JP3858489B2 - シート穿孔装置 - Google Patents

シート穿孔装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3858489B2
JP3858489B2 JP35746198A JP35746198A JP3858489B2 JP 3858489 B2 JP3858489 B2 JP 3858489B2 JP 35746198 A JP35746198 A JP 35746198A JP 35746198 A JP35746198 A JP 35746198A JP 3858489 B2 JP3858489 B2 JP 3858489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roller pair
upstream
punching
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35746198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000177922A (ja
Inventor
裕之 若林
真人 服部
輝彦 豊泉
勝 大塚
哲博 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP35746198A priority Critical patent/JP3858489B2/ja
Publication of JP2000177922A publication Critical patent/JP2000177922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3858489B2 publication Critical patent/JP3858489B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置により画像が記録されたシートに対して、ファイルに綴じ込むための綴じ孔等を穿孔するシート穿孔装置及びシート束にステープル綴じ処理や折り処理等の後処理を行うシート後処理装置及びシート後処理装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ等の画像形成装置により画像を記録されたシートに対し、その後のファイリングやデータ処理等に利用する孔を自動的に穿孔可能とするシート穿孔装置がある。
【0003】
このシート穿孔装置は、例えば、特開平6−182697号公報に記載されているように、画像形成装置から排出されるシートを仕分け処理するソータのシート搬送経路の途中に備えられている。
【0004】
特開平8−319054号公報に記載された製本装置には、複写機の排出部から排出される複数枚のシートをスタックした状態でステープル処理する製本装置のシート搬送経路の途中に、シートの紐綴じ用孔を形成するためのパンチ手段が備えられている。
【0005】
また、複数枚で1セットになるシート束に対して端綴じ処理、中綴じ処理を行うシート後処理装置として、従来、特開昭61−139495号、特開平2−144370号各公報が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来のシート穿孔装置では、シート停止基準部を有しないから、シート搬送方向の先端部又は後端部から穿孔位置までの距離が安定せず、ばらつきが発生するという問題がある。
【0007】
特に、穿孔処理後のシートに、ステープル処理を行う場合には、穿孔位置の不揃いは、シート束の仕上がり品質を低下させる。
【0008】
本発明は、シート搬送方向の先端部又は後端部から穿孔位置までの距離精度を向上させ、シート同士の穿孔位置を揃え、シート束の仕上がり品質を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明のシート穿孔装置は、シート搬送手段の搬送ローラ対により搬送されるシートの所定位置に穿孔処理するシート穿孔装置において、シートの搬送方向に対して上流側搬送ローラ対と下流側搬送ローラ対との間に穿孔手段を配置し、穿孔処理に際して、停止させた前記下流側搬送ローラ対にシートの先端部を当接させた後に、前記上流側搬送ローラ対はシートの後端部を搬送した時点で作動を停止させ、シートの後端部を前記上流側搬送ローラ対に当接させることにより、前記上流側搬送ローラ対と前記下流側搬送ローラ対との間でシートの剛性によりシートを湾曲させた状態を保持し、その後、穿孔手段によりシートに対して穿孔処理することを特徴とするものである(請求項1)。
【0010】
