JP3857251B2 - 鉄道車両における個室構造 - Google Patents

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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道車両における個室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両においては、車内設備として、トイレ、車掌室、多目的室、グリーン車個室などの、車内空間(たとえば、客室空間)から独立した個室(小部屋)が設けられる場合がある。そのような個室を車両に設置する場合には、(i)繊維強化プラスチック(FRP)などの樹脂で箱状の個室ユニットを形成し、それを車内に搬入し取り付けたり、(ii)車両の構体に柱を立てて仕切の骨組を作り、その上に化粧板(一般的にはアルミベースのメラミン化粧板)を接着及びねじ止めで壁面と天井面とを製作し、床に防水性が必要な場合にはステンレス製又は繊維強化プラスチック(FRP)等の樹脂製のフロアパンを取り付け、その上に敷物を接着する、という手間のかかる製作方法が一般的である。そのほか、(iii)天井面を構成する1枚の天井パネル及び周囲の4面を構成する4枚の壁パネルで、車内空間から区画された個室を構成するようにし、各パネルを1つずつ車内の所定位置に取り付けるようにしたものも知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001ー151108号公報(段落番号0022〜0029)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記(i)の場合には、実際に車体に対して行う現車作業と切り離して、個室を製造するというアウトワーク化が可能となるが、高価な成形型が必要で、かつ寸法の自由度が制限される。
【0005】
一方、(ii)(iii)の場合は、製作の自由度が高く、制約が少ないが、全て現車作業となるため、車体への組み付け工程が多くなる。そのため、狭い空間での作業となり、作業できる者の数が制限を受けるので、作業時間が長くなり、コストの面でも不利であった。
【0006】
特に、前記特許文献1の技術の場合は、仕切板の底部を床部分側のレールにはめ込み、上端部と受け骨(屋根構体)との間に配置したアジャストボルトの長さを調整することで、仕切板の上下部を固定するようにしているので、その仕切板を固定するための作業が面倒である。
【0007】
この発明は、アウトワーク化ができ、個室寸法の自由度が高く、安価に製造することができる鉄道車両における個室構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る鉄道車両における個室構造は、天井面を構成する1枚の天井パネル及び周囲の4面を構成する4枚の壁パネルで、車内空間から区画された個室が構成される鉄道車両における個室構造において、前記天井パネルが、上側に位置する屋根骨組に取付固定されると共に、前記天井パネルの下面側に上側被係合部が、前記鉄道車両の床部に下側被係合部がそれぞれ形成され、前記各壁パネルの上下に、前記上側及び下側被係合部に上下方向の相対的移動により係脱可能に係合される上側及び下側係合部が形成され、前記上側及び下側被係合部はそれぞれ係合部差し込み用の溝部を有する取付金具であり、前記溝部の一方の内面に、前記各係合部を他方の内面側に付勢するバネ材が取り付けられ、前記下側被係合部と下側係合部又は前記上側被係合部と上側係合部を係合させた状態で、壁パネルの上下方向の移動により、前記上側被係合部と上側係合部又は前記下側被係合部と下側係合部とを係合可能であることを特徴とするものである。ここで、天井パネルや壁パネルとしては、従来より知られているハニカムや発泡樹脂等を金属板で挟んだサンドイッチ構造のパネルが用いられる。また、「前記下側被係合部と下側係合部又は前記上側被係合部と上側係合部を係合させた状態で、壁パネルの上下方向の移動により、前記上側被係合部と上側係合部又は前記下側被係合部と下側係合部とを係合可能である」とは、組み付けの際に(壁パネル間の固定の前に)、たとえば天井パネルの上側係合部に、各壁パネルの上部を差し込んで押し上げた状態で、その壁パネルの下部を床部の下側係合部に差し込むことができることなどを意味する。
