JP3863844B2 - ステッピングモータ駆動装置、及びステッピングモータ駆動方法 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置、及びステッピングモータ駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッピングモータ駆動装置に関し、特に、ステッピングモータを低騒音かつ低振動に駆動する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の位置制御等にステッピングモータが用いられている。ステッピングモータは、回転子と、複数相の巻線を備える固定子とから構成され、当該回転子は当該巻線に通電される度に単位角度ずつ回転して停止する。また、当該回転子は、各巻線に所定の順序で所定回数通電されることによって、フィードバック制御なしに、目的の角度だけ回転して停止する。ステッピングモータの動作のこのような特性は、位置制御用途に適する。
【0003】
近年、ステッピングモータは、DSC(Digital Still Camera:デジタル静止画カメラ、いわゆるデジカメ)やDVC(Digital Video Camera:デジタルビデオカメラ)といった撮影用電子機器における光学系アクチュエータとして、絞り、焦点、ズームなどの調整に用いられる。
撮影用電子機器に用いられるステッピングモータの動作には、特に低騒音性及び低振動性が求められる。ステッピングモータが発する騒音は機器の内蔵マイクにキャッチされ雑音として録音され、振動はぶれ等を生じさせ録画画質を劣化させるからである。
【0004】
この要求に応えて、ステッピングモータの動作を低騒音化及び低振動化させる駆動技術が、例えば特許文献1に開示されている。
図23は、当該特許文献1に記載されている駆動装置である(ここでは、原理説明に必要な構成要素のみを記載する)。
図23において、20は制御対象であるステッピングモータ、45は回転子、19a及び19bはそれぞれ第1巻線及び第2巻線である。
【0005】
アップダウンカウンタ回路43aは、アップダウン信号DAに応じてクロック信号CLKPをアップカウント、又はダウンカウントし、当該カウント値を示す4ビット信号DA1〜DA4をD/Aコンバータ44aへ供給する。
D/Aコンバータ44aは、4ビット信号DA1〜DA4に応じた電圧信号VCAを出力する。電圧信号VCAは、ステップ状に増加し、そして減少する階段波である。クロック信号CLKPの周波数(正確にはパルス頻度)、及びステップレベルの段差の大きさに応じて、電圧信号VCAの変化速度は可変である。クロック信号CLKPのパルス頻度が大きいほど、また、ステップレベルの段差が大きいほど、電圧信号VCAは高速な変化を示す。また、クロック信号CLKPを停止することによって電圧信号VCAを一定値に維持できる。
【0006】
駆動回路39aは、駆動信号VCAを非反転パワーアンプ41aで増幅すると共に、反転パワーアンプ42aで増幅し、両パワーアンプの各出力端の間に接続される第1巻線19aを電圧駆動する。
上述した構成要素と同様の構成要素が第2巻線19bについても設けられ、同様の作用によって、階段波に基いて第2巻線19bを電圧駆動する。
【0007】
この構成は、巻線への給電開始時に印加電圧を段階的に増加させ、そして給電停止時に印加電圧を段階的に減少させるので、給電の開始及び停止時の急激なトルク変動によって生じる振動と騒音とが緩和される。
なお、上述した駆動装置は各巻線を電圧駆動する駆動回路を例示しているが、階段波に基いて各巻線を電流駆動しても、同様に振動と騒音との低減効果が得られる。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−343295号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の駆動装置によれば、階段波のステップアップ時、及びステップダウン時のトルク変動によって、駆動対象のステッピングモータに依然若干の振動と騒音とが生じるため、振動と騒音の低減効果が十分でないという問題がある。撮影用電子機器への適用において、この問題は特に顕著であり、ステッピングモータ動作の一層の低騒音化及び低振動化への要求が依然として存在する。
【0010】
上記の問題に鑑み、本発明は、駆動対象であるステッピングモータの動作を低騒音化及び低振動化する駆動装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記問題を解決するため、本発明のステッピングモータ駆動装置は、駆動対象であるステッピングモータが備える巻線への給電電流を測定する給電電流測定手段と、階段波を生成する階段波生成部および、当該階段波を積分して参照信号を生成する積分回路から構成された参照信号生成手段と、導通状態において前記巻線へ給電し、非導通状態において前記巻線への給電を停止するチョッピング用のスイッチング手段と、少なくともフリップフロップを含み、当該フリップフロップは PWM 基準信号の所定の周期毎にセットされて前記スイッチング手段を導通状態にし、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった時点でリセットされて、前記スイッチング手段を非導通状態にするパルス幅変調制御手段とを備える。
(2)また、前記積分回路は、前記階段波の変化速度に応じて前記積分の時定数を変更することによって、前記参照信号を前記階段波の平均勾配に追従させて生成してもよい。
(3)また、前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、前記チョッピング用のスイッチング手段と他の複数のスイッチング手段とから構成され、前記給電電流を整流するブリッジ整流回路と、当該ブリッジ整流回路を構成する各スイッチング手段を、それぞれ導通状態又は非導通状態の何れか所定の状態にすることによって、前記巻線への給電極性を反転させる給電極性反転手段を備えてもよい。
(4)本発明のステッピングモータ駆動方法は、駆動対象であるステッピングモータが備える巻線への給電電流を測定する給電電流測定ステップと、階段波を生成し当該階段波を積分して参照信号を生成する参照信号生成ステップと、スイッチング手段の導通状態において前記巻線へ給電し、前記スイッチング手段の非導通状態において前記巻線への給電を停止するチョッピング用のスイッチングステップと、PWM 基準信号の所定の周期毎にセットされて前記スイッチング手段を導通状態にし、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった時点でリセットされて、前記スイッチング手段を非導通状態にするパルス幅変調制御ステップとを含む。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置は、レベルが連続的に変化し、かつ当該レベルによって電流制限値を表す参照信号を生成する。レベルが連続的に変化する信号とは、階段状のレベル変化を示さない信号を言い、一例として、正弦波信号、立ち上がり及び立ち下りがスロープ状である三角波信号、台形波信号等が該当する。
【0013】
そして、当該ステッピングモータ駆動装置は、当該生成された参照信号によって表される電流制限値に応じて巻線電流をPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御、より詳細には電流チョッパ方式でPWM制御する。
以下、当該ステッピングモータ駆動装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
(全体構成)
図1は当該ステッピングモータ駆動装置の全体構成を示す機能ブロック図である。なお、同図には制御対象であるステッピングモータをも記載している。
図1において、20は制御対象であるステッピングモータ、45は回転子、19a及び19bはそれぞれ異なる相に対応する第1巻線、第2巻線である。
【0015】
当該ステッピングモータ駆動装置は、PWM基準信号生成部1、参照信号生成部110a及び110b、PWM制御部120a及び120b、ブリッジ整流回路130a及び130b、給電電流測定部140a及び140b、及び電源8から構成される。
巻線毎に設けられる構成要素の内容は同一なので、以下、第1巻線用の構成要素を代表して説明する。
【0016】
参照信号生成部110aは、階段波生成部2、及び積分回路3から構成される。PWM制御部120aは、コンパレータ4、フリップフロップ5、及び通電論理部6から構成される。ブリッジ整流回路130aは、トランジスタ10〜13、及びフライホイルダイオード14〜17から構成される。ここで、特にトランジスタ11及び13の何れか給電極性に応じた一方が、通電論理部6からのゲート制御信号を受けて、巻線19aへの給電電流をチョッピングする。給電電流測定部140aは、オン抵抗調整回路24、トランジスタ23、及びアンプ21から構成される。
【0017】
(階段波生成部2の詳細)
図2は、階段波生成部2の詳細な構成を示す機能ブロック図である。速度切替部は、速度指定信号FDAに応じて、階段波のステップ単位時間を刻むクロック信号CLKP、又はクロック信号CLKPを2分周して得られる信号の何れかを選択して、信号Aとしてアップダウンカウンタへ供給する。
【0018】
アップダウンカウンタは、アップダウン信号DAに応じて、信号Aをアップカウント、又はダウンカウントする。そのカウント値を示す4ビット信号DA1〜DA4は、D/Aコンバータによってアナログ電圧に変換され、階段波信号VCAとして出力される。
当該アップダウンカウンタ、及び当該D/Aコンバータは、何れもごく一般的な周知回路であるため、詳細な説明を省略する。
【0019】
図3は、階段波生成部2における主要信号の時間変化を示す波形図である。
時刻t0から時刻t1まで、ハイレベルの速度指定信号FDA、及びハイレベルのアップダウン信号と共に、クロック信号CLKPが与えられ、アップダウンカウンタとD/Aコンバータとは、最低レベルから最高レベルまで高速に増加する階段波VCAを生成する。
【0020】
時刻t1から時刻t2まで、クロック信号CLKPが停止し、階段波VCAは最高レベルに維持される。
時刻t2から時刻t3まで、ハイレベルの速度指定信号FDA、及びローレベルのアップダウン信号と共に、クロック信号CLKPが与えられ、アップダウンカウンタとD/Aコンバータとは、最高レベルから最低レベルまで高速に減少する階段波VCAを生成する。
【0021】
時刻t4から時刻t7まで、ローレベルの速度指定信号FDAが与えられ、低速に増減する階段波VCAが生成される。
(積分回路3の詳細)
図4は、積分回路3の詳細な構成を示す回路図である。この回路は、バタワース型のローパスフィルタとして周知であり、階段波VCAを速度指定信号FDAに応じた積分時定数で積分することによって、階段波VCAの平均勾配に追従する参照信号VCTAを出力する。
【0022】
このために、速度指示信号FDAによって制御されるSW1及びSW2を用いて、積分時定数を決定する調整抵抗が可変に構成される。
図5(A)及び(B)は、積分時定数に応じて異なる増減速度の階段波に追従する参照信号が得られることを示す概念図である。
階段波が高速に増減することを示すハイレベルの速度指定信号FDAが与えられると、SW1及びSW2は短絡し、前記調整抵抗は低く、積分時定数は短く設定される。図5(A)は、この場合に、高速に増減する階段波VCAの平均勾配に追従する参照信号VCTAが得られることを示している。
【0023】
階段波が低速に増減することを示すローレベルの速度指定信号FDAが与えられると、SW1及びSW2は開放され、前記調整抵抗は高く、積分時定数は長く設定される。図5(B)は、この場合に、低速に増減する階段波VCAの平均勾配に追従する参照信号VCTAが得られることを示している。
このようにして得られた参照信号VCTAのレベルは連続的に変化し、階段波VCAに見られた階段状のレベル変化はもはや存在しない。
【0024】
(巻線電流のPWM制御動作の詳細)
次に、PWM基準信号生成部1、PWM制御部120a、ブリッジ整流回路130a、及び給電電流測定部140aが協働して行う巻線電流のPWM制御動作について詳細に説明する。
図6は、当該PWM制御動作に係る主要信号の時間変化を示す波形図である。
【0025】
図7は、給電極性を反転してパイポーラ駆動する場合の巻線電流を示す波形図である。
PWM基準信号生成部1は、巻線への給電期間の開始を指示するPWM基準信号を、所定周期で生成する。
フリップフロップ5は当該PWM基準信号の立ち下りに同期してセットされ、給電期間を示す給電指令信号CHAを出力する。そして、通電論理部6は、給電指令信号CHA、及び、給電極性を示す給電極性信号PHCAに応じて、所定のゲート信号GA1〜GA4を各トランジスタに供給することによって、トランジスタ10及び13の組、又は、トランジスタ12及び11の組の何れかを導通状態にし、他を非導通状態にする。これにより、巻線19は電源8から給電極性信号PHCAに応じた極性で給電され、給電電流(給電期間における巻線電流を言う)が徐々に増加する。
【0026】
当該給電電流は、オン抵抗調整回路24により所定のオン抵抗に調整されたトランジスタ23に流れるので、トランジスタ23のドレイン−ソース間に生じる電圧によって当該給電電流が測定される。当該電圧は、アンプ21で増幅された後、コンパレータ4の反転入力端へ入力される。それと同時に、コンパレータ4の非反転入力端へは、参照信号VCTAが入力される。
【0027】
給電電流が増加し、アンプ21の出力電圧が参照信号VCTAの電圧よりも高くなると、コンパレータ4は出力信号を発してフリップフロップ5をリセットする。その結果、給電指令信号CHAがローレベルとなり、ゲート信号GA2及びGA4がローレベルとなるので、チョッピング用のトランジスタ11及び13は非導通状態となり、巻線への給電が停止する。
【0028】
その後、回生電流(回生期間における巻線電流を言う)は、電流方向に応じて、トランジスタ12とフライホイルダイオード14の組、又はトランジスタ10とフライホイルダイオード16の組の何れかを経由して還流し徐々に減少する。PWM基準信号が与えられる度に、このような給電動作と回生動作とが繰り返され、巻線電流は参照信号VCTAによって表される電流制限値に制御される。
【0029】
本発明における参照信号VCTAは、前述したように、階段状のレベル変化を示さないから、階段波を参照信号に用いる場合の、ステップアップ時、及びステップダウン時のトルク変動に起因する振動と騒音とが、本発明によって完全に解消される。
なお、給電電流測定部140aは、オン抵抗調整回路24とトランジスタ23とに代えて、単に抵抗器を用いて構成することもできる。
【0030】
また、給電電流の測定に係る電圧降下(給電ロス)の増大が容認できる場合には、アンプ21を省いて構成することもできる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置は、第1の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置と比べて、クロック信号のパルス頻度を弁別することによって前述した速度指定信号を装置内部で生成し、当該生成された速度指定信号を用いて参照信号を生成する点で異なる。以下、主に第1の実施形態との違いを説明する。
【0031】
(参照信号生成に係る主要部の構成)
図8は、第2の実施形態における、参照信号生成に関する構成を示す機能ブロック図であり、第1の実施形態と比べて、パルス頻度弁別部22が追加される。パルス頻度弁別部22は、第1の実施形態において外部から取得していた速度指定信号FDAを、クロック信号CLKPのパルス頻度を弁別することによって生成する。
【0032】
図9は、パルス頻度弁別部22の構成を示す機能ブロック図である。
第1モノマルチ部は、デジタル構成された単安定マルチバイブレータであり、クロック信号CLKPの周期毎にトリガされ、弁別用信号MCLKの8パルス期間にわたって出力信号OUT1を出力する。
第2モノマルチ部は、デジタル構成された単安定マルチバイブレータであり、出力信号OUT1の出力終了でトリガされ、弁別用信号MCLKの8パルス期間にわたって出力信号OUT2を出力する。
【0033】
信号J1は、OUT1及びOUT2の何れもが出力されている期間を示し、信号J2は、OUT1及びOUT2の何れもが出力されていない期間を示す。
パルス頻度弁別部22は、OUT2の出力中に次のOUT1の出力が開始されるか、OUT2の出力終了後に次のOUT1の出力が開始されるかに応じて、クロック信号CLKPの周期の長短(すなわちパルス頻度)を弁別する。
【0034】
(パルス頻度弁別部22の動作)
図10は、パルス頻度弁別部22における主要信号の時間変化を示す波形図である。
図10の左半分は、クロック信号CLKPの周期が短い(すなわちパルス頻度が高い)場合を表している。この場合、OUT2の出力中に次のOUT1の出力が開始されるので、信号J1がクロック信号CLKPの周期毎に出力され、信号J2は出力されず、その結果、フリップフロップが繰り返しセットされ、速度指定信号FDAがハイレベルに維持される。
【0035】
図10の右半分は、クロック信号CLKPの周期が長い(すなわちパルス頻度が低い)場合を表している。この場合、OUT2の出力終了後に次のOUT1の出力が開始されるので、信号J1は出力されず、信号J2がクロック信号CLKPの周期毎に出力されるので、フリップフロップが繰り返しリセットされ、その結果、速度指定信号FDAがローレベルに維持される。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置は、第2の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置と比べて、参照信号VCTAの生成に関する構成が変更される。以下、主に第2の実施形態との違いを説明する。
【0036】
(参照信号生成に係る主要部の構成)
図11は、第3の実施形態における、参照信号生成に関する構成を示す機能ブロック図であり、第2の実施形態と比べて、積分回路3に代えて積分回路25が用いられる点で異なる。
(積分回路25の詳細)
積分回路25は、速度指定信号FDAと速度プログラム信号PRGとの両方に基いて制御されるスイッチを用いて、積分時定数を決定する調整抵抗が可変に構成される。
【0037】
図12は、積分回路25の詳細な構成を示す機能ブロック図である。ROMは、所期の積分時定数を得るための各スイッチの短絡/開放状態を示す情報を、複数の積分時定数について、予め保持している。積分回路25は、速度指定信号FDAと速度プログラム信号PRGとに応じて、当該ROMから各スイッチの短絡/開放状態を示す情報読み出し、読み出された情報に示される短絡/開放状態を指示する信号を各スイッチに出力する。
【0038】
この構成によって、積分回路25は、速度指定信号FDAに応じて階段波VCAの立上り、立下り速度に適合すると同時に、速度プログラム信号PRGに応じて、例えば、階段波VCAのステップの深さにも適合して、階段波VCAの平均勾配に追従する参照信号VCTAを得るための積分時定数を設定することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置は、第1の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置と比べて、通電論理部が同期整流制御を行う点で異なる。同期整流制御とは、通電論理部が、前述した回生期間において、トランジスタ10及び12を導通状態にすることによって、巻線19aからの回生電流をトランジスタ10及び12を経由して還流させることを言う。以下、主に第1の実施形態との違いを説明する。
【0039】
(通電論理部46の詳細)
図13は、同期整流制御機能を有する通電論理部46の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
貫通保護論理部は、短縮された給電期間を示す信号CHA1、及び短縮された回生期間を示す信号CHA2を生成する。各ゲート信号GA1〜GA4は、信号CHA1、信号CHA2、及び給電極性信号PHCAに応じて出力される。
【0040】
ここで、ゲート信号GA1及びGA3は、ローレベルの場合に対応するトランジスタを導通させる負論理信号、ゲート信号GA2及びGA4は、ハイレベルの場合に対応するトランジスタを導通させる正論理信号であることに注意する。
図14は、通電論理部46における主要信号の時間変化を示す波形図であり、給電極性信号PHCAがローレベルの場合を例示している。
【0041】
給電指令信号CHAの1周期は、信号CHA1及び信号CHA2のレベルの組み合わせに応じて、(A)短縮された給電期間、(B)貫通保護期間、及び(C)短縮された回生期間に分けられる。
給電極性信号PHCAがローレベルの場合、GA1は短縮された回生期間にのみローレベル(トランジスタ10は短縮された回生期間にのみON)となり、GA2は短縮された給電期間にのみハイレベル(トランジスタ11は短縮された給電期間にのみON)となる。また、GA3は常時ローレベル(トランジスタ12は常時ON)となり、GA4は常時ローレベル(トランジスタ13は常時OFF)となる。
【0042】
図15(A)〜(C)は、当該各期間における巻線電流経路を説明する概念図である。
短縮された給電期間において、図15(A)に示す給電電流経路が形成され、巻線に給電される。
貫通保護期間において、図15(B)に示す回生電流経路が形成され、巻線電流は、トランジスタ12のON抵抗、及びフライホイルダイオード14のON抵抗を介して回生される。
【0043】
短縮された回生期間において、図15(C)に示す回生電流経路が形成され、巻線電流は、トランジスタ12のON抵抗、及びトランジスタ10のON抵抗を介して回生される。
トランジスタのON抵抗は、一般にダイオードのON抵抗よりも小さいので、トランジスタ10のON抵抗を介して回生電流を還流させることによって、回生電流を急速に減衰させることができる。
【0044】
その結果、第1の実施形態で形成される回生経路(ここで述べた貫通保護期間に相当する回生経路)を用いる場合と比べて、参照信号VCTAが減少する場合の巻線電流の追従性が高まる。
なお、貫通保護期間は、トランジスタ10及び11が同時に導通して、給電用の電源を短絡させることがないように設けられる。
【0045】
給電極性信号PHCAがハイレベルの場合には、上述した動作と同様の動作が、図15(A)〜(C)の回路図において左右を反転して生じる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置は、第1の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置と比べて、巻線への給電電流を、ブリッジ整流回路に含まれるトランジスタを用いて測定する点で異なる。以下、主に第1の実施形態との違いを説明する。
【0046】
(全体構成)
図16は、本実施形態におけるステッピングモータ駆動装置の全体構成を示す機能ブロック図である。なお、同図には制御対象であるステッピングモータをも記載している。
第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して示し、説明を省略する。また、巻線毎に設けられる構成要素の内容は同一なので、ここでは第1巻線19a用の構成要素のみを代表して記載し、他の記載を省略する。
【0047】
当該ステッピングモータ駆動装置は、PWM基準信号生成部1、参照信号生成部110a、ブリッジ整流回路150a、電流比較部180a、PWM制御部190a、及び電源8から構成される。
ブリッジ整流回路150aは、ブリッジ整流回路130aにおけるトランジスタ10及び12のドレイン電圧を外部へ出力可能に構成したものである。
【0048】
電流比較部180aは、基準電流源27、トランジスタ26、コンパレータ28及び29、並びに、トランジスタ26の制御、コンパレータ28及び29の比較結果を選択する論理ゲート群から構成される。
PWM制御部190aは、PWM制御部120aからコンパレータ4を省き、かつフリップフロップ5を外部からリセット可能に構成したものである。
【0049】
(巻線電流のPWM制御動作の詳細)
給電期間には、給電極性信号PHCAに応じた極性で巻線19aへの給電が行われ、給電電流が徐々に増加する。この間、ゲート信号GA1又はGA2の論理和信号によってトランジスタ26もまた導通状態にされる。基準電流源27は参照信号VCTAに応じた基準電流を流し、トランジスタ26は当該基準電流に応じたドレイン電圧を示す。
【0050】
コンパレータ28は、トランジスタ26のドレイン電圧とトランジスタ12のドレイン電圧とを比較し、コンパレータ29は、トランジスタ26のドレイン電圧とトランジスタ10のドレイン電圧とを比較する。
給電電流の増加に伴って、給電に係るトランジスタ10又は12のドレイン電圧が降下する。そして、トランジスタ10又は12のドレイン電圧が、トランジスタ26のドレイン電圧を下回った(すなわち、給電電流が参照信号VCTAによって表される電流制限値よりも大きくなった)時点で、コンパレータ29又は28は出力信号を発し、当該出力信号は論理ゲート群を介してPWM制御部190aのフリップフロップ5をリセットし、その結果、巻線への給電が停止する。
【0051】
なお、回生期間に係る動作は、第1の実施形態と同様である。
PWM基準信号が与えられる度に、このような給電動作と回生動作とが繰り返され、巻線電流は、第1の実施形態と同様に、参照信号VCTAによって表される電流制限値に制御される。
(実施の形態6)
本発明の第6の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置は、第1及び第2の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置と比べて、階段波の各ステップのレベルを表すシリアルデータを受信し、当該シリアルデータに基いて階段波を生成し、当該階段波から参照信号を生成する点で異なる。以下、主に第1及び第2の実施形態との違いを説明する。
【0052】
(全体構成)
図17は、本実施形態におけるステッピングモータ駆動装置の全体構成を示す機能ブロック図である。
第1及び第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して示し、説明を省略する。また、巻線毎に設けられる構成要素の内容は同一なので、ここでは第1巻線19a用の構成要素のみを代表して記載し、他の記載を省略する。
【0053】
当該ステッピングモータ駆動装置は、PWM基準信号生成部1、シリアルデータ通信部32、パルス頻度弁別部22、参照信号生成部160a、PWM制御部120a、ブリッジ整流回路130a、給電電流測定部140a、及び電源8から構成される。
シリアルデータ通信部32は、巻線毎の階段波における各ステップのレベルを表すシリアル情報信号DATAを、通信制御用信号ENAB及びCLKを用いた制御の下で受信し、当該受信したシリアル情報信号をパラレル変換する。そして、当該変換後のパラレルデータを、ステップ単位時間毎に、クロック信号CLKPと共に各巻線に対応する参照信号生成部160aへ供給する。
【0054】
参照信号生成部160aにおける階段波生成部31aは、階段波生成部2から、速度切替部とアップダウンカウンタとを省いて構成したものであり、実質的にD/Aコンバータである。シリアルデータ通信部32から供給される、各ステップのレベルを表すパラレルデータを、ステップ単位時間毎にD/A変換することによって、階段波VCAを生成する。
【0055】
(シリアルデータの詳細)
図18は、受信されるシリアルデータの1単位を示したタイミングチャートであり、1巻線用の階段波の1ステップ分を示している。各巻線用の階段波の各ステップに関するシリアルデータがこのような単位で表され、連続して受信される。ENABは単位期間信号、CLKはビット同期信号、DATAは情報信号である。
【0056】
1単位の情報信号DATAは、8ビットで構成される。最初の3ビットが巻線を識別するアドレスA2〜A0、次の1ビットが書込許可ビットWE(本実施例では0に固定され、常に書込許可を表すとしている)、残りの4ビットがステップのレベルを表すデータD3〜D0である。
また、図18には、シリアルデータ通信部32における主要信号の時間変化をも、通信タイミングに合わせて示している。
【0057】
(シリアルデータ通信部32の詳細)
図19は、シリアルデータ通信部32の詳細な構成を示す機能ブロック図である。シリアルデータ通信部32は、アドレスカウンタ回路35、データカウンタ回路34、シリアルパラレル変換回路33、ライト信号生成回路36、アドレスデコーダ回路37、及びレジスタ回路38から構成される。
【0058】
図20は、アドレスカウンタ回路35、データカウンタ回路34、シリアルパラレル変換回路33、及びライト信号生成回路36の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
アドレスカウンタ回路35は、各単位の前半4ビット分のビット同期信号CLKをカウントすることによって、前半4ビットの情報信号の受信が完了したことを示すアドレス完了信号ADO及びADTを出力する。
【0059】
データカウンタ回路34は、アドレス完了信号ADO信号によってトリガされ、後半4ビット分のビット同期信号CLKをカウントすることによって、8ビット全ての情報信号DATAの受信が完了したこと示すデータ完了信号DATCを出力する。
シリアルパラレル変換回路33は、図中上段の4つのフリップフロップで構成されるシフトレジスタによって、情報信号DATAをパラレル変換する。そして、アドレス完了信号ADTの立上りで、前半4ビットに含まれるアドレスSAD0〜SAD2及び書込許可ビットWEを、図中下段の4つのフリップフロップにラッチする。これによって、アドレスSAD0〜SAD2及び書込許可ビットWEが、後半4ビットに含まれるデータSD0〜SD3から分離される。
【0060】
ライト信号生成回路36は、DATC信号、及び単位期間信号ENABの両方が出力されている間、ライト信号RECを出力する。
図21は、アドレスデコーダ回路37の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
アドレスデコーダ回路37は、巻線各々に対応してレジスタ回路38に設けられる4ビットのレジスタ組の1つにデータSD0〜SD3の記録を指示する信号RCKA、及びRCKBを、ライト信号REC、及びアドレスSAD0〜SAD2に応じて生成する。
【0061】
図22は、レジスタ回路38の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
レジスタ回路38は、巻線19a及び19bにそれぞれ対応して4ビットのレジスタ組A及びBを備えている。RCKA信号が与えられるとデータSD0〜SD3をレジスタ組Aに記録し、記録したデータを4ビットパラレル信号DA0A〜DA3Aとして出力する。RCKB信号が与えられるとデータSD0〜SD3をレジスタ組Bに記録し、記録したデータを4ビットパラレル信号DA0B〜DA3Bとして出力する。
【0062】
(階段波生成部31aの詳細)
階段波生成部31aは、上述したように、実質的にD/Aコンバータであり、パラレルデータDA0A〜DA3Aをクロック信号CLKPで示されるステップ単位時間毎にD/A変換することによって、階段波VCAを生成する。
この場合の階段波VCAの各ステップレベルは、ステップ毎にシリアルデータで指示されるので、第1の実施形態で例示したような台形波を近似する階段波のみならず、任意の波形を近似する階段波VCAを得ることができる。例えば、正弦波をサンプリングしたシリアルデータを与えれば、正弦波を近似する階段波が得られる。
(その他の変形例)
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)本発明は、実施の形態で説明したステッピングモータ駆動方法を、コンピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表すデジタル信号であるとしてもよい。
【0063】
また、本発明は、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD、MO、DVD、半導体メモリ等であるとしてもよい。
また、本発明は、電気通信回線、無線又は有線通信回線、若しくはインターネットに代表されるネットワーク等を経由して伝送される前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
【0064】
また、前記プログラム又は前記デジタル信号は、前記記録媒体に記録されて移送され、若しくは、前記ネットワーク等を経由して移送され、独立した他のコンピュータシステムにおいて実施されるとしてもよい。
(2)各実施の形態では、トランジスタ13及び11によって給電電流をチョッピング制御するとしたが、トランジスタ12及び10によって給電電流をチョッピング制御しても、振動と騒音との抑制効果が同様に得られる。
(3)各実施の形態では、2相の巻線を備えるステッピングモータを例示したが、本発明は2相のステッピングモータに限定されるものでないことは、いうまでもない。他の相数、例えば5相のステッピングモータの各巻線を、レベルが連続的に変化する参照信号も用いて給電制御する場合も、本発明に含まれる。
(4)各実施の形態では、参照信号生成部は、階段波生成部と積分回路とを有し、階段波生成部は階段波を生成し、積分回路は当該生成された階段波を積分することによってレベルが連続的に変化する参照信号を生成するとしたが、参照信号生成部の内部構成は、当該構成に限定されない。
【0065】
例えば、参照信号生成部が、アナログ発振回路を用いてレベルが連続的に変化する参照信号を生成する場合も、本発明に含まれる。
(5)本発明のステッピングモータ駆動装置は、レベルが連続的に変化する参照信号に応じて、巻線への給電を電圧制御してもよい。巻線への給電を電圧制御するための原理的な構成は、図23に示されている。当該構成と、本願発明の参照信号生成部とを併せ持つことによって、階段波VCAに代えて、レベルが連続的に変化する参照信号VCTAを用いて巻線への給電を電圧制御するステッピングモータ駆動装置も、本発明に含まれる。
【0066】
【発明の効果】
本発明のステッピングモータ駆動装置は、駆動対象であるステッピングモータ
が備える巻線への給電電流を測定する給電電流測定手段と、階段波を生成する階段波生成部および、当該階段波を積分して参照信号を生成する積分回路から構成された参照信号生成手段と、導通状態において前記巻線へ給電し、非導通状態において前記巻線への給電を停止するチョッピング用のスイッチング手段と、少なくともフリップフロップを含み、当該フリップフロップはPWM基準信号の所定の周期毎にセットされて前記スイッチング手段を導通状態にし、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった時点でリセットされて、前記スイッチング手段を非導通状態にするパルス幅変調制御手段とを備える。
【0067】
また、前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、前記チョッピング用のスイッチング手段と他の複数のスイッチング手段とから構成され、前記給電電流を整流するブリッジ整流回路と、当該ブリッジ整流回路を構成する各スイッチング手段を、それぞれ導通状態又は非導通状態の何れか所定の状態にすることによって、前記巻線への給電極性を反転させる給電極性反転手段を備えてもよい。
【0068】
また、前記給電電流測定手段は、前記巻線と直列に接続される抵抗体であり、当該抵抗体に発生する電圧降下によって前記給電電流を測定してもよい。
また、前記抵抗体は、導通状態にされる半導体素子であるとしてもよい。
これらの構成によれば、前記参照信号のレベルが連続的に変化する、つまり、階段状のレベル変化を示さないから、階段波を給電制御用の参照信号に用いる場合に生じていたステップアップ時、及びステップダウン時のトルク変動に起因する振動と騒音とが完全に回避される。
【0069】
また、前記積分回路は、前記階段波の変化速度に応じて前記積分の時定数を変更することによって、前記参照信号を前記階段波の平均勾配に追従させて生成してもよい。
また、前記積分回路は、前記階段波の変化速度を示す速度指定信号を取得し、当該取得される速度指定信号に応じて前記積分の時定数を変更してもよい。
【0070】
また、前記階段波生成部は、ステップ単位時間を刻むパルス信号をカウントすることにより前記階段波を生成し、前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、当該パルス信号の頻度を弁別する弁別手段を備え、前記積分回路は、当該弁別の結果に応じて前記積分の時定数を変更してもよい。
これらの構成によれば、異なる速度で変化する複数の階段波それぞれの平均勾配に追従する参照信号が生成されるので、階段波の変化速度に応じた滑らかな参照信号を得ることができ、その結果、回転数の広い範囲にわたって振動と騒音との抑制効果が得られる。
【0071】
また、前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、前記階段波の各ステップのレベルを表す情報信号を受信する情報信号受信手段を備え、前記階段波生成部は、当該受信された情報信号をステップ単位時間毎にD/A変換することによって前記階段波を生成してもよい。
この構成によれば、前述した振動と騒音の抑制効果に加えて、情報信号に応じて任意の波形を近似する階段波を生成できるので、制御の自由度が向上する。特に正弦波を近似する階段波を用いれば、振動と騒音に対する一層の抑制効果が得られる。
【0072】
また、前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、前記チョッピング用のスイッチング手段が非導通状態にされている期間において、前記他のスイッチング手段のうち2つ以上を導通状態にすることによって、前記巻線からの回生電流を当該導通状態にしたスイッチング手段を経由して還流させる同期整流制御手段を備えてもよい。
【0073】
この構成によれば、前述した振動と騒音の抑制効果に加えて、回生電流の減衰が加速されるので、参照信号によって表される電流制限値が減少する場合における巻線電流の追従性が向上する。
また、前記給電電流測定手段は、前記ブリッジ整流回路において導通状態にされる何れかのスイッチング手段であり、当該スイッチング手段のON抵抗による電圧降下によって前記給電電流を測定し、前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、前記参照信号によって表される電流制限値に応じた電流を流す基準電流源と、当該基準電流源と直列に接続される抵抗体とを備え、前記パルス幅変調制御手段は、前記所定の周期毎に前記チョッピング用のスイッチング手段を導通状態にし、その後、前記給電電流測定手段による電圧降下が、前記抵抗体による電圧降下よりも大きくなった時点で前記チョッピング用のスイッチング手段を非導通状態にしてもよい。
【0074】
この構成によれば、前述した振動と騒音の抑制効果に加えて、ブリッジ整流回路を構成するスイッチング素子による電圧降下を給電電流の測定に用いるので、給電電流を測定する専用の抵抗体を直列に挿入する必要がなくなり、従って、給電効率の低下が避けられる。
また、前記抵抗体は、導通状態にされる半導体素子であるとしてもよい。
【0075】
この構成によれば、前記給電電流測定手段であるスイッチング手段と、前記導通状態にされる半導体素子とが、同一の拡散プロセスにおいて製造される特性の揃ったトランジスタによって実現できるので、給電電流の測定に係る相対精度が向上する。
また、前記ステッピングモータは複数の相それぞれに対応する巻線を備え、前記給電電流測定手段は巻線毎に給電電流を測定し、前記参照信号生成手段は巻線毎に電流制限値を表す参照信号を生成し、前記チョッピング用のスイッチング手段は巻線毎に給電とその停止とを行い、前記パルス幅変調制御手段は、前記チョッピング用のスイッチング手段を制御することによって、各巻線への給電を所定の周期毎に開始し、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった巻線への給電を停止してもよい。
【0076】
この構成によれば、前記ステッピングモータ駆動装置は、複数の相それぞれについて、レベルが連続的に変化する参照信号を用いて、対応する巻線の給電電流を制御するので、巻線毎の給電制御用の参照信号に階段波を用いる場合に生じていたステップアップ時、及びステップダウン時のトルク変動に起因する振動と騒音とが完全に回避される。
【0077】
本発明のステッピングモータ駆動方法は、駆動対象であるステッピングモータが備える巻線への給電電流を測定する給電電流測定ステップと、レベルが連続的に変化し、かつ当該レベルによって電流制限値を表す参照信号を生成する参照信号生成ステップと、導通状態において前記巻線へ給電し、非導通状態において前記巻線への給電を停止するチョッピング用のスイッチングステップと、所定の周期毎に前記スイッチング手段を導通状態にし、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった時点で、前記スイッチング手段を非導通状態にするパルス幅変調制御ステップとを含む。
【0078】
また、前記参照信号生成ステップは、階段波を生成する階段波生成サブステップと、当該階段波を積分することによって前記参照信号を生成する積分サブステップとを含んでもよい。
これらの方法によってステッピングモータを駆動すれば、前述した振動と騒音との抑制効果が得られる。
【0079】
また、前記積分サブステップは、前記階段波の変化速度に応じて前記積分の時定数を変更することによって、前記参照信号を前記階段波の平均勾配に追従させて生成してもよい。
この方法によってステッピングモータを駆動すれば、回転数の広い範囲にわたって、前述した振動と騒音との抑制効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステッピングモータ駆動装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】階段波生成部の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】階段波生成部における主要信号の時間変化を示す波形図である。
【図4】積分回路の構成を示す機能ブロック図である。
【図5】(A)及び(B)積分時定数に応じて異なる速度の階段波に追従する参照信号が得られることを示す概念図である。
【図6】PWM給電制御に係る主要信号の時間変化を示す波形図である。
【図7】給電極性を反転した場合の巻線電流を示す波形図である。
【図8】参照信号生成に関する変形例を示す機能ブロック図である。
【図9】パルス頻度弁別部の構成を示す機能ブロック図である。
【図10】パルス頻度弁別部における主要信号の時間変化を示す波形図である。
【図11】参照信号生成に関する他の変形例を示す機能ブロック図である。
【図12】当該構成における積分回路の構成を示す機能ブロック図である。
【図13】同期整流制御機能を有する通電論理部の構成を示す機能ブロック図である。
【図14】当該通電論理部における主要信号の時間変化を示す波形図である。
【図15】(A)〜(C)当該通電論理部の制御に応じて形成される巻線電流の流路を説明する概念図である。
【図16】給電電流測定に関する変形例を示す機能ブロック図である。
【図17】階段波生成に関する変形例を示す機能ブロック図である。
【図18】受信されるシリアルデータ、及びシリアルデータ通信部における主要信号の時間変化を示す波形図である。
【図19】シリアルデータ通信部の構成を示す機能ブロック図である。
【図20】アドレスカウンタ回路、データカウンタ回路、シリアルパラレル変換回路、及びライト信号生成回路の構成を示す機能ブロック図である。
【図21】アドレスデコーダ回路の構成を示す機能ブロック図である。
【図22】レジスタ回路の構成を示す機能ブロック図である。
【図23】従来のステッピングモータ駆動装置の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 PWM基準信号生成部
2 階段波生成部
3 積分回路
4 コンパレータ
5 フリップフロップ
6 通電論理部
8 電源
10〜13 トランジスタ
14〜17 フライホイルダイオード
19a、19b 巻線
21 アンプ
22 パルス頻度弁別部
23 トランジスタ
24 オン抵抗調整回路
25 積分回路
26 トランジスタ
27 基準電流源
28、29 コンパレータ
31a 階段波生成部
32 シリアルデータ通信部
33 シリアルパラレル変換回路
34 データカウンタ回路
35 アドレスカウンタ回路
36 ライト信号生成回路
37 アドレスデコーダ回路
38 レジスタ回路
39a 駆動回路
41a 非反転パワーアンプ
42a 反転パワーアンプ
43a アップダウンカウンタ回路
44a D/Aコンバータ
46 通電論理部
110a 参照信号生成部
120a PWM制御部
130a ブリッジ整流回路
140a 給電電流測定部
150a ブリッジ整流回路
160a 参照信号生成部
180a 電流比較部
190a PWM制御部

Claims (14)

  1. 駆動対象であるステッピングモータが備える巻線への給電電流を測定する給電電流測定手段と、
    階段波を生成する階段波生成部および、当該階段波を積分して参照信号を生成する積分回路から構成された参照信号生成手段と、
    導通状態において前記巻線へ給電し、非導通状態において前記巻線への給電を停止するチョッピング用のスイッチング手段と、
    少なくともフリップフロップを含み、当該フリップフロップはPWM基準信号の所定の周期毎にセットされて前記スイッチング手段を導通状態にし、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった時点でリセットされて、前記スイッチング手段を非導通状態にするパルス幅変調制御手段と
    を備えることを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
  2. 前記積分回路は、前記階段波の変化速度に応じて前記積分の時定数を変更することによって、前記参照信号を前記階段波の平均勾配に追従させて生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  3. 前記積分回路は、前記階段波の変化速度を示す速度指定信号を取得し、当該取得される速度指定信号に応じて前記積分の時定数を変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載のステッピングモータ駆動装置。
  4. 前記階段波生成部は、ステップ単位時間を刻むパルス信号をカウントすることにより前記階段波を生成し、
    前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、
    当該パルス信号の頻度を弁別する弁別手段を備え、
    前記積分回路は、当該弁別の結果に応じて前記積分の時定数を変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載のステッピングモータ駆動装置。
  5. 前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、
    前記階段波の各ステップのレベルを表す情報信号を受信する情報信号受信手段を備え、
    前記階段波生成部は、当該受信された情報信号をステップ単位時間毎にD/A変換することによって前記階段波を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  6. 前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、
    前記チョッピング用のスイッチング手段と他の複数のスイッチング手段とから構成され、前記給電電流を整流するブリッジ整流回路と、
    当該ブリッジ整流回路を構成する各スイッチング手段を、それぞれ導通状態又は非導通状態の何れか所定の状態にすることによって、前記巻線への給電極性を反転させる給電極性反転手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  7. 前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、
    前記チョッピング用のスイッチング手段が非導通状態にされている期間において、前記他のスイッチング手段のうち2つ以上を導通状態にすることによって、前記巻線からの回生電流を当該導通状態にしたスイッチング手段を経由して還流させる同期整流制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載のステッピングモータ駆動装置。
  8. 前記給電電流測定手段は、前記ブリッジ整流回路において導通状態にされる何れかのスイッチング手段であり、当該スイッチング手段のON抵抗による電圧降下によって前記給電電流を測定し、
    前記ステッピングモータ駆動装置は、さらに、
    前記参照信号によって表される電流制限値に応じた電流を流す基準電流源と、
    当該基準電流源と直列に接続される抵抗体とを備え、
    前記パルス幅変調制御手段は、前記所定の周期毎に前記チョッピング用のスイ
    ッチング手段を導通状態にし、その後、前記給電電流測定手段による電圧降下が、前記抵抗体による電圧降下よりも大きくなった時点で前記チョッピング用のスイッチング手段を非導通状態にする
    ことを特徴とする請求項6に記載のステッピングモータ駆動装置。
  9. 前記抵抗体は、導通状態にされる半導体素子である
    ことを特徴とする請求項8に記載のステッピングモータ駆動装置。
  10. 前記給電電流測定手段は、前記巻線と直列に接続される抵抗体であり、当該抵抗体に発生する電圧降下によって前記給電電流を測定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  11. 前記抵抗体は、導通状態にされる半導体素子である
    ことを特徴とする請求項11に記載のステッピングモータ駆動装置。
  12. 前記ステッピングモータは複数の相それぞれに対応する巻線を備え、
    前記給電電流測定手段は巻線毎に給電電流を測定し、
    前記参照信号生成手段は巻線毎に電流制限値を表す参照信号を生成し、
    前記チョッピング用のスイッチング手段は巻線毎に給電とその停止とを行い、
    前記パルス幅変調制御手段は、前記チョッピング用のスイッチング手段を制御することによって、各巻線への給電を所定の周期毎に開始し、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった巻線への給電を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  13. 駆動対象であるステッピングモータが備える巻線への給電電流を測定する給電電流測定ステップと、
    階段波を生成し当該階段波を積分して参照信号を生成する参照信号生成ステップと、
    スイッチング手段の導通状態において前記巻線へ給電し、前記スイッチング手段の非導通状態において前記巻線への給電を停止するチョッピング用のスイッチングステップと、
    PWM基準信号の所定の周期毎にセットされて前記スイッチング手段を導通状態にし、その後、前記測定される給電電流が前記参照信号によって表される電流制限値よりも大きくなった時点でリセットされて、前記スイッチング手段を非導通状態にするパルス幅変調制御ステップと
    を含むことを特徴とするステッピングモータ駆動方法。
  14. 前記積分サブステップは、前記階段波の変化速度に応じて前記積分の時定数を変更することによって、前記参照信号を前記階段波の平均勾配に追従させて生成する
    ことを特徴とする請求項13に記載のステッピングモータ駆動方法。
JP2002381355A 2002-12-27 2002-12-27 ステッピングモータ駆動装置、及びステッピングモータ駆動方法 Expired - Lifetime JP3863844B2 (ja)

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