JP2003165666A - 用紙後処理方法およびその装置 - Google Patents

用紙後処理方法およびその装置

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JP2003165666A
JP2003165666A JP2001366379A JP2001366379A JP2003165666A JP 2003165666 A JP2003165666 A JP 2003165666A JP 2001366379 A JP2001366379 A JP 2001366379A JP 2001366379 A JP2001366379 A JP 2001366379A JP 2003165666 A JP2003165666 A JP 2003165666A
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Japan
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sheet
stitching
stapler
saddle
stitch
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JP2001366379A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsuchiya
毅 土屋
Toshio Shida
寿夫 志田
Mikihiko Yamakawa
幹彦 山川
Hiroyuki Wakabayashi
裕之 若林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平綴じ、中綴じにそれぞれ適したステープル
ができる後処理方法を提供する。 【解決手段】 複数の用紙をステープルする用紙後処理
方法において、前記用紙の平綴じ時は、前記用紙を搬送
して平綴じ位置で停止させ、平綴じ専用の少なくとも1
つのステープラを前記用紙の搬送方向と直交する方向に
移動してステープルを行い、前記用紙の中綴じ時は、前
記用紙を搬送して中綴じ位置で停止させ、中綴じ専用の
2つのステープラを用紙の搬送方法と直交する方向に移
動してステープルを行うことを特徴とする用紙後処理方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は用紙後処理方法およ
び用紙後処理装置に関し、さらに詳しくは、複数の用紙
を平綴じ、または中綴じする用紙後処理方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成された用紙にステー
プル(針綴じ処理)を行う用紙後処理方法および用紙後
処理装置として、1種類のステープラで平綴じと中綴じ
とが可能であり、用紙の平綴じ時は用紙を平綴じ位置に
移動してステープルを行い、また用紙の中綴じ時は用紙
を中綴じ位置に移動してステープルを行うものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、中綴じステープラはステープル後に用紙を2つ折り
するため、綴じ枚数が大きいと2つ折りし難くなること
から、中綴じステープラの1回のステープル可能枚数は
平綴じに比べ半分程度である。したがって、平綴じのス
テープル可能枚数に適した綴じ針を使用すると中綴じに
適さなくなり、また、逆に中綴じのステープル可能枚数
に適した綴じ針を使用すると平綴じに適さなくなるとい
った問題点がある。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、本発明の目的は、平綴じ、中綴じそれぞ
れに適したステープラを使用することにより、最大綴じ
枚数を独立して設定でき、それぞれ綴じに適した大きさ
の綴じ針にすることができる用紙後処理方法およびその
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の手
段のいずれかにより達成される。
【0006】(1)複数の用紙をステープルする用紙後
処理方法において、前記用紙の平綴じ時は、前記用紙を
搬送して平綴じ位置で停止させ、平綴じ専用の少なくと
も1つのステープラを前記用紙の搬送方向と直交する方
向に移動してステープルを行い、前記用紙の中綴じ時
は、前記用紙を搬送して中綴じ位置で停止させ、中綴じ
専用の2つのステープラを用紙の搬送方法と直交する方
向に移動してステープルを行うことを特徴とする用紙後
処理方法。
【0007】(2)複数の用紙をステープルする用紙後
処理装置において、前記用紙を搬送して平綴じ位置で停
止または中綴じ位置で停止させる用紙搬送手段と、平綴
じ専用の少なくとも1つの平綴じステープラと、中綴じ
専用の2つの中綴じステープラと、前記用紙の平綴じ時
は前記用紙の搬送方向と直交する方向に平綴じステープ
ラを移動させ、前記用紙の中綴じ時は中綴じステープラ
を移動させるステープラ移動手段と、を備えたことを特
徴とする用紙後処理装置。
【0008】(3)(2)に記載の用紙後処理装置にお
いて、前記平綴じステープラは用紙搬送方向の上流側に
配置し、前記中綴じステープラは前記平綴じステープラ
より用紙搬送方向の下流側で且つ前記平綴じステープラ
より前記用紙搬送方向と直交する方向での用紙の中心線
側に配置し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープ
ラを所定の位置に移動すると共に前記中綴じステープラ
を前記中心線側に待避させ、一方、前記用紙の中綴じ時
は前記中綴じステープラを所定の位置に移動すると共に
前記平綴じステープラを中心線より離れる方向に待避さ
