヤを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る高張力鋼用の両面一層サブマージアーク溶接用ワイヤは、C:0.10乃至0.20質量%、Mn:1.89乃至2.70質量%、Ni:2.00乃至4.00質量%、Cr:0.30乃至1.20質量%、Mo:0.60乃至2.00質量%を含有し、残部はFe及び不可避不純物であり、前記不可避的不純物のうち、P、S、Si、Ti、V、Cu、B及びNを、P:0.015質量%以下、S:0.015質量%以下、Si:0.25質量%以下、Ti:0.20質量%以下、V:0.20質量%以下、Cu:0.70質量%以下、B:0.020質量%以下、N:0.0080質量%以下に規制したことを特徴とする。
【0011】
なお、この溶接用ワイヤの引張強度は、1200N/mm2以下であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。高張力鋼用のサブマージアーク溶接用ワイヤにおいて、強度を確保するためには、C、Mn、Ni、Cr及びMoを添加することが有効である。しかし、両面一層溶接における1st側(最初に溶接を実行する面側)の溶接金属が、2nd側(次に、溶接を実行する面側)の溶接の際に、熱影響を受ける場合でも、優れた靭性を得るためには、C、Mn及びMoの添加量は適度でなければならない。C、Mn及びMoを過度に添加してしまうと、前記熱影響により溶接金属部の靭性を劣化させてしまう。Niも過度に添加すると高温割れが発生しやすくなるため、適量に制限しなければならない。従って、従来の溶接ワイヤでは、強度の確保に限界があった。
【0013】
そこで、本発明者等が種々実験研究を繰り返した結果、Crは、強度を高める効果がある上、1st側(最初に溶接を実行する面側)の溶接金属部が熱影響を受けても、衝撃性能を著しく劣化させない作用があることを見出した。このため、Crを適量添加することにより、両面一層溶接において、優れた強度及び低温靭性を得ることができる。
【0014】
次に、本発明における成分添加理由及び組成限定理由について説明する。
【0015】
C:0.07乃至0.20質量%
Cは要求される強度を得るためには必要な成分であり、その影響度も大きい。ワイヤ中のC量が0.07質量%未満であると強度不足となる。一方、多すぎると強度が高くなり過ぎ、靭性が劣化するため、0.20質量%以下とする。
【0016】
Mn:1.70乃至2.70質量%
Mnは溶融金属中の酸素と結合してこれを除去する作用を有し、優れた靭性を得るため、さらには強度を確保するためにも必要な成分である。ワイヤ中のMn量が1.70質量%未満であると、靭性は劣化する上、強度不足となる。一方、ワイヤ中のMn量が2.70質量%を超えると、過度な焼き入れ組織となり、靭性が劣化する。
【0017】
Ni:2.00乃至4.00質量%
Niは低温靭性の安定化に有効であることは良く知られているが、強度確保にも有効な成分である。ワイヤ中のNi量が2.00質量%未満であると、強度不足となる。一方、NiはNiSという低融点の共晶を作り、高温割れを生じやすい成分でもある。従って、高温割れを防止するため、ワイヤ中のNi量は4.00質量%以下とする。
【0018】
Cr:0.30乃至1.20質量%
Crは強度確保に必要な成分である。また、両面一層溶接のように、2nd側(次に、溶接を実行する面側)の溶接熱により、1st側(最初に溶接を実行する面側)の溶接金属が熱影響を受ける場合、熱影響部は析出硬化し、衝撃性能が劣化する虞がある。本発明者らが種々実験した結果、Crは1st側(最初に溶接を実行する面側)が熱影響を受けても、衝撃性能を著しく劣化させないことを見出した。従って、要求される強度を確保し、かつ衝撃性能の安定化を図るために、Crの添加が有効である。ワイヤ中のCr量が0.30質量%未満であると、上記作用効果が不足して、強度不足となる。一方、Cr量が1.20質量%を超えると、強度が高くなり過ぎ、靭性が劣化する。
【0019】
Mo:0.60乃至2.00%
Moは強度を確保し、さらには焼き入れ性を向上させ、靭性を高める効果がある。ワイヤ中のMo量が0.6質量%未満であると、それらの効果が得られない。一方、ワイヤ中のMo量が2.0質量%を超えると、1st側(最初に溶接を実行する面側)の熱影響部に炭化物が著しく析出し、靭性が劣化する。
【0020】
本発明の溶接用ワイヤにおいて、残部はFe及び不可避的不純物である。この不可避的不純物の中で、P、S、Si、Ti,V、Cu、B及びNは以下の範囲に規制する必要がある。
【0021】
P:0.015質量%以下、S:0.015質量%以下
P及びSは、高温割れ、靭性及び曲げ性能等、溶接金属部の品質に悪影響を及ぼすので、0.015質量%以下に規制する必要がある。
【0022】
Si:0.25質量%以下
