JP3868765B2 - トランスファプレス機 - Google Patents

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    • B30B1/26Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
    • B30B1/261Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks by cams

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の加工工程の上流工程から下流工程へワークを順次移送し各加工工程において絞り加工をすることで筒状の深絞り成形品を形成するトランスファプレス機に関するものである。 さらに詳しくは、抜き絞り加工をする抜き絞り加工工程の抜き加工装置および初絞り加工装置と、多段の再絞り加工をする少なくとも1の再絞り加工工程の再絞り加工装置と、各加工工程のワークを上流工程から下流工程へ順次移送する移送装置とを備えるトランスファプレス機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係る従来の技術としては、例えば、金型とスライドバーとを階段状の多層にしたトランスファプレス機に係る特開平11−90547号公報(以下、従来公報Aという)、複数個のスライドに設けた各パンチと多段のダイとにより多段絞り加工をするプレス機械に係る特開平11−156452号公報(以下、従来公報Bという)、スライドのストローク長可変装置を有する機械プレスのスライド駆動装置に係る特開2000−107900号公報(以下、従来公報Cという)などに開示された発明が知られている。
【0003】
上記の従来公報Aに開示された発明は、加工工程ごとに次の加工工程を階段状で各々1段下層にした多層に設け、各層の各絞りパンチは、1個のスライドの下方で各々階段状に設けられ、対応する各層の各絞りダイの下方へ各々のワークを押し出す。 各層の各絞りダイは、ボルスタの上方で各絞りパンチに各々対向して階段状に設けられ、各々のワークが下方へ通過できる。
【0004】
各層の各スライドバー(移送体)は、各絞りダイの下方で各々のワークの把持と進退移動とが可能な多層に配置され、各絞りダイの各下で把持したワークを次の加工工程の各絞りダイの上に移送する。 そして、1個のスライドにより各加工工程の各絞りパンチを下降させることで、加工工程ごとの絞りパンチと各絞りダイとにより絞り加工し、各々のワークを各絞りダイの下方に押し出し、各スライドバーで把持して次の加工工程に移送し、そのワークを次の加工工程で各々絞り加工するものである。
【0005】
次いで従来公報Bに開示された発明は、1本の駆動軸に設けた複数個の円板カムを内包する箱形で複数個の各スライドを、個別に上下移動可能な多層に設け、複数個の抜きパンチ、初絞り用の絞りパンチ、再絞り用の絞りパンチは、各スライドの同一軸線上に各々設けられ、最下段の再絞り用の絞りダイの下方へワークを押し出す。
【0006】
複数個の抜きダイ、初絞り用の絞りダイ、再絞り用の絞りダイは、各パンチと対向する同一軸線上の下方位置で多段に設けられ、ワークが下方へ通過できる。そして、複数個の各スライドを順次下降させることで、抜きパンチと抜きダイとで抜き加工をし、初絞り用の絞りパンチと絞りダイとで初絞り加工をし、再絞り用の絞りパンチと絞りダイとで再絞り加工をし、最下段の再絞り用の絞りダイの下方へワークを押し出すものである。
【0007】
次いで従来公報Cに開示された発明は、クランク軸により揺動されるコネクティングロッドと、フレーム上に枢支された一方のリンクと、スライドに揺動自在に連結された他方のリンクとを各々連結して構成する基本的なトグル機構のうちのコネクティングロッドを、クランク軸に連結されたコネクティングロッドと、このコネクティングロッドに連結された第1中リンクとで構成する。
【0008】
そして、コネクティングロッドと第1中リンクとの連結部には、フレームの上部に設けたストローク長可変装置のねじ軸に、第3支点ピンにより枢支された第3中リンクを連結し、ねじ軸の回動調整により、第3支点ピンの位置を上下方向に移動させることで、スライドのストローク長を調整するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
絞り加工により筒状の深絞り成形品を形成する装置としては、コイル状に捲回された板材から連続的に生産できるトランスファプレス機が多く用いられている。 ところで昨今までの深絞り成形品は、例えば、乾電池用、携帯電話用など小形の電池缶や水晶振動子用ケースなど小形の電子部品のように、その筒長が比較的短いものは需要数が多いために大量生産が要求され、高速化により生産性を向上し、異種の深絞り成形品にも対応できる自由度の高い各種のトランスファプレス機が実用化されている。
【0010】
これに対して、深絞り成形品の筒長が比較的長いものは、需要数が少ないために大量生産の必要性がなかったので、生産性が高く自由度の高いトランスファプレス機は実用化されていない。 また、深絞り成形品の筒長が長くなると、絞りパンチを上下移動させるスライドのストローク長が長くなるので、高速化を図ることや、自由度を高めることは困難であった。 すなわち、筒長が比較的短い場合には、例えば、最小筒長が25mm、最大筒長が50mmの異品種を加工するトランスファプレス機は、スライドのストローク長が短いのでその運動エネルギーが小さく、高速度加工が容易にできる。
【0011】
これに対して、筒長が比較的長い場合には、例えば、最小筒長が100mm、最大筒長が200mmの異品種を加工するトランスファプレス機は、スライドのストローク長が長いのでその運動エネルギーが大きく、高速度加工が困難である。 さらに、前者の筒長が比較的短い場合と後者の比的長い場合とは、最小筒長に対する最大筒長の比は同じ「2」であっても、前者の場合の差は25mmであるのに対して、後者の差は100mmである。
【0012】
