JP3862488B2 - 車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法およびその装置 - Google Patents

車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪軸受装置には、駆動輪用のものと、非駆動輪用のものとが存在する。図6は、その一例を示す。この車輪軸受装置は、駆動輪用であり、外方部材1と、内方部材2と、その両部材1、2間に組込まれた複列の転動体3とから成る。
【0003】
外方部材1の外周には車体取付フランジ4が形成され、内周には複列の軸受軌道面5が設けられている。
【0004】
内方部材2は、第1回転部材としてのハブ輪2aと、第2回転部材としての軌道部材2bとから成り、ハブ輪2aの外周には車輪取付フランジ6と、外方部材1に形成された複列の軸受軌道面5に対向する軸受軌道面7とが形成され、車輪取付フランジ6にハブボルト8が設けられている。また、ハブ輪2aのアウター側には、ホイールパイロット9a、車輪取付フランジ6の根元部にブレーキパイロット部9bが形成され、インナー側には、小径部10が設けられ、その小径部10の端面からホイールパイロット部9aの底面に貫通するスプライン孔11が形成されている。
【0005】
ハブ輪2aの小径部10の外周面には、軌道部材2bを嵌合する嵌合面10aと、軸受転走面7と、シールランド10bとが形成されている。軌道部材2bには、外方部材1に形成された複列の軸受軌道面5の他方と対向する軸受軌道面12が設けられている。
【0006】
複列の転動体3は、外方部材1の内周に設けられた複列の軸受軌道面5とハブ輪2aおよび軌道部材2bに形成された複列の軸受軌道面7、12間に組込まれて外方部材1と内方部材2とを相対的に回転自在に支持している。また、外方部材1と内方部材2の対向面間における両端部にシールSを取付けて、内部にごみが侵入するのを防止している。
【0007】
上記の構成から成る車輪軸受装置においては、実車への組付けに際し、外方部材1に形成された車体取付フランジ4をボルトの締付けによって車体に取付ける。
【0008】
また、車輪取付フランジ6に設けられたハブボルト8にホイールナット14をねじ込み、そのホイールナットの締付けによって車輪取付フランジ6にブレーキロータ13と車輪のホイールを取付けるようにしている。
【0009】
上記のような車輪軸受装置においては、ブレーキロータ13の回転時における制動面13aの面振れが制動時のブレーキジャダの発生の原因となるため、車輪軸受装置の各部品に高い加工精度と、高い寸法精度が求められている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
特に、ハブ輪2aの車輪取付フランジ6のアウター側の側面は、ブレーキロータ13の取付け面であるから、ハブ輪2aの加工精度は、ブレーキロータ13の面振れ精度を左右する。
【0011】
ところで、従来、ハブ輪2aの研削加工は、図7に示すように、ホイールパイロット部9aに、バッキングプレート20を当て、ホイールパイロット部9aの端面を基準にして、軸受軌道面7をシュー21によって支持し、研削砥石22によって、軸受軌道面7、軌道部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面、及びシールランド10bを同時研削している。
【0012】
ところが、上記のように、ホイールパイロット部9aの端面を基準にして研削加工を行った場合、軸受軌道面7(回転中心)に対するブレーキロータ13の取付け面の振れ精度やブレーキパイロット部9bの同軸度を確保することができない。
【0013】
このため、従来、ハブ輪2a単体での車輪取付フランジ6の振れ低減策として、研削加工後に、軌道部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面を基準にした2次旋削が必要であった。
【0014】
そこで、この発明の課題は、ブレーキロータの取付け面となるフランジ面の振れ精度、ブレーキパイロット部の同軸度等を向上させることができる車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法およびその装置を提供し、ハブ輪の2次旋削を不要にすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明に係る加工方法においては、ハブ輪のブレーキパイロット部を保持すると共に、上記車輪取付フランジのアウター側の側面にバッキングプレートを当て、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向にプレッシャークランプによって押圧することにより、上記車輪取付フランジのアウター側の側面を基準面にして、上記ハブ輪の少なくとも軸受軌道面を研削加工するようにしたのである。
【0016】
上記のように、車輪取付フランジのアウター側の側面を基準面にして、上記ハブ輪の少なくとも軸受軌道面を研削加工することにより、軸受軌道面に対する車輪取付フランジの面振れを低減することができる。
【0017】
また、ハブ輪のブレーキパイロット部を保持し、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向にプレッシャークランプによって押圧することにより、ハブ輪を挟持するので、ハブ輪の軸心精度が高く、ブレーキパイロット部の同軸度も向上する。