また、本発明のシート穿孔装置は、シート搬送手段により搬送されるシートの所定位置に穿孔処理するシート穿孔装置において、パンチとダイスと駆動手段とを有しシートの所定位置に穿孔処理するシート穿孔手段と、前記シート穿孔手段の穿孔位置よりシート搬送方向上流側に配置され駆動回転可能な1対の上流側搬送ローラ対と、前記上流側搬送ローラ対を間欠駆動させる上流側クラッチと、前記穿孔位置よりシート搬送方向下流側に配置され駆動回転可能な1対の下流側搬送ローラ対と、前記下流側搬送ローラ対を間欠駆動させる下流側クラッチと、前記上流側搬送ローラ対よりもシート搬送方向上流側に配置されシート後端の通過を検知するシート後端検知センサと、前記シート後端検知センサのシート通過検知情報に基づき前記上流側クラッチと前記下流側クラッチを選択的に制御すると共に、シート穿孔手段の作動を制御する制御手段と、を有し、前記シート後端検知センサによるシート後端通過検知後、前記制御手段は、シート後端が前記上流側搬送ローラ対のニップ位置を通過する前に、前記下流側クラッチを遮断して、前記下流側搬送ローラ対の回転を停止させ、前記シート後端が前記上流側搬送ローラ対のニップ位置を通過する時点に、前記上流側クラッチを遮断して、前記上流側搬送ローラ対の回転を停止させることにより、前記下流側搬送ローラ対にシートの先端部を当接させると共に、シートの後端部を前記上流側搬送ローラ対に当接させ、前記上流側搬送ローラ対と前記下流側搬送ローラ対との間でシートの剛性によりシートを湾曲させた状態を保持し、その後、前記シート穿孔手段を作動させて穿孔処理することを特徴とするものである(請求項2)。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のシート穿孔装置、シート後処理装置及びシート後処理装置を備えた画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は画像形成装置A、シート穿孔装置B、シート後処理装置(フィニッシャ)FS及び自動原稿送り装置DFを備えた画像形成システムの全体構成図である。
【0015】
図示の画像形成装置Aは、画像読み取り部1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、カセット給紙部5、大容量給紙部(LCT)6、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)9を備えている。
【0016】
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置Aの図示の左側面の排紙部8側には、シート穿孔装置Bを備えたシート後処理装置(フィニッシャ)FSが連結されている。
【0017】
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
【0018】
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0019】
画像書き込み部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラムに照射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われ、カセット給紙部5又は大容量給紙部6から搬送された記録紙(シート)Sに画像が転写される。画像を担持した記録紙Sは、定着装置7により定着され、排紙部8からシート後処理装置FSに送り込まれる。或いは搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー給紙部9に送り込まれた片面画像処理済みの記録紙Sは再び画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部8からシート穿孔装置Bに送り込まれる。
【0020】
シート穿孔装置Bは、図3及び図4に示すように、シートの側端部から所定距離位置にファイル綴じ用の複数個の孔を穿孔するもので、図5において詳述する。
【0021】
シート穿孔装置Bのシート搬送方向上流側には、シートZ折り装置Cが配置されている。シートZ折り装置Cは、複数の折りローラにより、シートSを二度折りしてつづら状のZ字型に折り畳み、図4に示すように形成する。
【0022】
シート後処理装置FSには、図示の上段から、固定排紙皿81、表紙給紙手段40、シフト処理搬送部(大容量排紙搬送部)20、第1積載部30、ステープル手段50、折り手段60が、ほぼ垂直方向に縦列配置されている。
【0023】
シート後処理装置FSの図示右上方には入口搬送部10が配置されている。また、シート後処理装置FSの図示左側面には、端綴じ及びシフト処理済みのシートを積載する昇降排紙皿82と、中綴じ及び折り処理済みのシートを積載する固定排紙皿83とが配置されている。
【0024】
図2は、シート後処理装置FSのシート搬送経路を示す模式図である。
【0025】
シート後処理装置FSはシート穿孔装置Bから搬出された記録紙Sの受け入れ部11がシート穿孔装置Bの排紙部と合致するよう位置と高さを調節して設置されている。
【0026】
受け入れ部11の入口部ローラ対12のシート搬送下流に接続する記録紙Sの搬送路は、上段の第1搬送路▲1▼と中段の第2搬送路▲2▼および下段の第3搬送路▲3▼の3系統に分岐されていて、切り替えゲートG1、G2の占める角度の選択により記録紙Sが何れかの搬送路に給送されるようになっている。
【0027】
(1)第1搬送路▲1▼(ノンステープル、ノンソートモード、装置上部の固定排紙皿81に排紙)