Siはワイヤ及び鋼板に含まれるSi量にもよるが、フラックスの主要成分であるSiO2が還元されて溶接金属部に歩留る場合が多い。ワイヤからSiを溶接金属部に添加すると、溶接金属中にSi量が歩留り過ぎ、靭性を劣化させる。従って、ワイヤ中のSi量は0.25質量%以下に抑制する必要がある。
【0023】
Cu:0.70質量%以下
Cuをワイヤに添加すると、溶接金属の強度は増加する。しかし、Cuは高温割れに悪影響を及ぼす成分であり、低く抑えるのが望ましい。ワイヤ中のCu量が0.70質量%を超えると、高温割れが発生しやすくなるため、0.70質量%以下とする。なお、本発明においては、ワイヤ素地に含有されているCu及びワイヤ表面のCuメッキ中のCuの総和で、Cu量を0.70質量%以下に抑える必要がある。
【0024】
Ti:0.20質量%以下
Tiを添加すると強度が増加する上、2nd側(次に、溶接を実行する面側)の熱影響により、1st側(最初に溶接を実行する面側)の熱影響部が硬化し、靭性を著しく劣化させる。従って、ワイヤ中のTi量は0.20質量%以下に規制する必要がある。
【0025】
B:0.020質量%以下
Bは少量の添加で強度を著しく上昇させるが、2nd側(次に、溶接を実行する面側)の熱影響により、1st側(最初に溶接を実行する面側)の熱影響部が硬化し、靭性を著しく劣化させる。従って、ワイヤ中のB量は0.020質量%以下に規制する必要がある。
【0026】
N:0.0080質量%以下
Nは溶接金属の靭性に悪影響を及ぼす成分であり、0.0080質量%以下に規制する必要がある。
【0027】
V:0.20質量%以下
溶接金属部の降伏比を高めることは、構造物の許容応力を高めることができるので、鋼構造物の板厚が薄くなり、重量の軽減を図ることができる。Vの少量添加は降伏比を向上させる効果を持つ。しかし、Tiよりも影響は小さいものの、Vは、2nd側(次に、溶接を実行する面側)の熱影響により1st側(最初に溶接を実行する面側)の熱影響部を硬化させ、靭性を劣化させる傾向がある。従って、高降伏比を望むのであれば、Vの若干の添加は有効であるものの、特に次パスの熱影響を受けるような溶接パスにおける溶接金属中のV量は低く抑えることが望ましい。ワイヤ中のV量が0.20質量%を超えると、靭性は劣化する。このため、Vは0.20質量%以下に規制する。
【0028】
ワイヤの引張強度は、1200N/mm2以下
高速溶接を行う場合、溶接速度が増加すればワイヤの送給速度も速くなる。そして、送給速度の増大に伴って送給性も厳しくなるため、ワイヤの特性としての送給性を確保することは重要である。本発明者等が種々検討した結果、ワイヤの引張強度が1200N/mm2を超えると、ワイヤの送給不良が発生しやすくなることを見出した。このため、ワイヤの引張強度は、1200N/mm2以下に抑えることが望ましい。
【0029】
なお、本発明の溶接ワイヤと組み合わせて使用されるフラックスは、溶融型及び焼成型のいずれでも良いが、溶接金属の低減を可能とし、高靭性を得ることができる高塩基性のフラックスが最適であり、具体的には、塩基度1.0以上のフラックスが最適である。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の特許請求の範囲を満たす実施例の効果について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して、具体的に説明する。
【0031】
供試鋼板の化学成分組成を下記表1に示す。また、下記表2は供試フラックスの化学成分組成を示し、表3は両面一層の溶接条件を示す。更に、下記表4及び表5はワイヤ組成を示し、表6及び表7は試験結果を示す。なお、表2において、塩基度は、塩基度=(CaF2+CaO+MgO+Na2O+K2O+MnO/2+FeO/2)/(SiO2+Al2O3/2+ZrO2/2+TiO2/2)として表される。この表2に示すフラックスは、溶融型フラックスである。
【0032】
下記表2に示すフラックスと表4に示す種々の組成(質量%)のワイヤを使用して、両面一層溶接を行った。図1は開先形状及び電極配置を示す。各電極の電極サイズ(直径mm)、溶接電流(A)及び溶接電圧(V)と、溶接速度(cpm:cm/分)は前述の如く表3に示した。溶接後に、図2に示す位置から試験片を採取し、引張試験及び衝撃試験を実施した。
【0033】
なお、強度レベルの判定基準としては、引張強さが母材と同等レベル以上の780N/mm2以上の場合に合格とした。衝撃値は、−20℃で評価し、3本の試験片の衝撃値の平均値が50J以上を合格とした。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】