【0009】
このようにすれば、たとえば図1(a)〜(d)に示すように、天井パネル2の上側被係合部51に、各壁パネル(側パネル4,5)の上側係合部(上部)を差し込んだ状態(それらを係合した状態)で、壁パネルの上下方向の移動により、下側被係合部と下側係合部とが係合可能である。よって、たとえば天井パネル2の上側被係合部51に、各壁パネルの上部を押し上げた状態で、その壁パネルの下部を床部の下側被係合部52に差し込むことができ、壁パネルを簡単に組み付けることができる。このように、高価な成形型を必要としない壁パネルにより組み付けが簡単にできるので、個室の寸法の自由度を拡大し、客室割付けのバリエーションの拡大を図ることができる。
【0010】
車体への壁パネルの取付固定は床部と天井骨組(天井パネル)とに対して行うので、従来からあった側内部骨組や仕切り骨組が必要なくなり、軽量化、部品点数の削減、経費節減を図れる。
【0011】
個室の天井面や壁面をパネル化(天井パネル、壁パネル(側パネル、妻パネル)することにより設備品取付けのアウトワーク化が可能となり、工程短縮、経費節減を図る上で有利となる。
【0012】
被係合部に係合部を係合させた後、車両の走行時の振動などによってその係合が解除されないように、それらを係合した後固定金具にて固定することも可能であるが、請求項1の発明は、上側被係合部と上側係合部との間、及び下側被係合部と下側係合部との間には、それらの間に押し付け力(摩擦力)を発生させるバネ材が設けられている構成とする。この場合、バネ材(例えば板バネ)を、被係合部又は係合部のいずれか一方にあらかじめ取り付けておいてもよいし、後から(係合させた後)それらの間に設けるようにしてもよい。
【0013】
このようにバネ材を用いれば、壁パネルを係合させる作業と、固定する作業とを同時に行うことが可能となり、組み付けがより一層簡単になる。そして、たとえば図2に示すように、バネ材13,14の付勢力によって、各壁パネル(側パネル4)の上側及び下側係合部と上側及び下側被係合部51,52との間に押し付け力が発生し、各壁パネル(側パネル4)の係合部がしっかりと上側及び下側被係合部51,52内に弾性的に固定(支持)される。よって、車両の走行中に車体が振動しても、壁パネルの上側及び下側係合部が、被係合部51,52内でがたつくということがない。
また、例えば図4に示すように、天井パネル2(屋根骨組16)や床部(床部材9)に被係合部51,52を設け(たとえば、被係合部が溝部を有する取付金具からなり、取付ビス17にて天井パネル2及び屋根骨組16に取り付け)、天井パネル2や床部に係合部を加工する必要をなくしているので、製造が容易となる。
また、請求項2に記載のように、前記上側及び下側被係合部はそれぞれ突出部であり、前記上側及び下側係合部は、前記壁パネルにバネ材が取り付けられ前記バネ材と壁パネルとの間に前記突出部が挿入可能になるように構成とすることも可能である。
【0014】
請求項に記載のように、前記壁パネルは、車両前後方向に沿って設けられる側パネルと、車両左右方向に沿って設けられる妻パネルとからなり、側パネルと妻パネルとは、テープ状の面ファスナー、たとえばマジックテープ(登録商標)を用いて結合されている構成とすることができる。ここで、結合前の位置合わせを行う際には、面ファスナーの間にフィルム(ある程度剛性がある)を挟んでおいて、位置調整が行われ、その位置合わせ終了後にフィルムを引き抜いてパネル間を結合する(なお、この位置合わせは、上側及び下側被係合部に上側及び下側係合部が係合された後に行う)。
【0015】
このようにすれば、図3(a)〜(c)に示すように、壁パネルである側パネル4(5)と妻パネル6(7)との間の固定(結合)を面ファスナー42a,42bを用いて簡単に行うことができる。この接合は、図4(a)〜(c)に示すように、面ファスナー42a,42b間にフィルム43を挟んだ状態で側パネル4(5)と妻パネル6(7)との位置調節を行い、その調節終了後、フィルム43を引き抜けば、面ファスナー42a,42b同士が結合して固定される。
【0019】
請求項に記載のように、前記壁パネルにドア開口が設けられると共に戸閉め手段のベース板が取り付けられ、このベース板が、天井骨組に、上下方向に延びる支持ブラケットを介して支持されていることが望ましい。