シート穿孔装置Bから排出された画像形成済みの記録紙Sは、受け入れ部11に導入され、入口部ローラ対12により搬送されて、入り口通過センサPS1により記録紙の搬送方向長さが検知される。記録紙Sは上方の第1の切り替えゲートG1の右方の通路13を通過して、上方の搬送ローラ対14及び搬送ローラ対15に挟持されて上昇搬送され、更に排出ローラ対16に挟持されて機外上部の固定排紙皿81上に排出され、順次積載される。
【0028】
このシート搬送過程では、切り替えゲートG1はソレノイドSD1の駆動により揺動され、通路17を閉止し、通路13を開放状態にして、記録紙Sの固定排紙皿81への通過を可能にする。
【0029】
(2)第2搬送路▲2▼(シフト処理モード又はノンソートモード、昇降排紙皿82に排紙)
この搬送モードに設定されると、切り替えゲートG1はソレノイドSD1がオフの状態で、通路13を閉止し、通路17を開放状態に保持し、記録紙Sの通路17の通過を可能にする。
【0030】
シート穿孔装置Bから排出された画像形成済みの記録紙Sは、受け入れ部11、入口部ローラ対12を通過し、切り替えゲートG1の下方に開放状態に形成された通路17を通過して、搬送ローラ対18に挟持されて、第2搬送路▲2▼である斜め下方の第2の切り替えゲートG2の上方の通路21を通過して、搬送ローラ対22に挟持され、通路23を経て、シフト手段70、シフトローラ対24に挟持され、排出ローラ対26により機外の昇降排紙皿82上に排出される。
【0031】
(3)第3搬送路▲3▼(端綴じ処理モード、昇降排紙皿82に排紙)
端綴じ処理又は中綴じ処理を施すシートSは、画像形成装置A内で画像形成処理されて、シート穿孔装置Bを経て、シート後処理装置FSの受け入れ部11に送り込まれた画像形成済みの記録紙Sは、入口部ローラ対12、第1の切り替えゲートG1の下方の通路17を通過して、搬送ローラ対18に挟持されて、第3搬送路▲3▼に搬送される。
【0032】
第3搬送路▲3▼において、記録紙Sは、切り替えゲートG2の下方の通路31を通過して、下流の搬送ローラ対32により挟持、搬送される。記録紙Sは、更に下流の搬送ローラ対34により挟持されて送り出されて、第1積載部30の傾斜配置された中間スタッカ35の上方空間に排出され、中間スタッカ35または中間スタッカ35上に積載された記録紙Sの上面に接し、滑走上昇したのち、搬送ローラ対34から記録紙Sの進行方向後端部が排出されたのちには、記録紙Sの自重により下降に転じ、中間スタッカ35の傾斜面上を滑落し、ステープル手段50近傍の端綴じ用可動ストッパ部材(以下、端綴じストッパと称す)51のシート突き当て面に記録紙Sの進行方向先端部が当接して停止する。
【0033】
36は中間スタッカ35の両側面に移動可能に設けた一対の上流側幅整合手段である。上流側幅整合手段36はシート搬送方向と直交する方向に移動可能であり、記録紙Sが中間スタッカ35上に排出されるシート受け入れ時には、シート幅より広く開放され、中間スタッカ35上を搬送されて、端綴じストッパ51に当接して停止するときには、記録紙Sの幅方向の側縁を軽打してシート束の幅揃え(幅整合)を行う。
【0034】
記録紙Sのサイズ(搬送方向の長さ)が画像形成装置の設定手段又は自動検知或いはシート後処理装置の入口搬送部10の入口通過センサPS1等による検知信号が入力されると、端綴じストッパ51は、制御手段90及び駆動手段により記録紙Sの各サイズに対応する所定位置に移動して停止する。
【0035】
この停止位置において、中間スタッカ35上に所定枚数の記録紙Sが積載、整合されると、ステープル手段50により綴じ合わせ処理が行われ、シート束が綴じ合わされる。
【0036】
前記中間スタッカ35のシート積載面の一部には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ37Aと従動プーリ37Bに巻回された複数の排出ベルト38が回動可能に駆動される。排出ベルト38の一部には、排出爪38aが一体に形成されていて、その先端部は、図示一点鎖線のように長円軌跡を描く。ステープル処理されたシート束は、排出ベルト38の排出爪38aにより記録紙Sの後端部を保持されて、排出ベルト38上に載せられ、中間スタッカ35の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、排出ローラ対26のニップ位置に進行する。回転する排出ローラ対26に挟持されたシート束は、昇降排紙皿82上に排出、積載される。
【0037】
(4)第4搬送路▲4▼(表紙給紙モード)
表紙給紙手段40は、表紙載置部41と、表紙送り部42とから構成されている。
【0038】
表紙給紙手段40から給紙された1枚の表紙Kは、通路47を通過して、搬送ローラ対14の他のニップ位置を通過し、通路19、搬送ローラ対18を通過した後、第3搬送路▲3▼の搬送ローラ対32、通路33、搬送ローラ対34を経て、中間スタッカ35上に到達する。
【0039】
(5)第5搬送路▲5▼(中綴じ処理モード)
ステープル手段50は、上部機構50Aと下部機構50Bとの2分割構造に構成され、その中間に、シートSが通過可能な通路52を形成している。
【0040】