【0018】
この発明に係るハブ輪の回転研削加工装置は、ハブ輪のブレーキパイロット部を保持するチャック装置、上記車輪取付フランジのアウター側の側面に当てるバッキングプレート、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向に押圧するプレッシャークランプとからなるハブ輪の挟持装置と、上記ハブ輪の少なくとも軸受軌道面に当てる研削砥石とを備えるものであり、この装置によると、上記車輪取付フランジのアウター側の側面を基準面にして、上記ハブ輪の軸心精度を確保しながら、少なくとも軸受軌道面を研削加工することができるので、軸受軌道面に対する車輪取付フランジの面振れを低減することができ、ブレーキパイロット部の同軸度も確保することができる。
【0019】
そして、上記車輪取付フランジの外径側をバッキングプレートによって支持することにより、ハブ輪の回転支持がより安定化し、高精度の研削加工が可能となる。
【0020】
また、上記バッキングプレートと車輪取付フランジとを面当たりではなく、単一または複数の支持部によって部分当たりにすると、接触面積が低減するので、前工程における車輪取付フランジの加工精度の影響を受けずに、ハブ輪の研削加工を行える。
【0021】
また、上記バッキングプレートにエアブロー用のノズルを形成し、このエアブロー用のノズルから噴出させるエアによって、バッキングプレートの支持部あるいはブレーキパイロット部のクランプ部分に付着した異物を除去するようにすると、異物の噛み込みによる装着不良を防止することができる。
【0022】
また、上記車輪取付フランジのアウター側の側面にバッキングプレートを当てたその内側に閉鎖空間が形成されるようにし、この閉鎖空間内に上記エアブロー用のノズルからのエアを供給すると共に、そのエア圧を検出し、このエア圧に基づいて上記異物の有無を判定することにより、ハブ輪の加工装置への装着状態を確認することができる。即ち、車輪取付フランジとバッキングプレートとの間に、異物が噛み込んでいたり、ハブ輪が斜めに装着された場合、車輪取付フランジとバッキングプレートとの間に隙間ができて、その隙間からエアが漏れるため、エア圧が下がる。したがって、エア圧を監視することにより、ハブ輪の装着異常を判定することが可能となる。
【0023】
また、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向に加圧するプレッシャークランプの先端に、球面部に沿って首振り自在のクランプヘッドを設けることにより、プレッシャークランプの押圧方向を、ハブ輪の小径部端面の加工精度に影響されることなく、軸心方向に適正に保つことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1に示す回転研削加工装置は、ハブ輪2aの軸受軌道面7、軌道部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面、及びシールランド10bに研削砥石22を当て、ハブ輪2aを回転させることにより、軸受軌道面7、軌道部材2bの嵌合面10a及びシールランド10bを同時に研削加工する装置であり、ハブ輪2aのブレーキパイロット部9bを保持するチャック装置31、上記車輪取付フランジ6のアウター側の側面に当てるバッキングプレート32、上記ハブ輪2aの小径部10の端面を軸方向に押圧するプレッシャークランプ33とを備え、研削加工の際に、ハブ輪2aを軸方向の両側から挟持するようにしている。
【0026】
チャック装置31は、筒状のコレットホルダ34と、そのコレットホルダ34内に組込まれたスプリングコレット35と、そのスプリングコレット35を軸方向に移動させるドローバ36とからなる。
【0027】
前記ドローバ36の先端部外周には突出部37が形成され、この突出部37はスプリングコレット35の後端部内周面に設けられた環状の係合溝38と係合している。
【0028】
前記チャック装置31は、ドローバ36の軸方向の移動によってスプリングコレット35を前後動させ、その後退時にコレットホルダ34の内径面先端に設けられたテーパ面39と、スプリングコレット35の外周面先端部に形成されたテーパ面40の接触により、スプリングコレット35の先端部を縮径させてブレーキパイロット部9bの円筒形外周面を挟持するようにしている。
【0029】
スプリングコレット35内には、芯出し装置41の芯出しコーン42が組込まれている。芯出しコーン42は、脚体43を介してねじ44によってコレットホルダ34に固定されている。
【0030】
図1に示す芯出しコーン42は、先端にホイールパイロット部9aの外周面を案内する環状リング部42aを有し、環状リング部42aの先端が、ブレーキパイロット部9bの付け根の側面に支持されるようになっている。
【0031】
図2は、上記芯出しコーン42の別な形態を示しており、この図2に示す芯出しコーン42は、先端にホイールパイロット部9aの内周面を案内する環状段部42bを有し、環状段部42bの内側端部が、ホイールパイロット部9aの端面を支持するようになっている。
【0032】
上記図1、図2の芯出しコーン42が、スプリングコレット35の先端部を縮径させてブレーキパイロット部9bの円筒形外周面を挟持する前に、ホイールパイロット部9aに嵌めることにより、ハブ輪2aの軸心方向の位置合わせを行うことができる。
【0033】
上記筒状のコレットホルダ34の先端には、車輪取付フランジ6のアウター側の側面に当てるバッキングプレート32が一体に形成されている。このバッキングプレート32の外周より部分には、車輪取付フランジ6の外径側部分に当たる周方向の支持部32aを形成し、バッキングプレート32が、車輪取付フランジ6に対し全面当たりしないようにしている。これにより、車輪取付フランジ6とバッキングプレート32との接触面積を極力少なくし、前工程における車輪取付フランジ6の加工精度の影響や、異物の噛み込みの影響を受けずに、ハブ輪2aの研削加工を行える。
【0034】
上記バッキングプレート32の支持部32aを周方向に複数形成することにより、ハブ輪2aの回転支持がより安定化し、高精度の研削加工が可能となる。
【0035】
一方、図3に示すように、上記ハブ輪2aの小径部10の端面を軸方向に押圧するプレッシャークランプ33は、エアシリンダ等の作動により前後動するプッシュロッド45を有し、プッシュロッド45の先端に首振り可能にクランプヘッド46を設け、前進時にその先端で、ハブ輪2aの小径部10の端面を押圧するようにしている。
【0036】
クランプヘッド46は、筒型のホルダー部47と、このホルダー部47内に収容され、バネ49によって前方に押し付けられたロータ軸48と、ホルダー部47の前端の内向きフランジ部47aに保持される小径フランジ部50aを有するヘッド部50bとからなる。上記ロータ軸48の前端面は、球面に形成され、この球面に小径フランジ部50aの後面が当接し、ヘッド部50bが軸心方向に対して首振り可能になっている。ホルダー部47の内向きフランジ部47aと小径フランジ部50aとの当接面はテーパ面に形成されている。
【0037】
上記ヘッド部50bは、図3に示すように、ハブ輪2aの小径部10の端面に当接する大きさ、あるいは、図4に示すように、ハブ輪2aの小径部10の内側に嵌る大きさに形成する。
【0038】
図1に示す回転研削加工装置は、上記の構造から成り、ハブ輪2aの研削加工に際しては、まず、芯出しコーン42にハブ輪2aのホイールパイロット部9aを嵌め入れて、ハブ輪2aのブレーキパイロット部9aをスプリングコレット35の内径を挿入する際のガイドとする。芯出しコーン42により、ハブ輪2aのガイド後、プッシュロッド45を前進させ、プレッシャークランプ33のクランプヘッド46でハブ輪2aの小径部10の端面を押圧し、ハブ輪2aの車輪取付フランジ6のアウター側の面を、コレットホルダー34の先端のバッキングプレート32に押し当てて、ハブ輪2aをバッキングプレート32とプレッシャークランプ33とにより、加圧挟持する。このプレッシャークランプ33の押付け力は、ハブ輪2aの粗研削時は、大きくなるように、また装着時並びに精研削時は小さくなるように制御されている。
【0039】
ハブ輪2aをバッキングプレート32とプレッシャークランプ33により低圧で挟持後、ドローバ36を後退(図1の左方向への移動)し、コレットホルダ34のテーパ面39に対するスプリングコレット35のテーパ面40の移動により、そのスプリングコレット35を縮径させてハブ輪2aのブレーキパイロット部9bの円筒形外周面を挟持する。そのプレッシャークランプ33を高圧に切り替える。ハブ輪2aを軸方向の両側から挟持した状態で、ハブ輪2aの軸受軌道面7、軌道部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面、及びシールランド10bに研削砥石22を当て、ハブ輪2aを回転させることにより、軸受軌道面7、軌道部材2bの嵌合面10aと突き合わせ面、及びシールランド10bを同時に研削加工すると、車輪取付フランジ6のアウター側の側面を基準にして、軸受軌道面7が研削加工されるため、ハブ輪2aの前加工工程において、芯ずれや車輪取付フランジ6の振れがあっても、研削により、修正除去されることになる。
【0040】
研削加工後、プレッシャークランプ33を後退させ、ハブ輪2aの押圧を解除し、ドローバ36を前進(図1の右方向への移動)し、コレットホルダ34のテーパ面39に対するスプリングコレット35のテーパ面40の移動により、スプリングコレット35を拡径させて、ハブ輪2aを研削加工装置から取り除く。
【0041】
次に、図5に示す回転研削加工装置は、ハブ輪2aを装着する際に、バッキングプレート32と車輪取付フランジ6との間、あるいはブレーキパイロット部9bを保持するチャック装置31に異物が噛み込んで、ハブ輪2aの装着異常が生じないように、バッキングプレート32に、車輪取付フランジ6の支持部と、ブレーキパイロット部9bのクランプ部に向けて、エアを噴出するエアブロー用のノズル51a、51bを設置した例を示している。図5において、符号52は、圧縮エアの供給路を示している。
【0042】
上記車輪取付フランジ6のアウター側の側面にバッキングプレート32を当てると、その内側に閉鎖空間が形成される。したがって、上記エアブロー用のノズル51a、51bから閉鎖空間内にエアを供給すると共に、そのエア圧を検出することにより、上記異物の噛み込みや装着異常を判定することができる。即ち、車輪取付フランジ6とバッキングプレート32との間に、異物が噛み込んでいると、エアが漏れるため、エア圧が下がる。したがって、エア圧を監視することにより、ハブ輪の装着異常を判定することが可能となる。
【0043】
上記エアブロー用のノズル51bから噴出させるエアによって上記ハブ輪2aのブレーキパイロット部9bのクランプ部分に付着した異物を除去することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、車輪取付フランジのアウター側の側面を基準面にして、上記ハブ輪の同軸度を確保しながら、少なくとも軸受軌道面を研削加工することができるので、2次旋削を行うことなく、ブレーキロータの取付け面となるフランジ面の振れ精度、ブレーキパイロット部の同軸度等を向上させた高精度のハブ輪を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回転研削加工装置の一部分を拡大して示す横断平面図
【図2】芯出しコーン部分の変形例を示す図1の回転研削加工装置の横断平面図
【図3】プレッシャークランプ部分の一部分を拡大して示す横断平面図
【図4】別な形態のプレッシャークランプ部分の一部分を拡大して示す横断平面図
【図5】この発明に係る別な形態の回転研削加工装置の一部分を拡大して示す横断平面図
【図6】車輪軸受装置の断面図
【図7】従来の回転研削加工装置を示す横断平面図
【符号の説明】
1 外方部材
2 内方部材
2a ハブ輪
2b 軌道部材
3 転動体
4 車体取付フランジ
6 車輪取付フランジ
7 軸受軌道面
9a ホイールパイロット部
9b ブレーキパイロット部
10 小径部
10a 嵌合面
10b シールランド
12 軸受軌道面
13 ブレーキロータ
22 研削砥石
31 チャック装置
32 バッキングプレート
32a 支持部
33 プレッシャークランプ
34 コレットホルダ
35 スプリングコレット
36 ドローバ
37 突出部
38 係合溝
39 テーパ面
40 テーパ面
41 芯出し装置
42a 環状リング部
42b 環状段部
42 芯出しコーン
43 脚体
44 ねじ
45 プッシュロッド
46 クランプヘッド
47 ホルダー部
48 ロータ軸
49 バネ
50a 小径フランジ部
50b ヘッド部
51a、51b エアブロー用のノズル
52 圧縮エアの供給路

Claims (8)

  1. 車輪取付フランジと、この車輪取付フランジの根元部に突設されたブレーキパイロット部と、外周に軸受軌道面が形成された小径部とを一体に有する車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法において、上記ハブ輪のブレーキパイロット部を保持すると共に、上記車輪取付フランジのアウター側の側面にバッキングプレートの支持部を当て、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向にプレッシャークランプによって押圧することにより、上記車輪取付フランジのアウター側の側面を基準面にして、上記ハブ輪の少なくとも軸受軌道面を研削する車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  2. 上記バッキングプレートが、車輪取付フランジの外径側に当たる支持部を有する請求項1に記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  3. 上記バッキングプレートが、周方向に複数の支持部を有する請求項1に記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  4. 上記バッキングプレートの支持部にエアブロー用のノズルを形成し、このエアブロー用のノズルから噴出させるエアによってバッキングプレートに付着した異物を除去するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  5. 上記エアブロー用のノズルから噴出させるエアによって上記ハブ輪のブレーキパイロット部のクランプ部分に付着した異物を除去するようにした請求項に記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  6. 上記車輪取付フランジのアウター側の側面にバッキングプレートを当てたその内側に閉鎖空間が形成されるようにし、この閉鎖空間内に上記エアブロー用のノズルからのエアを供給すると共に、そのエア圧を検出し、このエア圧に基づいて上記ハブ輪の装着異常を判定する請求項に記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  7. 上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向に加圧するプレッシャークランプの先端に、球面部に沿って首振り自在のクランプヘッドを設けている請求項1〜6のいずれかに記載の車輪軸受装置におけるハブ輪の加工方法。
  8. 車輪取付フランジと、この車輪取付フランジの根元部に突設されたブレーキパイロット部と、外周に軸受軌道面が形成された小径部とを一体に有する車輪軸受装置におけるハブ輪の回転研削加工装置において、上記ハブ輪のブレーキパイロット部を保持するチャック装置、上記車輪取付フランジのアウター側の側面に当てるバッキングプレート、上記ハブ輪の小径部の端面を軸方向に押圧するプレッシャークランプとからなるハブ輪の挟持装置と、上記ハブ輪の少なくとも軸受軌道面に当てる研削砥石とを備えることを特徴とする車輪軸受装置におけるハブ輪の回転研削加工装置。
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