JP4198025B2 - 印字装置 - Google Patents

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本発明は、印字装置に係わり、特にインクジェットプリンタにおける余白なし印字を行なう場合の印字方法、またそのときの画像データ生成方法に関する。
プリントヘッドから吐出されたインク滴はほとんどの場合、被記録紙に着弾する。しかし、インク滴の若干は飛散し、本来の目的位置よりずれた位置に着弾することがある。あるいは、プリントヘッドを搭載したキャリッジの速度変動や、被記録紙の搬送精度が若干ばらつくため、インク滴の着弾位置がずれることもある。このように、インク滴の着弾位置がずれると、プラテンが、インク滴で汚れ、被記録紙を汚してしまうことがあった。このため従来は、被記録紙に印字を行なう場合、左右に余白部を設けていた。
また、被記録紙を適切に搬送するとともに、プラテン上に被記録紙を適切に配置するために、被記録紙の先端部及び後端部を支持する必要があり、このために先端部及び後端部に余白が生じてしまっていた。上述したように、従来の印字方法では、四辺に余白部が生じていた。
しかしながら、最近では、写真画像の印刷などが行なわれることが多くなるにつれ、余白なし印字がインクジェットプリンタに求められている。ただし、上記のような問題があるため、単に余白部を無くしてしまうわけにはいかない。単に余白部を無くして印字した場合、インク滴の着弾位置が被記録紙周縁の外側にずれた場合は、プラテンを汚すこととなる。逆にインク滴の着弾位置が被記録紙周縁の内側にずれた場合は、印字結果に若干の余白部が生じてしまう。このため、余白なし印字を実現するために、いくつかの方法が提案されている。
被記録紙の先端部及び後端部の余白なし印字をする場合には、その被記録紙の先端部及び後端部の余白部を、印字中あるいは印字後にカットする方法が提供されている。しかしながら、たとえ画像寸法通りに余白部をカットしたとしても、カットの精度誤差、被記録紙搬送精度のばらつきなどのため、若干余白が残ったり、また正規の画像データの一部を破棄してしまったりすることがある。図10は被記録紙のカット位置を説明するための図である。尚、同図においてハッチングを施した部分は印字領域である。被記録紙先端部の理想的なカットの位置は、印字の周縁丁度の位置(図10の位置B)である。しかしながら、実際には紙搬送距離の誤差、カット精度のばらつきなどのため、この目標位置(理想位置)から、若干ずれる可能性がある。もしカット位置が位置Aになってしまったときには、A−B間の領域が余白部となって周縁部に残ってしまう。このため実際にはCの位置で余白部をカットすることにより、上記のような誤差が生じたとしても、余白を生じさせないようにしている。しかしながら、Cの位置でカット出来たとしても、B−C間の画像データは欠落してしまう。このように、従来の方法では、正規の画像データの一部を破棄している。被記録紙の後端部についても、先端部と同様の問題が生じている。
また、被記録紙の左右端の余白なし印字をする場合も同様の問題が生じている。図11は被記録紙左右の印字領域を説明するための図である。尚、同図においてハッチングを施した部分は印字領域である。被記録紙の左端と画像の左端とがBの位置で合えば問題ないが、実際には被記録紙が搬送中に斜行したり、キャリッジの速度変動などがあったりするため、画像の左端がCの位置ずれることがある。この場合には、B−C間が余白領域となってしまう。したがって、これを避けるために、画像データを拡大し、被記録紙の左右端を超える領域まで(図11の位置Aまで)印字を行ない、A−B間にあふれたインクはプラテン上で吸収するなどの対策を行なっている。しかしながら、この場合も、やはり正規の画像データの一部は、先後端部同様に破棄されてしまう。このため、正規の画像データの左右両端部のデータを破棄してしまうことになる。
また、印字した後に、ミシン目などで余白部が切り取られるような被記録紙を用いた場合にも同様のことが言える。すなわち、余白部に若干印字領域がかかるようにしないと余白部を切り取ったとしても残された記録紙に余白部が残る可能性があるので、やはり正規のデータの一部を破棄することになる。
特開2001−219533号公報
上述したように、従来は、本来の画像データの一部を破棄することで余白なし印字が実現されていた。このため、周縁部に必要な画像情報がある場合には、従来の方法ではその画像情報を破棄してしまうので、ユーザが望んでいる画像を印字することができないという問題があった。