ステープル手段50は、シート搬送方向に直交する方向に2組配置され、図示しない駆動手段により、シート搬送方向に直交する方向に移動可能である。このステープル手段50により、シート幅方向の中央振り分け2箇所にステープル針SPを打つ。
【0041】
中綴じモードに設定されると、ステープル手段50のステープル処理位置近傍の端綴じストッパ51が搬送路から退避し、ほぼ同時にそれより下流の中綴じ用可動ストッパ部材(以下、中綴じストッパと称す)53が起動して、これに連動して端綴じストッパ51が退避し、通路52を遮断される。
【0042】
中綴じストッパ53は、表紙K及び記録紙Sのサイズ(搬送方向の長さ)が設定又は検知されると、所定位置に移動して停止する。
【0043】
表紙Kが中間スタッカ35上の所定位置に載置された後、画像形成装置Aから搬出された記録紙Sが、シート穿孔装置Bを経てシート後処理装置FSの入口搬送部10から第3搬送路▲3▼を通過して、中間スタッカ35上に載置された表紙Kの上面に順次積載され、記録紙Sの端部が中綴じストッパ53に当接して位置決めされる。56は中綴じ処理時に記録紙Sの幅方向を規制する下流側幅整合手段であり、前記上流側幅整合手段36と同様に1枚の記録紙Sが搬入される都度、記録紙Sの幅方向の側端を叩いて幅整合を行う。
【0044】
また、中綴じ処理時に、中間スタッカ35上を搬送してステープル手段50の上流側を進行する記録紙Sに対して、記録紙Sが中綴じストッパ53に突き当たる頃を見計らって、上流側幅整合手段36と下流側幅整合手段56とを同時に作動させ、中綴じストッパ53に向かって進行する記録紙Sに対して幅整合を行ってシート揃えする。
【0045】
このようにして、中間スタッカ35上を進行し、ステープル手段50を中心にして上流側と下流側に亘って延長して積載される記録紙S及び表紙Kは、上流側幅整合手段36と下流側幅整合手段56とにより、記録紙Sの全長に亘り正確に幅整合される。
【0046】
最終の記録紙Sが中間スタッカ35上に位置決め載置された後、表紙Kと記録紙Sの全頁とから成るシート束にステープル手段50による中綴じ処理を行う。この中綴じ処理により、表紙K及び記録紙Sの搬送方向の中央部にステープル針SPが打ち込まれる。ステープル針SPはステープル針打ち込み駆動側を有する下部機構50Bから、ステープル針クリンチ側を有する上部機構50Aに向けて打ち込まれる。
【0047】
(6)第6搬送路▲6▼(二つ折り処理モード)(図2参照)
中綴じ処理後、中綴じストッパ53が揺動して、通路52の下流の通路を開放する。中綴じ処理された表紙Kと記録紙Sから成るシート束は、湾曲した通路と中間搬送ローラ対61を通過して斜め下方の搬送ベルト62上をガイド板63に案内されて搬送され、更に、第2積載部(スタック台)64上を搬送されて、折り部可動ストッパ手段65の折り部ストッパ650にシート束の搬送方向の先端部が当接して、所定位置に停止する。折り部ストッパ650はシートサイズの設定又は検知と駆動手段により所定位置に移動可能である。
【0048】
停止状態のシート束の搬送方向の中央部、即ち中綴じ位置の斜め下方には、シート突き出し手段66が設置されている。中綴じ位置の斜め上方には、折りローラ対部67と、二つ折りシート搬送手段68が設置されている。
【0049】
折り手段60は、シート突き出し手段66、折りローラ対部67、二つ折りシート搬送手段68等から構成されている。
【0050】
二つ折り開始信号により、シート突き出し手段66の突き出し板661が斜め上方に直進して、突き出し板661の先端部は、表紙Kと記録紙Sから成るシート束の中央部を押し上げ、シート束を介して折りローラ対部67のニップ部を押し広げて揺動、離間させる。
【0051】
突き出し板661の先端部が前記ニップ部を通過後、突き出し板661が後退して、シート束の中央部は、折りローラ対部67により挟圧されて、折り目が形成される。この折り目は、前述の中綴じ処理によるシート束へのステープル針の打ち込み位置と一致する。
【0052】
折りローラ対部67の回転する一対の第1の押圧ローラ(折りローラ)671により挟圧されて折り目を形成されたシート束の中央部は、一対の搬送ベルト672に挟持されて搬送され、一対の第2の押圧ローラ(加圧ローラ)676のニップ位置に送り込まれ、この位置で折り目が更にしっかり付けられ、二つ折りシート搬送手段68に送り込まれる。
【0053】
二つ折りシート搬送手段68に送り込まれたシート束は、下搬送ベルト681と上搬送ベルト682との間に挟持されて搬送され、機外の固定排紙皿83上に排出される。
【0054】
図3はシート穿孔装置Bにより穿孔処理されたシートSの各種例を示す平面図である。
【0055】
図3(a)は、シートSの2箇所に孔hを穿孔した例を示す(2穴ファイル)。図3(b)は、シートSの3箇所に孔hを穿孔した例を示す(3穴ファイル)。図3(c)は、シートSの4箇所に孔hを穿孔した例を示す(4穴ファイル)。これら複数の孔hの間隔は規格化されている。また、シートSの端面cから孔hまでの穿孔端面距離eは、任意に設定できるが、一般には9〜11mmである。
【0056】
図4(a)は、Z折り処理と穿孔処理されたシートの平面図である。
【0057】
シートZ折り装置CによりZ折り処理したシートSは、後述のシート穿孔装置Bにより所定位置の2箇所に孔hが穿孔される。図示のa,bは折り目を示す。