したがって、後者の筒長が比較的長い場合には、トランスファプレス機を最大筒長に対応させるために、高速化を図ることが困難であるばかりでなく、最小筒長の深絞り成形品を加工する際にも、最大筒長に対応させるための遅い加工速度で加工していた。 このように筒長が比較的長い深絞り成形品は需要数が少ないために、多くの場合は、機械的駆動のプレス機よりも加工速度の遅い油圧プレスで加工していた。 ところが昨今では、例えば燃料電池用の電池缶のように、筒長が比較的長い深絞り成形品の需要が増大し、高速化が望まれている。
【0013】
ところで、従来公報Aの発明では、加工工程ごとの各々のワークを各絞りダイの下方に押し出して絞り加工する構成であるので、加工後に絞りダイの上方へ押し上げストリッパやスプレッダを設けるものに対して、スライドのストローク長を短くすることによる運動エネルギーの減少を図ることができる。 しかしながら、各絞りダイは、各加工工程に各々1個ずつであるため加工工程数が増すに従いトランスファプレス機が大形になる問題があった。
【0014】
このような大形のトランスファプレス機ではスライドの質量が大きいので、そのための運動エネルギーが大きいために高速化を図ることができない。 また、スライドのストローク長が調整できないので、最大筒長の絞り成形品よりもストローク長を短くできる筒長の短い異品種を加工する場合に、加工速度をより高速にすることができない問題があった。
【0015】
さらに、各加工工程の各絞りパンチは、1個のスライドにより同一の上下移動量で上下移動する構成であるために、絞り深さが短い加工工程の運動エネルギーを減少させることができない。 すなわち、この従来公報Aの発明では、最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品をその筒長に適合した高速度加工ができないという問題があった。
【0016】
次いで従来公報Bの発明では、同一軸線上に初絞り用の絞りダイと再絞り用の絞りダイとを複数個設け、最下段の再絞り用の絞りダイの下方へワークを押し出して絞り加工する構成であるので、加工後に絞りダイの上方へ押し上げるものに対して、スライドのストローク長を短くすることによる運動エネルギーの減少を図ることと、ワークを移送する移送装置を不要にすることができる。 しかしながら、スライドのストローク長が調整できないので、最大筒長の絞り成形品よりもストローク長を短くできる筒長の短い異品種を加工する場合に、加工速度をより高速にすることができない問題があった。
【0017】
また、絞り比が大きい深絞り成形品を加工する際には、特に延伸性の劣る素材の場合において、絞りダイの段数を増加しなければならないが、この従来公報Bの多層スライドの構成では絞りダイの段数に制限を受け、絞り比が大きい深絞り成形品を加工できないという問題があった。 すなわち、この従来公報Bの発明では、最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品をその筒長に適合した高速度加工ができないという問題があった。
【0018】
次いで従来公報Cの発明では、ねじ軸の回動調整により、第3支点ピンの位置を上下方向に移動させて、スライドのストローク長を調整することができる構成であるので、筒長が短い絞り成形品に対応してスライドのストローク長を短くすることによる運動エネルギーの減少を図ることができる。 しかしながら、各加工工程の絞りパンチは、1個のスライドにより同一の上下移動量で上下移動する構成である。
【0019】
したがって、スライドのストローク長を調整する際には、絞り深さが最長の加工工程に合わせて調整する必要があり、絞り深さが短い加工工程の運動エネルギーを減少させることができないという問題があった。 すなわち、この従来公報Cの発明では、最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品をその筒長に適合した高速度加工ができないという問題があった。
【0020】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、加工工程数が増すに従いトランスファプレス機が大形になる問題、スライドの質量が大きく運動エネルギーが大きいために高速化を図ることができない問題、スライドのストローク長が調整できないので筒長の短い異品種を高速度加工できない問題、1個のスライドにより同一の上下移動量で上下移動する構成であるために絞り深さが短い加工工程の運動エネルギーを減少させることができない問題、絞りダイの段数に制限を受けて絞り比が大きい深絞り成形品を加工できない問題、そして、これらの問題点に起因して最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品をその筒長に適合した高速度加工ができないという問題を解決しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、複数の加工工程の上流工程から下流工程へワークを順次移送し各加工工程において絞り加工をすることで筒状の深絞り成形品を形成するトランスファプレス機であって、カム駆動軸に止着した抜き加工カムの外周のカム曲面と外接する上下対向位置で一対の第1カムフォロアを上下移動させる抜きカム機構を設け、前記一対の第1カムフォロアを上端に枢着した抜きスライドを上下移動可能に設けて、前記抜きカム機構により前記抜きスライドを上下移動させて、その下端に取着された抜きパンチとその下方位置で対向する抜きダイとの協働により抜き加工をする抜き加工工程の抜き加工装置と、前記カム駆動軸に止着した絞り加工カムの外周のカム曲面と外接する上下対向位置で一対の第2カムフォロアを上下移動させる絞りカム機構を設け、前記一対の第2カムフォロアを上端に枢着した絞りスライドを前記抜きスライドの中央部で上下相対移動可能に設けて、前記カム駆動軸の一回転中前記抜きスライドより少しおくれて前記絞りスライドを下降させる前記絞りカム機構により前記絞りスライドを上下移動させて、その下端に前記抜きスライドの下端および前記抜きパンチの中央部を貫通して取着された絞りパンチとその下方位置で対向する絞りダイとの協働によりワークを絞りダイの下方へ押し出して初絞り加工をする初絞り加工工程の