また、データが切り取られてしまうので、紙サイズよりも大きな画像データを生成することを推奨している。これはユーザに対して、多大な負荷を与えることとなる。
本発明は、上記事情に基づいてなされたものであり、本来の画像データの周縁部のデータを破棄することなく、余白なし印字が行なえる印字装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、被記録紙に印字をおこなうためのプリントヘッドと、被記録紙を搬送するための搬送手段と、画像データ周囲部の領域に、前記画像データの周縁部付近の一部をミラー反転または繰り返し使用して生成した画像データを付加する画像データ付加手段と、を具備し、前記画像データと前記付加された画像データに基づいて前記印字をおこなうことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、被記録紙に印字をおこなうためのプリントヘッドと、被記録紙を搬送するための搬送手段と、画像データ周囲部の領域前記画像データの周縁部付近の一部をミラー反転または繰り返し使用して生成した画像データを付加する画像データ付加手段と、画像データ周囲部の領域に前記画像データと前記付加された画像データの境界位置を示す境界線を印字するためのデータを付加する境界線付加手段と、を具備し、前記画像データと前記付加された画像データと前記境界線を印字するためのデータに基づいて前記印字をおこなうことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、被記録紙に印字をおこなうためのプリントヘッドと、被記録紙を搬送するための搬送手段と、被記録紙を切断するカッター機構と、画像データ周囲部の領域前記画像データの周縁部付近の一部をミラー反転または繰り返し使用して生成した画像データを付加する画像データ付加手段と、を有し、前記プリントヘッドを用いて前記画像データと前記付加された画像データに基づいて印字した後、前記画像データと前記付加された画像データとの境界を前記カッター機構で切断することにより、余白のない印字を実現することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の印字装置において、前記画像データの送出側である装置が前記画像データ付加手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る印字装置によれば、冗長画像データを付加することにより、余白なし印字をするために被記録紙の先端部及び後端部の余白を切り取る際に、カット精度誤差、紙搬送精度誤差のために若干カット位置がずれたとしても、余白部が生じない。また、カット位置がずれたとしてもそのことが被記録紙に印字されている画像上で目立たない。更に、キャリッジの速度変動、あるいは紙搬送手段で被記録紙が若干斜行したとしても、左右端部に余白部が生じない。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態について説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態である印字装置について、図面を参照して説明する。尚、以下では印字装置がインクジェットプリンタである場合について説明する。図1は、本発明の第一実施形態である印字装置の概略構成図である。
本実施形態の印字装置1は、図1に示すように、インク滴を吐出するプリントヘッド21と、プリントヘッド21等が搭載されたキャリッジ2と、キャリッジを移動させる主走査モータ12と、被記録紙を搬送する副走査モータ13と、主走査モータの制御を行なう際の位置情報となるリニアスケール14と、プラテン11とを備える。
プラテン11は、その上面に被記録紙を載置するものである。キャリッジ2は、被記録紙を主走査方向にカットするためのカッターユニット22を搭載している。
主走査モータ12を回転することにより、キャリッジ2がリニアスケール14に沿って往復運動し、プリントヘッド21からはインクが吐出される。これにより、キャリッジ2の動作に同期して副走査モータ13を回転させることにより、被記録紙100が間欠的に搬送され、被記録紙100に印字が行なわれる。