【0058】
図4(b)は、Z折り処理と穿孔処理され更にステープル処理する状態を示すシート束の斜視図である。
【0059】
Z折り処理と穿孔処理されたシートSは、シート後処理装置FS内に搬送され、ステープル手段50によりステープル針SPが打針される。
【0060】
図5はシート穿孔装置Bの断面図、図6は平面図、図7は斜視図である。
【0061】
シート穿孔装置Bの筐体100内に導入されたシートSは、上案内板101と下案内板102により形成されたシート搬送通路内を通過し、上流側搬送ローラ対103と、下流側搬送ローラ対106とに圧接、挟持されて、装置外に排出され、シート後処理装置FSの入口搬送部10に送り込まれる。
【0062】
上流側搬送ローラ対103は、駆動ローラ(下ローラ)103Aと従動ローラ(上ローラ)103Bとから成る。2個の駆動ローラ103Aは、側板105に回転可能に支持された駆動回転軸104Aに固定されている。
【0063】
駆動回転軸104Aの一方の軸端には、電磁クラッチCL1を有する歯車g1が設けてある。歯車g1は図示しない駆動源に接続されている。電磁クラッチCL1がオフになると、駆動源からの駆動伝達が遮断され、駆動回転軸104Aの回転が停止される。
【0064】
2個の従動ローラ103Bは、側板105に回転可能に支持された回転軸104Bに固定されている。回転軸104Bは図示しない付勢手段により付勢され、従動ローラ103Bを駆動ローラ103Aに圧接している。
【0065】
下流側搬送ローラ対106は、上流側搬送ローラ対103と同一構成をなし、2個の駆動ローラ(下ローラ)106A、2個の従動ローラ(上ローラ)106B、駆動回転軸107A、回転軸107Bから成る。
【0066】
駆動回転軸107Aの一方の軸端には、電磁クラッチCL2を有する歯車g2が設けてある。歯車g2は図示しない駆動源に接続されている。電磁クラッチCL2がオフになると、駆動源からの駆動伝達が遮断され、駆動回転軸107Aの回転が停止される。2個の従動ローラ106Bは、従動ローラ103Bと同一構造である。
【0067】
上流側搬送ローラ対103よりもシート搬送方向上流側の所定位置には、シート後端検知用センサPS2が配置され、搬送通路を通過するシートSの後端を検知して制御手段90に信号を送る。
【0068】
上流側搬送ローラ対103のシート搬送方向下流側の所定位置には、2組のシート穿孔手段110が配置されている。
【0069】
シート穿孔手段110の上部機構は、上案内板101に固設されたパンチホルダー111と、パンチホルダー111の内周面に嵌合して昇降移動可能に支持されたパンチ112と、ダイス116を昇降駆動するカム113と、カム113を回転可能に支持するカム軸114とから構成されている。115は、パンチ112をカム113のカム面に付勢するバネである。
【0070】
シート穿孔手段110の下部機構は、下案内板102に固設されたダイス116から成る。ダイス116はダイス116に嵌合してシートSに孔hを穿孔する。
【0071】
カム軸114の一方の軸端には、電磁クラッチCL3を有する歯車g3が設けてある。歯車g3は図示しない駆動源に接続されている。電磁クラッチCL3がオフになると、駆動源からの駆動伝達が遮断され、カム軸114の回転が停止され、パンチ112は上死点で停止状態となる。
【0072】
図8は、シート穿孔装置Bの駆動を制御するブロック図である。
【0073】
シート後端検知用センサPS2によるシートSの後端(端面)cの通過を検知した後、制御手段90は、シートSの後端cが上流側搬送ローラ対103のニップ位置を通過する前に、下流側の電磁クラッチCL2をオフ状態にして、下流側搬送ローラ対106の回転を停止させ、シートSの後端cが上流側搬送ローラ対103の挟持位置を通過する時点を予めタイマ91により設定し、タイマ91の設定時間経過により上流側の電磁クラッチCL1をオフ状態にして、上流側搬送ローラ対103の回転を停止させ、シート穿孔手段110を作動させて穿孔処理する。
【0074】
即ち、タイマ91による電磁クラッチCL1,CL2の時間差により、回転を停止された上流側搬送ローラ対103と下流側搬送ローラ対106との間に挟持されたシートSの一部は、図5に示すように、上案内板101と、下案内板102とにより形成され、シート穿孔手段110よりも下流に設けられたシート屈曲空間部109により、湾曲形状を形成する。このとき、シートSの後端cは、シートSの剛性により上流側搬送ローラ対103のニップ位置に当接して整合状態に保持され、シートSの後端cの停止位置が安定化される。
【0075】
この停止状態のシートSに対して、電磁クラッチCL3をオンに切り替え、シート穿孔手段110を作動させて穿孔処理すると、シートSの後端cから穿孔位置までの穿孔端面距離eが一定に保たれ、穿孔精度が向上する。
【0076】
なお、本実施の形態とは逆に、シートSの先端部を停止している下流側搬送ローラ対106に当接させて、シートSの上流側に湾曲形状を形成させ、この湾曲部と、下流側搬送ローラ対106との間で、下流側のシート平坦部において穿孔処理するようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のシート穿孔装置及びシート後処理装置により以下の効果が奏せられる。