せることを特徴とする用紙後処理装置。
【0009】(4)(2)に記載の用紙後処理装置にお
いて、前記平綴じステープラは用紙搬送方向の上流側に
配置し、前記中綴じステープラは前記平綴じステープラ
より用紙搬送方向の下流側で且つ前記平綴じステープラ
より前記用紙搬送方向と直交する方向での用紙の中心線
側に配置し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープ
ラを所定の位置に移動すると共に前記中綴じステープラ
を前記中心線側より離れる方向に待避させ、一方、前記
用紙の中綴じ時は前記中綴じステープラを所定の位置に
移動すると共に前記平綴じステープラを前記中心線側に
待避させることを特徴とする用紙後処理装置。
【0010】(5)(2)に記載の用紙後処理装置にお
いて、前記用紙搬送方向と直交する方向に前記平綴じス
テープラと前記中綴じステープラとを隣接して直列に配
置し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープラを所
定の位置に移動すると共に前記中綴じステープラを前記
直交する方向の一方に待避させ、また前記用紙の中綴じ
時は前記中綴じステープラを所定の位置に移動すると共
に前記平綴じステープラを前記直交する方向の他方に待
避させることを特徴とする用紙後処理装置。
【0011】(6)(2)に記載の用紙後処理装置にお
いて、前記用紙搬送方向と直交する方向に前記平綴じス
テープラと前記中綴じステープラとを1組ずつ交互に直
列に配置し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープ
ラを所定の位置に移動すると共に前記中綴じステープラ
を前記直交する方向に待避させ、また前記用紙の中綴じ
時は前記中綴じステープラを所定の位置に移動すると共
に前記平綴じステープラを前記直交する方向に待避させ
ることを特徴とする用紙後処理装置。
【0012】
【発明の実施の形態】最初に、用紙後処理方法及びその
装置を適用した画像形成装置について説明する。図1は
本発明の用紙後処理装置を備えた画像形成装置の構成断
面図である。図1に示すように、画像形成装置Aは用紙
後処理装置Bと自動原稿送り装置ADFとを備えてい
る。画像形成装置Aは、画像読み取り部1、画像処理部
2、画像書き込み部3、画像形成部4、カセット給紙部
5、大容量給紙部6、定着装置7、排紙部8、自動両面
コピー給紙部9等を備えている。また、画像形成装置A
の上部には、自動原稿送り装置ADFが搭載されてい
る。画像形成装置Aの図示の左側面の排紙部8側には、
用紙後処理装置Bが連結されている。
【0013】自動原稿送り装置ADFの原稿台上に載置
された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部(走
査露光装置)1の光学系により原稿の片面又は両面の画
像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aに読み込ま
れる。
【0014】CCDイメージセンサ1Aにより光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0015】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラムに照射
し、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、
露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行わ
れ、カセット給紙部5又は大容量給紙部6から搬送され
た記録用紙(用紙ともいう)Sに画像が転写される。画
像を担持した記録用紙Sは、定着装置7により定着さ
れ、排紙部8から用紙後処理装置Bに送り込まれる。或
いは搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー給紙部
9に送り込まれた片面画像処理済みの記録用紙Sは再び
画像形成部4において、両面画像処理後、排紙部8から
用紙後処理装置Bに送り込まれる。
【0016】用紙後処理装置Bには、図1に示すよう
に、用紙送り出し装置40、固定排紙部60、可動排紙
部65、シフト穿孔部50、第1折り部20、第2折り
部25、中間皿手段70、ステープル機構80、中折り
手段90、中折り排紙部96等が配置されている。ま
た、用紙後処理装置Bの図示の右上方には入口搬送部3
0が配置されている。
【0017】用紙送り出し装置40は表紙用紙Kを送り
出す装置であり、固定排紙部60はシフト処理(幅寄
せ)済み用紙、第1折り済み用紙、第2折り済み用紙を
排紙する排紙部があり、可動排紙部65はシフト処理
(幅寄せ)済み用紙、第1折り済み用紙、第2折り済み
用紙、平綴じ(含む端綴じ)済み用紙、さらに中綴じ済
み用紙を排紙する排紙部であり、さらに中折り排紙部9
6は中折り済み用紙を排紙する排紙部である。
【0018】用紙後処理装置Bは画像形成装置Aから搬
出された記録用紙Sの受け入れ部31が画像形成装置A
の排紙部8と合致するように位置と高さを調節して設置
されている。
【0019】受け入れ部31の用紙搬送に接続する記録
用紙Sの搬送路は、上段の第1搬送路と中段の第2搬
送路および下段の第3搬送路の3系統に分岐されて
いて、切り替え部材G1、G2の占める角度の選択によ
り記録用紙Sが何れかの搬送路に給送されるようになっ
ている。
【0020】(1)第1搬送路(ノンステープル、ノ
ンソートモード、固定排紙皿61に排紙) 画像形成装置Aから排出された画像形成済みの記録用紙
Sは、受け入れ部31に導入され、シフト穿孔部50、