表4乃至表7において、実施例1、3乃至6、8乃至23は、本発明の請求項1を満たすので、溶接金属部から採取した試験片の引張強度は780N/mm2以上、衝撃値は50J以上であった。一方、比較例24は、ワイヤ中のC量が0.07質量%未満であるので、引張強度が不足した。比較例25は、ワイヤ中のC量が0.20質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例26は、ワイヤ中のSi量が0.25質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例27は、ワイヤ中のMn量が1.70質量%未満であるので、引張強度が不足する上、靭性が劣化した。比較例28は、ワイヤ中のMn量が2.70質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例29は、ワイヤ中のCu量が0.70質量%を超えているので、高温割れが発生した。比較例30は、ワイヤ中のNi量が2.00質量%未満であるので、引張強度が不足した。比較例31は、ワイヤ中のNi量が4.00質量%を超えているので、高温割れが発生した。比較例32は、ワイヤ中のCr量が0.30質量%未満であるので、引張強度が不足した。比較例33は、ワイヤ中のCr量が1.20質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例34は、ワイヤ中のMo量が0.60質量%未満であるので、引張強度が不足する上、靭性が劣化した。比較例35は、ワイヤ中のMo量が2.00質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例36は、ワイヤ中のTi量が0.20質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例37は、ワイヤ中のV量が0.20質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例38は、ワイヤ中のN量が0.0080質量%を超えているので、靭性が劣化した。比較例39は、ワイヤ中のB量が0.020質量%を超えているので、靭性が劣化した。
【0042】
次いで、本発明の実施例及び比較例の溶接ワイヤの送給性を試験した。図3は、ワイヤ送給性の試験装置である。リール1に巻回された溶接ワイヤ2を巻き解き、送給モータ3により溶接ワイヤ1を送り出し、この溶接ワイヤ1を送給パイプ4に通した。送給パイプ4は、送給モータ3側に300mmの直線部分と、その先の曲率半径450mmで湾曲する半円弧状部分とからなる。送給パイプ4の長さは1700mm、材質はステンレス鋼製であり、内径が6mm、外径が9mmである。また、ワイヤ送給速度は3.2m/分である。
【0043】
表4及び表6に示す実施例15の溶接ワイヤを焼鈍し、この焼鈍条件を種々変更することにより、種々の引張強度としたワイヤA乃至Eを作成し、各ワイヤA乃至Eの送給性を図3の試験装置により試験した。下記表8は各ワイヤA乃至Eの引張強度と、試験により得られた送給性とを示す。なお、焼鈍温度は、600乃至750℃であり、焼鈍時間は3乃至6時間であって、これらの焼鈍条件を組み合わせることにより、種々の引張強度を得た。
【0044】
【表8】
【0045】
ワイヤA乃至Dは引張強度が1200N/mm2以下であるので、送給性は良好であった。ワイヤDは引張強度が1200N/mm2を超えているため、送給性が不安定であった。よって、本願請求項2を満たすワイヤは、引張強度及び衝撃値が優れていると共に、ワイヤ送給性も良好であった。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係るサブマージアーク溶接用ワイヤによれば、780N/mm2以上の張力を有する高張力鋼を溶接対象として、優れた強度及び低温靭性を有する溶接金属部を得ることができる。また、両面一層の高速溶接においても、優れた強度及び低温靭性を有する溶接金属部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開先形状及び電極配置を示す模式図である。
【図2】試験片採取位置を示す模式図である。
【図3】送給性試験装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1:リール
2:溶接ワイヤ
3:送給モータ
4:送給パイプ
Claims (2)
- C:0.10乃至0.20質量%、Mn:1.89乃至2.70質量%、Ni:2.00乃至4.00質量%、Cr:0.30乃至1.20質量%、Mo:0.60乃至2.00質量%を含有し、残部はFe及び不可避不純物であり、前記不可避的不純物のうち、P、S、Si、Ti、V、Cu、B及びNを、P:0.015質量%以下、S:0.015質量%以下、Si:0.25質量%以下、Ti:0.20質量%以下、V:0.20質量%以下、Cu:0.70質量%以下、B:0.020質量%以下、N:0.0080質量%以下に規制したことを特徴とする高張力鋼用の両面一層サブマージアーク溶接用ワイヤ。
- 引張強度が1200N/mm2以下であることを特徴とする請求項1に記載の高張力鋼用の両面一層サブマージアーク溶接用ワイヤ。
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