【0078】
(1)本発明のシート穿孔装置により、シート搬送方向の先端部又は後端部から穿孔位置までの距離精度が向上し、シート同士の穿孔位置を揃えられ、シート束の仕上がり品質を向上させることができる。
【0079】
(2)本発明のシート穿孔装置を備えたシート後処理装置により、穿孔処理、ステープル処理されたシート束は、穿孔位置が均一に揃えられ、ステープル処理されたシート束の仕上がり品質が向上する。
【0080】
(3)複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置により、所望のデジタル処理が行われ、片面記録、両面記録、頁編集等の処理後、排出された記録紙は、本発明のシート穿孔装置により、穿孔処理が正確な位置に行われ、ファイル可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート後処理装置とシート穿孔装置と自動原稿送り装置とを備えた画像形成装置の全体構成図。
【図2】シート後処理装置のシート搬送経路を示す模式図。
【図3】穿孔処理されたシートの各種例を示す平面図。
【図4】Z折り処理と穿孔処理されたシートの平面図、及びZ折り処理と穿孔処理され更にステープル処理する状態を示すシート束の斜視図。
【図5】シート穿孔装置の断面図。
【図6】シート穿孔装置の平面図。
【図7】シート穿孔装置の斜視図。
【図8】シート穿孔装置の駆動を制御するブロック図。
【符号の説明】
10 入口搬送部
11 受け入れ部
50 ステープル手段
60 折り手段
90 制御手段
91 タイマ
100 筐体
101 上案内板
102 下案内板
103 上流側搬送ローラ対
103A,106A 駆動ローラ(下ローラ)
103B,106B 従動ローラ(上ローラ)
104A,107A 駆動回転軸
104B,107B 回転軸
105 側板
106 下流側搬送ローラ対
109 シート屈曲空間部
110 シート穿孔手段
111 パンチホルダー
112 パンチ
113 カム
114 カム軸
115 バネ
116 ダイス
A 画像形成装置
B シート穿孔装置
C シートZ折り装置
CL1,CL2,CL3 電磁クラッチ
FS シート後処理装置(フィニッシャ)
PS2 シート後端検知用センサ
S 記録紙(シート、シート束)
SP ステープル針
c 端面(後端)
e 穿孔端面距離
g1,g2,g3 歯車

Claims (2)

  1. シート搬送手段の搬送ローラ対により搬送されるシートの所定位置に穿孔処理するシート穿孔装置において、
    シートの搬送方向に対して上流側搬送ローラ対と下流側搬送ローラ対との間に穿孔手段を配置し、穿孔処理に際して、停止させた前記下流側搬送ローラ対にシートの先端部を当接させた後に、前記上流側搬送ローラ対はシートの後端部を搬送した時点で作動を停止させ、シートの後端部を前記上流側搬送ローラ対に当接させることにより、前記上流側搬送ローラ対と前記下流側搬送ローラ対との間でシートの剛性によりシートを湾曲させた状態を保持し、その後、穿孔手段によりシートに対して穿孔処理することを特徴とするシート穿孔装置。
  2. シート搬送手段により搬送されるシートの所定位置に穿孔処理するシート穿孔装置において、
    パンチとダイスと駆動手段とを有しシートの所定位置に穿孔処理するシート穿孔手段と、前記シート穿孔手段の穿孔位置よりシート搬送方向上流側に配置され駆動回転可能な1対の上流側搬送ローラ対と、前記上流側搬送ローラ対を間欠駆動させる上流側クラッチと、前記穿孔位置よりシート搬送方向下流側に配置され駆動回転可能な1対の下流側搬送ローラ対と、前記下流側搬送ローラ対を間欠駆動させる下流側クラッチと、前記上流側搬送ローラ対よりもシート搬送方向上流側に配置されシート後端の通過を検知するシート後端検知センサと、前記シート後端検知センサのシート通過検知情報に基づき前記上流側クラッチと前記下流側クラッチを選択的に制御すると共に、シート穿孔手段の作動を制御する制御手段と、を有し、前記シート後端検知センサによるシート後端通過検知後、前記制御手段は、シート後端が前記上流側搬送ローラ対のニップ位置を通過する前に、前記下流側クラッチを遮断して、前記下流側搬送ローラ対の回転を停止させ、前記シート後端が前記上流側搬送ローラ対のニップ位置を通過する時点に、前記上流側クラッチを遮断して、前記上流側搬送ローラ対の回転を停止させることにより、前記下流側搬送ローラ対にシートの先端部を当接させると共に、シートの後端部を前記上流側搬送ローラ対に当接させ、前記上流側搬送ローラ対と前記下流側搬送ローラ対との間でシートの剛性によりシートを湾曲させた状態を保持し、その後、前記シート穿孔手段を作動させて穿孔処理することを特徴とするシート穿孔装置。