初絞り加工装置と、前記カム駆動軸と同期回転する調整板駆動軸の偏心調整板に偏心量調整手段によって前記調整板駆動軸の回転中心からの偏心量が調整可能な偏心軸を設け、この偏心軸に一端を枢着したコンロッドと、このコンロッドの他端に一端を枢結し他端を機台上に枢支した揺動リンクと、この揺動リンクの前記一端とともに前記コンロッドの前記他端に一端を枢結し他端を上下移動させる遊動リンクとでなるトグル機構を設け、前記遊動リンクの上下移動する他端を上端に枢結したスライドを上下移動可能に設けて、前記調整板駆動軸の回転により前記トグル機構を介して前記スライドを上下移動させて、その下端に取着され前記初絞り加工工程の次の少なくとも1組の金型の絞りパンチとその下方位置で対向する多段絞りダイとの協働によりワークを多段絞りダイの下方へ押し出して多段の再絞り加工をする再絞り加工工程の再絞り加工装置と、前記カム駆動軸および調整板駆動軸と同期回転する中間軸に加工工程間ピッチをカムライズとする移送カムを止着し、その移送カムに摺接する第3カムフォロアを水平移動させる移送カム機構を設け、前記第3カムフォロアの作動により水平移動可能な支持体には、前記初絞り加工工程の絞りダイ下方へ押し出されたワークを抜き絞り把持手段により把持して前記再絞り加工工程の多段絞りダイ上方の加工位置に移送する上層移送体と、その下層位置で前記再絞り加工工程の多段絞りダイの下方へ押し出されたワークを再絞り把持手段により把持して次工程の所定位置に移送する少なくとも1組の下層移送体とを一体的に設けて、前記移送カム機構により前記各移送体を水平移動させて、ワークを上流工程から下流工程へ順次移送する多段移送装置とを備えるようにしたものである。
【0022】
この請求項1の発明によれば、抜き加工装置および初絞り加工装置のカム駆動軸と、再絞り加工装置の調整板駆動軸とが同期回転するように設け、再絞り加工装置は、トグル機構のコンロッド(コネクティングロッド)を揺動させる偏心軸の偏心量を偏心量調整手段により調整可能に構成したので、抜き加工装置および初絞り加工装置の各スライドのストローク長は、加工に必要なパンチのストローク長が再絞り加工と比べて短く、筒長が相違する異種の絞り成形品に対して初絞り深さがあまり変化しないので、各スライドのストローク長を常時短くすることができる。
【0023】
これに対して、再絞り加工装置のスライドのストローク長は、偏心量調整手段の調整により、絞り成形品の筒長に合わせて最短のストローク長で再絞り加工することができる。 すなわち、最短のストローク長で再絞り加工することによりスライドの運動エネルギーを減少させることで、最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品をその筒長に適合した高速度加工が容易にできる。
【0024】
また、ワークを多段絞りダイの下方へ押し出して多段の再絞り加工をし、スライドに設ける絞りパンチの個数を少なくできる構成にしたので、スライドの質量を小さくし、その運動エネルギーを減少させることで、トランスファプレス機の加工速度をより高速にすることができる。
【0025】
次の請求項2に係る発明は、前記再絞り加工工程の下流には底部加工工程を設けたトランスファプレス機であって、この底部加工工程は、前記再絞り加工装置の前記トグル機構と前記スライドとを共用し、前記トグル機構により前記スライドを上下移動させて、その下端の下流側位置に取着された底部加工パンチとその下方位置で対向する部加工ダイとの協働によりワークの底部を所定の形状に形成し、底部加工パンチとその下方位置で上方に付勢されて対向し部加工ダイ内を貫通可能なノックアウトとの協働により底部加工後のワークを部加工ダイの上面に押し上げる底部加工装置を備え、前記移送装置の下層移送体は、前記再絞り加工装置に対応する最下層移送体に、前記再絞り把持手段と前記部加工ダイの上面に押し上げられたワークを把持する底部加工把持手段とを設けて、前記再絞り把持手段により把持したワークを前記底部加工工程に移送するとともに、前記底部加工把持手段により把持したワークを次の下流工程へ移送するようにしたものである。
【0026】
この請求項2の発明によれば、前記再絞り加工工程の下流に底部加工工程を設け、前記再絞り加工装置の前記トグル機構と前記スライドとを共用し、底部加工パンチと部加工ダイとの協働によりワークの底部を所定の形状に形成する構成にしたので、最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品を筒長に適合した最短のストローク長で、深絞り加工と底部加工とを連続的に、その筒長に適合した高速度で加工することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明のトランスファプレス機に係る実施の形態について、図1〜図10を参照して以下のとおり説明する。 図1はトランスファプレス機の全体を示す図2のA−A矢視縦断面図、図2は図1のB−B矢視縦断面図、図3は図1のC矢視側面図、図4は抜き加工装置および初絞り加工装置を示す図1の部分拡大図、図5は抜き加工装置を示す図1のD−D矢視断面図、図6は初絞り加工装置を示す図1のE−E矢視断面図、図7は再絞り加工装置のトグル機構を示す図2のF−F矢視断面図、図8はトグル機構の偏心軸部を示す図7のH−H矢視断面図、図9は移送装置を示す図1の部分拡大図、図10は移送装置を示す図9のG矢視図である。
【0028】
トランスファプレス機は、図1に示すように、抜き加工をする抜き加工工程の抜き加工装置10と、この抜き加工装置と同一軸線上に設けられ抜き加工されたブランクに初絞り加工をする初絞り加工工程の初絞り加工装置20と、初絞り加工された後のワークに複数回の再絞り加工をする再絞り加工工程の再絞り加工装置30,40と、ワークの底部を所定の形状に形成する底部加工工程の底部加工装置50と、ワークを上流工程から下流工程へ順次移送する移送装置60とで構成する。
【0029】
まず、抜き加工工程の抜き加工装置10は、図4に示すように、回転可能なカム駆動軸11に抜き加工カム12,12を止着し、このカムに各々外接する下降カムフォロア14,14と上昇カムフォロア15,15とを上下移動させる抜きカム機構と、下降カムフォロア14,14と上昇カムフォロア15,15とを上端に軸着し、下端に抜きパンチ17を取着して上下移動可能な抜きスライド16とで構成されている。
【0030】
抜きカム機構のカム駆動軸11を回転駆動するトランスファプレス機の駆動系は、図1〜図3に示すように、フレーム1に取着された駆動モータ2と、駆動プーリ3Aと、伝達ベルト3Bと、フライホイール効果を有する従動プーリ3Cと、この従動プーリ3Cを止着してフレーム1に軸承され回転可能な図7に示す調整板駆動軸4A,4Bと、中継歯車軸7と、中継歯車8と、偏心調整板31A,31Bと、偏心軸32と、調整板駆動軸4Bに止着された駆動プーリ5Aと、シンクロベルト5Bと、駆動プーリ5Aと同一直径の従動プーリ5Cと、調整板駆動軸4A,4Bと平行にフレーム1に軸承され回転可能なカム駆動軸11とで構成されている。
【0031】
そして、駆動モータ2の回転動力は、駆動プーリ3A、伝達ベルト3B、従動プーリ3Cを介して調整板駆動軸4Aに伝達される。 この調整板駆動軸4Aに伝達された回転動力は、図7に示す偏心調整板31Aと、その歯形部に噛合する中継歯車8と、その歯形部に噛合する偏心調整板31Bとを介して調整板駆動軸4Bに伝達され、この調整板駆動軸4Bに止着された駆動プーリ5Aからシンクロベルト5B、従動プーリ5Cを介して、調整板駆動軸4A,4Bと同一の回転数がカム駆動軸11に伝達される。 このカム駆動軸11には、図4に示す抜き加工カム12,12が止着されている。
【0032】
これらの抜き加工カム12,12の外周には図5に示す形状で、カム曲面12aが各々形成されている。 これら各々のカム曲面12aの外周には、下降カムフォロア14,14と上昇カムフォロア15,15とが上下対向位置で外接するように設けられ、後述する抜きスライド16に枢着されている。 その抜きスライド16は角筒状に形成され、フレーム1に取着された図4に示すスライド案内6Aの案内面6aに沿って、上下移動可能に設けられている。 その中心部には、上端が開口された四角穴16aと、その下端部のパンチ穴16bとが外周と各々同一軸心に穿孔されている。
【0033】
この抜きスライド16の上端部の図4に示す両壁には、下降カムフォロア14,14と上昇カムフォロア15,15とが、抜き加工カム12,12と外接可能に枢着され、下端面には、抜きパンチ17が取着されている。 また、抜きスライド16の下方位置には、フレーム1のボルスタ1A上面にダイホルダ18が取着され、このダイホルダ18の上端側に図6に示す抜きダイ19が、抜きパンチ17と同一軸心で対向する下方位置に取着されている。
【0034】
このように構成された抜き加工装置10は、カム駆動軸11の回転により、抜き加工カム12,12のカム曲面12a,12aと外接する下降カムフォロア14,14の下降作動により、抜きスライド16とともに抜きパンチ17が下降される。 この下降により抜きパンチ17が下死点位置近傍に達して抜きダイ19との協働で、図示しない素材供給手段によってダイホルダ18上部の空間18aに供給される板材の抜き加工をする。 また、抜き加工カム12,12のカム曲面12a,12aと外接する上昇カムフォロア15,15の上昇作動により、抜きスライド16とともに抜きパンチ17は上昇される。
【0035】
次いで初絞り加工工程の初絞り加工装置20は、抜き加工装置10と共用するカム駆動軸11に絞り下降カム22と絞り上昇カム23とを止着し、これらのカムに各々外接する下降カムフォロア24と上昇カムフォロア25とを上下移動させる絞りカム機構と、下降カムフォロア24と上昇カムフォロア25とを上端に軸着し、下端に絞りパンチ27を取着して上下移動可能な絞りスライド26とで構成されている。
【0036】
カム駆動軸11には、図4に示す絞り下降カム22と、その各々の内側の同軸上に絞り上昇カム23とが止着されている。 これら各カムの外周には図6に示す形状で、絞り下降カム22のカム曲面22aと、絞り上昇カム23のカム曲面23aとが各々形成されている。 これら各々のカム曲面の外周には、絞り下降カム22と外接する下降カムフォロア24と、絞り上昇カム23と外接する上昇カムフォロア25とが上下対向位置で設けられ、後述する絞りスライド26に枢着されている。
【0037】
その絞りスライド26は角柱状に形成され、図4に示す抜きスライド16の四角穴16aに沿って上下相対移動可能に設けられている。 この絞りスライド26の図4、図6に示す上端部には、下降カムフォロア24が絞り下降カム22の下側と外接可能に、その隣接位置には上昇カムフォロア25が絞り上昇カム23の上側と外接可能に各々枢着されている。 この絞りスライド26の下端面部には、絞りパンチ27の上端部を嵌入可能なパンチ穴26aが穿孔され、絞りパンチ27は、上端部がパンチ穴26a内でキー26bによりキー着されている。
【0038】
また、絞りスライド26の下方位置には、抜き加工装置10と共用するダイホルダ18の上端部に取着された抜きダイ19と隣接する真下に、図6に示す絞りダイ29が、絞りパンチ27と同一軸心で対向する下方位置に取着されている。なお、ダイホルダ18の絞りダイ29が取着される下方には、初絞り加工されたワークを絞りパンチ27により下方へ押し出す際に挿通させるワーク穴18bが穿孔されている。
【0039】
このように構成された初絞り加工装置20は、カム駆動軸11の回転により、絞り下降カム22のカム曲面22aと外接する下降カムフォロア24の下降作動により、絞りスライド26とともに絞りパンチ27が下降される。 この下降により絞りパンチ27と絞りダイ29との協働で、抜き加工されたワーク(ブランク)の初絞り加工をし、そのワークを絞りパンチ27により絞りダイ29の下方に押し出し、下死点位置に達した絞りパンチ27は、絞り上昇カム23のカム曲面23aと外接する上昇カムフォロア25の上昇作動により、絞りスライド26とともに上昇される。
【0040】
次いで再絞り加工装置30は、図1〜図3、図7に示すように、カム駆動軸11を同期回転させる調整板駆動軸4A,4Bに偏心調整板31A,31Bを止着し、この偏心調整板31A,31Bに偏心軸32とその偏心量を調整する調整ボルト33A,33B(偏心量調整手段)とを設け、その偏心軸32に枢支されたコンロッド34に揺動リンク35Aと遊動リンク35Bとを枢結してなるトグル機構と、遊動リンク35Bの一端を枢着し下端に絞りパンチ37を取着して上下移動可能なスライド36とで構成されている。
【0041】
一方の調整板駆動軸4Aには、図7に示す鍔部4aが形成され、この鍔部4aに偏心調整板31Aが、調整板駆動軸4Aと一体的に回転可能にボルトおよびノックピンにより止着されている。 この偏心調整板31Aの軸直角方向に、案内溝31aとボルト溝31bとが形成され、前者の案内溝31aには偏心軸32の摺動部32bが摺動可能に嵌入され、後者のボルト溝31bには調整ボルト33Aが挿通されている。
【0042】
他方の調整板駆動軸4Bには、鍔部4bが形成され、この鍔部4bに偏心調整板31Bが、調整板駆動軸4Bと一体的に回転可能にボルトおよびノックピンにより止着されている。 この偏心調整板31Bの軸直角方向に、案内溝31eとボルト溝31fとが形成され、前者の案内溝31eには偏心軸32の摺動部32dが摺動可能に嵌入され、後者のボルト溝31fには調整ボルト33Bが挿通されている。
【0043】
偏心軸32の摺動部32b、32dは、図8に示すように断面が台形状に形成されている。 摺動部32b、32dの各々の図示上側斜面と、偏心調整板31A,31Bの案内溝壁部31h,31jとの間には、楔駒32C,32Dが、図7に示す案内溝31a,31eに沿って介在されている。 そして、楔駒32Cを締め上げるボルト32E,32Eと、楔駒32Dを締め上げるボルト32F,32Fとにより、楔駒32C,32Dの各斜面を偏心軸32の摺動部32b、32dの各斜面に圧接することで、楔作用により偏心軸32の摺動部32b、32dは固定される。
【0044】
偏心軸32は、一方の摺動部32bに偏心調整板31Aのボルト溝31bと同一軸心に雌ねじが螺刻され、案内溝31aと直交する軸線上には、開口部31c,31gから突出するように枢着軸部32aと、この枢着軸部32aの反対側には、ボルト溝31fと同一軸心に雌ねじが螺刻された他方の摺動部32dとが一体的に各々連設されている。 この偏心軸32の枢着軸部32aには、コンロッド34の一端が、スペーサ32A,32Bを介在して枢着されている。
【0045】
このコンロッド34は、調整ボルト33A,33Bを回動することで、偏心軸32が偏心調整板31A,31Bの案内溝31a,31eに沿って移動するので、調整板駆動軸4A,4Bの軸心を中心とする軌道上を周回する偏心軸32に枢着されたコンロッド34の一端の偏心量(周回半径)を調整することができる。
【0046】
なお、偏心軸32の偏心量を調整する際には、図7に示す楔駒32Cのボルト32E,32Eと、楔駒32Dのボルト32F,32Fとを緩め、図8に示す偏心軸32の摺動部32b、32dの各斜面と、楔駒32C,32Dの各斜面との圧接を解放し、図7に示す調整ボルト33A,33Bの各々の頭部六角穴33a,33bに図示しない個別の六角棒工具を差し込み、これらの六角棒工具を同量の回動数ずつ回動させることで、調整できる。 この調整操作を簡易に行うには、図示しないが前記六角棒工具の各後部にそれぞれ設けた歯車部と、一方端にこれらと噛み合う歯車を持ち他方端に六角穴または六角軸などの回転手段を設けたピニオン軸とで一体的に歯車列を構成し、このこのピニオン軸を回転することにより前記個別の六角棒工具が同量回転するようにした調整治具を用いることが好ましい。 この場合、調整ボルト33A,33Bの一方の雄ねじを右ねじにし、他方の雄ねじを左ねじにするとよい。
【0047】
また、フレーム1の図1、図2に示す上方には枢軸35Cが軸止され、後述する上下移動可能なスライド36には枢軸35Eが軸止されている。 前者の枢軸35Cには、揺動リンク35Aが揺動可能に一端が枢着され、後者の枢軸35Eには、遊動リンク35Bが揺動可能に一端が枢着されている。 コンロッド34の他端と、揺動リンク35Aの他端と、遊動リンク35Bの他端とは、枢結軸35Dにより一体的に枢結されてトグル機構を構成している。
【0048】
そして、調整板駆動軸4A,4B、偏心調整板31A,31Bが回転することにより、偏心軸32は、調整板駆動軸4A,4Bの軸心を中心とする軌道上を周回し、その周回により、コンロッド34が偏心軸32の偏心量に対応した揺動量で揺動し、揺動しない枢軸35Cを基準にして揺動リンク35Aと遊動リンク35Bが屈伸することで、スライド36が上下移動される。 そのスライド36は、フレーム1に取着された図1に示すスライド案内6Bの案内面6bに沿って上下移動可能に設けられ、下端部は左下半部の下端面に対して右下半部の下端面が下方に突出している。 その左下半部の下端面に、絞りパンチ37が取着されている。
【0049】
また、スライド36の下方位置には、フレーム1のボルスタ1B上に、図9に示す下台38Aと下台48Aとが取着されている。 その下台38A上面にダイホルダ38が取着されており、上端側に上段絞りダイ39Aと、その真下に下段絞りダイ39Bとが、絞りパンチ37と同一軸心で対向する下方位置に取着され、多段絞りダイを構成している。 なお、ダイホルダ38の下方には、再絞り加工されたワークを絞りパンチ37により下方へ押し出す際に挿通させるワーク穴38bが穿孔されている。
【0050】
このように構成された再絞り加工装置30は、調整板駆動軸4A,4B、偏心調整板31A,31Bの回転で偏心軸32が、その軌道上を周回してコンロッド34を揺動させる。 この揺動により、揺動リンク35Aと遊動リンク35Bとが屈伸し、遊動リンク35Bの下降作用でスライド36とともに絞りパンチ37が下降される。 その下降により絞りパンチ37と上段絞りダイ39A、下段絞りダイ39Bとの協働で、初絞り加工されたワークに2段階の再絞り加工をし、そのワークを絞りパンチ37により下段絞りダイ39Bの下方に押し出し、下死点位置に達した絞りパンチ37は、遊動リンク35Bの上昇作用により、スライド36とともに上昇される。
【0051】
次いで再絞り加工装置40は、再絞り加工装置30のトグル機構とスライド36とを共用し、スライド36の右下半部の下端面に絞りパンチ47を取着して構成されている。 下台48A上面にダイホルダ48が取着されており、上端側に上段絞りダイ49Aと、その真下に中段絞りダイ49Bと下段絞りダイ49Cとが、絞りパンチ47と同一軸心で対向する下方位置に取着され、多段絞りダイを構成している。 なお、ダイホルダ48の下方には、再絞り加工されたワークを絞りパンチ47により下方へ押し出す際に挿通させるワーク穴48bが穿孔されている。
【0052】
このように構成された再絞り加工装置40は、遊動リンク35Bの下降作用でスライド36とともに絞りパンチ47が下降される。 その下降により絞りパンチ47と上段絞りダイ49A、中段絞りダイ49B、下段絞りダイ49Cとの協働で、再絞り加工装置30により再絞り加工されたワークに3段階の再絞り加工をし、そのワークを絞りパンチ47により下段絞りダイ49Cの下方に押し出し、下死点位置に達した絞りパンチ47は、遊動リンク35Bの上昇作用により、スライド36とともに上昇される。
【0053】
次いで底部加工装置50は、再絞り加工装置30のトグル機構とスライド36とを共用し、スライド36の右下半部の下端面に底部加工パンチ57を取着して構成されている。 ボルスタ1B上面にダイホルダ58が取着されており、部加工ダイ59が、底部加工パンチ57と同一軸心で対向する下方位置に取着されている。 また、底部加工パンチ57の下方には、底部加工されたワークを部加工ダイ59の上面に押し上げるノックアウト57Aが、調整板駆動軸4A,4Bと同期回転する図示しない駆動手段によって上下移動可能で、部加工ダイ59内を貫通可能に設けられている。
【0054】
このように構成された底部加工装置50は、遊動リンク35Bの下降作用でスライド36とともに底部加工パンチ57が下降される。 その下降により底部加工パンチ57と部加工ダイ59との協働で、再絞り加工装置40により再絞り加工されたワークの底部を所定の形状に形成し、底部加工パンチ57は下死点位置に達する。 底部加工されたワークは、底部加工パンチ57と、図示しないばねで上方に付勢されているノックアウト57Aとで挟持しながら、遊動リンク35Bの上昇作用による底部加工パンチ57の上昇とノックアウト57Aの上昇とで、部加工ダイ59の上面に押し上げられる。
【0055】
なお、上述した再絞り加工装置30の絞りパンチ37と、再絞り加工装置40の絞りパンチ47と、底部加工装置50の底部加工パンチ57とは、等間隔のピッチPで設けられている。 また、抜き加工装置10の抜きパンチ17および初絞り加工装置20の絞りパンチ27と、再絞り加工装置30の絞りパンチ37とは、前記ピッチPの3倍の間隔でもうけられている。 このように等倍または等間隔にすることで、次に説明する移送装置60によるワークの移送が可能となる。
【0056】
次いで移送装置60は、図1、図9に示すように、調整板駆動軸4A,4Bと同期回転する中間軸63に移送カム64を止着し、その移送カム64の図10に示すカム溝64aに摺接するカムフォロア65を水平移動させる移送カム機構を設け、カムフォロア65の作動により初絞り加工されたワークを把持して、図9に示す再絞り加工装置30の上段絞りダイ39A上方の加工位置に移送する上層移送体74Aと、その下層位置で再絞りされたワークを把持して、再絞り加工装置40の上段絞りダイ49A上方の加工位置に移送する中層移送体74Bと、その下層位置で再絞りされたワークを把持して、底部加工装置50の部加工ダイ59上方の加工位置に移送する下層移送体74Cとで構成されている。
【0057】
中間軸63は、図1に示すフレーム1左側面に取着された軸受体62A,62Bにより回転可能に支承され、その上端部に従動傘歯車61Bが止着されている。 この従動傘歯車61Bは、従動プーリ3Cにより駆動される調整板駆動軸4Aと同一軸心の調整板駆動軸4Bに止着された駆動傘歯車61Aと噛合し、調整板駆動軸4Bの回転により中間軸63を同期回転させる。 その中間軸63の下寄りには、移送カム64が止着され、その側面に図10に示すカム溝64aが形成されている。
【0058】
また、フレーム1の図10に示す移送カム64近傍に取着された枢軸体66には、レバー67が揺動可能に枢着され、その中央部にカムフォロア65が、移送カム64のカム溝64aと摺接可能に軸着されている。 レバー67は移送カム64の回転によって、そのカム溝64aと摺接するカムフォロア65を介して揺動し、図3、図9に示す揺動先端部67aに枢結された連結桿68Aと、揺動先端部67bの上面に枢結された連結桿68Bと、揺動先端部67bの下面に枢結された連結桿68Cとをワーク移送方向に各々進退移動させる。 その連結桿68A,68B,68Cの他端には、横支持棒71A,71B,71Cがそれぞれ枢結されている。
【0059】
そして、横支持棒71Aは、ワークの移送軸線を挟んで平行に設けられた2個の上層移送体74A,74Aに、これら各端部に凹設されたコ字状溝により一体的に止着されている。 この上層移送体74A,74Aの下部には同様の構成で平行な2個の中層移送体74Bが、また、さらにその下部には同様の構成で平行な2個の下層移送体74Cが設けられている。 横支持棒71Bは、横支持棒71Aと同様の構成で2個の中層移送体74Bの各端部と一体的に止着されている。 横支持棒71Cも、同様の構成で2個の下層移送体74Cの各端部と一体的に止着されている。
【0060】
そのうち、2個の上層移送体74Aは、図9に示すダイホルダ18の角溝18cと、ダイホルダ38上の角溝38cとに案内されて進退移動可能に各々設けられている。 これら平行な2個の上層移送体74Aの内側には、ダイホルダ18のワーク穴18bから下方に押し出されたワークを把持可能な第1フィンガ75Aと、この第1フィンガ75Aに把持されたワークを受け取り一時的に把持可能な第2フィンガ75Bと、この第2フィンガ75Bに把持されたワークを受け取り一時的に把持可能な第3フィンガ75Cとが、前記ピッチPの各々等間隔に設けられている。
【0061】
また、2個の中層移送体74Bは、下台38Aの角溝38dと、ダイホルダ48上の角溝48cとに案内されて進退移動可能に各々設けられている。 これら平行な2個の中層移送体74Bの内側には、ダイホルダ38のワーク穴38bから下方に押し出されたワークを受け取り把持可能なフィンガ76が、上層移送体74Aの第3フィンガ75Cとの間を前記ピッチPの間隔で設けられている。
【0062】
そして、2個の下層移送体74Cは、下台48Aの角溝48dと、ダイホルダ58上の角溝58cとに案内されて進退移動可能に各々設けられている。 これら平行な2個の下層移送体74Cの内側には、ダイホルダ48のワーク穴48bから下方に押し出されたワークを受け取り把持可能な第1フィンガ77Aと、部加工ダイ59の上面に押し上げられたワークを受け取り把持可能な第2フィンガ77Bとが、第1フィンガ77Aと第2フィンガ77Bとの間が前記ピッチPの間隔で、また、第1フィンガ77Aと、中層移送体74Bのフィンガ76との間を前記ピッチPの間隔で設けられている。
【0063】
このように構成された移送装置60は、上層移送体74A、中層移送体74B、下層移送体74Cが、移送カム64に形成されたカム溝64aのカムライズにより、前記ピッチPの進退移動量で一体的に、かつ各装置のパンチ17,27,37,47,57の上下移動と関連的に進退移動される。 そして、各層の移送体74A,74B,74Cの後退端位置において、各加工工程で加工されたワークを各フィンガ75A,76,77A,77Bにより受け取って把持し、そのワークを前進端位置において各々の次工程に移送して受け渡す。
【0064】
なお、上層移送体74Aの各フィンガ75A,75B,75Cによるワークの移送と受け渡しは、初絞り加工したワークを後退端位置において第1フィンガ75Aで受け取って把持し、そのワークを前進端位置において図示しない第1中継パンチと、第1中継ノックアウトとで挟持して一時受け取る。 上層移送体74Aが後退移動し次の前進移動開始までの間に第2フィンガ75Bに受け渡して、前進端位置において第2中継パンチと、第2中継ノックアウトとで挟持して一時受け取る。 上層移送体74Aが後退移動し次の前進移動開始までの間に第3フィンガ75Cに受け渡して、前進端位置において再絞り加工装置30の絞りパンチ37により下降される。 そして、これらの把持と受け渡しとを繰り返す。
【0065】
引き続いて、上述のように構成された各装置の作動順序を説明する。 図11は各装置の作動を示すタイミングチャートであって、各装置の作動は、このタイミングチャートの作動時期に従って行われる。
【0066】
まず、素材供給手段により供給された素材を、下降する抜きスライド16の抜きパンチ17とその下方の抜きダイ19とで抜き加工し、そのワークをやや遅れて下降する絞りスライド26の絞りパンチ27と、その下方の絞りダイ29とで、初絞り加工をして絞りダイ29の下方に押し出す。 そのワークを上層移送体74Aの第1フィンガ75Aで把持し、第2フィンガ75B、第3フィンガ75Cを介して、スライド36の絞りパンチ37下方に移送する。
【0067】
そのワークを下降する絞りパンチ37と、その下方の上段絞りダイ39A、下段絞りダイ39Bとで、多段の再絞り加工をして下段絞りダイ39Bの下方に押し出す。 そのワークを中層移送体74Bのフィンガ76で把持し、絞りパンチ47下方に移送する。
【0068】
そのワークを下降する絞りパンチ47と、その下方の上段絞りダイ49A、中段絞りダイ49B、下段絞りダイ49Cとで、多段の再絞り加工をして下段絞りダイ49Cの下方に押し出す。 そのワークを下層移送体74Cの第1フィンガ77Aで把持し、底部加工パンチ57下方に移送する。
【0069】
そのワークを下降する底部加工パンチ57と、その下方の部加工ダイ59とで底部加工をし、上昇する底部加工パンチ57とノックアウト57Aとにより挟持して部加工ダイ59の上方に押し出す。 そのワークを下層移送体74Cの第2フィンガ77Bで把持し、図示しない次の工程に移送する。
【0070】
なお、本発明に係るトランスファプレス機は、上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさまざまな形態に構成することができる。 例えば、移送カムは、側面にカム溝を形成した円板カムではなく、円柱状の外周にカム溝を形成したドラムカムでも構成できる。
【0071】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおりであるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0072】
請求項1の発明によれば、抜き加工装置および初絞り加工装置の各スライドのストローク長は、加工に必要なパンチのストローク長が再絞り加工と比べて短く、筒長が相違する異種の絞り成形品に対して初絞り深さがあまり変化しないので、各スライドのストローク長を常時短くし、再絞り加工装置のスライドのストローク長は、偏心量調整手段の調整により、絞り成形品の筒長に合わせて最短のストローク長で再絞り加工することができる。
【0073】
すなわち、最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品をその筒長に適合した高速度加工が容易にできる効果を奏する。 また、ワークを多段絞りダイの下方へ押し出して多段の再絞り加工をし、スライドに設ける絞りパンチの個数を少なくできる構成したので、スライドの質量を小さくし、その運動エネルギーを減少させることで、トランスファプレス機の加工速度をより高速にできる効果を奏する。
【0074】
次の請求項2の発明によれば、前記再絞り加工工程の下流に底部加工工程を設け、前記再絞り加工装置の前記トグル機構と前記スライドとを共用し、底部加工パンチと部加工ダイとの協働によりワークの底部を所定の形状に形成する構成にしたので、最小筒長と最大筒長との差が大きい異種の深絞り成形品を筒長に適合した最短のストローク長で、深絞り加工と底部加工とを連続的に、その筒長に適合した高速度で加工することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランスファプレス機の全体を示す説明図であって、図2のA−A矢視断面図である。
【図2】同じく、図1のB−B矢視断面図である。
【図3】同じく、図1のC矢視側面図である。
【図4】同じく、抜き加工装置および初絞り加工装置を示す図1の部分拡大図である。
【図5】同じく、抜き加工装置を示す説明図であって、図1のD−D矢視断面図である。
【図6】同じく、初絞り加工装置を示す説明図であって、図1のE−E矢視断面図である。
【図7】同じく、再絞り加工装置のトグル機構を示す説明図であって、図2のF−F矢視断面図である。
【図8】同じく、トグル機構の偏心軸部を示す説明図であって、図7のH−H矢視断面図である。
【図9】同じく、移送装置を示す説明図であって、図1の部分拡大図である。
【図10】同じく、移送装置を示す説明図であって、図9のG矢視図である。
【図11】同じく、各装置の作動を示す説明図であって、そのタイミングチャートである。
【符号の説明】
4A,4B 調整板駆動軸
10 抜き加工装置
11 カム駆動軸
12 抜き加工カム
14,15 カムフォロア(下降、上昇用の)
16 抜きスライド
17 抜きパンチ
19 抜きダイ
20 初絞り加工装置
22 絞り下降カム
23 絞り上昇カム
24,25 カムフォロア(下降、上昇用の)
26 絞りスライド
27 絞りパンチ
29 絞りダイ
30 再絞り加工装置
31A,31B 偏心調整板
32 偏心軸
33A,33B 調整ボルト
34 コンロッド
35A 揺動リンク
35B 遊動リンク
35D 枢結軸
36 スライド
37 絞りパンチ
39A,39B 絞りダイ(上段、下段の)
40 再絞り加工装置
47 絞りパンチ
49A,49B,49C 絞りダイ(上段、中段、下段の)
50 底部加工装置
57 底部加工パンチ
59 部加工ダイ
60 移送装置
64 移送カム
65 カムフォロア
68A,68B,68C 連結桿
71A,71B,71C 横支持棒
74A,74B,74C 移送体(上層、中層、下層の)

Claims (2)

  1. 複数の加工工程の上流工程から下流工程へワークを順次移送し各加工工程において絞り加工をすることで筒状の深絞り成形品を形成するトランスファプレス機であって、カム駆動軸に止着した抜き加工カムの外周のカム曲面と外接する上下対向位置で一対の第1カムフォロアを上下移動させる抜きカム機構を設け、前記一対の第1カムフォロアを上端に枢着した抜きスライドを上下移動可能に設けて、前記抜きカム機構により前記抜きスライドを上下移動させて、その下端に取着された抜きパンチとその下方位置で対向する抜きダイとの協働により抜き加工をする抜き加工工程の抜き加工装置と、前記カム駆動軸に止着した絞り加工カムの外周のカム曲面と外接する上下対向位置で一対の第2カムフォロアを上下移動させる絞りカム機構を設け、前記一対の第2カムフォロアを上端に枢着した絞りスライドを前記抜きスライドの中央部で上下相対移動可能に設けて、前記カム駆動軸の一回転中前記抜きスライドより少しおくれて前記絞りスライドを下降させる前記絞りカム機構により前記絞りスライドを上下移動させて、その下端に前記抜きスライドの下端および前記抜きパンチの中央部を貫通して取着された絞りパンチとその下方位置で対向する絞りダイとの協働によりワークを絞りダイの下方へ押し出して初絞り加工をする初絞り加工工程の初絞り加工装置と、前記カム駆動軸と同期回転する調整板駆動軸の偏心調整板に偏心量調整手段によって前記調整板駆動軸の回転中心からの偏心量が調整可能な偏心軸を設け、この偏心軸に一端を枢着したコンロッドと、このコンロッドの他端に一端を枢結し他端を機台上に枢支した揺動リンクと、この揺動リンクの前記一端とともに前記コンロッドの前記他端に一端を枢結し他端を上下移動させる遊動リンクとでなるトグル機構を設け、前記遊動リンクの上下移動する他端を上端に枢結したスライドを上下移動可能に設けて、前記調整板駆動軸の回転により前記トグル機構を介して前記スライドを上下移動させて、その下端に取着され前記初絞り加工工程の次の少なくとも1組の金型の絞りパンチとその下方位置で対向する多段絞りダイとの協働によりワークを多段絞りダイの下方へ押し出して多段の再絞り加工をする再絞り加工工程の再絞り加工装置と、前記カム駆動軸および調整板駆動軸と同期回転する中間軸に加工工程間ピッチをカムライズとする移送カムを止着し、その移送カムに摺接する第3カムフォロアを水平移動させる移送カム機構を設け、前記第3カムフォロアの作動により水平移動可能な支持体には、前記初絞り加工工程の絞りダイ下方へ押し出されたワークを抜き絞り把持手段により把持して前記再絞り加工工程の多段絞りダイ上方の加工位置に移送する上層移送体と、その下層位置で前記再絞り加工工程の多段絞りダイの下方へ押し出されたワークを再絞り把持手段により把持して次工程の所定位置に移送する少なくとも1組の下層移送体とを一体的に設けて、前記移送カム機構により前記各移送体を水平移動させて、ワークを上流工程から下流工程へ順次移送する多段移送装置とを備えるようにしたことを特徴とするトランスファプレス機。
  2. 前記再絞り加工工程の下流には底部加工工程を設けたトランスファプレス機であって、この底部加工工程は、前記再絞り加工装置の前記トグル機構と前記スライドとを共用し、前記トグル機構により前記スライドを上下移動させて、その下端の下流側位置に取着された底部加工パンチとその下方位置で対向する部加工ダイとの協働によりワークの底部を所定の形状に形成し、底部加工パンチとその下方位置で上方に付勢されて対向し部加工ダイ内を貫通可能なノックアウトとの協働により底部加工後のワークを部加工ダイの上面に押し上げる底部加工装置を備え、前記移送装置の下層移送体は、前記再絞り加工装置に対応する最下層移送体に、前記再絞り把持手段と前記部加工ダイの上面に押し上げられたワークを把持する底部加工把持手段とを設けて、前記再絞り把持手段により把持したワークを前記底部加工工程に移送するとともに、前記底部加工把持手段により把持したワークを次の下流工程へ移送するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のトランスファプレス機。
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