図2は本実施形態の印字装置1の制御ブロック図である。本実施形態の印字装置1は、ホストコンピュータ200との間でデータやコマンド等の送受信を仲介するインターフェース部301と、印字動作を制御する印字制御手段3と、プリンタの動作状態などの設定を行なう操作パネル4とを備える。
印字装置1は、このインターフェース部301を介してホストコンピュータ200から送られてくる画像データを受信する。
印字制御手段3は、制御プログラムによって印字動作全体の制御を行なうCPU30と、制御プログラムなどを格納したROM31と、受信バッファやワークエリアとして使用するRAM32と、印字動作等にかかわる制御情報などを格納した不揮発性メモリ33と、センサ信号を検知したりモータなどへの制御信号を出力したりするI/Oポート34と、副走査方向に分割された帯状の画像データを一時記憶するバンドメモリ35と、主走査モータを制御するための主走査モータ制御手段36と、副走査モータを制御するための副走査モータ制御手段37と、を備える。
操作パネル4は、使用者が印字装置1の動作などの設定を行なうためのSW等で構成されている操作手段40と、印字装置1の状態などを使用者に報知するLED、LCD、ブザーなどで構成される報知手段41と、を備えている。
尚、インターフェース部302は印字制御手段3と操作パネル4とを接続するものであり、インターフェース部303は印字制御手段3とキャリッジ2とを接続するものであり、インターフェース部304は印字制御手段3と主走査モータ12とを接続するものであり、インターフェース部305は印字制御手段3と副走査モータ13とを接続するものである。
次に、第一実施形態の印字装置の動作について説明する。図3は本実施形態である印字装置の処理のフローチャートである。
印字を開始するに当たり、ユーザはホストコンピュータ200上でプリント環境の設定を行なう。プリンタドライバ上において印字動作モードなどを選択する。余白なし印字の設定もプリンタドライバ上で行なう(S1)。
ユーザによって余白なし印字の設定がホストコンピュータ200上でなされた場合、印字が実行されると、ホストコンピュータ200側では、元々の画像データに対し、周囲部4辺の非印字領域に、所定幅の冗長画像データを付加する。すなわち、本実施形態では、ホストコンピュータ側が、本来の画像データの周囲部の非印字領域に冗長画像データを付加する冗長画像データ付加手段を備えている。冗長画像データの幅は4辺全て共通にしても構わないし、それぞれ別の幅にしても構わない。印字装置1から被記録紙100の先端部及び後端部については、カットの精度、印字装置1の被記録紙の搬送精度を考慮して、カッターユニット22により被記録紙100をカットする目標位置に対して多少位置の変動が生じた場合でも、冗長画像データの幅を超えないような幅に決定する必要がある。被記録紙100の左右端に付加する冗長画像データの幅については、キャリッジ2の位置制御、インク滴の着弾精度などを考慮して決定する。尚、4辺すべて余白なしにするのではなく、2辺や3辺だけを余白なしにする場合には、付加する冗長画像データもそれぞれ2辺や、3辺だけにする(S2)。
ホストコンピュータ200から印字装置1への画像データの転送に先立って、ホストコンピュータ200と印字装置1との間でコマンドのやり取りが行なわれる。画像データサイズ、付加された冗長画像データの幅、余白の有無等の印字モードの印字情報等がそれに含まれる。画像サイズは、冗長画像データを含んだサイズとして印字装置1に通知される。印字装置1は、送られてきた画像データが冗長画像データを含んだデータであることを認識し、印字装置1に装着された用紙サイズを超える幅の画像データサイズであっても、エラーとせずに、そのまま受信する。なお、余白の有無の設定を、プリンタドライバ上ではなく、印字装置1の操作手段40を操作することで行なう構成になっている場合には、その設定を、コマンドのやり取りなどによってホストコンピュータ200側に通知する必要がある。その後、冗長画像データを付加した画像データが印字装置1に転送される(S3)。
ホストコンピュータ200から画像データが印字装置1に転送されると、印字装置1はバンドメモリ35にデータを展開する。また、必要に応じて画像処理などがなされる。バンドメモリに展開された画像データは、プリントヘッドのノズル列方向に合わせてデータ変換される(S4)。
画像データがバンドメモリ35からプリントヘッド21に転送される(S5)。
プリントヘッド21は、転送された画像データに基づいてインク滴を吐出し、被記録紙100に印字を行なう(S6)。
先端余白部をカットできる位置まで被記録紙100が搬送されたら、キャリッジ2に搭載されているカッターユニット22を用いて、先端余白部をカットする。このとき、図6のように本来の画像と冗長画像の境界をカットすることになる(S7)。
すべての印字が終了したのちに、後端余白部をカットする。このときもステップ7(S7)の時と同様に本来の画像と冗長画像の境界をカットする(S8)。
ここで、冗長画像データの生成方法について説明する。付加する冗長画像データの幅は可変できるようにしておいても構わないが、所定の固定値で構わない。幅を決める際には、カット精度、インク滴の着弾精度、被記録紙の搬送精度などを考慮して、カットしたときに余白が生じないだけのマージンを持っておく必要がある。ただし、インクの無駄な消費を妨げるためには可能な限り狭くしたほうが望ましい。
図4(a)は、余白部に本来の画像データの周縁部のデータをミラー反転した冗長画像データを付加したときの印字結果の概略図である。すなわち、図4(a)に示す冗長画像データは、本来の画像データの周縁部のデータをミラー反転して生成したものである。
図7は、冗長画像データをミラー反転して生成したときのデータの配例を示す図である。図7に示す白色の部分は、本来の画像データの部分で、ハッチングを施した灰色の部分は冗長画像データの部分である。画像の一画素を一マスとして区切り、各マスに便宜上数字を付加し、本来の画像データを1〜mnで表わすと、前後左右の余白部に印字する冗長画像データは図7のハッチングで示した部分のようになる。
また、冗長画像データは、ミラー反転せずに、本来の画像データの周縁部のデータをそのまま、非印字領域の余白部分にシフトして付加しても構わない。
図4(b)は、余白部に本来の画像データの周縁部のデータを一度だけ繰り返した冗長画像データを付加したときの印字結果の概略図である。すなわち、図4(b)に示す冗長画像データは、本来の画像データの周縁部のデータを一度だけ繰り返して生成したものである。
図8は、冗長画像データを上述したシフトにより生成したときのデータの配例を示す図である。図7と同様に図8に示す白色の部分は、本来の画像データの部分で、ハッチングを施した灰色の部分が冗長画像データの部分である。図7の場合と同様に、本来の画像データを1〜mnで表わすと、前後左右の余白部に印字する冗長画像データは、図8のハッチングで示した部分のようになる。
また、冗長画像データは、本来の画像データの周縁部の極狭い幅のデータを、繰り返し繋ぎ合わせて生成しても構わない。
図4(c)は、余白部に本来の画像データの周縁部の極狭い幅のデータを連続して繰り返した冗長画像データを付加したときの印字結果の概略図である。すなわち、図4(c)に示す冗長画像データは、本来の画像データの周縁部の極狭い幅のデータを連続して繰り返して生成したものである。
図9は、冗長画像データを本来の画像データの周縁部の極狭い幅のデータで繰り返して生成したときのデータの配例を示す図である。図7と同様に図9に示す白色の部分は、本来の画像データの部分で、ハッチングを施した灰色の部分が冗長画像データの部分である。図7の場合と同様に、本来の画像データを1〜mnで表わすと、前後左右の余白部に印字する冗長画像データは、図9のハッチングで示した部分ようになる。
図4(a)、(b)又は(c)に示す冗長画像データを付加して印字した後に、本来の画像データと冗長画像データの境界でカットすれば本来の画像データを破棄することはなく余白のない印字が実現できる。尚、境界でのカット位置がずれたときに、図4(a)のようにミラー反転した冗長画像データを付加した画像は、他の方法に比べて境界が目立たないで済む。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態である印字装置について説明する。なお、第二実施形態の印字装置の概略構成図及び制御ブロック図は、第一実施形態のものと同様であるので省略する。第一実施形態では、ホストコンピュータ側で冗長画像データを付加していたが、第二実施形態においては、印字装置側で冗長画像データを付加することを特徴とする。すなわち、本実施形態の印字装置の印字制御手段は、本来の画像データの周囲部の非印字領域に冗長画像データを付加する冗長画像データ付加手段を備えている。本実施形態の印字装置のその他の点は、第1実施形態の印字装置と同様である。
図5は第二実施形態である印字装置の処理のフローチャートである。以下、本実施形態の印字装置の動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、印字を開始するに当たり、ユーザはホストコンピュータ200上でプリント環境の設定を行なう。プリンタドライバ上において印字動作モードなどを選択する。余白なし印字の設定もプリンタドライバ上で行なう(S10)。
印字動作モードが設定されて、実際に印刷動作が開始されると、ホストコンピュータ200から印字装置1に対してコマンド、画像データが転送される。転送するデータが余白なし印字であるかどうかもコマンドによって印字装置1に通知される。ただし、ここでは、画像データに対して冗長画像データは付加されない(S11)。
ホストコンピュータ200から画像データを受信し、バンドメモリ35にデータを展開するときに、印字装置1において、非印字領域に第一実施形態と同様の方法により、冗長画像データを付加する。バンドメモリ35への書き込みの際に、通常の印字領域に画像データを書き込むと共に、余白部である非印字領域に対して、冗長画像データを書き込む。また必要に応じて画像処理などがなされる。バンドメモリ35に展開された画像データは、プリントヘッド2のノズル列方向に合わせてデータ変換される(S12)。
以降のステップ13(S13)〜ステップ16(S16)の各ステップの動作については、第一実施形態の図3で説明したフローチャートのステップ5(S5)〜ステップ8(S8)と同様であるので、詳細な説明を省略する。以上のように、本実施形態では印字装置側で非印字領域に冗長画像データを付加して、画像を印字する。第二実施形態のその他の作用・効果は第一実施形態のものと同様である。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態である印字装置について説明をする。第一実施形態及び第二実施形態では、カッターユニット22をもつ印字装置1について説明した。しかし、カッターユニット22がなくても、印字した後に手動でカットを行なうことにより、同様の効果を得ることができる。第三実施形態の印字装置は、キャリッジ2にカッターユニット22を備えていない。しかし、本実施形態の印字装置は、画像データ周囲部の非印字領域に画像データと冗長画像データの境界位置を示す境界線を印字するためのデータを付加する境界線付加手段を備えている。第三実施形態の印字装置のその他の点は第一実施形態と同様である。したがって、以下では第一実施形態と異なる部分についてだけ説明し、同様の部分につては、その詳細な説明を省略する。
図6は本発明の第三実施形態である印字装置により、冗長画像データを付加した場合の印字結果の概略図である。図6に示すように、余白部を設けた状態で被記録紙100に印字を行ない、余白部である非印字領域には、境界線付加手段により、本来の画像データと冗長画像データとの境界でカットする際の目安となる印101が印字される。使用者は、この印101を基に被記録紙100をカットすれば、多少カット位置がずれたとしても、そのずれが目立たない上に本来の画像データの周縁部のデータの欠落もない。第三実施形態のその他の作用・効果は第一実施形態のものと同様である。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記の実施形他では、冗長画像データをミラー反転又は繰り返し転写により生成する場合について説明したが、冗長画像データはこれらに限られるものではなく、本来の画像データの他の部分をコピーして生成するようにしてもよいし、或いは、本来の画像データとは関係のない他のデータであってもよい。また、第三実施形態では、上下左右のカット位置に印を印刷したが、このカット位置の印は、上下だけ、或いは左右だけのカット位置を示す印であってもよい。更に、上記の実施形態では、印字装置がインクジェットプリンタである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、印字装置は、シリアルプリンタ、ラインプリンタ、レーザープリンタなどであってもよい。
以上説明したように、本発明の印字装置によれば、余白なし印字をするために被記録紙の先端部及び後端部の余白を切り取る際に、カット精度誤差、紙搬送精度誤差のため若干カット位置が外れたとしても、余白部が生じないと共にカット位置がずれた場合でも画像上目立たない。また、キャリッジの速度変動、あるいは被記録紙が若干斜行したとしても、左右に余白部は生じない。したがって、本発明の印字装置は、インクジェットプリンタなどに適用することができる。
本発明の第一実施形態である印字装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態である印字装置の制御ブロック図である。 本発明の第一実施形態である印字装置の処理のフローチャートである。 (a)は余白部に本来の画像データの周縁部のデータをミラー反転した冗長画像データを付加したときの印字結果の概略図、(b)は余白部に本来の画像データの周縁部のデータを一度だけ繰り返した冗長画像データを付加したときの印字結果の概略図、(c)は余白部に本来の画像データの周縁部の極狭い幅のデータを連続して繰り返した冗長画像データを付加したときの印字結果の概略図である。 本発明の第二実施形態である印字装置の処理のフローチャートである。 本発明の第三実施形態である印字装置により、冗長画像データを付加したときの印字結果の概略図である。 冗長画像データをミラー反転して生成したときの画像データ及び冗長画像データの配例を示す図である。 冗長画像データをシフトにより生成したときの画像データ及び冗長画像データの配例を示す図である。 冗長画像データを本来の画像データの周縁部の極狭い幅のデータを繰り返して生成したときの画像データ及び冗長画像データの配例を示す図である。 被記録紙のカット位置を説明するための図である。 被記録紙左右の印字領域を説明するための図である。
符号の説明
1 印字装置
2 キャリッジ
3 印字制御手段
4 操作パネル
11 プラテン
12 主走査モータ
13 副走査モータ
14 リニアスケール
21 プリントヘッド
22 カッターユニット
30 CPU
31 ROM
32 RAM
33 不発揮性メモリ
34 I/Oポート
35 バンドメモリ
36 主走査モータ制御手段
37 副走査モータ制御手段
40 操作手段
41 報知手段
100 被記録紙
101 印
200 ホストコンピュータ
301 インターフェース部
302 インターフェース部
303 インターフェース部
304 インターフェース部
305 インターフェース部

Claims (4)

  1. 被記録紙に印字をおこなうためのプリントヘッドと、
    被記録紙を搬送するための搬送手段と、
    画像データ周囲部の領域に、前記画像データの周縁部付近の一部をミラー反転または繰り返し使用して生成した画像データを付加する画像データ付加手段と、
    を具備し、
    前記画像データと前記付加された画像データに基づいて前記印字をおこなうことを特徴とする印字装置。
  2. 被記録紙に印字をおこなうためのプリントヘッドと、
    被記録紙を搬送するための搬送手段と、
    画像データ周囲部の領域前記画像データの周縁部付近の一部をミラー反転または繰り返し使用して生成した画像データを付加する画像データ付加手段と、
    画像データ周囲部の領域に前記画像データと前記付加された画像データの境界位置を示す境界線を印字するためのデータを付加する境界線付加手段と、
    を具備し、
    前記画像データと前記付加された画像データと前記境界線を印字するためのデータに基づいて前記印字をおこなうことを特徴とする印字装置。
  3. 被記録紙に印字をおこなうためのプリントヘッドと、
    被記録紙を搬送するための搬送手段と、
    被記録紙を切断するカッター機構と、
    画像データ周囲部の領域前記画像データの周縁部付近の一部をミラー反転または繰り返し使用して生成した画像データを付加する画像データ付加手段と、
    を有し、
    前記プリントヘッドを用いて前記画像データと前記付加された画像データに基づいて印字した後、前記画像データと前記付加された画像データとの境界を前記カッター機構で切断することにより、余白のない印字を実現することを特徴とする印字装置。
  4. 前記画像データ付加手段は、前記画像データの送出側である装置が備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の印字装置。
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