第1折り部20を通過して、搬送ローラ対32により搬
送されて、上方の第1の切り替え部材G1を通過して、
上方の搬送ローラ対33及び搬送ローラ対34に挟持さ
れて搬送されて上昇して、機外上部の固定排紙皿61上
に排出され、順次積載される。この用紙搬送過程では、
切り替え部材G1は、通路36を閉止し、通路35を開
放状態にして、記録用紙Sの固定排紙皿61への通過を
可能にする。なお、この固定排紙皿61には最大約20
0枚の記録用紙Sを収容することが可能であり、用紙後
処理装置Bの上部から容易に取り出すことができる。 (2)第2搬送路(オフセットモード又はノンソート
モード、可動排紙皿66に排紙) この搬送モードに設定されると、切り替え部材G1は、
通路35を閉止し、通路36を開放状態に保持し、記録
用紙Sの通路36の通過を可能にする。
【0021】画像形成装置Aから排出された画像形成済
みの記録用紙Sは、受け入れ部31に導入され、シフト
穿孔部50、第1折り部20を通過して、搬送ローラ対
32により搬送されて、上方の第1の切り替え部材G1
を通過して、下方に開放状態に形成された通路36を通
過して、搬送ローラ対37に挟持されて、第2の切り替
え部材G2の上方の通路38Aを通過して、搬送ローラ
対39、搬送ローラ対67に挟持され、排出ローラ対6
8により機外の可動排紙皿66上に排出、載置される。
この可動排紙皿66には多量の記録用紙Sを収容するこ
とが可能である。 (3)第3搬送路(ステープルモード、可動排紙皿6
6に排紙) 画像形成装置Aから排出された画像形成済みの記録用紙
Sは、受け入れ部31に導入され、シフト穿孔部50、
第1折り部20を通過して、搬送ローラ対32により搬
送されて、第1の切り替え部材G1を通過して、下方に
開放状態に形成された通路36を通過して、搬送ローラ
対37に挟持されて、第2の切り替え部材G2の下方の
通路38Bを通過して、さらに、第3の切り替え部材G
3の通路38Cを通過し、下流の搬送ローラ対73A、
搬送ローラ対73Bにより挟持、搬送される。なお、2
枚搬送の際は、1枚目は通路38Cを通過し、2枚目は
通路38Dを通過して2枚が重ねられる。傾斜配置され
た搬送ベルト72の用紙先端保持部72aに放出され、
その後、搬送ローラ対73Bから記録用紙Sの後端が排
出された後には、記録用紙Sの自重により下降に転じ、
中間皿75の傾斜面上を滑落し、平綴じの場合、ステー
プル機構80の近傍に形成した可動当接部(用紙突き当
て面)87に記録用紙Sの後端部が当接して停止する。
【0022】74は中間皿75の両側面に移動可能に設
けた整合手段である。整合手段74は用紙搬送方向と直
交する方向に一対の板が移動可能であり、記録用紙Sが
中間皿75上に放出される用紙受け入れ時には、用紙幅
より広く開放され、中間皿75上を滑落して可動当接部
87に当接して停止するときには、記録用紙Sの幅方向
の側縁を軽打して用紙束の幅揃え(幅整合)を行う。こ
の停止位置において、中間皿75上に所定枚数の記録用
紙Sが積載、整合されると、ステープル機構80により
ステープル処理が行われ、用紙の束が綴じ合わされる。
【0023】中間皿75の用紙積載面の一部には切り欠
き部が形成されていて、駆動プーリ76aと従動プーリ
76bに巻回された複数の搬送ベルト77が回動可能に
駆動される。搬送ベルト77の一部には、排出爪77
a、77bが一体に形成されていて、その先端部は、長
円軌跡を描くようになっている。
【0024】ステープル処理された用紙束は、搬送ベル
ト77の排出爪77aまたは77bにより記録用紙Sの
後端部が押され、中間皿75の載置面上を滑走して斜め
上方に押し上げられ、排出ローラ対68の位置に進行す
る。回転する排出ローラ対68に挟持された用紙束は、
可動排紙皿66上に排出、積載される。なお、第3搬送
路には後述する表紙用紙Kも搬送される。 (4)第4搬送路(表紙用紙給紙モード) 表紙用紙(用紙ともいう)Kを収納した用紙収納部41
の最上面にある表紙用紙Kを送り出しローラ44を当接
させて送り出しローラ44の回転により送り出す。表紙
用紙Kの先端部を突き当てる突き当て部41aに表紙用
紙Kの先端部を突き当ててループ(撓み)を形成させ、
そのループの形成を検知して表紙用紙Kのループ形成部
を吸着した保持し、送り出しローラ44の送り停止と表
紙用紙Kからの離間を行い、ループ形成部を吸着保持状
態で一旦、用紙搬送の上流側に搬送して表紙用紙Kの先
端部の突き当てを解除し、表紙用紙Kを吸着保持して用
紙搬送の下流側に搬送して、表紙用紙Kをさらに搬送ロ
ーラ対491で把持搬送する。
【0025】用紙収納部41ら給紙された1枚の表紙用
紙Kは、通路49を通過して、搬送ローラ対492、4
93を通過し、搬送される。シフト穿孔部50、第1折
り部20を経由して、第3搬送路を経て、中間皿75
上に到達する。
【0026】(5)第5搬送路(中綴じモード) 中綴じモードに設定されると、ステープル機構80のス
テープル処理位置近傍の可動当接部87が搬送路から待
避し、ほぼ同時にそれより下流の可動当接部89が起動
する。
【0027】可動当接部89は、表紙用紙K及び記録用
紙Sのサイズ(搬送方向の長さ)が設定又は検知される
と、所定位置に移動して停止する。
【0028】表紙用紙Kが中間皿75上の所定位置に載
置された後、画像形成装置Aから搬出された記録用紙S
が、用紙後処理装置Bの入口搬送部30から第3搬送路
を通過して、中間皿75上に載置された表紙用紙Kの
上面に順次積載され、記録用紙Sの後端部が可動当接部
87に当接して位置決めされる。最終の記録用紙Sが中
間皿75上に位置決め載置された後、表紙用紙Kと記録
用紙Sの全頁とから成る用紙束にステープル機構80に
よる中綴じ処理を行う。この中綴じ処理により、表紙用
紙K及び記録用紙Sの搬送方向の中央部にステープル針
が打ち込まれる。なお、表紙用紙Kがなく記録用紙Sの
みであってもよい。 (6)第6搬送路(中折り処理モード) 中綴じ処理後、可動当接部89が、通路88の下流の通
路を開放する。中綴じ処理された表紙用紙Kと記録用紙
Sから成る用紙束は、可動当接部89に用紙束の後端部
が当接して、所定位置に停止する。可動当接部89は用
紙サイズの設定又は検知と駆動手段により所定位置に移
動可能である。停止状態の用紙束の搬送方向の中央部、
即ち中綴じ位置の斜め下方には、中折り手段90が設置
されている。
【0029】突き出し板92は、薄型のナイフ状をな
し、その先端部は鋭角をなす。図示の斜め下方に突出し
た突き出し板92の先端部は、表紙用紙Kと記録用紙S
から成る用紙束の中央部を押し、用紙束を介して折りロ
ーラ対93、94の挟持部を押し広げて揺動、離間させ
る。
【0030】突き出し板92の先端部が挟持部を通過
後、突き出し板92が後退して用紙束の中央部は、折り
ローラ対93、94により挟圧されて、折り目が形成さ
れる。この折り目は、前述の中綴じ処理による用紙束へ
のステープル針の打ち込み位置とほぼ一致する。中折り
された用紙束は搬送ローラ95により搬送され中折り排
紙部96に排紙される。
【0031】ここで、ステープルの種類について説明す
る。図2はステープルの種類を説明する図である。図2
(a)は平綴じ処理を示す平面図で、用紙束Sa(複数
の用紙)の側縁辺近傍で中央振り分けに2箇所に平綴じ
ステープラにより綴じ針SPを打針する平綴じ処理であ
る。また、図2(b)は平綴じの一種である端綴じ処理
を示す平面図で、用紙束Saの角部近傍の1箇所に平綴
じステープラで綴じ針SPを打針する平綴じ処理であ
る。さらに、図2(c)は中綴じ処理を示す平面図で、
用紙束Saの中央部の2箇所に中綴じステープラで綴じ
針SPを打針する平綴じ処理である。
【0032】(実施の形態1)実施の形態1の用紙後処
理装置について説明する。この用紙後処理装置は、ステ
ープル機構以外は前述の図1と機構的に同じであるので
ステープル機構を中心に説明する。図3は用紙後処理装
置における平綴じ状態のステープル機構の平面図、図4
は図3のステープル機構のW−W側面断面図、さらに図
5は用紙後処理装置における中綴じ状態のステープル機
構の平面図をそれぞれ示す。
【0033】図3、図4および図5に示すように、ステ
ープル機構80Aは、用紙搬送手段、平綴じステープ
ラ、中綴じステープラ、ステープラ移動手段等より構成
されている。
【0034】用紙搬送手段は、用紙束Saを傾斜した面
に落下させて平綴じ位置である可動当接部87(図3)
で停止させ、また、用紙束Saを傾斜した面に落下させ
て中綴じ位置である可動当接部89(図5)で停止させ
る。
【0035】平綴じステープラ81、82は、用紙搬送
方向Yの上流側に配置された平綴じ専用のステープラで
ある。平綴じステープラ81、82は用紙搬送方向Yに
直交する方向Xに2組配置され、側縁辺近傍で中央振り
分け2箇所に綴じ針SPを打ち、また、揺動回転可能に
支持され、用紙サイズに対応して角部1箇所に綴じ針S
Pを打つようになっている。また、平綴じステープラ8
1、82は、打針機構81A、82Aと受針機構81
B、82Bとが非分離で構成されている。平綴じステー
プラ81、82のステープル可能枚数は100枚であ
る。
【0036】次に、中綴じステープラ83、84は平綴
じステープラより用紙搬送方向Yの下流側で且つ綴じス
テープラより方向Xでの用紙の中心線L側に配置してあ
る。中綴じステープラ83、84は中綴じ専用であり、
中綴じステープラ83、84は方向Xに移動可能で2組
配置され、中央部の2箇所に綴じ針SPを打つようにな
っている。また、中綴じステープラ83は打針機構83
Aと受針機構83Bとが分離独立した構成となってい
る。同様に中綴じステープラ84は打針機構84Aと受
針機構84Bとが分離独立した構成となっている。中間
に用紙Sが通過可能な第5搬送路(図4)を形成して
いる。中綴じステープラのステープル可能用紙枚数は5
0枚である。
【0037】次に、ステープラ移動手段は、用紙の平綴
じ時は、平綴じステープラを所定の位置に移動すると共
に中綴じステープラを中心線L側に待避させる。また、
平綴じステープラ81、82は案内軸85a、85bに
沿って方向Xに移動する。
【0038】一方、用紙の中綴じ時は中綴じステープラ
を所定の位置に移動すると共に平綴じステープラを中心
線Lより離れる方向に待避させる。また、中綴じステー
プラ83、84の打針機構83A、84Aは案内軸85
b、85cに沿って方向Xに移動する。同様にして、受
針機構83B、84Bは案内軸85e、85dに沿って
方向Xに移動する。
【0039】ここで、平綴じ機構の作用について図3、
4により説明する。平綴じモードに設定されると、中間
皿75上に載置された用紙の上面に順次積載され、用紙
の先端部が可動当接部87に当接して位置決めされる。
次に、中綴じステープラ83、84を図3に示す方向X
の中心線L側の位置に待避させる。平綴じステープラ8
1、82は所定位置に移動する。この実施の形態では用
紙束Saの角部に綴じ針SPが打ち込まれる。なお、綴
じ針SPは綴じ針駆動側の打針機構82Aから、受針機
構82Bに向けて打ち込まれる。
【0040】次に、中綴じの機構の作用について図4、
図5により説明する。中綴じモードに設定されると、可
動当接部87が搬送路から待避し、ほぼ同時にそれより
下流の可動当接部89が第5搬送路の延長面方向に移
動する。可動当接部89は、用紙のサイズ(搬送方向の
長さ)が設定又は検知されると、中綴じ処理する用紙束
Saの下方の端部に当接する位置に移動して停止する。
最終の用紙が中間皿75上に位置決めされる。次に、平
綴じステープラ81、82を図5に示す位置に待避さ
せ、中綴じステープラ83、84は所定位置に移動す
る。用紙搬送方向Yの中央部に綴じ針SPが打ち込まれ
る。なお、綴じ針SPは綴じ針駆動側の打針機構83
A、84Aから受針機構83B、84Bに向けて打ち込
まれる。
【0041】以上のように、平綴じ、中綴じそれぞれ適
したステープラを使用により、最大綴じ枚数を独立して
設定でき、それぞれ綴じに適した大きさの綴じ針にする
ことができる。
【0042】(実施の形態2)実施の形態2の用紙後処
理装置について説明する。この用紙後処理装置は、ステ
ープル機構以外は図1と機構的に同じであり、実施の形
態1における平綴じステープラと中綴じステープラの配
置を入れ替えた構造であるので、異なる部分を中心に説
明する。図6は用紙後処理装置における他のステープル
機構を示す平面図である。
【0043】図6に示すように、ステープル機構80B
は、用紙搬送手段、平綴じステープラ、中綴じステープ
ラ、ステープラ移動手段等より構成されている。
【0044】平綴じステープラ81、82は、用紙搬送
方向Yの上流側に配置された平綴じ専用のステープラで
あり、用紙搬送方向Yに直交する方向Xに2組配置さ
れ、側縁辺近傍中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打
ち、また、揺動回転可能に支持され、用紙サイズに対応
して角部1箇所に綴じ針SPを打つようになっている。
また、平綴じステープラ81、82は、この実施の形態
では打針機構81A、82Aと受針機構81B、82B
とが分離独立して構成され、その中間に用紙束Saが通
過可能となっている。平綴じステープラ81、82のス
テープル可能枚数は100枚となっている。
【0045】次に、中綴じステープラ83、84は平綴
じステープラより用紙搬送方向Yの下流側であり、平綴
じステープラより用紙搬送方向Yと直交する方向Xでの
用紙の中心線L側に配置してある。また、中綴じステー
プラ83、84は中綴じ専用で、平綴じステープラ8
1、82より用紙搬送方向Yの下流側にあり、また方向
Xに2組配置され、用紙搬送方向Yの中央部の2箇所に
綴じ針SPを打つようになっている。中綴じステープラ
83、84は打針機構83A、84Aと受針機構83
B、84Bと分離独立した構成であり、中間に用紙束S
aが通過可能となっている。
【0046】ステープラ移動手段について説明すると、
用紙の平綴じ時は、平綴じステープラを所定の位置に移
動すると共に中綴じステープラを中心線L側より離れる
方向に待避させる。一方、用紙の中綴じ時は、中綴じス
テープラを所定の位置に移動すると共に平綴じステープ
ラを中心線L側に待避させる平綴じステープラ81の打
針機構81A、82Aは、案内軸85b、85dに沿っ
て方向Xに移動し、平綴じステープラ81の受針機構8
1B、82Bは、案内軸85a、85cに沿って方向X
に移動する。また、平綴じステープラの打針機構81
A、82Aは無端ワイヤーを有する搬送部86bで搬送
される。また、平綴じステープラの受針機構81B、8
2Bは無端ワイヤーを有する搬送部86aで搬送され
る。
【0047】中綴じステープラ83の打針機構83A、
84Aは、案内軸85d、85fに沿って方向Xに移動
し、受針機構83B、84Bは案内軸85c、85eに
沿って方向Xに移動する。中綴じステープラの打針機構
83A、84Aは無端ワイヤーを有する搬送部86dで
搬送される。また、中綴じステープラの受針機構83
B、84Bは無端ワイヤーを有する搬送部86cで搬送
される。
【0048】次に、平綴じ機構の作用について図6を参
照して説明する。図6は用紙後処理装置における他のス
テープル機構を示す平面図である。平綴じモードに設定
されると、中間皿75(図1)上に載置された用紙の上
面に順次積載され、用紙の先端部が可動当接に当接して
位置決めされる。最終の用紙が中間皿上に位置決めされ
る。平綴じステープラ81、82を所定位置に移動し、
中綴じステープラ83、84を方向Xに中心線Lより左
右に離れる方向に待避させる。この平綴じ処理により、
用紙束Saの用紙搬送方向Yの端部に綴じ針SPが打ち
込まれる。
【0049】次に中綴じ機構について説明する。中綴じ
モードに設定されると、可動当接部89は、用紙のサイ
ズ(搬送方向の長さ)が設定又は検知され、中綴じ処理
する用紙束Saの下方の端部に当接する位置に移動して
停止する。最終の用紙が中間皿75(図1)上に位置決
め載置された後、この中綴じ処理により、用紙の搬送方
向の中央部に綴じ針SPが打ち込まれる。
【0050】以上のように、平綴じ、中綴じそれぞれ適
したステープラを使用により、最大綴じ枚数を独立して
設定でき、それぞれ綴じに適した大きさの綴じ針にする
ことができる簡易な構造で、平綴じ、中綴じが可能にな
る。
【0051】(実施の形態3)実施の形態3の用紙後処
理装置について説明する。この用紙後処理装置は、ステ
ープル機構以外は図1と機構的に同じであり、また、実
施の形態1と機構的に同じ部分は説明を省略する。図7
は用紙後処理装置における平綴じ状態を示すステープル
機構の平面図、図8は図7のW−W側面断面図、図9は
用紙後処理装置における中綴じ状態を示すステープル機
構の平面図である。
【0052】図7、図8および図9に示すように、ステ
ープル機構80Cは、用紙搬送手段、平綴じステープ
ラ、中綴じステープラ、ステープラ移動手段等より構成
されている。用紙搬送方向Yと直交する方向Xに平綴じ
ステープラと中綴じステープラとを隣接して直列に配置
している。
【0053】平綴じステープラ81、82は平綴じ専用
のステープラであり、方向Xに2組配置され、側縁辺近
傍中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打ち、また、揺動
回転可能に支持され、用紙サイズに対応して角部1箇所
に綴じ針SPを打つようになっている。実施の形態3で
は角部1箇所に綴じ針SPを打つようになっている。平
綴じステープラ81、82は、それぞれ打針機構81
A、82Aと受針機構81B、82Bとは非分離構成に
なっている(図7、8参照)。
【0054】次に、中綴じステープラ83、84は、中
綴じ専用であり方向Xに2組配置され、用紙搬送方向Y
の中央部の2箇所に綴じ針SPを打つようになってい
る。中綴じステープラ83、84はそれぞれ打針機構8
3A、84Aと受針機構83B、84Bとが分離独立し
た構成になっており、中間を用紙束Saが通過可能とな
っている(図9参照)。
【0055】次に、ステープラ移動手段について説明す
ると、用紙の平綴じ時は平綴じステープラを所定の位置
に移動すると共に中綴じステープラを直交する方向の一
方に待避させる。平綴じステープラ81の打針機構81
Aは案内軸85b、85dに沿って無端ベルトを有する
搬送部86aにより方向Xに移動する。なお、受針機構
81Bは打針機構81Aと一体で移動する。同様にし
て、平綴じステープラ82の受針機構82Bは案内軸8
5b、85dに沿って無端ベルトを有する搬送部86b
により方向Xに移動する。なお、受針機構82Bは打針
機構82Aと一体で移動する(図9参照)。
【0056】また、用紙の中綴じ時は中綴じステープラ
を所定の位置に移動すると共に平綴じステープラを直交
する方向の他方に待避させる。中綴じステープラ83の
打針機構83Aは案内軸85b、85dに沿って搬送部
86dにより移動し、受針機構83Bは案内軸85a、
85cに沿って搬送部86cによって移動する。同様に
して、中綴じステープラ84の打針機構84Aは案内軸
85b、85dに沿って搬送部86fにより移動し、受
針機構84Bは案内軸85a、85cに沿って搬送部8
6eにより移動する(図9参照)。
【0057】次に、平綴じ機構の作用について説明す
る。図7に示すように、平綴じモードに設定されると、
中間皿75(図1)上に載置された用紙の上面に順次積
載され、用紙の先端部が平綴じ処理位置近傍の可動当接
部87に当接して位置決めされ、最終の用紙が中間皿上
に位置決め載置される。搬送部86a、86bにより中
綴じステープラ83、84が図7に示す平綴じ位置に移
動する。この実施の形態では角部1箇所に綴じ針SPを
打つようになっている。
【0058】次に、中綴じ機構の作用について説明す
る。図9に示すように、中綴じモードに設定されると、
可動当接部89は、用紙のサイズ(搬送方向の長さ)が
設定又は検知されると、中綴じ処理する用紙束Saの下
方の端部に当接する位置に移動して停止する。最終の用
紙が中間皿75(図1)上に位置決め載置された後、用
紙束Saに中綴じ処理を行う。この中綴じ処理により、
用紙束Saの用紙搬送方向Yの中央部に綴じ針SPが打
ち込まれる。
【0059】以上のように、平綴じ、中綴じそれぞれ適
したステープラを使用により、最大綴じ枚数を独立して
設定でき、それぞれ綴じに適した大きさの綴じ針にする
ことができる。
【0060】(実施の形態4)実施の形態4の用紙後処
理装置について説明する。この用紙後処理装置は、ステ
ープル機構以外は図1と機構的に同じであり、また、実
施の形態1と機構的に同じ部分は説明を省略する。図1
0は用紙後処理装置における他のステープル機構の平面
図である。
【0061】図10に示すように、ステープル機構80
Dは、用紙搬送手段、平綴じステープラ、中綴じステー
プラおよびステープラ移動手段等より構成されている。
【0062】用紙搬送方向Yと直交する方向Xに平綴じ
ステープラと中綴じステープラとが1組ずつ交互に直列
に配置されている。
【0063】平綴じステープラ81、82は、平綴じ専
用のステープラであり、方向Xに2組配置され、側縁辺
付近2箇所に綴じ針SPを打ち、また、揺動回転可能に
支持され、用紙サイズに対応して角部1箇所に綴じ針S
Pを打つようになっている。また、平綴じステープラ8
1、82は、それぞれ打針機構81A、82Aと受針機
構81B、82Bとが分離独立して構成され、その中間
は用紙束Saが通過可能となっている。
【0064】また、中綴じステープラ83、84は、中
綴じ専用のステープラであり、方向Xに2組が配置さ
れ、用紙搬送方向Yの中央部の2箇所に綴じ針SPを打
つようになっている。中綴じステープラ83、84はそ
れぞれ打針機構83A、84Aと受針機構83B、84
Bとが分離独立して構成され、その中間は用紙束Saが
通過可能となっている。
【0065】次に、ステープラ移動手段は、用紙の平綴
じ時は平綴じステープラ81、82を所定の位置に移動
すると共に中綴じステープラ83、84を直交する方向
Xに待避させる。また、用紙の中綴じ時は中綴じステー
プラ83、84を所定の位置に移動すると共に平綴じス
テープラ81、82を直交する方向Xに待避させる。
【0066】平綴じステープラ81、82および中綴じ
ステープラ83、84の打針機構81A、82A、83
A、84Aは案内軸85b、85dに沿って移動する。
移動は無端ワイヤーを有する搬送部86bによって4つ
の打針機構は一体となって移動する。また、平綴じステ
ープラ81、82および中綴じステープラ83、84の
受針機構81B、82B、83B、84Bは案内軸85
a、85cに沿って移動する。移動は無端ワイヤーを有
する搬送部86aによって4つの受針機構は一体となっ
て移動する。
【0067】ここで、平綴じ機構の作用について図10
により説明する。平綴じモードに設定されると、中間皿
75(図1)上に載置された用紙の上面に順次積載さ
れ、用紙の先端部が可動当接部87に当接して位置決め
される。搬送部86a、86bにより平綴じステープラ
81、82が図10に示す平綴じ位置に移動し、用紙搬
送方向Yの用紙束Saの端部に綴じ針SPが打ち込まれ
る。
【0068】次に、中綴じ機構の作用について図10に
より説明する。中綴じモードに設定されると、可動当接
部89は用紙のサイズが設定されると、中綴じ処理する
用紙束Saの下方の端部に当接する位置に移動して停止
し、用紙束Saが中間皿75(図1)上に位置決めされ
る。
【0069】搬送部86a、86bにより中綴じステー
プラ83、84が所定位置に移動し、用紙搬送方向Yの
中央部に綴じ針SPが打ち込まれる。
【0070】以上のように、平綴じ、中綴じそれぞれに
適したステープラを使用することにより、最大綴じ枚数
を独立して設定でき、それぞれの綴じに適した大きさの
綴じ針を使用することができる。さらに、平綴じステー
プラ81と82、および中綴じステープラ83と84を
X方向に一体として所定位置に移動して平綴じモード、
中綴じモードの切り替えが簡易に行える。
【0071】
【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。
【0072】請求項1、2に記載の方法および装置によ
れば、平綴じ、中綴じそれぞれ適したステープラの使用
により、最大綴じ枚数を独立して設定でき、それぞれの
綴じに適した大きさの綴じ針を使用することができる。
【0073】請求項3、4に記載の装置によれば、平綴
じ、中綴じそれぞれ適したステープラの使用により、最
大綴じ枚数を独立して設定でき、それぞれの綴じに適し
た大きさの綴じ針を使用することができ、さらに、ステ
ープラ機構の用紙搬送方向と直交する方向の寸法が小型
にできる。
【0074】請求項5に記載の装置によれば、平綴じ、
中綴じそれぞれ適したステープラの使用により、最大綴
じ枚数を独立して設定でき、それぞれの綴じに適した大
きさの綴じ針を使用することができ、さらに、ステープ
ラ機構の用紙搬送方向の寸法が小型にできる。
【0075】請求項6に記載の装置によれば、平綴じ、
中綴じそれぞれ適したステープラの使用により、最大綴
じ枚数を独立して設定でき、それぞれの綴じに適した大
きさの綴じ針を使用することができ、また、平綴じと中
綴じの切り替えが簡易で、ステープラ機構の用紙搬送方
向の寸法が小型にできる。
【0076】請求項7に記載の発明によれば、平綴じの
案内軸と中綴じの案内軸とは、少なくとも1つの案内軸
を共用するので、案内軸の構造が簡単になる。
【0077】請求項8に記載の発明によれば、中綴じの
最大処理可能枚数に比べ平綴じの最大処理可能枚数を多
くできる。
【0078】請求項9に記載の発明によれば、打針機構
と受針機構がそれぞれ分離独立しているので、打針機構
と受針機構との間を用紙が搬送できるようになる。
【0079】請求項10に記載の発明によれば、平綴じ
ステープラの打針機構と受針機構が非分離であるので、
簡単な構造で用紙の突き当て部を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙後処理装置を備えた画像形成装置
の構成断面図である。
【図2】ステープルの種類を説明する図である。
【図3】用紙後処理装置における平綴じ状態のステープ
ル機構の平面図である。
【図4】図3のステープル機構のW−W側面断面図であ
る。
【図5】用紙後処理装置における中綴じ状態のステープ
ル機構の平面図である。
【図6】用紙後処理装置における他のステープル機構を
示す平面図である。
【図7】用紙後処理装置における平綴じ状態を示すステ
ープル機構の平面図である。
【図8】図7のステープル機構のW−W側面断面図であ
る。
【図9】用紙後処理装置における中綴じ状態を示すステ
ープル機構の平面図である。
【図10】用紙後処理装置における他のステープル機構
の平面図である。
【符号の説明】
41a 突き当て部 80A、80B、80C、80D ステープル機構 81、82 平綴じステープラ 83、84 中綴じステープラ 85a、85b、85c、85d、85e、85f 案
内軸 S 記録用紙(用紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 裕之 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 3F108 GA01 GB01 GB03 GB07 HA02 HA33 HA36 HA39

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の用紙をステープルする用紙後処理
    方法において、前記用紙の平綴じ時は、前記用紙を搬送
    して平綴じ位置で停止させ、平綴じ専用の少なくとも1
    つのステープラを前記用紙の搬送方向と直交する方向に
    移動してステープルを行い、前記用紙の中綴じ時は、前
    記用紙を搬送して中綴じ位置で停止させ、中綴じ専用の
    2つのステープラを用紙の搬送方法と直交する方向に移
    動してステープルを行うことを特徴とする用紙後処理方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の用紙をステープルする用紙後処理
    装置において、前記用紙を搬送して平綴じ位置で停止ま
    たは中綴じ位置で停止させる用紙搬送手段と、平綴じ専
    用の少なくとも1つの平綴じステープラと、中綴じ専用
    の2つの中綴じステープラと、前記用紙の平綴じ時は前
    記用紙の搬送方向と直交する方向に平綴じステープラを
    移動させ、前記用紙の中綴じ時は中綴じステープラを移
    動させるステープラ移動手段と、を備えたことを特徴と
    する用紙後処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の用紙後処理装置におい
    て、前記平綴じステープラは用紙搬送方向の上流側に配
    置し、前記中綴じステープラは前記平綴じステープラよ
    り用紙搬送方向の下流側で且つ前記平綴じステープラよ
    り前記用紙搬送方向と直交する方向での用紙の中心線側
    に配置し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープラ
    を所定の位置に移動すると共に前記中綴じステープラを
    前記中心線側に待避させ、一方、前記用紙の中綴じ時は
    前記中綴じステープラを所定の位置に移動すると共に前
    記平綴じステープラを中心線より離れる方向に待避させ
    ることを特徴とする用紙後処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の用紙後処理装置におい
    て、前記平綴じステープラは用紙搬送方向の上流側に配
    置し、前記中綴じステープラは前記平綴じステープラよ
    り用紙搬送方向の下流側で且つ前記平綴じステープラよ
    り前記用紙搬送方向と直交する方向での用紙の中心線側
    に配置し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープラ
    を所定の位置に移動すると共に前記中綴じステープラを
    前記中心線側より離れる方向に待避させ、一方、前記用
    紙の中綴じ時は前記中綴じステープラを所定の位置に移
    動すると共に前記平綴じステープラを前記中心線側に待
    避させることを特徴とする用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の用紙後処理装置におい
    て、前記用紙搬送方向と直交する方向に前記平綴じステ
    ープラと前記中綴じステープラとを隣接して直列に配置
    し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープラを所定
    の位置に移動すると共に前記中綴じステープラを前記直
    交する方向の一方に待避させ、また前記用紙の中綴じ時
    は前記中綴じステープラを所定の位置に移動すると共に
    前記平綴じステープラを前記直交する方向の他方に待避
    させることを特徴とする用紙後処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の用紙後処理装置におい
    て、前記用紙搬送方向と直交する方向に前記平綴じステ
    ープラと前記中綴じステープラとを1組ずつ交互に直列
    に配置し、前記用紙の平綴じ時は前記平綴じステープラ
    を所定の位置に移動すると共に前記中綴じステープラを
    前記直交する方向に待避させ、また前記用紙の中綴じ時
    は前記中綴じステープラを所定の位置に移動すると共に
    前記平綴じステープラを前記直交する方向に待避させる
    ことを特徴とする用紙後処理装置。
  7. 【請求項7】 前記用紙搬送方向と直交する方向に前記
    平綴じステープラの移動を案内する案内軸または前記中
    綴じステープラの移動を案内する案内軸を有し、且つ前
    記案内軸は平綴じ用と中綴じ用とで少なくとも1つ共用
    することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に
    記載の用紙後処理装置。
  8. 【請求項8】 前記平綴じステープラの1回の綴じ可能
    枚数は、前記中綴じステープラの1回の綴じ可能枚数よ
    りも大きいことを特徴とする請求項2から7のいずれか
    1項に記載の用紙後処理装置。
  9. 【請求項9】 前記平綴じステープラまたは前記中綴じ
    ステープラは、打針機構と受針機構がそれぞれ分離独立
    しており、且つ打針機構と受針機構との間を用紙が搬送
    可能であることを特徴とする請求項2から7のいずれか
    1項に記載の用紙後処理装置。
  10. 【請求項10】 前記平綴じステープラは、打針機構と
    受針機構が非分離であり且つ前記用紙の突き当て部を有
    することを特徴とする請求項2、3または5に記載の用
    紙後処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143107A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Chugoku Electric Power Co Inc:The 帳票等の印刷物仮綴じ器具
JP5361858B2 (ja) * 2008-02-17 2013-12-04 昭平 森 紙を綴じ込むための綴じ部材及び綴じ部材を用いた紙製品
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JP2017132640A (ja) * 2017-05-02 2017-08-03 キヤノン株式会社 画像形成装置

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