JP35746198A 1998-12-16 1998-12-16 シート穿孔装置 Expired - Fee Related JP3858489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35746198A JP3858489B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 シート穿孔装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35746198A JP3858489B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 シート穿孔装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000177922A JP2000177922A (ja) 2000-06-27
JP3858489B2 true JP3858489B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=18454252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35746198A Expired - Fee Related JP3858489B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 シート穿孔装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3858489B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000275918A (ja) * 1999-03-25 2000-10-06 Minolta Co Ltd 記録紙後処理装置
JP3937779B2 (ja) * 2001-09-20 2007-06-27 コニカミノルタホールディングス株式会社 後処理装置及び画像形成システム
JP4806298B2 (ja) * 2006-05-30 2011-11-02 株式会社リコー シート穿孔装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000177922A (ja) 2000-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3744234B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP3849334B2 (ja) シート断裁方法、シート断裁装置、シート後処理装置及び画像形成装置
US6354059B1 (en) Sheet finisher and image forming apparatus therewith
JP4143445B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3937779B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JP3832126B2 (ja) 画像形成システム
JP4091297B2 (ja) 文書作成装置
JP3777902B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JP2001261220A (ja) 用紙折り装置、用紙後処理装置及び画像形成装置
JP3858489B2 (ja) シート穿孔装置
JP3900964B2 (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP2002308521A (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP3882364B2 (ja) シート後処理装置
JP2003228205A (ja) 用紙断裁装置及び画像形成システム
JP2000118860A (ja) シート後処理装置
JP2002145517A (ja) 後処理装置および画像形成システム
JP2000185868A (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP2003146534A (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP3653461B2 (ja) 画像形成装置の後処理装置
JP3747655B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP4045765B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JP2003261258A (ja) 用紙処理装置および画像形成システム
JP3931770B2 (ja) 用紙後処理方法及び用紙後処理装置
JP3719013B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP2003165666A (ja) 用紙後処理方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060911

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees