JP3867184B2 - 印刷切断装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリアル方式のプリンタにおける印刷・切断に係り、詳細には、文字や図形等を印刷し、その印刷文字や印刷図形等の輪郭に応じた用紙の切断を行う印刷切断装置、及び印刷・切断のための制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシリアル方式のプリンタにおける印刷は、ピンチローラ等による印刷用紙の搬送と、ガイド軸に沿ったキャリッジの往復移動と、キャリッジに設けられたヘッドのアップダウンとを制御することにより、印刷用紙に文字や図形、画像等を印刷するものである。
【0003】
また、上記キャリッジにカッターを搭載し、印刷した文字や図形などの外形を、印刷と同様の手順によって切り抜くことができる印刷切断装置が存在し、一般的に利用されている。
【0004】
ここで、上記従来のシリアル方式のプリンタにおいては、1行ないし数行毎の印刷を繰り返し行うことによって、印刷を完成させる。このとき、プリンタの設置してある環境(温度)や、印刷用紙の厚みの違い等によりN行(Nは任意の整数)とN+1行との間が開きすぎたり、詰まりすぎる現象が発生する。このため、紙送り量を「多め」や「少なめ」といったように調整することができる機能を有するプリンタが存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の印刷切断装置においては、印刷時の紙送り量を補正すると、印刷の後に行う外形切り抜き時に、切り抜く位置と、印刷した位置とが補正した紙送り量のために合わなくなってしまうため、通常、印刷した文字や図形の輪郭が切り抜かれるば、印刷した文字や図形上を切り抜いてしまうといった不具合が発生してしまう。
【0006】
本発明の課題は、印刷時に位置補正を行った場合にもカッティング位置を補正し、印刷位置とカッティング位置とのずれを生じない印刷切断装置、及び印刷・切断のための制御プログラムを格納した記憶媒体を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷対象に印刷を行う印刷部と、前記印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷部によって前記印刷対象に印刷された印刷物の切断を行う切断部とを備えた印刷切断装置において、
予め設定されている前記印刷対象を搬送する搬送ローラの回転量に対する割合としての補正量が入力される入力手段と、
前記印刷部による印刷の際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記印刷部との相対的な送り量の補正を行う印刷補正手段と、
前記切断部による前記印刷物の切断を行う際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記切断部との相対的な送り量の補正を行う切断補正手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0008】
この請求項1記載の発明によれば、
印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷対象に印刷を行う印刷部と、前記印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷部によって前記印刷対象に印刷された印刷物の切断を行う切断部とを備えた印刷切断装置において、入力手段は、予め設定されている前記印刷対象を搬送する搬送ローラの回転量に対する割合としての補正量が入力され、印刷補正手段は、前記印刷部による印刷の際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記印刷部との相対的な送り量の補正を行い、切断補正手段は、前記切断部による前記印刷物の切断を行う際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記切断部との相対的な送り量の補正を行う。
【0009】
したがって、入力手段から入力された補正量に基づいて印刷を行った後、印刷した印刷物と切断部との送り量も、入力手段から入力された補正量に基づいて補正された上で切断されるため、印刷時と切断時とのずれを生じることのない、実用的な印刷切断装置を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明を適用したワードプロセッサの実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
まず構成を説明する。
図1は、本実施の形態のワードプロセッサ1の要部構成を示すブロック図である。このワードプロセッサ1は、入力された補正量に基づいて、シール紙10に印刷を行った後、印刷イメージの輪郭データを生成し、上記補正量に基づいて当該輪郭データに沿ったシール紙10のカッティング(切断)を行う装置である。図1において、ワードプロセッサ1は、CPU2、入力装置3、RAM4、表示装置5、印刷装置6、記憶装置7、及び記憶媒体8によって構成されており、記憶媒体8を除く各部はバス9によって接続されている。
【0012】
CPU(Central Processing Unit)2は、記憶媒体8内に格納されている印刷処理や給紙処理等の各種システムプログラムに従って、RAM4との間で当該システムプログラムに係るデータ授受を行いながら各種動作に必要な数値を演算処理し、この演算処理に基づいてワードプロセッサ1内の各部を制御するための各種制御信号を出力する。
【0013】
また、CPU2は、記憶媒体8内に格納されているシール印刷処理プログラムに従って、後述するシール印刷処理(図3及び4)を実行し、入力装置3から入力・選択された画像データに対するシール紙10への印刷を入力装置3から入力された補正量に基づいて行う。即ち、印刷装置6の用紙挿入口(不図示)に挿入されたシール紙10の搬送制御を行うとともに、印刷装置6内のキャリッジ60(図2参照)の往復移動制御と、キャリッジ60に設けられたヘッド64のアップダウン制御とを上記補正量に基づいて補正を行いながら実行することによって、上記シール紙10上に上記画像データの印刷を行う。次いで、CPU2は、画像データを印刷した際の印刷イメージデータの輪郭を抽出して輪郭データを生成し、この輪郭データを所定の倍率分拡大させたデータを輪郭拡大データとして生成する。そして、切断する位置座標を、この輪郭拡大データに基づいて切断位置データとして決定した後、この切断位置データと、上記補正量とに基づいて、シール紙10のカット(切断)を行う。
【0014】
また、CPU2は、記憶媒体8内に格納されているスキャン処理プログラムに従って、スキャン処理を実行し、印刷装置6の用紙挿入口に挿入された用紙の搬送制御を行うとともに、印刷装置6内のキャリッジ60の往復移動制御と、キャリッジ60に設けられたスキャナ61の読取制御とを行って、上記用紙に印刷されている文字や画像等を読み取り、RAM4内に画像データとして格納するとともに、表示装置5に表示する。
【0015】
入力装置3は、印刷する文字等の入力を行うための文字キーや、イメージデータの選択を行うための矢印キー、各種システムプログラムの実行を指示する指示キー等を備え、それぞれの入力操作に応じた指示信号をCPU2に出力する。
【0016】
RAM(Random Access Memory)4は、CPU2により上記スキャナ処理や、シール印刷処理が行われる際に処理される各種データを格納するメモリエリアを形成しており、このメモリエリアは、図1(b)に示す印刷イメージデータエリア4aと、輪郭データエリア4bと、輪郭拡大データエリア4cと、切断位置データエリア4dと、変数データエリア4eと、ワークエリア4fと、から構成される。
【0017】
印刷イメージデータエリア4aは入力装置3から入力された文字データや、上記スキャン処理によって読み取られた画像データ等の印刷用のイメージデータを格納し、輪郭データエリア4bは上記シール印刷処理において選択された印刷イメージの輪郭の座標を輪郭データとして格納し、輪郭拡大データエリア4cは上記シール印刷処理において予め設定された倍率等に従って輪郭データを拡大したデータを輪郭拡大イメージデータとして格納する。また、切断位置データエリア4dは上記シール印刷処理において、輪郭拡大イメージデータに基づいてシール紙10を切断する位置を切断位置データとして格納し、変数データエリア4eは上記シール印刷処理において用いられる各種変数及び変数の値を格納し、ワークエリア4fは上記スキャン処理やシール印刷処理の実行時に発生する各種解析データ等を格納する。
【0018】
表示装置5は、液晶ディスプレイ等から構成され、CPU2により実行されるスキャン処理やシール印刷処理に係るデータ、入力装置3から入力される入力データ等を表示する。
【0019】
印刷装置6は、図2に示す印刷装置6の要部構成図のように、着脱自在のインクリボンカートリッジ63が装着されたキャリッジ60と、シール紙10に対する印刷及びカット時の受面となり、キャリッジ60と対向する位置に設けられたプラテン65と、シール紙10を搬送するための駆動ローラ等を備えた搬送部(不図示)とを備える。キャリッジ60は、側部60a、60aに懸架させたガイド軸(不図示)に軸支され、図中左右方向に往復移動自在に設けられている。このキャリッジ60の移動方向は、搬送部によって送り出されるシール紙10の送り方向に交差する方向である。このキャリッジ60には、シール紙10を切断するための出し入れ可能なカッティング用刃62aを備えるカッター62と、シール紙10に対して熱によりインクリボンカートリッジ63のインクリボン63aを溶融・押圧することにより印刷画像を転写するためのヘッド64と、シール紙10の代わりに所望の画像等が印刷された用紙を搬送部により搬送させて当該用紙に印刷された画像等を読み取るスキャナ61と、が設けられている。
【0020】
印刷装置6は、CPU2により実行される上記スキャン処理やシール印刷処理において、CPU2から入力する制御信号に応じて、キャリッジ60の往復移動と、搬送部の駆動とを行って、シール紙10又は読み取り用紙に対する指示位置へキャリッジ60を移動させる。また、印刷装置6は、当該制御信号に基づいて、ヘッド64を押圧させることによってシール紙10への画像印刷や、カッター62のカッティング用刃62aによるシール紙10へのカッティング、スキャナ61による読み取り用紙の印刷画像の読み取り及び読み取った画像データのCPU2への出力を行う。
【0021】
記憶装置7は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記憶媒体8を有しており、この記憶媒体8は磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体8は記憶装置7に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体8にはシール印刷処理プログラム等のプログラムや、当該プログラムを実行することによりCPU2によって処理されたデータ、シール紙10に印刷するための画像データ等を記憶する。
【0022】
また、この記憶媒体8に記憶するプログラムや、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体8を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体8に記憶されているプログラムや、データを通信回線を介して使用する構成にしてもよい。
【0023】
次に動作を説明する。
図3はCPU2によって実行されるシール印刷処理の動作を示すフローチャートであり、図4は、このシール印刷処理の実行中に呼び出されるサブルーチンである印刷及びカット処理の動作を示すフローチャートである。まず、図3を参照してシール印刷処理の動作を説明する。
【0024】
まず、CPU2は、記憶媒体8若しくはRAM4の印刷イメージデータエリア4aに格納されている複数の画像データを表示装置5に表示させる。そして、入力装置3から印刷・切断を行う所望の画像データの選択入力と(ステップS1)、選択された画像データのシール紙10への印刷位置が指定入力されると(ステップS2)、CPU2は、当該画像データから印刷イメージデータを作成し、次いで、補正を行うか否かのメッセージを表示装置5に表示する。そして、補正を行う旨の指示入力がなされた場合には(ステップS3)、CPU2は、補正量の入力を促すメッセージを表示する。補正量が入力装置3から入力されると(ステップS4)、CPU2は入力された補正量をRAM4内の変数データエリア4eに変数「m」として格納する。以降、補正量は、パーセントを単位として説明する。
【0025】
補正量を変数データエリア4eに格納した後、または、ステップS3において補正を行う旨の指定がなかった場合には、CPU2は、印刷・カットを実行して良いかどうかのメッセージを表示装置5に表示する。そして、印刷・カットを実行しない旨の入力がなされた場合には(ステップS5)、CPU2は、ステップS3に移行し、ステップS3とステップS4の処理を繰り返し行う。また、印刷・カットを行う旨の入力がなされた場合には、CPU2は、サブルーチンとして印刷及びカット処理を実行して、ステップS4において入力された補正量「m」パーセントに基づいて、印刷イメージデータの印刷と、カットを行うことによって(ステップS6)、シール印刷処理を終了する。
【0026】
次に、図4を参照して、上記シール印刷処理の実行中に呼び出されて実行される印刷及びカット処理の動作を説明する。
【0027】
まず、CPU2は、印刷装置6の初期化を行って、印刷装置6を、キャリッジ60の待機位置への移動や、カッティング用刃62aのカッター62内への格納等の初期状態にする(ステップA1)。次いで、CPU2は、搬送部の搬送ローラ等を駆動してシール紙10を給紙し、紙送り位置、即ち搬送ローラの回転数を示す変数「PF」を変数データエリア4eに“0”として格納する(ステップA2)。そして、CPU2は、キャリッジ60を印刷開始位置に移動させるとともに(ステップA3)、シール紙10の紙送りを行って(ステップA4)、印刷開始位置にシール紙10とキャリッジ60を移動させる。またここで、CPU2は、紙送りを行った搬送部の搬送ローラの回転数を変数「PF」に加算して代入する。
【0028】
次いで、CPU2は、シール印刷処理において入力された補正量「m」パーセントに、予め設定されている搬送ローラの回転数の理論値「S」を乗じた値を「PF」に加える(ステップA5)。そして、CPU2は、ヘッド64をシール紙10に押圧して印刷を実行する(ステップA6)。以上のステップA3からA6までの処理を繰り返し実行することにより、CPU2は、シール印刷処理においてRAM4の印刷イメージデータエリア4aに格納された印刷イメージデータの印刷を行う(ステップA7)。
【0029】
次に、CPU2は、キャリッジ60の移動と、搬送部の搬送ローラ等を制御することによって、カッティング開始位置に、キャリッジ60と、シール紙10とを移動させる。この際、シール紙10の紙送り位置は、変数「PF」に格納されている搬送ローラの回転数分、シール紙10を紙送り方向と逆方向に搬送することによって実行し、そして、「PF」に格納されている変数を“0”に戻す(ステップA8)。そして、CPU2は、印刷イメージデータエリア4aに格納された印刷イメージデータから、当該印刷イメージデータの輪郭を抽出し、輪郭データとしてRAM4の輪郭データエリア4bに格納する(ステップA9)。さらに、CPU2は、予め設定された倍率分拡大した輪郭データを、輪郭拡大データとして算出し、RAM4の輪郭拡大データエリア4cに格納するとともに(ステップA10)、この輪郭拡大データと、印刷イメージデータの印刷位置とに基づいてシール紙10の切断位置を切断位置データとして決定して、RAM4の切断位置データエリア4dに格納する(ステップA11)。
【0030】
次に、CPU2は、変数「X」をキャリッジ60の移動方向、変数「Y」を紙送り方向として、変数「X」にシール紙10を切断するためのキャリッジ60の移動位置「x1」から現在のキャリッジ60の位置座標を引いた値を入力し、変数「Y」に切断するための紙送り位置「y1」に補正量「m」パーセントを乗じた値から変数「PF」を引いた値を入力する。そして、変数「X」及び「Y」の値に従って、キャリッジ60の移動及びシール紙10の搬送を行った後、変数「PF」に紙送り位置「y1」に補正量「m」パーセントを乗じた値を代入して、RAM4の変数データエリア4eに格納する(ステップA12)。
【0031】
そして、カッター62からカッティング用刃62aを突出させることによって、カッティング用刃62aをシール紙10に圧着させた後(ステップA13)、キャリッジ60を次の座標位置に移動することによってシール紙10の切断を行う。即ち、変数「X」にシール紙10を切断する次の座標(端点)を示すキャリッジ60の移動位置「x1」から現在のキャリッジ60の位置座標を引いた値を入力し、変数「Y」にシール紙10を切断する次の座標(端点)を示す紙送り位置「y1」に補正量「m」パーセントを乗じた値から変数「PF」を引いた値を入力する。そして、変数「X」及び「Y」の値に従って、キャリッジ60の移動及びシール紙10の搬送を同時に行った後、変数「PF」に紙送り位置「y1」に補正量「m」パーセントを乗じた値を代入して、RAM4の変数データエリア4eに格納する(ステップA14)。
【0032】
以上のステップA13からA14までの処理を繰り返し実行することにより、CPU2は、シール印刷処理において指定された印刷イメージデータに対するカッティングを行う(ステップA15)。
【0033】
全てのカッティングを終了した場合には、CPU2は、カッティング用刃62aをカッター62内に格納して待機位置へ移動させた後、シール紙10を排出させ、印刷及びカット処理を終了する(ステップA16)。
【0034】
以上のように、本実施の形態におけるワードプロセッサ1は、印刷装置6のキャリッジ60にシール紙10を切断するためのカッター62を備え、入力装置3から入力・選択された画像データに対するシール紙10への印刷を入力装置3から入力された補正量に基づいて行う。次いで、CPU2は、画像データを印刷した際の印刷イメージデータの輪郭を抽出して輪郭データを生成し、この輪郭データを所定の倍率分拡大させたデータを輪郭拡大データとして生成する。そして、切断する位置座標を、この輪郭拡大データに基づいて切断位置データとして決定した後、この切断位置データと、上記補正量とに基づいて、シール紙10のカット(切断)を行う。
【0035】
したがって、指定された補正量にしたがって印刷を行った後、印刷した印刷イメージデータに基づいて輪郭データ等を生成して、さらに上記指定された補正量に基づいて切断位置を補正するため、印刷時に位置補正を行った場合にも、カッティング位置のずれを生じることのない、実用的な印刷切断装置を提供することができる。
【0036】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、例えば、温度や湿度等に応じた補正量を予め設定しておき、印刷・切断時の温度や湿度を自動的に測定することによって、自動的に補正量を決定することとしてもよい。その場合には、補正量を入力する必要がなく、また補正量の誤入力を招くことのない、より正確な印刷・切断を行うことが可能である。
【0037】
また、本実施の形態においては、シール紙への印刷・切断を行うものとして説明したが、所定の用紙等に印刷し、印刷した用紙等を切断することとしてもよい。
【0038】
また、本実施の形態においては、シリアル方式のプリンタとして説明したが、印刷対象とキャリッジ、印刷対象とカッターを相対的に送る(移動する)こととして、X−Yプロッタ等における印刷・切断に適用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
請求項1及び請求項4記載の発明によれば、入力装置から入力された補正量に基づいて印刷を行った後、印刷した印刷物と切断部との送り量も、入力装置から入力された補正量に基づいて補正された上で切断されるため、印刷時と切断時とのずれを生じることのない、実用的な印刷・切断を実現することができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、例えば、用紙としてシール紙を用いて、印刷した印刷物の輪郭等を切断することによって、所望の画像データ等を印刷し、当該画像データ等をシールとして活用することができるため、印刷切断装置の適用範囲を広げることが可能である。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、印刷部のキャリッジに切断部が一体的に設けられるため、キャリッジの移動機構による印刷と、同一の機構により切断部の切断を実現でき、印刷切断装置の送り機構等の単純化、省スペース化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワードプロセッサ1の要部構成を示すブロック図。
【図2】図1の印刷装置6の要部構成を示す図。
【図3】図1のCPU2によって実行されるシール印刷処理の動作を示すフローチャート。
【図4】図3のシール印刷処理の実行中に呼び出されるサブルーチンである印刷及びカット処理の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ワードプロセッサ
2 CPU
3 入力装置
4 RAM
5 表示装置
6 印刷装置
60 キャリッジ
61 スキャナ
62 カッター
62a カッティング用刃
63 インクリボン
63a インクリボンカートリッジ
64 ヘッド
65 プラテン
7 記憶装置
8 記憶媒体
9 バス
10 シール紙

Claims (4)

  1. 印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷対象に印刷を行う印刷部と、前記印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷部によって前記印刷対象に印刷された印刷物の切断を行う切断部とを備えた印刷切断装置において、
    予め設定されている前記印刷対象を搬送する搬送ローラの回転量に対する割合としての補正量が入力される入力手段と、
    前記印刷部による印刷の際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記印刷部との相対的な送り量の補正を行う印刷補正手段と、
    前記切断部による前記印刷物の切断を行う際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記切断部との相対的な送り量の補正を行う切断補正手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷切断装置。
  2. 前記印刷部は、相対的な用紙送りを行うことによって当該用紙に印刷を行い、
    前記印刷補正手段は、前記印刷部による印刷の際に、前記補正量に基づいて前記用紙送り量の補正を行い、
    前記切断補正手段は、前記切断部による前記印刷物の切断を行う際に、前記補正量に基づいて前記用紙送り量の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷切断装置。
  3. 前記切断部を前記印刷部のキャリッジに一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載の印刷切断装置。
  4. 印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷対象に印刷を行う印刷部と、前記印刷対象と相対的な送りを行うことによって、前記印刷部によって前記印刷対象に印刷された印刷物の切断を行う切断部とを備えた印刷切断装置における印刷・切断を行わせるプログラムを格納した記憶媒体であって、
    コンピュータを、
    予め設定されている前記印刷対象を搬送する搬送ローラの回転量に対する割合としての補正量が入力される入力手段、
    前記印刷部による印刷の際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記印刷部との相対的な送り量の補正を行う印刷補正手段、
    前記切断部による前記印刷物の切断を行う際に、前記補正量に基づいて、前記印刷対象と前記切断部との相対的な送り量の補正を行う切断補正手段、
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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