【0020】
このようにすれば、図5に示すように、戸閉め手段(ドア閉じ機21)のベース板(支持部材22)を壁パネルに先組みすることにより、戸閉め手段の取り付けのアウトワーク化、ユニット化を実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0022】
図6(a)(b)はそれぞれ本発明に係る鉄道車両の個室構造を、斜め後方向及び斜め前方向から見た斜視図である。図7は図6(a)のA−A線における断面図、図8は図6(a)のB−B線における断面図、図9は水平断面図である。
【0023】
図6〜図9に示すように、個室構造体1は、車内空間(たとえば、客室空間)から区画される独立空間を形成するもので、天井面を構成する1枚の天井パネル2及び周囲の4面を構成する4枚の壁パネルを備える。壁パネルは、ドア3にて開閉される開口4aを有する第1の側パネル4と、それに対向する反対側の第2の側パネル5と、それらの側パネル4,5の端縁に結合される第1及び第2の妻パネル6,7とを有する。このように、床部分を除き、5つのパネル2,4〜7で構成される。本例の場合は、個室がトイレ用であるので、台枠8上に、合成樹脂(FRP)の成型品である床部材9が設けられ、床部が構成されている。
【0024】
天井パネル2は、水平部分2aと、傾斜部分2bと、それらの部分2a,2bを連結する湾曲部分2cとを有し、傾斜部分2bには、照明器具11が取り付けられる開口部2dが形成され、下端縁には、取付金具12が取り付けられている。この取付金具12は、図10に詳細を示すように、2枚の板材12A,12Bからなる。それらは、重ね合わされて接合される上側部分12Aa,12Baと、この上側部分12Aa,12Baの下端縁より互いに反対方向に延びる中間部分12Ab,12Bbと、この中間部分12Ab,12Bbの先端縁から下方にほぼ平行に延びる下側部分12Ac,12Bcとを有する。板材12Aの下側部分12Acが板材12Bの下側部分12Bcより下方まで延びている。
【0025】
そして、板材12A,12Bの中間部分12Ab,12Bb及び下側部分12Ac,12Bcによって、第1の側パネル4の上端部(上側係合部)が係脱可能に係合される被係合部S1が構成される。
【0026】
また、板材12Aの下側部分12Acには第1の板バネ13が取り付け固定されている。すなわち、板バネ13は、図10に示すように、下側部分に固定される平坦部13aと、この平坦部13aの上端に連接され板材12B(下側部分12Bc)側に突出するように湾曲した湾曲部13bとを有する。これにより、前記被係合部S1に係脱可能に係合された第1の側パネル4の上端部を、その板バネ13が、板材12B側に押し付け、車両走行時の振動によりパネルがガタつかないように構成されている。
【0027】
また、第1の側パネル4の下端部の外側面側には、第2の板バネ14が設けられている。第2の板バネは、図11に詳細を示すように、側パネル4に取付固定される上側平坦部14aと、上側平坦部14aの下端より下方に延びる断面S字形状の湾曲部14bとを有する。
【0028】
この床部材9の上端に、薄肉形状の下側被係合部9aが形成されている。この下側被係合部9aが、第2の板バネ14と第1の側パネル4との間に挿入されることで係合される。
【0029】
ここで、前記上側被係合部S1(取付金具12)に、第1の側パネル4の上端部(上側係合部)を係合させた係合関係を維持した状態で、取付金具12と上側係合部とは相対移動可能である。つまり、第1の側パネル4の上端部が取付金具12に差し込まれた係合関係を維持した状態で、第1の側パネル4を上方に押し上げることで、第1の側パネル4の下端部と板バネ14との間に、下側係合部9aが係合できるように構成されている。取付金具12は、そのような、第1の側パネル4の押し上げをできる程度の深さを有している。
【0030】
また、天井パネル2の水平部分2aの端縁部分には、別の取付金具15が、屋根骨組16(フレーム)に取付ビス17にて取付固定されている。この取付金具15は、図12に示すように、取付ビス17によって取り付けられる水平部15aと、その両側縁から鉛直下方に延びる2つの鉛直部15b,15cとを有し、外側に位置し板バネ18が取り付けられる鉛直部15cの方が内側に位置する鉛直部15bよりも長さが長くなっている。この板バネ18は、鉛直部15bに取り付けられる取付基部18aと、湾曲部18bとを有する。この取付金具15も、第2の側パネル5の上端部(上側係合部)が係脱可能に係合する上側被係合部として機能し、その板バネ18が、鉛直部15cに押し付け、車両走行時の振動によりパネル5がガタつかないように構成されている。
【0031】
また、前記取付金具15よりさらに前方側において、屋根骨組16に、傾斜式のドア閉じ機21を支持する支持部材22が垂下されている。この支持部材22は、上側部材22aと、下側部材22bとが連結され、それらの間には高さ調整ライナ23が介装されている。下側部分22bは、第2の側パネル5に予め先組みされている。前記ドア閉じ機21を介してドア3が開閉可能に取り付けられている。なお、ドア3の下部には係合凹部3aが形成され、床部上のレール部24にスライド移動可能に係合している。
【0032】
第1の妻パネル6は、上側パネル6Aと下側パネル6Bとに分割され、上側パネル6Aの下端縁部に、下側パネル6Bとの連結のための連結金具31が取り付けられている。連結金具31は、図13に示すように、上側パネル6Aの外側面に取り付けられる上側取付部31aと、この上側取付部31aの下端縁から内方に延びる中間部31bと、この中間部31bの先端縁より下方に延びる下側部31cとを有し、上側取付部31aに下方に延びるように板バネ32(前述した板バネ14と同一の形状)が取り付けられ、板バネ32と下側部31cとの間に、下側パネル6Bの上縁部を保持する構成となっている。上側パネル6Aには、点検蓋33が開閉可能に設けられている。なお、この下側パネル6Bは、便器(図示せず)が取付けられるために分割されているのであり、個室をトイレとして用いない場合には分割する必要はない。
【0033】
下側パネル6Bの下端部には、第2の板バネ14と同一の構成の板バネを用いた係合部が形成され、床部材9の上端の下側被係合部9aに係脱可能に係合される。
【0034】
側パネル4,5と妻パネル6,7とは、図14に示すように、取付金具41を介して取り付けられるが、その場合、側パネル4,5に取付金具41が取り付けられ、その取付金具41と妻パネル6,7との接合は、面ファスナー42a,42bを用いて行われる。
【0035】
前記鉄道車両の個室構造は、次のように構成することも可能である。
【0036】
(i)前記実施の形態においては、各種の取付金具や板バネを用いているが、それらを適宜組み合わせることができる。すなわち、下側被係合部と下側係合部又は前記上側被係合部と上側係合部を係合させた状態で、壁パネルの上下方向の移動により、前記上側被係合部と上側係合部又は前記下側被係合部と下側係合部とを係合可能であればよい。
【0037】
よって、天井パネル4及び床部側にそれぞれ、係合溝部からなる被係合部を設け、壁パネルの上端部を上側の係合溝部に係合させると共に上に押し上げ、その押し上げ状態で壁パネルの下端部を、下側の係合溝部に差し込んで係合させるようにすることもできる。
【0038】
(ii)図15に示すように、治具61内で天井パネル及び壁パネル(側パネル、妻パネル)を組立て、個室構造体1を治具61ごと車体(車両)内に搬入し、取り付けるようにすることもできる。このようにすれば、従来の樹脂製ユニットの場合と同様に、車両に取り付けることが可能になる。
【0039】
(iii)天井パネルに上側被係合部(例えば係合溝)を直接に設ける構成とすることも可能である。
【0040】
(iv)壁パネル間の隙間は、図9に示すようにゴム62を詰めたり、シール材63を充填したりしてよいのはもちろんであるが、そのまま隙間を残すようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0042】
(1)パネルを組み付けて構成しているので、個室の寸法の自由度を拡大し、客室割付けのバリエーションの拡大を図ることができる。
【0043】
(2)取付固定は床と天井骨組で行うので、従来からあった側内部骨組みや仕切り骨組が不要で、軽量化できる。
【0044】
(3)壁面をパネル化することにより設備品(例えば、戸閉め手段)取付けのアウトワーク化が可能となり、工程短縮、経費節減が図れる。
【0045】
(4)少量多種の生産に対応することができ、高価な成形型を必要としないので、コストダウンが図れる。
【0046】
(5)車両の取り付け工程・費用は、従来の樹脂製ユニットの場合と変わりなく、製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)はそれぞれ本発明に係る鉄道車両における個室構造の壁パネルを取り付ける手順の説明図である。
【図2】同構造に板バネを用いた場合の説明図である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ壁パネル間の接合の説明図である。
【図4】同構造の取付状態の説明図である。
【図5】ドアの取付状態の説明図である。
【図6】(a)(b)はそれぞれ本発明に係る鉄道車両の個室構造を、斜め後方向及び斜め前方向から見た斜視図である。
【図7】図6(a)のA−A線における断面図である。
【図8】図6(a)のB−B線における断面図である。
【図9】同水平断面図である。
【図10】天井パネルの下端部付近の説明図である。
【図11】側パネルの下端部付近の説明図である。
【図12】天井パネルの水平部分の端部付近の説明図である。
【図13】妻パネルを構成する上側パネルの下端部付近の説明図である。
【図14】側パネルと妻パネルとの接合部分の説明図である。
【図15】治具を用いた取付方法の説明図である。
【符号の説明】
1 個室構造体
2 天井パネル
3 ドア
4,5 側パネル
6,7 妻パネル
9 床部材
12,15 取付金具
14 板バネ
16 屋根骨組
21 ドア閉じ機
42a,42b 面ファスナー
51,52 被係合部

Claims (4)

  1. 天井面を構成する1枚の天井パネル及び周囲の4面を構成する4枚の壁パネルで、車内空間から区画された個室が構成される鉄道車両における個室構造において、
    前記天井パネルが、上側に位置する屋根骨組に取付固定されると共に、前記天井パネルの下面側に上側被係合部が、前記鉄道車両の床部に下側被係合部がそれぞれ形成され、
    前記各壁パネルの上下に、前記上側及び下側被係合部に上下方向の相対的移動により係脱可能に係合される上側及び下側係合部が形成され、
    前記上側及び下側被係合部はそれぞれ係合部差し込み用の溝部を有する取付金具であり、前記溝部の一方の内面に、前記各係合部を他方の内面側に付勢するバネ材が取り付けられ、
    前記下側被係合部と下側係合部又は前記上側被係合部と上側係合部を係合させた状態で、壁パネルの上下方向の移動により、前記上側被係合部と上側係合部又は前記下側被係合部と下側係合部とを係合可能であることを特徴とする鉄道車両における個室構造。
  2. 天井面を構成する1枚の天井パネル及び周囲の4面を構成する4枚の壁パネルで、車内空間から区画された個室が構成される鉄道車両における個室構造において、
    前記天井パネルが、上側に位置する屋根骨組に取付固定されると共に、前記天井パネルの下面側に上側被係合部が、鉄道車両の床部に下側被係合部がそれぞれ形成され、
    前記各壁パネルの上下に、前記上側及び下側被係合部に上下方向の相対的移動により係脱可能に係合される上側及び下側係合部が形成され、
    前記上側及び下側被係合部はそれぞれ突出部であり、前記上側及び下側係合部は、前記壁パネルにバネ材が取り付けられ前記バネ材と壁パネルとの間に前記突出部が挿入可能に構成され、
    前記下側被係合部と下側係合部又は前記上側被係合部と上側係合部を係合させた状態で、壁パネルの上下方向の移動により、前記上側被係合部と上側係合部又は前記下側被係合部と下側係合部とを係合可能であることを特徴とする鉄道車両における個室構造。
  3. 前記壁パネルは、車両前後方向に沿って設けられる側パネルと、車両左右方向に沿って設けられる妻パネルとからなり、側パネルと妻パネルとは、一方のパネルに固定された取付金具にテープ状の面ファスナーを用いて他方のパネルに結合される構成とされている請求項1又は2記載の鉄道車両における個室構造。
  4. 前記壁パネルにドア開口が設けられると共に戸閉め手段のベース板が取り付けられ、このベース板が、天井骨組に、上下方向に延びる支持ブラケットを介して支持されている請求項1〜のいずれかに記載の鉄道車両における個室構造。
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